かえりみち

かえりみち

2008/02/27
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★2月23日

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ぎゃ、逆光が・・・・。

岡山の朝はゆっくりとやってきた。ホテルの朝食は絶品だったなー。
生憎様、必携の書にラテをこぼした。
チェックアウトして、重いボストンを左肩に、岡山城にやってきた。

岡山ってば、私の感覚からすると宇喜多直家って感覚なんだが、皆さんはどーだろうか?
別名、烏城。黒色の立派な城郭である。

東国とは違い、西国の城郭は幕末の戦火にさらされていないため、素晴らしい城郭が残っている。会津若松の鶴ヶ城など戊辰戦争後の写真を見ると涙が出てくる。

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立派な岡山城ではあったが、実は・・・岡山大空襲で消失しているという。再建にしては、物凄い立派。とても後世の造りモノとは思えない。

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岡山にも「旭川(あさひがわ)」ってのがあるんだね。児島湾に注ぐ雄大な川だった。
そういや、秋田市内にも「旭川(あさひかわ)」ってのが存在する。清流でごぜーます。
ご記憶されたし。
勿論、北海道の旭川もいいとこ。(・。・)

後に北越戊辰戦争を起こし、西軍に対してガトリング砲をぶっ放した、幕末の長岡藩総督、河井継之助は江戸より遥か備中松山(現在の岡山県高梁市)の山田方谷(松山藩板倉家家老)を訪れる中途、岡山のことを自身の日記「塵壺」にて次のように記している。



★参考引用「塵壺」( 長岡市立中央図書館・塵壺

岡山は江戸の頃より、四国へ行く中継地だったのである。河井は、四国行きを諦め、備中に向かった。後述として、コロリの病(コレラ)が大坂、神戸、岡山で流行り死人も出ていたということが「塵壺」には記されている。

今は便利な時代である。岡山からは本四備讃線(瀬戸大橋線)があり、備前と讃岐は快速マリンライナーであっという間に往来できる。

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↑岡山駅しおかぜ亭「かきあげうどん」(400円)

うーん。岡山のうどんもまたウマい。なんか、毎日うどんばっか食ってるような・・・

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特急しおかぜは、な・ん・と♪
アンパンマン列車である。これは子供が喜びそう。

別に、ジャムおじさんを撮影したのは狙ったわけではない。(内輪)

これに乗って松山まで一直線。茶屋町から本四備讃線に入る。
そしていよいよ海外へ。瀬戸内のしまなみが美しい。瀬戸大橋は今年開業20周年。

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何気に私と同い年です。そして、宇多津へ。初、四国上陸。(降りたわけではないが。)
しこたま長い予讃線を特急しおかぜは猛スピードで西へ向かう。

三好野の穴子飯を食す。この行程ではじめて魚食ったぞ。

今治を出たあたりで、なんか後ろの方で車掌と客のじーさんが揉めている。どうやら途中下車のことらしい。客は予讃線の松山以遠の切符を買ったのだが、天気があんまりにもいいので松山で降りたいという。

だが、100キロないらしいから降りれない。JRの規則上無理である。

押し問答が續いた後にじーさんの放った言葉がおもしろい。

「100年も前から、こんな制度があったんか?」

車内は大爆笑。車掌もたじたじ。そんな勢いで、松山に到着。駅前のネットカフェで時間を潰す。うぅ、穴子が・・・食べ過ぎたようである。さすがに朝食にホテルの洋食とうどんと穴子食べれば腹も壊すって。

ホテルにチェックインした後、はじめての伊予鉄で道後温泉へ。だが、土曜日の昼時である。道後温泉本館は人の山。

仕方ないので、お隣の椿の湯に入浴。

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↑道後温泉「椿の湯」

いや、飛んでもなくえぇ風呂だ。300円でこの街中にこれだけの風呂があるとは、さすがは伊豫の国である。

「さて、本館は明日来るとしようか。」

というわけで、松山の長い夜はふけていった・・・・






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Last updated  2008/02/27 05:54:57 PM
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