かえりみち

かえりみち

2010/01/11
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ペンションワンマイルクルーズ で、住み込みでの仕事であった。

というわけで前編では松山から伊豆までの道程。後編では伊豆から東京を経由して松山に帰るまでの旅日記を書いてみたいと思う。

★2009年12月26日(土)
集中講義が終わった後、すぐ坂出に特急しおかぜで向かい、夜行列車、サンライズ瀬戸に乗車。

★12月27日(日)

01・熱海駅.jpg
↑熱海駅に着いたサンライズ(静岡県熱海市)

早朝5時40分、熱海に到着。眠いのなんのって半端ない。そして暇すぎる。あまりにも暇だったので、少し東海道線で戻った三島へ向かうことにした。

02・三島大社.jpg
↑伊豆国一宮「三島大社」(静岡県三島市)



03・大量の伊藤園.jpg
↑なんじゃ、この自販機は・・・(笑)

自販機マニアとしては唾液ものではあるが、この伊藤園の「おーいお茶」の数は・・・・爆笑もんだよ。そういや、東日本は伊藤園の自販機が多いような気がする。。

04・富士山.jpg
↑おおっ、フジヤマ!!!

久々に見た富士の頂。やっぱ伊豆はいいとこだねぇ。富士山が毎日、見れるなんて。(西伊豆、中伊豆限定ですが)
っていうて、まだ7時半か。13時までペンションにつけばいいから、暇すぎるんだよね。

05・三島駅の駅うどん.jpg
↑朝飯の三島駅の立ち食いうどん。濃いつゆが懐かしす。

06・三島駅.jpg
↑みしまー

そこで何を思いついたか・・・・
「ぶぎょうのぶらり途中下車の旅」
(三島からの伊東までのすべての駅に降りてみよう)

07・函南駅.jpg
●1駅目、東海道線函南駅(静岡県田方郡函南町)


名前の由来は「箱根」の南っていう意味で、東海道線最大の難工事であった丹那トンネルの西出口に位置している。函南駅に行くのも16年ぶり。懐かしいねぇ・・・・

でも駅の周辺には何にもないんだけどね。

●2駅目、東海道線熱海駅
(先下りたからパス)

10・来宮駅.jpg
●3駅目、伊東線来宮駅(静岡県熱海市)



08・来宮神社.jpg
↑来宮神社

09・クスノキ.jpg
↑来宮神社のクスノキ

13・伊豆多賀駅.jpg
●4駅目、伊東線伊豆多賀駅(静岡県熱海市)

伊豆多賀・・・・。降りたことはないんだよね。下道の135号も伊東線も死ぬほど通ったことはあるんだけどね。この長いホームの伊豆多賀駅は思いのほか、高いとこに位置してることが分かった。(初めて降りてみて)

11・長浜海水浴場.jpg
↑長浜海水浴場

駅からまっすぐ海に下りると、長浜海水浴場である。ここは風光明媚なとこで、網代にかけての海岸線をはっきりと見ることができる。
ただ、駅に帰る坂道がしんどかったぁぁぁ・・・・

12・東海バス.jpg
↑東海バスのバス停、懐かしい・・・・

ってなわけで、もう疲れたので、途中下車の旅をあきらめて、伊豆高原に向かうことにしたのだ。(早っ!!)

電車に揺れること45分。

14・伊豆高原駅.jpg
↑伊豆急行線伊豆高原駅(静岡県伊東市八幡野)

伊豆高原は東急グループの伊豆急行が、八幡野(やわたの)一帯を開発したリゾート地の俗称であるため、伊豆高原という住所は存在しない。
また、高原という名前の割に標高が低すぎて夏は死ぬほど暑いのは、ここだけの話である。

でもこの季節は、暖かくて過ごしやすい環境なのではないか??
まだオーナーが来るまで時間があるので、ちょっとぶらぶらしに行こうか。

歩くこと30分。

15・血塚入り口.jpg
↑河津祐泰公血塚入り口(静岡県伊東市八幡野)

血塚(ちづか)とはまた物騒な名前であるが、河津祐泰(かわづすけやす)という人物は私の先祖である。(らしい)
どうも日本史を学んでから、推定の表現がおおくなったような気がするが、まぁいいか。(゜o゜)

祐泰は、平安時代の伊東の領主、伊東祐親(すけちか)の嫡男である。祐親は平清盛の信頼厚く、平治の乱の首謀者、源義朝の遺児、頼朝(後の鎌倉幕府初代将軍)を伊豆で監視する立場であった。

その祐親は、同族間で所領問題などで、いざこざを抱えており、同族の工藤祐経から恨まれていた。
祐親はたまたま赤沢というところに大人数を引き連れて狩りに出ていた。工藤祐経はコレを好機と、配下に命じて祐親を殺そうと企んだ。

16・椎木.jpg
↑すべてのはじまり、椎木

祐経配下の大見、八幡ら二名は、この椎木のある高台から祐親のいる行列めがけて矢をはなった。

17・赤沢.jpg
↑祐親、祐泰親子のいた山中

ところが矢は、祐親ではなく、嫡男である祐泰に当り、祐泰は絶命した。

18・河津祐泰公首塚.jpg
↑河津祐泰の血塚(静岡県伊東市赤沢)

祐泰は領民から慕われていた名君であった。また相撲の名手であり、「河津掛(かわづがけ)の考案者であったという。若き後継者を失った祐親の落胆はいうまでもない。そして祐泰の遺児二人は曾我家で育てられ、その後、鎌倉時代になって父の仇である工藤祐経を討つのである。(曾我物語)

詳しくは 豆州伊東 (北出羽物語)を見てくださいな。(^^♪

とまぁ、1000年もたった今では昔の面影のみである。とにもかくにも、私は血塚の前に座って虚空を見上げ、昔の話を思い出したのである。ここで実家へ年賀状を書いた。

19・旧下田往還.jpg
↑血塚の周辺は鬱蒼としているが、旧・下田街道が整備されている。

さぁ、舞台は海へ。
山ばっかしじゃおもんない。

20・城ケ崎.jpg
↑相模湾

21・城ケ崎の奇観.jpg
↑城ケ崎自然探求路からの風景

いい風景ですねぇ。
この後、8日の間、私はペンションで働いて年末年始を過ごした。
後編はペンションから松山に帰るまでの旅路としませうか。

つづく







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Last updated  2010/01/11 04:25:59 PM
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