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2020年09月24日
RPA導入の成否を分けるポイントは、ずばり「アプローチ方法」と「評価制度」ではないだろうか
新型コロナウィルス感染拡大の影響で現在を「 Withコロナ」という表現をする人もいる。そのWithコロナ環境下において、注目されているのは、DXそして、デジタル、オンライン、というキーワードだ。あっという間に「通常」となったZOOM会議。昨年の今頃、自宅と職場でZOOM会議を当たり前に行う日常を誰が想像していただろうか。そして、ZOOMの存在自体も...。
経済産業省が提唱しているDX。その存在も昨年までは、誰も知らなかった。「誰も」とは、言いすぎかもしれないが、中小企業の経営者が普通にDXと口にしている状況は、唖然とする限りだ。AIしかり、5Gしかり。
RPAもその代表例の一つと言えるツール(テクノロジー)だ。ここではあえてツールという表現をするが、この表現こそが問題の本質だと私は考えている。 なぜなら、RPAを導入している企業において、成果がでている企業と成果がでていない企業に、はっきりと二極化してきているのだ。その二極化するのには原因がある。基準・ポイントといってもいいかもしれないが、明確な「 分かれ道」が存在しているのだ。
成果がでていない企業は、どうしても「ツール」としてRPAを導入し、その先の「自動化」だけを期待してしまうのが傾向だ。あるコンサルタントの集計によると、その確率は 95%にも及ぶ。現状の作業(業務の一部)をそのままRPAに置き換えようと考えるのだ。
その結果、「今まで人間が手作業で行っていた工程を自動化!」と社内でムダにPRし、走り出してしまう。流行に乗り遅れまいと、、、。誤解の無いように言うと、自動化自体は悪い考え方ではない。 後に触れるが、それが「 目的化」してしまっていることが問題なのだ。そして、その推進を現場の業務担当者へ「あとは、任せた!やってくれ!」と、現場からボトムアップと称して丸投げしている、というのがよくある中小企業の経営者のやり方。考えてみてください。現場の作業員としては、
「自分が楽になるのは良いが、自分の職が無くなるのでは?」
「うまく動かず、重大な事故が起きたら、責任が自分に及ぶ?」
「新しいものを覚えるためにエネルギーを使いたくない、今までのやり方のほうが慣れている、楽!」
という感じ方、考え方を十中八九するのだ。人間は誰しも、慣れていることのほうが良く、現状を変えたがらないのです。また、作業員の多くは、「 今までのやり方を変える = 自己否定」と感じ、現状から脱却できないのです。そのような現業務担当者に任せて、成功するでしょうか
まず、無理です。 95%失敗するという確率も納得する数字です。
また、失敗する企業のほとんどが、RPA化対象業務を「 現場から挙げさせた業務」としています。現場サイドは、前述した通り、
リスクを負いたくない
自分の職がなくなるような施策をしたくない
今までのやり方が慣れている
この仕事はRPAに渡したくない(好み)、
こういう視点になります。要は、最初から「 骨抜き状態」なのです。骨抜き状態の業務を「現場からの声」と称して、一生懸命RPA化しようとしているのです。そして、すべてを完了した後、当初目標としていた「自動化」→「業務効率化」→「内部スタッフの人員削減」→営業部門強化 という成果はまず得られず、1人減または、0.5人減という結果になっています。いや、まだ1人減になったらいいほうかもしれません。そして、多くの中小企業経営者は結果だけを見て、「 RPAでは成果はでない」と安易な判断を行う、というのが失敗企業の95%だ
はっきり言おう、
経営者は、政治家のまねをすべきではない
会社の方針はこうだ! 現場の担当者が進めろ! というように自分がRPAの本質を分かっていない状況で「指示するだけ」ではこの通り失敗するのです。問題の本質は、 社長(またはDX推進者)! あなたですョ!
では、どのように導入している企業が成功しているのか。それは、RPAを活用し、「 全社的デジタル業務改革」というアプローチをしている企業だ。まず、社長または、DX推進担当者(推進担当部署)が旗を振るべきなのだ。特に社長が旗を振るべき!
対象となる業務は、主観が入る現場の担当者が選ぶのではなく、推進担当者が全社的に見て効果が大きい業務から選定すべきだ。「この業務は無理だろう、、、」「この業務を対象にすると現場が反対して、、」という余計なことは考えるべきではない。
目標・目的はあくまで「 企業文化の変革」なのだ。
そのため、業務の廃止、変更、外注化、全社ルールの変更まで、抜本から見直しを行うことが必要だ。同時に企業文化の変化に貢献した社員のために「個人評価制度の見直し」も必須だ。DXを中心とした変革を行う場合、「壊す」「変える」という作業は必ず伴う。ほとんどの社員は、「改革」や「変革」をしたいとは考えていない。これまで通り作業できればそれで良い、と考えている。この考えを変えるには、評価制度が必要です。 評価制度にこれらを盛り込むことで、「仕事」になります。
そして、文化に。
社長!聞いてますか?
「当たらなければどうということはない」(シャア・アズナブル談)
経済産業省が提唱しているDX。その存在も昨年までは、誰も知らなかった。「誰も」とは、言いすぎかもしれないが、中小企業の経営者が普通にDXと口にしている状況は、唖然とする限りだ。AIしかり、5Gしかり。
RPAもその代表例の一つと言えるツール(テクノロジー)だ。ここではあえてツールという表現をするが、この表現こそが問題の本質だと私は考えている。 なぜなら、RPAを導入している企業において、成果がでている企業と成果がでていない企業に、はっきりと二極化してきているのだ。その二極化するのには原因がある。基準・ポイントといってもいいかもしれないが、明確な「 分かれ道」が存在しているのだ。
成果がでていない企業は、どうしても「ツール」としてRPAを導入し、その先の「自動化」だけを期待してしまうのが傾向だ。あるコンサルタントの集計によると、その確率は 95%にも及ぶ。現状の作業(業務の一部)をそのままRPAに置き換えようと考えるのだ。
その結果、「今まで人間が手作業で行っていた工程を自動化!」と社内でムダにPRし、走り出してしまう。流行に乗り遅れまいと、、、。誤解の無いように言うと、自動化自体は悪い考え方ではない。 後に触れるが、それが「 目的化」してしまっていることが問題なのだ。そして、その推進を現場の業務担当者へ「あとは、任せた!やってくれ!」と、現場からボトムアップと称して丸投げしている、というのがよくある中小企業の経営者のやり方。考えてみてください。現場の作業員としては、
「自分が楽になるのは良いが、自分の職が無くなるのでは?」
「うまく動かず、重大な事故が起きたら、責任が自分に及ぶ?」
「新しいものを覚えるためにエネルギーを使いたくない、今までのやり方のほうが慣れている、楽!」
という感じ方、考え方を十中八九するのだ。人間は誰しも、慣れていることのほうが良く、現状を変えたがらないのです。また、作業員の多くは、「 今までのやり方を変える = 自己否定」と感じ、現状から脱却できないのです。そのような現業務担当者に任せて、成功するでしょうか
まず、無理です。 95%失敗するという確率も納得する数字です。
また、失敗する企業のほとんどが、RPA化対象業務を「 現場から挙げさせた業務」としています。現場サイドは、前述した通り、
リスクを負いたくない
自分の職がなくなるような施策をしたくない
今までのやり方が慣れている
この仕事はRPAに渡したくない(好み)、
こういう視点になります。要は、最初から「 骨抜き状態」なのです。骨抜き状態の業務を「現場からの声」と称して、一生懸命RPA化しようとしているのです。そして、すべてを完了した後、当初目標としていた「自動化」→「業務効率化」→「内部スタッフの人員削減」→営業部門強化 という成果はまず得られず、1人減または、0.5人減という結果になっています。いや、まだ1人減になったらいいほうかもしれません。そして、多くの中小企業経営者は結果だけを見て、「 RPAでは成果はでない」と安易な判断を行う、というのが失敗企業の95%だ
はっきり言おう、
経営者は、政治家のまねをすべきではない
会社の方針はこうだ! 現場の担当者が進めろ! というように自分がRPAの本質を分かっていない状況で「指示するだけ」ではこの通り失敗するのです。問題の本質は、 社長(またはDX推進者)! あなたですョ!
では、どのように導入している企業が成功しているのか。それは、RPAを活用し、「 全社的デジタル業務改革」というアプローチをしている企業だ。まず、社長または、DX推進担当者(推進担当部署)が旗を振るべきなのだ。特に社長が旗を振るべき!
対象となる業務は、主観が入る現場の担当者が選ぶのではなく、推進担当者が全社的に見て効果が大きい業務から選定すべきだ。「この業務は無理だろう、、、」「この業務を対象にすると現場が反対して、、」という余計なことは考えるべきではない。
目標・目的はあくまで「 企業文化の変革」なのだ。
そのため、業務の廃止、変更、外注化、全社ルールの変更まで、抜本から見直しを行うことが必要だ。同時に企業文化の変化に貢献した社員のために「個人評価制度の見直し」も必須だ。DXを中心とした変革を行う場合、「壊す」「変える」という作業は必ず伴う。ほとんどの社員は、「改革」や「変革」をしたいとは考えていない。これまで通り作業できればそれで良い、と考えている。この考えを変えるには、評価制度が必要です。 評価制度にこれらを盛り込むことで、「仕事」になります。
そして、文化に。
社長!聞いてますか?
「当たらなければどうということはない」(シャア・アズナブル談)