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2023年度予算において、84mm無反動砲(B)の調達が再開されるようです。
水陸機動団に配備が終了したから、いよいよ本格的に更新を開始するのかもしれません。
図1 84mm無反動砲(B)
引用URL:https://www.mod.go.jp/gsdf/gcc/ardb/images/main8.jpg
情勢急変を受けて、かなりの数量を一気に調達する模様です。
全国の部隊に、84mm無反動砲(B)が来る日も近い?!
(前回記事):『 【軍事技術】モロジー二のはみだしは痩せ馬対策かな? 』
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(1)84mm無反動砲(B)大量調達か?
84mm無反動砲(B)については、陸自では1980年からM2を導入していました。
図2 カールグスタフM2
引用wiki
冷戦時代には、ソ連戦車を撃破するために導入されていました。
1.1 325式もの大量調達?!
2023年の中央調達において、2017年以来となる84mm無反動砲(B)の調達情報が公表されました。
その後、入札公告が2023年6月22日に公表されましたが、驚くべき数量となっています。
図3 入札公告
引用URL:https://www.cals.atla.mod.go.jp/tyotatsu/kokok/45-69/announcement20230622173959.pdf
調達数量について、325式もの大量調達となっています。
納地については、霞ヶ浦駐屯地となっているため陸自関東補給処に納入されるのでしょう。
令和5年度予算概要書に記載がなかったため、結構驚きの調達数です。
1.2 今まではは53門のみの調達に留まる!
84mm無反動砲(B)については、水陸機動団への配備を優先して調達してきました。
図4 水陸機動団
引用URL:https://twitter.com/jgsdf_gcc_ardb/status/1670920641284030464/photo/4
しかしながら、水陸機動団の編成と共にあまり調達数が増えていません。
現在では、53門の調達(全数輸入)にとどまっていました。
1.3 なぜか対馬警備隊に配備されてる?
84mm無反動砲(B)については、教育用を除けば全て水陸機動団に配備されたと思われていました。
しかしなぜか、対馬警備隊にて運用されているのが散見されます。
図5 対馬警備隊
引用URL:https://twitter.com/camp_tusima/status/1519798612531761152/photo/2
試験的に対馬警備隊に配備したのか、もしくは運用を考慮して対馬警備隊にも配備したのか?
けっこう謎な光景となっています。
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(2)既存の無反動砲も老朽化している
かつて陸上自衛隊には、89mmロケット発射筒スーパーバズーカが配備されていました。
図6 M20スーパーバズーカ
引用wiki
84mmmm無反動砲は、スーパーバズーカを更新するために1980年から調達されてきました。
2.1 北海道でT-62戦車を撃破するため!
84mm無反動砲は、冷戦時代に北海道に上陸してくるであろうソ連軍T-62戦車を目標としていました。
図7 T-62戦車
引用URL:https://64.media.tumblr.com/839e8cfa25441713a0e145b9835c63f1/tumblr_nvkqffH87B1u0l55ro1_1280.jpg
赤い鉄の津波を撃破するため、当時としては年間100門ペースで製造され北海道の部隊に集中配備されていきます。
2.2 ようやく後方部隊まで84mm無反動砲が配備された
84mm無反動砲は、最初は普通科連隊に最優先で配備されていました。
そのため、本州の部隊や後方部隊にも84mm無反動砲が自衛用として配備されたのは2010年以降です。
図8 高射特科84mm
引用URL:https://twitter.com/JGSDF_MA_pr/status/1420632954334695431/photo/1
どんどんと老朽化は進んでいきます。
2.3 M4の誘導機能は陸自には不要
84mm無反動砲(B)導入時によく言われたのが、カールグスタフM4を導入しなかったのは無駄遣い!というものです。
図9 カールグスタフM4
引用URL:https://res.cloudinary.com/dkkd45ayz/image/upload/f_auto,q_auto,dpr_auto/w_8256,h_4644,c_fill,g_auto/w_1024,h_576,c_scale/episerver/a35d7629-24bf-48e4-b9fb-699f74dca0ee/20211221-sv-4147080-1.jpg
まあ最新型は、誘導ミサイルも撃てるようになって魅力的かもしれません。
しかしながら陸自にとっては、01軽MATがあるのでM3でも十分に使用できると判断したといえます。
下手にで電子機器を付けるより、確実な作動を選んだのでしょう。
問題はすでに、導入してから40年経過した無反動砲を更新する必要が出てきたことです。
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(3)空挺・即応機動連隊への導入を急ぐべき!
第1空挺団や即応機動連隊は、いまだにカールクスタフM2を使用しています。
図10 空挺84mm
引用wiki
老朽化した装備の更新は、すぐに行うべきでしょう。
数年後には、84mm無反動砲(B)を持った空挺団が見れるかも?!
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