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Umeko
シニア世代のUmekoです。 本好き、漫画好き、ゆるランニングが趣味です。 ブログ一年生のあれこれや、てくてく歴史散歩をゆる〜く紹介しています。

【経歴】新卒でアパレル営業職/業界新聞社勤務/出版社で書籍企画と編集/ただいまデジタル学習中。趣味はゆるマラソンと山歩き。

「【シニア副業】ブログ生活のすすめ|シニアがブログをやりながら「お金」も「幸せ」も増やす計画」運営してます? https://umekotokyo.com/

NHK『ニュースきん5時』の「シニアが主人公のマンガが人気」特集で紹介されました。
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2024年02月23日

この春は語彙をもっと増やしたい!明治の文豪作品を読む

22389708.png

自分で書いた文章に「この下手クソがっ!」と毒づく。

この解決のために「今年の3つの目標」を年初に掲げました。

・語彙を増やす
・文末にバラエティをつける
・レトリックを学ぶ


やっぱり 目標の力 って、ありますね!
語彙を増やしたいと意識していたら、
白川静先生の辞書と出会いました。
ファンブログの別の記事で紹介しているので、よろしければお立ち寄りください。

白川静博士の『常用字解』に出会い、漢字の世界に沼ってます
https://fanblogs.jp/umekotokyo/archive/41/0

キラキラは『万葉集』や『日本書紀』にも使われている古語だった!
https://fanblogs.jp/umekotokyo/archive/49/0

白川静博士の『常用字解』の冒頭文で
1946年の「当用漢字表」の内閣告示により漢字の文字制限が行われていたことを知り、
戦前の国語辞典 『新字鑑』 を古書店で買ってみたんです。
そうしたら、語彙のバラエティの豊かさに大衝撃を受けました!!

新字鑑.jpg

新字鑑 内容.jpg


語彙から感じる日本人の感性の豊かさ、素晴らしさ!
それをもっと体験したくなり、
この春は古い時代の作品を読んでみることにしました。

まずは 文豪・太宰治の『人間失格』 を読んでいます。
ningenshikkaku dazai.jpg


太宰治の『人間失格』は戦後1948年初版の大ベストセラー作品です。
売上は新潮文庫版だけで670万部だそうですから驚異的ですね。

人間失格 (角川文庫) [ 太宰 治 ]

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(2024/2/23 12:50時点)
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他人から見える優位性とは違う生きづらさを抱える著者の内面、
当時の空気感などが伝わってきます。
子どものころ読んだときは挫折したな、など
自分の過去も思い出ししみじみしました。

明治〜戦前の文豪作品 を挙げてみます。

●森鴎外
『舞姫』『山椒大夫』『高瀬舟』など

●島崎藤村
『破戒』『夜明け前』など

●夏目漱石
『吾輩は猫である』『三四郎』『それから』『門』『こゝろ』『明暗』など

●樋口一葉
『たけくらべ』『にごりえ』

●新渡戸稲造
『武士道(Bushido: The Soul of Japan)』

●石川啄木
歌集『一握の砂』

●泉鏡花
『高野聖』『外科室』

●羽仁もと子
『おさなごを発見せよ』など多数

●川端 康成
『伊豆の踊子』『浅草紅団』『抒情歌』『禽獣』『雪国』『千羽鶴』『山の音』『眠れる美女』『古都』など

●梶井 基次郎
『檸檬』(れもん)など

●芥川 龍之介
『羅生門』『鼻』『地獄変』『歯車』など

●宮沢 賢治
『注文の多い料理店』『銀河鉄道の夜』『風の又三郎』
『セロ弾きのゴーシュ』『雨ニモマケズ』など

ほかにも文豪はたくさんいます。
まだ読んでない本もたくさん!!

著作権の切れているタイトルなどは
青空文庫で無料で読めるものも多いです。

青空文庫
https://www.aozora.gr.jp/

国立国会図書館のデジタルアーカイブでは、
古い本を自宅のパソコンから閲覧することもできますよ。

国立国会図書館の利用方法について
別のブログで紹介しています。
よろしければお立ち寄りください。

ネタの宝庫!国立国会図書館 利用方法を徹底解説
https://umekotokyo.com/using-the-national-diet-library/

文豪作品は一生かかっても読み切れないかもしれませんが、
この春から、コツコツ読み進めたいと思います。




posted by Umeko at 10:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 本の紹介

2024年02月22日

キラキラは 万葉集や日本書紀でも使われている 古語だった?!

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新しいことを始めようと準備しています。
そのための屋号が必要で、これがなかなか決まりません。
それで 白川静博士の『常用字解』 (平凡社)に頼ったのですが、
出会った衝撃をこのブログで先日、お伝えしました。

白川静博士の『常用字解』に出会い、漢字に沼ってます。
https://fanblogs.jp/umekotokyo/archive/41/0

それで次は、訓読みも検討してみたいと思い、 『字訓』 (白川静/平凡社)を見ているんです。
そうしたら、なんと
「 きらきら」は万葉集や日本書紀から使われていた というんです!

きらきらし【端】

「きらきら」は光り輝く意の形況の語。 その形容詞形である。
光り輝くほどに美しい。 古くは人の容姿について、その端正なことをいう語であった。
「きらぎらし」と第三音を濁音にすることがある。

〈例文〉
是の後に、豊玉姫(とよたまひめ)、其の児(みこ)の端正(きらきら)しきことを聞きて、心に甚だ憐れび重(あが)めて、復(また)帰りて養さむと欲(おもほ)す。義(ことわり)於きて可(よ)からず。[神代紀下〕

出典:『字訓』白川静 平凡社


字訓 新訂 普及版

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感想(0件)




ひえー 「豊玉姫がきらきら輝くほどかわいいから、連れて帰って育てたいなー。でもそれはマズイよね」 と言ってるんかい!
神代紀は今から1300年も前に書かれた日本書紀のことだと思うけれど、身近に感じる言い方でびっくりです。

「キラキラ」を使って「言い方が軽い」などと注意されるようなことがあれば、
「きらきらは万葉集や日本書紀の時代から使われている上代語ですよー」と
言うことができますね!

古代語って、面白いですね。
言葉の由来や本来の意味がわかると、一つひとつの言葉が本当にいとおしくなります。

『字訓』は、古事記、日本書紀、万葉集などに見える上代語の基本語彙1800余語について、白川先生が検討して解説を加えている辞書です。
白川静先生の3部作のなかの1冊です。

白川静先生の3部作

『字統』ー字源辞典
『字通』ー漢和辞典
『字訓』ー上代語の基本語彙1800余語を解説した古語辞典


『字統』『字通』も見てみたいと思います。

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posted by Umeko at 11:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 本の紹介

2024年02月21日

やった後悔・やらなかった後悔

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少子高齢化で生産人口が減っていくなかで、
国は、シニア層の就業を増進している。

週に20時間以上企業で働く人は、
厚生年金、健康保険、雇用保険に加入することになっている。
厚生年金は70歳まで支払うことになった。

働き続けることで日々の暮らしの金銭的不安は減るけれど、
命を搾り取られて、人生の残り時間がどんどん減っていく焦燥感がある。

70歳になってから、やりたかったことをやろうとしても、
体力、知力は追いつかないかもしれない。
生きがいとマッチしている働き方をしている人であればそのままよいだろうが、
私の場合は、生き方をチェンジした。

終末期医療の専門医が書いた 『死ぬときに後悔すること 25


緩和医療がご専門の大津秀一医師 が書かれた、 『死ぬときに後悔すること 25』(致知出版社 )という本がある。




終末期の患者さんが後悔されていた事例を取り上げて検討を加え、「死ぬときに後悔すること 25」としてまとめられたのがこの本だ。
ベストセラーになった本なので、読まれた方も多いかと思う。

この本の冒頭で、著者は次のように書いている。

終末期の患者さんをまず苦しめるのは身体的な苦痛である。私はそれを取り除くスペシャリストなのである。
しかし一方で、身体的な苦痛は取り除けても、その人の心の苦痛を取り除くことはなかなか難しい。

<中略>

いまわの際に「先生、私はもう思い残すことはないですよ」、そう胸を張った数少ない患者さんたちは、世間一般よりずっと早くから、後悔を残さないように「準備」をしてきたように思えた。彼らの生き方は、いつ死んでも後悔が少ないような、問題を残さない生き方である。

『死ぬときに後悔すること 25』(大津秀一著/致知出版社)


著者は「これらを早めに遂行して、何とかしておいて欲しい。
そうすれば、後悔が少ない一生が用意されるだろう」と、述べている。

「やりたいことは、今すべき」である

『死ぬときに後悔すること 25』で「心理編」のトップに挙げられているのが、 「自分のやりたいことをやらなかったこと」 だ。

自分勝手の自由ではなく、自らによって立ち、何ものにも束縛されない真の自由に生きる人間は本当に強い。
心の部屋に清涼な風が吹き込むように、窓をいっぱいに開けて己がしたいように生きるべきだ。

とにかくいまわの際には、自分に嘘をついて生きてきた人間は、必ず後悔することになろう。

転職したいなら、今すべきである。
新しい恋に生きたいなら、今すべきである。
世の中に名前を残したいなら、今からすべきである。

『死ぬときに後悔すること 25』(大津秀一著/致知出版社)


自分を取り戻し、自分らしく生きることができれば、「自分の人生は何だったのか?」というような後悔ははるかに少なくなると思う、と示している。

人生の残り時間でどこまで行けるかは、わかりません。
けれど、気持ちが灰色になる状態でがまんするよりは、
ワクワクする方向に向かっていけば、
何歳になっても、道が開けていくと信じています!


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posted by Umeko at 10:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 本の紹介

2024年02月18日

「ババア化現象」に気をつけろ!

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還暦世代になってもイキイキと活動する人と
がっくり疲れてしまう人。
その差はどこにあるんでしょうか?

メンタルトレーニング研究・指導のパイオニア、 西田文郎(にしだふみお)先生 の教えに
次のような「脳の法則」があります。
「もう年だから」という言葉が、どんどん人を老化させる


「もう年だから」「もういいや」とマイナス言葉を口にしていると、それが現実になってしまう


衝撃的な 「脳の法則」 です。

これが通称、 60代からをつまらないものにする「ババア化の法則」「ジジイ化の法則」 といわれるものです。

60代からの生き方がどうなるか——自由にワクワクと生きるのか、それとも退屈でつまらない生き方をするか、それは『心理的年齢』によるところが非常に大きいのです。

・もう、この年で始めるのは面倒だ。
・もう、のんびり暮らしたい
・もう、その気力がわかない
・もう、チャレンジするような元気がない
・もう、おしゃれするような年ではない
・もう、モテるわけがない

もし、「もう、○○だから」というマイナス言葉を頻繁に口にしているとしたら要注意です。
「もう、年だ」「もう、しんどい」「もう、モテない」「もう、イイや」ーー。その口グセが人をどんどん老化させていきます。
これを私は「”もう年だ″の法則と言っています」

出典:『はやく六十歳になりなさい』(西田文郎著/現代書林)





「もう、○○だから」と言ったり思ったりするごとに、私たちの想像力は委縮する。
夢や願望が描けなくなる。
それは自分だけに起こるのではなく、周りにも影響を及ぼしてしまう、


というのです。

もし、「もう、〇〇だ」という思いが浮かんできてしまっても、
簡単な方法で切り替えられると西田先生はおっしゃいます。

「もう若くない」「もう年だ」「もう〇〇歳だ」——そんな、「もう、〇〇だ」という思いが浮かんできたら、ただちに打ち消し、言い換えるのです。

「いや、まだ〇〇歳じゃないか」「いや、勝負はこれからだ」「いや、この年だから人生を楽しめるのだ」……。

たったこれだけです。

『はやく六十歳になりなさい』(西田文郎著/現代書林)


「老いも若きもしょせんは錯覚」

「もう〇〇歳だから」と老ける錯覚をするより、「まだ〇〇歳だから」と若返る錯覚をしたほうがいい、ということです。

シニアのイメージ、高齢者のイメージに囚われる必要などありません。
想像するのはタダですし、ワクワクする想像をすれば若返るというのですから儲けものです。

とはいえ、具体的なイメージがないと思い描くことはが難しいこともあるでしょう。
具体的なイメージがあれば、それを実現しようと行動できます。
そのためには、なりたい ロールモデルを持つのがいちばん近道でしょう。

私が目標としている先輩は漫画 『傘寿まり子』(おざわゆき著) の主人公、まり子さんです。




私は勝手ながら、まり子さんを「師匠」と呼ばせていただいています。
まり子さんのように、60代からをワクワク生きてみたいなと思います。

【シニア副業ブログ生活のすすめ】で
【シニア女子におススメ漫画】『傘寿まり子』 の記事を書いています。
https://umekotokyo.com/recommended-manga-for-senior-girls-sanju-mariko/

この記事がきっかけでNHKの情報番組に取材していただくという
人生の大イベントが起こりました!
年齢に関係なく、行動すれば何かが変わるというのは本当ですね。

皆さまと一緒に、ますます楽しんでいきたいです。






2024年02月15日

天才詩人・北原白秋に出会いなおす 小田原文学館(登録有形文化財)

小田原が好きです。
町のまん中に美しい小田原城があり、
素敵な街並みが広がっている。
海も山も近く、気候は温暖で、おいしい食べ物もいっぱい!

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小田原でぜひ、行ってみたかった 「小田原文学館」 に行ってきました。
2月中旬でしたが、小田原城址公園の梅はすでに見ごろ、
街のあちらこちらには菜の花も咲いていて、春満開でございました。

「小田原文学館」 は、小田原駅・東口を出て徒歩約20分。
西梅子小路にあります。
西梅子小路はお屋敷街で、明治時代には有名人の豪邸が立ち並んでいたようです。
桜並木が整備されていて、見ごろの美しさが想像できます。

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明治から昭和にかけて、小田原には多くの文学者が住んでいたそうです。
「小田原文学館」は本館と別館「白秋童謡館」、それから尾崎一雄邸書斎で構成されています。

「小田原文学館」(小田原市公式)
https://www.city.odawara.kanagawa.jp/public-i/facilities/literature-museum/bungakukan.html


「小田原文学館」本館 歴史を感じるスペイン風の洋風建築

本館は、スペイン風のアンティックな趣ある建物で、昭和12年建築だそうです。
こちらには、小田原で暮らした文学者たちの自筆原稿や、初版本、愛用品や写真などが陳列されています。

〔紹介されている主な文学者たち〕
北村透谷、尾崎一雄、坂口安吾、谷崎潤一郎、岸田國士
牧野信一、北原武夫、三好達治、佐藤春夫 ほか

自筆の原稿用紙が見られるのは貴重です。
赤ペンで編集指定が入っていたりして、時代を感じます。

3階建ての洋風建築で、テラスルームにはソファなど置いてあります。
庭を眺めたり、ゆっくりすわって休憩もできますよ。

別館「白秋童謡館」は近代和風建築。衝撃的な天才白秋を知る!

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私が衝撃を受けたのは、北原白秋その人でした。

北原白秋といえば、 「ペチカ」 「からたちの花」 「この道」などの 童謡作詞家さん。
パステルカラーが似合いそうな柔らかい雰囲気の人だと、勝手に想像していたのですが、まったく違いました。

「童謡集 トンボの眼玉」(北原白秋 大正8年)という本が展示されていました。
今から100年以上前に出版されたとは思えない洗練されたブックデザイン、
美しい挿絵、
手に取ってみたくなる素敵な詩集です。
この本に収録されている「金魚」という詞のページが展示されていました。
金魚


母さん、母さん、
どこへ行いた。
 紅かい金魚と遊あそびませう。

母さん、帰らぬ、
さびしいな。
 金魚を一匹突き殺す。

まだまだ、帰らぬ、
くやしいな。
 金魚を二匹締しめ殺す。

なぜなぜ、帰らぬ、
ひもじいな。
 金魚を三匹捻ぢ殺す。

涙がこぼれる、
日は暮れる。
 紅い金魚も死ぬ、死ぬ。

母さん怖こはいよ、
眼が光る、
 ピカピカ、金魚の眼が光る。

「童謡集 トンボの眼玉」北原白秋 大正8年
https://www.aozora.gr.jp/cards/000106/files/55787_74814.html



最近では、「カチカチ山」などの昔話のエンディングも残酷だと変更されているようなのですが、青空文庫よりそのまま紹介させていただきました。

心の暗黒面を取り出して 誰にもマネできない言葉にする白秋さんは、 スゴイと震えました。

波乱万丈、北原白秋の人生

北原白秋はもとはぼんぼん育ち、実家は豪商だったそうです。
詩歌に熱中、学校を落第して上京します。
しかし実家の酒造が全焼して家業が傾き、家族を東京に呼び寄せたのです。

そんなとき、白秋は隣家の人妻と熱愛。
姦通罪で告訴されます。
苦難の末結婚するも「貧乏生活は合わない」と妻は家を出て行ったそうです。

2番めの妻は、詩人だったそうです。
家計はますます困窮して、妻が胸の病気になり小田原に転居。
2番めの妻は白秋の家族と折り合いが悪くなり、行方をくらまし離婚。

3番めの妻と結婚して、穏やかな生活を送るようになったようです。

このような人生の艱難辛苦が、童謡に表現されているのだと思うと、
子ども向けの歌詞ということではなく、底が見えないほどの深さを感じます。

小田原は散策が楽しい!

小田原は歴史ある町で、豊かな自然にかこまれています。
温暖な気候で海の幸や農産物も豊かで、
楽しめるところがたくさんあります。

私が行ったスポットをご紹介します。

●今回ご紹介した 「小田原文学館」
https://www.city.odawara.kanagawa.jp/public-i/facilities/literature-museum/douyoukan.html
小田原市南町2-3-4
休館日:月曜日、年末年始、臨時休館日
観覧料:一般 250円
開館時間:3月〜10月 10:00〜17:00
     11月〜2月 10:00〜16:30
(入館は閉館時間の30分前まで)

小田原城
小田原城址公園  https://odawaracastle.com/Overview/
小田原城天守閣  https://odawaracastle.com/castlepark/tennsyukaku/

報徳二宮神社
https://www.ninomiya.or.jp/

報徳博物館
https://www.hotoku.or.jp/

小田原 かまぼこ通り
https://www.odawarakamabokodori.com/


次回は豊臣秀吉が築城した石垣山一夜城址に行きたいです。

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2024年02月12日

60代から何かを始めるには?内館牧子さん提唱「決断の7項目」

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作家の 内館牧子さん が、高齢になって何かを始めるときの思考法を紹介していた。

私は 「決断の7項目」 を考えることが多い。
それは 「年齢」 「意欲」 「体力」 「記憶力」
「持久力」 「経済力」 「環境」

(中略)

私は「趣味」として楽しみ、仲間を作るなら、
何に挑戦してもいいと思う。
だが、70代や80代以上になってから何かを始め、
「人間に年齢はない」と、稀有な人たちを目標にするなら、
落ち込むことの方が多かろう。

(中略)

私は「趣味」として挑戦することを大前提に、
やりたいことをすべて書き出すのがいいように思う。
7項目に沿ってだ。

出典:内館牧子「暖簾にひじ鉄」「週刊朝日」(2022.12.16)


内館牧子さんは1948年生まれの74歳。
最近では 『すぐ死ぬんだから』 とか 『老害の人』 など
シニア世代を主人公に高齢者の生きざまをちょっと面白く書いた小説が多い。







かつては、恋愛もののトレンディドラマや、
NHKの朝の連続ドラマ、大河ドラマなどの人気脚本家として脚光を浴び、時代を牽引された。

内館さんは54歳の時、仙台の東北大学大学院に入学し、
大相撲について学んだそうだ。
その後は女性初の大相撲の横綱審議会で委員を務めるなど、
八面六臂の大活躍をされて、テレビにもよく登場されていた。

そんな74歳の人生の大先輩、
内館牧子さんのおっしゃることには説得力がある。

還暦の自分は、内館さんの年齢になるまではまだ一回り以上ある。けれど、
「70代、80代のとき、楽しくいられる自分をイメージしながら
新しい趣味を始めるのもいいな」と感じた次第だ。

内館牧子さんの『すぐ死ぬんだから』については別の記事も書いています。
よろしければ、お立ち寄りくださいませ
https://fanblogs.jp/umekotokyo/archive/29/0



2024年02月08日

「自分にご褒美」でカエル化が溶けた59歳女性のお話。

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最近は、 蛙化現象 が気になっています。


キッカケは、新聞の読者投稿欄。
夫さんに蛙化した60歳の女性の体験が、脳にぶち刺さったからです。

夫にカエル化? 60歳奥様の実話
https://fanblogs.jp/umekotokyo/archive/38/0

蛙に変身してしまった場合、どうしたらその魔法は溶けるのだろうと
AIに相談したりもしました。

蛙になった妻の魔法を溶かす魔法?
https://fanblogs.jp/umekotokyo/archive/40/0

けれど先日、毎日新聞の読者投稿欄(2024年1月25日)で、
蛙化を自ら溶かした女性の投稿 「自分にご褒美」 を読んだのです!

投稿した女性は59歳。
3年前の誕生日、夫さんからもお子さまたちからも
何もしてもらえなかったことに腹を立てたそうです。

「私はいつも家族を祝っているのに。
私のことは誰も祝ってくれない」


この気持ち、とってもよくわかります。

けれど今年の誕生日は、奮発して一人で高級レストランにでかけ、
自分で自分をお祝いしたそうです。
ステーキランチを食べて、ワインとデザートまで楽しんだそうです。

それは、 「自分がやってあげているように返してほしい」という対価を相手に求めていたことに気づいた からだというのです。

「最初からこうすればよかった」 という彼女の言葉は清々しく、
やわらかな投稿者さんの表情が見えてくるようです。
きっとこれから、ご自分のやりたいことをどんどんやられて、輝いていかれるように思います。

「自分の機嫌は自分で取る」 ということを
読書のすすめ
https://dokusume.shop-pro.jp/
清水克衛店長 に教えてもらいました。

私も忘れないようにしていきたいです。

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2024年02月06日

70歳の奥様が、同じ年の夫さんを見直した話。

22155299.png

先日、夫さんに蛙化してしまった奥様の話を紹介しました。

夫にカエル化?60歳奥様の実話
https://fanblogs.jp/umekotokyo/archive/38/0

カエル化した奥様を心配していた5日後のことです。
毎日新聞の同じ読者欄に、今度は 「夫を見直す」 という投稿記事が掲載されていました(2024年1月12日)。

投稿者は新潟県にお住いの70歳の女性です。
夫さんは同じ年、漢字やことわざ、人名、地名などもすぐに忘れるのだけれど、
数学だけは、昔から得意だったそうです。

奥様がパッチワークデザインを考えているとき、
ピッタリはまる配置に悩んでいたそうです。
すると夫くんはむにゃむにゃとつぶやいてスマホの計算機を操作すると、
「はい、15センチ」とものの見事に教えてくれたというのです。

奥様は、夫くんはすごいと見直したというお話です。

日常のフトしたときに 夫を見直すっていいなぁ。
1つでも「スゴイ!」「ステキ!」と 思えるところがあると、
相手を尊敬できるんですよね。

70歳の奥様が同じ年の夫くんを見直した背景には、
「若いときから、夫くんは数は得意だったなぁ」という
たくさんの思い出や二人の経験もオンされているに違いない。
長年連れ添ってきたお二人の人生を想像しながら、投稿を読みました。

私も、人生の後半を温かい気持ちで過ごしていきたいです。
かわいく年を重ねて、お互いが優しくなれる人間関係をつくっていきたいと思います。

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2024年02月04日

平安人のボキャブラリーの豊かさにびっくり仰天した話。

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新しいことを始めるために、屋号を考え中である。
なかなか決まらず、今日もまた考えている。

はぁ、いいアイデアが降ってこないかなー。

ブツブツ独り言を言いながらいろいろな辞書をペラペラめくっているのだけれど、
今日は本棚の奥から 「全訳読解古語辞典」(三省堂)を引っ張り出した。

「古語辞典」を見ることはあまりない。
でも改めて見てみると、これがなかなか面白そうなんである。
平安時代の生活の紹介や光源氏の壮麗な大邸宅図などというものまで掲載されており、
今年の大河ドラマの副読本にもよさそうである。

ペラペラめくっていると、今日も又、新しい発見があった!
古語のバラエティの豊富さにぶったまげた!

「言ふ」 という語がある。
形容は現代でもいろいろあるけれど、
「古語辞典」に紹介されている 「言ふ」のバラエティを数えてみたら、80以上もあるのである

少し挙げてみると、

言ふ扱ふーうわさする
言ひ集むー歌や話をかき集める
言ひ合はすーお互いに話し合う
言ひ表すー包み隠さずに言ってしまう
言ひ落とすーけなす
言ひ期すー言葉で言って約束する
言ひ寄るー物を言いながら近寄る


三省堂 全訳読解古語辞典 第五版 [ 鈴木 一雄 ]

価格: 3080円
(2024/2/4 16:09時点)
感想(22件)




この『全訳読解古語辞典』に収められている語彙、用例は平安朝の古典とその流れをくむ作品から採録されている。
平安朝の人たちは、なんて感覚がゆたかなのだろうかと感じてしまう。

自分の書いた文章に「この下手クソがっ!」と思ってしまうことがある。
思うことがピタッと表現する言葉が見つからない。
なんという語彙不足。
還暦になって今さらなのではあるが、
今年の大きな目標のひとつに「語彙を増やす」を掲げた。

「言う」の表現だけで、80種類近くもある古の言葉は
表現の幅を広げるのに、絶対に役立つに違いない!!!

何かの約束をするとき、「言い期します!」と言ったら、
脳にグサッと刻み込まれそうだ。
日常でも使ってみたい。

辞書に沼っている私ですが、【シニア副業ブログ生活のすすめ】で老眼世代におすすめの国語辞典、言い換えに役立つ『品格語辞典』について記事を書いています。

【老眼世代におススメ】『大きな字の国語辞典』|見やすい特色を徹底解説
https://umekotokyo.com/perfect-for-the-presbyopia-generation-a-dictionary-of-common-japanese-with-large-characters/

【信頼される記事作成の秘訣とは?】「すごい」「感動」の連発はNG!|言い換えに役立つ『品格語辞典』
https://umekotokyo.com/a-dictionary-that-helps-you-write-reliable-articles/


もしご興味ありましたら、ぜひこちらもご覧くださいませ。







2024年02月03日

白川静博士の『常用字解』に出会い、漢字の世界に沼ってます。

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今、新しいことを始めるために屋号を決めたいと思っているんです。
これが、なかなか決まらない!

これは、いいんじゃないか!
こう思うと、すでにある屋号だったり、商標として登録されていたり……。
なかなか悩ましい。
みなさん、ユニークな屋号をしっかり決めていてすごいなあ。

キーワードを考えなくちゃと、辞典や辞書をとにかくガンガンめくっています。
国語辞典、古語辞典、漢和辞典、感情辞典……。
ほかにも、季語辞典、科学用語辞典、数か国語事典、方言辞典など、本当にたくさんの辞書がある。
世の中にはこんなにたくさんの辞書があったのか!と驚きます。

それで出会ったんです。 白川静博士の『常用字解』(平凡社)
漢字博士の白川先生の解説に、目的を忘れて脳に激震が走りました!

たとえば、「努力」という漢字。
この字を見ても、ワクワクしません。
灰色の気持ちになるのには、漢字の成立から理由があった!



音声は奴(ど)。力は耒(すき)のかたち。
農耕につとめることをいう。
努は字形からいえば、しもべが農耕に勤めはげむことをいう。
生きていくための農産物を作り出す農作業は、機械を持たなかった古代の人々にとっては、とくに努力(休んだり怠けたりせずに、つとめはげむこと)を必要とすることであった。
怒は「いかる、いきどおる、おこる」という激しい感情を意味する語で、努力にはそのような激しさが必要であった。
のち農耕のことに限らず「つとめる、はげむ」の意味に用いる。

出典:『常用字解』白川静(平凡社)



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感想(9件)





しもべが耒を使って、怒るくらい激しい感情で労働に精をだすのが、「努力」とは!
ひえー、「努力」とは、元来おそろしい言葉だったのだと、60年以上生きてきて初めて知りました。

漢字の意味や歴史、成り立ちがわかると、文字から見えてくる景色が変わる!
白川静先生、スゴイです。

『常用字解』冒頭文によると、漢字の使用制限は1946年の「当用漢字表」の内閣告示から始まったそう。
これは、連合軍が漢字の制限・廃止を日本政府に求めてきたのに端を発するものだったというのですね。
そこにはなんの文化的考慮は含まれず、このような政策は歴史上、例を見ないと書いてある。

●言葉の制限は伝統的な文化との断絶につながる

●歴史も古く、多くのすぐれた古典をもつ民族にとって、その理解が失われ、受容の機会が失われるのは容易ならざる事態

白川先生は、こう憂いておられる。

この辞書には、白川静先生が後世の日本人に伝えたかった日本人の文化の継承が込められていることを知りました。
本当に尊い一冊です。

これまで出版に携わっていながら、漢字がこれほどまでに奥深いとは、、、
理解してこなかった自分が恥ずかしい。
還暦の自分ですけれど、これからどんどん学んでいきたい。
そして、若い世代におすすめしていくのがきっと、シニア世代の役割なんだと思います。

けれどまずは、屋号を決めないといけないんですけれどね

辞書に沼っている私ですが、【シニア副業ブログ生活のすすめ】で老眼世代におすすめの国語辞典、言い換えに役立つ『品格語辞典』について記事を書いています。

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