メキシコのロペス・オブラドール大統領
Cubadebate、2023年10月16日、 PL
ロペス・オブラドール大統領は、朝の記者会見において、キューバへの石油供給のためエクシムバンク(米国輸出入銀行)から制裁を受けたとするデマに関する記者からの質問に対し、力強く、このように返答した。
その記者は、キューバへの石油供給の決定が米国のジョー・バイデン大統領の機嫌を損ねていないかと質問し、これに対しロペス・オブラドール大統領は、米国はこの点についてとても尊重してくれており、これを問題にしていない、「これは右派が作り出したデマだ」、と返答した。
大統領は、すでにぺメックス(メキシコ石油公社)のアクタビオ・オロペサ会長がしっかり説明しており、反対派のウソを否定する声明をふたたび発表した、と言及した。
これについて米国との相違はないが、それとは関係なく、キューバ国民を助けられることならなんでもするつもりだ、これにはまったく疑う余地がなく、石油を含めてそうする、なぜならキューバ国民は、非人間的で不正な封鎖に苦しめられているからであり、われわれは彼らを見捨てることはしないし、いかなる外国の政府に許可を得る必要もない、われわれは自由で、独立し、主権を持っている、と大統領は、語った。
「石油を手に入れる方法がないから売ってくれとキューバ人がいうなら、もちろん売る。逆に医療専門家がいないから助けてくれとわれわれが言ったとき、新型コロナのパンデミックのときでさえ、キューバは医師を派遣してくれた。そのことにわれわれはとても感謝している」、と大統領は明言した。
われわれは、全世界的な友愛の信奉者であり、それがわれわれを他とは違う存在にしており、保守派と違うことは誇らしく思うところだ。われわれは他と同じではありえないし、正義とヒューマニズムを支持する運動によって現在のわれわれがある、と大統領は述べた。
われわれが求めているものは、すべての諸国民との友愛であり、正義と連帯だが、そのことで私は、共産主義者やポピュリストの一員にさせられる、と大統領は喝破した。
ロペス・オブラドール大統領は改めて、「右派による制裁デマ」を否定した。「もうひとつ、はっきり理解してもらうために。エクシムバンクから罰金を科せられ、支払いを拒否された、と何度も質問を受けているが、そんなことは何もないし、罰金もぺメックスに関係したこともない。なんでそんな話になるのかわからない」と述べたぺメックス会長による声明を再度引用した。
ロペス・オブラドール大統領の記者会見(2023年10月15日)
López Obrador: Nunca le daremos la espalda a Cuba
http://www.cubadebate.cu/noticias/2023/10/16/lopez-obrador-nunca-le-daremos-la-espalda-a-cuba/