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2021年05月30日

今日の役9 チートイツ(七対子)

字一色4.jpg


今日の役はチートイツ(七対子)です。チートイツは麻雀の役の中でも特殊なアガリ形の1つで、国士無双と同じく、4メンツ+1雀頭の形を成さない、数少ない役です。

チートイツ(七対子)という文字通り七つのトイツ(対子)から構成されています。

こんな特殊な形がどういう時に現れるのか?と問われれば、トイツ場やその傾向が強い場で出現します。


場を牌の寄り方で分類すると大きく3つに分かれます。

シュンツ(123mとか)ができやすいシュンツ場、そしてトイツ(11mとか)ができやすいトイツ場とその両方の特徴が混じった混合場の3つです。

すべての場がこの3つのどれか寄りの場に分類できるわけです。

トイツ場ができる理由は以前書きましたが「なぜトイツ場ができるのか?」を読んでもらえると理解しやすいかと思います。

トイツ場ではいくらターツが完成するのを待っていても1つもターツが埋まらないといった現象が当たり前に起こります。

例えばこういった手牌

334477m45p4455s南 

こんな時はメンツを作るのは諦めて(狙う手役を切り替えるという意味)、チートイツ作りを意識していくのが良いでしょう。

2−5mや3−6s等が埋まるのを待っていても1つも埋まらない時に、上家から出た2−5mや3−6sをチーして鳴いていく人が居ますが、無理やりメンツを作ろうとしてもこういう時の2−5mや3−6sは他家に固められているケースが多く、アガリどころかテンパイすら望めなくなってきます。

そんな時は割り切ってチートイツ狙いに移行する方がアガリも望めて大物手に化ける可能性もあります。

例えばこういう形

225566m3388p11s西 リーチツモ西 ドラ西

このアガリ形の場合、リーヅモ・チートイツ・ドラ2の跳満になります。

チートイツのアガリ形は2枚セットが7組という形の為、表ドラや裏ドラが乗るケースは必ず2枚セットで使用する形になります。

よってドラがある時にリーチしてツモると跳満になりやすいという特徴があります。(リーヅモ・チートイツ・ドラ2)


他にも

112244r5588m南南西 リーチツモ西 ドラ北

これならリーヅモ・メンホン(門前混一色)・チートイツ・赤の倍満になります。メンホン(門前混一色)チートイツの場合は跳満以上も狙える形になります。

あるいは

1199m11p99s南南西西北 リーチツモ北 ドラ東

このアガリはリーヅモ・ホンロウ(混老頭)・チートイツの跳満になります。

チートイツにホンロウ(混老頭)を組み合わせても跳満以上が狙えます。


今回のまとめ

・ターツが1つも埋まらない時はトイツ場を意識する

・トイツ場が濃厚だと感じたらチートイツ狙いを意識する

・チートイツにドラを使うと2枚セットで使用するので跳満以上になりやすい

・チートイツ+メンホン(門前混一色)やチートイツ+ホンロウ(混老頭)でも跳満以上になる

・跳満が欲しい時にはチートイツ作りも一つの手段

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2021年05月29日

今日の役8 チャンタ(混全帯?九)

純チャン三色.jpg

今日の役はチャンタ(混全帯?九)です。
チャンタ(混全帯?九)のフリー素材が無かったので純チャンの画像で代用させて頂きました、すいません。

チャンタを狙うのはどういう時?と問われるとすれば、あまり良い配牌ではない時だと答えます。

例えば

1279m11479p139s西 

こんな配牌の時です。チャンタ狙いの利点は最初から456牌を切っていくのと待ちが3,7になりやすい為に3,7を切っていく場面は少なく、相手リーチを受けてオリようと思えばいつでもオリられ、オリる牌にはあまり困らない所にあります。

チャンタ狙いはあるプロが提唱している「配牌オリ」に少し近いものになります。

配牌オリは2〜8をすべて切りながら放銃を避けつつあわよくば国士無双を狙うものですが、チャンタ狙いは少しオリているような打ち方で役を狙うことができるという点においてニュアンスが近いものになります。(チャンタは4〜6を全部切る)

チャンタ狙いの欠点としては門前で二飜、鳴いてしまうと食い下がり一飜になってしまい高い手になりにくい傾向にあります。

待ちにしてもペン3、ペン7待ちが残りやすく、テンパイスピードも遅くなりやすい傾向にあります。

では、どういう時にチャンタ狙いすると良いのでしょうか?

一つの例として字牌がドラのケース。

チャンタであれば雀頭に字牌、アンコでも字牌を使えるのでドラを頭にした3900、暗刻使いの8000というアガリ狙いで手を進めるのは良いと思います。

いざとなればオリる際にも端牌ばかりでオリるのにも困るケースは少ないでしょう。

例えばこういう手牌

123m13999p123s西西 ロン2p ドラ西

これならチャンタ・三色・ドラ2の跳満あります。

もう一つの例は1・9牌がドラのケース。

これも上の例のように雀頭や暗刻使いで3900、8000の手になります。

例えば

111789m1399s チー123p ロン2s ドラ1m

これならチャンタ・ドラ3の満貫でアガリ点としては十分でしょう。


後はピンフ(平和)や三色同順と複合するケース。

1399m123p123789s ロン2m

これはチャンタ・三色で満貫

123789m123p23s西西 ロン1s

これはピンフ・チャンタ・三色の満貫アガリのケースですが、アガリ牌が安目の4sではピンフしかなく(チャンタと三色が消える四飜下がり)子なら1000点アガリになってしまいます。

こういったケースであれば敢えてリーチせずにヤミテン(ダマテン)で高目のアガリ牌が出るのを待つ手もあります。

後、チャンタと役牌、ホンイツと組み合わせられるのでそうすると満貫には手が届きやすいでしょう。

チャンタ(純チャンも)の見える配牌からはテンパイスピードが遅くなりがち(ペンチャン受けが複数あるから)でタンピン系の見える手牌と比較するとアガリ点の低めの手になりがちです。(ピンフも付きづらく赤5が使えないから)

それでもチャンタ(純チャンも)という手にも狙い所があるというのは忘れてはいけません。

今回のまとめ

・チャンタ狙いはペン3、ペン7待ちが残りやすくテンパイスピードは遅くなる傾向が強く、高くなりにくい

・1・9字牌がドラの時には満貫も見えてくるし狙い目

・ピンフ(平和)や三色同順と組み合わせるパターンもある

・三色が絡んで高目安目で点数が大きく変わる時に注意


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2021年05月28日

今日の役7 イーぺーコー(一盃口)

純チャンリャンぺー.jpg

今日の役はイーぺーコーです。画像はリャンペーコー(二盃口)ですがフリー素材が無くてすみません。。
イーぺーコーという役も門前(メンゼン)でしか成立しない役で、
12233mや11233m、77889m、77899mといった形であれば比較的アガリやすいと言えますが、11223mとか78899mといったペンチャン待ちが絡んだり、44566mといった真ん中(5)の牌の待ちの場合、苦しい待ちだと言えます。

 数牌(マンズ・ピンズ・ソーズの1〜9全部)の内、3・5・7という牌は急所になりやすい部分になります。

時々同色牌で2468mとか2468pという形を見かけたりしないでしょうか?

俗に言う「西ヨーロッパ」という形です。(2468)

この西ヨーロッパ形が何を意味しているのか、ご存知でしょうか?

この形は間の3・5・7を他家に複数持たれている時に余った2468が手牌の中に来やすいという現象です。

こういう形になった時は「3・5・7の大半は他家にあるんじゃないか?」と疑ってかかった方が良いです。

この形が示すように、3・5・7は自分にとっても他家にとっても要の牌になりやすい部分です。

チャンタ・純チャンで待ちとして残りやすい3と7。

タンピンで必要になりやすい5(数牌の真ん中)。赤牌になりやすい5。

一気通貫で待ちになりやすいペン3、カン5、ペン7。

タンピンであろうとチャンタであろうと3と7は必要牌になりやすいですし、5はタンピンを狙うなら一番に抑えるべき牌でホンイツやチンイツを狙う際にも5の部分を中心に集めることになります。

2468という形になった時「こんな形で来る時はあまり良くない形だ」という意識でいた方が良いでしょう。


ただ、ここで一つの疑問が湧いてこないでしょうか?

2468が良くない形なら、なんで逆の357は悪い形じゃないのか?と。

理由は簡単です。357からはまだ変化があるからです。

3に2がくっついても23というリャンメン(両面)受けになりますし、7に8がくっついても78というリャンメン(両面)受けになります。

3・5・7の牌を単独で持っていてもくっつきによっていくらでも好形に変化するのでくっつき待ちの際にはこの牌を持っておくと良いでしょう。

今回のまとめ

・3・5・7の部分は急所になりやすい

・西ヨーロッパ形(2468)は他家に3・5・7を持たれている裏返し

・くっつき待ちには3・5・7を単独で持つといいかも

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2021年05月27日

今日の役6 役牌

字牌1.jpg

今日の役は役牌です。役牌というのは場の字牌(東場の東、南場の南など)と自分の家の字牌(東家の東、西家の西など)、三元牌(白・発・中)といった、三枚セットになると一飜つく字牌をすべてひっくるめて役牌と呼びます。

特に東場の東家の東と南場の南家の南は二飜役になる為にダブ東、ダブ南と呼ばれます。

字牌はトイツ(対子)にしてからポンするかアンコ(暗刻)にするかしないと一飜がつきません。

数牌(マンズ・ピンズ・ソーズの1〜9すべて)のように123や456といった、横に伸びる使い方ができない為に1ブロックとしての使い方がトイツ・アンコ・カンツの三通りでしか使えません。

役牌もピンフの使い方の1つの他家の高いリーチを流す時に使うような早アガリの為に使ったり、ホンイツを作る一環で役牌が重なったり、トイツ系の役であるトイトイ(対々和)、三暗刻(サンアンコウ)を作る時の副産物的に完成する時があります。

このようにアガリ時に使うこともあれば、相手のリーチを受けた時の安全牌として暗刻から切っていくこともできます。(三巡しのげるから)

役牌をポンしての1000点から大三元、字一色や小四喜・大四喜といった役満にも使える字牌にも複数の使い道があります。

今回のまとめ

・役牌ポンで他家のチャンスを潰すことが可能

・他家リーチの安全牌としてアンコから切って三巡しのげる

・役満にも字牌は必要になるから大切に


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2021年05月26日

今日の役5 一発

河1.jpg

今日の役は一発です。一発という役も門前(メンゼン)時にしか成立しない役で、リーチした宣言牌を切った一巡中にアガリ牌が相手から出るかツモるかした時だけに一発の一飜が付きます。

たとえ役なし(ノミ手)でもリーチをかけて一発でツモって裏ドラが乗れば満貫に化ける可能性があります。一発が付いて満貫止まりだった手も跳満になったりして裏ドラと同じようにちょっと手が高くなる可能性を含んでいます。

例えばこんな手牌

22345m34567p456s リーチ一発ツモ 2p ドラ4m

この手牌ならメンタンピン一発ツモドラの跳満ですが、リーチ前に3sを引けば345の三色が付き倍満にもなる可能性があります。

また、一発でツモアガリするとか一発で相手に放銃するとか一発で相手の当たり牌をキャッチするといった時、一発という役をその時の自分や相手の状態を量るバロメーターとして扱うことも可能です。

一発でツモアガリなら「今の自分は上向きの状態だな」とか流局時に一発で相手の当たり牌を掴んだと知ったら「一発で掴むなら今後の自分は要注意の状態なんだな」と認識でき、今後の自分の押し引きの参考にもなります。
また、相手リーチの当たり牌の引き方でもその時の自分の状態を量ることだって可能です。
(一発で引く、スジで引く等)

そう考えると何でもなく見える一発という役もたまたまできただけの役だという認識ではなくなるのではないでしょうか?

今回のまとめ

・一発ツモは上向き状態のサイン

・相手の当たり牌を一発キャッチは要注意のサイン

・当たり牌の引き方でも自分の状態を量れる


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2021年05月25日

今日の役4 ツモ(門前清自摸和)

通常1.jpg

今日の役はツモ(門前清自摸和)です。ツモという役はリーチやピンフと同じく門前(メンゼン)でしか成立しない役の一つです。リーチをかける、かけないに関係なく、門前の状態でアガリ牌を持ってくるとツモの一飜が付きます。

他家がアガリ牌を出すロン(栄和:ロンホー)と比べるとツモの一飜が付く分良い・偉いと言えます。

同じアガリを目指すのであればツモアガリの方を目指すのが良いと言えます。

なぜならツモアガリは自分の点数を増やしながら他家3人の点数を減らすことができる分、他家との点差をつけるのにも効率が良いからです。

例えばABCDという四人で麻雀を打った時にAがBから満貫のロンアガリしたとすると、Aが+8000、Bが−8000点になりAとBの点差は16000点となりますが、アガリに関係のないC・Dとの点差はアガリ点分の8000点しかつきません。(親がBCDのどれかの時)

これがAの満貫のツモアガリしたとなるとAが+8000点なのには変わりがないですが、Bが親なら−4000、CとDは−2000点となりAとBの差は8000−(−4000)=12000点、C・Dとの差は8000−(−2000)=10000点となりロンアガリした時よりもまんべんなく他家との点差が広がります。 

上2つの例から、特定の1人との点差を大きく広げる(縮める)のにはロンアガリが適していますが、3人との点差を平均的に広げ(縮め)たい時にはツモアガリが適していると言えます。


他にも他家から大きく離された点棒状況(ラス目)でこういうテンパイ(聴牌)形から

22235m789p11s西西西 ツモ4m ドラ9s

こんな風にツモってきたとします。こんな役もドラもなくて真ん中(5)に近いカンチャン待ちという愚形待ちでリーチする人がいるとすれば、そういう人は無謀な人です。

他家から追っかけリーチが入ると、相手リーチに放銃する確率が一気に高まってしまうからです。

他家から大きく離されたラス目(現状で4着)でこんな手をツモってきた時は浮上(今後上向きになる)のサインだと言えます。

点棒にしてみれば子で400−700、親で700オールという小さなアガリですが、こういうアガリは点棒以上に大きなアガリだと言えます。

ロンアガリ<ツモアガリ、というのは覚えておいてください。

今回のまとめ
・ロンアガリは1人との点差を広げたい時に狙う
・ツモアガリは3人との点差を広げたい時に狙う
・アガリ点が大きいアガリだけが良いアガリとも限らない
・基本的にはロン<ツモ


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2021年05月24日

今日の役3 ピンフ(平和)

345三色2.jpg

今日の役はピンフ(平和)です。ピンフという役は門前(メンゼン)でしか成立しないもので、門前で手組みする時にはまずピンフ作りを考えるといいでしょう。ピンフであれば他家の高いリーチをダマテン(ヤミテン)のまま流したりする事も可能です。

ピンフと組み合わせやすい役の種類も豊富で、タンヤオやイーぺーコー、三色同順、一気通貫、チャンタ、純チャン、ホンイツ、チンイツなどとも合わせられます。

シュンツ場やその傾向の強い場では真っ先にタンピン(タンヤオ・ピンフ)を狙うのがベタではありますが満貫以上の手を狙う近道だと言えます。一発やツモ、裏ドラ等が絡んでくると跳満や倍満にも手が届くという仕組みです。

234m23467p34588s

上の手牌ならリーチでメンタンピンといきたい所ですが、2sを引けば234の三色(同順)になります。

ここから即リーチするのも悪くはないですが、2s引きを意識してちょっとダマで待ってみる手もあります。

456m233445p3477s

上の手牌は以前も言いましたが2−5p引きでイーペーコーが付くかもしれない形です。赤牌を引いたりする可能性も考えながら少しダマで待ってみるのも悪くはないでしょう。

数牌はマンズ・ピンズ・ソーズの3種類×1〜9の9枚×4枚ずつ=108枚存在します。

残りは字牌の7種類×4枚=28枚でトータル136枚で構成されています。

136枚の内、ピンフには字牌は頭として使えますがシュンツ(順子)としては使えません。

シュンツで使えるのは数牌だけで108枚。この108枚の動きを制する者はシュンツ場を制す、と言っても過言ではありません。

フリーでは赤5が使われる事も多い為にシュンツ場の代表格であるピンフを上手く使いこなすのがシュンツ場を戦う上での大きなポイントになります。

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2021年05月23日

今日の役2 タンヤオ(断?九)

345三色.jpg

今回の役はタンヤオ(断?九)です。マンズ・ピンズ・ソーズの2〜8だけを使うとタンヤオになります。タンヤオという役は門前(メンゼン)でも使えて鳴きにも使える便利な役です。組み合わせられる役の種類も多く、シュンツ系の役ともトイツ系の役とも組み合わせられて汎用性が高いと言えます。他家が鳴き仕掛けを入れてきた時によく見かけるのも役牌ポンからかタンヤオ仕掛けの2つが多くなります。

フリーでは赤5が入るルールが多い為に鳴いてタンヤオドラ3(赤が混じってもOK)、門前でタンピン(タンヤオ・ピンフ)ドラ2で満貫、リーチしてメン(門前)タンピン一発ツモドラで跳満、三色同順が付いて倍満になったりと大物手になる可能性も秘めているのがタンヤオです。

例えばこういう手牌

三萬四萬四筒赤五筒六筒八筒八筒 ロン二萬 チー四索三索五索 ポン八萬八萬八萬 ドラ八筒 タンヤオ・赤・ドラ2の満貫

二萬二萬三萬四萬伍萬四筒五筒六筒六筒七筒八筒四索五索 ロン六索 ドラ二萬これでタンピンドラ2の満貫

二萬二萬三萬四萬伍萬四筒五筒六筒六筒七筒八筒三索四索八索八索 リーチツモ二索 ドラ八索 メンタンピンツモドラ2の跳満

二萬三萬四萬三筒四筒五筒六筒七筒二索三索四索七索七索 リーチツモ二筒 ドラ七索メンタンピンツモ三色ドラ2の倍満

二萬二萬四萬四萬七萬七萬五筒五筒八筒八筒三索三索八索 ロン八索 ドラ四萬タンヤオ・チートイツ・ドラ2で子6400親9600 

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2021年05月22日

今日の役1 リーチ(立直)

河1.jpg
今日の役はリーチ(立直)です。

リーチという役はどんな役なしの手でもリーチ!と宣言するだけでアガリの権利を得られて裏ドラを見る権利も付いてきて、一発やツモという一飜役もプラスされる可能性が出てくる役です。

そういうメリットがある反面、リーチをかけるとどんな危険牌をつかんでもオリることができなくなり、他家がリーチをかけてくると誰かのアガリが発生するか流局するかしないと終わらないというデメリットがあります。

YouTubeや戦術本などではよく「先制ならリーチ!」と言われることが多いですが、最終形(これ以上高くなくなったり好形)にならない限りはリーチしない方が良いと思います。

特にイーペーコーや三色同順、タンヤオが付くとかドラや赤牌を引いても使える時にはまだリーチをかけずにダマテンで進行させます。

具体的にはこういう形

二萬三萬三萬四萬四萬伍萬四筒五筒六筒三索四索八索八索

上の手牌なら2−5mを引けばイーペーコー、3pを引けば高目で345の三色が付きます。即リーチでも満貫が見えるのでリーチしたい所ですが、ちょっと2−5m引きや3p引きを見たりしてリーチで跳満以上の可能性を追いかけます。(メンタンピン一発ツモ三色イーペーで倍満まで)

二萬三萬四萬二筒二筒六筒七筒八筒四索五索五索六索七索 ドラ八索

 上の手牌でも赤伍萬赤五筒赤五索引き、ドラの八索引きを見ます。一部タンヤオは消えますがドラを使い切れて三面張(3−6−9s待ち)に変化するのでアガリ率は上がってきます。

リーチがお得になるのは役なしでドラ2、ドラ3のケース。リーチで役さえつけてしまえばリーチドラ2で子でも出アガリ5200、ツモでも8000。一発やツモ、裏ドラも絡めば跳満や倍満だって望めるのが大きい。

それに自分がドラをまとめて持っている=他家がドラを持っている可能性が低い、つまり他家に放銃してもアガリ点が高くなりづらいのが見えている為、前に出やすいとも言えます。

今回のまとめ
・リーチのメリットは役なしでも役ありに変化して一発や裏ドラを見られること
・リーチのデメリットはどんな危険牌をつかんでもオリられないこと
・役が更に付く可能性がある時やドラや赤を引いても使える時は即リーせずに様子見するのも一考
・役なしでドラ2、ドラ3時はリーチを考える
・ドラを自分が固めて持っていると他家は高い手になりづらいから攻めの好機

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2021年05月20日

なぜトイツ場ができるのか?

字一色小四喜.jpg


場を牌の寄り方で分類すると大きく3つに分かれます。
牌が横に伸びやすいシュンツ(順子)場、縦に重なりやすいトイツ(対子)場、
そしてその2つが混じり合った混合場の三種類。

まずはトイツ(対子)場がなぜできるのか?を考える前に、
その反対、なぜシュンツ(順子)場ができるのか?
について考えてみましょうか。

麻雀牌は華牌(春夏秋冬と書かれた物)を除くと136枚あります。
その大部分がマンズ、ピンズ、ソーズという3つの色で1〜9まであります。
これがいわゆる数牌と呼ばれる物。
それが4枚ずつあるので3色×9種×4枚=108枚。
数牌は横にも組めるし(123mとか)、縦にも組めます。(111mとか)

136枚の内、108枚が横引きしやすくなるとなったら
その影響も大きくなりますよね。
全体の34分の27を占める牌ですから。(約79%)

この数牌を横引きしやすくなる状態がシュンツ(順子)場と呼ばれるもの。


では、なぜトイツ(対子)場ができるんでしょうか?
数牌を除く残りの28枚があるからです。(7種×4枚)

残りの牌は字牌ですよね。(東南西北白発中)
字牌というのは縦に重ねないと(東東東とか)使えない牌です。

縦に重ねないと(雀頭や暗刻とか)手牌の中では使えません。
役牌はトイツからポンするか暗刻にしないと一飜が付きません。

縦に重ねないと使えない牌があるから、
トイツ(対子)になりやすい場が存在しているわけです。


勿論、トイツ(対子)場は数牌も縦に重なりやすい場でもあるわけで、
こういう場でシュンツ(順子)を作ろうとしても
無駄なあがきにしかなりません。

配牌を取ってから何巡経っても、「全然ターツが埋まらんやん」となったら
トイツ(対子)場の可能性を疑ってみてはいかがでしょうか。

以上、トイツ(対子)場についての簡単な説明でした。

もう少し具体的に説明してみます。

Aという人が三萬六萬をトイツで持っているとします。

そして別のBという人が四萬伍萬というターツを持っているとします。

この時、Aは更に三萬六萬を引いてきてアンコになり、
Bはずっと3−6mが引けなくて四萬伍萬の上に更に四萬伍萬というターツが
2つになって、四萬四萬伍萬伍萬という形になってしまいます。


1人がスジでトイツを引きやすい状態になり、
他家のターツがなかなか埋まらなくなって、
ターツの牌が更に重なってしまう。

こうしてシュンツの形が弱くなってしまう場を
トイツ場と呼び、スジトイツという言葉も生まれた訳です。

字牌や数牌が縦重なりしやすくなる場はそういう風にして
できていくのです。

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