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負釣山に登っても時間があった(1月20日)。午後から家族五人で行ってみることにしたよ。ジブリの大博覧会(2月24日まで)。後続の方々の参考になるようなことを書いておく。■予習はしておこううちはTV録画のナウシカともののけ姫を直前に見ておいた。できるだけ多くのジブリ作品を予習しておけばぐっと来ますぞ。ナウシカ、ラピュタ、トトロ、もののけは必須だろうな。■混雑が少ない時間帯は我が家は日曜日の午後(15時過ぎ)に入った。それでも70分待ちの表示。その表示はどんどん短くなり、結果的には45分で入ることができた。午前中は混むので午後が良いと思う。チケットもぎりから先は撮影禁止。何があったか言葉で伝えるしかない。ジブリのポスターは、見応えがある。ために人の熱気が凄い。宣伝のためのポスターやキャッチコピーの決定に至るまでのやり取りが生々しい。さくっと決まるものではないのね。鈴木プロデューサーの机は、どんな本が並んでいるかが気になった。机上に小物は必要なのかな。自分はミニカー(好物)を置いているが。ジブリの倉庫では、レアアイテムが多数展示されている。ナウシカの銃とかガンシップの模型なんて、垂涎の的ですな。ラピュタとタイアップした飲み物が懐かしかった。おらもむすこも、どんだけでも見ていられたのであるが(おらがむすこに解説)、その他の人が待てないらしい。先に進む。■ステンドグラスは富山オリジナルの展示物ジブリの幻燈楼は、富山のガラス作家が手がけたもの。富山展のオリジナルだ。ジブリ作品をイメージしたステンドグラスの上には、ガラスのオブジェが回転して、ジブリのキャラクターを周囲の壁面に映し出す。ここは撮影可能。キラキラがぐるぐるで幻想的な空間だ。作品制作に使った道具なども展示されている。ここはとにかく感動する。素晴らしいと思う。ネコバスは動きが素早くて、撮影が難しい。■後半の展示も面白かったが時間がなくて駆け足だったのが残念この先第二部、空飛ぶ機械達展。ああ、時間があればじっくり見たかった。こちらは大人向けの内容だ(勿論こどもも楽しめる)。■ネコバス撮影は閉館間近なら何度でも撮影OK混雑時は順番に並び、一グループ一枚の撮影となっている。我が家はじっくり見る派なので、閉館18時ぎりぎりまで会場に留まっていた。ネコバスに並ぶ人もほとんどいなくなるので、好きなように撮影が可能。こどものみで撮影してみた(当然複数枚)。人がいないので、こういうサブな写真も撮れる。■最後の土産コーナーからあなたは逃げられるかネコバスを堪能した先には、腐海wが広がる。さあ生きて帰れるか。ツボのバッジはバルス。結局のところ、家族五人何も買わなかった。凄い、腐海の毒に侵されることなく帰ることができたw個人的にはいつまでも見ていたい。それには平日の昼間なのかー。今回の往訪でほぼほぼ満足しているので、次はあなたの番です。
2019/01/31
語りは刺身!菜香厨房は麻辣麺!今夜は会社の作業チームで飲み会。「居酒屋 語り」で先ずはボリュームタップリの刺身をつまむ(写真で五人前)。バイ、マグロ、アマエビ、イカ、カンパチ、アジかな。身厚の切り身で満足度が高い。他にも食べたが、刺身に勝るものなし。生ビール500円、酒一合350円と、アルコールはかなり安価だ。食べ物も安価なものが多い。魚津で安く飲みたいなら、語り、いっぺい、秀、またはあっちゃんなどが挙げられる。一次会終了後、足りなさそうなAA君を連れて、魚津駅前を徘徊する。あっちゃんはやっていないので、食べれて飲める菜香厨房にした。生ビールと餃子を楽しみつつ、ラインでMし君を誘ってみる。風呂から上がりほこほこしているとのことで、来ないと思っていたらやってきた。そして、いきなり裏メニュー(中国語表記)を注文する。常連かっ。麻辣麺(まーらーめん)であります。見た目冷し中華風、よく見ると唐辛子の赤い皮や種が散りばめられている。食べると、うむ旨い、そして後から辛い。唐辛子が苦手なやまやろうでもぎりぎり満足できる味である。知る人ぞ知るメニューを堪能できて、満足だ。恋バナで大いに盛り上がり、ビンビールも追加。恋バナ結果報告でまた飲もう。Mし君は話し足りずに帰路のやまやろうに付き合ってくれたw
2019/01/30
化繊下着に透湿防水機能のアウタージャケット。この二枚の組み合わせ。防寒と発汗のバランスが良ければ、激しい行動をしても汗で濡れることはないのだ。基本は薄着になれば発汗が抑えられる。しかし、冬期は気温が低く風もあるので下着で行動するのは辛い。そこで透湿防水機能の出番。今回の大鷲山登山では、耐寒(防風)と体温上昇による発汗のバランスがうまく取れたのだ。ひとつは晴天だったので、ジャケット表面が濡れることなく透湿機能が維持できたから。また、ベンチレーションを頻繁に開閉したことで、寒さに考慮しつつ蒸れを効率よく排出できたことが挙げられる。さらに、発汗しないようなペース配分もあった。暑くも寒くもない運動量を継続できたのは効果的。ラッセルをわしわしやった区間では額に汗したのであるが、低温による冷却効果と透湿機能による蒸れ解消により、直ぐにクールダウン。下着が濡れて不快になることはなかった。標高が上がればウールシャツが追加されるとかバリエーションは考えられる。基本は薄着。出発時に寒いと思うくらいに減らすべし。
2019/01/29
これまでの常識を横に置いて試してみた。十数年間同じ付け方だったが問題点はあった。ワカン装着の際に注意してバンドを締め上げてはいるが、歩いている最中にワカンがずれることがあるのだ。特にキックステップや下りの時。S竹会長が勧める付け方を大鷲山で試してみた。バンドを通す順番としては、(1)爪先(親指側)(2)爪先(小指側)(3)くるぶし(内側)(4)くるぶし(外側・締め具側)である。実際使ってみたがワカンのずれは起こらず快適に歩くことができた。あと数回この通し方で試してみて、有効性を確認してみたい。参考までにこれまでは、(1)くるぶし(内側)(2)爪先(小指側)(3)爪先(親指側)(4)くるぶし(外側・締め具側)という順番であった。
2019/01/28
8時半前に新年コンパの会場(城山荘)を出て、宮崎海岸の駐車場でクルマの数を絞る。三台で移動して境一里塚の脇に駐車する。9:01 国道八号線沿いの登山口を出発。酔醒山行の参加者は九名(S竹会長、N島さん、a木さん、Dさん、松っつあん、Nとさん、tのさん、o崎さん、やまやろう)。「ダダーン」という波の音を聞きながら高度をぐいぐいと上げる。振り返ればヒスイ色の海が広がる。9:19 鉄塔地点。めいめいウェアの寒暖調整。やまやろうはとっくに暑くて、Tシャツとアウタージャケットだけの、ほぼゼロレイヤーにした。これで山頂までほとんど汗をかかずに快調に登ることができた。9:58 標高350mでワカンを履く。Dさんが昨晩の毒wを出すために、ツボ足ラッセルを続けたが雪量からして限界。今回はスノーシューが三名(松っつあん、Nとさん、tのさん)。結果的には富山県の山の雪質と斜度には難儀していたな。10:31 470mピークから一旦下る。結構な急斜面である。10:56 林道到着。ここまでは絶えず日本海側から風が吹き付けていた。顔や指先は冷たいのでジャケットのフードやウール手袋で対応し、薄着のままで通した。11:08 553mピークで休憩がてら軽く食事をとる。城山荘の晩飯ご飯の残りをtのさんが塩おむすびにしたのが旨かったよ。749mピークが見える。一旦下り緩く登り返す。雪の山腹に二頭のニホンカモシカが歩いているのを見た。かなりの距離があるが、向こうはこちらに気付いたようだ。立ち止まってこちらを凝視している。おらー山中で動物を見つけるのは得意よ(山菜もね)。尾根が折れ曲がる手前は、急斜面。新人o崎さんがワカン登高に難儀していたから、やまやろうがお手本を見せるべく、わしわしと登ってみた。うむ、個人的にラッセルしたかったのだ。ここまで全く順番が回らず(写真を撮っていると遅れてしまい、ラッセルローテーションに入れない)、気が引けていたのだ。後続を停滞させないように速度を上げてガンガンラッセルしてみた。息を上げて汗を流してラッセルした人は、今回自分だけ・・・!?先頭にいると、このような素敵な構図を独占可能。12:06 標高749m地点で黒部川扇状地を一望できた。この先は雪庇が北西(右側)に張り出した尾根を登り、ブナ林の緩斜面を登る。良い構図。撤退判断時刻を12時にしていたので進むべきか迷ったが、ここまで来たら山頂を踏むしかないな。山頂が見えるからねえ。12:30 大鷲山山頂(816.8m)。まだ残っている樹氷、そして青空。まっさらな山頂雪面の向こうには、黒部川扇状地が大きく広がる。素晴らしき好日かな好日かな。山頂東側の平坦地に下りて風を凌ぐ。太陽光が降り注ぎ暖かい。テントを張りたくなる好適地。カップラーメンを持参したが食欲がない。柿ピーで済ませる。下山までの時間はひたすら写真撮影に充てた。下駒ヶ岳方面。ブナの根元より伸びる影が雪面に写り美しい。ブナの枝に垂れるツララの面白きこと。13:04 下山開始。ブナ林を抜けたら単独男性が登って来た。ガンガンに硬い登路になっていて、高速道路だったろうな。右奥に見えるのは白鳥山。13:46 林道到着。風が抜ける中で休憩。14:19 ワカンを付けた場所。付けたままさらに下る。雪がクッションになるので夏道よりヒザに優しいかもしれない。14:33 鉄塔地点。先行組はここでワカンを外し、後続を待つ。ここから雪が減り泥混じりの下り。15:02 登山口到着。宮崎海岸に移動して、現地解散とする。やまやろうは三年半ぶりの大鷲山。前回は夏に登りかなりきつかった印象。今回の参考にはならない。距離が長いという印象は持っていた。その通りであった。ラッセル要員が九名もいたら楽だな。
2019/01/27
(1)富山県人でも旨さに唸る魚料理(2)リニューアルした内装の綺麗さ(3)女将さんの神対応のおもてなし今年のG会の新年コンパは、民宿でやってみた。昨年はG会館であったが、除雪が大変だったのだ。年間計画で予定していた場所が、予約で埋まってしまっていて、慌てて近隣で宿を探すはめになる。楽天トラベルにあった城山荘である。人数が多いので直接電話した。貸切対応になるとのことで、その方がこちらとしても有り難い。直前までバタバタしたが、宿泊14名、夕食のみ4名となった。宿のキャパとしてはギリギリだ。(1)富山県人でも旨さに唸る魚料理最初に出た刺身。アマエビとブリとバイ貝そしてイカである。これは旨い、ブリは霜降り状態。アマエビとバイも申し分ない美味しさ。みな口々に絶賛していた。香の物はラストのご飯向けであるが、酒のアテにも適している。ブリの塩焼き。ああ、これも旨かった。酒は、ビールサーバーを頼んでおいた。やまやろうの独断でキリン・一番搾りになる。一杯500円ということになっていたが、いちいち注いでもらうのも大変なので、飲んだ量で支払うことになる。今回は会費制なので、要は飲んだもん勝ちというもんじゃ。ビールと泡の比率にこだわりつつ、自分でサーバーで注ぐのは最高に幸せ!里芋は、旨い旨いと意外と人気があった。カツ串。肉が柔らかい。ひとりひとりにソース皿が出るので、二度付け三度付けが許される。タラ汁。あぎゃーキター!旨い、旨すぎる!朝日町の名物として出てくるものなのだな。余りに旨くて、人の分まで飲んだ人もいたぞ。(2)リニューアルした内装の綺麗さ建物の外観を見ると意外なくらいに、内装はリニューアルしている。それが明るさと清潔感につながっている。やまやろうは経年変化した建物が好きだが、リニューアルしていると古さと新しさの両方の良いところが堪能できるよね。浴室も更新されており、大人三人は入れそうな湯船が二階にある。気持ち良く入ることができた。(3)女将さんの神対応のおもてなし参加状況が一日ごとに変化する。その度に電話して人数の修正(料理の確保)をお願いする。大変だったのは当日昼に一名追加の要望が入ったこと。夕食の人数は三日前までに連絡のこととなっているのに、当日に追加とは・・・。電話してみたら「やってみます」とのこと。こんなにアホで無理な要求に快く対応してくれるなんて。こちらの都合で朝食なしで帰宅する人もいたが、その分を朝食キャンセルで明細から引いてくれた。飲み物は宿泊料と別だが、とても安い。生ビール500円とか酒300円とか(千代鶴も!)、ソフトドリンク200円とか。客側が迷惑かけまくっているのだが、その要望に嫌な顔ひとつせず、全て応えてくれた。大人数貸切対応というのは初めてだったみたいだが、お互いにうまくいったみたい。こういう話を家人にしたら、行ってみたいと言う。うむ、家族連れも良いと思う。今回夕方入りしたがこの雰囲気ならもっと早くチェックインしても良かったな。夕食まで意外とバタバタしていて、宿の雰囲気を楽しむことが不十分だったのだ。会長なんて、来年もここでーと言う始末。今回利用した人々をことごとく虜にしてしまった、素敵な民宿であった。城山荘住所:富山県朝日町横尾965-7電話:0765-82-0280一泊二食:7700円から
2019/01/26
二月になると小学校のスキー教室が入ってくる。その前にスキーの足慣らしは必要であろう。おらが忙しいので、週末家族スキーの予定が取りにくい。えいやで実行した。あわすのが候補であったが、がっつり滑るわけではないから、宇奈月スノーパークでいいのではという結論に至る。今回はこどもの足慣らしなので、おらの希望は後回しであるが、お試しには丁度良い。午前券を購入。家族五人で3570円だ。立山山麓の大人一日よりも安いぞ。ゆるゆるなこどんどまなら宇奈月で十分ではないかー。むすこは慣れたもので放置。むすめは嫁さんが担当し、次男坊はやまやろうが担当する。宇奈月は滑り始めがちょっと急なのだ。斜めには滑れたが、ターンができずに転ぶ。半べそかいてしまったので「あ、終わった」と思った。やまやろうはキレルことなく斜めボーゲンを指示して、林道まで導いた。そこからは次男坊復活。自力でボーゲンができるようになって、楽しくなったようだ。二、三回林道滑りを回してみたら、ボーゲンで問題なく滑れるようになった。昨年のイメージが復活したのね。一度家族五人で集合し、おやつ三人は嫁さんに任せる。最後は、おやつだけで行動できたみたい。前夜にI原さんから受け取った新調ファンテレの出番。滑ってみたが、左足が雪面に刺さる。板を寝かすと顕著。板面をスライドさせるように滑らないと危険だ。怖くて三回で試走を止めたが、今後より締まった雪面で試してみてどうなのかを検証してみたい。今回のメインの板は、130cmのウロコ加工板だ。金具は3ピンの、これまた変態な板。上山リフトから登りがあるのでこれにしてみた。ペアリフトまでも微妙に登りがあるので、ウロコ板は役に立ったよ。午前券は13:00まで(ありがたい)。昼は中島スキーセンターで温かいものを食べよう。M井さんおるわー、ゲレンデで見ていて、ウェアからして当人ではないかなぁとずっと思っていたのだよ。ラーメン(700円)。旨い旨い。家から持参した握り飯とともに食べる。別途注文したカレーうどん(650円)も美味であったと報告しておく。M井さんは午後もパウダーを食いに行ったが、当家はこれにて終了。下山林道を滑って終了。山おちょこは、登らずにはいられないようで。
2019/01/26
ファンスキーとして使っていた短板に、テレ金具を付けてファンテレという変態板を作ったのが、2013年3月。残雪期にバックカントリーで使用していたから、元々滑走面が傷んでいた。近年ファンテレでもバックカントリーに使っており、滑走面には幾多のキズが走っていた。もう限界!と決めて、板を更新することにした。金具(ロッテフェラー・チリ)はまだまだ使えるので換装する。先日ゼビオでファンスキーを購入(9990円)。それと旧ファンテレを上市町のHAPPYTUNEに持ち込み、金具換装と穴埋めを依頼した。こどもをゲレンデに連れて行った際は、普通のテレ板よりもファンテレの方が便利なのだ。小回りが利くので近づいて相手しやすいから。両手が自由なのでGRIIやTHETA SCも直ぐに使うことができるし。本日I原さんより受け取り完了。金具取り付け 4000円穴埋めおよび取り外し 1000円税込 5400円であった。板が薄いので、ボルト留めに苦労したことが現物を見て分かる。滑走面の多少の凸は何とかなろう。今後、万が一発生するかもしれない金具ぐらつきにも対応可能とのことなので、ガンガン使います。実は明日使う予定があったのでI原さんを急かしてしまった。家族五人で、宇奈月に行く予定。今晩は五人分、六セットの板に、ワックスを塗ってコルクで延ばす作業を行った。一セット多いのは、やまやろうのファンテレとウロコ板(林道歩き用)があるからだ。
2019/01/25
アウターに関しては、良いものを長く着るというのがやまやろうのポリシー。なので枚数は少ない。冬から春はティートンブロス、3シーズンはパタゴニア。山道具は高額ということもあり、登山とスキーでアウターは兼用している。冬場になると通勤で着るアウターはしっかりしたものでないと寒いし雪に負ける。なので、場合によっては街でも山でもゲレンデでも同じものを着ていることもある。中間着も兼用だな。クルマの除雪用手袋も兼用している。やりくり上手なのかもしれないが、スキーの翌日に登山(逆もまた然り)の計画が入ったりすると、アウターや手袋が濡れていたりして、やりくりが大変になることもある。他の登山愛好家(またはスキーヤー)は、目的に応じて分けているのかな、一着なのかな?
2019/01/24
当初予定していた施設の予約が取れなかった。慌てて近場の民宿を探し、かなりよさげなところを見つけた。一月の集会当番が、新年コンパの担当になるがですよ、すなわち自分。今年度は新人がガバチョと入った。実際は前年度であるが。例会山行や集会にもしっかり来てくれる真剣な新人が多い。真面目にイベントに参加してくれるので、今回の新年コンパは全部で17名になる。予約した民宿にとってギリギリの収容人数ではないか。当然、貸切になったよ。追加で参加するとか、やっぱり参加できなくなったとかで、何度か民宿とやり取りがあった。気軽に対応してくれて有り難かった。酒は宿泊費と別になるのだが、生ビールサーバーを用意してくれるとのこと。キリン一番搾りの生ビールが一杯500円。酒で利益を取ろうとは思っていない良心的な民宿なのだ。状況はこれくらいにして。メンバーがこれだけ潤沢になったら、世代交代も考えなければならんな。やまやろうは現役代表であるが、もう何年やっているのであろうか。既に40代!若い20代30代にバトンを渡したいな。そういう人間が育ってきているので、ここらで任せてみたい。おらは役を外れて、若手の成長を温かく見守りつつG会入会者が来るようなブログを書いていきたい。会長は、今のまんまS竹さんで決まりでしょー。
2019/01/23
この言葉は、やまやろうの心に刺さったままですよ920さん。荒天が予想される中で、敢えて登山をするには、それに対する装備が必要。この薄い布地一枚が、天国と地獄を分ける。例え雪山で濡れた身体でも、ツェルトを被ってその中で火を焚けば、冷えた身体は生き返るのだ。先月の雪山かんじき歩き(大品山)でもツェルトは活躍したなあ。この時は立ち木に細引きを付けて、吊り下げる形にしたので空間が広くて快適だった。負釣山でも細引きとストックがあったので、快適な空間は作れたのであるが、風下斜面を切っただけの不安定な斜面だったので、ストック一本を使って天井高を確保するに留めた。山行現場でテキパキと作業するには、予めミニカラビナと細引きをセットしておくなどの下準備が必要だな。検討しよう。タイトルは、言わずと知れた920さんのエッセイから。『佐伯邦夫の山とスキー大全』。
2019/01/22
荒天でも行動できる経験を積むためなのだ。日曜日(20日)は、新人h田さんと負釣山でラッセル訓練。結果的にはラッセル以上の修行登山になったわけだが。ぐさぐさと沈み込む足元は、春の雪のようだ。新雪ラッセルよりも厄介だ。踏んでも踏んでも沈むしずれるし。登山開始時点から雨模様で、ソフトシェルが濡れ、さらに尾根の右側(南西)からは絶えず風が吹き付けてくる。雨ということはプラスの気温なのだが、体感温度は確実にマイナスである。三時間で山頂に立ったが、雨と汗で上半身はズブズブに濡れている。足回りも「敢えて」3シーズン用の登山靴を履いてきているので、染みて冷たい。登りながら何度「きびしー」と叫んだことか。常に撤退を考えていたのだが、意外といけた。今回分かったのは、身体が濡れても意外と行動できるというもの(日帰り限定)。山頂での休憩時はツェルトを被ってバーナーを焚いた。これだけでかなり落ち着くことができた。濡れて冷たくなった手と足の指先も、行動しているうちに解凍された。動き続けるのが生き残るためには大事なのだな。下山時も風雨にさらされて厳しかったが、アウターを着たことでかなり状況が変わった。ソフトシェルで粘らず、早々にアウターで防風・防水すべきであった。前日は晴れていたので大きな違い。そういう日にのほほんと登って、めし食って終わっていたら、自分の登山の役に立ったのかい?中止にしてもいいような天候時に敢えて登る。日帰り低山なら許されるであろう。それが、本番(数日間の合宿)での厳しい気象条件で生かされるはずである。写真は負釣山登山中のものである。二つ目の稜線が長いために、h田さんが気になったようだ。やまやろうが六年前に登っている、打谷右岸山稜である。当時は核心部の雪の状態が最悪で、撤退したのだ(岳人にも掲載されたよ)。また行けるか?
2019/01/21
6:00 G会館集合。新人h田さんと待ち合わせ。ラパンSSにて30分で登山口に到着。妙齢の女性とクルマに乗ると何話せばいいがね?221m標高点に入ってすぐで除雪は終了している。そこに駐車。未除雪の積雪は40cm。前日のアイゼントレースあり、締まっている。雨がパラつく天候。車内で夜明けをしばし待つ。7:03 出発。雨がパラつくので、やまやろうは傘を差しながら歩くことにした。風はそよぐ程度。アイゼントレースのショートカットを利用する(三箇所)。 7:47 駐車場のある登山口。すぐ先の斜面直上でショートカット。上部登山口からは忠実に登山道を辿る。8:15 登山道を歩くのであるが、腐った雪のために先行トレースを踏んでもごぼる。歩きにくいのでワカンを履くことにした。傘はここでデポした。場所は一合目と二合目の間。小雨なのでソフトシェルのまま歩くことにする。8:35 三合目標柱。ここで先行のアイゼントレースが終わる。天候は完全な雨。ここからは自力で道を付けて歩くことになる。春先のような腐った雪で、ワカンで踏んでもずぶずぶ沈む。何とも効率が悪い。h田さんに先頭ラッセルを任せたのは、登山道が平坦になってからの一部。その他はやまやろうがガッツリ修行ラッセル。9:35 七合目。風雨が厳しいので帰ろうかなと思ったが、時間があるし登頂できないと悔しいから、更に先に進む。稜線上は常に風が吹いて寒い。頂上直下の急斜面。もはや雪の壁。10:04 負釣山山頂。うむ、やまやろう的には登頂の喜びはなく、下山したい一心だ。ソフトシェルが雨と汗で濡れて、寒いのだ。3シーズン登山靴も水が染みてきた。h田さんは登頂して、ウェーイ。風を避けて休憩するのがよかろう。風下斜面を踏んで平坦にならし、ツェルトを被った。h田さんがてきぱきバーナーを出して湯を沸かす。ホットコーヒーの準備だ。やまやろうも湯を沸かす道具は持っていたが、新人に任せる。ミニあんぱんを貰い、お湯多めの薄めコーヒーを飲む。あったかいものを飲んで、血行も気持ちも回復した。10:38 下山開始。登りよりも降雨が多いので(寒いので)アウターを着る。登りでも着ておけばよかった。急斜面ではバケツ(踏み固めた雪のステップ)が壊れて滑落の可能性がある。数箇所でh田さんに注意喚起した。あ、尻付いて下りているなら大丈夫か。下山においても風雨にさらされる。アウターを着たことで指先への血行が戻ってきた。ブナの幹には水が筋となって流れ根本の雪を溶かしている。一月の雪山とは思えない光景だ。11:45 登山口。やはり下りは早い。ショートカットしつつ、黙々と林道を歩く。12:18 駐車地点。ずくずくに濡れた。これもまた修行だ。濡れても半日なら行動し続けられることが分かった。標高が高くなったら分からないが。晴天の日にサクサクと登り、景色が良かったね。で終わる山行よりも、今回のような風雨と腐った雪の山行の方が得るものが多いと思う。
2019/01/20
本日の夕方ラン。いつもより長時間走る。1:32:2115.75km5:52/kmGPSロストがあるのでペースは参考程度。晴天の一日であった。登山またはスキー日和であるが、午前中はむすこの将棋教室の送迎である。明日は山行計画があるが、天気は微妙だ。アピタのフードコートで次男坊と共に時間を潰し、ゼビオでスキー板を買う。セットでストックが2000円引きとなるのでお買い得だ。午後は上市町のHAPPYTUNEに新品の板を持参し、テレマーク仕様に改造してもらう。楽しみだ。帰路に図書館に寄っても日没までに時間がある。天気が良いので走るしかないでしょう。フードコートで読んだのは金哲彦のランニング・メソッドなので、走りたくて仕方がなかったのだ。本にあったように、肩甲骨と丹田と骨盤を意識して走ってみた。楽に走れている感じがした。気温が低いので発汗が少なく、あまり辛くはない。走り始めから一時間を超えてからは、どんどん走りたくなってきた。が、靴ずれが痛くなってきたので適度なところで切り上げる必要があった。新調したトレランシューズとの相性はいまいち。きついのかな。靴下がラン用でないからずれるのかな。調整は必要だ。痛い原因として、石の小粒が靴に入っているということはよくあること。今回も痛かった右の靴から、小粒が出てきた。走る前によく確認すべきだ。
2019/01/19
今年は専門家と共に、現地調査するぞ。釜谷を遡行して谷の中で黒曜石を発見したのが2013年。一日目(1) 一日目(2) 二日目(1) 二日目(2)その後改めて調査したい気持ちは続き、2016年満を持して再遡行。が、高巻き中に転落して撤退してきた。悶々とした気持ちを抱えていた2018年7月末、突然のメールが入る。やまぶろぐを見た黒曜石の専門家からであった。研究してみたらって。メールでやり取りする中で、ようやく今夜その方O氏と魚津で会うことができた。ココスで話をするに、この内容が世に出たら非常に面白いなと思った。ハードルは二つあって、一つは現地まで安全に辿りつけるのかということ。普通に遡行すれば問題ないとは思っているが、実際やまやろうは転落したわけで、同じ失敗は許されない。地形図を見ながらルートを説明したが、やはり釜谷を下から遡行するのがベストな気がする。O氏は登山経験がないからロープは複数個所で出すことになるだろう。ハードル二つ目は、論文が書けるのかということ。黒曜石の分析はO氏が担当してくれるとのことで、データはおまかせ。主筆はおらとのこと。ブログは書けるが論文はどうか。まあ仕事でも報告書は書くから、お手本があれば何とかなるかな。調査遡行は秋として、それまでにデータを頂いたり装備を検討したりすることにした。7月くらいには釜谷にお試し入渓することも計画した。黒曜石が、やまやろうの今後のライフワークになるかもしれない。金は稼げないが、アマチュア研究者になるのも悪くない。登山(遡行)と研究の組み合わせ、これがニッチなのだよ。一般的な研究者が行けない領域に行けるということが付加価値。さあ面白くなってきた。六年間待った。最後まで諦めなければ、望みは叶うのだ。
2019/01/18
左党にとっては永遠の課題(か)。一日中ラッセルしてヘトヘトな身体を労ってくれるものは、山中においては酒しかない(風呂はないから)。日数が増えれば持参する量も増える。費用対効果を自然に考慮することになる。高アルコール度数。正月合宿では、ホワイトホース700mlを個人消費用で担ぐ。スコッチウィスキーね。日本で気軽に買うことができる高アルコールの酒は、ウィスキーだな。山用の酒筆頭だ。そのままでも、水やお湯で割っても良い。銘柄を不問にするならば安価なものも流通している。ひとつの課題としては、飲み慣れていないということ。ビールや缶チューハイなら平時の摂取量がどれだけかはすぐ分かる。缶単位だから計りやすいし。ウィスキーは自分で割るから度数が変わる。これが厄介。結局は飲めるだけ(落ちるまで)飲むことになる。幸せなことなんだけどね。個人的には日本酒にしたい。寒い冬ならチンチンな熱燗にしたら最高だろう。イメージするだけで、ワクワクする。度数は低めなので、ある程度の量を持参する必要がある。900ml紙パックで何日持つ?一日半か。そうなると日本酒は一升瓶を担がねばならなくなるのだよ。日中の行動に全く役に立たないものを1.8kg担ぎ続けるのは修行ですぞ。冷静な判断ができる人ならスパッと切るだろう。世の中は、どうでもいいところにこだわったり、誰も相手にしないところを深耕したりするのが面白いと思う。ひたすらニッチでオンリーワン。それが楽しい。
2019/01/17
11月の雪山訓練で一度語った。正月合宿を経て、追記したいこともあったのだ。正月合宿では、水込みで20kgであった。厳冬期の登山としては破格の軽さである。共同装備を分散しているのもあるが、やまやろうは軽量化主義なのでこういうことになる。寝食に全く不自由はなく、着替えも複数用意してこの重量。これより重たい人は基本的には食料だと思う。持ち過ぎか生もの担ぎ過ぎ。自分が一日どれだけ食べるかは、複数回山行すれば分かるだろう。予備日分を含め、プラスアルファがあればいいでしょ。と思って書いたブログ。ミッション75は、容量としては問題なかった。これくらいなら余裕すらあった。11月の雪山訓練では、余計な衣類を持ち込んだことと、嵩張る銀マットを担いだから容量がパンパンだったのだ。銀マットは今後は個人装備のみになる可能性もあるなあ。薄手のものは果たして防寒の役割を果たしているのか分からない状態だから(古い)。ミッション75は、山行中存在感がなかった。即ちストレスなく運搬と開梱ができたということ。使い勝手が良くて、当ブログに何を書けばいいのか分からないくらい優秀。まあ非常にどうでもいい話であるが、ピッケルホルダーに雪が詰まるってことが気になるくらいか。あとは、ピッケルホルダーは、短いものはすっぽ抜けることがあるということか。今回短いバイルを持参したが、上部のベルクロバンドから抜けていたことがあった。下部のピッケルホルダーは固定なので、上部の固定を何とか工夫せねばならない。
2019/01/16
トレラン&サイクルパックを使うこっちゃ!こいがえらい便利ながよ。ゲレンデスキーやもんに、大して荷物はないがやけど持ちたいもんはあるちゃ。GRII、THETA SC、手拭い、日焼け止め、カメラの予備電池など。が、ジャケットのポケットだけでは不足することもあるだろう。そういう時に便利なん。バックカントリースキーしとるがやから、普通のバックパックでもいいねかと思われるだろう。しゃー嵩張るが。ミニマム容量でしっかり荷物が入るもんちゃ、トレラン&サイクルパックの他を置くものはないちゃ。ちなみにやまやろうが持っとるもんちゃ、密林で安く買ったもんやわ。コスパに優れるトレラン&サイクルパックはこれだ。かなり役に立っとるわ。きゃ、シールも入るから、ちょっとしたバックカントリーツアーにも使えるかもしれんわ。
2019/01/15
前日の昼にS竹会長からスキーのお誘いメールが入る。うちはこどんどまをジブリ展に連れていく予定であったが、むすめの体調が思わしくなく、急遽自由の身となった。参加決定。会長と山ちゃんとやまやろうの三名でシャルマン火打スキー場。黒部インター6:50出発、一時間で駐車場に着いてしまった。リフト運行開始は8:30である。ゆっくり身支度。このメンバーで一年前にもシャルマンでしたな。モンベル会員価格で2500円。この価格なら複数回滑りに来るのもありだな。ただし新雪直後に限る。今日は三連休の最終日、新たな降雪もなく、非圧雪斜面はあらゆるところが食い尽くされていた。朝一番のスノーマンはカリカリで転倒が怖い。メールくらいの斜度が身体には優しい。だんだんと雪が緩んできて滑りやすくなってきた。4ラップで早めの昼食。10時には一度休憩を入れているのだが。怪我せんようまったりな滑りです。ストックは先週折ったので、むすこの(貰い物)を持参した。ジュニア用105cmでちょっと短い。握りも小さい。一昨日、昨日とアルペンやスポーツデポで安いストックを探したのだが、110cmが全くない。売れてしまったのだろう。まあ105cmでも特に問題なく滑ることはできた。パウダーバスケットが小さいから、非圧雪では深く刺さってしまうのが難点。お昼は、月徳飯店のブラック焼きそば(700円)。糸魚川B級グルメだ。毎週土日祝の数量限定販売。お試しで食べてみたが、先ず見た目に違和感。サイトでは白い皿に乗ってケチャップとマヨネーズがおしゃれにかけられている。実物はパック入りでとっても屋台風。味はー、これ無理して頼むより同じ値段のカレーの方が満足すると思うよ。午後は、会長はスノボに交換。山ちゃんと二人で飛山方面に向かう。当然斜面はギタギタだ。途中で会った年配ボーダーから、ステッカーを貰った。ギタギタ斜面をおらおらテレマークターンで滑る。悪雪滑りはバックカントリースキーで必ず経験するのでその練習だ。後は三人ばらけていって、適当に滑った。14時前にセンターハウス前に集合。14時まであと10分あったが、山ちゃんはもういいって。UP 5,580m, DOWN 5,575m, LAP 11Distance 39.46km, Max speed 55.1km/hr非圧雪がないシャルマンなんて存在価値なしというくらいガラガラであった。昼前になったら家族連れがばっと増えた感じがしたが。ここなら確実に雪があって、割引で安く滑れるから呉東の富山県人なら候補になるわな。高速料金がかかるのがネックだが、8:30開始だから下道でもいいかもね。
2019/01/14
今年の正月合宿は、二隊出しての交差縦走。A隊(やまやろう参加)は、布施川ダムから烏帽子山を経て、僧ヶ岳烏帽子尾根登山口、宇奈月尾根の分岐と来て、宇奈月尾根を下降しスキー場に至る。B隊は宇奈月ダムからつばき尾根を登り、僧ヶ岳-北駒ヶ岳間の雪庇張り出す尾根から僧ヶ岳に立ち、烏帽子尾根登山口から烏帽子山-布施川ダムへと下る。交差縦走は成功した。B隊は計画通りのルートをたどったが、A隊は僧ヶ岳の山頂を踏むことはできなかった。天候に阻まれたのだ。まあそれは仕方がないこと。山中で仲間に会えたことが最高に嬉しいではないか。この記事では四日分のブログをまとめる。一日目二日目三日目四日目四日間で歩いた19.3kmの軌跡はこちら。
2019/01/13
本日の夕方ラン。1:01:0110.64km5:44/kmG会員は当然ながら登山やスキーを楽しんでいるわけであるが、やまやろうは家にいた。起床が遅かったためだ。11時近くまでダラダラしてからスポーツデポへ。スキーストックとファンスキーを見に行ったが、安価なストックはなく、ファンスキーは存在しない。ファボーレでは無印良品へ。タグツール・温湿度計が壊れたので新調した。山登りで手軽に気温を確認できるアイテムはこれだ。これだけ買うのも寂しいので、先日の正月合宿のテントで食べて感動したパクチー味のクラックプレッツエルを探してみた。残念ながら棚になかったので、チェダーチーズ味とサワークリームオニオン味を買ってみた。帰宅したら15時。日没前にひとっ走りしようと思い立つ。魚津にだけ雨雲がかかっているのだが、気にせず走り出した。手が冷たい。ブレスサーモを付けていたが、防風性のある手袋でないとダメね。できればタッチパネル対応で。雨はパラパラで済み、日没前に帰宅できた。明日はゲレマークだ。
2019/01/13
最新の現在位置を投稿することで、万が一の際に見つかりやすくするのが大事ぃ!正月合宿では、スマホ経由で毎日ネット接続ができた。その都度、写真と現在位置をSNSに投稿してみた。ウケルねネタ投稿が好きだということもあるが、前述のように、自分が今どこにいて、どこに行こうとしているのかを投稿しておけば、何かあった時の捜索に役立つではないか。当会は登山届(山行計画書)を書いて、地元警察署にリーダーが提出している。大概はそれで事足りるのであるが、登山届には大まかな行動予定しか記載していない。山の状況によっては、雪が締まっていてサクサク先行したり、深雪に阻まれて計画通りにいかないこともある。登山届だけだと、そのような入山してからの予期せぬ状況には対応できない。が、SNS投稿ならばリアルタイムで現在位置を報告できるのだ。まあ、やまやろうの場合は、リアルタイムで投稿したネタが、ブログリンクよりも圧倒的にいいねが付くので、投稿のモチベが上がる。記録よりも今なにをしているか、の方に価値がある時代なのだろう。13年間ほぼ毎日ブログを更新している身としては記録を読んで欲しいのだが、時代は速報性を求めている。そちらもできるだけウケルねネタで対応するが、年単位で残るのはブログに載せた山行記録の記事なので、やまやろうはブログを重視したい。・やまぶろぐ・フェイスブック(フォローOK。基本フォロー返し)・インスタグラム(フォローOK。基本フォロー返し)・ツイッター(フォローOK。基本フォロー返し)
2019/01/12
正月合宿四日間で一番神経を使ったのは、四日目である。宇奈月尾根の下降。この写真を見て、ルートがどこなのか分かる?登山道がついているのだが、やまやろうは駒ヶ岳登山道が開通した2002年以来の通過だ。しかも今回は雪山なので、未知のルートと言っていいだろう。ルートファインディングが非常に難しい。GPSがなかったら、まともに下山できなかったと思う。支尾根多数、なだらかで尾根筋が不明瞭、人工的な目印はほぼない。そして視界不良。この日は行動時間が長くなることが分かっていた。そのためルートミスによる時間の浪費は許されない状況であった。なのでなおさらGPSに頼りきりになった。登山の基本は二万五千図とコンパスであるのは揺るぎない鉄則である。今回も当然持参している。しかしながら、風雪の中でのんびり地形図を出して地図読みしている余裕はなかった。可能な限り下山を急がねばならない。すぐに答えの出るGPSを見て、迅速にルートを決定しないと遭難のリスクがあるのだ。自分でも思った。少し進むたびにGPSを取り出して現在位置を確認するなんて、山屋ぽくない。びびりまくっていた。異常なくらい頼っていた。それは、ルートミスすると、もの凄く時間を浪費することを知っているから。山スキーで経験があるのだが、下降方向をひとたび間違えると、ひと滑りで数百m下ってしまうので、リカバリーがもの凄く大変なのだ。ワカンでの下りだってそうだ。GPSを見ていても、1431mピークからの下りで西よりにずれて下ってしまった。先行者がガンガン下ってしまい、誤りが分かって呼び戻したけど、かなりの労力で合流することになった。GPSに頼りきりになってしまい格好悪いが、背に腹は変えられない。ルートミスで遭難するよりましである。山屋のくせにGPSに頼りきるなんてけしからん、というお叱りも受けるだろうが、安全に迅速に下山ができるのであれば、やまやろうはどんな手も使う。山屋的にやり方が格好悪くても、遭難するよりはましである。これからも積極的にGPSを使うことになるだろう。逆に、使わない人はどうかしている。意味を持ってGPSを使わない登山を実践することはあるだろう(冒険家とかサバイバル登山家とか)。一般的な登山者は縛りはないので、安全な登山ができるのであれば、文明の利器をガンガン使うのが賢いと思う。
2019/01/11
当会は毎月5日と20日に集会が開催される。5日は正月なので10日にずらした。今夜が2019年最初の集会である。会館がぎゅうぎゅうになるほど人が集まった。いつもは凍りついている部屋がほかほかになった。本日最大の話題は、正月合宿の報告である。A隊、B隊あるので、時間がかかる。やまやろうが参加したA隊の報告から。報告書はリーダーのS竹会長がまとめた。読み上げる内容に合わせて、やまやろうが撮影した写真(四日間で517枚)を、テンポ良くプロジェクターで流していく。天候が優れない中、よくまあこれだけ撮影したものである。GRIIの機動性、即写性があるからだ。歩いている最中気になる被写体があったら、立ち止まって胸ポケットからGRIIを取り出して、起動して撮影してポケットに収納する。その間10秒もない。後続の足取りを留まらせない素早い撮影が可能である。光学ズームがなくても、非防水でも構わない。コンパクトであり、すぐに撮影できるところに山カメラとして最大の魅力を感じたのだ。今回驚いたのは、電池の残量である。フル充電の電池を四個持ち込んだが、一個で三日間(386枚)も撮影できた。つまり二個ちょっとしか使っていない。厳冬期の撮影でここまでもつものなのか?胸ポケットに入れていたからある程度保温していたとは思うが、一日の行動が終わってテントの中でGRIIを取り出すと、かなり冷たかったりする。電池にとっては過酷な低温(ずっと氷点下)だったはずであるが、どうしてここまで撮影できたのかが謎である。長くもつのは嬉しいことだが。今回の山行では、GRIIが故障した場合に備えて、写ルンですをひとつ持参した。2014年正月の大日岳・山ノ神尾根から大熊山に至る山行では、初日にカメラ(PowerShot G12)が故障した経験があるからだ。なかなか行けない山域なのに、それを撮影できなかった悔しさは未だに心に引っかかっている。『ぼくの道具』石川直樹著にも、レンズ付きフィルムをいつも手元に置いている、とある。やまやろうは真似した。これさえあれば、安心できるから。ぼくの道具 [ 石川直樹(写真家) ]価格:1620円(税込、送料無料) (2019/1/10時点)楽天で購入今回はGRIIで最後まで撮影できた。それが望む形であるが、万が一を考えて今後も写ルンですは、合宿に持ち込むことになるだろう。
2019/01/10
正月合宿では、薄手の100%ウール手袋に防寒テムレス(3L)の組合せで行動していた。天候は、雪や曇りが主体で、一部で日差しのある晴天であった。気温は、基本的には氷点下だったと思う(途中で気温計が壊れて測定できなくなった)。初日、二日目は問題なし。三日目からはちょっと辛いところが出てきた。三日目。烏帽子尾根登山口からは腰ラッセル。ラッセル慣れしているとはいえ辛い。汗をかくと手が冷えて指先が冷たくなるのが辛い。行動し続けて体温を上げ「解凍」することを繰り返す。行動の大部分では調子が良かったが、暑くなって手のひらに汗をかいたら、その後冷たくなるので、汗をかかないように歩くペースを調整しなければならなかった。宇奈月尾根分岐に到達した時は、かなり指先が冷えていたが我慢できないほどではなかった。ためにそのまま行動し幕営に至る。四日目。下山途中の標高1431mピークでルートミスした。態勢を立て直すためにツェルトを被って休んでいたが、この時に薄手ウール+テムレスの組み合わせではもう耐えられなかった。この後の核心部下降でのロープ操作を考慮して、厚手ウールにオーバーミトンの、いつもの装備に切り替えた。やはりテムレスとは違って、冷たさに悩むことはなかった(標高を下げていったこともポジティブに影響したと思う)。まとめテムレスは行動中においては問題なく保温性があることを確認した。停滞した時にどう保温するかが鍵となる。操作性は抜群で、ワカンやアイゼンの紐程度は、テムレス装着のままこなすことができるだろう。ただし摩擦力が強いので、ビレイ操作や懸垂下降で使うことは厳禁。確保器に巻き込まれるおそれがある。そういうリスクもあって四日目は交換した。インナーによって防寒性をさらに向上させられる可能性もある。フリース地にしたら濡れに強くなるし、中厚のウールにしたら保温性はより高くなるであろう。サイズが3Lなら、インナーの多少の厚みは問題にならないのだ。積雪期の常備アイテムになるのは間違いない。
2019/01/09
魚津駅を出て右折・南下すると、直ぐに見えるは十々亭。韓国焼肉店であります。今夜はG会の真の実力者・山ちゃんと、自由人・S竹会長との飲み会。目的は不明っす(肉食いたいだけ)。生ビールで乾杯。うむ、中サイズでは足りない。ピッチャーにすればよかったかー。写真の大盛り得々セット(4950円)を注文する。他にも幾つか。肉を食べたら気管に入ったようで、ひっくひっくとこみ上げる。非常に苦しかった。何かこれで勢いが折られて、以降やまやろうは借りてきた猫状態。主役は他二名になり傾聴。ブログネタに色々写真を撮ったが、喉の詰まりの悪さが長引いて、どうでもよくなってしまった。アルコール類はちょっと価格高め。隣のグループは、ビンビールばかり頼んでいた。おらは安上がりに酎ハイ(350円)ばかり選んだ。 2時間15分で終了。雨が降っているのでS竹会長とタクシーで帰宅。
2019/01/08
レジ袋を履いて、にわかVBLシステム。今回はうまくいって冷たさを感じなかった!正月合宿四日目。革製登山靴(スポルティバ・ネパールEX)は、内部に霜が下りている。発汗による水分が蒸発し切れずに、靴に残っていたのだ。ウールの厚手靴下は乾いていたが、足を通したらひんやり。これは体温で霜を融かして足が濡れて冷たくなるなと感じた。そのまま履くのは厳しい。靴を乾かす時間はない、どうすれば。ひらめいたのはVBLシステムだ。VBLとはVapor Barrier Linerの略で、アラスカなど極地で採用されている防寒システムであり、「人間の皮膚は100%湿度が飽和して蒸れている状態では、それ以上汗をかくことがなく、かつそれがもっとも体温低下を抑えることになる」という理論にもとづくものです。(以上サイトより引用)山行の数日前にネットで流し見した情報を急遽使ってみることにした。厚手靴下を履いた足を、レジ袋に入れて足首で縛る。蒸れること必須であるが、それが目的。霜が付いた登山靴に足を入れてみたら、冷たさはあまり感じない。これはいけそう。凍った靴と自分の足が、薄皮(レジ袋)一枚で熱の往来が遮断された感覚がある。結果的には足先が冷たくなることなく下山することができた。二日目の山行では足指の感覚が鈍るほど冷たかったのだよ。これは大きな違いだ。実は同じことができるものとして、ネオプレン靴下がある。沢登り用の道具として市販されているが、雪山でも使えるかもしれない。現時点ではそこまで実践するつもりはない。やまやろうはウールが一番だと思っているので、ネオプレンを履いて雪山登山するのはちょっとした挑戦だ。日帰り雪山登山で試してみるかー。【注意】本方法は個人的主観に基づくものであり、効果が確認されたものではありません。当ブログを真似したことによるいかなるトラブルにも責任は持ちません
2019/01/07
雪山合宿を終えてからも休みがある。初滑りはMし君希望の栂池となった。YたさんのクルマにS竹会長と山ちゃんが乗り、やまやろうのラパンSSにMし君とtのさんが乗った。国道148号線を離れてからの雪道上り坂では、FFのラパンはタイアが空転しながらも何とか登り切った。ゴンドラで一気にゲレンデトップへ。初めはぎこちない滑りだが、二、三回流したら慣れてきた。調子に乗ってゲレンデ端の未圧雪に入ったところで、左の板が引っかかり派手に転倒した。板と共にヒザが捻れていき「あ、逝ったかも」と、転がりながら冷静に考えていた。幸いにして立つ事ができた。ブーツの踵がワイヤーの隙間に潜り込み、爪先のコバが金具から斜めにずれていた。解放しなかったからヒザが捻れたのだ。ブーツの位置を何とか元に戻し(踵のロックが外れない)、滑れる状態にした。左手に持ったストックの先端(カーボン部分)がポッキリ折れている。雪面と板の間に挟まれたのだろう。結構な衝撃だったのだ。そのような状況で大けがにならなかったのは運が良かった。ストックが身代わりになってくれたと思っている。その後はスノーバスケットがないまま滑っていた。何とかなるものだ。すんでのところで初滑りでシーズン終了になるところであった。久しぶりに始めるものは、少しずつ身体を慣らしていくべきだと反省した。
2019/01/06
ブラックダイヤモンド・アルパインポッド。太ももにバックルがあるので、アイゼンやワカンを付けたままでも、ハーネスの装着が可能なのだ。やまやろうが最初に買ったハーネスである。金がなくて、好日にあった一番安いハーネスにした。ビレイループがない。でもこれまで確保もしてきたよ。ガチなクライミングもした。落ちたことがないので、ぺらぺらのハーネスでもいいのかな。現在は二代目。退会する人から譲ってもらった。ギアラックが標準で付いていた(初代は自作)。正月合宿四日目では宇奈月尾根の下降において、気になる場所があった。1431標高点からの下りである。一度方向を誤り、ツェルトを被って休憩。細尾根の下降になるとのことから、ハーネス着用の決定。やまやろうはワカンを付けたまま、ぱぱっと作業を終えた。若手は一旦ワカンを外してハーネスを装着している。うむ大変そうだ。風雪があり、手先もおぼつかない状況だ。時間がかかるのは当たり前だ。まあそれにしてもハーネスひとつでこうも装着時間が変わると、装備の見直しも必要なんでないかと思ってしまう。買い増せとは言わない。簡易ハーネスで代用するとか、どうにかしてロープ出さない方法を考えるとか、とにかく時間のかからない方法を捻出するべきではなかったか。実際は、ロープを出さずに下ることができた。横からぱっと見ての細尾根・雪庇ありの情報から、ロープが必要だと思ってしまったのだ。が、上から稜線を見下ろせば、そのまま行けるとすぐに思う地形であった。大したことない。思い込みではなく、実際にこの目で現実を確認すべしという教えであった。
2019/01/05
やまやろうは朝食と夕食でエネルギーを貯めて、昼間の摂取は余りしない。だから意外と少ない。比較的長期の山行だったから多めに持ったつもり。明日からの入山に向けて行動食を揃えてみた。消費結果。柿ピーは半分程度減った。一番消費したものだ。バックパックの天蓋にあって、手に取りやすかったこともあるし、食べ慣れていることもある。ミックスナッツは、柿ピーだけでは不足した際に追加で食べた。消費は少ない。チョコチップクッキーは手付かず。入山前夜に朝食のおにぎりに加え、行動食としてミニあんぱん五個入りを買ったのだ。これが大きい。あんぱんを三日間かけて消費したため、本来の行動食の消費が抑えられたのだ。あんぱんすげー。確かに、凍らないし、食べやすいし、美味しいし。おむすび愛ではあるが、水分を含むので山中では凍って食べられないのだよ。ドライソーセージは、テント内のつまみとして一本消費した。行動中のパワーチャージは不要?いやいや、テルモスのあったかい甘酒やほうじ茶に元気をもらったよ。干貝柱とホワイトホースは、当然さらえるw700mlは二日目でなくなり、コソ酒焼酎が三日目で役に立った。行動食を多めに持つことは、雪山登山での安心感につながる。安心感は行動の余裕につながり、安全に寄与する。ビバークも考慮して、多めの持参も必要であろう。が、何回も山行をやっていれば、自分が一日どれくらい消費するかは分かるものだ。その量プラスビバーク分を用意すればいいだけ。余計に持ってくれば重量がかさむし、生ものならば下山して賞味期限が切れることもある。ましてや人に配布するなんて愚の骨頂。こちとら計算して持参しているのに、山中でもらっても迷惑。登山は、軽量化が最優先だと思っている。軽量化は行動の迅速化につながり安全に直結する。真っ先にできることは食料を軽くすること。数日間のことなのだから、食事に贅沢は言うな。栄養バランスはビタミン錠で対処しろ。最終的には自分の皮下脂肪を消費しろ!
2019/01/05
嫁さんは今日から仕事なので平日時間に起床する。朝食後は、山道具の片付けと洗濯。バックパックから荷物をどばっと出して、洗濯物と山道具に大別する。先ずは洗濯機を回す。その間に山道具を片付ける。濡れているものは晴天の屋外に置いたり、二階の物干しスペースに置く。スマホに保存したBUMP OF CHICKENのアルバムを聴きながらなので、作業は苦ではない。一枚半くらいの時間で終了。次は、四日分の山行記録のまとめに入る。スマホの音声入力を使った。スマホの音声入力はブログ作成の最強のツールだ耐水メモ帳に書いた文字をそのまま読み上げる。誤字は気にしない。後からそこだけ修正すればいいだけの話。5000文字を入力するのはそれなりの工数がかかるはずだが、さくさく終了。午後は校正。ヘッドホンを付けて集中した。ために階下で家族が何か言っていたことに気がつかなかった。こどもを初詣に連れてけとさ。むすめと次男坊を連れて、魚津神社に来た。16時を過ぎているので参拝者もまばら。昨年の神宮大麻と交通安全お守りを焼納した。やまやろうは、今年も事故なく登山ができることを祈ったよ。そして恒例おみくじを引く。第44番末吉。焦ってはいけないようだ。今年の目標は、何にしようかね。先ずはG会新人の経験値を上げて一人前にして、おらは楽したい。会の将来を背負って立つであろう有望な人材が数多く入会して、今は安心している。
2019/01/04
防寒テムレス・サイズ3Lを雪山用に買った。手袋の袖丈が短いので、腕抜きなどを縫い付けてラッセル可能な改造を施すことが多い。やまやろうは100均の腕抜きを付けてみたがうまくいかなかった。山行までに時間がなかったので、改造なしで実戦投入。ティートンブロスTBジャケットの袖口は驚くほど大きく開く。なので写真のように防寒テムレスがスッポリ入ってしまう。フラップを閉めれば、あら改造なしでラッセル可能な状態になってしまった。サイトによれば、様々な仕様のグローブ装着時の煩わしさを解消するためのようだ。うむ、スキーグローブも楽々装着だな。今シーズンからは常時防寒テムレスになりそうだが。
2019/01/04
4:30 起床。夜中はミシミシと冷え何度も寝返りを打つ。足先の冷えと顔に降る霜のせいで夜が長く感じられた。外は雪が降りしきりテントをたわませる。テントの内側はバリバリに凍りついている。この雪の降り方なら下山も致し方ない。今日は気合を入れて行動しないと下山はおぼつかない。朝食はカレーリゾットに油揚げの味噌汁、そしてミルクカフェラテ。食事で十分水分を取っておく(行動水を減らすため)。靴の中に霜が付いているので、そのままの状態では履きたくない。レジ袋を履いて靴下を濡らさないようにしたがどうなるか(結果はこちら)。7:20 出発。先ずは1431mのピークが目的地。下りでも空荷ラッセルが続く。 もの凄い雪庇が張り出している。左方の潅木ギリギリを歩かないと安心できない。8:21 1431mのピーク。横からの風雪が強くなる。下降でルートを誤る。視界が利かないので自然と広い斜面に入ってしまったのだ。GPSの示す方角は明らかにおかしい。先行して下ってしまったK山さんを大声で止める。ツェルトをかぶって作戦を練る。正規ルートは雪庇の張り出す細尾根なので滑落のおそれがある。ハーネスを装着しロープをつないでの下降に決まる。9:30 始動。一旦登り返し、視界が利いた瞬間を逃さず下降路を確認する。GPSで間違いがないと判断。核心部(細尾根)はロープを出さなくても降りることができた。その下の斜面のトラバースでは、表層から20cmで雪が破断した。雪崩発生のおそれの中、下りでも空荷ラッセルを繰り返す。宇奈月尾根は地形が複雑だ。登山道が付いているものの積雪があると全く分からない。マーキングは最低限しか残っておらず、ルートファインディング能力が求められる。 視界が利かないので地形図が役に立たない。GPSが頼りでこまめにルートを確認する。今日は長時間行動となるため、ルートミスによる時間の浪費は避けねばならない。少しでも不安があればGPSで進路を確認した。小尾根一本間違えるだけで、正規ルート(登山道)から大きくずれてしまうのだ。11:28 第三登山口上部の鞍部。このまま尾根伝いに進む。小ピークを過ぎて林道に下りようとするが崖になってしまった。懸垂下降の案も出たが時間がかかるのでロープを出すのは避けたいところ。バックステップで下ることができる雪壁のラインを何とか見つけることができた。12:01 第三登山口下で林道に出た。人間の世界に帰ってきた感じがする。12:11 1043m登山道で休憩する。時間はかかるが今日中に下山するつもり。ここまで下っても分かりにくいルートだ。GPSが手放せない。一歩一歩進むように、GPSでルートを確認しながら下降する。 慎重に登山道沿いに下って来ても、最後の最後で迷った。標高750mから下の送電線をくぐった先である。早く下山したいという焦りから、登山道の北寄りに反れて林道上の崖に出てしまった。懸垂下降の案は却下して登り返し、道のある小尾根に何とか入った。14:46 第二登山口。道迷いからのリカバリーで大汗をかいた。第二登山口からはヘアピンカーブの先の小尾根に入り、林道をショートカットする。GPSで方角を確認したのでバッチリ林道に出る。林道に出たら雪が重たくなる。標高が下がり湿雪に変わったのだ。わかんに雪がこびりついて重い。 ひたすら林道のラッセル。15:54 宇奈月温泉スキー場のゲレンデトップ(閉鎖)に到着。スキーのトレースが残っている。暗くなる前に帰ってくることができた。閉鎖ゲレンデの中を、速度を上げてサクサク下る。16:20 下山リフトに到着。運行終了まであと10分であった。N山岳会のT氏が会長に声を掛ける。T氏は「やまぶろぐ」を閲覧しているのだとかー。怖い下山リフト。大型ザックを落とさないよう抱えながらも、撮影だけは止められない。16:38 宇奈月駅前駐車場に到着。布施川ダムへ先に下山したB隊が我々のクルマで宇奈月ダムへ移動して自分達のクルマを回収してから、ここに置いておいてくれたのだ。交差縦走の利点は、クルマの回収に無駄がないことにある。17:22 会館到着後すぐに解散する。雪山合宿の総移動距離は19.3kmであった。
2019/01/03
充実の山行であった。A隊:布施川ダム-烏帽子山-僧ヶ岳-駒ヶ岳-つばき尾根-宇奈月ダム(三泊四日、四名)B隊:宇奈月ダム-つばき尾根-僧ヶ岳-烏帽子山-布施川ダム(四泊五日、七名)B隊は計画通りに抜けた。A隊(おらもいる)は、烏帽子尾根登山道から宇奈月尾根登山道分岐まで至るも、宇奈月尾根をスキー場まで下降した。今日の風雪を鑑みたら、それで良かったと思う。いやーB隊はよくやった。初日で高度が稼げなかったから、つばき尾根撤退かと思っていた。その後、CLの山ちゃんが頑張ったんだね。1月2日、烏帽子尾根登山道1363m付近でお互いに会えた時は嬉しかったね。おらはラッセル直後で、ヘロヘロだった。あまりの体たらくに、見かねてMし君から施しを頂いた。交差縦走って、昔のG会ではやっていたようだが、やまやろうが入会してからはなかった。そこまでの会員が揃わなかったからだ。2018年は、入会していた若手が実力をつけたことと、ある程度経験のある新人が入ったこと、現役会員も山行回数を増やして力をつけたこと。これらが相乗効果で今回の成功に至ったのだろう。やまやろうは何していたのか?気象担当だったが、全く役に立たなかったな。練習しないと天気図はうまく描けないよ。安易に流れてスマホ天気予報。今回はスマホGPS様々だった。視界の利かない宇奈月尾根は、ルートファインディングが非常に難しかった。登山道がついてはいるが、雪に埋まり不明瞭。ペナントも乏しく、自力での道探しが主。1431mピーク下降では迷った。GPSがあったから間違いコースをどんどん下ることはなかったのだ。その後も頻繁にGPSで方角を確認した。今日中に下山するにはルートミスは許されなかったのだ。時間がかつかつ(長距離)だったのだ。それだけ注意していても、多少のルートミスはある。そのリカバリーで大汗をかいた。林道に下り宇奈月温泉スキー場のトップに着いたら、生還を確信した。美酒に酔いしれるのはB隊の方だ。このルートは本当に凄いと思う。誰かが世に出さないかなあ。A隊の方は、ほどほどにオモシロネタとして、やまぶろぐに載せます。写真は、元日の烏帽子山。
2019/01/03
4:00 起床。夜中に雪かきを二回実施(やまやろうは熟睡していた)。一晩で雪が40~50cm積もったようだ。積雪でテントが内側に押さえつけられている。象足が湿っていて足指が冷たい。昨夜は軽量化のためによく飲んだ。そのため頭が少々クラクラする。靴下を乾いたものに替えたら足指に血行が戻ってきた。朝食はコーンリゾッタと豆腐の味噌汁。食後のコーヒーが旨い。朝6時前に携帯電話でA隊と話し合う。 出発風景。早めに出発したいが、周囲が暗いと動きにくい。夜明けとなる7時近くまでテント内で待機することになる。 7:09 雪が降り続く中、出発。膝上の新雪ラッセル。無線は一時間ごとの定時交信とする。8:01 1230mピーク。ここで無線交信。B隊は現在標高1650mの鉱山道分岐付近におり、この先宇奈月尾根分岐に達したら待機するとのこと。8:50 1233標高点南方の平坦な尾根の北端に到達。林道まで残り300mの距離。B隊は宇奈月尾根に到達したようだ。そこから烏帽子尾根登山口(我々A隊のいる方面)へ下り、道を付けてくれるとのこと。 9:42 烏帽子尾根登山口に来た。四人でのラッセルは身体を休める暇がなく結構疲れた。風があるのでツェルトを被って休憩する。テルモスに入れた温かいほうじ茶が旨い。9:50 無線交信によると、B隊は標高1450m付近、下りでも空荷ラッセル中。そのまま烏帽子尾根から下山する計画だ。我々は登山道沿いに進むが、腰ラッセルが続くのでかなりハードな登りだ。 11:15 標高1365mにてB隊と合流する。1363標高点の直ぐ北側だ。笑顔が広がる。ハードラッセル直後のやまやろうは相当やつれて見えたのか、元気ニコニコのMし君から食べ物を施してもらう。若いっていいね。 全員で記念撮影してからお互いのトレースを使って移動する。トレースをもらってから宇奈月尾根分岐まで、やまやろうがずっと先頭であった。ガンガン飛ばしてしまい会長からスペースを落とすようにと言われた。雪山では汗をかかないペースで登らなければならないのだ。途中の急登ではどんなにゆっくり登っても汗をかいてしまい、ここが一番辛かった。12:53 宇奈月尾根分岐に到達。B隊のトレースがなかったら何倍の時間がかかっていただろうか。おそらく本日中にここには到達できなかったはず。分岐には目印として竹竿が刺さり、トレースが僧ヶ岳方面へと続いている。奥に見えるのは会長曰くジャンクションピークで、間違えて下ると険谷の尾沼谷に入ってしまう。 明日、僧ヶ岳のアタックを試みるならこの辺りに幕営する必要がある。しかし視界は悪く、風が吹き抜ける。悪天に捕まったら、予備日を使っても下山するのは厳しいのではないか。とにかく標高を下げることにした。GPSで現在位置を確認したところ、手前の小さな尾根が下るべき宇奈月尾根だ。尾根までの僅かな距離でも深雪に難儀して空荷ラッセルした。宇奈月尾根は複雑な形状で、下降時は何度もGPSで進路を確認した。登山道を外れ尾根筋を忠実に辿った。13:25 無線交信、B隊は烏帽子山に到達したとの報。我々は標高1540m(平坦地の上)。短時間雲が取れ、宇奈月尾根1431mピークが見えた。 14:10 GPSは1450mの表示。木立で風を避けることができる場所。時刻も程よくここでの幕営がすんなり決定する。会長はツェルトで前室を作る。そこに入ると暖かく、スパッツと登山靴の雪を丁寧に落とすことができた。15:00 B隊は小杉谷右岸尾根の標高1150mの分岐付近でテント設営中とのこと。テントに入ったら靴下を履き替えて生き返る思い。電波が通じるのは安心につながる。明日には下山できそうなので、どんどん食べ物を消費して荷物を軽くする。パクチー味のプレッツェル(無印良品)は個人的にはヒットだわ。酒は少なかったが十分酔えた(完飲)。夕食は尾西のアルファ米とクリームシチュー、長ネギ味噌汁、ボイルウインナー。アルファ米はお湯を入れすぎて味気ないものとなった。水分がたっぷり取れたため18時30分前には落ち着く。酒がなくなったからもうすることがない。頭の中の思いをメモ帳に一気に書き付ける。僧ヶ岳にはトレースが付いていたから翌朝アタックしてもよかったかもしれない。しかし宇奈月尾根分岐での雪の深さを見たら、これは下りなければならないとしたリーダーの判断は正しかったと思っている。 この雪の深さでは、軽装にして僧ヶ岳を目指しても結構な時間がかかったと思う。山頂を踏めなかったのは残念だが、B隊と交差縦走できたことに満足している。僧ヶ岳は二月のフリーアタックで目指そうかな。夜は寒いので持参した防寒着は全て着た。三日間行動して衣類が少しずつ濡れてきたのだろう。20:25 就寝。
2019/01/02
4:30 起床。尿意が近くならずよく眠れた。フリースパンツは体温で完全に乾いた。テント内はバリバリに凍っている。バーナーを強火にしてテント地の水分を飛ばす。朝食は五目リゾッタと味噌汁(具は長ネギ)。食後にコーヒー。6:37 外に出てテントを畳む。かんじきを登山靴にキリリと締め付ける。7:01 有明月の下、出発。南方から風が吹く。黒部川扇状地。7:26 1034標高点西側の平坦地。気温-4.2℃、足指が冷たい。山の端に朝日が差してきた。8:20 2019年の初日の出。8:59 烏帽子山手前の南方に伸びる緩斜面で休憩。GPSは標高1144mを表示。9:29 緩斜面を登り切ったところで烏帽子山を視界に捉えた。気温上昇と風により雪花が散っていく。9:57 小ピークに立つ。烏帽子尾根に雪煙が出始める。僧ヶ岳上空は鉛色の雲に覆われてきた。10:28 山頂に至る平尾根に出た。景色が良い。風が強くなり地吹雪が起こる。空はすっかり灰色の雲に覆われる。10:53 烏帽子山山頂(1274.1m)。黒部川扇状地が一望できる。さて、第一の目的地には到達した、これからどちらに進むか。今夜は荒天の予報なのだ。今から標高を下げて往路下山するか、烏帽子尾根の林道に進むかで大いに迷う。30分以上会長と二人で、ああしようかこうしようかと喋っていた。個人的には引き返すのは不本意だ。僧ヶ岳登頂の可能性を残すために先へ進みたいと考えていた。しかし今から烏帽子尾根に入ると、途中に幕営適地はないため、林道(烏帽子尾根僧ヶ岳登山口)まで一気に歩を進める必要がある。それには三時間は必要だ。 11:37 悩んだ時間が長くなったので行動時間が少なくなった。そこで烏帽子山の風下斜面に雪洞を掘ることにした。この場所なら翌日の天気を見て戻ることも先に進むことも可能だ。横穴を開けたら、木の枝や笹の葉が出てきてしまった。直角に掘り進めたところ、天井が薄くなってしまった。雪洞が作れないので仕方なく天井を崩して三方を雪で囲うようにしてテントを張った。12:40 設営完了。早い時間から飲んでまったりする。B隊は僧ヶ岳を越えた直下にテントを張ったとのこと。池塘の辺りかな。今日のB隊は6時から13時の長時間行動だったようだ。我々の登高ペースはこれまで一時間100mなので、合流できるのは宇奈月尾根の分岐が精一杯か。こちらとしても僧ヶ岳の頂に行ってみたい欲が出てきた。リーダーの判断に任せるけど。テントの外はとても明るい15時、チリチリと雪がテント地を叩く。17時前に夕食。尾西のアルファ米に畑のカレー。B隊との無線交信では、明日10時までに宇奈月尾根分岐に来たら、布施川ダムまで下るとか。二日でワイルドターキー700mlを空けた。残りは35度の焼酎。20:10 楽しい気分が続いた状態で就寝する。
2019/01/01
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