青空のように

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2009年03月28日

What's Going On

(5)

テーマ：日記を意図的に曲名する。(691)

カテゴリ：カテゴリ未分類

これだけ間が空いてしまうと、照れくさくもあるし冒頭の言葉に困りますね。
とりあえず、「やあ、元気？」というところで、お許しねがいたい。

今月から安定して黒字になるはずが、世の中うまくはいきませんね。
中旬から、バタバタバタと、利用者３名が入院し、売り上げが一気に４０万円減になりそうです。
「陽だまり」は、登録者が少なくひとりひとりの利用回数が多いので、こうなるとお手上げです。
やっと資金繰りから開放される・・・と安心していたので、また一から出直しなんだと思うと正直気持ちが萎えそうですが、しょうがないです。僕は粘ります。

ブログを更新できなかったのは、何度か書いたＡさんに付きっきりだったせいもあります。
徘徊の強烈なＡさんへの対応について、スタッフから「Ａさんにだけ全力投球なのはおかしい」という不満が出て、僕は、「利用者全員に全力投球」しているつもりだったので頭にきて、それ以後は僕がほぼひとりで対応していました。

昨日も利用日で、僕が対応しました。

「良い状態」のＡさんは、ニコニコして僕と並んでゆっくりと歩いていました。
途中で、満開の桜の下も通りました。
「良い状態」のまま送り届けた・・・と僕は信じたいのですが、その５時間後、午後９時半、徘徊中に、車にはねられました。即死だったそうです。

今日も利用日だったのですが、同居の奥さんが朝電話をくれ、「今日は休みます」ということだけで、電話は切れました。
Ａさんが亡くなったことを、僕は昼のテレビニュースで知りました。

「悪い予感」とか「胸騒ぎ」というものが実際あることを、知りました。
Ａさんの周囲は僕を含めて、ここ２・３日みんなそういうものを感じていたようです。

なにもできなかった・・・という思いと、それでも僕は少なくともＡさんにイヤな思いはさせなかった・・・という感情が交錯します。

どうか、最後に歩いた満開の桜の色が、Ａさんの心に映し出されていましたように。
今はそう祈るだけです。

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最終更新日 2009年03月28日 19時35分36秒
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■コメント

Re:What's Going On

クリスさん

私を娘だと勘違いして労いの言葉をかけてくださったときのAさんの、穏やかで優しい表情を思い出します。
Aさんは友人の弟さんのお友達の親御さんです。
私にとって、利用者さんやそのご家族は家族同様。
どなたも同じように大事に思っていたけれども、親世代の、周りに少し嫌がられてしまうAさんに対しては、あまり良いことではないかもしれないけれど、やはり特別な思いがありました。
他の利用者さんやそのご家族にとってはともかく、Aさんやそのご家族にとって、陽だまりは、最後まで拠り所にはなれなかった、もしくは信頼されていなかった、ということですよね。
夜も徘徊しているということに気づいてからこれまでに、漢方のことを考えたり、少しでもたくさんのレクレーションを考えたり、何か少しでも、ただの一つでもできることは無かったのですか。
プロとしてご家族を支えたり相談にのったり助言をしたり、できなかったのですか。
介護職の仕事は、援助だけではないはずです。
とても悔しいし、申し訳ないけれど、とても腹立たしく、許せません。
たった一人のことも大事にできない事業所に、たくさんの人を大事にできるとは思えません。
｢陽だまり｣という名前から受けるあたたかさを、いつになったら本物のあたたかさに変えられるのですか。
今のままでは、施設とあまり変わらないのではないですか。 (2009年03月28日 20時31分27秒)

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お疲れ様です

basil_o さん

社長！

・・・粘ってね。

アタシは失業確定の身分で、あくせくしてはいるけれど、引く手あまたの「介護」方面へは応募できないでいます。

だって、コワイ。

必要な、誇りある仕事なのはわかってるつもりですが
同時にあまりにもごまかしがきかない仕事だとも思う。『オマエに勤まるのか？』自問する、答えられない。ごめんなさい。誰にともなく謝りたい。

それから。
クリスさんへ。はじめまして。

この状況でその言い方は、あまりにも・・・「残酷」と言ってしまうと感情的ですし、現場をこれっぽっちも知らない人間が発言することすらおこがましいとも思うのですが。

介護が必要な方への『思いやり』を持てる方なのであれば、そんな言い方できないと思うなぁ。絶対の正解なんかわからない。いや、多分「無い」。

ねぇ、つい数時間前に一緒に歩いた人が亡くなったんだよ？その人はほとんど遺族じゃないですか？違う？
少なくとも平気じゃいられないですよ。

「より正しい」対処方法があったにしても、貴方の言い方はあまりにも無惨です。赤の他人が読んでも心痛みます。ホントに。

今は、Aさんの冥福と奥様の心の平安を一緒にお祈りしませんか？お願いします。 (2009年03月28日 23時54分57秒)

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Re:What's Going On

クリスさん

basil_oさん
書いてあることと現実は違いますから。
一度現場で一緒に働いてみるとわかると思いますよ。 (2009年03月29日 00時41分51秒)

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頑張ってください。

こぶたさん

こんにちは。
介護の現場に関わっている者として、色々大変な状況お察しいたします。この度は本当にお疲れさまでした。
信念と情熱を持ち続けて経営と現場の両方に身を置くことを、どうかやめないで下さい。外野の意見・批判は自分のなかで消化したら、それ以上は念を継がずに。身内の職員の場合は、話し合う努力をしても本質的な方向性が相容れなければ、共に歩むことはできないと認識せざるを得ないでしょう。
理想の頂きに向かっての歩みを止めないことに、起業した意味があると思います。
何のﾊﾞｯｸﾎﾞｰﾝもない人間が、資本の論理を追わずに会社を維持していくのがどれ程大変なことか。一歩一歩、一日一日、頑張って下さい。応援しています。 (2009年03月29日 17時38分09秒)

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Re:頑張ってください。(03/28)

フッサストラットさん

ずいぶん日が経っているので(~o~)読んでもらえるのかどうか・・・。

介護施設を運営なさっている方でしょうか？
涙が出そうですよ。
自分は給料ももらわず、資金繰りのために自宅も抵当に入れてお金を借りました。
自分が思い描いていた理想とは、ずいぶん違ってしまったことは百も承知です。
「理想と現実は違うんだぜっ」などと居直るつもりはありませんが、現実が理想と違っていることを、「それで良し」と思っているわけではないことを、ぜひわかっていただければと思い、読んでいただけるかどうかわからないまま、返事を書きました。
ありがとうございます。 (2009年05月01日 00時54分05秒)

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