♪♪今回はアナライズの方法です
diatonic reharmonizationのアナライズは
それぞれの役割をアルファベットで書きます
dominant root subdominant
upper structure(SD/D)とは
?X7(sus4)のことです。
このSD/Dは
その曲での使われ方で
その役割はSDともDとも解釈できます
復習)
以前にも触れましたが
Dominant7th(sus4)コードは
その構造は演奏上
SDコード/5 of key(←bass音)の形で
?X7(sus4)コードとなり
また
その利用の方法は
?@?X7の代わりとして用いられるもの
→直接ドミナントモーションする
?A?X7の前に一度猶予を持たせるもの
→直接はドミナントモーションしない
の2つがあります。
くわしくはここで
→ ?X7(sus4)の説明?@ドミナントモーションについて
→ ?X7(sus4)の説明?A演奏上のヴォイシング例
【スポンサーリンク】
そこを踏まえながら、
diatonic reharmonizationをすると
次のようなやり方が考えられます
例)この曲をreharmonizationしていきます
まず、各コードの
diatonic reharmonizationの
アナライズを書いていきます
?X7(sus4)の?@は、
ドミナントモーションしているので
→「D」と捉える
?X7(sus4)の?Aは、
?X7の前で猶予を持たせているだけで
ドミナントモーションは直接していない
→なので「SD」と捉えてみる
以上から
コードの役割をまもりつつ
Diatonic reharmonizationしてみます
reham.例)
Diatonic reharmonizationは
フレーズの音価なども考慮して
同じ役割のコードから選択していきますが
今回は進行だけなので
前半は5度進行をベースに組み替えてます
よく使われる3625進行のパターンです
後半はそのまま?T?W?X進行の流れのまま
一部を?Y−にして組み立ててます
前後半とも、
元々の?X7(sus4)コードの位置にも
うまくD、SDのコードが入ってます
コード進行感はずいぶん変わりましたが
小節ごとの役割は
おなじものなのでこの変化を
楽しんでみてください
(●´艸`)フ゛ハッ
■deceptive resolutionに注意
reharmonization後の
2小節目?X7thコード?@と
4小節目さいごの?X7(sus4)コード?Aは
どちらも「D」の役割なので
本来ならドミナントモーション
しているはずの進行なのですが、
Point!!)
reharmonizationにより解決先が変わったため
解決先が「?T」でなくなった結果
→ドミナントモーションではなくなってます
このような
本来の解決先以外に向かう
コード進行のことを
→deceptive resolutionといいます
(ゴマカシカイケツとも呼ばれる)
Diatonic reharmonizationによって
進行を組み替えていくと
deceptive resolutionすることも増えますが
このdeceptive resolutionは
ディセプティブの効果を
意図的に狙って進行を組み立てるものなので
ここから先のコード進行は
より複雑な組み立てが可能になります
●deceptive resolutionの強さにも注意
?X7コードが?Tへ向かう代わりに
?V−や?Y−などの
おなじTonicの仲間に進行する場合は
ディセプティブ感はあまり強くなく
?Wや?U−などの
ほかの役割に進行する場合は
ディセプティブ感は強くなります
その結果
コード進行のアナライズは
判断がだんだん難しくなるので
ここからは注意して
曲全体を見るようにしましょう
(●´∀`)ノ+
ひとまず今回は以上です
次回は、何曲か実例をはさんで
reharmonizationの練習をしましょうか
連休明けたら更新遅れるとおもうから
がんばるよおおヾ(*・ω・)ノ゜