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2008.01.22
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テーマ: いい言葉(574)
カテゴリ: 文学・芸術
▼薔薇と騎士


After gazing a while towards the sun, he let the reins fall upon the
neck of his horse, and, stretching out both arms towards the west, he
said, 'O Divine Rose of Intellectual Flame, let the gates of thy
peace be opened to me at last!'

(しばらく太陽を見つめた後、男(騎士)は手綱を馬の背にたらして、西に向けて両手を広げて、次のように言った。「おお、英知の炎の神聖なる薔薇よ、汝の平和への扉を最後に私の前で開かせよ!」)

そこへ、森の盗賊に村の豚を奪われたので、豚を取り返そうと盗賊を追っている村人の一団がやって来ます。騎士は村人が信心深く、盗賊は不信心者であると聞いて、村人に加勢することを決心します。騎士は、死ぬ大義が見つかったと思ったのです。そして盗賊と激しく戦い、騎士は重傷を負いますが、村人たちは豚を取り返すことができたので、騎士を森に残して村へ引き上げます。

残された騎士のもとへ、村の使いとして若者がやって来ます。実は騎士は戦いの前に、村人たちの戦意を高めるため、盗賊一人の首と引き換えに銀貨五枚を与えると約束していたんですね。村人たちは騎士が死ぬ前に、賞金をもらいに若者を使いに寄こしたのでした。騎士は約束通り、賞金を若者に払います。若者は騎士の手当てをしながら、どうして命を掛けて村人たちを助けたのか聞きます。

その質問に答えて、騎士は身の上を語ります。騎士は遠い国から来た聖ヨハネ騎士団の一員で、あるとき「炎の薔薇」を見たというパレスチナの騎士に出会ったそうです。「炎の薔薇」からは声が聞こえ、それは神の啓示そのものであったというんですね。



騎士の話は続きます。

While the Knight of Palestine was telling us these things we seemed
to see in a vision a crimson Rose spreading itself about him, so that
he seemed to speak out of its heart, and the air was filled with
fragrance.

(パレスチナの騎士が私たちにこれらのことを話している最中に、一輪の深紅の薔薇が彼の周りに咲き広がっていく光景が見えた。そのため彼がその薔薇の中心から話しているように感じられ、辺りは芳しい香りで満たされた)

騎士はこのように、村人のために戦った理由を若者に語った後、息絶えます。若者は感動しましたが、よく理解できないようでした。そして、騎士のために墓を掘っているときに、雄鶏が鳴く声が聞こえたので、その声が聞こえた谷の方へ走り去っていきます。

シンボリックな物語ですね。『秘密の薔薇』が書かれたのは1897年ですから、どうしてもゴーンとイェイツの関係を思い浮かべてしまいます。さしずめ、騎士がゴーンで、村人はゴーンの内縁の夫であるミルボワイエでしょうか。イェイツから見ると、ゴーンの内縁の夫は、アルザス・ロレーヌ地方(豚)をドイツ(盗賊)から奪還するため、ゴーンを利用しただけであると映っていたのでしょうね。しかし利用するだけ利用して、ゴーンを森の中で見捨てます。

アイルランド独立のために身を捧げるゴーンは、炎の薔薇のために死のうとする騎士の姿に重なります。武力闘争を辞さない点でも、騎士そのものですね。

そうなると、騎士の傷の手当てをする若者はイェイツ本人でしょうか。イェイツ自信も、炎の薔薇のために身を捧げる覚悟です。ただし、騎士の理念には理解を示しつつも、武力闘争には加わりません。ただ傷ついたゴーンを優しく包み込もうとします。でもその若者も、雄鶏の声が聞こえると、そちらの方へ走り去ってしまいます。イェイツのその後の未来を暗示しているようでもありますね。

冬の薔薇

1月10日に撮影した薔薇の蕾です。その後間もなく、剪定されてしまいました。






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最終更新日  2008.01.22 12:45:27
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