♪♪今回はモードの使い方について少しふれます
まずモードには
民族的な音楽というニュアンスが先にあります
●スケールがメロディを音程的に利用するために
音楽的に作られてきた音楽のものさししだとすると
●モードは、民族的な音楽において、
その民族ごとにつむがれてきた独自な音楽において
よく使われてきたものが音階として残されてきたもので
音程的にも鍵盤などで演奏できないものもあるので
実際の民族音階的なモードの種類は
相当な数が存在しているようです
そのうち現在の
1オクターブ半音12音(12平均律)で
演奏可能な音階としてよく使われるのが
?@Ionian
?ADorian
?BPhrygian
?CLydian
?DMixolydian
?EAeolian
?FLocrianの7種類です
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これらの現代の音楽で利用されるモードとして
その使い方を考えた場合、
大きく分けると2つの使い方があります
?@コード進行感のある曲において、
そのコードに対して利用するスケールの選択肢として。
?Ajazzにおいての「純粋なモード音楽」に対して
コード進行を見せない演奏に利用するため。
Point!
曲にはかならず
コードがあるわけじゃなくて、
あえてコードを見せないように作られる音楽もあるので
今回の話で、そこも意識してもらうといいかもね
ヾ(*・ω・)ノ゜+.
どちらの奏法も、
音楽理論の内容が進めば説明はあるのですが
しばらくは?@が出来るようになることが目標になります
今回はそのさわりだけ紹介しておきます
?@コード進行に対してのモードの選び方
たとえば曲が、key=C で
次のようなコード進行があったとします。
|D-7 |G7 |Cmaj7 |
アドリブをするとき
それぞれのコードに対して、
何のスケールを選択するかを考えます
曲のKeyがCなので、
平行するモードは、
?@C Ionian
?AD Dorian
?BE Phrygian
?CF Lydian
?DG Mixolydian
?EA Aeolian
?FB Locrian となる。
これらは構成音が同じなので、
どのモードを使っても結局、
同じ音を使っていることになる
なので
|D-7 |G7 |Cmaj7 |
|C Ionian |C Ionian |C Ionian |でも
|D Dorian |D Dorian |D Dorian|でも
|E Phrygian|E Phrygian|E Phrygian|でも
・・・
・・
|B Locrian |B Locrian |B Locrian |でも
同じ構成音を使っているので、
曲の調性はくずれない。
しかし、曲の進行感をより出しながら
アドリブをするなら、
|D-7 |G7 |Cmaj7 |
|D Dorian |G Mixolydian|C Ionian|
のようなモードの選び方で、それぞれの
Tonic、Center tone、Character toneを意識して
アドリブする。
コード進行の仕組みがより高度にできたり
スケールの理解がすすむと
そのコードに対して使えるスケールの選択肢が
どんどん増えていきます
ここは音楽理論を進めていくうえでの
楽しさですね(●´艸`)フ゛ハッ
ちなみに?Aの純粋なモード音楽とは、
コード進行が複雑化していった時代の後に、
それとはまた別のスタイルの音楽として
生み出された奏法で
モードを使って、コード進行感を出さずに
曲を流していく。
(演奏方法)
この時、旋律も伴奏もBassも、
モードの音から自由に音を選び、
センスで曲を演奏していく
伴奏は、コードを弾くのではなく
モードの音から、2、3音を選び自由に弾いていく
→モード音楽はコードを見せない音楽
演奏にはセンスがいる。