1.はじめに
もったいない観光地シリーズです。今回は、宮城県名取市にある 「東北地方最大の古墳 雷神山古墳」 について投稿したいと思います。
2.雷神山古墳について
(1)雷神山古墳の位置
まず、雷神山古墳の位置を以下に示します。古墳がある場所の住所は宮城県名取市植松字山です。 小字名が「山」です。地名は「山」ですが、航空写真でみると、前方後円墳の形状です。
(2)雷神山古墳の概要
雷神山古墳の概要について、以下に示します。
・場所:宮城県名取市の南側(名取ヶ丘の南側、JR館腰駅の近く)
・特徴:東北地方最大の古墳(日本最大の古墳は大阪府堺市の大仙陵古墳:墳丘長486m)
・形状:前方後円墳
・規模:墳丘長約168m、高さ12m
・築造年代:4世紀後半〜5世紀前半頃(良く分からないようです)
・史跡指定:国の史跡
この古墳ですが、元々自然の丘で、その削り出した土を盛土として使用して築造しているようです。宮城県内で義務教育を受けた方はこの古墳の名称は一度は耳にしたことがあると思います。この古墳が目立たなかったのか、宮城県の教育委員会が適当だったのか判りませんが、この古墳の発見、史跡指定は昭和に入ってからです。宮城県による地形調査は昭和25年、昭和31年に国の史跡指定、史跡公園としての整備は昭和51年からです。小字が「山」ということだったので、地元の方も山としか認識していなかったかもしれません。
この雷神山古墳に限らず、仙台市若林区にある「遠見塚古墳」も酷い目にあっています。遠見塚古墳は、戦後に日本を占領したアメリカ軍が昭和22年にお隣の霞目飛行場拡張工事に使う土を取った際には、後円部の半分が破壊されています。その後、国道4号仙台バイパスが開通し、元の形状に戻ることができない状態になっています。仙台市太白区にある「愛宕山横穴墓群」も似たような扱いを受けています。愛宕大橋のすぐ近くにある遺跡ですが、開口している横穴は第二世界大戦中に防空壕として使われたり、民家の物置きにされたりして、その後、周辺の宅地開発で破壊されたものもあったようです。
(3)雷神山古墳の様子
私が雷神山古墳を訪れた際に撮影した写真一部を以下に掲載します。ここでタイトルに記載した 「もったいない観光地」 ということについて説明したいと思います。
史跡公園の入口は名取ヶ丘の住宅地の南側です。駐車場も整備されています。駐車場から古墳までは徒歩で坂を登ります。一応、史跡公園を一周できるよう、園路も整備されています。古墳自体は元々山を切り飛ばしたものですので、 古墳からの景色は良好 です。仙台空港から離発着する飛行機を観ることができます。
もったいない部分は、古墳のうち前方部に墓地があることです。樹木で気持ち目隠ししていますが、古墳の上に墓地があります。古墳は墓のデカいバージョンなので、その上に墓地があるのは、土地利用の目的は合っています。しかし観光地となると、この墓地の存在が残念でなりません。
結構広い敷地なので、一度は行く価値がある場所です。
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