自分で書いた文章に「この下手クソがっ!」と毒づく。
この解決のために「今年の3つの目標」を年初に掲げました。
・語彙を増やす
・文末にバラエティをつける
・レトリックを学ぶ
やっぱり 目標の力 って、ありますね!
語彙を増やしたいと意識していたら、
白川静先生の辞書と出会いました。
ファンブログの別の記事で紹介しているので、よろしければお立ち寄りください。
白川静博士の『常用字解』に出会い、漢字の世界に沼ってます
https://fanblogs.jp/umekotokyo/archive/41/0
キラキラは『万葉集』や『日本書紀』にも使われている古語だった!
https://fanblogs.jp/umekotokyo/archive/49/0
白川静博士の『常用字解』の冒頭文で
1946年の「当用漢字表」の内閣告示により漢字の文字制限が行われていたことを知り、
戦前の国語辞典 『新字鑑』 を古書店で買ってみたんです。
そうしたら、語彙のバラエティの豊かさに大衝撃を受けました!!
語彙から感じる日本人の感性の豊かさ、素晴らしさ!
それをもっと体験したくなり、
この春は古い時代の作品を読んでみることにしました。
まずは 文豪・太宰治の『人間失格』 を読んでいます。
太宰治の『人間失格』は戦後1948年初版の大ベストセラー作品です。
売上は新潮文庫版だけで670万部だそうですから驚異的ですね。
価格: 314円
(2024/2/23 12:50時点)
感想(26件)
他人から見える優位性とは違う生きづらさを抱える著者の内面、
当時の空気感などが伝わってきます。
子どものころ読んだときは挫折したな、など
自分の過去も思い出ししみじみしました。
明治〜戦前の文豪作品 を挙げてみます。
●森鴎外
『舞姫』『山椒大夫』『高瀬舟』など
●島崎藤村
『破戒』『夜明け前』など
●夏目漱石
『吾輩は猫である』『三四郎』『それから』『門』『こゝろ』『明暗』など
●樋口一葉
『たけくらべ』『にごりえ』
●新渡戸稲造
『武士道(Bushido: The Soul of Japan)』
●石川啄木
歌集『一握の砂』
●泉鏡花
『高野聖』『外科室』
●羽仁もと子
『おさなごを発見せよ』など多数
●川端 康成
『伊豆の踊子』『浅草紅団』『抒情歌』『禽獣』『雪国』『千羽鶴』『山の音』『眠れる美女』『古都』など
●梶井 基次郎
『檸檬』(れもん)など
●芥川 龍之介
『羅生門』『鼻』『地獄変』『歯車』など
●宮沢 賢治
『注文の多い料理店』『銀河鉄道の夜』『風の又三郎』
『セロ弾きのゴーシュ』『雨ニモマケズ』など
ほかにも文豪はたくさんいます。
まだ読んでない本もたくさん!!
著作権の切れているタイトルなどは
青空文庫で無料で読めるものも多いです。
青空文庫
https://www.aozora.gr.jp/
国立国会図書館のデジタルアーカイブでは、
古い本を自宅のパソコンから閲覧することもできますよ。
国立国会図書館の利用方法について は
別のブログで紹介しています。
よろしければお立ち寄りください。
ネタの宝庫!国立国会図書館 利用方法を徹底解説
https://umekotokyo.com/using-the-national-diet-library/
文豪作品は一生かかっても読み切れないかもしれませんが、
この春から、コツコツ読み進めたいと思います。