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フジテレビ 『ブスの瞳に恋している』
このドラマは、制作側いわく、日本で始めてのブスがヒロインの恋愛ドラマである。
そもそもお笑い芸人の森三中の大島が人気お笑い構成作家と結婚するまでの半分ドキュメンタリーのようなものであるらしいのであるが、それを同じ森三中の村上が演じている。
相手役はSMAPの稲垣吾郎であるが、これがなかなか素朴でいい演技を見せている。
このドラマ、最後こそハッピーエンドになるとは思うんだけど、ご多分に漏れず、ブスの悲哀がメインテーマのひとつとなっている。
さて、主人公の村上は女優を目指し、普段はラーメン屋でアルバイトをしている。
そのアルバイト先のラーメン屋は『どすこいらーめん』といって、室井滋が女主人の役を演じている。
そのラーメン屋、その日の教訓のようなものを毎日手書きで色紙に書いて飾っているのだ。
この放送の第一回目の教訓が、ここに書かれているタイトルなのである。
「レントゲンならみなおなじ」
これはかなり深いのではなかろうか。
人間なんて社会的動物として実存はしているけれど、所詮は動物でしかない。
レントゲンで写るものは人による違いなど無く、まぎれもなく『人間』という生物の証しなのだ。
まとっているものはペルソナでしかない。
それがわかれば、それを悟れば人はずいぶんと自由になるのではなかろうか。
こうして言うのは簡単だけど、実際にはすごく勇気がいることなんだろうね。PR
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