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2012年12月16日

核とロケットのセットは日本にもある

テーマ： ☆　ひ・と・り・言　☆　(14344)

カテゴリ：地震、原子力

　北朝鮮はロケット技術を向上させ、核武装を狙っている。

　人工衛星を打ち上げる技術と核爆弾を組み合わせれば、最悪の兵器のひとつが成立する。

　北朝鮮のロケット発射はその第一歩。

　しかし、静止衛星を打ち上げる技術を持ち、濃縮ウランどころか、再処理でプルトニウムを溜め込もうとしている日本だって、危険な国に変わりはない。

　そう、危険な国は北朝鮮や中国ばかりではない。

　もっとも身近な国、日本が「核燃料サイクル」の名のもとにしようとしていることは、半減期が長く、毒性が強いプルトニウムを溜め込むこと。

　だから原発維持政策はエネルギー安全保障ではなく、安全保障にかかわるとする原子力ムラの人間がいるのだ。

　核戦争へ進め！
北朝鮮指導部　新しい衛星打ち上げを指示

　…(略)…
　北朝鮮が人工衛星打ち上げのためにロケット発射を行なうことは科学技術力が伸長していることを物語っている。
　北朝鮮が先日ウラン濃縮プログラムを展開したことを考慮すると、この国も核兵器製造能力を手にする可能性があるといえる。これは日本を米国とＭＤ分野の軍事協力拡大へと向かわせるだけでなく、日本が非核保有国としての地位を捨てるかいなかを国会で審議するため、格好のてこ入れ材料となりかねない。
　このアプローチによって、すでに核大国となって久しい中国に対抗するチャンスを日本は手にするかもしれない。
　こうなればアジアの核武装競争は火蓋を切ってスタートし、核紛争の起きる危険性は急上昇しかねず、恐ろしい様相を呈することになる。