リード・タイムの短縮化につながる
逐次行われているものだと思われがちです。
これを シーケンシャル・エンジニアリングともいうのですが
『 製品開発力 』によれば日本の自動車メーカーの
製品投入までにかかる リードタイムが
欧米のメーカーに比べるとずっと短く、
それは製品開発活動がかなり同時並行して
行われているからだと分かりました。
これを コンカレント・エンジニアリングと言います。
更に、シーケンシャル・エンジニアリングだと、
例えば、設計図面が完成してから、
実際に工場で生産を始めると
作業がしにくかったり、
新しい設備が必要になったりと
製造が難しいことが判明し、
結局、設計をやり直すというようなことが起こりえます。
開発段階から製造しやすい設計にする
デザイン・フォー・マニュファクチャリングを
考えるのであれば、
もっと早くから生産準備を始めて
設計者が設計している最中からやり取り
していればよいわけです。
このように、起こりうる問題を、
できるだけ早い段階から洗い出して、
できるだけ早期に解決する事を
フロント・ローディングと呼びます。
トヨタではSE活動と呼ばれている活動になります。
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