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先日、ちょっと笑えるメールが届きました。彼女の話は、時々、ここで書いています。なにかと大騒ぎする 偽粘液腫の患者さんとしてね。そう言えば、年齢を聞いてなかったけど40代だと思います。何かと大騒ぎする彼女ですけど、そんな彼女に私は救われたこともありました。2020年末に私自身が網膜剥離で1週間の入院で手術となった時、別の病院で入院中の母が危篤でもあったんです。そんな時、彼女、私のために泣いてくれたんですよね。この話は過去に書いてます。そんな彼女、今回の騒動は甲状腺異常です。彼女、この際、名前付けましょう。「ゆうちゃん」 これにします。ゆうちゃんの経過はと言いますと。。。2020年8月に婦人科検診で腹水がみつかりました。この頃、本人は「太ってきなたぁ」としか思っていなかったようです。かかりつけの内科を受診して腹水の相談をすると腫瘍マーカーの測定があり、婦人科の再診を勧められました。CA125 あたりが高かったんじゃないかなぁ。婦人科で再検査となり、虫垂に腫瘍らしきものがあって、そこから何やら、しみだしているとの見解。その病院から米村先生を紹介されて2020年9月に岸和田受診となりました。彼女の場合、先に虫垂のみ切除。これが2020年10月です。いわゆる アッペ ってやつです。時差して、同年12月に本来の手術となり今に至ります。再発なしです。術後は抗がん剤もなく、経過観察のみです。まぁ、ゆうちゃんはですねぇ、ちょっとした痛みでも、不安にかられれ大騒ぎするタイプでね。術後のちょっとした体調不良でもメールが術後1年もすると、もう何ともありゃしません。職場も復帰するし、息子さん達の世話も焼きまくりです。そんなゆうちゃん。術後3年が目前となりましたが、ここで冒頭の甲状腺異常問題が。職場の検診で、甲状腺のエコー検査があったらしいんですね。つい最近のことです。そこで、右側がすこぉ~しばかり腫れているとの指摘があったらしいんです。ま・さ・か・・・甲状腺がんではそう思ったゆうちゃん、検索しまくりました。そう言えば・・・時々、声がかすれる。。。のどに違和感がある。。。疲れやすい。。。当てはまる症状がいくつもヒット。(・・・おいおい)電話で話しましたよ、ゆうちゃんと。あのね、アタシだって咳が続いたせいもあって、声かすれることあるし、違和感もある。疲れやすいってね、あーた、もう若くはないんだから。。。ホント、妄想癖はかわらんなぁ。。まぁ、エコー検査してくれた医師が血液検査を勧めたというし、過去に、やはり甲状腺に異常がみつかった胃がん患者さんを知っているけど、この時、米村先生、専門外なこともあり専門病院の受診を勧めてたから、次回の米村先生の定期外来を待たずに専門家のいる病院で検査受けてみたらとアドバイスしました。で、彼女、専門病院を探して受診してきました。確かに、いざ、甲状腺を診てもらおうと思うと、どこの病院に行けば良いのか、すぐに思い浮かばないものですねぇ。そもそも、内科じゃなければ何科ここから疑問が出てきますもの。内分泌科 、もしくは 耳鼻咽喉科なんですけど、普段、お世話になったことがない科だけに、どこ って思います。さらに、癌という病気をもっていたら病院探し、迷いますよね。ゆうちゃん、口コミとか参考にして行ってきたら。。。血液検査、なんら問題なし。確かに、右側になんかの跡があるけれど、小さすぎてわからない。多分、水 じゃないかなぁとの見解が。また1年後に来てくださいで終了~これを聞いた途端、元気になっちゃって。。声のかすれはどうした疲れやすいのはどうした術後3年、お子さんの世話に、仕事に、自分の趣味に。。。忙しい毎日のゆうちゃんです 相談受付アドレス yukibasiri1188@yahoo.co.jp「 癌の相談」である事がわかるように件名にご明記ください癌 の診断がおりた方からの相談に応じさせて頂いております沢山の方とメールの交流がございます必ず、HN等ではなくお名前の明記をお願い致します目が難儀しております、恐れ入りますが、電話番号の明記もお願いしますこちらから、電話させて頂きます尚、患者さんのブログのご紹介はしておりませんのであしからずですお返事は別の未公開の交流アドレスから致します通常、新規の方には3日以内にお返事していますが、3日以上、経ってもお返事が届かない場合はお手数ですが、再度、メールをお送りください。尚、通常のお返事は4~5日程度お待ち頂いております。
2023年11月24日
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今年もカズコさんの近況が届きました。毎年、このくらいの時期にお便りをくれます。カズコさんは関東圏にお住まいです。カズコさんが虫垂癌・腹膜播種で手術を受けたのは2009年4月ですから、かれこれ術後14年になります。当時は44歳でしたから、今はですね・・・まっ、女性ですから年齢はここではやめておきましょ。彼女はですね、いろんなとんでもエピソードの持ち主なんですよ。長年.このブログの読者の方ならご存じだと思います。まず、虫垂癌が発覚する3年前から予兆が始まります。お正月に初詣に行き、おみくじをひくと、「大凶」翌年、神社を変えて初詣に行き、おみくじをひくと再び 「大凶」更に翌年、また神社を変えて初詣に行き、おみくじをひくとまたまた、「大凶」3年連続で「大凶」をひいた年に虫垂癌が発覚したんです。すごい予兆でしょう。腹膜炎で手術を受け、術後の病理で虫垂癌が発覚、さらなる検査で腹膜播種が判明したのが、2009年1月です。3連チャンの「大凶」の直後なんですよ。腹膜播種となると、事は重大。ご主人が血眼でネット検索して、このブログがヒット。米村先生の存在を知り、大阪へ行く事を決意が、カズコさん本人は事の重大さをわかっておらず、大阪行きを頑なに拒否なんでわざわざ大阪までここで、夫婦のバトル発生ご主人が頭を下げまくり、大阪行きを承諾させて今に至る。。。訳ではなく。。。大阪へ渋々行き、手術の予約を入れたまでは良いんですけど、手術予定日前に、腸閉塞を起こし、地元の病院に救急搬送。緊急手術の提案がなされます。腹膜切除の手術は目前。ここで今、手術して良いのか、不安なご主人から電話がありました。日曜日だったことだけは覚えています。私も判断に困り、即、米村先生に電話を入れ、カズコさんのご主人に、即、電話してくれるように頼みました。今、手術してしまうと、癒着がおきて本来の手術がしづらくなるので、そこでは手術はしないで、予定通り、大阪で手術となりました。そして、大阪で手術を受けたのが2009年4月です。その半年後に、尿管から尿が漏れるという症状が続いたため、尿管の穴を塞ぐ手術が行われました。子宮、卵巣も切除している影響もあって、自己導尿は余儀なくされましたけれど、今現在も、とにもかくにもお元気です。今に至るまでには、どんでもエピソードが幾つもあります。まず、交通事故で車が大破一報を受けてご主人が駆けつけて自分の車を見た時は、もう妻は生きていないと思ったと。ものの見事に大破していたそうで。。ところが、本人、ぴんしゃんです。いやぁ。。。今回は癌よりやばかったわ・・・みたいなさらにとんでもエピソードが。夫婦でスキーに出かけると、カズコさん、骨折です。元気なのは良いけれど。。ですよ。こんだけ色々とんでもエピソードがあるので、今年は何かありましたかと尋ねると、骨折して手術した時にいれたプレートを抜く手術をしたのだとか。あと、コロナにかかりましたとか。ご主人が先にコロナに感染して、高血圧の持病があり、特例薬の対象となったそうです。この時は無料。間をあけて、カズコさんも感染したのですが、カズコさんだって、癌患者(だった)ですから特例薬の対象になったはずと思いきや、癌よりも、やはりこちらも高血圧で対象になったとかで、この時は無料期間が終わっていて9000円だったとか。術後14年が経過して、ずっと元気です 相談受付アドレス yukibasiri1188@yahoo.co.jp「 癌の相談」である事がわかるように件名にご明記ください癌 の診断がおりた方からの相談に応じさせて頂いております沢山の方とメールの交流がございます必ず、HN等ではなくお名前の明記をお願い致します目が難儀しております、恐れ入りますが、電話番号の明記もお願いしますこちらから、電話させて頂きます尚、患者さんのブログのご紹介はしておりませんのであしからずですお返事は別の未公開の交流アドレスから致します通常、新規の方には3日以内にお返事していますが、3日以上、経ってもお返事が届かない場合はお手数ですが、再度、メールをお送りください。尚、通常のお返事は4~5日程度お待ち頂いております。
2023年11月16日
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前回、あの「BMI32からの・・・」の彼女の話をアップした2日後、ご主人から電話がありました。てっきり、久しぶりのアップに対する感想だと思ったんですが。。。辛い話なので、スルーを選択の方はここまでまだ今度 残念な報告で申しわけないのですが、 妻は、あと数日の命だと言われました 1週間前までは、割と元気だったんです それが急に。。。 どうにも認めたくなくて、 ご報告もしないままでしたが、 さっき会って来たんですけど、 もう認めざるを得ない状態でした まだ今は生きてますよ、 でも、もう。。 自分も覚悟をきめました 米村先生にも、ひろりんさんにも 本当にお世話になりましたと言われました。 腸閉塞の酷い痛みを私に吐露してからは、本人からは連絡がなく、ご主人から時折、報告が届いていましたけれど、頻繁に届いていたメールも間が空くようになっていました。私自身も、従兄の不慮の事故や葬儀、自身の長引いた風邪もありご無沙汰時間が長くなってしまいました。当の彼女は、気持ちに波はあるものの、治療に前向きになってくれて、岸和田に行く事を目標にしていると聞いていました。同様の患者さんで、アブラキサンが効いて、元気に趣味を楽しんだ患者さんもいますし、きっと彼女もそうなると信じていたのですが。電話の5日後、訃報メールが届きました。彼女の経過は、シリーズ化してこれまで書いてきました。思えば、彼女は不思議なことばかりでした。ステージ4のスキルス胃癌で、腹膜播種はもちろん、胆嚢にも転移があり、米村先生のところへ来た時は、胆管ステントを挿入していたんです。胆管ステントの挿入という処置が必要だったということは、同じ腹膜播種でもさらに進んでいる状態と言えます。ですが、そのステントが、いつの間にか行方不明に。治療が奏功して、狭まっていた胆管が広がり、流れて行ってしまったと思われ。。。ステージ4の胃癌患者さんなのに、太っちょさんで、服のサイズは4L。手術までに痩せてや~って米村先生に言われる始末。術前化学療法がよく効いてくれて、手術時には、PCIスコアはゼロ。(術前のPCOスコアの計測は、脂肪が多くて不能)術前化学療法も、手術も、こんなに良い方向で行く患者さんは珍しいと思ったものです。術後だって、ステーキを300g平らげた話をここで書けば、本人から380gだとダメだしが入ったり。とにかく、手術前の治療も手術も、上出来としか言いようがない状態だったんです。ただ一つ、難を申せば、なぜだか、術後の化学療法がダメでした。サイラムザとオプジーポを交互にやったんですけど、サイラムザの後は、食欲激減、体重激減、体力激減。。。当然、気力も消沈。オプジーポは、副作用らしき症状はなかったけれど、息切れをするようになりました。この薬は、政府の意向で半額になったとは言え、薬価的にはまだまだバカ高い。ざくっと40万円です。高額医療還付の対象とは言え、毎回、限度額の支払いは現実的には苦しい。。。なので、TS-1に変えました。ところが、このTS-1ですら、副作用がきつく出てしまいました。術前に服用していた時は、大して辛くもなかった薬だったのに。術後の服用は、彼女にとって、かなりの苦しみとなってしまい、彼女は涙ながらにご主人に訴えました。 もう、飲まなくても良いと。そのあまりの辛そうな姿に、ご主人も、 いいよ、いいよ、飲まなくてと言う他はなかったんです。それで止めて、無治療で様子をみることに。できれば術後2年くらいは抗がん剤やった方が良いと思うけれど、そんなに辛いのでは、致し方ないと思いました。もちろん、やんわりとは言いましたよ。できればね、やった方がね、良いと思うけどと。でも、辛い思いばかりで効果がない患者さんもいるし、これまで、術後の治療をやらないという選択をした患者さんが、ほぼ皆無だから、その場合は、どうなのか実証データがありません。癌を取り残したことが明白なら、絶対にやるべきって言うのですが。辛すぎる治療を無理強いなんて誰もできません。治療を受ける方も、辛い姿を見る家族も、あまりにもしんどすぎます。再発かもしれないと僅かばかりの腹水を採取してまで検査したけれど陰性で、一体どこに癌が隠れていたのか。。。奥深くに眠っていたとしか思えません。ただ私が気になったのは、CA 125が上昇していたこと。更に、本人が言うには、たまに胆汁を吐くということ。腫瘍マーカーはあまりあてになりませんが、胆汁を吐いたということが、どうにも引っかかってはいました。彼女からは、時々電話がかかってきましたが、話し出すと止まらない人でした。あっかるくて、笑いが絶えなくてね。マシンガントークで、相槌をうつのが精一杯でしたが、楽しい時間でした。お孫さんの写真を送ってくれたり、自虐ネタで笑わせてくれたり、ご主人や、お子さん、お孫さん、皆からとっても愛されていることが伝わってきました。私がが彼女を励ましたなんてこと1度もなかったと思います。私がいつも、笑わせてもらっていました。あのマシンガントークがまた聞きたい。。。 相談受付アドレス yukibasiri1188@yahoo.co.jp「 癌の相談」である事がわかるように件名にご明記ください癌 の診断がおりた方からの相談に応じさせて頂いております沢山の方とメールの交流がございます必ず、HN等ではなくお名前の明記をお願い致します目が難儀しております、恐れ入りますが、電話番号の明記もお願いしますこちらから、電話させて頂きます尚、患者さんのブログのご紹介はしておりませんのであしからずですお返事は別の未公開の交流アドレスから致します通常、新規の方には3日以内にお返事していますが、3日以上、経ってもお返事が届かない場合はお手数ですが、再度、メールをお送りください。尚、通常のお返事は4~5日程度お待ち頂いております。
2023年11月08日
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