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20世紀後半で音楽の芸術性は行き着いてしまったと感じていましたが、さまざまな出来事はそれ以来同様のこと、デジャヴが繰り返され始めています。それがこのところに世の中や社会の情勢を見続けた結論です。そんな中で進化を遂げているのはデジタル技術などのテクノロジーです。食に例えると、技術の発達で誰でも美味しいご飯を炊くことができるようになり、すでに切り揃えられた食材を電子レンジで煮物にするような便利さに満足し、考え抜かれたものを一から作るよりも誰でも作れるものを好むようになりました。問題は考え抜かれた知恵や伝統、芸術的な所産が正しく継承されるかです。個人の音楽などの感性、感覚はある程度若いうちに固まってくるようで、意識的には聴けても嗜好によって感覚的に楽しめないジャンルや音楽ができます。好きではない音楽を好きになれと言うのは嫌いな食べ物を好きにさせるようなもので、クラシックや芸術音楽はマイノリティ、演奏はしても聴かない人が多いようです。音楽を聴いた感想として特に若者が「カッコイイ」とこれほど言うようになったのは、まさに21世紀に入ってからで、音楽的本質が評価されていないことを表しています。「カッコイイ」は嗜好であり「カッコイイ」からと言って優れた良い音楽とは言えません。勿論「カッコイイ」の感性がわからないではありません。あくまで嗜好の問題なのです。SNSの影響が大きいのは食の世界でも同じで「映え」なければならない、料理の味や本質よりも写真に撮った時に美味しそうで人の興味を惹くことが優先です。テレビや動画であまりにも想像だけで勝手に「見た目=美味」にしているのです。できた料理の見映えが大事なのではなく、作られる過程にさまざまな技があります。実際に味わっていないのに、情報発信の仕方で美味しいものと勘違いしたり、身近に情報収集できるものだけで全体を押しろうとする時代なのです。調理器具が発達したように、楽譜はパソコン上で作るように変わり、便利な分だけ道具に頼り、手を掛けた繊細さや伝統的な技が失われています。世の中で耳にする音楽は全体に20世紀に比べてかなり退化したと思っています。曲にも演奏にも言え、外に向かった表現ではなく自己の快楽に向かっています。嘗てあったものや聴いていいと思うもののコピーからスタートしていて、まさにデータを上書きしていくような発想の曲や演奏にしか聴こえません。これまで誰よりも多くの音楽を受け入れ楽譜を見てきました。99%以上において、上書きされた痕跡が辿れそこから読み解いた演奏ができます。もしそれが上書きされたものではなく真にオリジナルである場合は、どのように作られたか読み解く必要があり独創的であればあるほど演奏は難しくなります。結果、上書きではなく原本にあたるもので個性が強いものは何年経っても残り、アニメ、映画、ドラマ、J-POPなどでも昔から続いているものはなかなか超えられません。時間や経費をかけて0から作るよりも早く安価で効率的に作れるものが好まれ、手間暇かけていいものを作ることよりも、いつの間にか簡単に売れるものに変わりました。これらの特徴は、情報発信にも同様のことが言えます。差し詰めとっぴ押しもない新しい出来事が起きているわけではなく、過去にも同様のことがありさほど報じられなかったことが報じられだしました。その理由は、ここでも発達した機器ができたりSNSが発達したからです。新型コロナウイルス感染症が世界的に猛威を奮っているのは確かですが、そのほかの感染症でも過去にはもっと大きな犠牲者を出しています。その時には具体的な対処法やワクチン、薬がなかったために術がありませんでした。今回異なるのはワクチンを急いで普及させることになったことです。感染者が増えることへの責任追及がこれほど政府に向けられたことも初めてです。ワクチンを打ったのにまた感染拡大している欧州、打ったから収束している日本、日本はワクチンの普及が遅れたからまだ効果が持続しているとも言われていますが、人口に比して感染者の数がこれほどまでに減ったのはそれだけの理由でしょうか?2020年の国全体の死者数は11年ぶりに9,373人減少しました。中でも肺炎が12,000人、インフルエンザが2,000人減少したそうです。反して増えたのは癌、コロナ、老衰、自殺者(11年ぶり750人増)です。因みに、2020年のコロナ死者数は3,414人、交通事故死は2,839人です。交通事故死は1988年から1995年が10,000人を超えていましたが、2020年は事故発生件数、死者数とも過去最低を記録しています。もう1点は、癌の受診控えが60,000人あったということです。PCR検査は受けても癌検査を受けないのは本末転倒にも思えます。テレビニュースのイメージはコロナ、政治、交通事故、窃盗、動物なのですが、報道すべき大事なことが他にももっとたくさんあるのではないかと疑います。ルーティーンな情報収集に対して番組の時間が長すぎるように感じます。事あるごとにコロナ取材、ワクチン接種、車載カメラや監視カメラ映像がでます。インパクトのあるVTRによる構成は、今の時代のカメラやSNSに合わせたものです。また、動画に付くナレーション原稿もマンネリで型に嵌めただけの語彙が並びます。本当に報じるべき社会問題を自ら掘り下げる努力をしているようには見えず、日々の台本を上書き修正しているだけなのではないでしょうか。
2021.11.27
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数年前にワインが全体に値下がりしたと報じられましたが、正直なところそんな実感は全くありませんでした。そして今年に入ってから高いワインが少し値を下げたかもしれないと感じたのも束の間、ボジョレーヌーヴォーはまた値上げした気がしています。ボジョレーヌーヴォーは年によって出来が異なるわけですから、いい年が高いわけでもなく値上がりする理由はどさくさ紛れに勢いではないでしょうか?さすがにもう呆れてきた感があり、今年はペットボトルに手を出してしまいました。そう言っても1,000円以上はしますから前代未聞です。その代わりにメドックのいいワインをお土産にもらったので嬉しかったのですが…。今日は鮪のカルパッチョ。いい感じに仕上がりました!薄くて安い生ハム。でも、ボジョレーは軽いので濃いタイプの生ハムよりもこういうのがいいのです!毎回似たものを作っていますが、これはソーセージ、パプリカ、玉葱のチーズオーブン焼きです。カロリーを抑えるためにじゃがいもは入れていません!今回はカロリー控えめにするためにバゲットもなしで軽い締めを用意しました。既製品でいただきものの熊本・あか牛の焼き肉丼(極小)です。いつもお腹がいっぱいで最後まで辿り着けないことがあるので今回は軽めです!珍しくデザートも用意しました。知る人ぞ知るセレブのおやつ、ラビトス・ロワイヤルを1人1個です。1個200円くらいするチョコボールです。これも実は前回の頂き物です。それでもやはりお腹が空きました。ワインは別のものを続行しています。そこで芦屋のチョコレート Mon Loireを足したりしました。結局お腹がいっぱいにならないと呑み続け、呑むと口が寂しくなるという悪循環です。そんなわけでやっぱりそこそこ食べてしまうわけです。でも、人は人と接して、話して数々のパワーを身につけることを知ります。リモート? そんなものは最小の自己満足です。そんなものを人に勧めるやつほど実は人と会ってる気がしてなりません。
2021.11.22
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今更ながら健診に行ってきました。2週間前には同じ病院で上質性頻拍で長いをしたばかりです。ひととおりの検査がありますが目的は問診で頻拍の相談をしたいためです。曜日と時間を循環器の女医の先生に合わせました。最近は以前に比べて頻拍になった時に結構苦しいのですが、経験のないお医者さんはその苦しさが多分わかりません。しかし、この女医の先生は自分の症状について、アデホス(ATP注射)を大量に打たなくては治らないことを理解されていました。手術をどこで受けようかと言う相談がメインでした。とてもはっきりとした返答をいただけたことは心強かったです。ただこの日は血圧が引っかかってしまい、毎日測ることを課せられました。手帳をいただき記録しなければなりません(いろいろでトホホです)。最近持病のある人用の医療保険を見ているのですが、数が多くてどれもよく似ています。また、心臓の持病は入れるかどうかのハードルが高くて、考えれば考えるほど疲れます。今まで考えてこなかった分野で、何歳になっても何事も経験だと考えさせられます。ただ、持病を持っている人が入れる保険は持病の治療では損をするだけの気がします。
2021.11.19
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この3年間それまでにはなくテレビをよく見るようになりました。テレビの中の人(放送作家or構成作家)は正論を言っているようで、政府に影響を与えること、すなわち世論を誘導することが大好きなようです。支配力を有するため手段を選ばず、話の捏造はしばしば報じられています。そして、出演しているタレントや解説者は再度起用してもらえるように、何を話せばよいのか台本に忠実に番組に忖度した話をします。年配のコメンテーターほど顕著で、あたかも処世術として当然のごとく話します。毅然として手のひら返しできる強かさが制作者にウケるのでしょう。当初から新型コロナウイルスを期待の新人タレントのように推し広め、日本ではそれほど感染が広まらなくても思惑に付合する海外のニュースを紹介し、凄いウイルスだという印象を持続させました。ただ、それも潮目を迎えたようです。結局は、人々の感じ方や考え方を一元化することはできないのです。ただ、海外の動向に合わせることでしか決断できない日本人の弱さも感じます。東京の1日の感染者数は多くて30人で、0.0002%、50万人に1人となり、海外の国々と日本全体を比べても今は数百分の1程度であるにも関わらず、重症者や死者が減ったことから、海外のほうが先に元の日常を取り戻しつつあります。最近、コメンテーターの中でも海外との行き来や国内移動を勧める人が現れました。ワクチンが早くできたことが功を奏しましたが、過去に感染症が流行した時と変わらず、結局自粛をしてもしなくても感染の拡大・収束を繰り返した結果は同じです。今まで自粛を促された人や廃業・倒産してしまった人は納得できない筈です。しかし、今後第6波のきっかけとなるような集団感染を起こせば、メディアから糾弾されることになりかねません。再度自重することになりかねませんが、それはしなくてよいと思います。ワイドショーのMCやコメンテーター(NHKも含めて)がおかしいだけなのです。どんなに頑張っても他人の幸せを考えて生きられる世の中ではなくなりました。自分がもし感染していて他の人に感染させるかもしれないなど言うのは綺麗ごとで、そんなことを本当に考えていたら一生何もできなくなります。そんな自粛を促す人に限って自粛をしていないのではないかと疑います。日本でコロナウイルス感染が増えても減っても死者数全体が変わっているわけではなく、年間の死因の多くは他の原因ですから、死に関わる重要な病気は他にあるのです。また、世の中で重要なニュースは政府批判、高齢者による不可抗力による事件よりも、特殊詐欺やなぜそれが起こるのかについてなどに切り込む必要があると思います。単に視聴率を取るためや視聴者に媚びるために動物動画を流すことが目につきます。しかもほとんどの動画がSNSから拾ってきたものです。そんなワイドショーや情報番組の構成については呆れるばかりです。今後の日本のことを真に考えて、金稼ぎではない本当に必要な情報を発信すべきです。新型コロナウイルスの情報は欲しいと思いますが、感染については自己責任でいいのです。必要と感じれば自粛や引き篭もりもしますが、いちいち規制や指示されるのは迷惑です。人が生きるうえで優先させることは人を愛することで、それを規制するのはおかしいです。「愛とは一緒にいたいと思うこと」であって、それを理解しない人が多すぎるのです。何のために生きるかは自由です。邪魔をするから(海外では)デモも起きます。テレビに出演することに喜んでいる人々にはどうも理解できません。残念なことに音楽をやっている人も同じような傾向だと観てとれます。今は時代の過渡期かもしれません。良い方向に変えたい、変えてもらいたいのです。
2021.11.18
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日本人が美徳だと思っているのは相手の立場を推しはかり、争う前に忖度して丸く収めることだと言うことなのかもしれません。しかし、推しはかっている要素は肩書きなど外面的なことであって、後で中身を知るとがっかりすることも多いのではないでしょうか。新たな芸術が生まれる時は優劣が紙一重で決まることがよくあります。人やモノそのものが優れていても周りにいる人が気づかなければ埋もれることもあり、誰が逸材を発掘するのか、真価を認めることができるのかどうかが疑わしく、あまりにも優れているものは孤高の域に達し、周りが気づかないこともあります。最近はあまり見なくなりましたが、「なんぼや」のテレビCMについてです。前にも書いたかもしれませんが、25年前にパリに住んでいた時、初対面の人が優しい口調で話しかけてくることがありませんでした。意志が明確で毅然とした態度で話すイメージです。日本語がわかったり、勉強しているという人ですら、日本語で話しかけられたことはありませんでした。商売目的で観光地でカタコトを言う人はいましたが。空港でJALが飛び立つ時にアナウンスされるフランス人の日本語も拙いものでした。そんな中で、パリ髙島屋で見るようにフランス人が流暢な日本語で話しかけたり、街中でいきなり優しく、可愛い口調で話されることにいちいち感動しました。その後は日本アニメや文化が広まり、それまで見られなかった「可愛い」表情が、それまでの「美しい」ことを美徳とする文化を少し変えたかもしれません。CMの設定ではフランス人が「なんぼやーじゅ」という意味のない言葉だけで、フランス語っぽい発音ではなく日本語の実に雄弁な表情を見せています。もちろん日本語がペラペラなのだと思いますが、普通はなかなかこうはいかず、ここではフランス語っぽさがまるでないところに面白さと感動があると思います。今は流暢に日本語を話す外国人は当たり前のようにたくさんいますが、それはテレビなどで慣らされているだけであって現実ではそうではありません。しかも、日本人よりも雄弁に、意味のない言葉を大真面目に話すユーモア、CMの狙いや会社の印象を伝えることが見事に成功していると思うのです。(30秒ヴァージョンもとてもよくできているCMだと思います。)フィギュアスケートのシーズンになりました。曲目について毎年注目しています。中でもクラシックのアレンジやカットは、今の時代を反映していて、クラシックの見られ方や使われ方がわかります。それは新たな時代を開くものかもしれませんが、音楽の冒涜かもしれません。ロシアの選手は概してクラシック、それも母国の曲を原曲に近い状態で使いますが、そのほかでは知名度として主旋律のみを使い、中身は全く変える傾向があります。河辺愛菜さんのヴィヴァルディ「四季」より「冬」第1楽章はどちらでもなく、 原曲に若干の変質を与え、編曲と言うより改造して、大胆な構成が光りました。最初の1分間は風を表す効果音しかなく、その間にジャンプを3本、スピンを1回、「冬」が始まるタイミングで振りを合わせますが、難しいのではないか気になります。テンポもかなり早めで途中から本来の4/4拍子から16分の7+7拍子に変えて、疾走感が高まり最後の20秒は原曲にはない美しい終わりを演出しています。実に気を衒った構成ですが、原曲と似ていることから編曲と言うよりデフォルメです。バロックやクラシックの古典的な良さから逸脱し、時代様式から外れています。伏線として冒頭の1分間があることはわかりますが、間違い探しのようにも感じます。最初はそのような違和感がありましたが、何度も聴き直すと徐々に耳が慣れてきます。1度聴いた印象ではやりたい放題にしか聴こえず呆れたのですが、新たな表現法として見た時にたいへんよく考えられているように感じました。ヴィヴァルディファンや弦楽器奏者からすれば冒涜を受けたと思うかもしれません。それでも現代音楽でも受け入れらにくいこの表現は、現代に合っている気がしました。「ミキプルーン」のCMは平原綾香作曲の「キミへ」が使われているそうです。「忘れないで 忘れないで いつもきみの味方だ」と言う詞は彼女らしいです。ただ、気になるのはこの節です。曲の一部だとしてもなぜこの部分なのか疑問です。声楽的ではなく器楽的な節で、彼女の声の特徴を捉えていないと感じます。多くの人がこれくらいだったら自分でも作れるよと感じたでしょう。一流の料理人が誰でも作れるものをメニューで出さないのと同様で、売れれば何でも歌うのでなく、名手であればあるほど曲は厳選するはずです。孤高は他の人の理解を超えていますが、助言は聴いた方がいいと思います。音楽大学で学ぶことは音楽の優劣を学ぶことです。学んだことは一部の人だけが活かせることではなく皆が活かせることです。しかし、学んだ美学を活かせずに心にもない音楽しかできないのでは困ります。新たな美学や表現は変わるべきことですが、正しい方向性は絶えず必要です。
2021.11.13
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レヴューをお願いして謝礼交渉したら、「とんでもない、一緒にワインを飲めれば嬉しい」との返事に浮かれ!家呑みを復活しました!1本目はボルドーワイン。1品目は定番のサーモンのカルパッチョです!今回はビストロ◯髙屋!箸のほうが食べやすいので、毎回もらった割り箸です。2品目は今シーズン最初の「牡蠣のアヒージョ」です。牡蠣が濃厚で良いです。3品目は「ジャガイモ、ソーセージ、葱のブルーチーズ」です。これは既成のレシピを見て作った新作です。美味しかったです!このほかにコッパ・ディ・イタリア(生ハム)がありました。2本目のワインはリクエストに応じて神戸ワイン。1本目のボルドーが美味しすぎて、ちょっと落差がありすぎました。今回、全ての料理で活躍したのは、檸檬オリーヴオイルです。檸檬風味のオリーヴオイルで爽やかな仕上がりになりました。かつての日常は早く取り戻すべきだと思います。真面目に我慢するべき時間はすでに多く取ったのではないでしょうか。ヨーロッパ諸外国、近隣諸国では感染者数が増えていますが、やはり生きることの喜びを取り戻す方向に変わりつつあるように見えます。今、日本だけがこんなに収束している状況は未だ説明がついていません。人口からから考えてもこれほど感染者数が減るのはもはや不思議な現象です。本当にワクチン接種のお陰であれば前菅総理を讃えるべきだと思います。自由を奪われたり、行動制限、自粛などを強制しても明確な効果は分かりません。結局、制限を受ける業種や職業の人が苦しむだけになっています。日本でこれだけ感染が収まっても第6波が来るというのであれば、例えロックダウンをしても遅かれ早かれ感染拡大することになります。これまでの想定が定かではない以上、やりたいことは臆せずやるべきだと思います。
2021.11.10
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明石でもご馳走のおもてなしを受け、旅の良い締めくくりになりました。明石のお寿司の老舗・菊水本店に連れて行っていただきました。「旬のにぎりずし」というにぎりの中でも特上をご注文いただきました。1品目から出てきて早々に写真を撮るのはどうも気が引けて手をつけた写真になります。左下にある穴子の形状が珍しく、ひと口で口にすると穴子の風味で満たされました。ご飯は少しでほぼ穴子だったのです!日本酒の明石鯛も初めて知り、楽しいひとときになりました。次の写真は、やはり初めての鯛の押し寿司です。コロナ禍と言いながらも、コロナとは無縁の楽しい旅でした。感染対策さえしていれば普通の生活に戻し素晴らしい文化がなくならないようにすべきです。そうでなければ何のために生きているのかわからなくなります。一部の人の自粛圧力なんて吹き飛ばして、今こそ復活すべきです!
2021.11.08
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養鶏場を営んでいるという焼鳥屋さんに連れて行ってもらいました。西明石から西に北上、はまぢどり東加古川に行きました。ここを紹介した人はかなり自信があったと見え、お任せでひととおりの部位が出てきました。3人ですから1人1本出てきます。なお、写真以外にも焼鳥串は出てきました。ここからは1人1本ではありません。関東と関西では塩・タレの好みが随分違うことがわかりました。最初に出てきた皿でいきなり写真を撮るのは同席している人に対していつも失礼な気がしています。なので箸をつけた後になってしまいましたが、最初は刺身類でレバ刺しもありました。今回はとても田舎の雰囲気で風情のある場所でした。残念ながら新鮮な材料であっても鶏肉自体が美味しいかどうかは別だとわかりました。これだけお刺身を出すお店ですから新鮮であることは間違いありません。違いはこの鶏が何を食べてどのように育てられたかということのように思います。今では各地の地鶏が新鮮な状態で食べられますから、このお店は他の焼き鳥店を知るべきですよ。名だたる地鶏、老舗はもっと美味しいですから、その意味では昔ながらというだけではNGです。付け添えのキャベツやレタスにも素朴なセンスが窺われ地元の人のウケはいいのでしょう。ただ、わざわざ東京から行って食べるほどではないというのが率直な感想です。美味しいと思うものを人に知らせるのは難しいと再認識した日でもありました。美味しいものをたくさん知っていれば、気に入るかどうかは難しいです。自分では美味しいと思っていても他の人に必ずしも同意を得られるものではありません。やや残念な気持ちにはなりましたが一緒にきた人から嬉しいお土産をもらいました。くるみやは明石で知る人はいないほどの老舗だそうです。包み紙にとても趣があり、一度見たら忘れません。明石に住む画家が描いたという明石城がパッケージに印刷されています。このお菓子には他にもこの絵柄が何種類かあるようで、お菓子に良い付加価値を与えています。フィナンシェなど本当に美味しいお菓子でした。創業64年のくるみや、今の世の中で佳い伝統を絶やさずに続いていることに気持ちが和みました。次はこの近くの明石に行きます。
2021.11.06
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大阪ではランチなのにとても凄いご馳走のおもてなしを受けました!大阪駅隣接のビルはとにかくお洒落です。その中でもザ・コスモポリタンは良かったです。何が良かったかって、格式に比べて店員さんが普通だったことです!満足のメインコロナ禍が収束した間際の昼呑みでしたから隣のテーブルの方もこっちを向いたかもしれません。最近は東京より大阪のほうが感染者数が多いのです。前菜は生ハムです。お相手に憚られて最初の写真は撮りにくく食べかけになってしまいました。食後の飲み物です。ガラス越しに見た大阪駅周辺です。エレベーター越しに見る風景。もう1軒行ってしまったので夜も更けました、これまた今風なお洒落なスペースへ。でも、ガラガラでお店の人がかわいそうでした。さて、お土産までいただきました。至れり尽くせり!芦屋発祥、Daniel(ダニエル)のカヌレはカリカリしていなくてしっとりもちもち甘さ控えめ、日本人向けカヌレとしては、まさにカヌレ・ド・芦屋です。さらにもう一品。大阪発祥のGOKANのお洒落なお菓子、風色【芋と栗】は芋と栗の両方が入った濃厚な味わい。朝ごはん1個で満足です。ありがたい物をいただきました!石川県・松任から福井、敦賀を経て大阪での楽しいひとときでした。ここからは兵庫県・東加古川に向かいます。
2021.11.05
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石川県に入るとまた雰囲気が変わりました。午後のティータイムは松任23Cafeふるさとです。道沿いに勝手口のような扉があり、そこを入ると古民家の軒下みたいな道、すぐにそこには美術館の裏口が現れ、その横にこのカフェがあります。小さいながらも美術館のカフェの趣を感じさせます。十数年ぶりかもしれないパフェ、小さいのですが食べてみました。カフェは上品でお洒落な器です。この松任には高橋秀樹、髙橋真麻が今年2月にリブランドしたという、ホテル白山ヒルズがあります。旅行者が喜ぶと思われる痒いところに手の届く激安ホテルだったので行ってみました。ウエルカムドリンクが生ビールだったり、その後もドリンク飲み放題です。凄いのは焼酎各種を水、氷、お湯他、いろいろな酎ハイにしたりサワーにして飲め、それがおかわり自由なので少し肴があれば自分の部屋で飲み会ができます。夜21時を過ぎると夜泣き蕎麦も無料提供です。さすがに身体の都合上遠慮しました。大勢で入れる浴場やいろいろなものが無料レンタルできるのも特筆です。夜は飲食できる場所が限られていることもありますが、ご当地スーパーを見つけました。外国で泊まっている時みたいにご当地しかなようなものを安く買ってきました。金沢雅寿司、筍とキノコの炊き合わせ、イカリング磯部フライです。ホテル提供の無料ビール。この後、下に降りて何倍も焼酎を飲みました!この日、いただいたお土産は石川の酒・呑み比べセットでしたが、ホテルでお酒は間に合ってしまったので、重かったですが持って次の大阪に移動です。実はこのホテルで手洗いの洗濯をして干したまま忘れて出てしましました(笑)翌日に電話を入れ、宅配便(着払い)で送ってもらいました。
2021.11.04
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新潟・直江津はほぼ昭和の街と言っていいと思います。街並みも人もホテルも現代という感じがありませんでした。コンビニのみがいつものコンビニでした。そんな直江津で行った晩餐は大衆酒場ニサシです。すぐそこに港がある直江津で日本海のお魚が食べたいのは一般的です。刺身3品盛りが640円、安い!さすが!海の街!ただ店主に聞かないとメニューには書いてありません。ナンダ、アカヤガラ、フクラギだそうですが、聞いたことがありません。これがナンダです。1mにもなるという深海魚。グロテスクです。お顔も凄いですが美味です。盛合せ写真では左の白身がこれです!スーパーでは目にできず、料亭などで使用される高級魚のアカヤガラ。これも全長2mになることがあるほど大きな魚です。盛合せ写真では手前の赤いやつです。そして、もうひとつはグロテスクではないお魚フクラギです。珍味だらけでとてもとても興味深いお刺身でした。これは「幻魚天ぷら」というタイトルで380円もお得。何と「幻魚」は「ゲンゲ」という魚の名前です。実はゲンゲとはさっきのナンダのちっちゃいやつです。そうです。グロです。頭から胴まで同じ太さです。メニューで目についたのは「合法鶏レバ刺し」480円です。「合法」とは低温調理されていて生ではないということのようです。これは量も多く美味、値段も安く言うことのない逸品でした!これは隣の知らない方に撮らせていただいた「牡蠣のアヒージョ」です。食べてないのでわかりませんが、ポン酢の牡蠣みたいに見えます。アヒージョは店によって違いますが、見た目は和風なアヒージョです。ハッピータイムの生ビールを3杯飲んだ後に最後の1杯は日本酒です。お猪口は出てきませんが湯呑みで飲むのがこの店流。地酒・清泉は新潟の美味しいお酒でした!店長の髙田怜さんです。ノリのいい人でした。さて、直江津を発つ日。ホテルは朝食付きではないので、何年ぶりの朝蕎麦にしました。東京を出る時からあらかじめ目をつけておいたそば処「直江津庵」。とにかく直江津はお店が少ないだろうと予想していました。朝食はコンビニかここしかなかったです(笑)本当に駅前にあるのですが、誰もお客がいなくて貸切でした。ご当地の名物蕎麦やお勧めもありましたが、東京都比較するにはかき揚げ蕎麦です。この手のお蕎麦屋さんとして値段が安いわけではなく味も普通でした。でも美味しかったのでパワーをつけて旅立ちます!折り返し地点の直江津から乗るのは、えちごトキメキ鉄道・日本海ひすいラインです。これまでもそうですが、2両編成というのはどこに乗ろうかちょっと緊張します(笑)切符は現金で富山までしか買えません。駅員さんには何と途中で精算しないと富山を越えると精算できなくなると言われました!泊駅で次のローカル鉄道、あいの風とやま鉄道に乗り換えました!精算は昔ながらに検札にきてくれた車掌さんでできました。富山県の田んぼがひらけ、日本海も臨めるこの電車はとても良かったです。次の目的地は金沢で乗り換えた先のJR北陸本線石川県の松任です。
2021.11.03
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コロナ禍が収束しそうな予測をもとに10月中旬に国内行脚を計画しました。もちろん行った先々にはこれまでお世話になった方々がいます。仕事でも直行直帰する味気ない旅だと面白味は半減します。自分で全て計画を立ててツアーするほうが何倍も楽しいです。行った先々ではご当地料理でもてなしていただきさらに喜びが倍増でした。群馬県桐生市はいろいろな行き方で何度も行きましたので、今回は最寄りの駅から東武線直通で何と栃木県足利市駅まで行きました。そこからJR両毛線の足利駅まで歩き、10分も乗れば群馬県桐生駅に着きます。東武・足利市駅からJR足利駅に行く間に、やはり栃木県から群馬県を流れる渡瀬川を渡ります。風情があってとても良い風景でした。桐生では見た目が楽しいひもかわうどんの店に招かれました。何とこのお店は以前に何度も泊まったホテルの朝食レストラン「ふる川」でした。もりひもかわは〆の定番です。カレー南蛮ひもかわです。揚げひもかわはどれだけカロリーが上がったのでしょうか?酒の肴にはぴったりで、フライドポテトに匹敵します(笑)パリパリサラダって揚げめんが入っていますが、ここではやっぱりひもかわ。行く前にこのお店のホームページで予習し、狙っていた炭火焼き紅茶カモです。ひもかわ三昧のおもてなしを受けました。桐生を出発。両毛線で新前橋に行き、ここからは上越線を乗り換えながら、渋川、水上、六日町まで行き、北越急行ほくほく線で新潟県・直江津に向かいます。ほくほく線からは現金のみの精算でワンマンカー、ローカル線の味わい深い風情があります。途中では完全貸切状態になりました。
2021.11.02
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自分の血管が出にくいのは確かなのですが、注射や採血で痛いかどうかは刺す人によります。血管を逸れて神経に当たったり変なところに刺さるとまず痛いのですが、さらに薬が注入された時には、金槌で腕を叩かれるように痛かったのです。今日はお昼に不整脈が始まり、もしかしたら薬で治るかと2錠飲み、辛いながら行かなければならない所に2ヶ所行って用をたし、それでも状況が変わらないので、よく行く近くの病院に行きました。ここには循環器専門の先生が2人もいて中の人に感じがいいのです。病院の入口には消毒液と顔で体温を測る体表検知器があります。体温を測ってびっくり、34.9度。低めに出る傾向があっても低すぎです。上質性頻拍では血圧が50程度下がり、体温が1度ほど下がります。受付で再び体温を聞かれ、問診を書きます。救急扱いくらい速やかに診察室に通されました。「上質性頻拍じゃあ死なないから大丈夫ですよ」と担当のお医者さん。最初は「このあと用事があるからルートが取れればすぐにATPでいきます」ATP接種は医師による付き添いが必要なことからすぐに終えるでした。心電図をとることから始まり、壁際のベッドに寝かされました。♩=180以上ということがわかり結構きついことがようやく伝わりました。看護師さんが針を左腕に刺したところ痛く、薬剤がうまく入りませんでした。そして、針を刺す場所が内側の大きな血管に変更になりました。今度は針が神経に当たったようで激痛が続きました。そこで薬剤が入ってきましたがさらに経験したことのない痛みが走りました。さすがに唸ってしまいその様子を見てまた針は抜かれました。しばらくは不整脈より刺された周りが痛すぎてすぐに温湿布が準備されました。左腕は無理ということで、右腕に変えるため枕を足の方に変えることになりました。もう一人の循環器系の女医さんが呼ばれ、その方が右腕に針を刺しました。血管を選んで刺したわけですが、これはいつ刺したかわからないほど無痛でした。ここからまた薬の量に注意しながら投薬が続きます。「ゲッて気持ち悪くなったら知らせてください」と新しい表現を受けました(笑)薬が心臓に届けば例の幽体離脱のような確かに気持ち悪い気分が起こります。そう言わなくても指にはパルスオキシメーターをつけていますから、脈拍は音で常に聞こえていて、薬が届いた瞬間この音がガクッと落ちます。♩=180からいきなり♩=60まで落ちた瞬間ゲッてなり気持ち悪いです。いきなり心拍が落ちるので、心室内が虚血状態になるようです。ここからも点滴がしばらく続き、心電図などの様子が見られます。しかし、ゲッてなってもほんの30秒くらい、今日はまだ左腕が痛くてたまりません。運動神経には差し障りないことを説明されながら、何度も具合を聞かれました。先生は何度も謝られ、時間と共に痛みは取れるので明日様子を聞かせてほしいと。すごく気を遣われたのか院長先生と面会することになり状況を共有されました。たまたまこういう結果になりましたが、アフターフォローは良かったと思います。以前に11日に検診の予約を入れていたのですが、応診の先生を選ぶことができます。今回の先生や院長先生は受けたことがあるのですが、今回の注射がうまかった、循環器系の女医の先生の話も聞きたくなったので検診の日を変えようと思います。発作の頻度が増え、経口薬対応では効かなくなってきたため手術をアリかと…。ただ、自宅からそう遠くなく徒歩圏のこの病院の受診料は東京医療センターの1/3、救急車を呼ぶと必ず行く東京医療センターは時間外になるとさらに1万円かかります。もちろん血液検査などの検査がなされるのですが、それでもこんなに違うのかと…。診療時間内に発作が起こるとは限らないため、やはり手術は考えるようになりました。帰宅後。左腕は2ヶ所に刺し、さらに湿布を貼っていただきました。何かが少し当たっても痛い状態でしたが、今の時間では痛みがなくなりました!右腕は頑丈にテープを貼っていただきました。たくさん薬が入ったにも関わらず全く感じませんでした。帰宅後。今回は脱水症状が出て汗で着ている服がびちょびちょでした。そこで、看護師さんはこの入院のための部屋着を貸してくれて、「変な人と思われるかもしれないけど、家が近いからこれに着替えたほうがいいです!」面白いなあと思ったけど、「風邪をひいたら困るから」ということでした。でも、洗濯しないでいいからいい時に返しに来てと言うあたり、左腕はすっかり治ったと聞きたいのだろうと思いました。裾が長いのでジャケットの中に隠して帰りましたが、いつの間にか落ちてきて…ハロウィンはもう終わっているのですから恥ずかしい。今回の処置ATP(アデノシン三リン酸)静脈内注射20mg「イセイ」4A生食溶解液キットH 100ml 1式ポタコールR輪液 点滴注射 500ml 1袋心電図検査 ECG12呼吸心拍監視 75分
2021.11.01
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