当たり前のことを当たり前に行う組織=官僚制
ピラミッド型の組織図でしょうか。
もちろんフラットな組織構造の会社もありますが、
それだと会社は大きくなりません。
フラットな組織は40〜50人くらいの規模になると分裂します。
ベンチャーあるあるです。
大きな組織にするには階級構造を作らなければなりません。
表面上であれ、上司部下の上下関係を受け入れる必要があるのです。
大きな組織を動かすために
社会経済学者の マックス・ウェバー 氏はさらに
?@職務を専門化することで分業し
?A担当者が変わることで対応が変わらないように規則を明確化し
?B文章によって記録する
・・・といった特徴を挙げました。
これが 官僚の組織です。
官僚制というと「お役所仕事」「硬直的」の
イメージが付きまといますが、
実は当たり前のことを言っているだけです。
役所でも会社でも「もっと柔軟に対応しろ」と
担当者を恫喝する人は
「もっと柔軟に対応しろ (自分だけ特別扱いしろ)」
と言っているようなものです。
文章で記録を残すことも、
長く事業続けるのであれば当たり前のことです。
毎年「去年はどうやったっけ?先月どうやって処理したっけ?」
の繰り返しでは進歩がありません。
ただし、何事も程度の問題。
あんまり硬直的で文書主義だと 逆機能と呼ばれてしまいます。
逆機能とは
社計経済学者 マートン 氏は逆機能的組織学習を扱っています。
どういうことかと言うと、
組織メンバーが、ある状況で適切な反応を学習したとします。
ところがそれを機械的に、
他の類似状況に一般化して適応すると、
組織の予期しない望まない結果に終わることがある。
というのです。
これを逆機能と呼んでいます。
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