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ようやく1階席で観ることができた。2階席からだと、舞台が奥まで見えて椅子を使った演出がとても面白かったのだけど、今回は人物重視で、主にオットー中心に観劇しました。 本日のキャストは、エリックに暁千星、ラファエラに朝美絢、フラムシェンは早乙女わかば。ラファエラの朝美絢は目元が中谷美紀のようでした。 さて、以下はお茶会で聞いたお話を交えつつ。 オットーはチャールストンのシーンが印象的です。あのシーンでは、上手く踊ることよりもオットーの歓喜の表現を大事にしているそうで、バーを使って横に飛び跳ねて踊るのも、監修のトミー・チューンから、「もっと、もっと」と言われているんだとか。時々、男爵にぶつかることもあるらしいのですが、美弥ちゃん的には、それだけ動けていることなので、よしっと思うんだそうです。この後に脚を上げて踊るシーンも、キレイに脚を上げることより、高く思い切り上げることを意識しているとかで、そらりゃ男爵より脚上げるわ、と納得したのでした。バーにぶら下がって踊るシーンは、自分ではどうなっているかわからないけど、結構腹筋に力入れてぶら下がっているので、お腹が痛いのだそうです。 それから、今回改めて気になったのが、男爵から担保としてシガレットケースを受け取った後のシーン。男爵はウィーンへ行くお金を工面しようとしている、ところにチャールストンをはしゃいで踊りすぎて倒れたオットーが落とした財布を懐に入れる。意識がしっかりとしてきたオットーは全財産が入った財布をなくしたと知って狼狽する。男爵はそれを見て、「忘れていた。財布を預かっていたんだ」と言って財布を返す。オットーは儲けさせてくれたお礼だと言ってお金を男爵に差し出す。男爵は「では、担保にこれを」と言ってシガレットケースを渡す。それから男爵はオットーの部屋を出ていき…、オットーはシガレットケースと財布を代わる代わる見つめるというシーン。いったいオットーはどんな気持ちで、シガレットケースを見つめているのか、気になっていました。お茶会では、公演作品に関して質問を募集していたので、これを書いてみたところ、なんと、採用されたのです。 それに対する美弥ちゃんの回答がこうでした。オットーは男爵が財布を盗もうとしていたことに薄々気づいていた。お金がない状態で死ぬのはとても惨めなものなので、嫌だと思っていたけれど、男爵という地位にある人が盗みをするんだと知る。財布とシガレットケースを見比べて、オットーは人生とはお金のあるなしではなく、人との出会いだったり、繋がりだったりするということに気づいていく。 なるほど、ここから、フラムシェンにパリに行こうと誘う流れになるのですね。 ただ、このシーン、集中したいと思っているのだけれど、隣で、フラムシェンとブライジングがあれこれやっているのが聞こえてきて、なかなか集中できないと言っていました。 新しいトップの珠城りょうについては、下級生だからやりくいということはなく、わりと自然体ですというようなことだったのですが、ショーを観ている限りは、美弥ちゃんを始め、宇月颯さんや上級生の方が、若いトップを支えていこうという心意気がばんばん伝わってきて、感動的でした。 ブラジルのシーンで、美弥ちゃんはマランドロという役どころだったのですが、最初に観たときとボーダーの感じが違うなと思っていたところ、お茶会でその謎が判明しました。最初に届いた衣装のボーダーが、美弥ちゃんの分だけエライ細いものだったのです。他の人の赤いボーダーは太めのボーダーだったのが、美弥ちゃんのエライ細い。お陰で2階席からは探しやすかったのですが、美弥ちゃん的には「違う」と思っていたようで、ルキーニのボーダーがあるはずだから探してくださいと劇団に頼んだところ、「ルキーニのボーダーはエリザベートのガラコンサートのためすべて出払っている」という回答だったんだそうです。「!!!」 結局新しく発注してもらって、今はそれを着ているとのことでした。 お茶会では、たくさん話をしてくれて、ますますファンになってしまいました。 これからも、美弥るりか推しで行こう。(月組は)
2017.01.28
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本日のキャスト(1月12日昼の部) エンジニア:市村正親 キ ム :笹本玲奈 クリス :小野田龍之介 ジョン :上原理生 エレン :知念里奈 トゥイ :藤岡正明 ジ ジ :池谷祐子 タ ム :君塚瑠華 市村正親渾身のファイナルステージ、と題されて、ようやく市村エンジニアを観ることになりました。観に行ってよかった。やはり、市村さんのエンジニアは素晴らしかったです。自然な呼吸をするようにエンジニアが舞台に息づいていて、これしかないと思わせるようなエンジニアでした。 この作品は、お話が重いので、何度もリピートする気になれないので、今回もこれ1回きりなんですが、終演後は、駒田さんの回やユカイさんの回も観てみたいと思いました。ま、でもそれは次の機会に譲るとして、やっぱり今回はこれきりで。 今回は藤岡くんがトゥイだったので、もっと出番が多くてもいいのに、と思いつつ鑑賞。小野田クリスは身体が鍛えられていてGIっぽかったのと、声のバランスが良かったです。 笹本キムはより深化していて、自分の気持ちを相手に伝えることに集中するあまり、ジョンの話を全く聞かないとか、エレンの存在を受け入れられないところとか、もっとリアルになっているように感じました。結末を承知しているので、「生命をあげよう」のキムに鬼気迫るものを感じたのですが、同時にモンスターズのコンサートで、カズさんキムにさとしエンジニア、岸タムで歌ってたのを思い出してしまいました。特にタムが寝転んで絵を書いている姿が岸くんと重なって…、いいシーンなのに、面白くて仕方なかったです。罪ね、モンスターズ。
2017.01.12
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本日のキャスト フェリックス・フォン・カイゲルン男爵 : 珠城りょう オットー・クリンゲライン : 美弥るりか エリザヴェッタ・グルシンスカヤ : 愛希れいか エリック : 朝美 絢 ラファエラ・オッタニオ : 暁 千星 フラムシェン : 早乙女わかば 今年の観劇初めがこれでした。 昨年5月に観たトム・サザーランド版とは違い、トミー・チューンが監修の宝塚版。涼風さんの退団公演では、涼風さんはオットーだったけれど、珠城りょうのお披露目では、男爵をメインに持ってきて、男爵メインのお話になっているので、また違う味わい。ワタクシからみても、イメージとしては、珠城りょうはオットーではなく男爵の方がしっくりくるので、この配役でこのテイストは今の月組に合うと思います。 今回の月組版、椅子を使うという演出はトム・サザーランド版と同じだったのですが、座組の人数がまず圧倒的に違います。トム・サザーランド版では21人、月組は76人。登場する椅子の量もそれだけ多いのです。この椅子を使った演出が圧巻。2階席からだったので、全体の動きがよく見えます。ステージの三辺に長椅子や一人がけの椅子がたくさん並んでいて、そこに演者が腰掛け、コーラスをしたり、出番になればそこから動き始め、時には座って演技をするという、これまでにあまり観たことのないスタイルです。時折、奥に控えている演者に目がいくと、こんなところにこの人が、と思う方がいたりして、目がいくつあっても足りません。 また、場面転換に椅子を用いて、仕切りを作ったり、部屋を作ったり、廊下を作ったり、せりや回り舞台を一切使わない演出だったのですが、終演する間際までそれに全く気づかないほど。せりや回り舞台を使わなくても、見応えのある、面白い演出ができるんだなと思いました。平面で動くかわりに、奥行き広く舞台を使っている印象でした。銀橋に出てくるのも、一番最後だけ。出てきて初めて、そういえばここまで、銀橋使ってなかったと気づくのです。 さて、珠城りょうの男爵はお金のない貴族を好演。愛希れいかの年上の女ぶりも良かったです。美弥るりかのオットーは可愛かったです。ホテルのバーでのシーンでは、病気で死にそうなのに、エライ軽いステップでチャールストンを踊るので、もう心配で心配で。脚は男爵より高く上げるし。そうやってはしゃぐ様が愛らしいのです。 今回の月組版では、エリックから子供が生まれたことを知らされた後にオットーが言う台詞が「素晴らしい、世界は人生で溢れている」となっていました。「人生」という解釈なんですね。トム・サザーランド版でもそうでしたが、この台詞でやっぱり泣けます。オットーは希望に満ちてフラムシェンとパリに旅立ち、多分少し長生きすると思うのです。意外と病気をはねのけて、もっと長く生きるのかもしれません。そう思わせるような、二人の旅立ちでした。 グルシンスカヤは駅で男爵が待っているに違いないと、やはり希望を持ってグランドホテルを後にしますが、男爵(というよりも男爵の魂)は入れ違いにグランドホテルに入ってきます。ゆっくりとホテルを後にするグルシンスカヤの凛とした姿は、辛く美しいですね。この後、彼女は駅で絶望するのかもしれないけれど、少なくとも、ホテルを出た今は幸せな気持ちでいるので、この先のことは考えないようにして、彼女の夢見るエンディングを迎えるのです。 人生が終わり人生が始まるグランドホテル。何も変わらないいつもの風景。
2017.01.03
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