ひとではなく「組織」が学習し、記憶する
学習して ルーチンが改善すれば、
当然組織の生産性も向上していくはずですが
それに関してはアメリカでは戦前から
学習曲線の存在が広く知られていました。
実は、戦時下の航空機・輸送船の大量調達の際には、
学習曲線を使って原価計算をしていたのです。
しかし、人間が学習するのはわかりますが、
組織が学習するとはいったいどういう事でしょうか。
例えば同じ人数からなる異なる二つの
コミュニケーションパターン
「 車輪型」と「 サークル型」があるとします。
車輪型とは
センターとなるAさんがいて、そこからB,C,D,Eさんに
直接コミュニケーションを取るような形。
つまり1-1の関係が4つある集団のコミュニケーションのパターンです。
サークル型とは
AさんはBさんとCさんとコミュニケーションは取るが
DさんとEさんとは連絡は取らない。
同様にBさんはAさんとDさんのみ、CさんはAさんとEさんのみ
DさんはBさんとEさんのみ、EさんはCさんとDさんのみ
丸いテーブルに座った両隣の人のみと
ミュニケーションを取るようなパターンです。
メンバーがそのコミュニケーション・パターンを身に付けた後で
それぞれの集団メンバーを一人づつ入れ替えると
コミュニケーションパターンも入れ替わるでしょうか。
そんなことはなく人が入れ替わっても
手段としては同じコミュニケーション・パターンが持続します。
これは 組織記憶の一種だと考えられています。
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