SAC.COM

2015年04月03日
XML
カテゴリ: ラーメン

 首都圏には大勝軒という名のラーメン店が多数ある。

 系統を大別すると4つ。

 丸長系「大勝軒」。

 東池袋系「大勝軒」。

 永福町の「大勝軒」系列。

 日本橋(銀座)「大勝軒」系列。

 これらの系列と別に「大勝軒」を名乗る店もある。






 東池袋大勝軒店主(故)山岸一雄氏も「丸長のれん会」の出身。





つけ麺・ラーメンの大勝軒

「時は戦後の混乱期、長野県出身の蕎麦職人である青木氏三名、山上氏、坂口氏が昭和22年に共同経営の形で開店した荻窪の「丸長」。

 ラーメンのスープに鰹節を初めて使用したのは「丸長」。

 「自家製麺へのこだわり」「手塩にかけ澄んでいてもコクのあるスープ」が経営の礎、その後、時期を前後して丸長、丸信、栄楽、栄龍軒、大勝軒としてそれぞれ独立。

 これらの店は暖簾分けした店を含めて「丸長のれん会」として現在も結束を保っています。




 戦前、生蕎麦屋(日本橋人形町)で修行をしていた初代大勝軒店主故坂口正安氏は昭和26年、東京に出ていた山岸一雄氏(又従兄弟)を誘い独立、これが中野「大勝軒」の始まりです。

 中野「大勝軒」は順調に売り上げを伸ばし、手狭になったことから、昭和29年、代々木上原「大勝軒」を出店。

 ここが本店となり、中野「大勝軒」は支店として、山岸氏に任されることになります。

 代々木上原大勝軒は地元のお客様に合わせ、麺を中心としつつも中華料理店色の濃い店舗となり、中野店は麺専門店としてやっていくことになります。

 昭和36年に山岸氏が最初の暖簾分けとして東池袋に出店、つけ麺「特製もりそば」として大ヒットを飛ばし,大勝軒の名は一躍全国区となりました。

 代々木上原の「大勝軒」から暖簾分けしたいわゆる「代々木上原大勝軒系列」の「大勝軒」は「丸長のれん会」の一員なので丸長グループの「大勝軒」と呼ばれています。

 …(略)…






つけそば発祥の店
中野大勝軒

 中野大勝軒は、昭和26年12月30日、橋場町(現在の中野区中央5丁目)で創業いたしました。
 創業者の坂口正安は、今や日本全国にのれんが広がっている「大勝軒」の祖となる人物であり、戦後の中華そばの発展を支えたメンバーの1人でもあります。
 当時は間口2間、奥行き1畳半の小さなお店でした。狭くはありましたが、お客様と気持ちが通じるお店として多くの方に親しまれ、おかげさまで創業50年を迎えました。
 その後お店の場所は変わり店内も広くなりましたが、現在でも変わらないのは、カウンターを隔てて手が届くお客様との至近距離です。昭和・平成と時代が変わっても、心の通うお店でありつづけています。
 50年間の人と人との絆、それは店主と従業員、そしてお客様との3つの輪。お店はお客様のためにあり、お客様が店員を育てて繁栄し、そして育つ店員が店を分けていく…。
 中野大勝軒を発信地として、様々な場所に「大勝軒の心」が伝わっています。









お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2015年04月03日 23時04分48秒
コメント(0) | コメントを書く
[ラーメン] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

Ta152R

Ta152R

お気に入りブログ

袋田の滝にやって来… New! 為谷 邦男さん

昭和レトロジャズバ… New! maki5417さん

東梅田駅下車 曽根… New! nkucchanさん

源氏物語〔2帖帚木 … New! Photo USMさん

ウニグモ 196ベンツ… New! 越前SRさん

コメント新着

maki5417 @ Re:中国 重要閣僚解任連鎖 農村農業省(05/22) 5%成長は、立派だと思います。 少子高齢…
aki@ Re:EV テスラ一強時代の終わり(04/20) この様な書込大変失礼致します。日本も当…
maki5417 @ Re:VW、新疆ウイグル自治区工場の閉鎖協議か(02/28) 強制労働の内容はどのようなものなのでし…
Ta152R @ Re[1]:ダイハツ不正 2024年1月まで生産停止(12/27) maki5417さんへ 伝統ある企業で次々と不正…
maki5417 @ Re:ダイハツ不正 2024年1月まで生産停止(12/27) 非常に悪質な事例で、内部で不正が把握さ…

© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: