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イギリスの首相に、ベンジャミン・ディズレーリという人がいました。この人はユダヤ人であり、子供時代にすいぶんといじめを受けたといいます。さて、ディズレーリは、いじめを克服するために何をやったか?彼はボクシングを習いました。ボクシングを習って、強くなってから、いじめっ子たちに勝負を挑みました。そして、身につけたボクシングの技を使って、いじめっ子たちを打ち倒し、彼はいじめを克服しました……このディズレーリの逸話は、『いじめ克服』本にもよく出てくるハナシでもあります。似たようなハナシも、またよく聞く話しなのです。いじめられっ子が、ずっとガマンをしていて、ついにガマンしきれなくなって、いじめっ子を殴ったら、それ以来いじめはおさまった……ちなみに、いまこれを書いている巨椋修は、総合格闘技の師範であります。その巨椋がいいましょう。ディズレーリのやり方は、決してオススメしない!そうやっていじめを克服した人は実際にいるのです。でもオススメしない。このようなやり方を進めようとする人は、いじめや暴力の実態を知っている人とは思えないのです。わたしは、お金を取って、殴ったり蹴ったり、投げたり、寝技で関節を決めたり、はては馬乗りになっていかに上手に相手を殴り続けるかといった技術を教えている男です。プロの選手や、他道場の先生方もわたしに教えを乞いにくることもあります。恥ずかしい話しですが、競技以外のそういった暴力沙汰に立ち会ってしまったり、巻き込まれたこともあるのです。そのわたしが言うのです。あまりオススメできないと……なぜか?まず、いじめに対して、ボクシングなり空手なりを学ぶのが効果がないとは言わない。ではなぜオススメしないか?1、人はそうカンタンに強くはなれない。2、生兵法はケガのもと。3、いじめのような暴力と、格闘技とはまったく別物である。4、いじめられっ子が、厳しい稽古についてこられるかどうかはわからない。5、道場の中でもいじめられる可能性がある。いじめなどの暴力・ケンカなどと格闘技は全然違うものなのです。多少強くなっても、相手が2人3人だと、まったく違ってきます。「おまえ空手習ってるんだってぇ~、オレたちにやってみろよ」と、からまれることあります。また、稽古は大変にキツイのです。打撲痛、筋肉痛は当たり前なのです。そうしないと強くなれないのですが、それは苦行に等しく、ほとんどの人は、つらくてやめてしまうのです。やめてしまえば「ああ、やっぱりオレはダメ人間なんだな」と、落ち込んでしまうのです。また、続けていると3ヶ月くらいで、技や力は最低限のものはできるようになるですが、その程度で絶対に勝てるとは言い難いのです。もうひとつ……いじめられっ子の人が道場に入門して、やっぱりいじめられてしまうことがあるのです。これは、格闘技や武道の稽古というのは、パートナーに対して、絶対的な信用がないと一緒に稽古ができないということにつながります。つまり、究極のコミュニケーション能力が要求されるわけです。カンタンにいいますと、相手が殴りかかってくる。それを受けて反撃という“型稽古”の場合、あくまで練習なんですから、本気で殴ってはいけないわけです。当たる直前で止めなければいけない。あるいは、軽くあてる程度にしなくてはいけない。反撃の人も、そのようにしなければならないのが基本です。このルールが守れるかどうか?この“あ”“うん”の呼吸がわかるかどうか?……過去、いじめられっ子だと思われる人が入門してきたとき、多くはそれができなかったりしました。できないために、いじめられっ子の相手をした人が重傷を負い、緊急入院、生命の危険があるため集中治療室へ……ということもあったのです。練習のとき、力の入れ具合や、“やってはいけないこと”を繰り返しやるので、わたしも何度となく注意をしていたのですが……幸い、一命はとりとめましたけど、やられた門下生は二度とわたしの道場へ戻ってくることはありませんでした。実は、格闘技ができなくなる体(脳の損傷ため)になってしまったのです。やった方(いじめられっ子)はというと、他の道場へ移ったのですが、人間関係とか、そういった稽古中のやりとりが、上手くできなくて、他の道場へ移籍をしましたが、やっばり「困ったちゃん」で、うとんじられ、やめてしまったようです。このようなことは実際あることなのです。それ以外でも、いじめられっ子が入門してきて、“あ”“うん”の呼吸が、何度言っても分からない。とうとう先輩から「へえ、そうなの、そう言う風にやってもいいんだね」と、したたかに反撃されてしまうということもあり、その人は辞めてしまうということもありました。そういったことがあるたびにわたしは、自分の指導力のなさに落ち込んでしまいます。だから、ディズレーリのハナシようには、なかなかいかないのです。格闘技を身につけて強くなりたいという気持ちは凄くよくわかるのです。格闘技は個人競技と思われがちなのですが、暴力を競技化したものであり、パートナーや仲間との絶対的な信頼感、礼儀のというものが、他のスポーツ以上に必要になってきます。『いじめに対抗するために格闘技をやる』というのは、結構なことなんですけど、むしろそれ以上に、人間関係能力を高める ということが大切であるということも知っていてほしいのです。それから、ディズレーリのように、「いじめられたら、自分を鍛えて、相手を叩きのめしてしまえばいい!」というのは、現実を知らない人のタワゴトくらいに思っておいた方がいい。逆にやられてもっとひどくなる確率も高いんです。そんな安物の青春漫画ようなことを言う人は、まったく実態を知らない人としか言いようがないと思いますね。
2006年06月27日
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『ひきこもり』や『ニート』の人にとって、あるいはその親御さんにとって“結婚”って切実な問題だと思うのですよ。これは、男性のとっても女性にとっても切実なんですけど、“より男性にとって切実な問題”と言えそうですね。これは、『ひきこもり』が女性よりも男性に多いという実情と関係あるかも知れませんね。女性の場合、ひきこもっていても、「家事手伝い」、「花嫁修業中」とう名目がありますが、男性の場合、そういった名目があまりないということでもあります。さてさて、現代では“晩婚化”がすすんでいるようです。なんでこんな事を言っているかというと、さっきまで仕事で『晩婚化』についての記事を執筆していたから。(笑)厚生労働省の人口動態統計によれば、平均婚姻年齢は昭和45年 男性27.6歳 ↓平成15年 男性31.2歳昭和45年 女性24.6歳 ↓平成15年 女性29.0歳と、言う風に上がってきています。結婚の平均年齢が上がっているのは、日本だけじゃなくて、先進国や発展途上国に関係なくどうやら世界的な傾向であるらしいんです。これは、どうも教育の普及が関係しているらしい。カンタンにいうと、昔は10代半ばあたりで働きに出ていたんですね。それがいまでは、ほとんどの人が高校大学へ進学する。それだけ社会に出る時期が遅くなる。つまり一人前になる時期が遅くなるということです。女性の高学歴化と社会進出も深いカンケイがあるのですが、ここではおいて置きましょう。ひきこもりニートと言われる人だって、多くの場合やっぱりカノジョ・カレシが欲しいもの。ところが、ひきこもっている限り、出会いというのは限りなく少ない。ニートであれば、収入が少ないのでデート代にも事欠くありさまで、それで余計に誘えない。もちろん、ひきこもっていたりニートの人でも、カレシ・カノジョのいる人は少なくないんですけど、全般的には、思ったようにはいかないようです。この前、ある男性と、収入とカノジョのカンケイについて話していたんですよ。つまり収入の多い人、お金を稼ぐ人の方が、女にモテるんじゃねえかってハナシ。すると、その男性は「そんなことはない!」って強硬に言い張るんですね。で、ぼくは「気持ちはわかるけどさあ、現実はお金を持っている人の方がモテると思うよ、相手の親御さんだって娘のカレシがビンボさんなら、反対する確率は高いよ」「ぼくは納得できない!」 「そうかなあ、じゃあ女性に聞いてみようよ」と、隣りにいた女性に聞いたんです。すると女性は言いましたね。「巨椋さんは間違っているわ! お金じゃないわよ!」 「うれしいことを言ってくれるねえ、お金じゃなければなによ?」「男性の誠意や真心よ!」 「その誠意とか真心はどうやって表せばいいの?」 「贈り物の数や価値よ!」 はああ~(そういった女性ばかりではないことは重々承知の上で)男はつらいよ。(笑)
2006年06月25日
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3日前のことです。以前、わたしが製作した『不登校の真実』に出演してくれた人がいまして、この人は現在サラリーマンをやっているのですが、この人にある事件がおこりました。働いているとき、会社の会長が見当たらないというので、「ちょっと探そう」ってことになったのです。で、社内を探したのですが見当たらない。で、ひとつだけ開かないトイレがあって、その人がノックをしても応答がない。アヤシイと思ってなんとか鍵を外して開けてみた。会長が倒れていたそうです。もう紫色になってる。排便の途中であったらしく汚物が飛び散っている。倒れたときに顔をぶつけたらしく鼻血を流している。彼は人を呼び、救急車の手配。そしてとりあえず心臓マッサージ。他の社員や、会長の息子である社長は遠巻きに見ているだけで何もしない。若い社員を見つけて「キミ、マウスツーマウスできるか?」「出来ません」「じゃあ心臓マッサージを代われ!」若い社員に心臓マッサージのやり方を教え、彼は人工呼吸を。口の中に広がる鼻血の臭い、死臭、そして汚物の臭い……残念ながら、会長が戻ってくることはなかったそうです。死因は脳溢血。60代の若さであったそうです。救急車が来て搬送。その前に、会長の下着とズボンをあげたのも彼であったそうな。搬送後、誰も何もしないので、汚物と鼻血で汚れたトイレを掃除して帰宅したといいます。こういった事態は、事がおきるそのときまで、誰も何も予想をしていないものです。もしものとき、その瞬間に動けるかどうかなんて、誰にもわからない。パニックを起したり、おろおろするだけで何にもできない人もいます。そういった人たちを責めることはできません。でも、“もしものとき”がもしもおきたとしても……常に冷静に対応できる“心”を持っていたいものです。『不登校・ひきこもり・ニート』の人、その周辺の人にもそれは言えると思うのです。ある日とつぜんの自傷、自殺、暴力、どうしようもないやるせなさ。冷静になれ落ち着けというのは、無理なのかも知れませんけれどそういうときが“もしも”起きたとしても、冷静に落ち着いて対応していただけたらなと思います。
2006年06月23日
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6月19日に、『ひみつの試写会』をやったのですよ。はじめは、友だちの新聞記者さんの企画で、ただの飲み会である予定だったようなのです。しかし、集まってくる人に初対面の人がたくさんいるということで、でも特に話題になるようなこともない。で、「あ、そうだ巨椋さんが新作映画『大丈夫』を作ったから、それを上映すれば、話題に事欠かないはず……」と、“巨椋引っ張り出し計画”が起こりはい、引っ張り出されました。(笑)観客は約10人。場所は、水道橋のインターネットテレビ局の一室。上映時間は、約43分。映画の感想を聞いたところ「もっとエグッた内容の方がよかった」「感動した」「映画としてはイマイチだけど、考える発端にはなる」「いい映画だったと思います」「不登校・ひきこもりの上澄みだけをとりあげたもの」と、賛否両論でありました。これらの感想を聞いた製作者であるわたしの思いとしては「まずまず、狙いどおり」というものであります。「エグッた内容のほうがよかった」「不登校やひきこもりの上澄みだけをとりあげたもの」というご意見は、おそらく「もっと問題提起をし、ひきこもりに苦しむ人に迫り、やがてその苦しみから脱却するような映画だと思っていた」ということなのだと思うのです。実のところ、そういう内容も考えていたのですが、そういったものは、ニューズ・ショーなどの15分特集でよくやっているものであったりあるいは、通常ドキュメント映画がやっている手法でもあります。【あるひきこもりの若者がいる。困りきった親は、あらゆる手段を使って“治そう”とする。子どもは暴れ、親もときとして暴力をふるういろいろな紆余曲折があり、努力を重ねる。やがて、子どもは改心し、働きだし一家に笑顔が戻る】作品の中に、涙と感動があるというもの。これがよくあるパターン。ドキュメント映画の王道。ただ、ぼくとしては、「そんな映画など、作るつもりはこれっぽっちもないよ」と思っておりました。そういった映画の方が受けるんです。ところが、テレビなどに出た後で出演者が後悔をしたり、かえって家庭が上手くいかなくなったり、「テレビなんかにでやがって」と、いじめられるということも少なからずあると聞きます。はじめはね、やっぱりエグることもしようと思ったんですけど、すぐにそれはやめようと思ったんです。ぼくが映画を作るときにまず最初の思ったこと。それは、映画に出ることによって傷つく人を出したくない。出演者の自殺などを出したくない。あるいは、映画に出ることで、つらい思いを思い出したりして欲しくないということ。次に、観に来られた人のフラッシュバック(過去の苦しいことを思い出すこと)を起させたり。過去を思い出して涙を流すなどといったことがないようにしたい。と、いうものでした。そして、映画を観終わったときに、何かひとつのヒントや、「苦しいのはわたしだけではないんだ」、「そんな人もいるんだ」「映画のあの部分は違うと思うけど、あの一言は同感だと思う」と、思っていただければいいなと思っております。そして「ひみつ試写会」の後、いろいろなご意見を聞いて思ったのは、「よし!」というものでした。特にオチや感動がない映画ですが、こういう映画があってもいい んじゃないの?「こういう人」「こんなことを考えている人」がいると知ってもらうだけでも十分じゃないの?というものです。次は、ちゃんとした上映会を考えないとね。
2006年06月22日
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秋田県で小学一年生が殺害された事件がありました。逮捕された犯人女性の人生は、決して恵まれたものではなかったということもあり、マスコミ各社は、こぞって犯人の異常性だの心の闇だのを報道しています。そんな報道の中「いったい何を考えてやがんだ!!」と、思うようなこともありました。犯人の異常性だの心の闇だのじゃありません。犯人が高校を卒業したときの卒業文集における“寄せ書き”ですよ。どのようなことが書かれていたか?● 会ったら殺す! ● 顔をださないよーに! ● もうこの秋田には帰ってくるなョ ● 秋田から永久追放 ● 秋田の土はニ度とふむんじゃねぇぞ ● 戦争に早く行け ● いつもの声で男ひっかけんなよ ● 山奥で一生過ごすんだ! ● 今までいじめられた分、強くなったべ ● やっと離れられる 【色々な意味で有名になりそうな人】という項目では、犯人の名前のところに● 自殺・詐欺・強盗・全国指名手配・変人大賞・女優・殺人・野生化 ● すぐに仕事辞めてしまいそうな人1位 ● 墓場入りが早そうな人1位……犯人女性にも、嫌われるだけの何かがあったのかも知れませんが、これを書いた同級生は、高校3年生。ひどく低レベルな発言といえるでしょうね。高三の終わりといえば、18歳。自動車の免許を受ける資格もある歳であり、男女とも結婚ができる年齢です。それ以上に言えるのは、こういったコメントを人生の記念といっていい“卒業文集”に、のせた学校の先生方の人格というか、常識を疑わざるをえない。教員の資質とか言う前に、ひとりの人間としてあまりにも軽率、幼稚、不注意に過ぎる。卒業文集というのは、10年たっても20年たっても、ときどき読み返すものです。もし、わたしがこの文集を書いた生徒の親ならとても恥じ入り、学校に回収するように言うでしょう。もし書かれた生徒……、つまり犯人となってしまった生徒の親なら、学校、担当の教員、寄せ書きを書いた生徒とその親を相手どって訴訟を起します。犯人女性の味方をするつもりはありませんが、まったく、こんな高校なら行かないほうがマシだぜ……
2006年06月20日
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なんともイヤな事件です。秋田県の小学1年生殺害事件で、豪憲君殺害を認めた畠山鈴香さんについて、いろいろと考えさせられることがあります。また、畠山鈴香さんの娘さんここは『不登校・ひきこもり・ニートを考える』場ですので、そういったことをからめて考えてみようと思います。畠山鈴香さんのこれまでの人生は、あまりいいとは言えないものであったようです。週刊新潮の記事によれば、小学校時代から、“盗癖”があり高校時代はいじめを受けていました。なくなった畠山鈴香さんの娘さん(7歳)もまた、いじめを受けていたといいます。出産、離婚、サラ金からの借金で自己破産をしています。その後、生活保護を受けていました。畠山鈴香さんは、亡くなった娘さんに対し、育児放棄など虐待をしていたといいます。近所付き合いはあまりなく、ひきこもりに近い状態であったそうです。畠山鈴香さんの娘さん9歳は、今年4月に近所の川で水死しているのですが、この水死は、虐待を苦にした娘さんの自殺ではないかという報道もあります。つまり、畠山鈴香さんには、いじめ、盗癖、借金苦、自己破産、虐待といった『不登校・ひきこもり・ニート』と、無関係ではない問題が見え隠れしています。「盗癖は関係ない」と、思われる人もいるかも知れませんが、盗癖というのは、一種の“嗜癖(しへき)”、つまり依存症と同根と考えられていたりしますしね。いじめに関しても、いじめられっ子の親もまた、いじめを受けていたということはよく聞く話しだったりします。他にも、精神的な不安定さや、人格障害、虚言癖、感情のコントロールがうまくできないといったことも語られています。また、畠山鈴香さんは、娘さんをひどい虐待をしたかと思うと、ひどく可愛がることもあったといいます。これは、暴力をふるう男が、恋人や妻にみせる行為と同じであり、このような親に育てられると子どもは大人になってから、いわゆるアダルト・チルドレンといわれる特徴を有する場合があるといいます。 さてさて、ここで注意をしておきたいのは、『不登校・ひきこもり・ニート』はこのような事件を起こすなどと、短絡的に考えないでいただきたいこと。ただ、『不登校・ひきこもり・ニート』の裏側には、虐待や家庭内暴力、多重債務、人格障害、各種の依存症、精神的な不安定さといったことがあるのも事実なんですよ。これらは、親など代々続く負の遺産であったりすることもめずらしくない。『不登校・ひきこもり・ニート』というのは、“表側の問題”であり、裏側にこういった問題があります。表側の『不登校・ひきこもり・ニート』といった表面的な解決ばかりに目を向けてばかりいると、「不登校ではなくなりました。でも自殺しました」「ひきこもりではなくなりました。アルコール依存症になりました」などということにもなりかねない。現実として、不登校やひきこもり支援の歴史は、こういった失敗をくり返した歴史でもあったりします。オレはねえ、もうこんな失敗や、畠山鈴香さんのような悲劇はたくさんだと思っているんですよ。でもね、“絶対的な解決策”なんてもんがないのも事実。もう柔軟に対応していくしかない。マスコミは、この事件に対して、加害者を叩きまくっていて、それは当たり前なんですけど人間なんて、みんな紙一重だとも思うんですよ。ほんと、いいことも悪いことも紙一重。
2006年06月10日
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6月4日、「ニート・ひきこもり・不登校 NEXT VISION FORUM」なるイベントに参加してきました。一言で言えば、とても面白かった。現代の“俗流若者論”をズバズバと斬ったのは、『「ニート」って言うな!』(光文社)の後藤和智さん。最近多い「ゲーム脳」とか、「下流社会」について、「“擬似科学”といっていい! これはトンデモ本である!」と、バッサリ。また、自ら不登校、家出、リストカット、自殺未遂などを繰り返したという経験のある、作家の雨宮処凛さんは、 「悪いのは自分だけじゃない。悪いことは全部社会のせいにして、“革命”をおこしちゃえ!」と、とてもユニーク。他の人が言ったらギョッとするようなことでも、雨宮さんのキャラクターが言うと、ゆかいになるから不思議です。常野雄次郎さん(『不登校、選んだわけじゃないんだぜ!』理論社)も、自ら不登校の経験のある人ですが、「元登校拒否児の中でマトモな社会人になってる人が、いったいどれくらいいるっていうんだろう。」というしごくごもっともな意見。まったくだって感じです。侑摩佳彌(ありまよしや)さんは、やはり不登校経験者で「ひきこもり村」というサイト管理人のなさっているとのこと。サイトの運営についてのお話。ジョークをまじえた語りはおもしろかったです。貴戸理恵さんは、小学校はほとんど学校に行かなかったそうで、著書に『不登校は終わらない――「選択」の物語からの語りへ』(新曜社、2004)がある人。不登校の歴史やら、「昔不登校で、やがて大人になっていく元不登校者」、「いま不登校の子どもと大人に世代のギャップがあるが、わたしたちも次世代のことを考えなければならない」ということをおっしゃっていました。これまでは、ほとんどが20代の若者であったのに対し、NPO法人不登校情報センター代表理事、松田武巳さんは、白髪のまじった大人世代で、『不登校・ひきこもり・ニート』の若者に対して、どうやって稼がせるかに苦心をなさっている方。若者たちの多くが社会学をベースに語っていたのと違い、“現場”のおはなしを聞かせていただきました。他にも、クリエイティブディレクターのオキタリュウイチさん、NPO法人KOMPOSITIONの寺井元一さんのお話しを聞かせていただきました。わたしはというと、映画のダイジェスト版を10分ほど流し、映画をつくったキッカケなどをお話しさせていただきました。このファーラム全般で言えるのは、よくありがちな、感情的になったりお涙チョーダイ的な話しがなく、全員実にクールに現実に向き合っていることでしたね。フォーラムが終わってから、打ち上げに行き、さらに山本代表やプレゼンターの寺井さんなどと二次会へと流れ、ラストオーダーまで飲みました。これもまた楽し。話しを聞きにこられた皆様、スタッフの皆様お疲れ様でした。特に赤字を承知で、このイベントをなさった山本代表、お疲れ様でした。おもしろかったなあ。(笑)
2006年06月07日
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いささか酔っているんだけどね。人生ってのは、思ったようにいかねえもんだよ。人生、思った通りになっていたら、オレはすでに、宇宙を征服していてだな、百八人の美女に囲まれているハズなのだよ。(108、つまり煩悩の数だけね(笑))高層ビルの上から、アリのようにうごめく民衆を見下ろしてだな。「ふふふ、この愚民どもめらが……」 などとうそぶいておったのかも知れないのだよ。ところがどっこい、そうは問屋が卸しませんって。人生は理想通りにならない。これは定理。人生は理想通りにならない。これは公理。まったくほんとにそのとおり。なんでこんな家庭にうまれちゃったの?なんでこんな国に生まれちゃったの?なんでこんな自分なの?なんて思っても、そうなっているんだからしょうがないやね。あきらめろとか、頑張れば何とかなるなんて言う気はないね。後はあなたがどうするか、どこに落しどころを見つけるかなんだろうね。まったくほんとにそのとおり。ずいぶん前なんだけどね。難病の子ども達の前で、格闘技の演武をやったことがあるの。不治の病ってヤツでさ。その子たちの何人かは……もうこの世にいねえんだろうな……みんなみんな……明るい笑顔で接してくれたけどね……人生ってのは、思った通りにならねえもんだよ。まったくほんとにそのとおり。まったくほんとにそのとおり。だからさあ、適当に、いい加減に、そこそこにうまくやんなよ。うまくやんなよばかやろう。まったくほんとにそのとおり。まったくほんとにそのとおり。
2006年06月01日
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