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2020年ごろに、北朝鮮軍に関する本が登場したと聞いてから2年が経過して最近ようやく購入することができました。
「朝鮮民主人民共和国の陸海空軍」(The Armed Forces for North Korea )と呼ばれるオランダで発行され日本語版が出たものです。
図1 表紙
近年北朝鮮に関する本や特集はあれど、陸海空軍に関してここまで情報を集めた本はないでしょう。
お値段以上のすごい価値のある本として、北朝鮮を理解する上で必須本です!
(前回記事):『 【軍事技術】VLSの洋上再装填が話題なので・・・ 』
\こちらもご参考に!PR/
(1)お値段以上のすごい価値のある北朝鮮軍の書籍
以前から、本ブログでは北朝鮮関係を追っかけていましたが基礎情報が足りないと痛感していました。
(参考記事):『 【北朝鮮】イスカンデルミサイルもどきを再整理してみる! 』
図2 北朝鮮
引用URL:https://img9.yna.co.kr/etc/inner/JP/2017/05/22/AJP20170522000500882_01_i_P2.jpg
そんな中で、北朝鮮軍に関する本が外国で登場すると聞いて待っていました。
1.1 OSINTサイトOryxから登場!
北朝鮮の陸海軍に関する本を出版したのは、オランダに本拠地を置くOSINTグループOryxです。
図3 Oryx
引用URL:https://1.bp.blogspot.com/-HLfgaUHRLnc/XwNGwWwCQYI/AAAAAAAAN5g/Uh4v-kIdiWoEuTZgIs6TUabEYBEzGswDgCK4BGAYYCw/s1600/23.png
私が最初にoryxを参照するようになったのは、沿ドニエストル共和国の情報を捜索する中で偶然出会ったものです。
(参考記事):『 【世界情勢】ルーマニアをめぐる世界情勢がロシアの戦争の火種になる! 』
この中で、ルーマニア情勢の発火点の一つとしてトランスニストリア(沿ドニエストル共和国)の情報を探していました。
日本語サイトでは、まず発見できないであろう沿ドニエストル共和国の情報が入手でき非情に参考になりました。
1.2 北朝鮮情報の参考としても利用!
さらに、北朝鮮情報について日本では探しにくい情報のありかなども発信されていて非常に参考になりました。
図4 北朝鮮兵士
引用URL:https://militarywatchmagazine.com/m/articles/2017/12/28/images/image_5a47c8c37a0da5_72243078.PNG
突然パレードに登場した、ヘリカルマガジン装備の北朝鮮兵士などについても冷静な論評に関心していました。
1.3 Tarao Goo氏という貴重な存在
そんな中で、日本においてoryxの情報について翻訳・紹介しているというTarao Goo様という存在を知りました。
図5 Tarao Goo様のTwitter
引用URL: https://twitter.com/GreatPoppo
Tarao Goo様がいなかったら、発刊して間もなくの2021年に和訳版の本が登場することもなかったでしょう。
本気の情熱にて、北朝鮮軍本の和訳版出版に尽力した活動に敬意を表します。
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朝鮮民主主義人民共和国の陸海空軍 [ ステイン・ミッツァー ]
価格: 5,720円
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感想(2件)
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(2)5~6万円の値段が付いていても不思議じゃないほどの内容!
発刊された北朝鮮軍の本は、「朝鮮民主主義人民共和国の陸海空軍」という名称で発行されました。
近くの書店になかなか入荷せず、最近ようやく入荷して購入できました。
2.1 お値段以上の衝撃と情報の充実!
北朝鮮軍の本を入手して思ったことは,
・価格5〜6万円以上する本として売ってても不思議じゃないぞ!(税込み5720円)
・知りたかった情報が全部ある!
という衝撃の感想でした。
図6 先軍915
引用URL:https://x0.ifengimg.com/res/2021/230CC8EF7EA0DE38C48185CEACE1D746506CABEB_size312_w553_h333.png
今まで知らなかったことや、知りたかったけどどれが本当の話なのか不明だった部分が全部書いていました。
2020年までの情報ですが、十分北朝鮮軍を理解するうえで必読本といえます。
2.2 北朝鮮にT-72戦車はあるのか?
北朝鮮を調べていると、色々な戦車の写真が登場してくるのですが一つの疑問が根底にありました。
図7 T-72戦車
引用wiki
それは、T-72戦車が北朝鮮に存在するのかどうかというものです。
先軍915などT-72戦車に似た最新鋭戦車が出てくるものの、オリジナルのT-72戦車が登場する気配がありませんでした。
結果として、北朝鮮軍本では少なくとも1両のT-72戦車が北朝鮮に渡っているという情報が得られました。
しかも、T−62戦車をベースに国産化戦車にT-72戦車の技術が適用されていることが紹介されています。
2.3 北朝鮮海軍にOTOメララがあるのか?
また北朝鮮軍のウワサとして聞いていた中で、イタリアOTOメララ76mm速射砲が存在するという話がありました。
図8 北朝鮮展示会
引用URL:https://21stcenturyasianarmsrace.files.wordpress.com/2022/01/north-korean-naval-weapons-exhibition-2021.jpg
2021年の北朝鮮武器展示会には、OTOメララ76mm速射砲そっくりの兵器が展示されていました。
北朝鮮軍本では、この情報にも触れておりリビア経由で現物を入手した上で北朝鮮が国産化に成功して海外輸出までしてることまで書かれています。
図9 ミャンマー海軍
引用wiki
そうなると船体が中国技術援助で建造されたミャンマー海軍のフリゲートに、北朝鮮国産化のOTOメララ76mm速射砲が搭載されていた理由が説明できるわけですね〜?
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(3)やはりOSINTはすげえ!
北朝鮮に関する情報は、日本にいるとやはりどこかバイアスがかかった情報が多く入ってきます。
図10 核弾頭起爆装置
引用URL:http://www.journalist.or.kr/data/photos/20170936/art_1504486822.jpg
核弾頭起爆装置と思われる写真が出ても、日本では冷静かつ理論的な論評が期待できない状況です。
3.1 海外の冷静なOSINTは参考になる!
海外のOSINTを行うグループについては、北朝鮮核ミサイル問題に冷静かつ理論的な論評を行ってくれるので参考となります。
Oryxについてはウクライナ戦争にて脚光を浴びましたが、2013年ごろから着実かつ冷静にOSINTを行ってきました。
冷静なOSINTとその集大成としての書籍出版に今後とも期待しましょう!
3.2 keenedge1999様がサイトをオープンしましたよ〜!
そんな中で、旧ブログのころから経験と知識に富んだコメントを寄せてくださったkeenedge1999様がブログを開設いたしました。
(サイト):『 Keenedgeの湯治場(第二源泉) 』
ご贔屓にしてくださいね〜!
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