Cubadebate、2024年5月22日
この発売を前に、シングル「ケリア・サベール」が5月24日に、「アメリカ」が5月30日にリリースされる。
このアルバムについてのシルビオ・ロドリゲスの言葉を以下に紹介する。
盤に名前を付けるのは難しい。はじめは「カンシオネス・デル・シグロ21(メノス・ウナ)」(「21世紀の歌(1曲以外)」となるはずだった。そのあと「デスプエス」を思いついた。結局、「ケリア・サベール」に決めた。「キエロ・サベール」と呼ぶべきかもしれないが、これが私を突き動かすものだから。
今世紀のものではない唯一の曲が最後に収録されている曲、すなわち、「ルベン・マルティネス・ビジェナの二つの詩のためのメロディー」である。これは1970年代はじめにつくった。ロベルト・フェルナンデス・レタマールからマルティの詩のアルバムを作るよう頼まれたときで、パブロ・ミラネースやサラ・ゴンサーレス、アマウリ・ペレスの作品の出来がよかったので、おこがましいと断った。するとロベルトが、われわれ二人が尊敬していた1930年代の詩人で革命家のルベンの詩に曲をつけることを勧めた。ルベンのいくつかの詩に作曲することができたが、これを発表することを決めた唯一のことは、これら二つの激しいアレクサンドランの4行詩への私の接近であった。そのとき、エミリアーノ・サルバドール、エドゥアルド・ラモス、レオヒナルド・ピメンテルら、私を含めたあの往年のICAIC音響実験グループ(GES)のメンバーたちと録音した。今回の新たなバージョンも、参加してくれた優れたミュージシャンのおかげで、価値があると思う。
その他の収録曲は、現在のもので、バリオでのたくさんのコンサートで歌った。これらはいまの若くて痛めつけられた世紀のようだと思い、いつか良き日に翼が生えることを願っている。
シルビオ・ロドリゲス・ドミンゲス
2024年2月29日
参加ミュージシャン:
ギター、ビウエラ、パーカッション、ボーカル:シルビオ・ロドリゲス
ピアノ:ホルヘ・アラゴン、フランク・フェルナンデス(「アンヘル・シエゴ」)
ドラムス、パーカッション:オリベル・バルデス
ビブラフォン、コンガ:エミリオ・ベガ
ベース:ホルヘ・レジェス
トレス:マイケル・エリサルデ
ギター:ラチド・ロペス
フルート、クラリネット、コーラス:ニウルカ・ゴンサーレス
チェロ:アリーナ・ネイラ
バイオリン1:ハビエル・カンティージョ、アナベル・エステベス
バイオリン2:アイリン・ピノ、ジェニィ・ペニャ
ビオラ:グレチェン・ラブラダ、オスバルド・E・カストロ
チェロ:ロベルト・カルロス・ラミーレス、カロリーナ・ロドリーゲス
コーラス:マルバ・ロドリーゲス
レコーディング・スタッフ
ディレクター、プロデューサー:シルビオ・ロドリゲス
レコーディング、ミックス:オリンピア・カルデロン・アリアス、メルリン・ロレンソ
レコーディング:ヘルシィ・ベルク(「ダンソン・パラ・ラ・エスペーラ」)、フアン・カルロス・デルガド(「アンヘル・シエゴ」)
マスタリング:オレステス・アギラ
プロデュース・アシスタント:フアン・マリオ・チャベス
補佐:オルランド・バルデス
撮影:ダニエル・モルジンスキ
デザイン:アリスティデス・トーレス
キューバ、ハバナのオハラ・スタジオで2019年〜2024年にかけて録音
シルビオ・ロドリゲス 「ケリア・サベール」
シルビオ・ロドリゲス 「ルベン・マルティネス・ビジェナの二つの詩のためのメロディー」(2018年ハバナでのライブ)
シルビオ・ロドリゲス 「アメリカ」(2018年ハバナでのライブ)
Nuevo álbum de Silvio Rodríguez: Quería saber
http://www.cubadebate.cu/opinion/2024/05/22/nuevo-album-de-silvio-rodriguez-queria-saber/