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2019年08月01日
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カテゴリ: アメリカ
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 S-400はアントノフAn124でトルコに運ばれた。
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 S-400は同時他目標追撃超長距離地対空ミサイルシステム。
 S-400は400km先の六つの目標に対する同時処理能力を有し、米国のパトリオットミサイルに比べ二倍以上の射程距離を有するとされる。 
 2019年4月2日、米国防総省は、F-35の運用開始に必要な機器のトルコへの納入を停止した。
 トルコは共同開発国だがロシア製のミサイル防衛システムの購入を決断したことを受けての措置と発表した。
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トルコにロシア製
-米国は導入に反発
ブルームバーグ

 トルコは12日、ロシア製ミサイル防衛システムの最初の主要な納品が始まったことを明らかにした。
 米国は、トルコによるロシアからの軍備調達は北大西洋条約機構(NATO)の軍事力を損なう恐れがあるとして、トルコに対する制裁を警告している。
  「S400」の装備品を積んだロシア機が首都アンカラ近郊にある空軍基地に到着したと、トルコ国防当局が明らかにした。
 外国為替市場でトルコの通貨リラは下落。
 一時対ドルで0.8%下げた。
 米国は、トルコも参加する最新鋭ステルス戦闘機F35の共同開発計画がリスクにさらされるとして、同国への制裁も辞さない構えを示してきた。
 米国によればS400はNATO航空機を撃墜するために設計されており、機密情報の収集も可能だ。
 これによりF35のステルス機能が侵害される恐れがある。
 トルコによるS400の購入を阻止しようと、米国は先月、F35共同開発計画から同国を閉め出すと述べていた。
  ― 引用終わり ―
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 2019年5月、中東情勢のさらなる緊張の高まりを懸念し、ロシアはイランへのS-400売却を拒否したと報じられた。
 米国とトルコとの緊張関係は高まっても、ロシアの懸念するところではない。
 2019年7月12日、米上院外交委員会と軍事委員会は、トルコのエルドアン大統領が「(ロシアの)プーチン大統領との危険な協力関係を選んだ」と共同声明を公表した。
 トランプ大統領を敵に回してから、トルコリラは下落一方。
 だがエルドアン大統領は闘い続ける。
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 高額すぎるF-35を販売できなくなって困るのは米国。
 米国はトルコを締め出したつもりでも、トルコには最新鋭戦闘機をロシアから輸入する手もある。
 世界最強戦闘機でも使わなければ、「最強」が発揮されない。
 しかも制空戦闘機最強と思われるのはF-22でF-35の序列はその次。
 機体と維持費の高額なF-35の導入は、サウジアラビアも諦めたほど。
 かつてインドは社会主義国でもないのにソ連製の兵器を備えていた。
 兵器は国の経済力に合わせて調達するのがスジ。
 世界最大のGDPを誇る米国でさえ、高額で装備を計画より削減する兵器を、ほかの国でも調達できるわけではない。
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 国家財政を傾け、国民に窮乏を強いて軍事力の拡大に努めた大日本帝国は、常軌を逸する国。
 「戦争とはそんなもの」を超える無理な戦争をした国。
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最終更新日  2019年08月01日 16時00分08秒
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