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えー、先日の東京出張って、パナソニックの3Dビエラの発売日翌日でした。で、お仕事が終った後、秋葉原へ行った際にチェックしてきました。

こんな感じ。
詳しくは リンク
先を見てもらうとして、パナソニックがチョイスした3Dは「フレームシーケンシャル方式」です。
簡単に説明しよう!>間違っていたらゴメンね
通常のハイビジョンは、1秒に60フレーム投影します。コマ数が多いために滑らかな動きの再生が可能です。このスペックを保ちつつ3D化するために、1秒に120コマの再生をします。ただし、1/120コマごとに右目用と左目用画像を交互に再生します。このハイスピード再生により、左右画像それぞれ60コマの蓄積となるので、ハイビジョンクオリティは保たれています。そして専用眼鏡を装着します。この眼鏡のガラス部分には液晶が使われており、テレビから1/120コマのシンクロ信号が送られることにより、右目用画像が再生されたときには右目のみにその情報が入るように左目の液晶を暗くします。いわゆるシャッターを閉じた状態ね。この作業を繰り返すことにより、左右の目にそれぞれ必要な専用映像を送り届けることができます。最終的に人間の脳内では入力された左右画像を1つの情報として処理するため、映像が立体として見えるという次第です。
ちっとも簡単じゃないか(汗)
確かに眼鏡をかけて3Dビエラを見ると、映像に奥行き感が出て、立体的に感じました。その昔の赤と緑の眼鏡で見るよりとってもクリアだし、すっきりとした立体感で映像を見ることができました。
すげぇ。家庭用3Dの幕開けだわ。欲しい!
と素直に思うかと考えれば、それそこは天の邪鬼。不満が先行して欲しいとは思いませんでした。
その不満とは、アバターをIMAX3Dシアターで見ただけに比べてしまうので、「フレームシーケンシャル方式」って映像が暗くなりすぎです。液晶シャッター付き眼鏡を使うので、光量が激減しますから。
次に、店内で使用している光源のほとんどが蛍光灯のため、蛍光灯のフリッカー(蛍光灯も実際は点滅している)が眼鏡を通じて見えてしまい、環境光がちらちらするという視覚情報が同時に入ってくるために、非常に目障りなんです。ま、我が家は可能な限り蛍光等を排除(僕が嫌いだから)していますが、家のリビングには蛍光灯を使っている方が多いと思われるので、3Dビエラを購入したらそこも変更しなきゃダメです。
次に、映画の場合は着座位置を前にすることで眼前目一杯なスクリーンという環境を作ることができ、視覚情報を3Dオンリーにして没頭できます。3Dビエラはサイズ大きいとはいえ50インチ。これではそうとう前に近づかなくては、映画館と同じような迫力を求めることは難しいです。すなわち、テレビという枠の外に現実を感じてしまい、3D映像が興ざめしてしまうのです。
なんといっても眼鏡を使うシステムは、やっぱりうっとうしいですね。それに購入しても基本は1個付属ですから、4人家族なら追加が必要。3D映像を流している画面を裸眼で見ることは、二重画像が出ているようなもんなので全く意味不明です。展示品は眼鏡が固定だったので確認できませんでしたが、自宅リビングなのに、3Dテレビに向かって常に真っ直ぐじゃないと楽しめません。すなわちリラックス不可。
想像してみてください。家族4人がリビングでテレビを見るために特殊眼鏡をかけて、部屋を暗めにして、横一列にかつぎゅうぎゅう詰めてきちんと座っている様子を。ちょっと滑稽じゃないですか。
なんつーか、今現在の3Dテレビとは、ひとりで、テレビに向かって正面で座れてかつ座り心地のよいソファ等があって、映画館のように真っ暗にして初めて楽しめるエンターテイメントだと思いました。
3Dって面白いけど、家庭内への導入はしばらく先の話かなぁ。
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