かえりみち

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2008/09/01
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旅には帰る先がある。
つまりは、帰らにゃおえんのんじゃ。(・。・)

01・秋田港.jpg
↑秋田港とセリオン(秋田県秋田市土崎港)

秋田港は秋田市土崎に位置する秋田の海の玄関口である。室町時代には、土崎湊は三津七湊(さんつしちそう)の一つに数えられ、江戸時代には北前船が停泊する北方貿易の中継地として栄えた。

いざ、出航である。翌朝、敦賀港に入港するまでの長い長い船旅である。

★8月29日(金)

02・敦賀港.jpg
↑敦賀港(福井県敦賀市)

予定より30分早い5時に敦賀港へ船は入港した。古代は渤海の使節もやってきた歴史ある港である。この港は金ヶ崎と呼ばれるところにある。



南北朝時代には、南朝方の新田義貞が恒良親王、尊良親王が当地で挙兵。足利の大軍と戦って敗れた。
戦国時代には一乗谷の朝倉義景を討伐しに来た織田信長によって金ヶ崎城は開城。しかしながら、近江小谷の浅井長政の裏切りにより、挟撃された信長が京都へ撤退するという戦国期最大で著名な「金ヶ崎の退き口」が催された。

この戦での主人公は羽柴秀吉である。また、織田家の武将である柴田勝家や明智光秀、信長の盟友、徳川家康など後の天下に関係した人物が全員集合したということで、歴史のターニングポイントであると文句にある。

とりあえず、登ってみた。(早朝から山登りになろうとは・・・)

03・敦賀港駅.jpg
↑JR貨物の敦賀港駅

敦賀港駅の敷地内を無断で横断。ショートカットである。ww

04・敦賀市街.jpg
↑金崎宮のあたりから敦賀市内を一望。

05・尊良親王推定墓地.jpg
↑尊良親王推定墓地

尊良親王(たかよししんのう)は後醍醐天皇の皇子である。新田義貞とともにこの城で戦い、自刃した。墓地は推定であるそうだ。

06・金ケ崎古戦場.jpg
↑金ヶ崎古戦場の碑

07・若狭湾.jpg
↑月見御殿より若狭湾を望む。



敦賀は北陸の玄関口。山陰、畿内、東海へ抜ける交通の要衝だけに古来より戦乱に巻き込まれた。歴史に思いを馳せつつ、敦賀駅へ3キロほど歩いたわけである・・・・

08・庄兵衛さんの鯖寿司.jpg
↑鯖寿司

敦賀といえば鯖寿司。塩荘の鯖寿司は絶品でった。

とりあえず、京都に行こうと思うとったのだが、米原回りだと時間がようけかかることに気づいたので、近江塩津で下車をした。

09・近江塩津駅.jpg
↑近江塩津駅



よう考えたら滋賀県内で駅から降りたことって一度もないんですなぁ。基本、乗り換えか通過。

京都で野暮用をすませた。ここから山陰本線に乗って山陰を目指す。(以下、車窓の風景が多いです)

10・保津峡.jpg
↑保津峡

途中、亀岡で途中下車。

11・丹波亀山城.jpg
↑丹波亀山城(京都府亀岡市)

明智光秀の居城であった。光秀がここから軍勢を京に反動させ「本能寺の変」を起こしたことはあまりにも有名である。

12・光秀の城.jpg
↑標柱

13・園部駅.jpg
↑園部駅

14・豊岡駅.jpg
↑豊岡駅

豊岡は大石内蔵助の妻、りくの実家である。ここのキオスクでランチパックを購入。
長い長い、山陰本線の旅はここからが始まりである・・・・

15・餘部鉄橋通過.jpg
↑餘部鉄橋通過

そして兵庫県の一番端。浜坂へ着いた。

16・浜坂駅.jpg
↑浜坂駅

あたりはもう真っ暗である。ここは新田次郎著「孤高の人」の主人公、加藤文太郎の故郷である。

17・山陰線@浜坂.jpg
↑懐かしい気動車

さて今宵の宿はいまだ決まらず・・・・・
というわけでとりあえず鳥取に向かった。

南口のスーパーホテルに泊まったわけだが、風呂に入り、カップラーメンを食べた以外は記憶にない。よほど疲れていたのだろう・・・・。

日本縦断(山陰編・2) へ続く









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Last updated  2008/09/02 09:05:46 AM
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