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2020年06月18日

世界各所で火種が噴出している!【世界情勢】

『紛争の炎が世界各所で噴出している!』
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コロナ禍による、世界各所での感染拡大と共に各所で紛争の炎が噴き出しています。

日本でも、イージスアショア配備プロセス停止が決定するなど、かなり危険な兆候となっています。

今後世界はどうなるのか?紛争が各所で多発するのか?

そんな、世界情勢の今後を考えてみます。
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(1)北朝鮮態度硬化により半島情勢はどうなる?!

朝鮮半島では、北朝鮮による急な態度硬化により情勢が急速に悪化しております。

ついに、開城の南北共同連絡事務所の爆破まで事態が進展しました。

日本では、イージスアショア配備プロセス停止という半島情勢に影響を与える決定が起きています。

1.1 予告通りに爆破された事務所

北朝鮮は、脱北者団体による体制批判ビラ散布に対して開城にある南北共同連絡事務所の爆破を予告していました。

2020年6月16日にすぐに爆破が実施されるという、かなりのスピードとなっています。

図1 爆破される事務所
図1 爆破事務所.jpg
引用URL:https://img8.yna.co.kr/photo/yna/YH/2020/06/17/PYH2020061700690001300_P4.jpg

爆破されたのが、象徴的な高層ビルではなく低層建築物であることに北朝鮮の意図があるでしょう。
『韓国側にさらなる譲歩・米国との直接交渉』
今後も状況はエスカレートする可能性はあると考えます。

北朝鮮は、宣言したことは本当に実行するという特性があります。

すぐに軍事行動とまではいかなくても、ミサイル発射等の威嚇が発生する可能性があります。
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1.2 金与正はNo.2となったのか?
今回の北朝鮮の行動については、一貫して「金 与正(キム ヨジュン)」第1副部長の声明で行われています。

図2 金与正
図2 金ヨジュン.jpg
引用URL:wiki

かつて本ブログで書いた、 金正恩のプロデューサーと言われた人物が全面に登場してきました。
(参考記事):『 【北朝鮮】軍事パレードに登場する兵器、人物で見えてくるもの!
補佐役と思われていた、妹の金与正がここまで全面に出てくる新しい状態です。

金正恩委員長の重体説は本当なのか?役割分担をしているのか?

今後、北朝鮮の動向から目が離せない状態となるでしょう!

1.3 イージスアショアは悪手になってしまった。

2020年6月15日に河野防衛大臣から、イージスアショア配備計画の停止が発表されました。

図3 イージスアショア
図3 イージスアショア.jpg
引用wiki

落下する発射ブースターの安全性と、改修コストが多大にかかるとの理由で計画停止となりました。

まあ、LCC(ライフサイクルコスト)の面から、多額の価格上昇となるのであれば停止はやむおえない判断といえます。

むしろ、きっぱり判断を下した河野防衛大臣を評価したいと思います。

ただちょっと、悪いタイミングに結果としてなってしまいました。

ロシア中国・反戦平和団体にとっては、日本世論を喚起すれば政策に干渉できるという成功体験を与えてしまいました。

今後、同様の事態がさらに露骨になるでしょう

イージス艦の増強は、トータルのコストではイージスアショアより高くなります。

ゼロベースで見直しを行い、改めてイージスアショア導入を進めるべきでしょう。
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(2)ポーランド軍、チェコに侵攻!世界各地で軍事行動が激化!

世界各地で、コロナ禍における対応のさなかに軍事衝突や軍事行動が頻発しています。

明らかにコロナで世界が変わり始めている証拠と言えるでしょう。

今後、アフターコロナの時代には何があるのか?!

2.1 ポーランド軍がチェコに誤って侵攻・占領するハプニング!
BBCが報じたところによりますと、5月下旬にポーランド軍が誤って隣国チェコの一部に侵入して占領してしまう事態が発生しました。

図4 ポーランド軍
図4 ポーランド軍.jpg
引用URL:wiki

ちょうどコロナによる、国境管理厳格化の支援に来ていた陸軍が誤ってチェコ領シレジア地方で発生しました。

図5 チェコシレジア地方
図5 シレジア地方.png
引用wiki

複雑に入り組んだ国境線で、国境線の標識を間違えてしまったのが原因のようです。

ただこの地域(シレジア地方)は、ポーランドとチェコの間で過去に領土紛争にもなった地域です。

偶然と誤解とは言え、危うく紛争になりかねない事象です。

2.2 中国インドで小競り合い続発!

同時期に中国とインドの国境付近でも、武力衝突まで至らない衝突が発生しています。

インド北部のガルワン渓谷の国境付近に、中国軍兵士が入りこみ衝突が発生しました。

図6 インド中国衝突の発生地域
図6 インド中国.jpg
引用URL:https://amd.c.yimg.jp/amd/20200616-00000032-jij_afp-000-16-view.jpg

ちょうど中国側はチベット自治区に隣接する地域です。

双方合意の下で武器の持ち込みが禁じられている地域のため、投石や殴打での衝突となっています。

下手をすると、大規模な衝突の火種となる可能性もある事件です。
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(3)同時多発的に紛争が発生する可能性がある。

コロナ禍により、確実に世界の状況が変化してきています。

各国が国境を閉鎖するなど、信頼醸成より自国の安全を優先し始めています。

3.1 米国も情勢が不安定になった。

米国に至っては、国内のデモに対して連邦軍の投入が行われるまでになってきました。

図7 ホワイトハウス前
図7 ホワイトハウス前の軍.jpg
引用URL:https://ichef.bbci.co.uk/news/2048/cpsprodpb/10D83/production/_112759986_mediaitem112757220.jpg

米国の国内情勢も、かなりまずい状況となっています。

暴動鎮圧のために連邦軍を投入することは可能となっていますが、国内分裂の事態になりかねません。

米国も、今年いっぱいは動けないとみるべきでしょう。

3.2 アフターコロナは全ての常識が変化する。
アフターコロナの時代には、コロナ禍前には考えもしなかったことが発生するでしょう。

最悪の場合ですが、日米安全保障条約が破棄される状況も考慮に入れるべきです。

そんな時代になってきたといえます。

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posted by sstd7628 at 15:43| Comment(2) | TrackBack(0) | 世界情勢
この記事へのコメント
bguさま、コメントありがとうございます。
イージス艦の場合は、イージスシステム要員の養成に時間が掛かり素質も要求されますので、簡単に陸上部隊の縮小等で人員を抽出できるわけではありません。
現状8艦の要員と教育部隊、予備員で一杯いっぱいといえます。
イージス艦の増強は、あまり現実的ではないと考えます。

Posted by 管理人 at 2020年06月22日 14:47
記事更新お疲れ様です。イージス・アショアの撤回に際してDDGを増強するとなった場合海自は陸警隊等の陸上部隊の人員削減や解隊で充足を満たすというのはあり得るのでしょうか?
Posted by bgu at 2020年06月21日 21:28
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