♪♪ 今回は3つのマイナースケールの違いです
?@ Natural Minorは自然なマイナーの雰囲気を持っている
でもこのスケールでコードを作ろうとすると、
トニックで終わった感じを出すためのコード進行があまりはっきりしない。
原因はスケールの7番目の音。
また後日、コード理論で詳しい説明はするけど、
トニックで曲が終わった感じを強く出すための方法として
ドミナントモーションって方法がよく利用されます
そのためには、そのスケールの5番目の音が、
【ドミナント7th】コードじゃないとダメなんですが、
Natural minor scaleの音は、7番目が『シ♭』になるので
G7コードになりません
そのせいで、Natural minor scaleで曲をつくると
ハーモニーがあまりよくない曲になります
?A Harmonic minorはそこを修正するために作られた
マイナーのコードでハーモニーを良くするために、
スケールの7番目の音を修正したスケールができました
それがHarmonic minorです
これでハーモニーが改善されたので、
完ぺきなマイナースケールの完成!っていいたいところなんだけど
Harmonic minorは、逆に
スケールの6番目と7番目が広くなりすぎて、
メロディが自然じゃなくなります。
?Bそこでメロディを修正したMelodic minorができた
Melodic minorは
・G7のコードを残すため7音目はそのままにして
・広がりすぎた感覚を狭めるため6音目を修正している
ところが、このスケールも
構成音がほぼMajor scaleと同じであるため
マイナーの雰囲気があまり出ないっていう欠点ができてしまいます
なかなかうまくいかないものです(ノД`)・゜・。
■ここは余談ですヾ(*・ω・)ノ゜+.気にしなくていい
そこでMelodic minorは、対応策として
メロディが下降するときに
Natural minorの形に変化させて使われてました
この意味から
通常、melodic minorといった場合は
上昇・下降の形をあわせて
1つのmelodic minor scaleと考えます
C melodic minorの場合
上昇時(ドレミ♭ファソラシド)
下降時(ドシ♭ラ♭ソファミ♭レド)の形のスケール
が!( ゚д゚ )
現代の曲において、上昇や下降をし続けるだけのメロディっていうのはあまりないので
今は、その場面にあった音使いで使わることが多く
上昇・下降に関係なく
上昇時のほうの形だけをMelodic minorと捉え、
これを正式名でReal melodic minor scaleと呼ぶようになってます
また、今では
通常melodic minorといった場合は
Real melodic minorを省略していうことのほうが多いので、
こっちの形をイメージしておいてください。
まとめ)
この3つのマイナースケールは
それぞれに特徴と欠点を持っているので
3つスケールをうまく組み合わせて使うのが一般的です
ただし、
3つのスケールを合体させて1つのスケールにするわけではないので、
使い方には気を付けること
【スポンサーリンク】