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JPBDAの茨城大会に行って来ました。茨城DSCから誰かボランティアでお手伝いに行ってくれませんかというメールが来て、私達も手を挙げたんですが、今回は他の方に決まったので私達は試合に出ることにしたんです。まだスタンダードB級の維持が出来てませんのでね。会場は茨城県の西の方にある古河市『とねミドリ館』。生涯学習センターとして利用されているとてもきれいな建物でした。和装 お茶席から、バレエ・フラメンコ・社交ダンスまでウイッグ◇大人気♪簡単取り付け 髷(...価格:2,400円(税込、送料別)地元茨城を始め、千葉、埼玉、東京、神奈川、群馬、栃木、長野あたりから多数の参加者があり、B級スタンダードは83組出場。1次予選は6ヒートに分かれて行われます。種目はワルツ、タンゴ、スローフォックストロット、クイックステップ。大きな声じゃ言えませんけどクイックなんて何週間も(下手すると2ヶ月近く)踊ってないので、ルーチンが怪しい。ユーリのレッスンのあとに受けた親父ギャグ先生のスタンダード・レッスンで、首が痛くならない立ち方を教えてもらったので今回の私のテーマはそれだけでした。お互いいろいろ間違えて文句はありましたがなんとか1次は通過。2次予選では少しマシな踊りが出来たんですが、3次のスローフォックストロットなんてひどいもんで、大将は上手くフロアクラフト出来たとご満悦な様子でしたが、私は肘鉄されるは足は引っ掛けられるは踏まれるは散々でした。うちの車幅感覚の分かってないドライバーにも腹が立ちましたが、文句言っても突然上手くなるはずもないし、この怒りをどこにぶつけてやろうかとアドレナリン急上昇。『私を怒らせたらどんなことになるか見ておれ!』密かにリベンジ(復讐)を誓いました。もちろん踊りでリベンジです。クイックの曲がなるとなかなかスタート出来ない大将に苛つきながらもアイドリング・アイドリング・アイドリング。ロケット・スタートでフロアを2周駆け抜け全員ごぼう抜きで気分が少しすっきりしました。でもエンジンかかるのが遅過ぎましたね。ワルツ、タンゴ、スローの点が入らずに3次予選で敗退してしまいました。私は自分の実力的にはこんなもんだろうと思ってましたけど、大将はなにか勘違いしてるみたいで『三笠宮よりがっかりした』なんて言ってます。こういった競技会の成績は、ほぼ練習量に比例すると私は思いますが、皆さんはどう思われますか。練習は嘘つかないってよく言われますよね。出場者の練習量を棒グラフにして並べたら、私達の棒は他の方々に比べるとかなり低いと思うんです。そんな私達にもたくさんの声援を頂き感謝しております。ボランティアでお手伝いをされていた茨城DSCの仲間にも大きな拍手を頂きました。3分5千円だった試合よりは少しは進歩しましたから、今度はもう少し上まで行けるようにしっかり練習しようと思います。大将も睡眠第一主義じゃだめよー!
2010/10/31
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台風14号の接近に伴って大荒れの関東地方。よりによって今日、東京でバンドのセッションが予定されていました。文化祭シーズンもあってここのところスタジオの予約がなかなかとりにくく、2ヶ月前に今日の予約をしたんです。『台風だからやめようよ。』なんて言うメンバーはいなくて、5人全員とりあえず集合。東京タワーの上半分が雲に覆われて見えませんでしたね。久々なので今までやって来た曲を片っ端から復習して行きました。2時間で31曲。そのうち忘れて出来ないのが10曲ありましたので、全部で21曲歌いまくって来ました。数曲はまともに出来るのがあって、今日ご紹介するモトリー・クルーの『Home sweet home』もその一つです。台風で電車止まるとまずいから早く帰ろうとスタジオ終わってすぐに私は帰って来たのに大将が帰って来ません。どこ行っちゃったんでしょうね。明日も試合なのに...。この歌のように、どこかで帰路についてるといいんですけど。Motley Crue- Home Sweet HomeYou know I'm a dreamerBut my heart's of goldI had to run away highSo I wouldn't come home lowJust when things went rightIt doesn't mean they were always wrongJust take this song and you'll never feelLeft all aloneTake me to your heartFeel me in your bonesJust one more nightAnd I'm comin' off thisLong & winding roadI'm on my wayWell I'm on my wayHome sweet homeTonight tonight I'm on my wayI'm on my wayHome sweet home You know that I seemTo make romantic dreamsUp in lights, fallin' offThe silver screenMy heart's like an open bookFor the whole world to readSometimes nothing-keeps me togetherAt the seamsI'm on my wayWell I'm on my wayHome sweet homeTonight tonightI'm on my wayJust set me freeHome sweet home
2010/10/30
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ロンドン・インターのアマ・ラテン部門で3位に輝いたスロベニアのユーリとヤグダのグループ・レッスンに参加してきました。私たちがスタンダードを教えていただいてる親父ギャグ先生のスタジオです。夜8時に駆け込むとすでに30人近い参加者で教室は熱気に満ちていました。ルンバとチャチャの基本を30分ずつと、最後に少しデモを見せてくれることになってます。親父ギャグ先生が通訳して下さって、レッスンが始まりました。まず始めに、ルンバにおける上半身と下半身の役割の違いについてユーリが説明します。『下半身は的確にリズムを刻むこと。上半身はメロディを奏でること。』これ、簡単そうで意外と難しいんですよね。足できちっとリズムを刻もうとすると上半身が固くなったりするし、逆にアームワークとかボディの動きに意識が行き過ぎると足で刻むリズムが曖昧になったりするんです。足の動きは3段階あります。1 前足の上にしっかり乗ってボディを圧縮。2 後ろ足を引き寄せながらボディを回転。3 引き寄せた足をオンカウントで前に。1での注意点はヒップを回そうとしないこと。2では引き寄せる足の甲を伸ばしてつま先を床から離さないこと。3では、膝と足首を柔らかく使ってスピーディに足を振り出すこと。みんなで輪になってグルグル教室を回りました。ときめきのルンバ次にチャチャのレッスン。『みんなチャチャチャっていうけど、チャチャって踊るんだからね。』フルビートのカウント1、2、3とハーフビートの4&の踊り方の違いを説明してくれます。チャチャはリズムが速いので、ヒップはローテーションではなく左右のボディを交互に圧縮することで表現すると言ってましたね。後ろから見たらスパイダーマンが壁をのぼってるみたいな感じです。スパイダーマン トリロジーBOX【Blu-rayDisc Video】チャチャのハーフビートの部分は必ず斜めに出ること。そうしないと勢い余ってチャチャチャーと前に突っ込んでしまうからです。練習としてチャチャ・ウォークでぐるぐる回りながら、カウント4&の部分だけ横に小さく出るというのをやりました。これではっきりとカウント1、2、3と4&の踊り分けが出来ます。あっという間の1時間でした。彼らは6年前から来日の度に教室に来るようになって、このブログの記念すべき第一日目は彼らとの練習会で始まっているんです。当時はまだシャイな青年だったユーリもすっかり世界ファイナリストの風格が出て、今年7月にヤグダと結婚したとのこと。グループレッスンのあと私たちは個人レッスンも受けたんですけど、そのときユーリと組むたびに薬指の分厚い指輪の存在を感じさせられました。来年ターンプロして、年始に行われるUK戦には参加せずにスキルを磨き、次のブラックプールでプロデビュー&ファイナル入りを目指すそうです。『さっきのグループレッスンのとき、いい動きしてたよ。周りと違うから目立ってた。』ヤグダがうれしいこと言ってくれました。ベーシック褒められたのはじめてだなあ。地味練やっててよかった。今年のブラックプールの話しも出ました。彼らはアマ・ラテンで2位だったんですよ。予選見てた時から明らかに動きの質が違うのが分かりましたね。ヤグダはもともときれいな金髪なんですけど今回は黒く染めてて随分雰囲気が変わってました。 『いつ染めたの?』と聞くと、『1ヶ月くらい前。』との答え。『でもね、ほら見てよ。もうこんなにもとの色になっちゃってるよ。』といいながら、分け目を作って見せてくれました。日本人が金髪にすると頭皮部分がだんだん黒くなって来てしまいにはプリンみたいになっちゃいますけど、その逆ですね。ユーリの個人レッスンのあと、さらに親父ギャグ先生のスタンダード・レッスンも受けて久々に充実したダンス・デーでした。三笠宮で相当落ち込んでたけど、ちょっと復活のきざしです。
2010/10/29
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運命の人ってほんとにいるんでしょうか。『この人こそ!』って思っても、つきあってみたらやっぱり違うってこともありますよね。これはあるイタリアでの物語。キューピッドは高い空から二人の様子を見守っていました。二人の名はミルコとアレッシア。ちょっと名の知れたダンス・カップルです。パーティの夜、二人の前にアンジェロとエディータが現れます。女好きのアンジェロはアレッシアにちょっかいを出し、ウブなアレッシアはすっかりアンジェロに夢中になってしまいました。あぶれたミルコとエディータはしかたなくカップル結成。二人の間をキューピッドが取り持っているなんてことは知る由もありません。ある日、エディータは忘れ得ぬ人に再会します。アルナス、彼とは幼なじみで子供のころからずっと一緒でした。ところが彼はカチューシャという異国の女性とくっついてしまいました。もう会うこともないと思っていましたが世界は狭いんです。彼女の想いは彼に届くのでしょうか。一方ミルコは打算的な男で、自分がカチューシャと組めば世界は自分の手に入ると思っていました。そして運命の輪が回り始めます。ミルコはカチューシャとタッグを組み、アルナスはキューピッドの手によって再びエディータとともに歩み始めることになりました。二人の絆を見届けたキューピッドは、また別のカップルを探して空に戻って行きましたとさ。これはフィクションであり、実在の人物や事実関係とは何の関わりもありません。2010年にノーベル化学賞に輝いた鈴木カップリングを人間に置き換えるとどうなるかなと思っただけです。この中でキューピッドはパラジウム触媒、最終的にくっつけたい物質はアルナスとエディータになります。人間の交友関係って、化学反応に似たものがありますね。英語で二人の相性のことをケミストリー(chemistry)っていうのも分かる気がします。
2010/10/28
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今年の文化功労者に選ばれた水木しげるさんは、NHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」ですっかりおなじみになった漫画家です。ゲゲゲの女房 完全版 DVD-BOX 1価格:12,768円(税込、送料別)88歳になられる水木さん、先日TVインタビューで『長生きの秘訣は?』という質問に対し、こんなことをおっしゃっていたんです。『睡眠第一主義だな。』晩ご飯を食べながらテレビを見ていた大将が、それを聞いてニヤリ。実は大将、よく寝るんです。休みの日は当然のように昼まで寝てますし、平日でも晩ご飯を食べると『ちょっと5分だけ。』とか言って寝室に消えたかと思うと、それっきり真夜中まで起きてきません。そんな訳で、ここのところほとんど練習にも行ってないんですね。夜中に起きて来てそれからどうするのかというと、お風呂に入ってまた朝まで普通に寝るんですよ。一日トータル12時間ぐらい寝てるんじゃないでしょうか。不思議でしょ。どっか悪いんじゃないかと思ったりします。たしかに難病ではありますが、寝て治るってもんでもないだろうし、でもそれで悪化するのを防いでいるなら無理に叩き起こしてもいけないかなと思ったり。それに寝る子は育つっていうじゃないですか。これ以上,上にも横にも育ってほしくないんですよね。 でもおかげで私はいろんな映画を見られるし、ネットゲームもできるし本も読めるし、ダンスに追いまくられない日常って快適だったりしてます。これで長生きしてくれるんだったらまあいいかな。
2010/10/27
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今年も10月19日、20日の2日にわたってロンドンインターが開催されました。結果をお知らせしましょう。アマチュア<アマ・ラテン>1 Zoran Plohl & Tatsianna Lahvinovitch (クロアチア)2 Neil Jones & Ekaterina Sokolova (イギリス)3 Jurij Batagelj & Jagoda Strukelj (スロベニア)4 Martino Zanibellato & Michelle Abildtrup (デンマーク) 5 Valentin Chmerkovskiy & Dariya Chesnokova (アメリカ)6 Ferdinando Iannaccone & Yulia Musikhina (ドイツ)ユーリ&ヤグダが、この大会で優勝してターンプロするみたいなことを言ってたらしいんですけど、残念ながら3位でした。もう一年アマでがんばるのかな?今週教室に来るので楽しみです。アレックスたちはセミファイナルに入ってました。正谷組が準々決勝に進んでいます。これに出て三笠宮杯にも出てハードスケジュールだったでしょうね。シニア戦はスタンダードだけでラテンはなかったみたいなんですけど、なんででしょう。福島のドニーさんたちが出るって言ってた気がするんですけど...。1 Andrea Ghigiarelli & Sara Andrachhio(イタリア)2 Emanuel Valeri & Tania Kehlet (デンマーク)3 Simone Segatorri & Annette Sudol(ドイツ)4 Marek Kosaty & Paulina Glazik (ポーランド)5 Chao Yang & Yiling Tan (中国)6 Donatas Vezelis & Lina Chatkeviciute(リトアニア)こちらは日本人のエントリーはなかったようです。やっぱり三笠宮杯とかぶってきついですもんね。プロフェッショナル<プロ・ラテン>1 Michal Malitowski & Joanna Leunis (ポーランド )2 Riccardo Cocchi & Yulia Zagorouitchenko (アメリカ)3 Franco Formica & Oxana Lebedew (ドイツ )4 Sergey Sourkov & Agnieszka Melnicka (ロシア)5 Andrej Skufca & Melinda Torokgyorgy (スロベニア)6 Stefano Di Filippo & Olga Urumova (イタリア)6位にイタリアのデフィリッポが食い込んできました。パートナーをクリクリビーにとられましたけど、あたらしいパートナーもいい踊りしてますね。一方5位に入ってるスクフカにパートナーをとられたマウリッツィオは準決勝にいました。男の意地ですわね。最終予選に瀬古組、立石組、松本組が勝ち進んでいました。<プロ・スタンダード>1 Arunas Bizokas & Katusha Demidova (アメリカ)2 Mirko Gozzoli & Edita Daniute (イタリア)3 Victor Fung & Anastasia Muravyova (アメリカ)4 Giampiero Giannico & Anna Mikhed (アメリカ)5 Domenico Soale & Gioia Cerasoli (イタリア) 6 Sascha Karabey & Natasha Karabey (ドイツ)相変わらずイギリスがいませんね。橋本組、庄司組が準々決勝、本池組、白石組、石原組が最終予選に残っています。ライジングスター戦ラテンでは織田組が、スタンダードは橋本組、浅村組がそれぞれ準決勝に進出していました。プロの先生方にとっては、統一全日本ダンス選手権目前の腕試し&海外レッスンにちょうどいいコンパクトな試合なんでしょうかね。
2010/10/26
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『また来年も頑張ります』なんて昨日あっさり書きましたけど、ホントはすごく落ち込んでました。どのくらい落ち込んでたかって、それを表現出来る上手い言葉が見つからないんですが、一生懸命受験勉強して目指してた学校にコロっと落ちたみたいな感覚でしょうか。『一年浪人か...。はー。』出るのはため息ばかり。ご飯を食べてさっさとふて寝してしまった大将を尻目に、私は何でもいいから心をぱっと晴れやかにさせてくれるものが欲しくてこの映画を見ました。原題は『AKEELAH AND THE BEE』2006年のアメリカ映画です。なんか邦題が全然違いすぎて、しかも歌手の方のドリカムとかぶって違和感ありますよね。日本には漢字検定なんてのがありますが、アメリカではスペリング・コンテストみたいのが中学生対象にあるんですね。地区大会→州大会→全国大会と進んで行く非常にレベルの高いサドンデスの頭脳競技。ルールは簡単で、出題者の言う単語のスペルを口頭で答えるだけなんですけど、聞いたこともないような難しい単語が出題されるんです。下町の治安の悪い地域にある中学では、そんなコンテストとは縁のないような生徒ばっかりだったんですが、一人スペリングに関してだけ非凡な才能を示す少女がいました。彼女の名はアキーラ。11歳で飛び級して中学に入りましたが学校に馴染めずにいます。彼女の才能をなんとか伸ばそうと校長先生が動きました。全国大会は全米にTV中継されますから、それで貧乏学校の名を上げたかったんですね。友人の元UCLA教授にコーチを頼みます。この役をやってるのがローレンス・フィッシュバーン、『マトリックス』のモーフィアスなんですね。どうしてもそっち思い出してしまいます。★モーフィアス役★[直筆サイン入り写真] ローレンス・フィッシュバーン Laurence Fishburne (...アキーラは周囲から『ガリ勉』といわれるのが嫌で全く乗り気ではありませんでした。夫を数年前に亡くし女手一つで子供たちを育てていた母親も、お金のかかる面倒ごとはごめんだと考えていたんです。母親が何より怖かったのは以前テレビで見た大会で、たった一人の勝者に対して何百人もの敗者が出て、その敗者の一人に娘がなるだろうということでした。このお話で素敵なのは、アキーラが勝ち進むごとに街中の人がなんとか彼女を応援したいと思い始めることですね。だれも『ガリ勉』なんて言う人はいないし、イヤな奴だったライバルさえ最後には彼女を応援するんです。うるうるものです。ちょうど見終わった頃、ノコノコふて寝から起きて来た大将と一緒にもう一度見ました。そしてもう一度、同じところで泣きました。恐ろしいのは我々の力不足ではない恐ろしいのは我々の計り知れぬ力だ我々は自問する美しく才能あふれるものに自分はなれるのかとだが誰もがそうなりうるのだ我々はうちなる神の栄光を世に示すために生まれた自分を輝かせるとき我々は無意識に他人をも輝かせるOur deepest fear is not that we are inadequate. Our deepest fear is that we are powerful beyond measure. We ask ourselves, Who am I to be brilliant, gorgeous, talented, fabulous? Actually, who are you not to be? We were born to make manifest the glory of God that is within us. And as we let our own light shine, we unconsciously give other people permission to do the same. これはネルソン・マンデラ氏が大統領就任演説で引用したマリアン・ウィリアムソンという方の詩だそうです。この映画の中でも引用されていました。この最後の2行、確かに本当だと思います。お勧めです。予告編はこちら。AKEELAH AND THE BEE
2010/10/25
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東の空が深紅の朝焼けに染まるのを久しぶりに見ました。第30回三笠宮杯全日本ダンススポーツ選手権。私達にとって今年最後のメインイベントです。ミドルシニアの日本代表になるための最後の砦、ここで決勝入りすれば来年も日本代表として世界選手権に行くことが出来ます。(自費ですけど)『絶対優勝だよ。』私達が日本でミドルシニアの大会に出るのはこれが初めてです。7時45分に千駄ヶ谷の駅を降りると、東京体育館の前には開場を待つ長蛇の列が出来ていました。ここは8時きっかりにならないと開けてもらえないので、毎年こういった状況になります。列に並んでいると、なにわのマリトーたちがタクシーでやってきました。今年世界選手権にご一緒させて頂いた静岡のスーさんや去年のミドルシニア・チャンピオンも加わって男性陣がおしゃべりしてます。この大会は本当にたくさんの知り合いの方達と再会しますね。それだけ日本全国から選手が集結してるってことでしょう。ラテンの予選が朝8時45分から行われました。ミドルシニアの予選はエントリー28組、2ヒートで行われます。ジュニアとフロアを二つに分けて、サンバ、チャチャ、ルンバの3種目でした。(少ないですね)さらに30分後にに準決勝。スタンダードも含め全ての予選が終わったあとの15時半ごろにグランドセレモニーがあって、それから全ての競技の決勝が続きます。当然決勝に入るつもりですから、ドレスを干しとくためのハンガーなんか持って行ったりしてました。待ち時間長いですからね。ところが。落ちてしまったんです。『来年は2月にベルギーだね。』当然行けると思っていたのでいろんな皮算用してました。決勝に残れなかったことが信じられなくて、それからしばらく呆然となり、大将も私も一言も口をきかないまま片付け始め、そろそろ観客が集まってくる昼前、逃げるように体育館を後にしたんです。もう誰とも話したくない気分でした。電車の中でもずっと沈黙。電車の窓から筑波山がぼんやり見えて来た頃、はじめて口を開きました。『何が悪かったんだろうね。』『特に悪くなかったよ。』またしばらく沈黙。『2月のベルギーは寒いから行かないほうがいいよ。』『凍るよね。』←負け惜しみ雲の上に稜線を見せる筑波山はきれいでした。『悔しいよね。たしかにあの中では誰が残ってもおかしくないもんね。』『突き抜けろってことだね。あの山みたいに。』『そうだね。』今年世界選手権で決勝に残っていたスペインの選手やロシアの選手があのフロアにいたら、絶対決勝に残ってると思うんです。世界で互角に戦えるようになるためには、そこまで上手くなれってことだ。またがんばります。巨人もまた来年頑張れ!(隠れ巨人ファン露呈)
2010/10/24
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抱き枕っていうのがあるんですね。横向きで寝る人が抱えて寝る枕みたいです。皆さんご存知でした?大将がそれが欲しいと言い出したんです。そんなのココアラじゃあるまいし、何で必要なんだろうと思ったんですけど、私が使ってた長い枕を与えたらそれじゃ硬くていやだとのこと。今日たんすに入れる防虫剤を買いに近所のホームセンターに行ったら、ちゃんと『抱き枕』のコーナーがあって、いろいろ売ってるんですね。大将が選んだのはピンクの抱き枕でした。『なんで水色にしないの?』水色とピンクがあったら男子は当然水色とか思ってしまうのは、子供の頃にすりこまれてるものがあるんでしょうかね。『水色ってさ、クールなイメージでしょ。これから寒くなるからホットなピンクだよ。』ふーん。(あたしにはかんけーないからどっちでもいいよ)【読売新聞掲載】夏はサラサラ・冬はポカポカ。温度で色が変わる!Feel抱き枕104cm【smtb-k】【...帰ろうと思ったらレジに行く間に羽毛布団の安売りやってたんです。つい手を伸ばして触ってみたら凄い肌触りのよさ。しかも軽い。うわー、こんなので寝たら雲の上みたいな気持ちだろうなあ。『いかがですか?』うっとりしていると店員さんが寄って来ちゃいました。そんなに簡単に買わないよ。先週も靴買ったばっかりだし。(2足も)『こちら日本製で品質の基準がフランスのものより高いので非常にいい製品ですよ。最近は夏でも使える2枚重ねが主流です。』うわっ。2枚もいらないってば。ちなみに大将は数年前に買った大型の羽毛布団で寝ています。私はそれ以前に大将が使っていた布団のおさがり。(多分20年もの)『どうせ買うならいいもの買った方がいいよ。毎日使うものなんだから。』大将まで何をいうのさ。『今ですとキャンペーンで本来3万円台の品が1万円台で買えるんですよ。』まじですか。@@多分私は本当にカモなんだと思います。大将はネギかな。結局お買い上げですよ。でも先ほどそのお布団に試しに寝てみたんですけど、ほんとうに雲の中で眠っているような軽さで、こんなに素晴らしい寝心地ならもっと早く買えばよかったとすら思いました。大将はピンクの抱き枕で、私は雲のような羽毛布団で、今日は夢のような眠りができそうです。(明日起きられないかも...)
2010/10/23
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ドラマはほとんど見ないし、サスペンス本もここ数年は全く読んでないんですが、フジテレビでやってた金曜プレステージ『東野圭吾ドラマスペシャル 探偵倶楽部』は面白かったです。クールで淡々とした話し口の探偵と、天才的な記憶力を持つ助手が密室のトリックに挑みます。 探偵役はハンサムスーツの谷原章介。探偵倶楽部は財政界のVIPのみを会員とするメンバー制の調査機関なんですが、クラブというわりには探偵が一人しかいなくて、電話をかけるとき名前をなのらず『倶楽部のものです』っていうのがちょっと笑えました。探偵にしては明らかに目立つ変な帽子かぶってるし、趣味はお茶とお香みたいな純和風テイストで、整然とした洋風の探偵事務所の一角に道具がきちんと置いてあるのも不思議で、キャラが立ってる割には正体不明な感じ。一方助手の漆原こずえは、法学を学ぶ大学院生なんですが、借金取りに追われていて儲かるバイトを探していたところでした。助手役はゲゲゲの女房の松下奈緒。いつもバタバタしてるんですけど、見たものを瞬時に記憶する特殊能力があるんですよね。まるで写真を撮るように覚えているのでとっても使えます。事件は大会社の社長がパーティの夜に密室からなぞの失踪を遂げることに始まります。事件に絡むのは、娘婿で副社長の正木高明、秘書の成田、社長の愛人と家政婦たちで、探偵倶楽部の元助手も重要なキーパーソンになっていました。人間関係がドロドロしてる殺人劇な割にはあっさり見られるサスペンスです。音楽がアコーデオンのおちゃめなノリだったせいか軽快な進行で、密室トリックもともすれば白けた種明かしになるところですけど、原作がしっかりしているんでしょうね、楽しめました。谷原章介さん、推理力も洞察力も抜群で、無駄口も全然叩かないクールな探偵なんですけど、アクションはちょっと嘘っぽかったですね。ホントに強いとカッコいいんだけどな。悪役の人が派手にやられてあげてるのがミエミエでオシイ!って感じ。探偵ものってシリーズ化しやすいですけど、この作品はどうなるでしょうかね。秋の夜長にサスペンス、皆さんはどんなのがお好きでしょうか。
2010/10/22
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借金で…。という訳ではありません。先日のスタンダードの試合で、たった3ラウンドしか踊ってないのに首が固まりました。しかも1ラウンド2曲ですから、たった6曲ですよ。首が回ります!お飾りぬいぐるみ「とら」どうして皆さん平気なんですか。私も試合中は平気だったんですけどそれから2日後くらいでしたか、朝起きたら左向けない身体になっていたんです。これって寝違えただけなのかもしれませんが、一番痛いポイントが左斜め後ろ側に首をもって行った時ですから、スタンダード競技のせいじゃないかと。首から肩甲骨の真ん中辺までビビビッと激痛です。しかも凄い肩こり。『これ、貼ってくれない?』どうやら大将も慣れないスタンダーと競技のせいで肩痛いみたい。だからスタンダードは嫌いなんじゃ。スタンダード競技をメインにやっておられる方に是非お聞きしたいんですけど、なんか特別なクビのトレーニングとか、あたま軽くする方法とかあるんでしょうか。それともやっぱり毒薬方式しかないんでしょうかね。
2010/10/21
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先週たまたまつけたテレビで前編をやっていて、面白かったので今週その後編を見ました。NHKハイビジョン特集『スーパーコンチネント ー2億5千万年後の地球ー』です。8月頃放送されたものの再放送のようです。2010年に旅立った宇宙飛行士が2億5千万年後の地球に戻ってみたらこんなでしたって言う設定なんですけど、そもそもなんで2億5千万年なんていう半端な数字が出て来るんだろうと思いますよね。それは2億5千万年前の地球がどんなだったか、ということに関連します。2億5千万年ほど前、地球はパンゲア超大陸という一つの大きな大陸だったと考えられています。それが分裂して今のような形になったんですが、大陸の移動は今でも続いていてさらに2億5千万年もすると、また一つの大きな大陸になってしまうという説があるんですね。一世を風靡した『日本沈没』という映画がありましたが、最近リメイクされたりして多くの方がご覧になったんじゃないかと思います。日本が沈没してしまう原因はプレートテクトニクス、大陸の移動によるものでした。最近3年間のGPS経緯度連続観測結果から、日本列島は年40cm程度南に移動していることが観測されているそうです。2億5千万年前に分裂が起きたところは現在の大西洋中央海嶺でこれは現在でも進行中ということですから、どんどん大西洋が大きくなって南北アメリカがアジアに近づいてくるんですね。地球の歴史は46億年と考えられていますから、こういった大陸のくっついたり離れたりってのが何回か繰り返されてるんじゃないかと思ったりします。そんなこと考え出すと夜も眠れなくなってしまうそうですけど、それじゃこういった超大陸が出来るとどんなことが起こるか、気になりますよね。2億5千万年前のペルム紀末には地球の歴史上最大規模の大量絶滅が起こりました。地層を調べて行くと、その前後ではっきりとわかれる境界があるんですね。海の生物の90%以上、陸の生物も70%以上が絶滅したその原因は、大陸同士がぶつかり合ったとこによって引き起こされた大規模な火山活動じゃないかと言われているそうです。シベリアにはその時の溶岩あとが広がっていて、地球全体を10mの厚さで覆うほどの量だったとのこと。さらにマグマの熱で石炭層に火がつき、深海に眠るメタンハイドレートにも火がついて、大気中の二酸化炭素濃度が激増。温室効果で気温は急上昇、火山活動で有毒ガス充満、その環境変化について行けなかった生命体がみんな絶滅したというシナリオらしいです。それと同じことがまた起こるのか。実はいままでに大量絶滅って何度もあったみたいです。原因は火山活動だけではなく、遠く宇宙の超新星爆発だったり隕石落下だったり、気候変動だったり。この番組を見てて一番衝撃的だったのは、2億5千万年後の地球に人類が存在しないばかりか、存在したことの痕跡すら残っていないことでした。巨大建造物も完全に風化し、何もない砂漠だけが果てしなく広がっているんです。人類の繁栄は今だけなのかもしれないですね。実は『現在』も大量絶滅が起こっているという説があります。人類が引き起こしている環境破壊によって、これから100年間に地球上の半数の種が絶滅するのではないかという予測も。その中に人類が入ってないことを願いますね。テレビの中で解説していた科学者たちも言ってました。2億5千万年後には人類は絶滅しているかもしれないが、今その引き金を引かなくてもいいだろうと。みなさん、人類の未来のためというより、自分の明日のために、エコな生活しましょうねー。
2010/10/20
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<引退列車>遠征旅行の楽しみの一つはご当地の美味しいものを頂くことです。行きの電車の中から『山梨行ったらぶどうだな』なんて言ってたのに、ついに一粒の葡萄も口にすることなく帰りの電車に乗ることになってしまいました。ぶどうがダメならB級グルメの甲府鳥もつ煮とも言ってましたけど、これも駅で販売してたのを横目に発車直前の列車に向かってダッシュしたので買えずじまい。グルメの観点からしたら今回の旅はご当地色ゼロでしたね。甲府鳥もつ煮朝はコンビニ・サンドイッチ、昼はコンビニ・おにぎり、夜は二日とも駅弁の釜飯。釜飯って信州の駅弁じゃなかったですか?(山梨じゃないのね)違いと言えば行きのが陶器で帰りのはプラスチックの釜で、乗ってたものが少し違うってくらい。観光も全くしなかったんです。もう何回か試合で山梨には来たことがありますので、どうしても行きたいところって特になかったんですけど、驚いたのは3年前大河ドラマで信玄公一色だった甲府駅前商店街の特設ブースが跡形もなくなっていたことですね。帰りの電車は混んでました。自由席狙いでホームに走ったんですけど、17時2分発の特急『あずさ26号』は大混雑で、連結部分にまで立ってる人がいて乗るのを諦めたんです。次にホームに入って来たのが回送って書いてあったので、乗っていいものかどうか躊躇しました。ところがラッキーなことに、これが甲府駅始発の臨時列車だったんです。『混んだのに乗らなくてよかったね。』17時8分発の特急『かいじ180号』、よもぎ色のストライプが入った、あんまりおいしくなさそうなウイロウみたいな列車だったんですけど、鉄男君たちがカメラ向けたりしてて何だろうなと思ってました。二晩続けての釜飯を食べ終わった頃、アナウンスが流れたんです。『この200系車両は、本日の運転をもちまして引退することとなっております。長らくのご愛顧、ありがとうございました。』えーー!そういえばなんかレトロ感がただよう車両です。ダンスの遠征で電車に乗る機会が多いもんで電車の写真いろいろ撮って、最近私も『鉄子風』になっていますが、いってみればにわか仕込みの偽鉄子ですから、○○系とかいわれてもあまりピンとこないんですよね。ピンとくるのはせいぜい0系新幹線くらいです。0系新幹線の引退の時は凄いお祭り騒ぎでニュースでも報道されましたが、こういった静かな引退もあるんですね。自分が競技ダンス引退する時も、こんなふうに偶然居合わせた人たちにしみじみと見送られるのもいいなあなんて考えてしまいました。新宿駅に着いて記念写真。グルメ的にも観光的にも特筆することのない今回の山梨遠征でしたが、こんな特別な電車に乗れて旅の醍醐味の違った一面を堪能できました。(おわり)
2010/10/19
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<ぶどうの誘惑>大会会場となった体育館には、きれいな葡萄のシャンデリアが吹き抜けのロビーに下がっていて、2階の陣地と1階のフロアを往復するたびに、その美しい姿をめでていました。ガラス製品は昔から大好きなんですけど、特に葡萄のランプはいつか手に入れたい品の一つで、さらにそれがたくさん集まったシャンデリアとなると、もう見ているだけで幸せな気持ちになるんです。もう一つ毎回気になって眺めていたのはロビーを挟んで反対側の体育館で開催されていたバドミントン大会。というより、その参加者の方々に振る舞われていたフリードリンクや葡萄食べ放題の特設コーナーでした。階段を下りた先にあるので、つい手を伸ばしたくなるんですが、大将に止められます。『あれはダンスの人用じゃないよ。』でも魅力的。通りかかるたびにプリプリの丸い葡萄の山に視線を送らずにはいられませんでした。『山梨の葡萄、まだ終わってないじゃん。』さて、ラテンA級戦。出場組数22組。予選を1回突破して準決勝に進出すれば来年もA級という,客観的には簡単そうな条件なんですけど、そう簡単ではないんですね。みんなA級ですから。二つに仕切られていたフロアが1つの大きなフロアに統合されて、予選開始。チャチャチャ、サンバ、ルンバ、パソドブレを2ヒートに別れて踊ります。ここのフロア,かなり大きいんです。ブラックプールくらいあるかもしれません。選手が出入りする長い1辺の反対側に7人のジャッジが一列に並び、短い方の両サイドにはひな壇になった観客席がありました。『どこで踊ろうか。』自分たちは第2ヒートで、第一ヒートの選手が踊るのをフロアサイドから見てたんですが、自分が審判だとしたら真ん中辺に目がいくなと思って大将にその辺で踊ろうと言いました。チャチャはそれでよかったんですが、サンバ、いつもの試合より少しだけ音楽が長めだったんですね。それであまり踊り慣れてない最後の方のルーチンにさしかかって、頭脳回路が突然ショートしたらしい大将は一昔前のルーチンを踊りだしちゃったんです。びびりました。『なんでそんなのが出て来ちゃったんだろうねー。』って、それはこっちのセリフですわよ。ルンバはまあまあだったんですけど、パソはアレックスに変えてもらったミニハイライト以降のリズムがあやふやになり、やっぱり踊り込んでない部分てだめですね。ヒヤヒヤしましたが、なんとかギリギリ12位で準決勝進出。無事A級維持を果たしました。続く準決勝。フロアにコールされると大将がどんどん私を引っ張って(エスコートでなく)長いフロアの一番はじの方に連れて行くではありませんか。『そんな端っこ行ったら遠くの審判から見えないよ。』私は小声でつぶやきましたが大将は無視してひな壇の観客席前でストップ。実際,この位置からだと一番遠い審判は遥か彼方で自分の目が悪いせいもありますが顔なんか全然見えないんですよ。こっちから見えないってことは向こうからも背番号見えてないってことじゃないですか?でも維持が決められたことで大将は決勝入りなど狙ってなかったのか、芸人魂に火がついたのか,お客さんのウケ狙いに走りました。私も開き直っておつきあい。よっぽど踊りが上手くてどこで踊っても優勝とれるような選手ならいいでしょうけど、そうでもない私たちのような場合はほんとはもっと全員の審判からよく見える位置で踊った方がいいんですよね。チャチャやルンバのような動きの少ない踊りの場合は特に。でもつぎのサンバで割といい位置で終わったのに、大将はまたさっきの端っこまで私を引っ張って行きました。そこに千葉の知り合いの方がいらしたんですよ。戦略的にはどうかと思いましたけど、応援していただいてうれしかったです。私たちは決勝には進めず10位の成績でした。後で知ったんですけど、準決勝のフロアには14組いたようです。無事目的が果たせたからよしとしますか。試合が終わって外に出ると、朝から野外テントが立ち並んでいたイベントはすっかり終わって、食べ放題だったバトミントン大会の葡萄も片付けられていました。(つづく)
2010/10/18
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<ふりだしにもどる>『今日はあいにくの曇り空ですけど、晴れてると富士山や南アルプスなんかがきれいに見えるんですよ。』話し好きの運転手さんが、大会会場の小瀬スポーツ公園体育館に向かう間、山梨名物についていろいろ語ってくれました。ご当地B級グルメの最高峰を決める今年のB1グランプリで、甲府鳥もつ煮が1位に輝いたそうですね。『山梨行ったらぶどうだな』なんて言ってましたけど、今年の葡萄はもうそろそろ終わりとのこと。それなら鳥のもつ煮だな。さてB級グルメならぬこちらはB級スタンダード戦。出場組数126組でAB二つのフロアに分かれて1次予選が行われました。相変わらず大将は行方不明で、朝一の試合のしかも第一ヒートなのにフロアに降りてきません。もう練習時間も終わってしまいました。いつも試合直前までウルトラの星でチャージしてるみたいなんで、もうアホらしいからやきもきしたくないんですけど、みんな整列して試合を待つばかりのシーンとした雰囲気の中、選手係の先生の呼び出しにプレッシャーを感じつつ待ってる方の身にもなって欲しいです。ようやく姿を現したときにはまだ手に蝶ネクタイぶらぶら持ってるし、血圧上がりそうですよ。先週の茨城大会と同様、種目はワルツとスローフォックストロットです。今回はフロアが少し広いのと、1ヒートの人数を10組程度におさえていたせいで、狭くて踊れないなんてことはありませんでした。でも全く身体も動かさないでホールドの確認もなく、いきなり1次予選踊っても普通は身体が動きませんよね。大将は意味不明な自信があるらしく、貼り出された結果も見に行かない強気ぶりです。『行ってみて落ちてたら戻ってくればいいよ。』私たちが会場に到着したときにはすでに1階の選手用スペースは埋まっていて、2階スタンド席の周りで陣地を広げていました。すぐ近くに陣地を広げていた方が通りがかりに声をかけて下さって、なんと同じ教室の方だったんです。挨拶するのはこれが初めて。そういえば確かに教室で見かけたことある方々でした。まさひろ先生に習っておられる長身の上手いカップルで、B級戦に出場されてたんです。私たちは最終予選で敗退しましたが、もうそれで十分。午後のラテンの試合のために体力温存です。唯一の心残りといえば、スローフォックストロットの『ふりだしにもどる』やり方ですね。今回はスムーズにフロア1周できちゃったもんで、まだ曲半ばにしてスタート位置に戻って来たんです。でもそこのところ、まだレッスンで習ってなかったんですよね。リバース・ウェーブからどうやって最初のフェザーステップに戻っていいのか分からない私達、振り出しに戻っておもむろに一旦停止。またプレパレーションからリスタートするという、最も泥臭い方法で踊り再開ですよ。それも周りに誰かいてぶつかりそうになって止まったとかでもなんでもなく、だーれもいないコーナーで1次予選ばかりか2次予選でも同じリスタートをかましたんです。その同じ教室の方はどんどん勝ち進み、私は2階席から自慢の超音波ボイスで応援させてもらいました。虹色のドレスが凄くきれいで、観客の噂の的でしたね。決勝まで進んで優勝でした。なんかうれしかったです。でもあんなに上手に踊れるようにならないとB級戦でも優勝出来ないのかと、ちょっと道のりの遠さを改めて実感したりもしました。『ラテンがんばってくださいね。』とエールを送っていただき、いよいよ崖っぷちの一発勝負に挑みます。(つづく)
2010/10/17
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<地底からの呼び声>18時30分新宿発の特急『かいじ117号』、2つ並びの自由席におさまって、駅で急いで買って来た釜飯弁当を広げます。大将『秋深し...』私『山梨行ったらぶどうだな』何のひねりもない句で整ってるうちに列車は東京を抜け山梨に入ります。JBDF関東甲信越大会は、春と秋2回ずつ、千葉、茨城、埼玉、栃木、群馬、長野、新潟、山梨の各県で開催され、明日は秋の山梨大会。先週の茨城大会でなんとかスタンダードB級の方は維持を決めたんですが、まだラテンA級の維持が出来ていませんでした。A級戦は少なくて、選手権も含め年4回しかないんです。(B級戦は8回あります)前期の栃木ではあっさり敗退し、群馬と千葉の大会は世界選手権と三笠宮杯が重なって、今回の山梨がラスト・チャンス。ここで準決勝以上の成績をとらないと、来年はB級降格っていう土壇場の試合でした。それならラテンに照準を絞って午後からがんばればよかったんですが、滑り止めにスタンダードの試合の方も申し込んでいたので朝から試合です。しかも大将はさらにウエを狙ってるらしく(私は全然その気なし)、出発間際の午後に親父ギャグ先生のレッスンまで入れちゃって、スタンダード・モードを引きずったまま出発。甲府駅に着いたのは8時過ぎだったでしょうか。泊まったのは大将が前日になってあわてて予約を入れた古名屋ホテルというところでした。駅からまっすぐ大通りを10分ほど歩き、改装中の県庁を抜けたあたりにあるんですが、竹をディスプレイした純和風な外観とは裏腹、中に入ると南国のリゾートホテルのようなアジアンテイストのおしゃれなホテルです。丁度結婚式が終わったあとの様で、着飾った若い人たちが玄関前にたむろしていました。おしゃれなバーでカクテルでもすすりたいところですが、明日の試合に備え近所のコンビニに買い出しに出かけます。ほんとはもう維持決めてる午前中のスタンダードはパスして、のんびりホテルの朝食を堪能したいなあなんて私はゆるゆるのリゾート気分だったんですけど、大将はなんかスタンダードにもやる気出しちゃってるし、朝食はコンビニのサンドイッチで我慢。すぐそばの繁華街ではお祭りかなにかやってたみたいで、行った時には片付けが進んでいましたね。もうお土産を売るお店も閉まっていて『山梨行ったらぶどうだな』どころではなく、必要なものだけ買ってさっさとホテルに戻ります。このホテルには天然温泉がついていて、入ったとき誰もいなかったんです。お湯がなみなみはいってる3つのお風呂、3つともザバーって殿様しました。夜更けの独り風呂でほっこりしていたら、なんか変な声が聞こえたんです。地底のそこからエコーとビブラートがかかったような低い声で私の名前を呼んでるような...。正直ホラーでしたね。怖くなってとっとと上がろうかと扉まで行って、しばらく様子をうかがってたんですけどそれっきりだったのでまた風呂に戻りました。部屋に帰ってそのホラー話を大将にしたら、シャコシャコ歯磨きしながらこんなことをのたまわりましたよ。『あ、それボク。一人だったからそっちも一人かなと思って呼んでみたんだ。』なんで極低音で呼ぶのよ。こわいじゃん。山梨の夜はこうして更けて行ったのでございます。(つづく)かぼちゃのパイにオバケの顔を切り抜きました!パンプキンパイ ミディアムサイズ☆【ハロウィン...
2010/10/16
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美顔のカリスマが若さの秘訣を大公開。練習も行かずについTVに飛びついてしまいました。このカリスマ、宝田さんという方で、見た目凄い若そうなんですけどお孫さんもいらっしゃる50代の歯医者さんなんです。いろんな本を書いておられるんですね。 必要な筋肉に働きかけて鍛え、顔やら首やら年齢の出易いところを刺激する運動を教えてくれました。筋肉って、以前も書きましたけど、いくつになっても鍛えれば応えてくれるんです。それじゃ、どんなことすればいいのか。『ヒーフーミー』って、左右対称になるように口を思い切り動かしたり、舌を突き出して天井に向けたり、ちょっと人前では出来ないような変な顔の連続です。ペットボトルを使って思い切り吸い込んでひょっとこみたいな顔したり、逆に息を吐き出して風船みたいな顔になったり。ホウレイ線を消すためには、歯磨きのときにホッペ膨らましてうがいが効くとのこと。首のしわをとるには、手をなるべく上の方に構えてなわとび。この運動見てビビっときました。クイックステップの曲でやる基礎練、原理は同じだ以前茨城DSCの練習会で教えてもらったんですけど、なわとびなくてもこれでいけます。簡単ですので皆さんもやってみてね。1 腕はスタンダードのホールドの形をキープ。 (首はまっすぐでいいと思います)2 クイックの曲に合わせて左右交互に横に足を上げて片足飛び。これだけ。リズムは全部クイック(Q)カウントで、右右(QQ)・左左(QQ)・右(Q)・左(Q)・右(Q)・左(Q)。首のたるみもこれですっきりですよ。(たぶん)私も時々やってますけど、1曲通してこれやるのって結構いい運動になります。もっと負荷をかけたい方は、横に上げる足をもっと高く上げる、片足飛びをもっと高く飛ぶ、手に重りを持つ、これを2-3曲連続でやるとかすると、もっと効果的でしょうかね。(私は1曲で十分ですが)ついでに顔もという方は飛びながらほっぺも片方ずつ膨らまして下さい。『変な人』と思われるかな。クイックステップって、なに?って方は、こちらご覧下さい。Christopher Hawkins & Hazel Newberry Quickstep
2010/10/15
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競技会に出ておられる皆さんはご存知と思いますが、ドレス・コードというのがあります。服装規定のことですね。ダンスの場合は出場級によって平服とか準正装とか正装とか決まっていて、規定に反しているとチェッカーの方に注意されます。私も一度だけ注意されたことがありました。IDSFが絡む試合は規定が厳しくて、女性はヒップラインが見えるようなパンツ・ルックはダメとか肌色に近いドレスやパンツはダメとかいう規定があるんです。6年前の東京の試合で、そのとき履いてたパンツではダメだからスカーフか何か腰に巻いて下さいって言われました。そんなこと急に言われたってスカーフなんて持ってないし、しかたなく練習用に持って行ってた黒のスカートを履いて踊ったんです。でもパンツの予定だったから足にセルタン塗ってなかったんですよね。足だけ白くて変じゃない?(変です)まだスカート持ってたから良かったですけど、何年か前に『ストーン禁止』の試合があって、それを知らずに会場にやって来た女性が仕方なくジャージで試合に臨んでたこともありました。要するにドレス・コードは絶対破ってはならない『法』みたいなものなんですね。ところで今日はいつもと違う一日でした。職場で朝からイベントがあって、外部からたくさんのお客さんがみえたんです。駐車スペースを探すのも大変。オープン・キャンパスのようなものだと思っていただければいいでしょうかね。メールでイベントに関する注意事項が回ってたんですけど、読むのを後回しにしてたせいで昨日になって大変なことに気がつきました。ドレス・コードがあったんです。男性は背広にネクタイ着用、女性もそれに順ずる服装というもの。いつもTシャツにジーンズみたいな格好で仕事してるもんで、そんなの急に言われても持ってない訳です。まあ、メールを早くチェックしなかった自分が悪いんですが。『明日何着ていこうかなあ。』相談した相手が悪かったですね。大将に服のことなんて聞いても変な答えしか返ってこないに決まってます。『あれでいいじゃない、喪服。』喪服なんてダメに決まってますよね。そりゃあフォーマルだけどTPOってのがあるでしょう。『それじゃ、赤いのは?』赤いのって、お母さんにもらった赤のロングドレス?全身ラメの?パーティじゃないんだからさ。一応スーツ持ってるんです。10年前に買ったのですけどね。でも入らないんですよ。縮んじゃってて。(自分が膨らんだとも言う)もう夜遅くて今から買いに行く訳にも行かないし、とりあえず差し障りのない黒のスラックスに冬物だけどシャーロック・ホームズみたいな服着て出かけました。暑かったです。このイベント、明日もあるんですよね。今年は10月に入っても何日か25度を超える夏日がありましたけど、天気予報見たら明日もそうらしいです。着られるスーツ、一着必要だなあ。
2010/10/14
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ルッカ&ロレインのワルツで先日ご紹介した音楽、映画の中ではどんな風に使われているのか興味があったので見てみました。スパングリッシュ(Spanglish)とは、スペイン語(Spanish)と英語(English)をくっつけた造語で、スペイン語なまりの英語みたいな意味です。日本語なまりの英語だと、ジャパングリッシュ(Japanglish)みたいになるんでしょうかね。不法に国境を超えてメキシコからやってくる移民は後を絶たず,今アメリカではそういった人たちの受け入れをどう対応するかでもめていますね。この映画の主人公フロールは、そんな風にメキシコからやって来た若いシングルマザー。ラテン系の人種が多く住んでいるロサンゼルスのメキシコ人街で、娘クリスティーナと二人で暮らし始めます。こういった市民権のない移民は安い賃金であまり人のやりたがらない下働きをするのが普通で、いい教育を受けたり白人と同じ豊かな暮らしをすることは望めないんですが、逆にそういったブルジョア世界に懐疑的で,染まりたくないと考えていたりするようです。彼女は英語をほとんど話せないまま、裕福なクラスキー家で通いの家政婦として働くことになります。クラスキー家の主ジョンは将来有望な4つ星レストランのシェフでオーナー。ヨガやジョギングで身体を鍛えまくっている妻のデボラ、元ジャズ・シンガーだった彼女の母親のエヴェリン、心優しい二人の子供たちと一緒にプール付きの大きな家で暮らしています。一見幸せそうに見える家庭ですが、デボラは浮気に走ってるし、エヴェリンはアル中ぎみ、子供たちは肥満で意思の疎通も何となくぎくしゃくしていました。夏の間だけ一家の別荘に一緒に住み込むことになったフロールとクリスティーナが、各人の心のすきまを埋めていくんですね。認められることを渇望していたデボラは自分を尊敬してくれるクリスティーナに、優しさや女性らしさに飢えていたジョンはフロールに次第に傾倒して行きます。デボラはかわいくて優秀なクリスティーナを裕福な白人が通う私立の学校に入れようとします。ジョンは妻の浮気を知って打ちのめされ、フロールに癒しを求めます。しかしフロールには固い意志がありました。娘を守ること。彼女のためなら自分の幸せなど犠牲にしても全くかまわなかったんです。フロールはこの仕事を辞める決意をし、娘をつれてメキシコ人街の家に戻るバスに乗ります。音楽(Bus stop)はここで流れました。うるっときましたよ。感動的な映画でした。
2010/10/13
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7年も続いている昼の公園散歩。いつも履いていた靴がそろそろ寿命だったので新しいのを買いに行きました。1週間ほど前のことです。単に散歩に履くだけなんでそんなにおしゃれな靴買う必要はないんですけど、出来れば少しは履くのが楽しみになるような靴が欲しいですよね。近所の安売店の入り口に、いい感じの靴がディスプレイされてたんです。軽いし履き心地も良さそうで、ちょっとキラキラしたラメがついてておしゃれ。『この靴、売れてるんですよ。ホーキンスっていう登山靴なんか作ってるメーカーの靴なんで通気性もいいです。』スポーティな感じの若い女性の店員さんが話しかけてきました。でも私は雨の日も風の日もこれを履いて散歩するので、防水じゃないと困るんですよね。きっとラメなんてすぐ剥がれちゃうんでしょう?長くなりそうだなと思ったのか、大将は店の奥に自分の靴探しに行ってしまいました。『それでしたら、こちらがお勧めです。雨の日でも履けますし。』確かに雨には強そうだけど、なんかおしゃれな感じが乏しいなあ。さっきのラメの方がどう見ても素敵。『この靴、ユーミンのCMで爆発的に売れてるんです。いまこのサイズでは在庫これが最後なんですよ。』えーー! 最後の一つ? そうかあ。欲しいなあ。でも雨に濡れたらやだしな。『そんな風におっしゃるお客様が多いんです。そんな方々は皆さん2足買って行かれますよ。雨ようと晴れようで。』なるほど! それがいいかも。で、2足お買い上げ。 大将がニヤニヤしながら奥の方から戻ってきました。最初強気だった私が店一周してる間に店員さんの口車に乗って2足も買う羽目になってるのが面白くてしょうがなかったみたいなんです。なんでそうなったんだと聞くのでことの一部始終を話したらそれからが大変でした。面白おかしく何度も何度もその話しが蒸し返され、落語みたいに大将が『客と口のうまい店員』二役をこなして自分でウケてるんですよ。別に何も面白いことないですよね。普通にお買い物しただけでしょ。話しを繰り返すうちに、いつのまにか私が最初『絶対買わん』モードだったところからころっと『カモ』になってる展開みたいな話しに変わって来てて、なんか尾ひれまでついてきました。もう私は5回くらい聞かされて飽き飽きしてたんですけど、お母さんが来られてたときにまたその話しが出て、二人でバカ受けしてるじゃないですか。なんやねん。もーええわ。★送料無料★【NintendoDS】任天堂DS かものはしかも。あいまい生活のすすめ【smtb-TK】
2010/10/12
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関西で生まれ育った人にとって、お好み焼きというのは忘れがたい故郷の味なんでしょうね。この3連休、大将のお母さんが遊びに来てくれていたんですが、『なんか美味しいもの食べに行こうか、何がいい?』っていうと、必ず『お好み!!』って答えが返って来るんです。しかも声のトーンが1オクターブくらい上がっちゃって、もう行きたくて行きたくてたまらん子供みたいな感じで。関東で生まれ育った私からしたら、『何か美味しいもの』っていわれて『お好み焼き』が脳裏に浮かぶ確率は限りなくゼロに近いんですよね。だってお好み焼きって、いってみれば、酒のつまみとかお八つみたいなもんじゃないですか。縁日ブラブラ歩いて食べるみたいな感じで、それがごちそうだったりすることはないんです。ましてや晩ご飯のおかずだなんて発想はうかばないですね。でもお母さんがこんなに食べたがってるんだし、大将も頭の中お好みモードでいっぱいになってるみたいなんで、行きました。私だってお好み焼き嫌いじゃないんですよ。どっちかいったら好きな部類です。ただ、味のバラエティが少なすぎるじゃないですか。ラーメンだって塩、醤油、味噌、とんこつくらいのバラエティがあるのに、お好み焼きってどれ頼んでもソースの味しかしないでしょ。お母さんと大将はメニューみながら嬉しそうに選んでましたけど、せいぜいトッピングの青のりとおかかとマヨネーズくらいしか変化のつけ様がなくて、豚が入ってようがエビが入ってようが、全部ソース味で一緒ですよ。しかもお金払って食べに行くのに自分で作らされるじゃないですか。普通レストラン行くときちんと盛りつけられて、あとは食べるだけのお皿が目の前にやってくるでしょう。なんで焼いて持って来てくれないの?『そこがいいねん。』大将なんか家では納豆こねるくらいしか料理なんてしないのに、お好み焼きに行くと両手にへら持って『オレにまかせろ』状態なんですよ。お好みにまつわる思い出話も出るは出るは。そんなもんですかね。読者の方でお好み焼きやさんの方がおられたらごめんなさいね。決して嫌いで言ってる訳じゃないんです。ただ、関西人にとっては『お好み焼き』って何か特別な意味のある食べ物なんだろうなと思って。
2010/10/11
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タンゴはラテンだという話しは以前も書きました。でもどのくらいラテンに近いのか、実は分かっていないんですね。滋賀の大会で私達のよかれと思ってやっている攻撃的なタンゴが2次予選で0点だったもんですから先生に相談しました。一番ガタガタ見える理由は、大将が全部自分でなんとかしようと思ってたことだったようです。本来は男性が道をあけて女性に推進力になってもらう部分でも、自分が回り込んで女性の道を塞いでたり、女性がスペースを埋めに来る時間を与えずに次に行こうとしたり。本当に上手い女性ならどんなリードでも先回りして対応出来るんでしょうけど、私にはそんなことは出来ませんから、普通に踊って欲しいわけです。でも悲しいことに私には、何が普通なのかも分からないので大将にこうして欲しいという提案も出来ないんですね。今日のレッスンで分かったのは、前にも聞いたような気もするんですけど、タンゴにはルンバのようなヒップムーブメントがあること、それにコネクションの伸び縮みがあるってことです。ラテンでは二人が手をつないだ状態で遠ざかったり近付いたりするコネクションの練習したりしますけど、スタンダードのホールドではそんな伸び縮みってないですよね。でもタンゴは使っていいそうです。ラテンだから。具合的にどこで使うかって言うと、テレマークテレスピンみたいな遠心力のかかる速い回転の所。これつかうとビュンビュン面白いようにスピードでます。ルンバのようなヒップムーブメントはどこで使うかって言うと、実はステップの合間全部。たとえばクローズドプロムナード、ppから1歩目出すまで。二人で同じ方向向いてお休みじゃないんです。ルンバのカウント4から1がお休みじゃないのと一緒みたい。じわじわヒップムーブメント継続して、その絞りを利用してシャープな推進力にするんですね。先生のいわれる通りにわりとすぐ出来るのはラテンやってたおかげでしょうかね。『ハイそこ、ホイスク。女性の左脚に座るようなかんじ。』大将、ホントに座ったら重いよ。過ぎたるは及ばざるがごとし。
2010/10/10
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ワルツのイメージトレーニングで何かいい動画はないかなあと思って探していたら、いいのがありました。元世界チャンピオンのルッカ&ロレイン・バリッキのワルツ。Luca & Loraine Baricchi 2009 Waltzナチュラルターン、スピンターン、ターニングロックまで自分たちのルーチンと同じです。シャッセ・フロムPPもなんてきれいなんでしょう。やっぱり上手な選手が踊るとベーシックもすばらしいですね。ルドルフもいいイメージが出来ました。音楽もいいですね。だれが作った曲なんだろうと思って調べてみたら、映画音楽でした。『SPANGLISH』という映画の中で使われてる『Bus Stop』という曲。英語があんまり上手に話せないスペイン人のかわいいお手伝いさんとアメリカの善良な家族の心ああたまるドラマだそうです。作曲したのはHans Zimmerという方なんですけど、この方、いろんな映画音楽手がけてるんですね。最近では『パイレーツ・オブ・カリビアン』、『インセプション』、『シャーロック・ホームズ』、『ダ・ヴィンチ・コード』、他にも私の大好きな、『グラディエーター』、や『バックドラフト』『ラストサムライ』ほんとにたくさんのメジャー映画の音楽が、この方の手になるものだったというのは知りませんでした。 きっと映画も音楽も大好きな人なんだろうなあ。凄く話し合いそう。ダンスも好きだったりして。しかも誕生日が私と同じです。(年は違いますが)ダンスから派生して音楽の話しになってしまいましたが、ダンスに使われている映画音楽ってたくさんありますよね。
2010/10/09
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アレックスのパートナーはイギリス人のケリーアン・ドナルドソンです。前回はチャコットのモデルの仕事でレッスンはなかったんですが、今回は受けることができました。きりっとした口元が知的な感じを与えるスタイルのいい女性です。白夜書房 (ダンスファン)【年間購読】ダンスファン価格:11,760円(税込、送料込)私たちのルンバを見てもらって最初に言われたのは、アクション&リアクションでした。男性が仕掛ける、女性が反応する、そのやり取りはいくらデジタル化の社会になっても目に見える時間差があるはずなんですね。決してシンクロナイズド・スイミングのように同時には動かないんです。例えばスライディング・ドアーズ。二人がミートした後、男性がボディでドアー・オープンを合図、それから女性は開きます。それがないのに幽霊屋敷のドアみたいに勝手に開いたら本当は変なんですよ。『コネクションは永遠の課題ね。難しいけどやりがいがあるわよ。どの一つの動きをとっても、たとえ二人が離れていても、目に見えるエネルギーのやり取りが必ずあるの。』かなり高度な表現方法ですけど、これが踊り全体に応用できたらまるで二人が一つの生命体でそれが呼吸しているように見えると思うんです。月刊 ダンスビュウ 2010年 11月号 [雑誌]女性の踊り方に関してもかなり参考になりました。外人レッスンでいつも感心するのは、女性らしさを表現するテクニックの豊富さです。多分小さい頃からいろんな種類のダンスを勉強したりして一つずつポケットに持ち駒を増やして行くんだろうと思いますね。ロンデ(まわし蹴りみたいなものです)一つとっても、私の体操のような無表情なロンデに対して、ケリーがやると『恥じらったような』『期待に満ちあふれたような』『憧れるような』いろんなストーリーが見えて来るんです。大したもんですね。社交ダンスの愛好家を対象にした専門誌月刊ダンスビュウ 定期購読 1年間 12冊価格:10,000円(税込、送料別)最後におまけのようにケリーは私たちにさらっと言ってくれたことがありました。今までの経験上、こういったことが一番重要な指摘だったりすることが多いんです。大将は『ロングバック』を常に意識すること、私は『肩が上がらないように』注意。これね、二人で練習してる時、いつもお互いに指摘し合ってることなんです。私が大将に言っても『そんなことない』っていうし、私も『首が縮んでるよ』っていわれても鏡見るときは直ってるもんですから『縮んでないじゃん』て言ってました。でも第3者に言われると、二人とも『やっぱりそうなんだ』って納得しますね。大抵パートナーが言ってることは正しいんです。でも真剣に聞けないんですね。ケリーの写真は今月のダンスビュウのチャコットの宣伝に載ってました。もしお手元にお持ちでしたら見てみて下さいね。ちなみに私たちの写真はダンスファンの方に小さく載ってます。ダンスファン 2010年 11月号 [雑誌]
2010/10/08
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<目一杯の踊り>試合を終えた選手が次々とフロアを去って、あれだけ混んでいた会場が随分空いて来ていました。もう2階スタンド席で小さくなってる必要はなかったんですが、今更陣地シート敷いてもまたすぐ片付ける羽目になりそうでですからね。大将は試合の合間ずっとフロア脇の小さなスペースでワルツの出だしばっかり練習していましたが、遠くから見てるとなんか首が短いんです。スタンダードの男性の皆さんて、首をすっきり見せるためにうしろをすごく刈り上げてますよね。ネクタイは正解だったけど、髪もスタンダード風に決めてればもっと印象よかったかもなあと思ってました。それになんとなく丸い肩の延長上に頭があって、前に突っ込んでます。この辺に年齢が出ますね。それとも普段からの習慣でしょうか。普段の生活では私も背中丸いのにふと気づいてイカンイカンと思いつつ首を伸ばすことが度々あります。自分もシェープが相当甘くなってるに違いないと思いました。以前はスタンダードの試合で背中つったり首が痛くなったりするくらい懸命に形つくってたんですけど、今痛くならないってことはやってないってことなんですよね。準々決勝。次の準決勝からは今まで分けていたフロアが統合されますので、これがハーフコートで踊る最後になります。フロアに整列した選手の中に、同じ教室の知り合いや練習所でお会いする上手な方々なんかもいらして、自分たちがなんでここに残れてるのかちょっと不思議というより不気味でした。ワルツとスロー2種目連続、この日初めて少し汗をかきました。『全然ぶつからないで踊れたね。』大将はご機嫌です。周りがみんな上手な人たちだからよけてくれたんだと思いますね。それに『やらないから』と言っていたバックするやつもこの日初めてやりました。結果は1点足りずに準決勝には進めませんでした。大将は悔しがってましたけど私は化けの皮がはがれる前に終われて正直ホッとしたんです。準決勝の踊りを2階席から見てましたけど、みなさん上手ですもん。『この大きなフロアの端から端まで踊れたら気持ちいいだろうね。』『そうだね。』グランプリレベルの選手になると、みなさんフロアをいっぱいに使って大きく踊られてますよね。そのためにはテクニックはもとより、男女二人とも高い運動能力が必要です。いつか遠くない未来に1種目でもいいからそんな風に踊れるようになってみたいなと思いました。それに、ちょっとは息切れするような目一杯の踊りを。(おわり)
2010/10/07
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<バックするやつ>2次予選。『ボクがリード出来ないの知ってるでしょ。今度は決まったルーチン通りに踊るからね。』そんなの威張れることじゃないと思いますけどね。『それから、バックするやつやらないから。』バックする奴って言われたら,皆さんは何を思い浮かべますか?いっぱいありますよね。でもあと数秒でフロアにコールされるってときに、ごちゃごちゃしゃべってるのも何なので『うん』と言っときました。多分前の試合でスローフォックストロットのリバース・ウェーブやり過ぎだってもめたので,それかなと思って。『今度は笑顔でたのむよ。』それなら笑顔になれる踊りをしてくれってかんじ。1次予選よりもさらにたくさんの選手がフロアに押し込まれたようで、同じヒートで整列していた教室の知り合いが苦笑いしながらつぶやきます。『こんなに混んでちゃ踊れないよね。』1次予選のようなUターンはしなかったもののとても踊るなんて感じではなく、またしても上向いて歩いてただけでワルツ、スローともに終了。今度こそ終わったな...。サンバなんか1曲踊ったら息が少しは上がったりしますよね。それが全く『ハア』も『フー』もしないので点火する前に雨が降って来たバーベキュー大会みたな、すごい不完全燃焼感が残るんです。私はまたしても2階スタンドに駆け戻り、おにぎりのやけ食い。(何個食べる気だ?)前回の滋賀も前々回の熊本も2次で終わりだったし、もうなんで実力発揮できないうちにいつも終わるんだろう。パワー増強のために大将が用意してるニンニクの力なんて飲む機会ないまま賞味期限切れるよ。しばらくしてボーっと試合を見ていた私のところに大将が口を真一文字に結んでやってきました。なにかとてつもなく恐ろしいことが起こりそうな予感。『あのさ、次が最終予選だって知ってた? ボクたち残ってたよ。』157組も出てるのに3次予選が最終なんておかしいと思いましたけど、プログラム見てみたら確かにそう書いてあるんです。準決勝の前に準々決勝があるみたいですね。これって出場組数が多いとそうなるんでしょうか。『つまりね、これでB級維持ってことなんだよ。』うそでしょ。まだ点火もしてないロケットが月に到着しましたってくらいビックリでした。きっと大将のピカピカの蝶ネクタイがよかったんだ。それか私の髪飾り。だって踊ってないもんね。『こうなったら決勝まで行くぞ。』それはムリと思いますね。ラッキーだけで決勝まで行くことはないですよ。最終予選はこの日初めてちゃんとフロアを1周踊れました。ようやく空気が吸えるところに出たみたいな感じです。『なんでコントラチェックすぐ終わりにするの?』ダンスやってる方なら大抵ご存知と思いますけど、コントラチェックっていうのは女性が後ろにワーっと開くピクチャー・ポーズなんです。ワルツなら普通はワン・ツー・スリーで反って戻るところ,私たちはちょっとラテン・テイストを加えて2倍の長さでイナバウワーみたいなことやってるんです。私からすればワルツの唯一の見せ場なので思いっきりやりたいところなんですけど,大将が半分で切り上げちゃうリードをするのでちょっと文句言ってみました。そしたら驚きの答えが返って来たんです。『だからバックするやつやらないよって言ったじゃん。』バックするやつって、それ?大将がバックするステップかと思ってました。そこからコントラチェックを連想できる人ってこの世にそうはいないと思いますね。皆さんは何だと思いました?しかも大将はさらにこう続けます。『返事してたから分かったのかと思ったよ。』分かるわけないじゃろっ!私もスタンダードのフィガー名覚えてないの多いですけど,大将はもっとなんですね。でもまさかコントラチェックまで出てこないとは思いませんでしたよ。『混んでたからのんびりしてると後から来る人にぶつかられちゃうでしょ。』まあ,確かにね。ようやくエンジンのかかった私たちの踊りは、何と予選を通過し準々決勝に進出してしまったのでございます。(つづく)
2010/10/06
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<おにぎりヤケ食い>スタンド席2つで着替えるのは至難の業でした。自分の身の置き場所と荷物でそのくらいは占有してしまうので、大将は別の場所を探すと言ってどこかに行ってしまいます。フロアでは午後のスタンダード競技に向けて練習曲が流れていて、洗濯物を入れすぎた洗濯機のように色とりどりのドレスが隙間なくゆっくりと回っていました。受付ぎりぎりに到着したくせに車置きに行ったり、買い物したりして時間を使ったしまったせいで、練習する時間はもうありません。どこで着替えてるのか観客席を見回しても大将の姿が見当たらなかったので、せめて床の滑り具合くらいチェックしようと一人でフロアに降りて行きました。ひょっとすると、もう先に行って練習してるのかも…。しかしその甘い予想はあっさり裏切られます。とうとう練習時間が終っても大将はフロアに姿を見せませんでした。それどころか、午後の最初のプログラムであるB級戦スタンダードの選手が整列しててもまだ来ません。どこ行っちゃったんだろう…。出場組数157組、フロアを二つに分けていよいよ試合開始です。場内にアナウンスが流れました。まずいよ、私たち第一ヒートなのに。病気が悪化してトイレから出られないのかしら。係員さんに言った方がいいのかな…。と、そこへ買ったばかりのピカピカ蝶ネクタイを手にぶらぶらさせながら大将登場。『どこ行ってたの?第一ヒートなんだよ。』『うん、知ってる。』首に巻いて長さを測りながら、まだネクタイ調整してます。こんなときは、だまって見守るに限りますね。いろいろ言うと余計焦って簡単なこともできなくなりますから。『スタンダードB級戦、第一ヒート、背番号1番から…』アナウンスが流れ選手がフロアに入場し始めます。やっとネクタイを止められてほっとした様子の大将の手は、冷たく汗ばんでいました。半分に分けたそれほど広くないフロアに10組以上が詰め込まれていますので、普段通りに踊るのは至難の業です。最初の種目はワルツ。ナチュラルターン、スピンターン、ターニングロックあたりでもう中央付近の混雑地帯に遭遇。上手い選手ならちょこっと方向を変えてすり抜けて行けるんでしょうが、そんなことは出来ない私たちはこともあろうにUターンですよ。一応ダンスは反時計回りに踊るって言う基本ルールがあるんですけど、逆走ですわね。あっという間にふりだし位置に戻って来てしまいました。審判の先生方が並んでおられるところじゃなくてよかったです。大将、よっぽど動揺してたんでしょうか。その後も迷走は続き、なんとか一周はしたものの音楽が終わるや否や私も大将も一言も発せずお互い顔も見合わせることなくフロアを出て、また大将はどこかへ消えてしまいました。次の種目はスローフォックストロット。出番ぎりぎりに戻って来た大将とフロアに入りますが、ワルツがアレですからスローだって不安です。一体どこに連れて行かれるんだろうかと。案の定『踊っている』というより『歩いている』ようなスローになってしまいました。リーダーがどこに行きたいのか、多分本人もどこに行ったらいいのか分からなかったんだと思いますけど、全く伝わってこないんです。ぶつかりそうになるとカニ歩き。なんどもなんどもカニ歩き。いつまで続くのカニ歩き。『あんたはカニか!』叫びたい気持ちでした。音楽が長く感じられましたね。早く終わって楽になりたかったです。やっと音楽が終わり、大将の顔見ると怒りが爆発しそうなので無言で2階スタンド席に一目散に懸け戻りました。エネルギー有り余ってますからね。汗なんか一粒もかきやしない。私は買って来たおにぎりをヤケ食いのように食べ始めました。食べると落ち着きますね。ストレス太りする人の気持ちがちょっと分かりました。そこへ大将がやってきます。『ボクたち残ってたよ。あんなにめちゃめちゃだったのにね。』うそーーー!『でも怖くてスコア見れなかったよ。とりあえず上がってることだけ確認して来た。』絶対終わってると思ったのに、どこかいいところがあったのかしら?『ずっとブスーっとした顔で踊ってたよ。もっと笑顔。』だって、笑顔になれる要素がなかったじゃない。踊ってて楽しくないんだもん。『次はちゃんと踊るからさ。機嫌直してよ。』そう言ってフロアに降りて行った大将は、遠くの隅でずっとナチュラルターンの練習をしていました。(つづく)
2010/10/05
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<蝶ネクタイと髪飾り>社交ダンスにはラテンとスタンダードという全く毛色の違った2つのタイプがありますが、長年やってるとだんだんどちらかに傾いてくるようなんです。それは練習時間の制約もありますが、一番は好みの問題でしょうね。私達の場合はどちらかというとラテン好き。一番その差が顕著に現れるのは、それにかけるお金じゃないでしょうか。衣装代にしろレッスン費にしろ遠征費にしろ、うちの場合はラテンの方に何倍もお金かけてるんですね。最近スタンダードの試合にまた出るようになって気がついたんですけど、競技用ドレスなんて大将のお母さんにもらったのをもう何年着てることやら。化粧品だってラテン用のはいろいろ持ってますけどスタンダード用のはないんです。大将も数年前にバーゲンで買った既製品のエンビでずっと試合に出ています。燕尾服(ベスト付き)「クリーニング」靴もラテンは『試合用』『レッスン用』『練習用』と3足あるのに対し、スタンダードは1足だけ。そういえばスタンダードがメインのパンプキン・ママさんは逆だと言っておられましたね。 大会会場の入り口にいろんなダンスショップがブースを出していて、大将が蝶ネクタイを買いたいと言いました。白いネクタイって段々使ってるうちにまぶしい白さじゃなくなって来るんですね。ネクタイだけでもピカピカしてれば少しはやる気があるとこ審判に見てもらえるんじゃないかってことでご購入。ここのところ成績低迷してますから、まずは見た目からってことです。隣のブースでは化粧品や髪飾りなんかを売ってました。大将が今日は使わないけどラテン用のファンデーションも買っておきたいと言い出し、なんかそのとき『あたしも何か買いたい』気持ちがムクムク出て来ちゃったんですよ。で、手に取ったのが髪飾り。こういうの前から欲しかったんですよ。スタンダードの女性の皆さん、頭キラキラしてきれいですもんね。ホントはのんびり買い物してる場合じゃないんですよ。試合は午後一番ですからすぐにでも支度開始した方がいいんです。ちらっと値段見たら580円で安いし、これならいいかなと大将のファンデーションと一緒に買うことにします。3000円出せばお釣り来るなと思ってお財布いじってたら、その倍以上の値段を店員さんに言われたんでたまげました。『え? その髪飾り、おいくらでしたっけ?』どうも一桁見間違えてたみたいなんですよ。でもなんで網に石貼っただけの奴が5800円もするんだろう。『それじゃ、すいませんけど...(だんだん声が小さくなります)髪飾りはやめときます。』店員さんも小さい声になって、気持ちだけ値引きしますけどと言って電卓をはじき、『この値段でどうです?』と言われます。なんか電気屋さんみたいだな。こんなところで値引き交渉なんてした事無いので、値下げしてくれるとは思ってもみませんでした。皆さんも大会会場で買い物する時は少しゴネた方がいいですよ。結構安くしてくれました。さて、買ったばかりの蝶ネクタイと髪飾りでいよいよ試合開始です。
2010/10/04
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<大切な忘れ物>JBDF関東甲信越の、今日は茨城大会が、焼き物で有名な笠間で開催されました。この団体では今年初めてのスタンダード戦。今年もあと3ヶ月を残すのみとなって、今更のように慌ててエントリーしました。JBDFはJDSFに比べると昇級するのは大変ですが比較的維持するのは簡単です。B級戦は2種目ですし、維持するためには最終予選に残ればイイというハードルが低い感があります。ただ、A級に昇級しようとすると大変で、3位までの成績を年間2回とらなければなりません。車で1時間弱の近い試合でしかも午後からでしたのでゆっくり朝ご飯を食べて出かけました。『とりあえず最終予選まで残ればいいから、気が楽だよね。』途中でおにぎり買ったりいろいろしてたせいもあり、会場に着いたのは受け付けしめきり5分前。油断しすぎました。もうすぐにもダッシュ必要だったのに、駐車場もいっぱいで係の方に遠い第3駐車場の地図を渡されます。そんなとこまで行ってたら絶対受付に間に合いません。シャトルバスで会場まで来る距離なんです。先に荷物だけ置かせてもらえるようにお願いして会場横付け。受付に走りました。競技会場は大混雑で着替える場所もなく、2階のスタンド席にやっと2つだけ空きを見つけてとりあえず荷物を置き、車を駐車場に置きに行くことにします。幸いにも会場から300mくらい歩いた所に置ける所を見つけられて、一番遠い第3まで行かなくてもすみました。『雨降るって言ってたから傘持って来たけど降らなくてよかったね。』ホントは昨日買ったユーミンがCMしてた靴履いて来たかったんだけど、天気予報が雨だったんでやめたんです。これなら履いてくれば良かったな。ポクポク歩いて50mくらい来たところで、突然自分が手ぶらなことに気がつきます。『あ、ごめん。車にバッグ置いて来ちゃった。スリッパ入れた袋も。』『もー、なんだよー。シャトルバスなんか乗っちゃってたら大変だったよ。』大将にアホだのボケだの言われながら、またポクポク歩いて車に戻りました。後ろの座席に置いてたのをすっかり忘れてたんですね。ところが車に戻って後部座席を見てみたら、私のバッグとスリッパ入れの他に大将が持って来たと思われる大会プログラムと、こともあろうに『背番号』まで置き忘れてるじゃありませんか。『自分だって忘れてるじゃん。戻って来てよかったよー。』ひとのことアホだのボケだの言ってたの、そのままお返し。ホント、シャトルバスなんか乗ってたら大変だわ。げらげら笑いながらまた会場への道をポクポク歩いて帰りました。(つづく)
2010/10/03
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スペイン人のダンサー、アレサンドロ・ヘルナンデスの2回目のレッスンです。長かった髪を切って、『サマー・バージョンだよ。』なんていってましたが、ジョニー・デップ風からトム・クルーズ風に変身。いい男はどんな髪型でも決まるんですねー。ハー、見とれる。 前回パソドブレを見て頂いてからその後いくつかの試合に参加し、やっぱりパソが他の種目に比べて成績が良くないので、今回もパソを見て頂くことにします。コリオグラフィー的観点から見た『パソらしいパソ』は、アクセントが奇数カウントに来るということでした。エスパーニャ・カーニの第一ハイライトまでの間に、メロディ展開が変わる部分、そこをミニハイライトと呼ぶそうなんですが、そこからの流れを見てもらいます。予想通りまたルーチンが変わりました。『じゃ、こうしようか。』といってさらさらっと踊るんですけど、それがなんともパソなんですよね。もう私なんか、ただ魔法かけられたようについて行くだけ。でも大将は物言いです。『その後が似たようなルーチンなので、もっと進むのにして下さい。』アレックスは『いいよ。』といってすぐに別のパターンを出して来ます。『ボクはスペイン人だからね。いくらでもレパートリーはあるよ。』今回は踊り方についても聞いてみました。いつもパソの点が低いのは、『パソらしくないパソ』に見える部分があるんじゃないかと思って。彼は男性の役割についてもう一度語りました。『男性は闘牛士なんだ。闘牛士はいつでも冷静に見えなくちゃいけない。たとえ混んだフロアで他の選手が気になっても、キョロキョロしたり浮き足立って軽く見える踊りを絶対にしてはいけない。』一歩一歩フロアを確かめるようにアレックスがパソを踊ります。『アペルも一度目はいい。二度目もまあ許される。でも三度以上は飽きられるだけだ。』そしてアームは『闘牛の角』の形だそうです。肘が折れすぎたり伸びすぎたりするのはNGとのこと。次に女性の役割を踊りながら説明します。それが全く上手いんですよ。女性以上に女性らしいです。『女性は絶対に男性と対等ではいけない。男性を立てるんだ。だから男性より高くなることは絶対にない。』アレックスは大将の肩に片手をかけてまっすぐ立ちます。『これ、何踊るように見える?』ルンバ、でしょうかね。次にちょっとだけ膝を曲げて大将を斜めに見上げた姿勢で『今度は何に見える?』といいました。不思議なんですけど、確かにそれはパソに見えるんです。『女性はね、フラメンコダンサーかジプシーなんだよ。』彼は大将を罠におびき寄せる悪女のような様相で彼の周りを踊ります。うまいなあ。私がぽーっと見てたのでアレックスが寄って来て黒い瞳でまっすぐに見つめながら言いました。『ジプシー、知ってるでしょ?』『知り合いにはいないわね。』『ハハハ。まあ、日本にはいないかもね。スペインではたくさんいるんだよ。』アレックスは最後に、こんなことを言いました。イマジネーション。競技会でサンバを踊るとき、それは日本じゃない、ブラジルだよ。まわりにはたくさんの人が陽気に踊ってる。頭に大きな羽飾りをつけた女性が腰を振ってる。バンドも陽気なリズムを叩きだして、歌もノリノリだ。チャチャチャを踊るとき、そこはキューバだ。太ったおばさん(ビック・ファット・ママ)も音楽に合わせて踊りだす。この人踊れるのかなと思ったけど、ボディから紡ぎだされる音楽は本物だ。さあ、パソドブレ。闘牛場は歓声に包まれている。でも闘牛士は集中しているんだ。そしてその緊張感を楽しんでいる。自分がどれだけ美しく強く戦えるか、広いコロッセウムにいま闘牛が放たれた。そんな風にイメージすること。そして自分の役割を演じきること。アレックスが熱く語っている間に時間になってしまいました。彼は大将と握手し、私にはほっぺチュー。(ohhhh!)去って行く後ろ姿もカッコいいわあ。ピカソ・道化師と首飾りをした女 (絵画・複製画)
2010/10/02
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癒されたい時ってありますよね。最近スタンダードの練習をするとすぐにモメて、たいして踊らないうちに時間が来てしまうことが多いんです。一昨日の夜、もう練習場には私達しかいなくて、二人ともむっつりしたまま帰り支度を始めます。そんなとき、かけっぱなしになっていたCDからこの曲が流れて来ました。Maria Elena なんて甘い歌声...。やさしいメロディに癒され、すっかり心が晴れてしまいました。ウルチメイト・ボールルーム(The Ultimate Ballroom Album)の第10集、CD-2の9曲目に入ってます。以前ご紹介した『If I Were A Painting』の次の曲です。だれが作った曲なんだろうと家に帰って調べてみたら、メキシコの作曲家ロレンツオ・バルセレイタ(Lorenzo Barcelata)が1936年に作詞作曲、メキシコ大統領ポルテス・ギルの夫人、マリア・エレーナに捧げた曲だそうです。練習場で聴いたのは英語にしたもので、歌っているのはジム・リーブス(Jim Reeves)。これワルツの曲だったんですけど、オリジナルのスペイン語で聴くとなんかルンバ踊りたくなります。こちらMaria Elena さらに歌が入ってないとフラダンス踊りたくなります。(踊れないけど)こちらMaria Elena ~LOS INDIOS TABAJARAS皆さんも癒されましたか?やっと週末だ。
2010/10/01
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