きんちゃんのぷらっとドライブ＆写真撮影

神戸ゆかりの美術館・小松益喜の作品で神戸散歩に行ってきました

00_小松益喜の作品で神戸散歩 posted by (C)きんちゃん
神戸ゆかりの美術館でやっています。６月１６日（日）までです。
今年は小松益喜生誕１２０年。
～せっかくなのでヨーロッパにも！となっています。


00_小松益喜の作品で神戸散歩　リーフ01 posted by (C)きんちゃん
展覧会紹介のリーフ。
入館料：一般２００円、大学生と６５歳以上１５０円。高校生以下は無料。神戸市在住の６５歳以上の方は無料。
僕の場合、ＪＡＦ割引で１５０円でした。


00_小松益喜の作品で神戸散歩　リーフ02 posted by (C)きんちゃん
作品や各種イベントの紹介。


00_小松益喜年表 posted by (C)きんちゃん
１９０４（明治３７）年に高知県で生まれる。
１９２７（昭和２）年。２３歳。この頃プロレタリア美術同盟に入る。
１９３１（昭和６）年。２７歳。過労で病気になり、高知県に戻り静養。自然の昆虫、草木のスケッチをしだして回復。
１９３４（昭和９）年。３０歳。東京に戻る決心。東京に戻る途中で、神戸の街並みや異人館に魅せられ、制作を始める。
１９３４（昭和９）年。３０歳。神戸市灘区に定住。小磯良平との交流。
１９４３（昭和１８）年。３９歳。奈良県室生寺へ疎開。
１９４６（昭和２１）年。４２歳。室生寺から神戸に戻る。
１９５８（昭和３３）年。５４歳。第１回ヨーロッパ写生旅行。
１９６７（昭和４２）年。６３歳。兵庫県平和美術家協会代表となり、第１回兵庫県平和美術展に出展。
１９９６（平成８）年。９２歳。神戸市に作品４０１点を寄贈。
２００２（平成１４）年。９７歳。死去。


00_序章 posted by (C)きんちゃん
絵を描く以外に私のできることはなかった。
１９２５年に東京美術学校西洋画科に入学、和田英作の教室で学ぶことになります。美術学校在学中、小松は佐藤敬らと交友し、プロレタリア美術同盟に参加しました。卒業後は、マルクス主義の研究と絵を描くことに明け暮れ、また、機関誌『赤旗』の印刷の仕事にたずさわります。この仕事が多忙で緊張を伴うものであったため、病を得て記憶を失った小松は郷里の高知に戻ることを余儀なくされますが、自然の中でスケッチをしているうちに、次第に健康を取り戻し、画家としての生計を立てることを決意します。


01_電柱のある風景 posted by (C)きんちゃん
順次、作品を紹介します。
電柱のある風景。


03_古風な門・古風な家 posted by (C)きんちゃん
古風な門・古風な家


07_神戸税関踏切 posted by (C)きんちゃん
戦後の作品です。神戸税関踏切。


10_旗のある門 posted by (C)きんちゃん
ヨーロッパ写生旅行での作品。
旗のある門。小松は旗を入れた作品を好んでいたそうです。


12_トレドの街角にて (C)きんちゃん
トレドの街角にて。
街角の開けたところと狭い路地とをあわせもって描いています。


16_パリ　マリー橋 posted by (C)きんちゃん
パリ　マリー橋。


21_門兆鴻氏邸通用門 posted by (C)きんちゃん
門兆鴻氏邸通用門。
これは比較的有名な絵ですね。


23_北野小径（青い塀） posted by (C)きんちゃん
北野小径（青い塀）。
手前の塀にひびが入っているという細かいところまで描いています。


26_栄光教会とその周辺 posted by (C)きんちゃん
栄光教会とその周辺。
阪神・淡路大震災で倒壊する前の栄光教会です。歴史的遺産ですね。手前は兵庫県公館。


28_下谷上風景 posted by (C)きんちゃん
下谷上風景。
小松は神戸市の農村部も描いています。神戸市北区の箕谷や下谷上周辺です。

小松は、戦前はプロレタリア美術同盟に参加したり、「赤旗」の印刷に携わったり、戦後は兵庫県平和美術家協会設立にかかわっています。