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みなさん、こんにちは。うららかな春ですねー↑先日まいたレタスの芽が出てきました。去年は芽もほとんど出なかったわけなので、やっぱり土が良くなってきてるのは間違いありません。種が芽吹くって、希望そのものです!!芽を見てると、うれしくって顔がにやけてしまいます。↑そして、そして、大根とルッコラの花が今年も花盛りですよ!神奈川の畑も庭の畑も両方で大変なことになっています。こちらはまた種取りして、アムリターラのほうでみなさんにプレゼント出来そうです。大根は3代目かな。ルッコラはもう6代目とか7代目の勝田家の自家採種です。ベクレルフリーの土で出来た種なんで、ご安心ください。↑さて、先週金曜日コスメキッチン代官山10周年&店舗のリニューアル記念で、朝活セミナーを1時間半やらせて頂きました。セミナーは「錆びないエイジングケア」がテーマでした。人数が30名様でコスメキッチンのお客様優先ということだったので、ブログでも告知していなかったのですが、宮城からわざわざ来て下さった方もいて感激でした(>_
2014年04月27日
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みなさん、こんにちは。今発売中の雑誌「GINZA」で酵素と水素の特集をやるということで、取材を受けました。最終どうなったかは詳しく知らないんですが、かなり広範囲に回答させて頂きましたので、記事に反映されていると思います。よかったら読んでみて下さいね。しかし「GINZA」のようなファッション誌でこんな特集が組まれる日が来るとは!本当に世の中変わりましたね。編集の方もしみじみされていました。私が「酵素」を意識する生活を送るようになったのは、今からちょうど8年前です、2006年の4月から。このブログを始めたのが2005年の11月だから、ブログ始めて半年くらいの時です。そこから夫にも話して実践しはじめてから、すぐに二人とも酵素のすごさを強烈に実感して確信になり、持続し続けて気が付けば8年も経過していました。きっかけは、カイロプラクターとして恵比寿アンチエイジングクリニック(現在は閉院)に週一で施術を担当することになり、そこで栄養士の伊達裕美先生と共に勤務し、同じカルテを共有して患者さんの施術にあたる中で、カルテにある先生の指導に「朝にフルーツを」というのがとても多いことが気になり始めて。何でなんだろうとクリニックにある先生の本を読んでみると「生の果物や野菜には酵素が含まれている」の文字が。先生のその本には、そこまで酵素のことが詳しく書かれているわけじゃなかったんですが、なぜだかその一行に、雷に打たれたような衝撃を受けたことを覚えています(笑)そこから酵素についていろいろ本をあさりはじめて。ハウエル博士や、ナチュラルハイジーン、鶴見先生の本に出会うのに、そんなに時間はかかりませんでした。そして1か月もたたないくらいに鶴見先生のクリニックに押しかけて、そこから弟子入りしまして。伊達先生の紹介でその後通信教育も受けたりして、自分でも驚くくらいはまって行ったんですよね。もちろん、その時はもう相当アンチエイジングの鬼だったわけで、ある程度の方法論が自分の中にあったのですが、酵素に出会って補完されたと言うか、合点がいったと言いますか、本当によかったなと思います。酵素より数年前に、Drペリコーンの影響で糖化についてはすでに意識していて、抗糖化を心がける毎日でした。その他抗酸化物質を摂ることや、そもそも活性酸素を出来る限り発生させない生活を送りたいと思っていました。酵素は、糖化にも抗酸化にも関連するので、酵素を意識し出してから、抗糖化も抗酸化もすべて繋がって三つ巴で実践できるので、非常に楽にもなりました。私は流行りの健康法にはあまり興味がありません。そう言うと「えーーー!」って思われるかもしれませんが。酵素は確かに、ローフードとしてNYで流行した食事法かもしれませんが、私は実践し始めてしばらくは、そのことをあまり知りませんでした。私の琴線にふれたのは、以下のような事実です。●野生動物はそもそも加熱調理をしないので、酵素が含まれたものしか食べていないということと、彼らには現代人のような生活習慣病が存在しないこと。●生の食べ物を食べている野生のネズミに比べ、熱で加工されたエサを食べている実験室のネズミは、膵臓の重さが3倍も重いこと。これは酵素のないエサを食べているせいで、膵臓がフル稼働して消化酵素を分泌しているからだと言われています。また、1920年にフランスで行われた実験。900匹の猫をAとB2つに分け、エサを変えて10年間観察し以下のような結果になったそうです。A 非加熱の生牛肉と生牛乳B 加熱した牛肉と低温殺菌した牛乳Aは何世代にもわたり元気で健康Bは心臓病、腎臓病、甲状腺の病気、歯槽膿漏など人間と同じ病気が出て、二代目は死産や持病を持つ猫が生まれるようになり、三代目のメスに不妊症が出現したそうです。もう1つは、ロシアのアブハズ、エクアドルのヴィルカバンバ、パキスタンのフンザという、健康長寿の100歳以上のスーパーアンチエイジジング老人が多い3つの地域の食生活に共通するのが・・・・その季節の旬の多くの新鮮な生野菜と少しの加熱野菜を食べ、豆やナッツを食べ肉は少なめで、精製していない穀物を食べ、白砂糖を摂らず発酵食品を食べるという食生活であることです。どんな流行りの健康法より、どんなスーパーモデルの健康法より、こうした歴史ある長寿地域の食習慣や、野生動物の姿などが参考になります。生のものを食べているからって、冷え性だと言う野生動物も、体が冷えると言う3地域のスーパー長寿者もいないようです。もう1つ決定的だったのは、やっぱり鶴見隆史先生ですね。もうかなり長く、酵素を摂りいれた食事指導で難病の患者さんを診てこられて、私も数年親しくさせて頂いている中で、多くの「元患者さん」たちにお会いしました。あまり詳しくは書けませんが、現代の西洋医学では見放されたような状況の方が完治されていることや、快方に向かわれていることに、かなりの衝撃を受けました。一番身近なところでは、うちの夫ですね。酵素生活8年。30すぎて、体重がかなり増えてきていたのが、最初の3か月で自然に5kgくらい落ち、結局トータルで8kgくらいは落ちたと思います。便秘気味だったのに、すっかり解消。冷え性で冬には手がしもやけになっていたのに、まったくならなくなりました。35の時より44歳の今の方が顔やお腹まわりがかなりすっきりし、体調も絶好調になりました。夫の場合は、酵素生活にプラスして、白砂糖系のものを完全にやめたことも大きいと思います。私は酵素生活を意識する前から、生野菜は大好きで食べていましたが、意識するようなってからは量がかなり増えたと思います。さて、最近酵素のことをあんまり書いていないので、あらためてちょっとこれまで書いてないことも含めて書いてみたいと思います。酵素ってどんな姿をしてるんでしょう?実は、こんなんです。これはたんぱく質分解酵素のトリプシンの構造。1つ1つ違うので同じじゃないですが、こんなような形をしてるのが酵素です。結構衝撃的でしょ?構造としてはミネラルの周りにタンパク質が巻き付いたもので、中心になるミネラルの種類や、タンパク質の巻き付き方によって、様々な種類があります。今発見されている酵素は約3000種くらいです。よく混同しやすいんですが、酵母は生き物ですが、酵素は生き物ではありません。ただ、酵母はたくさんの酵素を作り出すことが出来ます。酵素ってどのくらいの大きさかご存知ですか?なんと5~20ナノメートルです。ファンデーションや日焼け止めに使用されるナノ粒子と同じくらいの大きさですね。酵素は食べたものを消化吸収するばかりでなく、息をしたり、筋肉を動かしたりと、一切の生命活動に関与しています。もし、酵素の働きがなければ、人間も動物も生きることはできません。酵素は生命活動の主役であり源です。消化、吸収、循環などの新陳代謝や、細胞修復、毒素排泄、活性酸素を無害化するなどの自然治癒力にも大きな働きをしています。酵素はたんぱく質とミネラルを材料に人間の体内でも作られています。酵素は、体内のあらゆる生命活動を仲介する「触媒」で、だいたい20歳から25歳くらいの間に、酵素を生産する能力は衰え始め、40歳で急激に衰えて、70歳では細々とした生産量になっているといわれています。アメリカの研究で若者の唾液中の酵素と69歳以上の老人の唾液中の酵素は30倍も活性が弱かったという結果が出来てます。150年分くらいの酵素は作られるそうですが、若いうちから酵素を無駄使いすると、どんどん減ってしまうという説もあります。食べ過ぎ、加熱食過多、胃腸に負担のかかる食事(肉料理・揚げ物)、白砂糖摂取、添加物摂取、夜更かし、喫煙、過剰な飲酒、睡眠不足、ストレス、食べてすぐ寝る、朝食で過食すること(朝は酵素がまだ不活発)などが酵素を無駄使いする生活習慣です。酵素は体内のどこで作られているのでしょうか?実は体の中の100兆の細胞の中で、それぞれ作られています。細胞の中の核にあるDNAがどの酵素を作るかと言う青写真を作り、遺伝子が酵素を作ります。消化酵素も胃や、すい臓や腸の細胞内で「前駆物質」のような不活性の形で作られ、必要に応じて活性化します。さて、酵素は主にいつ作られているでしょうか?なんと睡眠中です。睡眠がしっかりとれないと、酵素も十分作られません。ガビーン!\(~o~)/酵素には鍵と鍵穴のように特定の形をした穴があり、すべて形が違いこの穴にちょうどはまる物質としか仕事をしません。そして酵素は仕事を繰り返しているうちに、この穴が潰れてきて仕事が出来なくなり、役割を終えた酵素は代謝されて、あるものは排泄され、あるものは分解されてアミノ酸になって、また体内で利用されます。酵素の耐久性は短いもので数時間、長くても数十日だそうです。酵素は体内で作られる以外に、新鮮な生の食べ物にも含まれています。生野菜、果物、生魚など。また味噌、納豆、糠漬などの発酵食品にも、微生物の働きにより酵素が豊富に含まれています。酵素は加熱で変性して働かなくなり、48度で2時間で死活、50度では20分、53度では2分で死活します。そのため加熱したとしても48度以下の短時間の加熱が望ましいです。加熱調理するとほとんどこれを超えてしまいますが、ローフード(生食)や発酵食品だと酵素を外から摂りこめます。発酵とは食品に含まれる糖質、たんぱく質などが乳酸菌や酵母菌、麹菌などの微生物が作り出す酵素によって分解されて変化することです。発酵することで食品のうま味も増しますし、微生物が新しい栄養成分を作り出し、酵素も爆発的に増えています。動物も植物もみな体内で酵素を作っていますが、普通は自分に必要な酵素しか作りません。ところが麹菌や酵母菌などの微生物は、自分が必要とする何百倍もの酵素を作ってくれるすごい存在です!例えば麹菌はでんぷんを分解するアミラーゼ、たんぱく質を分解するプロテアーゼ、脂肪を分解するリパーゼ、タンニンを分解するタンナーゼ、繊維を分解するセルラーゼまで作っちゃいます!だから生味噌ディップで野菜を食べるのがが好きなんですよねー!!!朝にフルーツ、食事の最初にたっぷりの生野菜、そして発酵食品を取り入れて・・手軽な酵素生活、ぜひ続けてみて下さい!!!
2014年04月21日
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みなさん、こんにちは。福岡のコスメのほうの畑の様子です。春だー!育てて2年になるホワイトローズマリーが、いよいよ収穫。エキスの抽出に入ります。世界最古の香水兼美容液の主成分はローズマリーです。14世紀のハンガリーの王妃エリザベートは老齢もあって体調不良でした。リウマチと言う説や痛風と言う説もあります。そんなエリザベートのために、イタリアの修道院からローズマリーで作ったハンガリーウォーターが贈られました。このウォーターにはローズマリーの他ローズウォーターも含まれていたそうです。これを愛用するうちにすっかり病気も癒えて、更には若さまで取り戻し、70歳を越えているのに隣国の20歳のポーランドの王から求愛されたという、すごいアンチエイジングな伝説を持ちます(笑)ローズマリーには「カルノシン酸」という成分が含まれていますが、これはかなり強力な抗酸化物質で、光老化の原因となる紫外線UV-Aから皮膚を保護する作用があります。カルノシン酸、カルノソール、ロスマールなどのローズマリーの葉に含まれる成分は、脂質の過酸化を抑制することが分かり、酸化から生体組織を保護する働きがあることが分かりました。論文http://ci.nii.ac.jp/naid/110007408539このカルノシン酸には、脳の神経細胞が細胞死するのを防ぐ効果もあることを、岩手大など日米合同研究チームが突き止め、2007年10月に発表してます。このカルノシン酸が一番多いのが、ローズマリーの中でも白い印象的な花を咲かせるこのホワイトローズマリーだと聞いて、2年前に福岡の農園で栽培を始めたんです。これを使用してコスメを作るのが楽しみ♪オーガニックコスメの開発をするようになって、今年でもう8年くらい経ちます。私はナチュラルアンチエイジングおたくなので、肌を老化させる一重項酸素などの活性酸素や、過酸化脂質などを出来るだけ抑えたいという思いがありました。そもそも肌老化を早める過剰な活性酸素を極力発生させないようにしようと思っていたので、化学物質やナノ粒子なんかを顔にのせるのが嫌でした。さらに肌のバリアが薄くなると、いろいろなものが刺激となってしまい、それによってまた活性酸素が発生するし、角質層の水分も蒸発してしまうので乾燥肌を作り上げます。肌バリアが破壊されてたり乾燥していると、紫外線に対しての防御力もかなり落ちます。日常的な紫外線による光老化が、一番肌の老化の進めてしまうので要注意です。だから肌バリアをこわす合成界面活性剤が入っていないものがいいなって。そのため、皮脂に含まれるリン脂質(レシチン)で乳化したコスメを作ろうっていうのが始まりだったんです。そしてバリアを壊す心配がないのはあたりまえで、さらに植物が持つポリフェノールなどの植物由来の有効成分で抗酸化していくことにすごく興味を持つようになったんです。食べるものでは、元々こうした抗酸化物質が体に良いのはわかっていたんですけど、肌に付けても威力を発揮してくれるものが多いんです。抗酸化物質は、わずか0.02mmの角質層にあるだけでも、肌を活性酸素や酸化から守ります。21~58歳の女性66名の見た目の肌の美しさと、角質層の中の酵素活性との関係を比較した実験データを見てみると、美しい肌ほど活性酸素を無害化する酵素活性が高い結果になっていました。これをいかにサポート出来るかが、化粧品の役割かなって思いますね。だから私は無理に成分をナノ化して真皮にまで浸透させようとかいうことにはあまり興味がありません。真皮に行くほどの微粒子ともなると、血中にまで行く可能性があります。食べて腸から血中に行くなら、ちゃんと消化されているので問題ありませんが、腸を通らず成分が血中に行くことは本当はとても慎重に考えるべきこと。そこに中途半端な大きさのたんぱく質があれば、茶のなんとか石鹸のように知らないうちにアレルギーとなっていることもあるわけです。腸なら消化酵素でたんぱく質を分解してアミノ酸に出来ますが、皮膚にはそんな機能はありません。だから経皮毒は出口のない毒とも呼ばれているのです。ナノでなくても、しっかり「質」を吟味して、中途半端な大きさのたんぱく質が残留してないか、有害な化学物質などが含まれないか、残留農薬がないかなどは大事なことだと思っています。こういうことをクリアしたオーガニックの成分は、もちろん口に入れてもいいし、同時に肌に付けてもいいというものが多いです。こういうものは真皮にいってもいいし、そこまで行かずに角質層にとどまっていても十分力を発揮してくれます。さて、抗酸化力の高い成分を肌につけることにはどんな意味があるのでしょうか?私たちの体内では毎日酸化と言う現象が起きていますが、これは肌の上でも起きています。お肌の上で起きる酸化で大きいもものとしてはこの2つなのかなと思います。●皮脂や細胞間脂質の酸化●紫外線による活性酸素による酸化お肌の一番上には皮脂膜という天然のクリームがあります。これは私たちが出す皮脂と汗で出来ています。この皮脂膜こそがオーダーメイド最高のクリームです。そしてその下の角質層にはセラミドなどの細胞間脂質があり、肌のうるおいを保ってくれています。ただこの皮脂膜も細胞間脂質も油で出来ていますので、これが酸素と結びついて酸化してしまうと、過酸化脂質という酸化した物質に変化してしまい、過酸化脂質は黒っぽい色をしているので、くすみの原因になります。過酸化脂質は肌に刺激を与えますので、皮膚を守ろうとしてメラニン色素を作ることもあるし、活性酸素を発生させることもあります。もう1つは紫外線にあたることです。これにより一重項酸素という活性酸素が皮膚で発生するのですが、これは真皮のコラーゲンやエラスチンを傷つけたり、ひどい場合は皮膚のDNAを傷つけ、シワやたるみ原因となります。これら酸化をいかに防ぐかっていうのは、肌のアンチエイジングにとって、かなり大切だと思っています。そのためには抗酸化物質を食べるだけでなく、肌に付けるということもすごく有効です。人間にとって過剰な紫外線は有害ですが、それは植物にとっても同じこと。しかし人間は室内などに移動出来ますが、植物は逃げることが出来ません。だから体内でポリフェノールやカロテノイド、ビタミンEなどの抗酸化物質を作って防御しているわけです。昔、玉ねぎの皮で日焼け止めを作ったことがありました。植物の抗酸化物質を肌にまとうというのは、玉ねぎの皮を肌にまとうイメージです。ま、イメージと言うか、実際玉ねぎの皮の成分をまとっていたわけなんですけど(^_^;)玉ねぎって外の皮は茶色いけど、中は白いですよね。あれはケルセチンというポリフェノールが中の白い組織を守っているからです。ケルセチンは紫外線吸収スペクトルがUV-A、UV-Bの波長に重なるので、高い紫外線防御作用があります。ケルセチンはビタミンCの約3倍の抗酸化力がありますので、ケルセチンの多いものを肌につけるとお肌で発生する酸化、活性酸素などを消去してくれます。今現在は玉ねぎの皮のケルセチンはかなり色が濃いので、ビルベリーの葉で日焼け止めを作っています。私が使用してるビルベリーの葉はケルセチンもたっぷりで、他にもカテキンなどの抗酸化物質をたくさん含みます。抗酸化能力を示すORAC値が、なんと32000μmol/gというすごい成分です。植物のポリフェノールなどの天然物は、これまで紫外線を防御することは分かっていましたが、その威力は短期決戦のSPF検査の数値では出にくいと言われてきました。こういう検査は、2時間後や24時間後などの短期間での肌の見た目の赤みや黒さを分析しているだけで、これが長期的に肌にとってどうかという検査ではありません。ポリフェノールはどちらかというと、紫外線でいったん赤みが出ても、そのことによる肌ダメージの方を緩和し、活性酸素を防いで光老化を抑制したり、シミになるのを防いだりすることに威力があるのです。ところが、この短期の検査ですらSPF10、PA+が出たので、作った工場の方に検査結果を伝えると、本当に驚いていました。要するに、抗酸化力があまりに高いので、即効性があったということです。もう1つ、注目のポリフェノールはプロアントシアニジンです。ぶどう、緑茶、松樹皮、クランベリーに多いんですが、カテキンがいくつか結合した構造をしているので、かなり強い抗酸化作用を持ってます。全種類の活性酸素の中和だけでなく、酸化酵素阻害作用も合わせ持っています。プロアントシアニジンは、ビタミンCの20倍、ビタミンEの40倍の抗酸化力があります。これの多い植物のORAC値では、8974μmolTE/gというものも見られます。プロアントシアニジンが果物の中で一番多く含まれているのがクランベリー。クランベリーを乾燥して粉末にするとかわいいピンク色のお粉になるので、これでシミが一番出来やすい頬骨部分につける用途がある「チーク」を作ったら最高だなって思って去年作りました。このチークも、酸化チタンや酸化亜鉛を使用していないのに、SPF7、PA+が出ました。サンスクリーンもチークもなんですが、PA+が出ていることに注目なんですよね。普通SPF7~10くらいのものに、検査でPAが出るってなかなか難しいとされています。UV-Aのほうが波長が長い光なのでこれを防御するってなかなかハードルが高いんです。UV-Aを照射して、2時間後に肌の黒さがどうかっ?ていう検査ですから、SPFより更なる短期検査です。この検査で乱反射剤や吸収剤を使用してなくて結果を出すって言うのは、やっぱりポリフェノールの威力かなと思っています。UV-Aは地上の紫外線の95%を占めています。波長が長いので、真皮にまで到達してコラーゲンやエラスチンを変性させたり、皮膚細胞のDNAを傷つけることもあります。これにより、肌のハリが弱まり、シワになりやすくなります。UV-Aは5月、6月は真夏と同じくらいの量が降り注いでいますし、冬でも夏の半分の量が降り注いでいます。窓ガラスも雲も通り抜けるから、長期的に見るとこれが一番の大問題。だからといって、PA+++くらいのサンスクリーンって、100nm以下のナノ粒子を使用しないとまず出来ません。これはこれで、ナノの危険性は100歩譲ったとしても、酸化チタンのナノ粒子自体が活性酸素を出す素材なので、炎天下のリゾート時ならいざしらず、毎日使用するのも肌にとってどうなのかと思います。私はケルセチンやプロアントシアニジン、カロテノイドなどの植物が持つ抗酸化物質で、1年中ケアすることが、長期的な肌のアンチエイジングにとって、すごく有効なんじゃないかと思っています。春夏になると急にUVケアを意識する方が多いですが、私は冬に比べて実はそこまでケアが変わらないんです。毎日抗酸化ポリフェノールのコスメを肌にまとい、午前10時から午後2時の外出時には、冬でもツバが10cmくらいの帽子をかぶります。地道なケアですが、これが長期的に肌の光老化予防としては一番じゃないかって考えています。植物の持つ抗酸化物質は、食べても肌に付けてもOK!紫外線の強い季節も、グリーンビューティーでいきましょう!!
2014年04月14日
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みなさん、こんにちは。すっかり春なので、庭の畑と神奈川の畑と両方で種まきをしました。庭ではレタス3種を植えました。去年春に土をノンベクレルに入れ替えたあとは、土壌菌のバランスも悪く、大根とルッコラしか生えず、レタスは全然芽も出なかったので、今年はリベンジです。小松菜とのらぼう菜は、作物として収穫は出来ませんでしたが、春になって花は咲き誇っているので、種取りは出来るのかなと思います。↑おなじく2年前に土を入れ替えた神奈川の畑。やっぱり大根とルッコラしか生えないため、半分を小麦と大豆畑にしていました。小麦は収穫せず、そのまま漉き込みました。草も生えてこないような土地でしたが、今年は小麦を植えてた側は、こんなに草が!!!草生えて喜んでいるなんて、不思議に思われるかもしれませんが、これは地力が上がってきた証拠なんです。よそから土を入れるというのは、相当自然に反しているので、本当に去年は夏でも草もろくに生えなかったんですよ。むろん、そんな土地で自然農して作物がまともに出来るわけもありません。ところが、小麦を植えてた箇所からは草が生え始めた。これはよい兆しです。さっそくこの部分の草を抜いて、レタス4種とトマトとスイカの種を植えました。蒔いてても分かるのが、虫たちが土に増えていること。カエルにも数匹遭遇しました。これは去年にはなかったことです、自然界の循環が形成されつつある!!どうか、芽が出て育ちますように!!!↑大根畑のところにところどころ植えていたニンジンも、葉っぱを引っ張ってみたら、まさかの収穫!こーんなに出来ていました!びっくり!!!もちろん、種は固定種で、F1種ではありません。自然農の神様、宮崎県の川越さんに学んだことはこれですね。とにかくダメな農地は、小麦などの根の長い強い作物を植えて、3年くらい待つことです。生活がかかっている農家さんや、早く結果が出ないと挫折してしまいがちな家庭菜園の場合、自然に反しない程度にもう少し早く土を変えていく方法もあります。私もまだ勉強中なので、いつか答えに近づいたらシェアしたいなと思います。安全で栄養価もよい野菜や作物の探求は健康やアンチエイジングには欠かせません。ついに自らも畑をやり始めて5年目になりますが、自然農で種取りをするということを、ライフワークとしてとにかく続けていきたいなと思っています。昔からこのブログを読んでいる方は理解して頂いていると思いますが、ふいにこのブログに来た方は、なんでアンチエイジングのブログなのに、農業のことがちょいちょい来るんだろうと疑問に思われるかもしれません。私たちは、毎日いただく食べ物によって出来ています。ルドルフシェーンハイマーという学者が、1930年代に行った実験でも、想像以上に早く私たちの体の組織は食べたものと入れ替わっていることが判明しています。シェーンハイマーが食べ物に含まれているアミノ酸をマーキングして追跡すると、体の臓器などのタンパク質は、たった3日間のうちに、約半数が食事由来のアミノ酸にガラリと置き換えられていました。更に重水素を使って、脂肪についてもマーキングして、実は体内の脂肪も数日のうちに大部分が新たに食べた脂肪と入れ替わっていることを発見しているのです。人間の体は70%が水ですが、水を除くと45%が脂質、43%が蛋白質、11%がビタミン、ミネラルで、1%が糖質です。私たちが「これは自分だ」と信じている自分の体も、実はいつも同じではなく、毎日食べる物によって常に新しく入れ替わっているのです。「でも遺伝子の影響は相当あるんじゃないの?」と思った方!実は一卵性双生児の研究で、遺伝的なものが影響する割合は25%にすぎませんでした。一卵性双生児は100%遺伝子が同じなのにもかかわらず、老化の速度も寿命も環境因子によって75%が決まるそうです。これはある意味、人はいつからでも生まれ変われるということを意味します。あきらめるのは、まだ早いのです!!!フンザやビルカバンバなどの世界の長寿地域、しかも日本のように、ただ長生きと言う言うだけでなく、健康長寿な地域の共通点はミネラル豊富で美しい水があり、新鮮な自然農の作物が豊富なことです。そして糖質を摂りすぎていないこと、ナッツなどから新鮮な油を得ていること。日本の食事情はというと、野菜も品種改良されまくり、作物から次世代のまともな種すら取れないように操作されたF1種由来の野菜しかスーパーに売っていないですし、人工的な添加物がてんこもりの加工食品だらけ。油の製造方法も化学薬品漬け。そして精製された炭水化物の天国。伝統的な発酵調味料すら、製造方法が破壊されています。例えばお醤油です。ご存知の方も多いかと思いますが、お醤油には昔ながらの「本醸造のお醤油」と、「お醤油もどき」があります。「お醤油もどき」と言っても、農林水産省がお醤油として認定しているので、立派にお醤油として販売されています。本醸造と言うのは、炒った小麦と蒸した大豆に種麹を混ぜて麹を作り、塩を水に溶かしてそれを合わせてもろ味を作り、発酵させて小麦と大豆に含まれるたんぱく質やでんぷんを麹菌や酵母や乳酸菌の力で時間をかけて分解していき、熟成させてうま味が増して出来上がるお醤油です。微生物たちの美しい連携プレーによって、香りやから味、色味、うま味などが醸し出されて、あの独特の味わい深いお醤油が出来上がります。裏ラベルの原材料のところには「大豆、小麦、食塩」と書いてあるはずです。本醸造であっても、発酵過程でアルコールが微量に生じてしまうものには「アルコール」と書かれているものもあります。ただ、本醸造の場合多くても原材料に記載されている成分名はそこまでです。「お醤油もどき」のほうの原材料はさまざまですが、だいたい以下のような感じです。アミノ酸液、食塩、脱脂加工大豆、カラメル色素、アミノ酸等、増粘多糖類などここに甘みとして、ぶどう糖果糖液糖、砂糖、ステビア、甘草、サッカリンNa、アスパルテームなどを追加しています。防腐剤としてソルビン酸Kや安息香酸ナトリウムなどを使用しているものもあります。本醸造の場合、お醤油になるまでには少なくとも半年から1年以上かかります。ところがお醤油もどきの場合、わずか2、3日で出来てしまうのです!!!作り方は、脱脂加工大豆(大豆油の搾りかすなど)を購入してきて、それを塩酸で分解してアミノ酸液にしてしまいます。なんと、これがお醤油のベースになるのです。アミノ酸液の使用はJAS法で80%以下とされています。要は79%がアミノ酸液でもお醤油と認められてしまうのです。ここに、うまみはグルタミン酸Naなどを加え、とろみは増粘多糖類、甘みはぶどう糖果糖液糖、砂糖、甘草、サッカリンNaなどを加え、色はカラメル色素などで黒く着色します。発酵していませんので、当然腐りやすいため、防腐剤や酸化防止剤を加えます。甘いお醤油のほとんどがこれですし、加工品の調味料のお醤油はお醤油もどきのことが多いです。国産大豆はとても少ないので、大豆油の搾りかすの「大豆」は遺伝子組み換え大豆のことが多いと思います。油もなんですが、お醤油の場合、遺伝子組み換え大豆を使用していても、表示義務がないのです。日本の伝統的な発酵調味料なので、ぜひお醤油は、遺伝子組み換えでない大豆で本醸造をいただきたいと思いますね。そういう食文化の崩壊を防ぎ、本物の、しかも無農薬の素材で作られた調味料やだしの文化を、もっと同世代や若い方にも広めたくて、今いろいろなところに取材旅行に行っています。そこで見つけた、歴史ある醸造所や生産者の本物の食品を、更に鬼仕様にブラッシュアップして作れたら・・なんて夢を抱いています。先週は大分の山奥に行ってまいりました。ある椎茸農家さんに会う為です。↑こんな原木椎茸の森の中で、煙のように立ち込めるしいたけの胞子の中で、しいたけ浴してきました(笑)この道47年の、すご腕しいたけ農家さんです。大分産のくぬぎの木を原木に、薬剤を使わず1つの品種にこだわって栽培を続けてらっしゃいます。↑椎茸は直射日光が敵なのですが、特に温度の高い夕日が直接当たると良くないそうです。ただし、朝日は多少当たったほうが栄養価は高いそう。この農家さんは、そのため朝日は当たって、昼から夕方の太陽が当たらないように、自分で木に登って絶妙に剪定するという、すごいこだわりをお持ちでした。乾燥の温度も低温でじっくり乾燥しています。これにより風味が全然違います。椎茸は放射性物質を吸いやすいので、一番注意が必要な食べものですが、こちらの椎茸は放射能検査も検出限界値1Bqでずっと不検出です。汚染のない椎茸は、逆に体の中を浄化してくれるように感じます。こういう安心できる食材や調味料を、農家さんを訪ねて膝を突き合わせてお話して、きちんと検査もしてみんなにシェアしたいと思っています。秋くらいには形になると思いますので、ちょっと待ってて下さいね。お醤油もですが、一番製造方法がおかしくなっているのは油です。ほとんどの油が、植物に石油由来のヘキサンと言う有機溶剤をふりかけて脂肪分を溶かし出して、そのあと200℃以上で加熱してヘキサンを飛ばして、薬剤で脱臭脱色して添加物を入れて作ると言うぶっ飛んだ作り方です。人間の体は水を除くと45%が脂質ですし、脳も水以外の60%が脂質。細胞膜もかなり油です。それなのに、その油がこんな状況なんですから、体がおかしくなるはずです。私のコスメを作ってくれているハーバリストの方が、毎年在来種のダマスクローズの買い付けにイランに行くのですが、イランでは、アトピーの方がいないそうです。驚きじゃないですか?油と言えば、御存じ鹿児島の鹿北製油の和田社長に、今回も会ってきました。昭和59年からヘキサン抽出をやめ、明治時代の石臼式玉締め法や昭和初期のペラー式圧搾法などの昔ながらの油の製造を復活させた方です。元々鼻が弱く、揮発性の薬品で鼻水が止まらなくなるという体質だったのもあり、圧搾であっても使うことが多い、油作りの薬剤3兄弟と言われる、苛性ソーダ、蓚酸、活性白土の使用もやめてしまわれました。何のためにこの3兄弟を使うかというと、蓚酸は搾油した油に生じたオリやレシチンを除去するために使い、遊離酸を中和するために苛性ソーダを使い、粘土に硫酸を加えた活性白土で漂白するのです。3兄弟を使用しないために、オリを柄杓ですくったり、↑和紙と綿でろ過する装置を使用したりという手間暇を惜しみません。この3兄弟を使用しないある程度大きい油屋は、今や日本中でも5社しかないそうです。この鹿北製油さんには、化粧品用油を搾ってもらったりもしていますが、食用無農薬なたね油も、鬼仕様で出来ないか相談してきました。秋には面白いなたね油が完成しそうです。ワクワク♪日本の伝統的な本物食材をもっと復活させたい!!!まだまだ鬼の旅は続きます!!
2014年04月06日
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