ベネズエラ反体制派によるリンチ犠牲者の若者死亡: cubanews@blog キューバ･ニュース@ブログ

ベネズエラ反体制派によるリンチ犠牲者の若者　死亡

ベネズエラ情報･通信省のエルネスト・ビジェガス大臣はツイッターで、5月20日にアルタミラで反体制派の示威行動でリンチを受け、火で焼かれたベネズエラの若者オルランド・フィゲラが、今週土曜日（6月3日）の夜、心肺停止により死亡した、と発表した。

反体制派の構成員たちは、示威行動の最中に、チャベス主義者の親衛隊とみなされた一人の市民の命を奪おうとした。

エルネスト・ビジェガス @VillegasPoljak
5月20日にアルタミラで憎悪によるリンチを受け、火で焼かれた若者オルランド・フィゲラが心肺停止によりたった今亡くなった
2017年6月3日23:33

（上の写真）反体制派メンバーによって火をつけられる直前のオルランド・フィゲラ
（下の写真）火だるまになったオルランド・フィゲラ

逃げまどうオルランド･フィゲラ。そのあとを追う反体制派メンバー

数日前にニコラス・マドゥーロ大統領は、この事件を非難し、憎悪の連鎖により市民へのこの種の犯罪を奨励している、と反体制派集団の行動に警告を発した。

この事件はソーシャル･メディアや、国内外のマスメディアによって広く知られることになり、ベネズエラ極右の反体制派集団による示威行動の典型的なファシスト的行動として認識された。

オンブズマンのタレク・ウィリアム・サアブによると、今年の4月から5月にかけて起きた暴力的示威行動は、憎悪犯罪により20人の犠牲者を出しており、そのうちの8割がその政治イデオロギーの違いによって裸にされ、殴られ、リンチを受けている。

タレク・ウィリアム・サアブ @TarekWiliamSaab
ベネズエラの司法機構がリンチ殺人者たちに最大の刑罰を課すまで、これらの憎悪犯罪は増え続けるだろう
2017年6月4日00:34

反体制派に囲まれ、リンチをうけ、オイルを撒かれているオルランド・フィゲロ

一方、ベネズエラ当局は、これらの犯罪行動の促進者の摘発に取り組んでいる。

カラカスのリベルタドール市では昨夜、暴力行為を起こそうとしていた51人を逮捕した。内務省のネストール・レベーロ大臣が発表した。

ボリバリアーナ国家警察（PNB）の活動のあと、大臣は、トランスチャカオ（チャカオ市内のバスシステム）のバスで運ばれていた部材の大部分を押収した、と発表した。

公共秩序に重大な妨害を発生させようと計画していた反体制派の協力者である略奪者によって占められていた部材には、手作りの爆発物や迫撃砲などが含まれていた、と説明した。

逮捕者の中には未成年者14人、指名手配者1人、前科者数名が含まれていた、と大臣は述べた。「破壊活動を引き起こすために未成年者を利用する右翼テロリストを国際的に断罪するために、われわれは外務大臣と協力している」、とつけくわえた。

暴力集団の一員だった11歳の少年は対応する当局に引渡しされる、と述べた。

さらに大臣は、カプタゴンと呼ばれるドラッグの調査を実施すると発表した。これは、国内の反体制派や、海外のテロリスト集団が、その破壊活動を発展させるために利用しているドラッグである。