3日間はCrow Indian reservationに滞在したが、あと4日は一緒に車でトライブをしながら
いろいろな話をしながら、一生忘れることのない旅をした
彼は40代後半のアメリカ人
今だに彼との付き合いはある
毎日連絡を取り合うような関係ではなく、
離れていても、いつでも、一瞬にして気が合うソウルメイトに近い存在である(私にとっては)
彼にとっても私は少しだけは特別なようで、最近自主出版した詩集を先日いただいた
Crow Indian reservationでの見学を終えたのち、私たちはルートを北上し、BlackFeet Indian Reservationへと向かった。Billingsはちょっとした町だが、一歩外をでるとそこはまるで別の惑星を車という宇宙船に乗って移動しているような感覚に陥ったことを覚えている
対向車はほとんど通らない道を1日走り、エンストでも起こしたら、いったい誰が助けに来てくれるんだろう?という心細さと、荒涼とした草原を走り、自分の責任でもって行きたい場所へ行く自由、を感じたことを覚えている
町の人口が400人未満の町や、あまり気を遣っていないトレーラーハウスのサイトがあったり、ガソリンスタンド以外のお店が見当たらない集落があり、少し寂しさと感じたのも覚えている
産業がないというのは福祉政策で生活せざる得ない状況もあり、Middle of No where においては、外から人々が流入してくるわけもなく、狭い地域で縛られて生きていく人々もいるんだろうな〜と思いをはせるときネガティブな気持ちにもなる反面、人々とのつながりも強固でしっかりしたものなんだろうなと想像しながら流れる風景を車の中から眺めていた
バッファローの保護区を車で走り抜けた時、バッファローの塊を見て、昔はこの群れを集団で狩っていたんだなと思った。 バッファローバーガー なるものを食べたが、ゴム草履を食べているような気分になるほど、筋筋がいっぱいあって食べにくかった
純血バッファローは今は存在せず、牛との掛け合わせであるというような記憶がある
それでもバッファローは大きかった
満天の星が点灯のない荒野の中ではよく見えた
あの当時はまだ目がそれほど悪くなかったので、ゆっくり流れる時間尾中で、キラキラ光る星をただ見つめお互いに無言でその場にただ存在していることに感謝する時間を過ごした
彼は「沈黙が苦じゃない相手はそんなにいない。君は特別だ」というようなことを言った
私も彼の存在は、尊敬と共感と羨望といった感情をもって受け止めていた
今でも彼は人生のメンターである
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