全26件 (26件中 1-26件目)
1

次に訪れたのは、こちらです。ブラックハマー・チャンバード・ケアン。石室付き石塚ですね。このような丘の斜面にあります。実際の入り口からではなく、側面に人工的に開けた出入り口から入ります。中はこのような空洞になっています。突き当りにある石室。石室からの眺め。オークニー本島が見ることができるようになっていました。(続く)
2019.07.31
コメント(0)

フェリーがラウゼイ島に到着したのが、午前11時10分ごろ。帰りの便は午後3時15分ですから、約4時間の探検時間があります。すぐに時計回りに遺跡を探します。最初に訪れたのはこちら。船着き場から車ですぐのところにあります。「テイバーソウ・トゥイック・チャンバード・ケアン」。5000年前に建造された石室付きの石塚です。道路の比較的そばにあるので、すぐに見つけることができました。中央左下の塚状の輪郭が、目指す遺跡です。現場に到着。非常に珍しい二階建ての石塚になっています。塚の左に見えているのは二階の出入り口です。そこから入ると、中はご覧の通りです。階段が下に続いていますね。二階から入って、一階に降りてゆきます。一階にも、ほらこの通り、出入り口が付いてます。その一回の出入り口を外から撮影。初めて見る、二階建てのケアン(石塚)でした。(続く)
2019.07.30
コメント(0)

翌5月29日。この日はラウゼイ島にフェリーに乗って行く日です。予定時間より早く船着き場に着いたので、海岸線を散策して時間をつぶします。晴れ間も見えますが、ちょっと雲行きが怪しくなってきました。それでも定時にフェリーは出発します。フェリーと言えば、普通は車は前進して入って、到着すると反対側が開き、前進して出ます。でも、このフェリーは小さいので、車はバックで入れて、到着すると同じ出入り口から前進して出るようになっていました。そのフェリーの中はこうなっています。ボードには注意事項のほかに、「船長と船員に捧げるオード(頌歌)」が貼ってありました。簡単に訳すと、「幸せなときも悲しいときも、揺りかごから墓場まで、このフェリーとあなた方が頼りですから、頑張ってくださいね」というような歌になっています。対岸のラウゼイ島が近づいてきました。乗船時間は40分ほどでした。(続く)
2019.07.29
コメント(0)

カークウォールの街を見学した後は、一度この島の定宿にチェックインします。三度目の滞在。夕食までには時間があったので、サウス・ロナルゼイ島の南の端まで行ってみることにしました。オークニー諸島の最南端に位置します。対岸に見えるのが、スコットランド本島ですね。近くに変わった鳥がいたので、撮影します。この鳥はおそらく、オイスター・キャッチャー、日本名でミヤコドリですね。再び宿のある小さな港のある町に戻ってきます。宿屋の部屋からの風景。オークニー諸島の旗がはためいています。この日はここで夕食をいただきました。(続く)
2019.07.27
コメント(0)

カークウォールの博物館の続きです。こちらはスコットランドでよく見られる、カップ・アンド・リングマークが彫られた石ですね。2008年にサウス・ロナルゼイ島で見つかったと書かれています。造られた年代は、おそらく新石器時代と推定されています。こちらには、奇妙な文字が書かれています。ステンネスにある新石器時代の遺跡から発見されたと書かれています。呪術的な模様なのか、カレンダーなのか不明です。時代は下って、ヴァイキング時代。ヴァイキングが身に付けていたとみられる金の装飾品です。さらに時代は下って、近代。たぶん19世紀ごろだと思います。博物館の見学を終えて、外に出ます。目の前にあるのは、セント・マグナス大聖堂です。12世紀の建造物。この町のシンボルになっています。(続く)
2019.07.26
コメント(0)

島の一番大きな町カークウォールにやってきました。その街中で見つけた鳩の家。なかなかの豪邸ですね。しばらくショッピングした後、向かったのは島の博物館です。ここには必ず寄るようにしています。エントランス付近に飾られていた展示物の写真。オークニー諸島のウェストレイ島で見つかった、シンボル模様の刻まれた石です。以前『正統竹内文書の日本史「超」アンダーグラウンド3』でも紹介しましたが、アイルランドのボイン渓谷にある遺跡ニューグレンジの巨石の彫り物に非常によく似ています。こちらも変わっていますね。鉄器時代に作られた「昆虫のブローチ」と書かれています。昆虫と言うよりも、飛行機に近いですね。で、こちらも有名な「彫刻された石球」。摩耗していますが、金平糖のようですね。次回も博物館の展示物をご紹介しましょう。(続く)
2019.07.25
コメント(0)

ブロッホ・オブ・ガーネスを見た後、駐車場に向かう途中に向こうからやってきたのは・・・・・・斑のお馬さんでした。友達とでも思ったのでしょうか。あるいは何か食べ物をくれると思ったのか。いずれしても人懐っこい斑君でした。この後、この島で一番大きな町カークウォールに向かいました。(続く)
2019.07.24
コメント(0)

ブロッホ・オブ・ガーネスの中を見てみましょう。入り口はこちらからです。建物の中。いくつかの部屋に分かれていたことがわかりますね。ますます快晴になりました。(続く)
2019.07.23
コメント(0)

リング・オブ・ブロガーを後にして、次に向かったのは、島の北東部にあるティングウォールという小さな港です。今回の旅では、オークニー本島から別の島に渡る計画をしていました。その別の島とはラウゼイ島です。こちらに見えるのがその島。目と鼻の先にある小さな島ですが、フェリーに乗らないと行けません。ところがフェリー会社が小さいので、ネットで予約できなかったんですね。仕方なく、港に直接行って、フェリーの予約をすることにしました。「あと、15分で出港するけど、乗る?」と言われましたが、無理せずに翌日の便を予約して、この日はほかの場所を見て歩くことにしました。そのとき立ち寄ったのが、港からほど近いところにあるこちらの遺跡です。「ブロッホ・オブ・ガーネス(Broch of Gurness)」です。ブロッホとは、紀元前400~同100年ごろに建造された円形の塔のような建造物です。スコットランド特有の建造物で、現在500見つかっている建造物のうち50が、ここオークニー諸島で見つかっています。防御機能に優れた住居であったと見られています。こちらがその「ブロッホ・オブ・ガーネス」。残念ながら塔は崩壊してしまっていますね。角度を変えて撮影します。背景に見えるのが、翌日渡る予定のラウゼイ島です。(続く)
2019.07.22
コメント(0)

ステンネスの立石からリング・オブ・ブロガーがどのように見えるかは、すでに紹介しました。今度はリング・オブ・ブロガーからステンネスの立石がどのように見えるかをご紹介しましょう。このように見えます。中央下に写っている、三本の立石がステンネスの立石です。望遠で撮影すると、向こう側にいる観光客もよく見えます。それぞれの遺跡が連動して何かができるように配置されていることがよくわかりますね。いわば、光通信ネットワークであったこともわかるわけです。最後は望遠で撮影したリング・オブ・ブロガーです。(続く)
2019.07.21
コメント(0)

別の角度からもリング・オブ・ブロガーの写真を撮影します。撮影する角度によって、ストーンサークルの雰囲気も変わります。時計とは反対回りで、撮影を続けます。このような尖った三角形のような立石もあります。こちらの立石も変わった形ですね。人間の横顔のようです。はい、これで一周。中に立ち入ることはできませんでしたが、外から眺めるストーンサークルも美しかったです。(続く)
2019.07.20
コメント(0)

リング・オブ・ブロガーにやって来ました。私が初めて見たイギリスのストーンサークルがここでした。忘れもしない1980年の夏の終わり。ケント大学の学期が始まる前に10日ほど時間があったので、思い立ってスコットランドに。ユースホステルなどで仕入れた情報を頼りに旅をしながら辿り着いたのが、オークニー諸島でした。カークウォールのユースホステルに宿泊し、思いがけない旅の仲間に遭遇。翌日、彼らと一緒に遺跡巡りの旅に出ます。その一つがこのリング・オブ・ブロガーだったというわけです。この日は、変わった雲が空を覆っておりました。右下にはマウンドが見えますね。ストーンサークルを取り巻くようにして、このような丸い塚が点在しています。マウンドの上に登って、そこからサークルの写真を撮ろうと思ったのですが、遺跡保存のため立ち入り禁止になっていました。まあ、それも仕方ありませんね。別の角度からサークルを撮影します。空を見上げるモアイ像のようにも見えますね。このサークル内も立ち入れない場所ができました。それにしても大きなサークルです。広角レンズでも撮りきれません。直径103・6メートル。イギリスで三番目に大きなストーンサークルです。(続く)
2019.07.19
コメント(0)

昨日に続いてステンネスの立石です。昨日紹介した写真とは、反対の方角から撮影。青空に白い雲がきれいです。そして再びゲートのような二本の立石。かつてはテーブル型のドルメンではないかと考えられており、平らな石が二本の立石の上に無理やり載せられたこともあったとか。コーンウォール地方にあるハーラーズ・ストーンサークルのパイパーズと呼ばれる二本の立石と同様に、やはりゲートの意味を持っているはずです。その証拠がこちら。二本の立石の間に、ちゃんとマウンドが築かれているでしょう。丸いマウンドは、同時代に造られたミーズハウという巨大な古墳です。別の世界への入り口を示す二本の柱だと思って間違いありません。ちなみにハーラーズ・ストーンサークルの写真も掲載しておきましょう。同じ構図ですね。いつの時代にもある普遍的な構図です。その深い意味は、拙著『Lシフト』をお読みください。最後にステンネスの立石から見たリング・オブ・ブロガーです。巨大なストーンサークルであることがわかりますね。次回はこのストーンサークルをご紹介しましょう。(続く)
2019.07.18
コメント(0)

オークニー本島にフェリーが着いたら、見事な快晴になっていました。曇りだったら、そのまま次の島に移動する選択肢もあったのですが、前回雨に降られた「ステンネスの立石」と巨大ストーンサークル「リング・オブ・ブロガー」の再撮影に出かけることにしました。こちらがステンネスの立石です。美しい立石です。元は12本の立石からなるストーンサークルであったとみられています。もう少し近づいて撮影します。残っているのは、約5メートルの三本の立石と、遠くに見えるやや小さめな立石(半分に折れたとみられている)。そしてその奥に見える、二本のゲート状の立石です。上の写真の一番左に見える立石を撮影します。羊も写っていますね。実はこの写真の左奥のほうに、次に訪れるリング・オブ・ブロガーが湖の向こうに写っています。次の写真は、ゲート状の二本の立石と、半分に折れたとみられる立石。角度を変えて写すと、次のようにもなります。ゲート状の立石の一つが隠れてしまいましたね。この角度で撮影すると、ほぼリング・オブ・ブロガーと一直線になります。つまりちょうど奥の立石を結んだ延長線上にリング・オブ・ブロガーが見えているわけです。(続く)
2019.07.17
コメント(0)

28日はフェリーに乗ってオークニー諸島へと渡る日です。朝からまずまずの天気。サーソーのスクラブスター港からフェリーに乗り込んで、オークニー本島のストロムネス港に向かいます。すぐにオークニー諸島が見えてきます。フェリーで約1時間半の近さです。いつものように見えてきたのは、こちらの奇岩。ホイ島の「オールドマン」です。こちらはホイ島の岸壁。赤茶けています。空にはカモメ。ホイ島を越えると、ストロムネスの港が見えてきます。到着すると、空は快晴になっていました。(続く)
2019.07.14
コメント(0)

再び港町サーソーへ戻ってきました。すっかり快晴になりましたね。で、こちらが宿泊先のホテル。フェリー・イン。まさにフェリー発着港の目と鼻の先にあるホテルです。ここに泊まるのは、二度目か三度目です。そのホテルの部屋からの眺め。フェリー乗り場は左の方角にあります。ここまでは、このブログの序章のようなものですね。明日(5月28日)からスコットランドの島めぐりが始まります。(続く)
2019.07.13
コメント(0)

20分くらい歩いたでしょうか。最後の丘を登り、ようやく目指す巨石遺構に辿り着きました。こちらがその案内板。ゲットの石塚(ケアン)です。5000年前に建てられた神聖な建物(神殿)であると考えられています。今でこそ、屋根がなくなっていますが、建物跡の中に入ってみましょう。中はこのような石積みがされています。もう破壊されてしまった後ですね。19世紀、近くのダム建設に使うために壊されたようなことが書かれていました。建物はほとんど跡形もありませんが、ここからの眺めは素晴らしかったです。写真中央には、昨日紹介したボードの道が見えますね。遠くに海が望めます。(続く)
2019.07.12
コメント(0)

この日の宿泊所があるサーソーのホテルで早めのチェックインをした後、空がきれいに晴れてきたので、再び巨石遺構を探しに出かけることにしました。今度は国道A882とA99を使って、ウィックの南にあるウルブスターという村に向かいました。巨石遺構の案内板を見つけたので、車を止めて早速探索を始めます。上の写真で、中央やや右上の当たりに黒と白の棒があるのが見えるでしょうか。あれが目印です。この白黒の棒をムーアの中で見つけて、そこに向かった歩けばいいわけです。案内棒に従いながら、丘を登ってゆきます。遠くには海も見えていますね。上の写真では、左端に案内棒があります。こうして、はるか向こうにある案内棒を目指してどんどん歩いていきます。(続く)
2019.07.11
コメント(0)

まだお昼ごろだったのですが、一度ホテルにチェックインすることにして、港町サーソーへと向かいました。今回使った道は、国道9号線(A9)。ハイランド地方をひたすら北上します。進行方向向かって左側に三角形の山が見えてきました。この辺りには700~800メートル級の山々が並んでいます。この山は、二上山みたいですね。先ほどの三角形の山も近づいてきました。ほとんど対向車もいない、非常に快適な道でした。(続く)
2019.07.10
コメント(0)

海辺の遺跡を後にして、駐車場まで歩いて戻ります。その途中に撮影したゴース。とても甘い香りがします。色も鮮やかですね。すっかりいい天気になりました。この後、小さな町であるヘルムズデイルで休憩します。ティータイム。(続く)
2019.07.09
コメント(0)

しばらく歩くと、「カーン・リアス」と呼ばれるブロッホ(砦のような建造物)が見えてきました。まだこの時は暗かったですが、すぐに晴れ間が見えてきます。青空が見えますね。その入り口から中に入ります。上の写真は中に入った後、その入り口を撮影したものです。中はこんな感じ。石の塀に取り囲まれた空間があるだけでした。案内板には想像図が描かれていました。おそらく砦であると同時に、集会場でもあったのでしょうね。スコットランドでよく見られる建造物です。(続く)
2019.07.08
コメント(0)

翌27日、この日は朝方は曇り。インヴァネスのホテルから近いところにある巨石遺構「ギャスク・リング・ケアン」の見に行きました。たまたま地図を見たら、近くにあったからという理由ですが、地図に書いてある場所を通り過ぎてしまいました。そこで通りかかった地元の老夫婦に道を尋ねます。ハイランド地方には優しい方が多く、親切に巨石遺構への行き方を教えてくれました。やはり見過ごして通り過ぎていましたね。早速、引き返して、言われた場所を探すと、ありました。これが「ギャスク・リング・ケアン」です。ギャスクは地名で、リング・ケアンは環状に石を積み重ねた石塚のことです。青銅器時代、古いもので紀元前2000年ごろ建造されたものが多いです。ギャスク・リング・ケアンが地図に載っているのは、このケアンが直径27メートルと大きいからです。大きな立石が立っているのが見えますね。この立石は平たいので、先ほど見落とした方角から写真を撮るとこうなります。平べったいので見落としやすかったわけですね。雨で地面がぬかるんでいたので、近くまで行くことは断念しました。次に向かったのは、こちら。北海に面した海岸にある「カーン・リアス」と呼ばれるブロッホ(石でできた円形状の砦のような施設)です。ここは案内板が出ていたので、すぐに駐車場がわかりました。その駐車場に車を止めて、海岸のほうに向かって歩きます。空はまだどんよりとしていますね。厚い雲が垂れ込めています。でも、この後、快晴になります。(続く)
2019.07.07
コメント(0)

二度目の校正作業が断続的に続いて、今日でようやく終わります。さて、「スコットランドの島をめぐる旅」の続きです。ピクト人の彫刻石を見た後、毛織物で有名なエルギンに立ち寄り、そのあと、ブロウディーでも買い物をします。そして、夕方近く、インヴァネス郊外のホテルに到着。こちらがそのホテル。なかなか味のあるホテルです。そしてこちらが、ホテルの庭。なかなか趣のある庭園でした。翌日は、港町サーソーへと向かいます。(続く)
2019.07.06
コメント(0)

この日二つ目のストーンサークルを見た後、雨の降る中、インヴァネス方面に向かいました。その途中の道端で立っていたのは、こちらの立石。メイドン・ストーンです。案内板はこちら。約1200年前にピクト人が彫った立石であると書かれています。先ほどの写真には、動物の絵が彫られていました。鏡と櫛のシンボルのような絵も彫られています。反対側も見てみましょう。こちらには十字架のようなものが彫られています。キリスト教の影響が見て取れますね。おそらく案内板のように彩色も施されていたのでしょう。旅人のための道標であり、祈りの場であったのではないか、とされています。(続く)
2019.07.04
コメント(0)

次に向かったのは、イースト・アクォーシーズのストーンサークルです。アバディーンから北西に24キロ離れたインヴェルリーという町の郊外にあります。この日は朝から雨で、フードをかぶりながらの探索となりました。この道を歩いていくと、すぐに見つかりました。ここも綺麗なストーンサークルですね。横倒しになった石もちゃんとあります。保存状態がよく、横石の両側には立石がちゃんと立っています。真正面からその横石を撮影すると、横石の真正面(写真中央下)にも石が置かれていることがわかりますね。横石の後ろから撮影。実はここは、2014年に一度訪問し、その年の8月のブログで紹介しています。その時は何と美しく晴れたことか!天気次第でこうも違うのか、と驚くほどです。ご参考までに、そのブログをご紹介しておきます。こちらをクリックしてください。
2019.07.03
コメント(0)

ゲラ校正終了です。発売は19日になる予定。大体校正や編集が終わった際には、空にその印がでるのですが、昨日は雨でしたね。しかしながら今回の作業でも、スコットランド旅行直前の5月15日、私が第五章の編集を終わってそれを秋山氏に送り、かつ出版社に写真を送付し終わったときの夕方、非常に珍しい気象現象を目撃しました。最初は彩雲が二か所に見えていたのですが、段々とそれがつながって、最後は巨大な暈になったんですね。その一部始終をしっかりと目撃しておりました。天からのご褒美でしょうか。その時の写真がこちらです。見事な虹のような暈でした。
2019.07.02
コメント(0)
全26件 (26件中 1-26件目)
1