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2017年12月10日
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カテゴリ: 航空&ミリタリー

火星(ICBM)

 北朝鮮は11月30日、前日に発射試験に成功した新型
ICBM「火星15号」の写真を公開した。
 火星15号は重いため、発射台は9軸18輪の100%国産
と称する大型の移動式発射機。
 火星14号用の移動式発射機(8軸16輪)より大型化し
ている。

 金正恩はICBMの名称を変えて欲しいなぁ。

     ​ ​     
火星(航空機用エンジン)
 火星 (エンジン)は、第二次世界大戦期に三菱重工業
 本来大型機用として開発した金星エンジンが、出力不
足で大型機には能力不足であるということが判明。
 金星をベースにしてさらに大排気量の複列星型14気筒
エンジンを開発することになり火星が生まれた。

     ​

 1938年(昭和13年)2月、開発に着手。
 1938年9月、初号機の完成。
 1939年、各種の試験を経て、海軍に3基、陸軍に4基
納入。
 海軍での試作名称は十三試へ号、陸軍ではハ101。
 火星は海軍での量産型の名称。
 大戦後期の陸海軍統合名称はハ32。

     ​

 1940年(昭和15年)火星一一型量産開始、
 この年、海軍に140基、陸軍に137基納入。
 出力軸の減速装置を変更した火星一二型に移行。
 1941年、水メタノール噴射装置を採用し高回転化、高
ブースト化した性能向上型が火星二◯型。
 火星一◯型/ハ101の生産時期は、1938年(昭和13年)
 - 1944年(昭和19年)、総生産基数は計7,332基。
 火星二◯型/ハ111の生産時期は、1941年(昭和16年)
 - 1945年(昭和20年)、総生産基数は計8,569基。

    ​

【主な搭載機】
 九七式重爆撃機、一式陸上攻撃機、二式飛行艇
 天山 (艦上攻撃機)、雷電 (局地戦闘機)
     ​

【水上戦闘機・強風のプロペラ】
 強風の生産数は97機。
 原型機は、螺旋状のプロペラ後流による機体の偏向性
解消のため、2重反転プロペラ(2翅×2)を採用した。
 これにより離着水が容易となり、操縦性・方向安定性も
良好でテストパイロットからの評判も非常によかった。
 だが、プロペラ減速機の複雑さからくる整備性の悪さと
油漏れを解消する事が出来ず、量産型では通常の3翅プ
ロペラに切り替えられた。
 離昇出力1460馬力の「火星」エンジンの左偏向は強烈
で、それを打ち消すために相当な強さでフットバーを操ら
ねばならず、離着水も困難であったされる。

     ​





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最終更新日  2017年12月10日 16時00分04秒
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