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えー、デジタル撮影してフォトショップで白黒にするってやり方の続きをしつこくやるです。はい。
白黒ができるようになったら、次にやってみたいのは セピア系
にすることだと思います。ええ。そーゆーことにしてください。
さて、「チャンネルミキサー」あるいは「チャンネルレイヤー重ね」によってできた白黒画像ですが、この色調状態を銀塩プリント風に言ってみれば「純黒調」と言えます。画像そのものはRGBカラーモードですが、何の色も入っていない状態です。白黒銀塩プリントには、「オリエンタル・ニューシーガルG」のように「冷黒調」というやや青めの黒であったり、「イルフォード・ギャラリー」のように「温黒調」というやや赤黄めの黒であったり、と色調にはさまざまなものがあります。
また銀塩プリントに調色という技を使うことによって色調を変化させることができます。セレンを使って赤紫めの黒にしたり、鉄塩を使って青い黒にしたり、硫化ナトリウムを使って赤茶めの黒にしたりします。このうち硫化ナトリウムを使う処方でできあがる色を「セピア」と呼んでいます。
元に戻って白黒画像に色を付けるやり方ですが、これもまた様々な方法がありますし、どれが正解というわけではありません。
一般的には、一旦できあがった純黒調画像に対して「レベル補正」などを使って色を付けるやり方をやるケースが多いと思います。僕は「レベル補正」など色を直接動かす調整方法であれば、レッドとイエローを動かして色を作ります。調整レイヤーであれば、何度かトライ&エラー調整して色を決めることができます。
しかしながら、 RGBの何をどれだけまぜればどんな色になるのか
ということは直感的にわかりにくいと思っています。んじゃどーするのか?
銀治は
を使っています。
それでは手順です。
カラー画像に「チャンネルミキサー」あるいは「レッドチャンネル」などを利用した白黒画像用調整レイヤーの上に、新規レイヤーを作ります。
カラーパレット(スウォッチ)から色を選択するか、
ツールバーの描画色を設定する■をダブルクリックしてカラーピッカーを出して色を選択するか、そのままカスタムからパントーンカラーとかDICカラーなど特色カラーガイドの色を選択します。
描画色で塗りつぶし(Macならオプション+デリート、Winならオルタ+バックスペース)をします。あるいはツールバーから塗りつぶしツール(バケツアイコン)を選択してレイヤーでクリックします。
新規レイヤーが調色したい的色で塗りつぶれました。
ここで レイヤーの描画モードから「カラー」を選択
します。
ただしこのままだと全体的に色が入りすぎるケースが多いので、不透明度を下げて調整します。今回は20%にしました。
以上です。
このやり方だとやっぱりヒストグラム的に見るとデータの劣化が少ないと思います。また色レイヤーをいくつも作ってどれが似合うか切り替えながらチェックすることも楽チンだと思います。
いかがでしょうか?
つづく・・・(次がラストだと思います)
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