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近頃はハレとケの差があいまいになってきた。ハレは祭りや結婚式に代表される喜びの日だが、ケは日常の労働日だ、昔ははっきりと区別されていたが、いまは結婚しても、挙式や披露宴をしない男女がふえてきた。それだけ結婚が軽くなると女性は、自分を騙した男を呪い殺そうとまで思いつめることはなくなってしまったようだ。京都に日本呪術協会という、なにやら恐ろしげな団体がある。ここでは女性からの呪いの依頼はあるが、その相手は恋愛関係が少なくなり、むしろ職場の上司に変わってきたという。たしかにそういわれれば、職場の上司に毎日いじめを受けたら、呪い殺したくもなりそうだ。私は京都の貴船神社で、お腹や目に釘を打ったわら人形を見たことがある。もしかすると、毎晩ベッドに入ると、のどから胸の辺りが苦しいという男女がいるかもしれない。これを読んでいるあなたは大丈夫? 呪いというのは、直接的な暴力をふるわずに、相手にかけるものだけに、相手からすれば、誰に呪われているかわからないだけに、むしろ恐ろしい。この協会では1件あたり2~5万円で、呪術師が希望に添う形で実行するそうだが、できれば「人を呪えば穴2つ」といって、相手の死体を入れる穴だけでなく、自分も穴に落ちて死ぬ危険性もあるので、しないほうがいいだろう。その代わり明らかに相手に非があるときは「呪う」そうだが、なるべくなら他人の不幸を願うより、自分の幸せを願ったほうがいい。その昔は、貴族が相手を呪い殺そうとするケースが多く、天才陰陽師の安倍晴明などは、十二神将といって鬼を橋下に置いておき、いつでも使っていたといわれる。いまの鬼はツイッターだそうだが、あまり使われたくない。早稲田運命学研究会男と女の深層心理学講座著者になりたい!実践塾櫻井秀勲の「小説家養成講座」<週末書斎勉強会> 櫻井秀勲のリーダーになるための「着眼と発想力」櫻井秀勲Facebook
2017/10/26
ベトナムで体重7100グラムの男児が生まれた。その大きさに母親がびっくり仰天したというが、しっかり育てられれば、将来何かで有名になるかもしれない。それこそ重量挙げや柔道、大相撲など、体の大きさがプラスになるスポーツ種目は、いくらでもありそうだ。私たちは自分たちの常識に合わないと、ついおかしな目で見るが、そもそも常識自体がどんどん変わっていく。かつて日本が敗けたとき、秋から冬にかけて米兵が続々とやってきたが、半袖シャツ姿が多くて、寒くならないかと私たちはびっくりしたものだ。栄養の足りない日本人は、ボロボロの外套を着ても、寒くて震えていたのに。ところがいまや、若者たちは冬でも暖かい日は、かつての米兵と同じ軽装になっている。体の常識はどんどん変わっていくのだ。もしかすると日本女性が今後、外国人との結婚がもっとふえると、2メートル超えの若者たちが当たり前になるだろう。すでにバレーボールでも、2メートル以上の男子選手は5選手もいる。バスケットボールに至っては、静岡県の高校1年生、市川真人はすでに205センチだ。将来の目標は米国のNBAだそうだが、日本人もようやく身長では、世界水準に達するかもしれない。最近の日本は平均値を尊ぶ気風が強い。だから学力でも天才が少ないという。天才が少なくなると、ノーベル賞もこれからはムリという声が高いが、それというのも無難に日本の有名大学を卒えて、一流企業に入れればいいという若者が激増しているからだ。人と違う道を歩くのが怖いというのだ。体重や身長にかぎらず、どんな分野、部門でもいいから、突出した才能を伸ばしてもらいたいものだ。早稲田運命学研究会男と女の深層心理学講座 著者になりたい!実践塾櫻井秀勲の「小説家養成講座」<週末書斎勉強会> 櫻井秀勲のリーダーになるための「着眼と発想力」櫻井秀勲Facebook
2017/10/19
2020年の東京オリンピックには、大規模なサイバー攻撃があると想定されている。攻撃といえば、相手がどの国か、あるいは誰か、わかっているものだが、このサイバー攻撃だけはわからないという。つまり誰とも特定できない敵に対し、防御しなければならないのだ。日本では、このための方法が手遅れ気味になっているという。というのも、経産省が03年に、攻撃と防御の技術を競わせる「セキュリティ甲子園」を開こうとしたとき、世間から「犯罪を誘発する」という非難を浴びて、中止になったことがある。この世の中には「人間を性善として扱うか、性悪説で扱うか」という2つの方法があるが、日本人の多くは性悪説を取ったことになる。しかし世界の国々は違った。ホワイトハッカーという言葉をつくって、ブラックハッカーに対抗できる若い力を育てていったのだ。これによっていまや、日本のセキュリティのレベルは、世界の国々に遠く及ばなくなってしまった。そこで遅ればせながらも、今年の5月からサイバー攻撃を防御する「セキュ塾」が開講された。ここではハッキング演習などもやるのだが、これからはプログラミングの方法や演習をやるより、防御が大事になる。となるとハッカーが何を考え、どういう方法を使うのか、一旦は犯人側の気持ちに立ってみないと、常に防御が後手に回ることになる、大分前の話になるが、私は警視庁でスリの実験に立ち会ったことがある。スリの名人が何人も警察内にいるのだ。彼らは私のような実験台を使って、巧妙にスーツ内のポケットから財布を抜くのだが、それは驚くべき技術だった。スレ違いざま抜き盗るのだが、まったくわからないのだ。サイバー攻撃も同じで、優秀なブラックハッカー役を大勢育てないことには、高度な防御は不可能だろう。人間は性善であることを信じるしかない。早稲田運命学研究会男と女の深層心理学講座著者になりたい!実践塾櫻井秀勲の「小説家養成講座」<週末書斎勉強会> 櫻井秀勲のリーダーになるための「着眼と発想力」櫻井秀勲Facebook
2017/10/13
このところ責任を取らない人がふえてきた。古くはオウム真理教の広報部長をつとめた上祐史浩は「ああいえば上祐(こういう)」といわれたほど弁解術に長けていたが、近頃の政治家は上祐以上がザラにいる。民進党の前代表の蓮舫は、二重国籍を弁舌で逃れたが、次に代表になった前原代表は弁舌力で民進党を解散、希望の党に合同しようとしたが、弁舌力では一、二を争う枝野代表代行が「待った」をかけた。しかし政治家は詭弁力がなければ、上には進めない。互いに正当化する力においては五分五分で、どちらもいい負かされないようだ。もともと弁解とは責任転嫁をすることだ。その字の通り、夫はなんとか嫁に責任を押しつけようとするのだが、最近の嫁は強くなって、絶対自分の責任だとはいわない。そしてその嫁の弁舌に負けない男は、ほとんどいない。その理由は口の回転数だ。男の約2倍のスピードでしゃべることができるのだ。男が「アー」「ウー」といっている間に、みごとに相手を追いつめていく。男のように強い力がない分、舌の回転力で相手を倒せるのだ。そんなこともあって、弁解力、詭弁力を強めないと、世間を渡っていけなくなってしまうだろう。これまでは舌鋒鋭く相手に迫る仕事は、政治家と弁護士だけだと思っていたが、いまはそうではない。どんな職業でも自分を正当化できないと、やられっぱなしになってしまう。自分が正しくなければ仕方がないが、正しくても負けてしまうようでは、腹は立つし、遂には報復の手段を考えるようになるだろう。一見すると弁解力というと、悪い詭弁に思われてしまうが、私はそうは思わない。相手が詭弁でいい寄ってきたら、知らん顔、正当化、責任転嫁の3つの方法で撃退したらどうだろう?早稲田運命学研究会男と女の深層心理学講座著者になりたい!実践塾櫻井秀勲の「小説家養成講座」<週末書斎勉強会> 櫻井秀勲のリーダーになるための「着眼と発想力」櫻井秀勲Facebook
2017/10/05
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