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みなさん、こんにちは。去年のアン鬼8周年記念プレゼントのアンケートで、結構あった質問が「白髪対策」です。白髪に悩んでいる方はやはり多いんですね。私も36で子供産んでから、それまでほとんどなかった白髪がポチポチと増えはじめました。産後、抜け毛や白髪が急に増えてしまう人が多いのですが、理由としては妊娠中に急激に増えた女性ホルモンが、産後一気に減ってしまうことや、出産で大きなエネルギーを使う為だとも言われます。その他、急激な生活の変化のストレスの影響や、母乳育児による自身の栄養不足など、いろいろな理由によって起きるようです。ただ、これに関しては一時的にひどくなってもある程度回復します。白髪は遺伝的な影響も大きいので増え始めるタイミングは個人差がありますが、平均して男性では34歳から女性では35歳から白髪が出始めるようです。 髪の毛は頭皮の下から生えていますが、生まれるのは毛球部という↑上の図で言うと一番下の球根みたいなところで生まれます。毛球部には毛乳頭組織があり、そのまわりに毛母細胞があります。毛母細胞はケラチンと言うたんぱく質を溜めて、毛を作り出していきます。実は新しい髪の毛が毛母細胞で生まれたこの時は、誰でもまだ白髪なのです!!いつ黒くなるかと言うと、毛母細胞に隣り合って存在する色素細胞(メラノサイト)が、新しい毛に黒い色を付けていきます。この黒色の色素の正体は「チロシン」というアミノ酸です。チロシンの多い食品きなこ、焼き麩、ゴマ、ココア、カシューナッツ、アーモンド、みそ、干しシイタケなどチロシンを「チロシナーゼ」という酸化酵素で、褐色の色素に変えて黒髪にしています。このチロシナーゼが働くには「銅」というミネラルが必須です。銅が不足していたら、髪の毛を黒色にすることが出来ないのです!またカルシウムとヨウ素は色素細胞を活性化するミネラルです。銅はタコ、イカ、するめ、カシューナッツ、松の実、大豆、ニンニク、海苔、カカオなどに多いです。カルシウムはちりめんや煮干しや桜海老など。私は美的水素という水素サプリを毎日飲んでいるので、これは水素だけでなく非常に吸収の良いサンゴカルシウムでもあるので一挙両得。あと、海藻も二日に一回は食べるようにしています。また、そもそも髪はたんぱく質が主成分ですから、たんぱく質が不足すると髪の毛が弱ります。髪の99%を占めるケラチンタンパクは18種類のアミノ酸で出来ていますが、そのうち一番多いのはシスチンとグルタミン酸。シスチンは目の角膜の主成分でもあるので、目を酷使する方は、角膜の修復の方にシスチンが使われてしまい、髪が後回しにされてしまうので、疲れ目には要注意です。髪のたんぱく質ケラチンの生成を助けてくれるのが、シリカというミネラル。私は一日1カプセルですが、「ベジシリカ」というスギナ由来の有機シリカを出来るだけ飲むようにしています。亜鉛はたんぱく質の合成に不可欠なミネラルなので、亜鉛も大切です。亜鉛については前回たくさん書きましたので割愛します。髪のたんぱく質が作られるには、その他ビタミンB2、B6も役に立ちます。また、ビタミンEには末梢血管を拡張する作用があるので、髪を作る時に栄養を十分受け取れます。B群の補強には「ブルーグリーンアルジー」という藻のサプリ。ビタミンEはアボカドやアーモンド、そしてアスタクリルオイルにビタミンEが8種入っているので頼りにしています。ただですね、こういう風に栄養素だけをいくら充実していっても、白髪をなかなか食い止められないというお悩みも聞きます。それはいったいどうしてなのでしょうか?1つには、前回お話ししたように、いくらミネラルを摂っていても、加工食品が多いとミネラルをキレートして排出してしまっていることもあります。もう1つには睡眠不足です。髪が最も成長するのは、一日の中で副交感神経が活発になる午後9時~午前2時の時間です。また眠って最初の3時間で細胞を修復する成長ホルモンが多量に分泌されますが、成長ホルモンは抜け毛や白髪にも影響していると言われています。良い時間に寝ないと、十分な成長ホルモンが分泌されませんので、やはり白髪が増えます。もう1つには運動不足。髪は毛細血管から運ばれてきた酸素や栄養素によって増殖や分化を繰り返して作られるので、適度な運動で血行が良くないと白髪を増加させます。もう1つにはストレスです。ストレスが強いと交感神経が優位になり、毛細血管が収縮します。すると細胞の隅々にまで栄養が送られにくくなり、白髪や薄毛の原因になるのです。同じ理由で、肩こりや首こり、そして頭が凝って硬い人も、頭皮の血流が悪く、毛母細胞の働きも悪くなります。コリを甘く見てはいけないのです。時々頭皮マッサージをしてあげることも、白髪抑止のためにも大変良いと思います。頭皮マッサージのやり方ただ、それでも増えていく白髪があります。これはどうしてなんでしょうか?もちろん白髪は老化現象の1つなのですが、最近その大きなメカニズムが分かってきました。イギリスのブラッドフォード大学の臨床実験皮膚科学教授のカリン・シャルルーター氏らが、The FASEB 誌電子版に発表しました。なんと直接の原因は過酸化水素だそうです!!白髪は髪の毛が生まれる毛母細胞の周辺の毛包で生じる活性酸素の「過酸化水素」が、過剰に増えることで、黒い色素を作り出すチロシナーゼ酵素の中の「メチオニン」というアミノ酸を酸化させてしまい、酵素としての働きを死活させてしまい、黒く出来なくするそうです。過酸化水素と言えば、要するにオキシドール。髪の脱色剤にも使うあれですから、そりゃ白くなります。納得!なんで過酸化水素が?と言いますと、日々新しい毛を作り出している毛包では活性酸素(過酸化水素)がどうしても発生してしまうんだそうです。ただ、若年層では過酸化水素を分解して無害化する「カタラーゼ」という酵素が体内にたくさん存在するので、まったく問題ないそうなんですね。仮に過酸化水素が増えて処理できなくてチロシナーゼが弱っても、回復させる酵素もあるので問題が起きにくいそうです。ところが加齢と共に、毛包の中の過酸化水素の量が増え、更にカタラーゼやチロシナーゼ酵素を回復させる酵素も、両方減ってしまうことで、過酸化水素を制御できなくなり、白髪を招いてしまうそうです。ミトコンドリアにカタラーゼ酵素が多いと、寿命が20%伸びると言う実験結果も見たことあります・・・やはり活性酸素が鍵を握ってるんだなー!!!もっとも頻繁に発生する活性酸素は「スーパーオキサイド」ですが、これを体内のSOD酵素が火消しにあたります。その時出来るのが、酸素と過酸化水素です。これだけでなく過酸化水素は、呼吸やエネルギーを作る時にも発生します。過酸化水素を無害化するのが、カタラーゼという酵素です。カタラーゼによって過酸化水素は、水と酸素に分解されます。カタラーゼは鉄を中心骨格とした酵素ですから、鉄分不足ではカタラーゼが体内で作れません!☆鉄の多い食品きくらげ、ひじき、あおのり、煮干し、抹茶、干しエビ、あさり、しじみ、焼き海苔、パセリ、ココア、豆味噌、くるみ、ゴマ、松の実、カシューナッツ、アマランサス、切り干し大根、きな粉など鉄が多いと言えば全粒ハトムギ粉を忘れちゃいけません。100g中87mgも鉄分で、桁違いに鉄が多いです。だから1日に小さじ2杯でOK。焙煎しているからほんのり甘くておいしいので、料理にもお茶にも何にでも入れて違和感がないです。過酸化水素は「グルタチオンペルオキシターゼ」と言う酵素でもやっつけられます。これはセレニウムを必須とする酵素です。チロシナーゼ酵素に多いメチオニンを補給することも大変有効だそうですよ。かつお節、しらす、高野豆腐、湯葉、ゴマに多いです!過酸化水素は白髪の原因だそうですが、体内では通常そこまで強力な活性酸素ではなく、これが変化してヒドロキシラジカルになった時が、一番最強の老化を呼ぶ活性酸素なのですが、これは水素で無害化出来ます。ビタミンC、ビタミンE、カロテノイド、フラボノイド、ポリフェノールも役立ちます。さて、それでもちらほら気になる白髪は、私はヘナとインディゴのブレンドされたもので染めています。以前はナチュラリストヘナというブランド名でしたが、同じ品質のものは、今は芦屋ヘナ倶楽部というブランド名になっています。他のヘナ&インディゴの毛染めよりとても持ちが良くて、これ以外使う気がしません。髪を傷めませんし、仕上がりもきれいな黒髪になりますよ。あとシャンプーは今この2つを気分によって交互に使っています。アンティアンティプルトワオーガニークhttp://pourtoi-organique.jp/両方頭皮に優しい石鹸シャンプーですが、キシキシ、ベタベタ、ほぼありません。白髪になるメカニズムがついに判明。髪も抗酸化、そして血流よくいきましょう!!!!
2014年03月28日
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みなさん、こんにちは。春ですねー。来週種まきです。だいぶ畑の土が良くなってきたと感じるので、今度こそもうちょっと豊作だといいなー♪今発売している雑誌「美ST」に、私のブランドが出しているオーガニックローチョコレートが載っていました。左の真ん中のカラフルなやつです♪最近すごく取材が増えています。酵素が活きたローチョコレートへの注目が、ようやく高まってきたようで、うれしいかぎりです。始めて発売したのは4年前ですよ。なつかしいなぁ(>_
2014年03月22日
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みなさん、こんにちは。うちの庭の小松菜が花を咲かせています。まだ少し寒いけど、春なんですね。小松菜ってこんなふうに花が咲くんですね。アブラナ科だから菜の花みたいで、かわいいです。発芽が少なかったから希少な種取り用です。ちょっと更新が遅れてごめんなさい。実は先週一週間、珍しくダウンしていました。20代の頃、虫歯で神経を取った歯があるのですが、根の治療が良くなかったみたいで、ちょっと弱っていたようなんですね。そこに、今ミトコンドリアの件で、するめイカに凝ってて(笑)硬いやつをガシガシ食べていたら歯に薄いヒビが入ったらしく、そこから炎症を起こして、もう痛くて痛くて、死ぬ思いをしました。多分歯のヒビだけが原因じゃなく、最近寝不足も続いたりして免疫が落ちていたのだと思います。反省(>__
2014年03月16日
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さっそくですが、後編です。吸収の良いオメガ3脂肪酸のサプリメントを作りたいという思いで開発し始めた、クリルオイルのサプリメント。オメガ3は体内で作ることが出来ないので、必ず毎日摂取してあげないといけない脂肪酸ですが、現代人は油の精製方法の変化や魚離れなどで不足しがちの傾向にあります。亜麻仁油などのα-リノレン酸を原料として、体内でEPA、そしてDHAに変換することが出来ますが、その割合は10~15%程度で個人差があります。日本人は歴史的に魚介類からオメガ3を摂取してきた民族なので、変換酵素の少ない人が多いとも言われていますので、αリノレン酸だけでなく、ダイレクトにDHA、EPAを摂取してあげることは大切です。DHAは中性脂肪を下げる働きがあり、高脂血症や動脈硬化を予防し、脳機能を高め、視力の向上をはかります。アレルギーの改善や、血流を良くする働きがあります。脳の細胞膜が硬くなってくると、情報の伝達が悪くて判断が遅れたり、物忘れしたりするのですが、DHAは細胞膜を柔らかくする働きがあり、このことで様々な効果を生み出しています。EPAは血小板を凝集させる物質の生成を抑えてくれる、サラサラ成分です。イヌイットやエスキモーなど魚やアザラシを主食にしている民族には生活習慣病が少ないことが分かっていますが、デンマークの学者たちが調べると、彼らの血中にはEPAが多く含まれていたということです。また、うつ病の方の血中にはEPAが少ないという研究結果もあります。体内の血液がサラサラで血液の流れが良くなると、老廃物の運搬がスムーズになり、ニキビや吹き出物も減り、美肌効果もあります。そんなDHAとEPAを、かなり吸収率よく摂取できるクリルオイル。毎日飲むなら、安心できる素材のソフトカプセルがいいなと思ったのが開発のきっかけでしたが、実はクリルオイルにも抽出方法がいろいろあり、石油系ヘキサンを使用するような質の悪いものがあることを知り、本当に安心できる製造方法で、なおかつ海のエコラベルのMSC認証と、食品の安全性を認定するGRAS認証を持つクリルオイルを選びました。そしてそして・・・・クリルには元々アスタキサンチンが含まれていますが、人に対して有効量とまでは言えない量だったので、ヘマトコッカス藻のアスタキサンチンを、有効量増量することにしました。イスラエルのヘマトコッカス藻から、安全な超臨界抽出法で抽出したアスタキサンチンを選びました。アスタキサンチンにもキャリーオーバー成分が入っているものが実は多いのですが、探しに探して、キャリーオーバーゼロのものを見つけました。アスタキサンチンはノーベル化学賞を受賞したオーストリアの生化学者リヒャルト・クーン氏らによって1938年に発見されました。アスタキサンチンはカニやエビ、鮭そしてオキアミにも見られる赤いカロテノイド色素ですが、これらは食物連鎖によって蓄えられたもので、動物自身が体内で作り出しているものではありません。自ら作り出すことができるのはヘマトコッカス藻などの植物だけです。こうした藻をオキアミや桜海老などの甲殻類が餌として摂取し、鮭はカニの幼生や甲殻類を餌にしているという構図があります。ヘマトコッカス藻は淡水性単細胞緑藻で、普段は緑色をしていますが、紫外線などの環境の変化でストレスを感じると体内にアスタキサンチンが作られ、赤く変色します。これがヘマトコッカス藻の身を守っているのだといわれています。神秘的!アスタキサンチンもまた、脳の血液関門を通れる抗酸化カロテノイドなので、脳機能を改善させる働きがありますが、私が一番注目しているのは皮膚の水分量とシワや弾力性が経口摂取で改善したと言う実験。4mgを6種間49名の女性の半数に摂取してもらい、対照群と比べたところ、測定器と医師による診断でかなり優位な改善が見られたとのこと。アスタキサンチンは、紫外線が肌に当たった時に生じる一重項酸素を消去する力が抗酸化物質の中で一番強いんですが、これのおかげでコラーゲンが分解されずハリやシワ改善が見られたのではないかと言う事です。アスタキサンチンは肌に付けることでも効果があり、わずか0.03%を塗布しただけでも、光老化を抑えることが分かっています。以前アスタキサンチンだけの色素でオレンジのグロスを作りましたが、これをたっぷり含んだクリームなんかも今考えています。アスタキサンチンは活性酸素により引き起こされる脳の疲労、脳の老化、脳血栓、脳梗塞などにも効果を発揮します。眼精疲労、動脈硬化抑制、抗炎症作用もありますが、注目は細胞膜を守るという働きです。ビタミンEもβカロテンも細胞膜の中で抗酸化力を発揮して細胞の酸化を防いでくれていますが、アスタキサンチンは細胞膜の中心部と細胞膜内部の両方で抗酸化力を発揮することが出来るので、細胞膜全体をフリーラジカルから守ることができるすごい物質なのです。鮭が産卵期に力強く川を遡上できるのは、アスタキサンチンの力だと言われています。クリルオイル、そしてヘマトコッカス藻由来のアスタキサンチンを有効量入れ、かなりパワーアップしたんですが、もう1つ、どうしても入れたい成分がありました。それがこちらです↓パーム(アブラヤシ)の実からとれる、8つの天然ビタミンEです。環境に配慮した持続可能なパーム農園におくられる、RSPO認証を持つマレーシアの農園のレッドパームから、コールドプレスのあと真空で低温蒸留して、天然ビタミンEを8種類取り出した真っ赤なオイルも入れることにしました。自然界に存在するビタミンEは「α、β、γ、δ-トコフェロール」と「α、β、γ、δ-トコトリエノール」の8種類がありますが、レッドパームに含まれるバランスのまま、その全てを含有しているオイルなんです。αトコフェロールは多く摂りすぎると過剰症がありますが、このレッドオイルにはαトコフェロールよりトコトリエノールのほうが多いので、過剰症の心配も考えられません。46%くらいはカロテノイド複合体やコエンザイムQ10、植物ステロールも含まれているのでこれまた真っ赤な色をしてます。一番多く含まれている「α-トコトリエノール」は、抗酸化剤として一般的によく使用されているビタミンEである「α-トコフェロール」よりも約40~60倍の抗酸化力があります。トコトリエノールのすごさは、こないだ米ぬか油の時に書きましたが、経口摂取でも脂質の酸化やたんぱく質の酸化を強力に防ぐことで、アンチエイジング効果が高いのです。乳癌細胞を抑制したり、ヒト乳癌細胞のアポトーシス(細胞死)誘導する働きもありますし、脱毛症の男性での実験で、平均41.8%の毛髪の増加がみられたことも興味深いです。2010 年 7 月号の「 Journal of Arzheimer’s Disease」 に発表されたカロリンスカ研究所とペルージャ大学で行った実験では80歳以上の232人の方に加齢と認知機能について6年間にわたる調査が行われました。 その結果血中トコトリエノール濃度が最も高い群で、アルツハイマーになるリスクが最も低くなることを研究グループは見出しました。クリルとアスタキサンチンだけでも脳に良いのですが、トコトリエノールが加わったら更にすごいことになりました。究極のアンチエイジングは脳の抗酸化ですからね!でもトコトリエノールは、美容にも良いんですよね。皮膚の角質層に優先して蓄積し、皮膚に発生するフリーラジカルに対して防衛の最前線で働いていることが明らかになっています。トコトリエノールはアスタキサンチンと一緒に飲むと、更に相乗効果があることも分かっていて、乾燥肌の被験者で、水分量の増加と小じわや吹き出物の減少が見られ、皮膚の弾力性が改善したと言う結果が興味深いです。詳しくはhttp://www.palmtocotrienol.jp/articles/files/articles/03.pdf(PDF)出来てきた試作は、クリルオイルだけのものと比べて、アスタキサンチン増量と8つのビタミンEを含むカロテノイド複合体を入れたため、ここまで濃い赤(右)になってしまいました~!いやー最高の原料を見つけるのに時間もかかり、大変だったんですけどおそらく究極のオメガ3サプリメントが出来たと思います。もうすぐ世に出せると思うので、お楽しみに!究極の真っ赤なオメガ3サプリメントで、オメガビューティーでいきましょう!!
2014年03月08日
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みなさん、こんにちは。ちょっと春の足音くらい聞こえてきた気もしますが、まだ寒いですね~今発売している、雑誌「BODY+」に久々に出ています。「達人の野菜生活指南」特集にカラー1ページ。私が自分で撮った普段の食生活の写真ばかりで恥ずかしいんですが、よかったら読んで下さいね!もう1つは、今発売している雑誌「シュプール」に私が開発したコスメが3種類も紹介されていました。広告ではないんですよ、なのにこんなにいっぱい\(◎o◎)/!びびびびびっくりです。編集部の方がお店にもよく来て下さってるようなので、商品を本当に愛して下さっているんだと思います。以下紹介文の1つ。めっちゃ誉めて下さってる(*^。^*)「日本のオーガニックファンに最も支持されている国産のオーガニックコスメ、アムリターラ。キャリーオーバー成分も全て表示するという徹底したこだわりと、日本人の肌のために開発された独自の処方が人気の秘密。なかでも、紫外線が気になるこれからの季節に用意したいのがこちら。フィンランドのビルベリー葉エキスとアメリカのレッドラズベリーオイルの天然のサンスクリーン効果で紫外線を防御。美白やハリなど美容液としての効果も。ベージュ色のテクスチャーは、べたつきや重さなどのストレスフリー。」ううう・・苦労して作ったものなので、感激で涙が出ます(T_T)ピンクのグロスの色付けに使用している「日本むらさき草」なんて、見つけたのは奇跡の域だったので。サンスクリーンも酸化チタンや酸化亜鉛や吸収剤を使わず、植物のポリフェノールだけの力で作ると言う前代未聞の製品なので、理解してもらうのが大変だと思うんですが、美容液の有効成分に紫外線防御力もあると考えると分かりやすいかもしれません。今年も鬼ならではのオタク的発想で、作りたいものがいろいろです♪さて、外からのスキンケアも大事ですが、やっぱり基本はインナーケア。アンチエイジング探求は33歳からの鬼ですが、オメガ3脂肪酸に注目し始めたのは結婚してからすぐだったので、31歳だったと思います。14年前ですね。最初に亜麻仁油を夫が、油の本をたくさん書いていた今村光一さんのお店で買ってきて、私のサラダにガってかけたのは27歳頃だったように思います。その時は、なにすんじゃー!って感じだったんですが(笑)31歳頃に、近所の自然食品店で再び亜麻仁油に出会って、オメガ3脂肪酸の美容健康効果がいかにすごいかというのを調べていって、味にもすっかり慣れてはまっていったんですね。その後、亜麻仁油やチアシードなどのαリノレン酸のオメガ3もいいけど、やはり、歴史的に言って魚介類からオメガ3を摂ってきた日本人は、αリノレン酸を体内でEPAやDHAにする変換能力が外国人に比べて低めだと知り、DHA、EPAというオメガ3脂肪酸もダイレクトに摂ってあげたほうがいいなぁと思い、亜麻仁油は毎日大さじ1杯は必ず摂りますが、魚も天然魚なら出来るだけ食べるようにして、食べない日は青魚のサプリメントで補うようになりました。ただ、現在は前回も書いたように、関東にいるとなかなか安心して魚を食べるというわけにもいかない時代になりましたよね。そのため、DHA、EPAに関しては、効率よくサプリメントで補うのがベストなのかなと思い始めたんですね。そんな時に出会ったのが「オキアミ油」です。以前にも少し書いたことがるんですが、英語で言うとクリルオイルと言います。世界中で最も汚染がなく美しい海域である南極海に生息するオキアミは、小エビのような外見をしている甲殻類で、体長約5cmの動物性プランクトンです。地球上で一番大きい哺乳類であるシロナガスくじらは、このオキアミを主食にしています。オキアミはたいへん繁殖力が強く、世界最大級の生物量のため、人間が少し頂いても、他の生物にほとんどご迷惑をかけないというところも良いなと思っています。このオキアミから、DHAとEPAを多量に含んだクリルオイルがとれます。オキアミは体内にアスタキサンチンを持っているため、この油もとてもきれいな赤色をしています。オメガ3はご存知のように大変酸化しやすいのですが、この南極海のクリルオイルは、海水ごととって、すぐに船上でオイルに加工して冷凍するという方法なのと、脂質の酸化を防止する力がビタミンEの千倍とも言われるアスタキサンチンが共にあるために、すごく酸化から守られているんです。普通の魚油はオメガ3脂肪酸が中性脂肪と結合しているので、体内で胆汁塩酸で乳化してからしか利用できないので、摂取した量の半分程度しか吸収出来ません。でもクリルオイルに含まれるオメガ3脂肪酸の大部分は、リン脂質に結合しているので、そのまま吸収されて、100%近くをすぐに利用できます。リン脂質と言えば、細胞膜の原料でもあり、神経細胞にも脳にも多量に含まれていますが、水にも油にも溶ける乳化作用があります。リン脂質がたくさん集まったものをレシチンとも呼びます。レシチンは大豆や卵黄にも含まれていて、お酢と油に卵黄が加わると混ざってマヨネーズになる、あれです。私のコスメも合成界面活性剤の代わりに、少量のレシチンで乳化してますので、おなじみの成分です。これにオメガ3が結合してるんですから・・どういうことか分かりますよね?魚油は当然水に溶けませんが、クリルオイルは油なのに水に溶けるのです!人間の体は約70%が水ですから、摂った量のほとんどが効率的に体内に吸収されるんです。これは実はすごいことで、クリルオイルなら、摂る量が魚油の三分の一ですんでしまうのです。もう1つ、クリルオイルでいいなと思ったことは、他ならぬこのリン脂質です。クリルオイルには、リン脂質が約40%含まれていますが、脳は水分を除くと60%は脂質で出ていて、その大部分が実はリン脂質なんです。リン脂質は神経組織などに多く含まれ、全身にある60兆個の細胞膜の主要な構成成分です。全身の輸送経路、細胞、組織、器官の機能、神経細胞の働きに欠かせません。学習や記憶、睡眠、脂質の代謝、肝臓の保護にも関わります。脳の神経線維はリン脂質で出来たミエリン鞘という絶縁質で覆われています。このミエリン鞘が傷つくと神経線維がダメージを受けて、認知症やアルツハイマー病の原因になります。リン脂質をしっかり補うことで脳の神経細胞の破壊を抑え、神経伝達物質の生成を促進し、アルツハイマーや認知症の予防し、記憶力と学習能力を向上させ、脳細胞の破壊を最小限に抑えることができます。実はリン脂質に以前から個人的にすごく注目してて、うつ病の方にリン脂質を飲んでもらうことで結果を出しているクリニックもあるようで、うつじゃなくても脳に良さそうだからと、そこのクリニックのリン脂質サプリを取り寄せたら、遺伝子組み換え無分別大豆由来だったことがあとで分かって、きょえ~ってなったこともありました\(◎o◎)/!だって細胞膜が遺伝子組み換えリン脂質になるなんて、ゾッとしません?でもクリルオイルならそんな心配はないし、アスタキサンチンまで含まれると言うことで、もう鬼としては大注目したわけです。その上、記憶や学習機能を持つ「海馬」を始めとする脳の脂肪の約15%と目の網膜の約60%に存在するDHAを補い、血小板を凝集させる物質の生成を抑えてくれるEPAで血液の流れが良くなるのですから、もう最強なんじゃないかと。実際フランスの研究機関とノルウェーのベルゲン大学で行われた実験で、認知機能改善の効果や抗うつ様作用が認められています。http://www.lipidworld.com/content/12/1/6(論文)ノルウェーの大学病院の実験では、クリルオイル摂取で心筋梗塞発症後の左室の拡張と肥大が改善されることが分かり、心機能を改善する働きがあることが分かりました。http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22206454(論文)こちらはクリルオイルで体重の改善、血中の総コレステロール量、LDLコレステロールが減少したという論文です。http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23505070月経前症候群と診断された70名にクリルオイル、または魚油を3か月間摂取させた結果、クリルオイル摂取によって月経困難症および月経前症候群が改善されたという論文。http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/12777162クリルオイルは炎症を促すプロスタグランジンの産生を抑える効果があるので、関節リウマチや変形性関節症などに有効なことが分かっていますが、こちらは潰瘍性大腸炎の炎症を軽減させたというニュース記事です。花粉症などのアレルギー症状にも関連する作用です。http://news.infoseek.co.jp/article/20111214jcn5615760歳から72歳の健康な男性にクリルオイルを飲ませるニッスイの実験で、12週間後飲んだあとに脳の血流と情報処理能力のテストを行い、脳の血流が対象群に比べ著しく良くなっていることや、計算や記憶のテストで情報処理能力が20歳若返ったとあります。http://www.nissui.co.jp/academy/market/25/market_vol25.pdf(PDF)同じくニッスイの実験で肝機能を改善する効果や、男性の生殖機能の向上効果も結果が出ています。いやー、ほんとすごいなーとかなり興味を持っていた時に、食品の展示会で、昔化粧品原料でお世話になったことのある方に再会して、その方が転職して、ちょうどクリルオイルサプリを製造する会社にいらっしゃったんです。その時たくさんクリルオイルのサンプルを頂いて、時々飲むようになり、1日3粒でも効果を実感するようになりました。それで、今世の中にあるのは、豚のゼラチンカプセルのものばかりだから、どうせなら自分で作ろうかって思ったんです。最初は植物性のソフトカプセルを考えてたんですが、原料を細かく追っていたら遺伝子組み換え無分別のとうもろこしに行きあたってしまい・・・・それで海外の魚の皮のゼラチンで出来たカプセルを、念のため検出限界値1Bqで放射能検査に出して安全性を確認して、それに詰めてもらうことにしました。あとはアスタキサンチンが元々含まれているクリルだけど、調べるとオイルの酸化を守るくらいの微量で、人に対する有効量ではなかったんで、どうせなら!って例のイスラエルのヘマトコッカス藻由来のアスタキサンチンを有効量増量しました。すみません、たくさん書いてしまったので、後編に続きます。
2014年03月07日
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