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欠食や減食から生理不順に陥り、中には無生理になるという人も多くいます。私たちの体というのは、さながら小さな宇宙というべきもので、体内の動きは自然の周期にまかされています。月単位で決まって訪れる生理もその1つであり、更年期前の女性に欠かせない命の営みです。健康な女性であれば、ほぼ28日間を1つの周期として、再生期→増殖期→排卵→月経期を繰り返します。これはすべて脳と自律神経がコントロールしています。それだけに生理は微妙な面を持っていて、環境の変化や心配事などのちょっとした精神的動揺で乱れたりすることがあります。過労やストレスなども、生理不順の原因になります。生理があるということは、赤ちゃんが産めますよという大切なサインです。結婚前なら、生理が少しぐらいなら不順になってもと気楽に考えがちですが、それは大きな間違い。赤ちゃんを、ちゃんとお腹の中で育てる体を作るためには、正常な生理こそが望ましいのです。生理不順を繰り返したり、無生理が続くような体では、せっかく赤ちゃんを授かっても、子宮が萎縮してお腹の中で育てきれずに流産してしまうことも、充分ありうることです。さらに生理が止まるということは、卵巣から出ている女性ホルモンがストップすることを意味します。女性ホルモンは、血液中のカルシウム濃度を一定に保つ働きもしています。骨のカルシウム分が減り、スカスカでもろくなる病気に骨粗鬆症というのがあります。この病気は高年に達して、生理が止まって女性ホルモンが作られなくなった女性がなるものと思われがちですが、それは間違い。近頃では、若い女性にも、子どもにも多く見られます。若くとも自分の体力が衰えた人には現われ、年老いていても、「もう1人の自分」が元気な人には、現われないものなのです。ご飯&味噌汁♪
2009年08月01日
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老人性痴呆症と「もう1人の自分」の関係老人性痴呆症には、脳血管性のものと、アルツハイマー病の2種類があります。脳血管性のものは、原因がはっきりしています。つまり、脳の動脈硬化が引き金となっているのです。ということは、これを防ごうと思ったら、動脈硬化にならないように食事を改善すれば、予防の効果は大きいでしょう。厄介なのは、アルツハイマー病のほうです。いまだに原因が突き止められておらず、予防法はもちろん、有効な治療法も確立していないからです。このように謎の病気とされるアルツハイマー病ですが、患者の脳の中で起こっているいくつかの異常は明らかになっています。そのひとつは、アルツハイマー病では、脳の萎縮と、代謝の低下が進んでいるということです。アルツハイマー病で亡くなった人の脳を調べてみると、正常な人に比べ、非常に小さくて軽い脳になっているといいます。中には、正常の人の重さの60パーセントしかなかったという例もあります。そこで、脳の中の物質の変化を調べたところ、正常な人に比べて、脳を流れる血液の量や酸素の消費量、ブドウ糖の消費量のいずれも少なくなっていることが分かりました。このような脳に起こっている“異変”を、どのように見たらいいのか。まだ研究の段階なので、はっきりしたことはいえないようです。少なくとも予防しようと思ったら、脳を萎縮させたり、代謝の低下を招かないような食生活が大切であることは明瞭です。こう言ったら、分かりやすいかもしれません。私たちが、きちんとした食事を取らないでいると、「もう1人の自分」である脳は、生き延びるためにブドウ糖を必要として、自分の体のタンパク質を食べてしまうことは前に説明しました。そのときに、自分自身、つまり脳の細胞も食べていると考えたら、どうでしょう。もちろん食べると言っても、文字通り食べてしまうのではありません。酸素やブドウ糖の消費を抑えることで、正常に機能しなくなってしまう。そのことを“食べた”と言っているのです。脳と「もう1人の自分」が好きなものは何か、嫌がるものは何かを見極め、しっかりと選別していかなければ、年を取ってから、思いもよらない事態を招いてしまうかもしれません。
2009年08月01日
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成人病の根本原因がどの病気も高たんぱく、高脂肪、エネルギー不足に起因している以上、それに対応する食事療法も鈴木式(SONOKO式)は効果絶大です。三原則1.ご飯をたっぷり食べる2.脂肪、タンパク質は極力控える3.海藻、小魚、煮野菜を食べるしかありません。ただし、病気の成立ちや特徴によって、三大原則を踏まえたうえで、さらに押さえるポイントが多少違います。また、従来常識とされてきた食事療法についても、糖尿病の場合と同様で、そのほとんどが表面的で根拠のないものです。血管に付着する脂肪数の燃えカスが元凶動脈硬化の最大の原因は、これはもう脂肪の摂りすぎです。人間の血液中に含まれているエネルギー源には、脂肪酸とブドウ糖があります。健康な体を保つためには、脂肪酸をなるべく少なく、ブドウ糖はたっぷりあることが望ましいのです。それが脂肪を食べ過ぎることで、血液中の脂肪酸濃度は当然高くなり、またコレステロールも溜まります。脂肪酸がエネルギー源として燃焼すると、酸化脂質という一種の燃えカスが発生します。この燃えカスとコレステロールがちょうど石灰が沈着して厚く積もるように、徐々に血管壁に付着していきます。すると血管は硬くなって弾力性を失い、血管内も詰まって細くなってしまうのです。これが動脈硬化です。ちょうど、ドブの溝の周りに、ドロドロした汚いものがいっぱいくっついているのと同じことです。脂肪を摂りすぎると、血管の中がまるでドブのように汚くなってしまう、この事実をしっかり覚えておいてほしいと思います。ところで、先ほど血管に付着し、血管壁を固くした酸化脂質、これがたいへんな問題児で、血液の流れによって一部がはがれたりもします。ちょうど水道管の中にボロボロになってはがれた鉄サビが浮遊しているのと同じ感じで、その酸化脂質は、たいていまたどこかに、ペタッと貼りつきます。しかし、動脈硬化の場合など、とくに血液が順調に流れにくくなったりすると、毛細血管部分に“鉄サビ”が詰まってしまい、そこから先に血液が行かなくなる。これがいわゆる血栓です。それが脳にできた場合は、それが脳血栓となるのです。したがって動脈硬化・脳血栓の予防・治療には、血液の浄化、すなわち“どぶ掃除”が問題となります。つまり、脂肪分がエネルギーとして燃焼にまわらずにすむよう、血管中に脂肪酸が入り込む必要がないように、ここでもまた、充分にブドウ糖を補給することが急務なのです。
2009年02月18日
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脳卒中と心臓病の原因は同じ成人病という病気は、昔からあったわけではありません。この言葉が使われるようになったのは、日本人が高度成長期に入った昭和30年代ごろからで、生活が豊になり、食べ物がせいたくになってからです。そもそも成人病は、ひとつの病気のことではなく、成人になる前後から徐々に下地が作られ、中高年以降に多く見つかる病気の総称です。最近では、子どもの時にすでに、“予備軍”となり、成人になる以前に発病するケースもあり、成人病の低年齢化が心配されています。成人病の中でも、三大疾患として恐れられているのが、ガン、心臓病、脳卒中で日本人の死亡原因のトップ3です。このうち心臓病と脳卒中は、明らかな、共通性を持っています。つまり、発病のカラクリは一緒なのです。心臓病と一口で言いますが、1つの病気ではありません。いろいろな種類がありますが、“心臓の成人病”といわれているのは虚血性疾患(きょけつせいしっかん)と呼ばれる病気で、心筋梗塞や狭心症がこれに含まれます。脳卒中にもいろいろあり、昔は脳出血が多かったのですが、このところ、減少しており、代わって増えているのが脳梗塞です。虚血性疾患にしても脳卒中にしても、心臓の臓器そのものが障害を起こしたり、脳そのものがおかしくなるわけではありません。どちらも、心臓や脳につながる血管の傷みが原因であり、高血圧や動脈硬化がその引き金となって起こる病気です。肥満や糖尿病、痛風、肝疾患などの病気とも、密接に関係しあっています。このように1つの病気に終わらず、いくつもの合併症を伴うのが、成人病の特徴でもあります。脳の血管が詰まったり、破壊したりすれば、血液は脳に行かなくなり、私たちの体が大切なコントロールタワーを失うことは明らかでしょう。心臓も同じです。虚血とは読んで字のごとく、血管の中の血液がカラになること。血栓や動脈硬化で血管が塞がってしまえば、心臓に血液は行かなくなり、心臓は死んでしまいます。血管の老化は何によって起きるのか?血管が傷むいちばんの原因は、脂肪やタンパク質に片寄った食事です。脂肪を取りすぎれば、コレステロールが増え、血管の壁にくっついて血管にダメージを与えます。また、エネルギー源を脂肪に頼っている人は、血中脂肪酸の量が多くなり、しかも、動脈硬化の原因となる過酸化脂質をより多く生み出します。こうなってくるともう悪循環です。そのうえ、悪いことに、余分なコレステロールや脂質が血中に入っても、代謝が活発であれば排除する力も備わっていますが、不活発なことが多いのです。エネルギー源も最もノーマルな糖質で取っていないため、自律神経は乱れ、代謝も活発ではなくなっているからです。タンパク質の取りすぎも、体によいわけがありません。日本では昭和30年代後半から「タンパク質が足りないよ」と大宣伝されたおかげで、「タンパク質はたくさん取ったほうがいい」という“タンパク質神話”がいまだに根強く残っています。しかし、タンパク質の取りすぎが有害な窒素化合物を生み出し、肝臓や腎臓の働きを脅かすことは、すでに説明したとおりです。高タンパク質食品といえば、肉・魚・牛乳・卵といったものが挙げられますが、こうした食品は同時に高脂肪食でもあるのです。タンパク質の取りすぎで肝疾患、腎疾患を引き起こすということは、同時に、脂肪の取りすぎによる動脈硬化にもつながっていることを、知るべきでしょう。食べ方の基本・主食であるご飯をしっかり食べる。・添加物や農薬入りの食品を極力取らないようにする。・食べ物は“エサ”であると認識する。・おかずの取りすぎを避け、一汁一菜を基本とした粗食に徹する。・1日3食を規則正しく食べる。
2009年01月08日
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高血圧の原因は、食塩の摂りすぎ、カロリーオーバーによる肥満であるとされています。もちろん、やせていて高血圧の人もいれば、太っていて低血圧の人もいるわけですが、高脂肪、高タンパクの高カロリー食が、血管を細め、腎臓の負担を増して、高血圧につながることは確かです。また1部には、タンパク質の不足を原因とする珍説までありますが、現代人の食事でタンパク質の不足をきたすことなど、絶対にないと言えますから、これは問題外。ある本では高血圧者の食事のポイントとして、西洋料理や中国料理を取り入れることを薦めています。その根拠は、油や香辛料を多く使うので塩分が少なくてもおいしく食べられるというものです。一方でカロリーオーバーを戒めておきながら、なぜこんな論理が生まれてくるのでしょう。また西洋料理や中国料理なら塩分が少なくてすむというのは、まったくのデタラメ。料理を作ったことのある人ならすぐわかるはずです。油で塩けを消されるから、舌が錯覚を起こすだけで、実は大変な高塩分食品なのです。このように、在来の食事療法の中には、まったく無責任なものがずいぶん出回っています。充分に注意しなくてはなりません。では、SONOKO式食事による高血圧の食事療法はどうすべきかというと、たとえば次のような三食の献立を挙げることができます。ご飯を二杯(一杯120グラム)、海藻入りの味噌汁(塩分は1グラムに)、焼き海苔。おにぎり三個(1個80グラム)、中身は何でもよく、少量、そしてのり、ゴマを降りかける。ただし塩は振らない。他にキノコ類か海藻を使った薄味のものを1品、小鉢に。ご飯二杯、肉、魚、卵、豆腐のいずれか一品(60グラム程度を目安にし、できるだけ脂の少ないものを選ぶ。また毎日同じものは摂らない)。あと煮野菜を一品。ここで一つ、血圧降下剤の危険について触れておきたいと思います。血圧降下剤というのは、末端の毛細血管を広げると同時に、1度に送り出す血液の量を少なくして血液の流れをゆっくりさせ、その結果として、血圧を下げようとするものです。ところが、血液の流れがゆるやかだと、血液中に浮遊している酸化脂肪が詰まりやすくなり、血栓の遠因となります。血圧降下剤を飲んでる人に、脳血栓で死ぬケースが多いというのは、この理由によるのです。よく「高血圧だけど、血圧降下剤があるから大丈夫」などと言っている人も見かけますが、とんでもない。体の本来の働きに逆らって血圧を下げてみたところで、他にトラブルが生じてきて当たりまえなのです。つまりは、代謝機能を著しく低下させますから、朝起きにくく、昼うとうと、夜は熟睡できない。つまり日がな一日、眠たい感じに悩ませられるのが、血圧降下剤常習者の常なのです。
2008年08月30日
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ダイエットを始める前(2ヶ月半前)までは血圧は上が130~140位ありました。その時の食生活は不規則で食べたり、食べなかったり、食べるものはというと、ジャンクフードやラーメンなど油っぽいものや添加物たっぷりのものばかり。それがSONOKO式ダイエットを知り100%ではありませんが実行してから3週間ほどで血圧が100まで下がっていました。別に血圧のことなんて意識してなかったのですがダイエット目的で始めたSONOKO式はムチ打ちの後遺症からくるかなりひどい頭痛・肩、首の凝り体のだるさ、疲労感などから解消されおまけに美肌効果もかなり体調がよくなり嬉しいです私が実行したこととは1日3食・毎食ご飯・毎食板のり1枚・黒酢を1日蓋1杯程度・水を1.5リットル~2リットル毎食ご飯にすることで、かなり油脂や塩分が抑えられたと思います。基本は1汁1菜なのでおかず(副食)は1品のほうが塩分も抑えられるし、添加物の摂取も少なく済むのですがこれはなかなか守ることがむずかしかったので2.3品食べたとしても自分なりに量を少なくしたりと工夫していました。あとは油を使った料理をなるべく食べないようにしましたが自分の大好きなインドカレー(100%自然食)を食べたり外食(ご飯中心)したりと、けっこうアバウトでしたが(おかげで全然ストレスなし)基礎体温は35度代から今日、計ったら36.4度とほぼ正常になっていたので痩せにくく、太りやすい体質からだいぶ代謝が良くなってきたように思います。無理なダイエットなどで基礎代謝が下がりちょっと食べただけでも太っていたのがストップしました。今までずいぶん自分の体をいじめてきたので(食べないダイエット・飲酒・高タンパク、高脂肪の摂取、添加物だらけの食生活など)停滞期が長く、なかなか体重減までにはいきませんが確実に体の中の修復はよくなってきていると実感してます。SONOKO式を100%実行したらたぶん今頃はもっと痩せていたとは思いますが自分で無理のないように続けることに意味があると思いますので時間が掛かっても半年後、1年後には確実に変化があると思ってるのでがんばりたいと思います。
2008年08月17日
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高血圧とは?よくいわれるのは、「高血圧の原因は塩分の取りすぎ。 だから、塩分の過剰摂取につながるご飯中心の食生活はいけない」というのです。これはおかしな話です。そもそも高血圧の原因は 、塩分のとりすぎといった、そんな単純なことではありません。塩分は高血圧の原因のひとつであっても、全部ではありません。問題なのはむしろ、「昔ながらの食事は高血圧の因」という宣伝に乗せられて、高タンパク・高脂肪に走った現代の食事の構造にあるのです。なるほど40年以上前であれば、漬け物、塩蔵品をたくさん取る食事が、高血圧の主原因だったでしょう。昔は、食事の時も、漬け物、お茶の時も漬け物です。自分の家で漬けた漬け物は、お客様のもてなしでもあったのですから。東北地方では、丼で漬け物を出すところもありました。ところが高血圧と塩分との関係が取沙汰されるようになると、一転して漬け物は悪者扱いされるようになり、塩辛いおかずに相性がいいご飯までが目の仇にされるようになったのです。肉や油脂類、牛乳などを積極的に取る食事がよしとされ、ビタミン、ミネラルをたくさんと取ることも奨励されました。その結果いまや塩分の取りすぎどころか、脂肪やタンパク質の取りすぎ、ビタミン、ミネラルの取りすぎで、体の中はパンパンに膨らんでしまいました。特に血液の中は、悪玉のコレステロールや脂肪の燃えカス(酸化脂質)でいっぱいです。肝臓にも、処理しきれなくなった栄養素が滞留し、腎臓は、タンパク質のカスである各種の窒素化合物を排泄できないでいます。これらも高血圧を生み出す大きな原因の1つです。また世の中には塩分を控えた食品が大流行ですが、塩分控えめの食品については、じつは大きな問題があります。塩分を抑えようとすると、保存性が悪くなります。そのために、保存料や酸化防止剤、防カビ剤などの添加物を大量に使うことになります。添加物の問題については、私たちの体に大きなストレスを与えています。これでは塩分を減らした意味がありません。その点、塩や砂糖は安全な保存料なのです。問題は量です。お味噌汁の話をしましょう。鈴木その子が東北地方に講演会で出かけた時の話です。お味噌やお漬け物のせいで高血圧が多いといわれた東北では、今や減塩、薄味の食べ物ばかりです。鈴木その子には、保存料のせいで、どうにも食べられないものが多かったそうですがある時、珍しく保存料の入っていない、美味しいお味噌汁が出たそうです。ちゅうどその時は、高血圧の方とご一緒していました。その方は、ご家庭では塩分控えめな食事をなさっているので、そのお味噌汁が辛くて仕方がないとおっしゃいます。そこで彼は、お店の人にお湯をもらい、お味噌汁を薄めます。「これでちょうどいい」そういってきれいに召し上がってしまいました。1杯の辛いお味噌汁に、仮に塩が1.8グラム入っていたとしましょう。その方のようにお湯で薄め、辛くなくなったお味噌汁には、では、何グラムの塩が入っているでしょうか。もう、お分かりでしょう。問題は味ではなく、量なのです。塩辛いものを少し取って美味しく食事する方が、薄味の副食、しかも保存料のたっぷり入ったおかずをたくさん食べる食事よりも、健康にはよいのです。
2008年08月17日
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