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2020.04.23
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カテゴリ: データ分析
​​​ もはや、ダッシュボードというよりも「グラフ集・チャート集」となってしまった感のある、後述のダッシュボードですが、いろいろなグラフを作成していると、気づきが得られる場合があります。

ダッシュボードは、グラフ集作成にかなり適したツールだと思います。データを更新すると、グラフがすべて更新されるので非常に便利です。

下の図は、ECDCのデータによるダッシュボードで作成したものですが、日本の場合は、不自然なグラフであると思います。ドイツのグラフと比べるとそのことがよくわかります。

死亡者については、「感染→重症化→死亡」といった経過をたどっていると考えられます。もし、感染確認の検査が適切に行われていれば、感染確認者数が増えてから死亡者数が増えてくるのが自然だと思います。

ところが、日本のグラフからは、死亡者数の増加が感染確認者よりも先行していた時期があることをうかがうことができます。

これは、検査数が少なすぎたことを示していると言えるでしょう。

検査数が少ないと、感染の確認のタイミングが遅れて、重症化してから治療を始めるケースが増え、死亡者数を増やすことにつながるのではないかと思います。

重症化した人を検査対象にしているとすると、入院時にすでに重症化してしまっている場合が多いのかもしれません。
クラスター対策に絞った検査方針が死亡者数を増やしていた可能性もあると思います。

また、検査数が少ないということは、緊急事態宣言の根拠となる重要なデータに信頼性がない、ということにつながるのではないでしょうか。

検査体制からも日本の感染症への備えが不十分だったことが露呈していますが、「 どのようにすれば検査数を増やすことができるのか」という課題に、政府は真剣に取り組んでほしいと思います。

欧米諸国などでできていることが日本でできない理由を知りたいと思います。




↓ドイツの場合は、感染確認者数の増加が、死亡者数の増加に先行しています。ほとんどの国で、このように感染確認者数の増加が先行しています。


↓千葉大の研究でも、検査数を増やすことが必要だとしています。

















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​【ダッシュボード 「COVID-19 Transition Graphs」 を試作】​​
中国本土以外の地域への感染が拡大しているため、国別、地域別の感染者数の推移を簡単に確認できるダッシュボードを試作しています。​

随時、ページを追加しています。グラフのデータは、右上部分の操作でダウンロードすることができます。

アメリカの「地域別の変数」を前処理して、「州別」での推移をグラフ化できるようにしました。

また、州コードのフィールドを作成してコロプレス地図も作成しています。

楽天ブログでは「iframe」タグが使えないので、Bloggerのページから利用できるようにしています。

無料で利用できる、グーグルの「データポータル」のダッシュボードです。データさえあれば、簡単に作成できます。「国」別、「地域」別に日ごとの感染者数の推移を見ることができます。

↓ダッシュボードの試作です。下記リンクのページから利用できます。
​​

ジョンズ・ホプキンス大学の 「JHU CSSE」の「Covid19 Daily Reports」のデータを利用しています。

直近のアメリカのデータは地域分類が細かくなっていて、1日当たり2千行くらいになっています。
EdgeブラウザやIEブラウザなど、Chromeブラウザ以外での利用の場合はうまく表示されないことがあるようです。

上記のダッシュボードのデータの出所のサイトです。マップがメインのダッシュボードです






↓WHOのサイトでも、感染者数、地域などの「Situation Report」が日々更新されています。関心がある場合は、一日に一度見るといいのではないかと思います。






↓日本のインフルエンザの「定点当たり報告数」をグラフ化できるダッシュボードを試作。都道府県別にグラフ化可能です。



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 新型コロナウイルス(2019-novel coronavirus)対策もインフルエンザ対策と同じで、手洗い、うがい、マスク着用(咳エチケット)、免疫力アップなどが対策になるようです。​



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Last updated  2020.04.24 21:01:51
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