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GW初日は、私は会社にひとりで仕事・・・しかも体調悪かった~。どっぷり疲れて帰って来て、テレビをつけると、ちょうどNHK「世界美術館紀行」をやっていた。しかもどうやらフェルメールのお話・・・やった~!普段金曜夜はバレエのレッスン日なので、いつも見たいと思いつつ、この番組はまともに見たことがない。ビデオは壊れているし・・・でも祝日はレッスンがないので、今回初めて見ることができ、体調悪いのもどっか飛んでった。オランダ・マウリッツハイス美術館の宝とされる、フェルメールの「真珠の耳飾の少女」と「デルフトの眺望」の2点が取り上げられていた。フェルメールは17世紀オランダの画家で、文献もほとんど残っておらず、謎が多い。小品が多いにも関わらず非常に質が高く、世界で30数点しか真作が存在しない。世界中に熱狂的なファンがいるし、盗難事件にも何度もあっている。この番組でいろいろと研究の成果が紹介され、興味深く見た。ウルトラマリンブルーという宝石の原石から作られた絵の具のことは聞いたことあるが、それが「真珠の耳飾の少女」のターバンや「デルフトの眺望」の晴れやかな空だけでなく、直接ブルーでない、木立の葉や白っぽい水面にまで使われているのは初めて知った。見えないところにも宝石を使うなんて。でもそれが絵の静かな輝きを生み出しているんだろうな・・・また、「デルフトの眺望」の建物の壁や屋根には砂が塗られていたり「真珠の耳飾の少女」の少女の唇のわきにほんの1点の白を置くことでより生き生きした唇のつややかさを表現したりと、画家の並々ならぬ細部の表現へのこだわりと情熱を感じることができる。「デルフトの眺望」はこれまであまり興味なかったがぜひ機会があったら見てみたいと思った。「真珠の耳飾の少女」は2000年、他の4点とともに日本にやってきて見ることができた。その年は「恋文」という作品も名古屋に来ていたが、確かオランダとの交流を深める「オランダ年」だったからだと記憶している。「真珠の耳飾の少女」の実物はやはり素晴らしかった。この絵の前はあまりの混みようで、立ち止まらずに見るよう誘導されるので何度もぐるぐる列に加わって見たり、離れていろんな角度から眺めたりした。少女の肌は白桃そのものだった。白く柔らかく輝いていた。そして不思議なことに、どこかのお寺の天井画の龍のように、どの角度から見てもこちらを見ているようなのだ。心持ち斜視っぽく見えたのだが、そのせいかもしれない。また、写真などでは少女はほほえんでいると思っていたが、実際は、不思議なあいまいな表情をたたえている。ほほえんでいるようにも、何かものいいたげにも見える。そんな言葉か吐息がもれでてくるのを見守ってしまいそうになる、ふとほころんでいる瑞々しいくちびる。あの日の「真珠の耳飾の少女」を思い起こして幸せな気分になる。あと、番組でウルトラマリンブルーの絵の具を当時の作り方で作るシーンがあり、面白かった。なにしろ、風車で材料を粉にひくのもいかにもオランダらしいが、その作業をしているおじさんの足元は、サボ!アロアがはいてるような、先の反り返った木靴をほんとにはいてるのがツボにはまってしまった~。へんなところにウケてしまったが、興味深い番組を見てその世界に浸れた、いい時間だった。
2005.04.29
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ウィノナ・ライダーとアンジェリーナ・ジョリーが出てた映画「17歳のカルテ」はまだ見てないけど、その原作の「思春期病棟の少女たち」という本を見つけたので一気に読んだ。アメリカのハイティーンの少女たちが入っている精神病棟の話だ。作者自身の回想記なのだが、想像していたよりもずっと淡々として、少女たちは生き生きと描かれている。なかなか興味深い。そうした病棟に入っている患者には確かに狂ってしまって通常の生活のできそうもない例も多いが、そこまでいかない、はざまにいるような例も多そうだ。作者の、自分の病気や意識や感覚や精神などについての考察を読むと、不思議な気がしてくる。自分の行動や感情には、無意識の恐れや自分でも気づかない理由があったりする。彼女たちには彼女たちなりの正しい感覚や理由があってどこから狂っていて、どこからが正常かは本当には証明できないような気がする。人は何を持って精神が「正常」だと判断しているものだろうか・・・私にはほんとの答えはわからない。この映画でアカデミー賞助演女優賞をとったアンジェリーナ・ジョリーはどの患者の役をやったのだろう、というのが読んでるときのもうひとつの楽しみでもあった。今度、映画も見てみよう。
2005.04.27
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月曜はジムでジャズファンクのレッスンの日。ひと月3回である程度つながった振り付けをやるから、最終週である今日は、少しだけまともに振りつけを踊れた。ストレッチのあと、休憩室で休みながら、久々にぼーっとした。いろいろあるけれど、毎日楽しい。寝不足な毎日を送りながらふと気づく。数年前までよどんだ日々を送っていた。その頃のような、「これでいいのだろうか」と繰り返し押し寄せていた不安と焦り、「これでいいんだ」という自分への言い聞かせ、それが今一切ない。ただただ邁進して、そんなこと考えない。考える暇もない。本当にたくさんのことをやっている。こんなにやれるんだとも思うし、もっとやりたいとも思う。会社へ行き、ジムへ行き、バレエとジャズとHIPHOPを踊りマシンでトレーニングをし、ときどきヨガをやる。個人的な仕事も抱え、走墨をやり、HPを更新する。詩をかく。美術展へ行く。本を読み、DVD映画を見、たまにライブや舞台を見る。友人に会う。旅行し、写真を撮り、文章を書く。今年は馬に乗ろうと思っている。子供の頃からひそかに憧れていたが、動物が怖い、怪我したら踊れなくなる、という怖れのためにやったことがない。でも今年は突然やってみようと思いついた。機会があったら以前やり始めたオカリナをまた練習したい。私には鳥の声のような高い音のオカリナは似合わない。草原や岩場の吐息のような、アルトのオカリナの音。音を奏でるという行為は、なんと心を慰めてくれることだろう。そして先日shihoさんのページで触発されてしまった、絵本づくりへの思いの再燃。あげたらきりがない。やりたいことがたくさんあるのは幸せなことだ。欲張りすぎてどれも中途半端になると悩んだこともあったけど、すべてが私だから。しょうがない。真珠のように完全なる球のシンプルなピュアな美しさにも憧れるが、多面にカッティングされ、どの面にも輝きを見せる宝石になれたらそれもいい。
2005.04.25
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金曜日は仕事のサイクル的にいつも遅くなりがち。今日も走ってジムのバレエレッスンにかけつける。ストレスが噴出して、電車の中や駅でも周りの人にイライラしてしまう。しかしスタジオ内にゆるやかな曲が流れて、体の動きと呼吸を合わせ始めるとそうしたストレスがすーっと遠くへ行く。仕事やストレスに打ちひしがれた日こそダンスが必要なのかもしれない。毎回だいたい自分なりにテーマを決めてレッスンするのだが、先々週と先週は腕の動きだった。でも先週バーでグランバットマンをやったとき、他の人が力強くやっているのを見て私は細かいことを気にし過ぎて、抑えてかたくなってるのを実感し今日は「のびのび」をテーマにしてみた。同じバーについた人が女性2人、うまい人だった。ひとりは前はよく来ていたセシルカットっぽいほっそーい人。ストイックそうだな~といつも遠くで見ていた。一匹狼だけど、今日はほんのすこーし気さくさが垣間見れた。よけいなものは一切削ぎ落としたような、無色・中性的な印象があり、クラシックバレエは基礎練習で本当はモダンやコンテンポラリーをやってるんじゃないかと思わせる。もうひとりは学生かもしれないけど非常によく訓練された方でジムには珍しい本格的な、しかも現役的な技術を持つと感じられる。首が白鳥のように細くきれいで、技術だけでなく表現の部分もレッスンで出している、ジムでは希少な存在だ。バッチュ(片足のつま先を軸足に打ち付けるような動作)をしてるとき練習用のバレエシューズなのに、まるでポアントをはいてやってるように見える。素晴らしい。ピンクのオーラ?というよなバレエっぽい華やかさをまとっている。対照的な2人だが、黙々と一緒にバーレッスンをやれることがとても嬉しかった。目の保養にもなる。いつもなるべくレベルの高いいいものを見てレッスンしたいものだ。フロアではピンクのオーラを出してる「オーラ姫」のアラベスクの美しさにおお~と目を奪われる。素晴らしい背筋!「セシル」さんの空中でしゅっと完璧にのばされる足先。滞空時間が長いのかもしれない。私は今日はピルエットはあまりよくなかったが、シェネはよかった。数少ないけどいいお手本を見ながら、うまくなりたいな。レッスン後、いつもは一匹狼な私だけど今日はストレッチスペースで他の人とおしゃべりしたりした。先生がやってきて「足は大丈夫ですか?」と尋ねてくださり、足のほぐし方を教えてくれた。背中をやわらかくするにはどうしたらいいか質問すると腰をいためない背筋の鍛え方、呼吸、逆におなかを伸ばすことなど実践的に答えてくださった。とても嬉しかった。体がかたかったり、レッスン中足が痛かったりするのは事前のストレッチが不足してるせいもあるので「よく残業で遅れてきてすみません・・」と謝ると「いいのよ~、ゆっくりゆっくりやればいいのよ、長く続けていただきたいし」とにこやかに言ってくださった。う~(T-T)その後マシンでトレーニングして、お風呂に入ってすっかり仕事でのストレスも飛んでっちゃってアパートまでの夜道を、踊るようなステップで帰った。
2005.04.22
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楽しみにしていた「ゴッホ展」。開催されると知ってすぐペアチケット(2人で1,800円!安いっ)を購入したのは昨年の12月。土日の混雑を避けようと、会社の休みを取ってようやく今日行ってきた。が、平日でも45分待ちのプラカードが・・・甘かった。友人とめげずに並ぶ。昨年の「マティス展」でも、昔「MOMA(NY近代美術館)展」でもけっこう並んだし。これまでで一番並んだのは「フェルメール展」だった。平日午前にかけつけて、炎天下の中、外で2時間、中に入って30分くらい。あれは大変だったな・・・倒れる人がいてもおかしくない、何かいい解決法はないんだろうか。「ゴッホ展」は実際は20分くらいで入れた。よかった!でも中もすごい混みようで、最初のほうは飛ばしてまず狙っていた見たい絵から見始め、その後空いてそうなところを次々見ていった。私はこれまでそんなにゴッホ好きというわけではなかった。パリでオルセー美術館行ったときも、ゴッホの作品は多数あったのにルノワールやモネに目がくぎ付けになっていた。でも今回ちらしの「夜のカフェテラス」を見たときこれまでのゴッホのイメージと違って、いいなあ!これ見たい!と強く思った。そして「夜のカフェテラス」以上に、心をぐっととらえた作品は「種まく人」や「糸杉と星の見える道」だった。「種まく人」の太陽の強さといったら!黄色はゴッホの生理的な色なのだろうが、パリ時代の静物の絵などに塗られている緑がかった黄は、どこか鬱屈した感じがして、病的な神経質な黄色だが、それがアルル時代になると、力強く外に発散された感じがする。太陽の光が強烈な黄色、黄緑で、出口を見つけたように放射されている。種まく人の畑も不思議なブルーやオレンジがかったピンク、グレーなどがうねうね生き物みたいに地面をおおっていて独特なリズム。左隅にちいちゃい家が描かれており、つつましくかわいらしくて、愛しくなってくる。「種まく人」といいつつ、種まく人は脇役な感じ(笑)「糸杉と星の見える道」は力強くもあるが、配置のバランスなどがとても美しく感じられた。実は綿密に繊細に制作されたのだろうと思う。星とその輝きが何とも言えず、かわいい。おしゃれ。糸杉や空のうねる筆あともすべてがらせんを描き、もえたっている。う~ん、これまでゴッホの、こういううねる絵はそのよさがいまいちわからなかった。でも今回、初めてそのよさを感じ取れた気がする。大きな収穫だ。ミレーやドラクロワの模写も圧倒された。模写といいつつこれは模写じゃない、超えてる!と思った。ゴッホの強烈な生理がどっと前面に出てる。でも元気がないとき見たら、ちょっとやられそう・・・そんな毒味のようなものさえ感じる。ゴッホ以外の作品では、ミレーの「パンを焼く女」がよかったな。これは昔ミレー展で見たことある気がする・・・懐かしい。女の無駄のない、力強い右ひじがいい。シニャックの点描の「糸杉」も、まったくゴッホと異なり面白い。スーラやシニャックなどの点描の作品は、理論として興味深いものの、印刷で見るとぜんぜん魅力がない。でも実際作品を見ると、すごくいい!とまで思わなくてもけっこう目が奪われてしまうのはなぜだろう?これまで知らなかったドービニーという画家の作品もよかった。曇り空の、遠い地平の描写が心魅かれた。曇り空を描こうとするところからまず、いいなと思ってしまう。広重も好きなので、ゆっくり見たかったが、あまり見れなかった。広重はまた別な機会に見ることにしよう。その後、一緒に見に行った友人とお茶してものすごくいい天気だったので北の丸公園を散歩した。桜がわずかに残っていた。つつじのつぼみが色さまざまに濃い緑の中に点在しておりつつじのつぼみがこんなにかわいらしいものだと初めて気づいた。大きなけやきの木の下でひと休みし、ここちいい風に吹かれながら今回の「ゴッホ展」を反芻した。ぜいたくな時間だった。ゴッホ展詳細のURL【国立近代美術館】http://www.momat.go.jp/Honkan/Gogh/【東京新聞】http://www.tokyo-np.co.jp/event/gogh/【NHK】http://www.nhk-p.co.jp/tenran/gogh/
2005.04.21
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前から見たかった「ダンサー・イン・ザ・ダーク」を借りてきて見た。友人から「これは重いよ~元気のあるときじゃないと疲れるよ!」と言われていたので、ここ数年ずっと見そびれていた。「見終わって脱力感に襲われ、人生最高の映画になるか最低の映画になるかどっちか」とかなんとか、レンタルやさんのコメントでもすごいことが書いてある。うわ~、なんじゃそりゃ。実際、ストーリーに関しては、勝手に想像していたような「絶望的な運命なのに舞台が好きで、息子のためにがんばる母親の前向きなミュージカル」とはまったくかけ離れていた。いや~、重い!でも賛否両論ありそう。アン・ハッピーエンドがけっこう好きな私でも「なんでそこまで!」とちょっと納得がいかない。でも、ビョークの魅力は少しわかった。聖女的であり、小悪魔的であり、不思議な魅力がある。歌もいい。ミュージカルシーンは、どちらかというとプロモーションビデオっぽい。線路と列車上でのミュージカルシーンがとてもいい。工場や列車の音がそのまま音楽のリズムに移行していくのはミュージカルではよくあるけれど、この映画の場合はそれがよりリアルになめらかに心地よく、独自のサウンドに移行していく。それから、よかったのは、友達役で出ていたカトリーヌ・ドヌーヴ。年を重ねても、本当に美しい。演技もいい。敬意を払いたくなる。ドヌーヴが工場でのミュージカルシーンにいるのを見て私の大好きなミュージカル映画を思い出してしまった。「シェルブールの雨傘」ではない。「ロシュフォールの恋人たち」というフレンチ・ミュージカルだ。(ジャケットはDVDのものです、古い作品なんで楽天ではビデオしか見当たらなかった(>_
2005.04.17
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東京では数日前に突然あたたかくなり、眠っていたような桜が、いっせいに花開きました。近くの公園とそこから続く桜並木をぶらぶら歩いてきました。近くの公園の池の表面は花びらに覆われてました公園の池から続く用水路沿いの道は桜並木がきれいです風が強くて桜吹雪が舞っていました、こんな桜吹雪は初めて!黒々とした幹から美しい新芽と花が芽吹いています青空に桜、胸をすくような美しい配色です桜は大好きです。桜に覆われた白い空間にいるととても不思議な気持ちになりますね。陽の光が花びらの薄絹を通して差し込み、なんとも言えないやわらかで静謐な空間に迷い込んだようです。桜吹雪の中に立つのも、心が急くような、切ないような、心打たれる時間を味わいます。かげろうのような淡やかな時空でありながら、それでいて季節の巡りに立ち会っている自分の存在を強く感じたりします。今年もそんな季節が確実に訪れ、そして過ぎ去っていくのです・・・私も、行かなければ。
2005.04.10
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いつも朝ばたばた用意し、仕事帰りにジムへ駆け込んでレッスンしてる私。最近準備や着るものやストレッチがおざなりになっていた。今日は仕事は早めに切り上げ、ジムへ行った。昨夜用意しておいたヘアバンドでのびてきた髪をとめ、がばっとしたTシャツはやめて、体のラインの見えるシャツにし、眉だけでもメイクを直してからレッスンに出た。それだけで意識がしゃきっとし、レッスンも変わってくる。自覚も変わる。人から見る目も変わるのかも。前回から先生に個人的な指導を続けて受けた。レッスン時間も短いし、人数も多いのでほんのちょっとしたアドバイスだが、それが嬉しい。前向きに取り組んで、伸びると感じさせる状態でないとダンスの教師は個人的なアドバイスを授けないものだから。ジムではなく、バレエスタジオに通っていた頃の感覚を久々に思い出した。忙しさや疲労などにかまけてないで、高い意識を持ち続けなければ。レッスンとしては、今日は背中があまりのびなかった。バーレッスンのとき、上体が反り気味になってしまった。わかっていて直そうとしたけれど、バランスが直せなかった。腕から手先の動きは、前回気づいたことを気をつけてやってみた。力を抜くことだけでなく、腕から手先にかけてらせん状に伸ばすことが実感としてわかった。バレエはすべてらせんを描くのはわかっていたけれど、頭でわかるのと体で実感するのとは違う。ちょっと進歩したと思う。脚はあいかわらず痛みもあり、のびてないのでルルベ(かかとを上げてつま先立つ)でやるところも無理せずアテール(かかとを上げずに立つ状態)でレッスンした。今日もバレエ、楽しかった。バーのとき、ゆるやかなピアノのレッスン曲を聴きながらあんまり幸せで泣きたくなった。バレエだけでなく、ダンスしてるとときどきゆったりした曲でぽかんとある空間ができるのを感じる。そして泣きたくなる、あまりに幸せを、あまりに自由を感じて。こんこんとわく泉から幸福が溢れ出してきて、体と心にしみる。その幸福にたゆとう。やっとここまで辿りついた、と思う。
2005.04.08
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先週の月曜のことだった。久しぶりの友人から、ケータイメール。「突然ですが、火水の夜、どちらか空いてますか?」 ─明日かあさってか、うん、あいてるよ。「赤プリでタップダンスのディナーショーがあって」 ─ほう~、赤プリで。「チケットが2枚あまってるらしい。」 ─それはいいねえ~。「たけしの映画にも出てたグループでかっこいいです。6:30に来れるなら、一緒にどお?」 ─え?ええええーーーーーっっっ!それって「座頭市」でタップを踊ってたTHE STRiPESではないか!最先端のタップダンス。行く行く行くーーっ!残業ぶっちぎって行くーーーっ!あさってと言わずすぐ明日行くーー!今までテレビでしか見たことなくて、機会があればぜひ見たいと思っていたが・・こうゆうのをタナボタというのであろう。わあ~~嬉しい。運が向いてきた!!とまで思って小躍りしまった。単純な私(^^;)どうやら彼女のダンナさまの職場でチケットがあまっているらしい。持つべきものは、顔の広いダンナさまをもつ友人ね!ほくほく(*^^*)ところが・・・その夜きたメールでは「ごめーん、私のバイトが休める状態じゃなかった。」うわっ!なんなのなんなのさー!まさか、彼女が来れないのにチケットだけくれー!っていうのもさすがに憚られ・・・結局チケットは、ダンナさまの職場でほかへ流れたらしい。「今どきのタップは、リズムタップって言ってね、私たちが習ってたときとは違うんだよ~!見たかったなあ。うわあ、残念~~~」電話でひとしきりしゃべると、友人はそこまで私が興味あると思ってなかったみたい。たまーにそういうチケットが出るらしいので、また次に機会があったら誘ってくれると言ってくれた。今回有頂天になって小躍りしてしまったけれど、そうそううまくは行かないものね・・と自戒。それが先週の話。そして今週になると、今度は別の友人から「クラシックのコンサートのチケットをもらったから行かない?」とメールをもらい、また「行く行く~っ」とやってしまった。ってことで来週の火曜日夜はクラシックのコンサート。そのあと友人と食事したりおしゃべりしたりできそう。友人たち、なんだかんだで不義理な私なのに誘ってくれてありがとう(T.T)あ~~、それにしても残念だったな!今度「座頭市」でも借りてきて見よう・・・「座頭市」「ダンス・スタイル・ステッパーズ」
2005.04.07
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今日はジムでHIPHOPのクラスに出た。この水曜のクラスは、2ヶ月ぶりくらい。残業で間に合わなくて参加できなかったりヨガのクラスに出たりしてたから・・・ここのところトレーニングを少しきつめにしているせいか、毎日筋肉痛~。でもそれは悪くない。ただ、今日はちょっと脚の痛みから腰のことが心配で、注意深くストレッチやアイソレーションをした。HIPHOPの振り付けは、私の体にはまだなじんでいないのが多くて、考えたり翻訳(?)したりしながら覚えてる。とっても不様だろーなー。なのに、最前列の真中近くにポジションを取ってしまって。その位置だと女性インストラクターを間近で見れるのはいい。小柄なのに、動きも大きく、なのにシャープ。ときどきレッスン用のマイクで振りを指示する合間に曲に合わせて小さな声でスキャットしてる。その雰囲気がとてもすてきだと思う。自然と歌ってしまうんだろうなあ。リズムを感じたら勝手に反応して踊ってしまうのと一緒で。彼女にとっては歌もダンスで、そして体は歌うように踊っているのかも。途中、腰よりも去年いためた右足首が一瞬違和感があり、やばい!と思ったので、それ以後は抑え気味に踊った。だいぶよくはなっているのだが、まだ伸びきってないのでひねったりくじいたりしないように気をつけよう。久しぶりのHIPHOP、楽しかった。体がもっと反射的に動けるようになるといいな。帰りの電車でぐっすり眠りこけ、今日唐突に咲き誇った桜の木の下を弾むように歩いて帰った。
2005.04.06
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最近、little-starさんのサイトの「詩人の会」に参加してみてる。本日の詩の「お題」があって、思い思いに詩をつくって投稿するのだが、なかなか面白い。私は小学校のころから23歳くらいまでこっそり詩を書いていた。その後はおそらく詩が必要でなくなって、書かなくなった。人とうまく折り合えるようになったからかもしれない。ここ2~3年、また詩を書こうかなあと復活したけれど言葉のあふれてくる時期や自分の状態があって、そういう状態にはなかなかなれない。そうすると、誰に見せるのでも仕事になるのでもないので結局、復活したと言ってもほとんど書かないでいた。でも、こうやってlittle-starさんの決めた「お題」があると半強制的とまで行かなくても、「何か書いてみよう」と思って詩モードに入り、自分の感覚と言葉とに向き合う時間を持つのはいいことだなあと思う。little-starさんに感謝★そして先日のお題に対しては、私はとっさに出てこないので数年前に絵本の原案として書いた文章を少し直して投稿してみようと思った。ちょっと「ズル」とも言えるかな?(^^;)そのために引き出しからこの3年、封印していた過去の絵本の原案やラフ原画などを引っ張り出して、探し始めたのだが、忘れていたストーリーや、懐かしいストーリーなどいろいろ出てきてしばし読みふけってしまった。形になったものもあれば、形にならないで放置されたものもある。ラフ原画とは言え、ページ割りまでされているものもあればわーっとわいてきたアイデアを書きなぐったものもある。筆で描いたもの、試し刷りしたもの、悩んで決めあぐねて何度も書きなおされたもの・・・案外面白いじゃんと思うものもあり、これを形にしたいなあとあらためて思った。これらは昔私の頭の中で創造され、紙切れに発芽したものの形を与えられずに引きだしの中で私をじーっと待っていたのだろうか。いろいろ思い出してしまうから封印していた。のんきで守られ安穏としていた過去の自分、生活・・しかし今それは過去の感傷よりも創られ表現されるものとして、どうすべきか?と考える対象となった。今回、詩みたいな形にして、投稿してみたけれど絵本として考えられたものは、絵本だ。それ以上でもそれ以下でもない。言葉と絵が同時にあるいはからみあいながらイメージされて出てくる。詩でもなく、こうした文章でもなく、ダンスや絵や写真などでもなく「絵本」として、イメージし表現しようとしたものは当たり前なことだけど「絵本」として形を与えるべきだ。それは決して普遍的な作品でも、子供のための絵本でもなく自分のため、あるいは無力だった子供の頃の自分のため、あるいは私の身近な人をあたため励まし慰め笑わせる、そのために創られる。絵本を創るのは案外エネルギーがいる。実際作成するのは、実は私にとって苦痛な作業なのだ。やりたいこと、やるべきことが山ほどあるなかでどうやってその想いの芽をつぶさずに実現していこうか・・・そんなことをいろいろ考えさせられた。機会を与えてくれたlittle-starさんには本当に感謝している。彼女の日々の情熱が、私にも熱を与えてくれている。
2005.04.05
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今日は新年度初のクラスのせいか、新しい人が多かった!HIPHOPやってる感じの男の子などが入ってきて少し雰囲気が変わった。上手な人が増えると嬉しい。いろいろ盗めるから♪振りを覚えたりとか、ジャズ的な決め方などは多少できてもHIPHOPやってる子のノリ、力の抜け方、重心の取り方・移し方などはほんとに自分にないものばかり。そういう踊りを見ると、自分のはとても重く感じる。古いジャズの、なにしろねばりと大きく踊ることが身体にしみついているからなあ。でも、自分なりに活かせるものはあると思うし、吸収するものは新しくどんどん吸収しようと思う。実際はそんな、どんどんなんて吸収できないんだけど・・ダンスのクラスのあと、マシントレーニングは最近少し負荷を増やしているため、最後はバテた。女性初心者用の重さにプラスアルファしてるくらいで大した負荷ではないけれど・・・なぜかトレーニングしてるときは、気持ちが戦闘的になる。「ますらお」(笑)の血が騒ぐんだろうか。トレーニングしてるほかの女性もそうなのかな?聞いてみたくなるときがある。だいたい週2で、淡々とダンスとトレーニングをする日々が続いている。友人とやる予定のダンスのライブの話は進んでいなくてでもその日に向けて、淡々と焦らず身体をつくっている時期。ストーリーというか、イメージが1つあるのだが、それを踊れる身体をつくっておかなければ。
2005.04.04
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ジムのバレエのクラス、月に1回は初級クラスになる。いつもは初級クラスはさぼって、HIPHOPやピラティスなどほかのクラスに出たりするのだが、今日は初級クラスに出てみた。今日は特に新年度の最初のクラスだったので、初心者も多く、用語の説明から入るほど基礎的だった。が、じっくりやったのが却ってよかった。普段気を使えないところを意識することができたと思う。先生に、手先に力が入っていることを指摘された。昔に比べ、手先に神経を行き届かせ、だいぶ美しく動かせるようになったと思っていたのに先生に指摘され、力を抜いてやってみたら、鏡の中の私の腕から手先にかけてのラインがまるくなだらかに変わった。それは今までレッスンで見てきた、上手な人の手の形と近かった。「作った」形ではなかったのだ!と初めて気がついた。その人それぞれの手の形や、そう作った形だと思いこんでいた。その形は、手先の力を抜くと自然に出来るラインだったのだ!今さらながらの、でも大きな発見!また、脚やお尻、背筋のトレーニングの効果が今日も感じられ、タンジュ(片足を前・横・後ろなどにすり出す動作)のあとの5番ポジションでも、より5番に近い形に足がおさまったり、フロアでの振りでは、トンべ(片足で跳び、同じ足で着地するジャンプ)でも1番アラベスクのポーズが見え方がだいぶ違ってきた。筋トレが身を結んでいるのを実際見たり感じたりできるのでバレエが以前よりさらに楽しい。筋力を週2くらいで鍛えて、やっと人並み、といったところだが、自分の身体でバレエ的構造がわかる、理解される、実践できる、その悦びは本当に大きい。気を良くして、そのあとのマシントレーニングでは、少しだけ負荷を増やしてみた。また、最近さぼりがちなストレッチを、マットの上でじっくりやった。身体がオープンになっている。のびのびしている。ヨガのポーズもいくつかやってみた。真珠貝のポーズ、牛の顔のポーズ、鋤のポーズ、犬のポーズ、小鳩のポーズ・・呼吸法ともあいまって、とても気持ちがいい。今日は難しいステップや新しい振りをやったり、踊る楽しみを味わったりはしなかったが、基礎的なことばかりじっくりやって、身体がのびのび喜び、弾んでいるのを感じられた。
2005.04.01
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