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キャサリーン・ヘンダースは大きな温室の中でバラの手入れをしている夢を見ていた。指に刺さったトゲがチクチクし目を開けると秘書のケン・サンダースが微笑みながら声を掛ける。「奥様お目覚めですか、お誕生日おめでとうございます、前にご依頼されたものを今、呼びます」手首のベルトに何かささやきかけると、2分後に扉が開き夫のエドワーズと一人娘のアンが病室に入って来た。キャサリーンはベッドの上で細い枯枝のような腕を広げる。「エド、どんなに逢いたかったか、アン、少しも変らずに、さあ二人ともキスしておくれ」一組の男女がぎこちなく老女のところに行き、腰を屈め痩せ細った肩を抱き代わる代わるキスをする。「さっき夢の中でトゲが刺さったのよ、不思議ね感覚が残っているわ」エドワーズとアンは顔を見合わせ軽く首を傾けた。キャサリーンの言った意味が理解できないのだ。ケンが二人の背中に手をやる。「二人ともご苦労様、戻ってください」キャサリーンの目から涙が溢れ出た。「もういってしまうの、まだ何も話していないのに」「奥様申し訳ありません、これが限度です、クローンはまだ不完全でコントロールが出来ない場合がありますから、奥様のご主人と娘さんの素敵な想い出を壊す危険性があるので・・さあ、二人は下がってください」大富豪のキャサリーンは入院から63年経っていた。148歳になる今日、誕生日に合わせ遠い過去に亡くなった夫と娘のクローンを製造してもらった。クローン法の規定で1日だけの生存が認められ、その後は廃棄処分となる。まだ人に対し安全性が確立されていない理由で、ごく一部の者が高額な金を払い指定された研究所で作られ処分も一任されていた。誰もいなくなった病室には入口を見つめているキャサリーンの姿がある。「あの時ブランデーを飲んで私が運転をして、崖から転落させエドとアンは即死、私だけが生き残った、ごめんなさいエド、許してねアン」頬に流れる涙をそのままに眠りの世界に引き込まれたキャサリーンは静かに目を閉じた。秘書のケンがそっと部屋に入り、優しく声を掛けた。「おやすみなさい キャサリーン、次のお目覚めは2年先になります、150歳のお誕生日は、楽しいことを計画しましょうね」テーブルの上に置いてあったキャサリーンとエド、それにアンの3人が微笑んでいる小さなアルバムを見つめる。部屋の隅にある椅子に座り胸に内蔵されているスイッチをオフにすると、ゆっくりまぶたが閉じ硬直した身体は笑みを浮かべたまま静止状態になった。 おしまい 家族との団欒、何気ない 小さな幸福、それすらもない多くの老人達がいます。 いつの世でも、ちっぽけな幸せが・・最高なのかもしれません。 2006.1月30日「寂しい誕生日」を加筆して 掲載しました。
2007/03/25
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父親のカズマサが大きなバックを肩に食い込ませたまま部屋に入ってきた。挨拶も元気だったかの一言もない。「汚ねえな、こんなとこに嫁さんも住むのか」毎日の農作業で肌は浅黒いが以前逞しく感じた身体もそばにいると急にしぼんで見える。明日オサムの結婚式で式場のホテルの部屋を予約すると言ったのを、そんなゼニもったいねえ、お前のアパートに泊めろと強引にやってきたのだ。3年前にお袋が他界し一人では何かと不便ならこっちで一緒に生活しないかとオサムが誘っても俺には野良仕事が合っているからと言い続け、お袋の葬式以来の再会だ。ミカとの結婚が決まり挨拶に帰ろうとするのを、エエからそっちも準備で大変だろうと断わってきた。「よくミカちゃんが来る気になったな」カズマサは明日の礼服を壁際に吊るしている。「ミカも俺も普通の田舎っぺだから、ちょうど釣り合うのさ」「お前、まだ例の訳のわからん仕事をやってんのか」「商業デザインだよ、これでもけっこう会社では重宝されているよ」「わかんねえもんだな、小さい頃下手な絵ばっかり描いていたお前が」「絵の上手下手より商品の特徴や使いやすさをポイントにして総合的に考えるものなんだ」「なに言ってるだかさっぱりわかんねえよ、結局あれだべ、駅や映画の看板ポスターを小さくしたもんだべ」苦笑しながらオサムは説明をやめた。親父にいくら仕事の内容を言っても理解出来ないしそれでいいと思っていたからだ。「腹減ったろ、なんか出前とっから、何が食べたい」「ここに来る角に小さな小料理屋があったな、あそこで済まそうや、俺が出すからよ」オサムはガスストーブの火を消し大きめのダウンジャケットを着込み一緒に部屋を出た。鍵を掛け歩きだすと先に出た父親が階段の下でこちらを見上げている。目と目が合い二人とも照れくさくなり目線を同時に避けた。店までは5分程度の距離がオサムには父と無言で歩いているとなぜか長く感じられる。親父の体に染み付いた煙草の匂いが鼻につくが、それよりも小さくなった背中がやけに遠くに見え寂しい気持になる。小料理屋のカウンターに腰を降ろすと40代の女将さんが声を掛けた。「あら吉川さん珍しいね、こんな時間に」週に二回位、会社の帰りに夕飯とお銚子二本飲んでいるので女将とは顔馴染みである。「これ、俺の親父」ぶっきらぼうに紹介するオサムに女将は愛想良く応えた。「まあ、ご立派なお父様で、吉川さんにはごひいきにしてもらっています」「いや、息子が世話になって、こいつ悪酔いして迷惑かけてねえだか」「そんなこと一回もありませんよ、いつもお一人で静かに飲んで食べるだけですから」山菜の煮付け、ふきのとうなどの家庭料理が手際良く小鉢で並べられ熱燗の徳利二本置いた女将、カズマサにお酌する。「これはサービス、吉川さんがお父さんといらした記念に」カズマサ、ぼそっとつぶやく。「こいつ、明日結婚するんで、さっき来ました」「まあ、そうなの それはおめでとうございます、よし、ご覧のとおりまだお客さんはお二人だけ、飲みましょう、前祝しましょうよ」それから2時間とりとめのない話をして親子はご機嫌になり店を後にする。寡黙なカズマサも珍しく女将と話が弾み赤くなった顔を見て、やはり寂しい思いをしているのかとオサムはちょっぴり胸が痛んだ。アパートの部屋に入るなり二人は崩れるように床の上で大の字になった。しばらく経ってオサムが布団を引っ張り出し、隅にあった父親の口の開いたバックを手に取ると中に額縁入りの写真を見つける。にこやかに微笑んでいるお袋の遺影を見つめていたらイビキをかいて寝ていたカズマサが寝言でつぶやく。「・・・オサム・・幸せになるだぞ・・」オサムが言い返そうとすると、すぐにイビキが大きくなる。狭い部屋中に地鳴りのようなイビキが響き渡る音を聴きながら、泣き笑い顔のオサムは大声を上げた。「しょうもない、親父・・風邪引くぞ、布団引くからな」外は冷たい北風吹いているが、部屋の中には温ったか~い空気が漂っている。 おしまい オサムと親父さん、あまり会話がなくても心は通じあっているようです。 春分の日、貴方が思い浮かべる人は誰ですか。 2006・1月27日「明日は吉日」を加筆して 掲載しました。
2007/03/21
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四字熟語は難しいと思っている人も、普段何気なく使っている場合があります。言葉が時代と共に変化するなら、熟語も新しいものが登場しても良いはずですね。以前(2006・6月24日)遊びで書いたところ好評でしたので(一部の人)再度特集します。あまり真剣に読まないでね。○笑止千万(あまりにバカバカしくて話にならないこと)●少子戦犯(少子化になった責任を問う言葉)○群雄割拠(多くの実力者がそれぞれ各地に拠点を置いてそこで勢力をふるうこと)●群遊学級(全員遊びだけが生きがいのクラス)○叱咤激励(叱ったり励まして力づけ奮起させること)●舌 激烈(舌の動きが激しい様子)○正真正銘(全く嘘いつわりがないこと)●小珍証明(自慢にならない証明)○前人未踏(誰も足を踏み入れたことがない場所や例え)●善人水戸(水戸には善人が多い、なっとうくう)○満身創痍(全身傷だらけであること、または非難を浴び精神的に痛めつけられた状態)●慢心僧位(えらぶった坊さん)○意気消沈(元気を無くしてしょげかえること)●一気消珍(男を卒業し寂しい様子)○竹馬之友(幼いころからの親しい友)●乳首之友(同じ女性を愛した不幸な男達) なお、一部に不適切な表現があったことをお詫び申し上げます。 ↑ しないよ~だ おしまい
2007/03/14
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「みんな元気か、俺はこのとおりピンピンよ、今日は23万光年離れた銀河系宇宙の小さな星からの中継だ、他のチャンネルに替えるなよ、我々は6日前にこの星に来て準備をしてこの日の中継に漕ぎ付けたんだからな、なにせ人間という原始動物が君臨しているこの地球は、聞いて驚くな、まだいたる所で殺し合いをしたり食べ物がなくて餓死するのが数百万人いるってんだから、それにちゃちな玩具のような武器や核爆弾だミサイルだと騒いでいる低俗な生き物なんだよ、なんかアメリカってのがここのボスで今日もそこの首都ワシントンからの中継なんで、ブッチャという親父が我々にメッセージをくれるそうだ。こっちは僅か8人なのに見てみな、ひな壇に500人以上、周りの群衆は数千人もいるよ、面白いぜ人間は、顔形、身長、体重、肌の色がほら、みんな違うだろうそれになんか色のあるものを身に着けているぜ、画面を見ているみんなビックリしているだろうな、そう、2本の手足で直立しているんだよ言葉を使いコミュニケーションする下等動物は珍しいよ、おっと、セレモニーが始まるぞ、この星最初の異星人とのコンタクトでその上、姿を表しこうやって中継するのだから、そりゃあ大勢の人が腰を抜かすのも無理ないよね、ここの言葉は英語ってのが地球共通語らしいが、今日は瞬間自動翻訳音声装置でみんなにも届くからな、ほらブッチャの演説が始まったぜ」「世界のみなさんコンニチワ、本日は地球史上初めて異星人の歓迎セレモニーに立会えることは私の人生で最大の名誉です、地球を代表してアメリカ合衆国大統領ブッチャがご挨拶申します、6日前にこちらにいる8人の方々が私達の科学では考えられない大型円盤で飛来したことはすでに報道された通りです、その高度な文明と科学は今の地球では100年かかっても解明されません、私達はこの異星人から多くのことを学び発展させるつもりです。それでは今日のメーンゲスト、トリカラスッテントロロビッタン247星からはるばるやって来たクンテコンテカントラテンテン402さんをご紹介します、申し訳ないが縮めてクンテさん、ではご挨拶をお願いしますよ」「やあ~ こんなに歓迎されるなんて、俺達とっても嬉しいよ、この星スゴク気に入った、だからみんなを食べるのやめてあげる・・・これブラックジョークねでも今日からここを我々の植民地にするよ、命令どおりにすればこの星から戦争はなくなるからさ、抵抗しても無駄ね、時間制御装置やエネルギー遮断機で3秒で片が付くからそれでは、ちょっとだけ時間をとめるよ」クンテ402が小さな箱のボタンを押すと、あら不思議、ブッチャから群集まで静止状態になり全く動かない、空に飛んでいる鳩までも羽を広げたまま止まっていた。「おい402いいのか、勝手にこんなことをして、中継されているぞ」「昨日撮ったこの星の風景に切り替えているから大丈夫、退屈な演説なんかカットして少しだけからかっただけよ、さあ帰ろうぜ、俺達がここから得るものは何もなさそうだ」人に似せた身体シールを脱ぎ捨てると半透明で肉体のない奇妙な生物が現われる。円盤に乗り込む前に地球に居た全ての記憶を人類から消し去る瞬間記憶削除装置を稼動させたので異星人が飛び立った後の地球は、もとの状態のまま何事もなく、あちらこちらで戦争やテロが起こっていた。 おしまい 異星人も興味を示さない蒼い星 地球、人類の平和と安定は夢幻なのだろうか。 2005・10月27日発表「宇宙中継」を 加筆掲載しました。
2007/03/12
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朝もやをついて馬たちが駆け抜けている。馬たちのはいた息が真っ白な蒸気となり霧のように拡散していた。早朝の淡い光と草や芝の匂いが大地の息吹となり活力を与えているように見える。律動する筋肉から汗の飛翔が私の顔に掛かるが、気持良く馬なりに走らせている。すでに20分の追い切りは終了し馬が呼吸を整え余韻を楽しむ感じで並足になっていた。首筋を軽く叩き厩舎に戻ることを合図する。ゆったりと歩くハイセイユウタは前を見つめながら私に話しかけた。「あさっての日曜日であんたとはお別れか、なんか寂しいよ」「しょうがないさ 僕も騎手としては芽が出なかったし、それよりそっちは日曜日の未勝利戦に勝たないと地方に飛ばされるぞ」「あの金キラ馬主は俺たちに愛着なんか感じていないよ、全て金儲けか自分のステータスを上げるための道具だからな」「でも、お前に巡り逢って良かった、こうやってテレパシーで話せるなんて僕にとっては始めての経験だから、なんで他の馬とは交わせないのかな」「他も出しているが俺より弱いんだ、人間だってテレパシーはあるけど特別強い人しか利用出来ないわけ」「そうか、好きな馬と話せるって素晴らしいな」「よせやい、俺 オスだぜ」「違うよ、馬はみんな好きなんだよ」「俺も来月で明け7歳、競馬の馬としては盛りを過ぎたしな」「よし、あさっては キバッテ勝ちに行こうよ」「ああ、俺よりあんたのために懸命に走るよ、騎手で未勝利じゃこれからは声が掛からないだろうから」日曜日第2レース ハイセイユウタと僕は逃げの戦法を採った。4コーナーまでは成功する、だがゴール200m手前で失速、8頭立て5着でのゴールイン。僕の人生でそれからの1ヶ月は貴重な思い出になるだろう。友人や親兄弟、親戚に頭を下げ金策に駆けずり周り馬主には土下座までして頼み込んだ。ハイセイユウタが僕のものになった時、莫大な借金が残った。知人の紹介で安い厩舎に移し様子を見に行くと意外にも元気な顔で迎えてくれる。「よお、かなり無理をして俺を買ったんだろう」大きな目が輝き慈愛を表し、世の中の不条理をお見通しのように知的で澄んでいる。「なーーに どうということはなかったよ、これでそっちも無理して走るレースから解放されたわけだ、まあ気楽にいこうぜ、 相棒」それから1年後に僕達はスターになり、かなり稼がせてもらっている。アメリカの大手プロモーターからも連絡があり来年から海外にも行くだろう。ハイセイユウタの提案でサーカスに入り馬と僕とのコミックショーは凄い人気となりTVにも度々出演したのだ。馬が音楽に合わせステップを踏み、ピエロの姿をした僕をからかい、追い駆けたり様々な演技をするのだから客は大喜びをする。ショーの前に簡単な打ち合せをして本番ではほとんどアドリブで僕も彼も楽しみながらやっている。マスコミが作ってくれたキャッチコピーは、<馬と話せる天才ピエロ><驚愕、馬の演技は本物だ>等などだが、ハイセイユウタと本当に話しているのはまだ秘密だ。 彼と僕の友情はこれからも続くだろう。最近、彼は鼻筋の通ったぽっちゃりしたメス馬を連れて来いと要求するなどちょっと、わがままになって困っている。 おしまい 人間が動物達や植物達との共生ができなくなる時、地球は滅びます。 美しい国は、人だけのものではありません。 (2005・11月10日作品「友情」を加筆しました)
2007/03/07
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恩人で大先輩の大学教授石田公一郎先生が亡くなった。78歳までお元気で洒落っ気のあった人を亡くしたのは私にとって大ショックである。埼玉県の群馬よりにある静かなお宅に伺ったのは通夜の始まる5分前だった。数人の知人たちに挨拶し席に座り神妙にお坊さんを待っている。ご遺族や親戚、友人関係が40人ほど静かに座っていた。突然部屋の照明が消えスポットライトが入り口に当たる。大音響のロックミュージックが鳴り響き、お坊さん 真っ赤な袈裟とギンギンギラギラ赤づくしの衣装で登場する。 部屋中に故人石田公一郎の声がはじき出された。「ご来場の皆さま、本日は私、石田公一郎の通夜においで頂きありがとうね、ボクはあの世に旅立ったが、みんなも早くこっちにおいでよ、って言いたいが、まあゆっくりおいで、みんな知ってのとおりボクは楽しい事が好きな上、イタズラ好きでも有名なので今日、明日もそれを裏切らないように葬式のイベントを生前に考えたの、だから今回の全ての責任はボクにあるから、妻や娘たち親族には一切ないからねその辺 ヨロシク、 文句があったらこっちに来て直接言って欲しい。さあお待ちどうさま ボクの悪友で円覚寺の生臭坊主、天昇住職が祝詞ではなくお経をあげるからな、天チャン ジャズに合わせてテンポよく始めようぜそれでは、ミュージック スタート」私は目を見開いた。お坊さんがお経を唱えながら軽やかにステップを踏み踊りだしたのだ。 おい おい こんなのありかよ、すると遺族の人々も立ち上がり手拍子を始め合いの手まで入れている、参列者も引き込まれ全員立って手拍子を入れお経の合間に「イエーー」とか「オー」 「シェニギーべービー」と訳の分からない奇声を発している。こんなお通夜ってあるのか、本番でこれだけ揃っているのはきっと入念なリハーサルも行なわれたに違いない。照明はいつしかキラキラなミラーボールに変わり部屋の中は赤青黄色、光の渦に囲まれていた。お経が終わったお坊さん汗びっしょりになり、なぜか怒鳴りだす。「公チャン聞えるか 良かったな、お前の台本どおりにやったぞ、見てみろここに居るみんなは笑顔でお前を送るからな、今夜はオールナイトでカラオケと踊り、下手な演奏でバカ騒ぎするぞ、チキショウ、こんな素晴らしい葬式にお前がいないなんて、アホ死ぎやがって、オイ、聞いているか」私はどうしても涙がとまらない、こんなステキなお葬式はもう体験できないだろう。石田先輩の人柄そのままのイベントは翌朝まで続いた。お通夜でこれだけ盛り上がったのだから本葬のメーンイベントはもっと凄かった。汗でベトベトの身体をそのままに私は最後まで立ちあった、いや、参加していた。ここには書けないハチャメチャに楽しい出来事もたくさんあったが、ひとつだけ言えるのは 参列者全員が出棺のお見送りの時、笑い、拍手してそして・・・・泣いていたことだ。 おしまい お葬式も故人の個性を生かしたものにしたいですね、生きている間に ご自分の葬式内容を考え遺言書に書くのも良いかもしれません。 誰ですか、死んだ後なんか どうでもいいよと思っているのは。 2005・10月30日作品「にぎやかなお葬式」を 加筆したものです。
2007/03/04
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