最近の夏は、釣り人にとって過酷な季節ですよね。
そしてその暑さによって、大きな負担がリールにも掛かります。
今回は夏のリールトラブルとその対処法を紹介します。
暑さでリールが・・・
最近の夏って30℃以上は当たり前で本当に暑いですよね。
そんな暑さの中で釣りをするのはとても大変ですが、釣り人同様、 リールにとっても過酷な季節なんです。
いつも通り使っていても、「いきなり不具合が・・・」なんてことも。
そこで今回は、夏に気をつけたいリールトラブルと、その対処法を紹介します。
?@オイルの流出
まず気をつけないといけないのが、暑さによる “オイルの流出”です。
他の季節に比べて速いペースでオイルが切れてきます。
オイルは主にベアリングに用いられていて、オイルが切れてくると 巻き心地が悪くなったり、ラインローラーの動作不慮を招きます。
オイルが切れた状態で使っていると、ベアリングや周辺のパーツが摩耗してしまうので、 こまめにメンテナンス を行いましょう。
?Aグリスの流出
出典・ photoAC
グリスは主にドラググリスとギアグリスの2種類があります。
ドラググリスは、その名の通りドラグに入っているもので、高い気温とドラグ作動時の摩擦でかなりの高温になります。
ドラググリスが切れてしまうと、ドラグ内に入っているフェルトやカーボンの ワッシャーが極端に摩耗し、ドラグの 動作不良に繋がってしまいます。
ドラググリスを補充する際は、 たっぷり塗布 しましょう。
続いて、ギアグリスとはボディ内部のドライブギアやピニオンギアを保護しているグリスです。
このギアグリスが流れてしまうと、ギア同士がグリスを介さずに噛んでしまうので、急速に ギアの摩耗が進みます。
そうすると、ハンドルを巻いたときに決まった位置でゴロゴロ感が出ます。
近年のリールは防水性能が高くなっているので、外部からの注油が出来ません。
なので、定期的な オーバーホール に出すことが唯一の対策になります。
?B塩噛み
出典・ photoAC
海釣りで特に注意が必要なのが “塩噛み”です。
暑いことで水分の蒸発が早くなり、塩噛みの原因となる “塩の結晶か”が早く進みます。
近年のリールは防水機構の進化のおかげで塩噛みすることは少なくなっています。
とはいえ、できれば釣りが終わってすぐに水洗いするようにしましょう。
車内放置は厳禁です!
真夏の車内は、たった数十分で40℃以上に、1時間も経てば50℃にもなるようです。
そんな暑い車内に、リールを積みっぱなしにするのは絶対にNG!
なるべく風通しの良い場所か日陰で、保管するようにしましょう。
トラブルが起きやすいと言っても、ちゃんと気をつけていれば問題はありません。
オイル、グリス、塩噛みに気をつけながら夏の釣りを楽しみましょう。
最後までご覧いただきありがとうございます。
X(Twitter) ・ Instagram のフォローお願いします!