2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
全31件 (31件中 1-31件目)
1
「自宅系」とでも言うのだろうか、2~3年前から住宅街の自宅を改装したり、マンションの1室を利用した飲食店が都内では増えている。東村山では、以前に紹介したそば屋「夢玄」ぐらいだろうと思っていたら、ナント自宅系のカフェレストランがありましたよ。それが今回紹介する「ガーデンテラス」だ。 場所は自宅系だけに説明しづらいのだが、東村山駅西口を出て、武蔵大和まで伸びるバス通りを進み、最初の交差点を左折。道なりに300メートルほど進んだ右側にある。隣が東村山保健所だから、それを目印に行くといいだろう。 これが表なのだが、住宅街に忽然と現れるからビックリする。中に入り庭を通ると、こんな建物が見えてくる。 シャレた一般宅という感じ。実際、自宅を改装して作ったモノだから、そう見えるのは当たり前なのだが。 店内はこぢんまりとしている。ふと、窓を見ると、その向こうにはこんなテラス席があった。 春とは言え、まだ寒いから利用する人はいなかったが、天気のいい日にはこのテラス席で庭を眺めながら食事をしたり、お茶を飲んだりすると、きっと優雅な気分になれるだろう。 私が行った時には、ちょうどテラス席の横にある梅が満開だった。雰囲気は何ともいい感じではないか。 ランチメニューがあったが、私は「手作りケーキのセット」(780円)を頼んだ。この日の手作りケーキはレアチーズケーキとバナナシフォンケーキの2種類で、私はバナナシフォンケーキを選んだ。 雰囲気のいい場所で食べると、ケーキもより美味しく感じられる。庭を見ながらボーッとしていると、小1時間なんてアッと言う間だ。午後のひと時をのんびり、優雅に過ごすのにピッタリのお店と言えるだろう。 ただ惜しいのは、そういうイメージのお店なのに、午後3時~5時はお店を閉めてしまうことだ。休憩が必要なのはわかるけど、喫茶メニューだけでいいから開いてると、個人的にはうれしいなぁ。【DATA】住所:東村山市野口町1-25-14電話:042-395-7353営業時間:午前11時~午後9時半(午後3時~5時はクローズ)定休日:月曜と第1、第3日曜 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆「ガーデンテラス」は残念ながら2010年7月31日をもって閉店しました。
2005年03月31日
コメント(20)
「東村山市で一番美味しいケーキ屋さんは?」と聞かれたら、私は何の躊躇もなく「ロートンヌ」と答える。種類の豊富さ、見た目の美しさ、そして美味しさ、どれを取っても全国レベルであり、東村山ナンバーワンの座は不動だ。問題は“東村山ナンバー2”である。 今、私の中で“東村山ナンバー2”として急浮上しているケーキ屋さんがある。それが今回紹介する「RISETTE(リゼット)」だ。場所は東村山駅東口を出て正面の道を真っ直ぐ進み、府中街道の交差点もそのまま真っ直ぐ進む。その次の交差点を右折し、すぐ左に斜めに伸びる道に入る。100メートルほど先の右側にある。小さいお店だから見逃さないように。「こんな所にケーキ屋さんがあったんだ。入ってみようかな」……そんな軽い気持ちで入ったのだが、中のケーキをひと目見て、私は「うわぁ!」と子供のようにときめいてしまった。種類は「ロートンヌ」の3分の1ぐらいだが、どれも宝石のようにキレイなのだ。しかもケーキの名前の下に書かれた説明が「エッ、何それ?」と驚かせてくれるのだ。 私は迷いに迷った末、次の4つを購入した。 上の左の写真から時計回りに「狭山茶のムース」(378円)、「シューアラクレーム」(294円)、「ムースオショコラオリズ」(378円)、「ドゥーブルフロマージュ」(399円)。どうです、どれもキレイでしょ。選んだ決め手は、それぞれこんな感じだ。「狭山茶のムース」……「抹茶」とせずに「狭山茶」としているところがニクい。スポンジ部分のタテじまが気になった。「シューアラクレーム」……これは単純に私がシュークーム大好き人間だから。「ムースオショコラオリズ」……チョコレートケーキなのだが、食感を楽しむためにナントお米が入っているのだとか。「ドゥーブルフロマージュ」……レアチーズケーキなのだが、上に振られている黒い粒はナント黒胡椒なのだとか。これはもうどんな味か食べてみるしかないでしょう。 で、食べてみた感想なんですけど、1つずつについて言うのは面倒なので、まとめて言います。美味しいです。メチャクチャ美味しいです。甘いもの好きのカミさんも絶賛して、食べた翌日、またケーキを買いに行ったぐらいですから。 カミさんが次に狙っているのはコレ。 ココはロールケーキもいろいろと種類があり、私も気になって写真を撮っていたのだ。カミさんが「あそこのロールケーキがすごく気になるのよね」と話した時は、似た者夫婦だなぁと思わず苦笑してしまった。このお店、当分ウチら夫婦にとってマイブームになりそうです。「ロートンヌ」派の人もぜひ一度食べてみてください。「ロートンヌ」のケーキと同じように、驚きと幸福感を味わえますから。超イチ押しです。このお店を見つけられて私は今、すごく幸せな気持ちでいっぱいです。【DATA】住所:東村山市本町2-24-43電話:042-394-1318営業時間:午前11時~午後7時 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆「リゼット」は残念ながら2006年4月23日に閉店しました。
2005年03月30日
コメント(17)
東村山駅東口の周辺をちょっと散策すると、イヤでも目に付くマグロのオブジェ。店名といい、このオブジェといい、魚料理中心のお店なんだろうなぁと気になっていたのが、今回紹介する和風ビストロ「磯久亭」だ。 場所は東村山駅東口を出て左にロータリーに沿って歩き、「モスバーガー」のある道に入る。そのまま進むと府中街道との交差点に出るのだが、府中街道を渡ってすぐ左のビルの2階にある。 本来は夜に行くべきなのだろうが、ネット情報に「ランチもイケる」とあったので、私は昼時に行ってみた。店内は広く、入って左側にはカウンターとテーブル席、右側には座敷があった。私はカウンターに案内された。 ランチメニューを見ると、「寿司膳」(1280円)、「特大エビフライ膳」(1580円)など結構な値段のランチがズラリ。迷っていたら「磯久御膳」(1980円)という文字が目に飛び込んできた。どうやらコレ、このお店の特別ランチらしい。「どうせ高い料金を出すなら、お店の自慢のランチを食べてみるか」と私はこの「磯久御膳」を注文した。 「お待たせしました。『磯久御膳』でございます」と出てきたモノを見てビックリ。 何か凄いでしょ。大きな2段の重箱がドーンとお盆に乗っているのだ。重箱のほかには、前菜、冷やしなめこそば(これはうどんに変えることもできる)、茶碗蒸し。 では重箱のフタを開けてみますか。 上の段には天ぷらの盛り合わせ、下の段には寿司が入っていた。うーん、なかなか豪勢ではないか。それでは、いっただきま~す。 まずは前菜からいきますか。つくね、鳥ごぼう巻き、じゅん菜の3点盛り。うーん……まあ、こんなモノでしょう。続いて冷やしなめこそばをズズッ。おっ、これはなかなか旨いじゃない。 お次はメインディッシュの天ぷら盛り合わせ。しし唐、エビ、キス、サツマイモ、ナスの5点はどれもまずまず美味しかった。寿司は5貫と玉子焼き。そこそこ旨いけど、寿司屋じゃないから、こんなモノでしょう。 飛びぬけて美味しいモノはなかったけど、お店の雰囲気と重箱を使った料理の演出を考えるとリーズナブルと言えるだろう。個人的にはコレに味噌汁と香の物が付いているとうれしかった。食後のコーヒーを飲みながら、窓を見ると、なかなかいい眺めが広がっていた。1人だからカウンターに案内されたのだが、カップルで行けばきっと窓際の席に案内されたハズだ。これはデートにいいかも。また座敷があるから家族で行くのもいいだろう。 ゆったりとくつろぎながら和食を食べたい……という時にピッタリのお店だ。【DATA】住所:東村山市本町2-16-1 東原ビル2階電話:042-397-9955
2005年03月29日
コメント(8)
府中街道を所沢方面に向かって車で走る時、いつも気になるお店があった。パッと見はお弁当屋なのだが、中で食事もできるようになっている……ちょっと変わった営業スタイルだから気になっていたのだ。それが今回紹介する「じゃがいも」だ。 場所は東村山駅東口を出て正面の道を進み、交差点を左折。府中街道をひたすら真っ直ぐ約800メートル歩いた先の左側にある。 店内はカウンター5席、テーブル3卓とこぢんまりとしている。メニューを見ると、オムライスが500円、ハンバーグカレーが600円とどれも安い。一番高いサーロインステーキが1500円だ。私は迷った末、表の黒板に書いてあった「日替わり定食」(550円)を注文した。この日の日替わりメニューは若鶏の竜田揚げ。で、出てきたのがコレ。 まさにドーンという感じ。大きな若鶏の胸肉の竜田揚げが2つお皿に乗っている。これで550円なんて「ありえねぇー!」(ちょっと古いですね)って思いません? 野菜もたっぷり乗っているし、お味噌汁も美味しい。竜田揚げは柔らかく揚がっていて旨い。味付けが少し薄く感じたが、そんなのは卓上の醤油やソースで調整すればいいワケで、問題ない。いやいや、食べ終わるともうお腹いっぱい。駅からちょっと離れているけど、この値段とボリュームなら行ってみる価値はあると思うな。
2005年03月28日
コメント(16)
私事で恐縮なのだが、カミさんの両親は2人とも3月生まれなので、毎年3月になると娘であるカミさんと妹主催で誕生日を祝う食事会をしている。で、昨日の夜、恒例の食事会をウチら夫婦のオキニの寿司屋さんである「亀八鮨」で行った。「飲み代別で、1人4000円で料理をお願いします」と予約して行ったのだが、お店に行くとすでにテーブルには3品置かれていた。 手前がホタルイカの酢味噌和え、奥の右が刺身、左が酢の物。ビールで乾杯して、早速いただいてみる。ではまずホタルイカから。甘くて柔らかい。美味しいねぇ。続いて刺身を。マグロ、カンパチ、エビの3点盛り。ネタが勝負の寿司屋さんだけあって、刺身は文句なしに旨い。酢の物には生タコとボイルしたタコの2種類が入っていて、甘みや食感などそれぞれの違いを堪能。体が酢を求めているのか、私には特にこれが美味しく感じられた。 続いて出てきたのは茶碗蒸し。真ん中にちょんと黄色い柚子の皮が乗って見るからに美味しそう。実際、ダシが効いていて美味しかった。ちゃんと底には銀杏も入っていたしね。 お次は天ぷらの盛り合わせ。エビ、イカ、しし唐、ナスの4種類。天つゆでサッパリといただく。旨い。そしてお寿司の登場だ。 すでに結構お腹がいっぱいだったので、これぐらいの量で十分。足りないようだったら追加で握ってもらおうと思っていたのだが、その必要は全くなかった。 寿司を食べ終わる頃にあさり汁が出てきた。ちょっと甘めの味噌汁が胃に優しく染み込んでいく。いやあ美味しいねぇ。 ゆっくり飲んで食べて、約2時間。久々に美味しい和食を満喫できた。
2005年03月27日
コメント(8)
私は以前から地元を食べ歩く際、いろんなサイトを参考にしている。中でも「BIT St.(ビットストリート)」はブックマークしてよく見ている。これはJR・私鉄に関わらず全国の駅のページをつくり、その街の地域情報をユーザーに書き込んでもらうという、一般参加型のサイトだ。簡単に言えば“口コミのネット版”だ。 やはりよく見るのは私の地元である「久米川のページ」。このページの「みんなのおすすめ」という欄の「おさけ」の項目でトップになっているのが、今回紹介する居酒屋「一本槍」だ。 場所は久米川駅北口を出て右に進み、60メートルほど歩くと右側に大きな看板が見えてくる。すぐにわかるハズだ。 以前は同じ久米川北口でも違う場所にあったのだが、1年ほど前に北口ロータリーの建設に伴って現在の場所に移転した。私は以前のお店にも入ったことがあるが、その時はオヤジ向きのいい意味で小汚い、落ち着ける店内だった。現在の場所に移ってから行くのは初めての私は、入ってみてちょっとビックリした。すごくキレイなのだ。居酒屋と言われれば居酒屋と思うけど、和風ダイニングと言っても違和感はない。 私はカウンターに座り、メニューを眺めた。すると女性店員が「本日のオススメはこちらです」と小さな黒板を持ってきた。私はそこから「ブリ刺身」(650円)と「かきの唐揚げおろしポン酢」(600円)を、それから通常メニューの中から「自家製つくね」(250円)と「和牛100%メンチカツ」(650円)を注文した。 まず出てきたのは「ブリ刺身」。 久々に食べるせいか、脂が乗っていて美味しい。まあ、私が行きつけにしていて今年1月に閉店した「小料理みき」で食べたブリの味には及ばないが、魚専門じゃない普通の居酒屋にしては十分過ぎるほど美味しい。オススメにするだけはある。 続いて「本日のオススメ」から選んだ「かきの唐揚げおろしポン酢」が登場。 唐揚げというより、小麦粉をつけてソテーしたような感じ。その上におろしポン酢が乗っている。見た目はすごく美味しそう。しかもカキが10個も乗っている。カキ好きの私にはたまらないボリュームだ。 1つ食べてみて「これは好き嫌いが分かれるだろうな」と思った。というのもカキフライのようにシッカリ中まで火を通さず、レアっぽい仕上がりになっているからだ。私は生ガキを食べているような感じがして美味しいと思ったが、生っぽさが逆に苦手な人もいるだろうな。カキ好きの人にはちょっとオススメです。と言っても、もうすぐカキのシーズンは終わるから、行った時にあるかどうかはわかりませんが。 次に出てきたのは「自家製つくね」。 割り箸を串代わりにしたジャンボつくねは、軟骨がたっぷり入っていてコリコリとした食感がいい。タレはややアッサリめ。 最後に出てきたのは、いかにもメインディッシュという感じの「和牛100%メンチカツ」だ。 ココが居酒屋なのを忘れてしまいそうなほど、料理としてよくできている。写真は上からの撮影だからわかりにくいかもしれないが、このメンチカツ、すごく分厚いんです。厚さは2センチはあると思う。箸でメンチカツを割ると、ギッシリと肉が詰まっていて美味しそう。デミグラスソースをたっぷり断面につけてパックン。うーん、旨い! 酒のつまみとしてもいいけど、やっぱりご飯が欲しくなる。でも、これは1人で食べるモノじゃないね。食べたらすごくお腹いっぱいになっちゃったよ。 というワケで帰ろうとしたら、女性店員がつくねの割り箸を指差して「お客さん、割り箸に3本線の焼き跡がついているので、当たりです。サワーか、シャーベットをサービスいたします」と言うではないか。つくねの割り箸に当たりハズレをつけるなんて、面白い企画だねぇ。シャーベットはオレンジ、ゆず、ライチの3つから選べるというので、私はライチをもらった。 味はともかくとして、「当たった」ということがうれしい。この勢いでロト6も当たらないかなぁ。 料理はそこそこ美味しいし、何よりも居心地がいい。「確かに人気になるワケだ」と納得しながら私はお店を後にした。【DATA】住所:東村山市栄町1-9-1 野崎ビル2階電話:042-396-1010営業時間:午後5時~深夜0時半定休日:第3月曜
2005年03月26日
コメント(8)
このブログには本当にいろんな人がコメントを寄せてくれる。一番多いのは東村山市に住んでいる人で、次いで東村山市に住んだことのある人なのだが、中には東村山市に縁もゆかりもないのだが、コメントしてくれる人もいる。福岡在住のじゃない。さんもその1人で、ご自身でパンを作っているせいか、私がパン屋を紹介した時によくコメントを書き込んでくれる。 彼女のコメントで「小麦工房 ラウンドハウス」で作っているラウンドパンが割と珍しいパンであることを知ったのであるが、私はつい先日、意外な場所でラウンドパンが販売されていることを知った。その場所とは、私がいつも調理パンを買っているお気に入りのパン屋「メルポーチ」だ。 私はいつもこのお店では調理パンしか買わないから、他のパンをあまり見ていなかったのだが、先日たまたまフッと見たらラウンドパンが目に飛び込んできたのである。店員さんに聞くと、以前から販売しているとのこと。「灯台下暗し」とはまさにこのことだ。この日は「オレンジラウンド」(210円)しかなく、私は思わず買ってみたのだが、これが美味しかった。パンがしっとりと柔らかく、練り込まれているママレードとオレンジピールが絶妙な甘さで、一気に丸ごと食べられるほど旨かった。 で、その翌日、また「オレンジラウンド」を買おうと思ったら、ナント、ラウンドパンがぞろぞろと数種類も並んでいた。 プレーンからメープル、カマンベールチーズ、ダブルチョコ、オレンジ、丹波黒豆と「小麦工房 ラウンドハウス」とはひと味違うラインナップ。中でも私の視線を釘付けにしたのは、一番端に並べられていた「デニッシュ食パン」(210円)だ。 なぜか「ラウンド」ではなく「食パン」と表記されているのだが、ちゃんとラウンドパンの金型の跡がついているし、断面は丸い。間違いなくラウンドパンだろう。デニッシュでしかもシナモン味となれば、もう私好み。もちろん買っちゃいましたよ。 では、丸かじりで、いただきま~す……ンッ? 意外と硬い。デニッシュだから普通のラウンドよりさらにしっとりとしているのかと思っていたのに、これは本当に意外。味はシナモンが効いていて美味しい。でもこれなら「オレンジラウンド」の方が美味しいかな。 販売されているラウンドパンはいずれも「小麦工房 ラウンドハウス」で言うところのハーフサイズ。値段もほぼ同じの210円。私は「ラウンドパンは東村山では『小麦工房 ラウンドハウス』でしか買えない」と思い込んでいたから、こんな近場で買えるなんて思ってもいなかった。素直にうれしい。当分はラウンドパンがマイブームになるだろうなぁ。さて、次は「カマンベールチーズラウンド」(210円)でも買ってみますか。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ でんさんからのコメントで芋あん入りのミニクロワッサンが美味しいということなので、今朝、早速「メルポーチ」で買ってきました。1個40円、3個で105円ということなので、もちろん3個購入。 ひと口というより、ふた口サイズで表面に黒ゴマが振られている。まずはひとかじり。サクッという心地よい音と食感とともに、バターの香りが口から鼻に抜けていく。美味しいねぇ。ひと口目で芋あんに到達しなかったみたいで、残りをポイと口に入れてムシャムシャ。芋の甘さと、バターと黒ゴマの香りがよく合う。いやあ、これは美味しい。サクサク、ワシャワシャと3個をペロリと食べてしまった。私、これなら6個は余裕でイケます。6個買っても210円か……。ダイエットしてるんだけどなぁ、今後買っちゃいそうだな。でんさんも罪な商品を教えてくれるなぁ。 もう1つオススメのパンプキンケーキはなかったから買えなかったけど、買ってたらまたハマッてたかも。危ない、危ない。
2005年03月24日
コメント(4)
首都圏を席巻した讃岐うどんブームだったが、やはりそば文化の強い首都圏では定着せず、どうやらただのブームで終わりそうだ。私の職場がある新大久保界隈でも讃岐うどんのチェーン店が何店かあったが、すでに2店が閉店し、残っている数店もランチタイムですら閑古鳥が鳴いている状態。ブームを牽引してきた「はなまるうどん」も「吉野家」に吸収されちゃったしなぁ、チェーン店は「はなまるうどん」以外、軒並み首都圏撤退かな……と思っていたら、昨年、秋津駅改装に伴ってオープンした讃岐うどんのチェーン店はなかなか繁盛している。 前から気になっていたので、今回思い切って入ってみた。それがこの「さぬきうどん職人 めりけんや秋津店」だ。場所は秋津駅南口を出て左へ進むと、右側にすぐ看板が見えてくる。 お店のHPを見ると、首都圏に11店あるのだが、このうち9店は駅の立ち食いそば屋「あじさい茶屋」を展開しているNREと業務提携していて、この秋津店と大泉学園店は直営店なのだという。店内はよくある、セルフサービスのうどん店の造り。 お盆を持って、まずは天ぷらなどのおかず類をチェック。するとナント、じゃこ天(100円)があるではないか。じゃこ天とはホタルジャコという小魚をまるごと使った練り物で、色は悪いけどジャリジャリした食感がたまらない一品。私はじゃこ天とサツマイモの天ぷら(90円)を取り、迷った末、「肉たまうどん(小)」(480円)を頼んだ。「小」とは言っても、写真を見てわかるように十分普通盛りだ。では、まずつゆをひと口。ああ、いいねぇ。広島出身の私が慣れ親しんだ味だ。うどんはこうでなくっちゃ。続いて麺をズズズッ。やや細めの麺は喉越しも歯応えもいい。なかなか美味しいじゃないの。甘めに味付けした肉も私好みでいい。 じゃこ天とサツマイモ天を乗せて、つゆに浸し食べてみる。じゃこ天は想像通り美味しい。サツマイモの方はちょっと固かったかな。 うどんを半分食べたところで中に入っている温泉玉子を割ってみる。トロリと出てきた黄身をうどんに絡ませながら食べると、これがまた旨いんだ。つゆまでシッカリ飲み干して、5分とかからず完食。いやあ、美味しかった。 味はいいと思うのだが、気になった点が2つある。1つは値段。一番の基本メニューである「かけうどん(小)」が210円というのはちょっと高いのではないだろうか。「はなまるうどん」は110円だし、他のチェーン店も確か200円以下だと思う。それだけうどんに自信があるということなのだろうか。 もう1つは営業時間。大泉学園店は朝7時から営業しているのだが、秋津店は10時からの営業。やっぱり駅の近くにあるのだから、朝は通勤時に営業して欲しいな。味はいいんだから、通勤時に営業すればファンはもっと増えると思うなぁ。【DATA】住所:東村山市秋津町5-7-8電話:042-390-5154営業時間:午前10時~午後10時(土・日・祝日は午後9時まで)定休日:1月1日~3日以外、年中無休駐車場なし ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆「さぬきうどん職人 めりけんや秋津店」は残念ながら2005年8月31日に閉店しました。
2005年03月24日
コメント(2)
今回紹介する「グルマンやま」も掲示板に書き込まれた美味しい情報をもとに行ってきたお店です。場所は秋津駅南口を右に出て新秋津駅に向かう道を進み、パチンコ屋のビルに突き当たったらその左横の道に入る。そして右側を注意深く見ながら歩くと、看板が見えてくる。本当に小さなお店だから、見逃さないように。 店内がまた小さいんだ。入ると左手にカウンター5席、右手に小さなテーブルが2卓。10人は入れるかどうかという感じだ。私は表に張り出されていた「ヤマランチ」(980円)を注文した。 待っている間、店内を見回すと、あちこちに「禁煙」の文字が。そりゃそうだよね、こんな小さなお店でタバコを吸われた日にゃ、煙がこもって仕方がない。せっかくの料理が台無しになってモノだ。 10分もしないうちに、スープが出てきて、続いてライスとメインディッシュが出てきた。 ハンバーグと目玉焼き、付け合せはポテト。洋食の王道メニューだ。店内が暗かったせいもあり、写真ではイマイチ美味しそうな感じがしないかもしれないけど、見た目はバッチリ美味しそう。では、いただきますか。 ナイフでひと口分を切り取ってパクッ。かかっているソースがちょっと変わっていて中華風(?)なのか、ややピリ辛だが柔らかいハンバーグに合っていて美味しい。ハンバーグそのものは本当にとても柔らかい。このハンバーグはかなり手間がかかっているのではないだろうか。 半熟の目玉焼きの黄身を崩して一緒に食べれば美味しいだろうなぁと想像はつくのだが、「目玉焼きの黄身は崩さずに食べる」という変な習慣を持つ私は、黄身だけを最後にひと口で食べた。ビビンバに乗っている目玉焼きの黄身なら平気で崩せるのに、全く我ながら変な習慣だ。 店内に張られたメニューにはパスタもあったので、今度はそれを食べてみたいと思う。それにしても秋津には個性的な洋食屋さんがあるねぇ。【DATA】住所:東村山市秋津町5-13-17電話:042-395-6472営業時間:午前11時半~午後2時半 午後5時~10時半定休日:火曜
2005年03月23日
コメント(8)
掲示板に寄せられた美味しい情報がなかったら絶対に入ってなかっただろうな、というお店は今までにも何軒かあった。今回紹介する鉄板レストラン「けや木」も、そんなお店の1つだ。外観はいいのだが、場所的にポツンとあって、何だか寂れた雰囲気なのだ。 場所は秋津駅南口を出て新秋津駅へ向かう道に進み、T字路を左折して100メートルほど歩いた右側にある。 意を決してお店に入ると、昼時だと言うのにお客は誰もいない。表には「オムライス580円」などランチメニューの張り紙があり、結構安いと思うのだが……うーん、外観に続いて不安がよぎる。 店内は6人がけの大きなテーブルが2卓と、カウンターに7席ほど。カウンター席の目の前には大きな鉄板が2つ並んでいる。おそらくお客の目の前で調理して料理を出すスタイルなのだろう。ただ大きな鉄板のうち、向かって左側の鉄板には半分に物が置かれ、少し鉄板そのものも汚れている。使っていないのだろう。その奥の厨房も何となく雑然としている。うーん、不安が増していくよぉ。 人の良さそうなご主人がメニューと水を持ってきてくれ、早速メニューをチェック。ランチメニューを見ると、「けや木定食」(1300円)というモノがあるではないか。お店の名前を冠しているということは、自信のメニューのハズ。私は不安を感じながらも「けや木定食」を注文した。 ご主人はおもむろにコック帽をかぶると、厨房で作業し始め、材料の準備が整うと、鉄板で肉を焼き始めた。焼いているのは牛肉と豚肉、そしてハムだ。塩・コショウして焼き上げると、ひと口サイズに切ってお皿に盛り、続いて野菜を炒め始めた。大量の野菜炒めを肉に添えて出来上がり。 どうです、このボリューム。これにサラダも加わるから、肉と野菜のバランスはバッチリだ。と言っても、これじゃあ、お肉が美味しそうに見えないから、もう1枚写真をドン! 説明すると、手前の列はハムと豚肉、奥の列は牛肉。これをそのまま食べてもいいんだけど、このお店では3種類の付けタレを用意してくれている。甘いタレとおろし醤油、そして辛味噌タレ。肉の種類が3つあり、タレも3つあるから、味わう楽しさがいっぱい。ひと通り試してみたが、どれがベストというより、どれも美味しかった。野菜炒めがまたいい感じで、ご飯が進む。 食後にはコーヒーが出てきたし、「けや木定食」は大当たりと言っていいだろう。お客が入っていないのは、やっぱりお店の寂れた雰囲気のせいだろうか。味は悪くないんだから、頑張って欲しいなぁ。【DATA】住所:東村山市秋津町5-11-38電話:042-395-6654営業時間:午前11時半~午後10時半定休日:月曜 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆「けや木」は残念ながら2007年に閉店しました。
2005年03月22日
コメント(2)
ラーメンプロデューサーとして有名な渡辺樹庵氏が手がけたラーメン屋が東村山にあるとは聞いていたのだが、なぜか私は行ったことがなかった。単純に場所が遠いためなのだが、このブログを書いている以上、「遠いから」は理由にならない。というワケで、やっと行って来たのが今回紹介する「麺屋 まる紀」だ。 場所は歩いて行くにはとても辛い場所にある。最寄り駅の東村山駅からは約2キロ離れているので、車で行くことをオススメします。ただ、行くには辛いけどわかりやすい場所にある。府中街道を真っ直ぐ所沢方面に進み、久米川5丁目の交差点を越えて300メートルほど先の左側だ。 渡辺氏が手がけているだけあって、看板などはオシャレだが、行列はなし。というか行列ができていたと言う話は聞かない。昼時に行ったのだが、店内はガラガラだった。 カウンターに座り、メニューを見る。つけ麺に心ひかれたが、やはり最初だからと言うことで「味玉ラーメン」(700円)を注文。 カウンターだから作る姿が丸見えなのだが、人数分のスープを中華鍋に取って温めて丼に入れていた。「どうしてそんな面倒なことをするんだろう?」と思っていると、今度は大鍋に入れた人数分の麺を平ザルですくい取っては湯切りし、丼へ。ちょっとご主人のもたついた動きにヤキモキしてしまった。1玉ずつ深ザルで茹でていくスタイルが多い中、このスタイルは珍しい。というか、東村山ではひょっとしたらこのお店だけかも。 具が盛り付けられて「熱いからお気を付けください」と「味玉ラーメン」が出てきた。「ああ、なるほど」……スープの上には節が浮いていて、ひと目でわかる魚系の和風スープ。だから煮つまらないようにして、人数分だけ温めていたのだろう。ひと口すすってみる。うん、美味しい。麺は中太で緩い縮れ麺。ズズッと食べると、チュルルンと口の中に飛び込んでくる。食感はパスタのようにプリプリしている。これも旨い。 具のチャーシューは柔らかくてなかなかいい。味玉は中の黄身がトロ~リとしているが、味としてはよくある味かな。悪くはない。ただ少し冷たかった。 全体として美味しいラーメンだと思う。ただ、ひと口目に美味しいと思ったスープも食べ進むにつれ、私には濃く感じるようになった。魚系でインパクトを出すには、これくらい濃くないとダメなのだろうが、私としてはもう少しアッサリめの方がうれしい。 場所が場所だけに「もう一度食べたくなる味」でないといけないのだが、どうもそんな感じではない。それはこのお店がガラガラなのに対して、わずか400メートル先にある「江川亭」が繁盛していることからも歴然だ。 もしこのお店が駅近くにあればきっと大繁盛していたと思う。それは「今日のお昼は何にしようかな?」と駅前に繰り出す人たちの選択肢の中に絶対に入るからだ。 とはいえ、美味しいのは間違いないので、一度は食べに行く価値はある。私は「麺が太麺になる」というつけ麺が気になるので、もう一度行ってみようと思っている。【DATA】住所:東村山市久米川町5-26-6電話:042-395-7022営業時間:午前11時半~午後9時定休日:水曜駐車場あり
2005年03月21日
コメント(14)
私はSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の先駆けである「mixi(ミクシィ)」というネットワークに入っている。SNSとは知り合いの紹介がないと入れないネットワークのことで、一部マスコミで「知り合い系」という言葉で紹介されており、知っている人もいるだろう。現在、30万人以上の人が参加し、いろいろなコミュニティ(サークルみたいなもの)が作られている。私はその中の1つ「東村山に住もう」というコミュニティに入っているのだが、そこで「オフ会をやろう」という話が持ち上がって、昨夜開催された。その会場となったのが、今回紹介する「ちゃんこ日高山」だ。 場所は久米川駅南口を左に出てロータリーを回り、マツモトキヨシとりそな銀行の間のモザーク通りを進む。最初の信号交差点を左折し、150メートルほど先の右側にある。 オフ会に参加したのは6人(途中1人ドタ参あり)。店内に入ると、すでに2つのちゃんこ鍋が用意されていた。1つは魚中心の「ミックスちゃんこ」(1人前2940円)と肉中心の「日高山ちゃんこ」(1人前2100円)を合わせた特製ちゃんこ。 つみれや豚肉、エビなどを入れて煮込み、仕上げに豆腐と大量のキャベツを入れて出来上がり。鍋と言うと、白菜を入れることが多いのだが、ここではなぜかキャベツ。幹事の人がその理由をそっと教えてくれた。「ココのご主人、白菜が苦手なんですよ。ちなみに春菊も嫌いで、その代わりにホウレンソウが入ってます」 それでキャベツというワケなのだが、このキャベツがちゃんこ鍋によく合うのだ。この鍋はポン酢で食べるのだが、キャベツの甘みが美味しい。つみれも旨かった。 もう1つの鍋は「塩炊きちゃんこ」(1人前2310円)。 似たように見えるが、こっちに入っているのは鶏肉、豚肉、自家製肉だんご、油揚げ、豆腐、野菜。で、何よりも違うのが、この鍋はポン酢など何も付けずに、そのまま食べることだ。食べてみて、私は素直に驚いた。ついさっきポン酢で食べたちゃんこも美味しかったのだが、これはそれを上回る美味しさなのだ。オフ会参加者からも「こんなの初めて」「こりゃ美味しい」という声が上がった。 鍋だけでも十分美味しいのに、さらに一品料理が次々と登場。 上が「北海じゃがもち」で下が「特製手羽先唐揚」。「北海じゃがもち」はお皿に添えられているバターを塗って食べるのだが、ホントその名の通り、モチッとしていて、それでいてちゃんとジャガイモの味がして旨い。「特製手羽先唐揚」は黒胡椒たっぷりでスパイシー。しかも表面はカリッ、中はジューシィーという食感も最高。調子が良ければ何本もイケる一品だ。 実は私、この日は昼間、このブログのための食べ歩き取材をし、3軒ハシゴしてきたのでオフ会の時はすでにお腹いっぱい状態。あまり食べられなかったのだ。幹事さん、ごめんなさい。 そんな私のみならず、オフ会の参加者全員に好評だったのが「ロシア漬け」。 本来はウオッカを使い、だから「ロシア漬け」というらしいのだが、このお店ではウオッカ抜きで作っている。簡単に言えば野菜の酢の物なのだが、これがサッパリして美味しい。 最後に楽しみがあるのも鍋の良さだ。最初の特製ちゃんこの方はご飯を入れて雑炊に、塩炊きちゃんこにはうどんを入れて締めだ。私はお腹いっぱいだったので、うどんは食べられなかったが美味しいことは十分に想像できる。雑炊は1杯だけ食べたが、旨かったぁ! ブログのための食べ歩き取材をしたから仕方ないとはいえ、ホントもっと食べたかったなぁ。体調万全の状態で今度絶対カミさんと行ってみよう。 旨いモノを食べながら、東村山のことを語りあってオフ会は大盛況。私はオフ会そのものが初体験だったので、少し不安だったけど、とても楽しかった。これならドンドンやりたいね。もし東村山在住で、mixiに登録している人がいたら、ぜひ次回は一緒に盛り上がりましょう。【DATA】住所:東村山市栄町2-26-8電話:042-397-0843営業時間:午前11時半~午後1時半(土・日曜はランチなし) 午後5時~10時(日曜・祝日は9時半まで)定休日:第1、第3水曜(祝日の場合は営業)駐車場あり
2005年03月20日
コメント(10)
「あのお店は美味しかった」という話を聞けば、できるだけ足を運んでみることを心がけている私。以前、コメント欄に2人の読者の方から「あそこの味噌ラーメンは美味しい」と書き込まれていたお店にようやく行くことができた。それが今回紹介する「くるまやラーメン東村山店」だ。 場所は所沢街道沿いにあり、一番近い新秋津駅からでもかなり距離がある。あえて説明すれば、新秋津駅から正面に伸びる道をひたすら歩き、所沢街道にぶつかったら左折。そこから500メートルほど歩いた左側にある。 東海以北でチェーン展開しているラーメン屋で、同社のHPによると3月19日現在、217店舗ある。その中の1つというワケだ。 メニューを見ると、真っ先に味噌ラーメンが載っている。一番のウリなのだろう。私は「味噌バターコーン」(787円)を頼んだ。お客が少なかったせいもあるだろうが、さほど待たずに出てきた。 見た目はかなり美味しそう。コーンをすくうための穴あきレンゲが付いているのもうれしい。では早速、スープをひと口。ンンッ! 濃いっ! 見た目の色とは裏腹にかなり濃厚。見た目の色は合わせ味噌という感じなのだが、味は赤味噌じゃないかと思うほど濃い。ニンニクも唐辛子も効いていて濃厚さをさらに増幅させている。HPには米こうじ味噌と書いてあったが、かなりオリジナルなものになっている気がする。 麺は太い縮れ麺。なぜか1本1本が短くて、ズズッとひと口ですすれる。それが狙いなのだろうか? 麺そのものはスープによく絡んでなかなか旨い。 ただ私にはスープが濃すぎる。バターを溶かすと、少しはマイルドになったが、そのうち舌がヒリヒリして汗が噴き出してきた。麺と野菜とコーンは完食したものの、私にしては珍しくスープを残してしまった。 正直に告白すると、私にとっては苦手な部類に入るラーメンだ。しかし、2人の読者の方が「美味しい」と言っているし、お店そのものもそこそこお客が入っていることを考えれば、ここで「苦手」と決め付けてしまうのはマズいだろう……そう思って、私は日を改めて再度、お店に行ってみた。食べたのは「塩バターチャーシューメン」(945円)。 単純に味噌が合わなかったのではないかと思って、スープそのものの味がわかる塩ラーメンにしたのだが、ひと口スープをすすって、「ウーン」と唸ってしまった。確かに塩味なのだが、濃厚さは味噌と変わらないのだ。 チャーシューはしっかり味がついていて、これはこれで美味しい。ラーメンの具としてではなく、ビールのつまみとして食べたい味だ。もやしはサッと炒めてあるのか、焦げ目が少し付いているがシャキッとして旨い。麺と具は完食したが、やっぱりスープは残してしまった。 ふと店内を見回すと、40代のオジサンは私1人。あとは20代の若者ばかりだった。なるほど、この味は40代以上の疲れた胃を持つ人間にはちょっと濃すぎるけど、健全な20~30代にいいのかもしれない。改めて自分の体の衰えを痛感させられてしまった。 ちなみになぜ「くるまやラーメン」という名前なのかと言うと、1970(昭和45)年ごろ、足立区平野町の国道で観光バスを改造してラーメン屋を始めたのが始まりだったからだそうです。【DATA】住所:東村山市青葉町3-2-4電話:042-394-0005営業時間:午前11時~深夜2時定休日:なし駐車場あり
2005年03月19日
コメント(2)
ついこの間、私は秋津にあるラーメン屋「ほらふき屋」を“東村山で一番美味しいラーメン”と書いたばかりなのだが、その牙城を脅かしそうなラーメン屋と出合ってしまった。それが今回紹介する「味彩」だ。サイトに評判が載っているワケでもないし「ちょっとラーメンでも食べてみようか」と軽い気持ちで入ったのだが、ココのラーメンにはやられたね。 場所は新秋津駅を出て、ロータリーを右に30メートルほど回ったところにある。 店内は逆「L」字のカウンターのみ。7人も入ればいっぱいになってしまうような小さなお店だ。私は夜に行ったのだが、すでにお客が5人いた。示し合わせたように5人全員、つけ麺を食べていたが、私は基本メニューであろう「とんこつラーメン」(550円)を注文した。 待っている間、隣をふと見ると、つけ麺用のつけ汁がすでに出ているのだが、麺はまだ出ていない。(こんなに早めにつけ汁を出したら、冷めてしまって美味しくないだろうに)と他人事ながら、心配になってしまった。 そうこうしているうちに「ハイ、お待ちどうさま」と「とんこつラーメン」が出てきた。 丼の下に皿を置くのは福岡や北九州のラーメン屋でよく見られるスタイルだ。乳白色のスープは典型的な豚骨スープ。東京で主流の豚骨醤油ではない。純粋な豚骨スープなのだが、あの独特の匂いはしない。さらに言えば、湯気も立っていない。不思議に思いつつ、スープをひと口……アチッ! 熱いよ、これ。ラードなのか香油なのかよくわからないが、表面の油膜が熱を閉じ込めているようだ。その証拠に、麺を箸ですくい上げると、初めて湯気が立ち上った。これならつけ麺のつけ汁を早めに出しても全然問題ない。 スープの味はとってもマイルドで美味しい。豚骨スープが苦手な人でもこれなら食べられるのではないだろうか。スープに浮かんでいるネギとすりゴマがスープに香りと甘みを添えてくれて、いい感じだ。 麺は細いストレート。この麺がまた旨い! 180円で替え玉ができるのだが、夜じゃなかったら間違いなく替え玉していたと思う(これでもダイエットを心がけているんですよ)。また、ふと隣のつけ麺を見ると、皿の上に乗った白いストレート麺がツヤツヤと光っていて旨そう! メンマを添えて麺の上にネギを散らしたその姿は、まるで冷製パスタのよう。隣のお兄さんは半分食べた時点で替え玉を注文していたけど、わかるわ、そさの気持ち。 ラーメンに乗っている具がまたいいんだ。メンマはシャキシャキとして歯応えがいいし、チャーシューはトロッと柔らかくて美味しい。 結局スープは最後の1滴まで熱々のまま食べられた。もちろん全部飲み干して完食。いやあ旨かった。まさか東村山でこんなに美味しい豚骨ラーメンが食べられるとは思わなかった。私の中ではココのラーメン、「ほらふき屋」の美味しさに肉薄しています。ひょっとしたらNO.1の座が入れ替わるかも。その判断は今度このお店のつけ麺を食べてからしようと思う。 それにしても秋津には美味しいラーメン屋がいっぱいあっていいなぁ。【DATA】住所:東村山市秋津町5-25-26電話:042-392-7787
2005年03月18日
コメント(14)
「冬のソナタ」によって巻き起こった韓流ブーム。これに乗って都内にも多くの韓国料理店、特に焼き肉ではなく韓国の家庭料理を中心としたお店が次々とオープンした。しかし、今回紹介する「仁川家(インチョンガ)」は韓流ブーム以前にオープンした韓国家庭料理のお店だ。 場所は久米川駅南口を出て正面のロータリーを越えたところにある居酒屋「むらやま」の横の道に入る。すると、「いろはにほ」という洋風居酒屋があり、そのすぐ隣だ。 お店の入り口横に出窓があり、自家製のキムチやカクテキが並べられている。どうやら販売もしているらしい。 店内はカウンターとテーブル数卓のみで、こぢんまりとしている。夜11時過ぎ、会社帰りでお腹の空いていた私は、「石焼ビビンバ」(840円)と「海鮮チヂミ」(1050円)を注文した。しばらくして、ジュゥゥゥという音と共に「石焼ビビンバ」が到着。 単にナムルが乗っているだけじゃなく、キムチなども入っていて、なかなか具だくさん。(さあ、写真も撮ったし、早速かき混ぜていただくとするか)と思ったら、運んできたお姉さんが「ちょっと待ってくださいね」と言って厨房へ。手に白い陶製の容器を持ってやってくると、中の赤い味噌状のモノをたっぷりと石焼ビビンバの上にかけた。コチュジャンだ。(なるほど。これを入れ忘れたのね)と思って見ていると、今度はスプーンを持ってかき混ぜ始めるではないか。どうやらこのお店では石焼ビビンバは店員さんがかき混ぜてくれるようだ。ある意味、プロがかき混ぜるワケだから、コチュジャンがムラなくご飯に浸透し、いい色に仕上がった。 写真で見ると、とても美味しそうには見えないのだが、ジュージューとコチャジャンの絡んだご飯が焦げる匂いがたまらなく食欲をソソる。では、いただきま~す。 ハフ、ハフ……熱いけど美味しい。やや甘めのコチュジャンなのか、たっぷり入れた割には辛くない。一緒に出されたワカメスープはコムタンなのだろうか、色が白っぽい。これがまた旨いんだ。カクテキも辛さは少し足りないが、ニンニクが効いていて美味しい。 ハフハフ食べていると、「海鮮チヂミ」が出てきた。 こちらの味はまあまあかな。ちょっと焼くときの油が多い気もするが、悪くない味だ。 それにしても「石焼ビビンバ」は旨かった。仕上げのかき混ぜまでやってくれたから美味しく感じたのだろうか。これまで東村山で食べてきた石焼ビビンバの中で一番値段もリーズナブルだし、美味しいと思った。今度はマッコリとともにサムギョップサルを食べてみようかな。【DATA】住所:東村山市栄町2-9-5電話:042-396-1419営業時間:午前11時~深夜0時定休日:第1、第3月曜 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆「仁川家」は残念ながら2005年3月31日に閉店しました。
2005年03月17日
コメント(8)
気になるメニューが多くて、再リポートの必要性を感じていた「グリム館」に先日、行って来ました。「ステーキ丼」やパスタなど美味しそうな洋食メニューが並んでいるけど、今回は敢えて喫茶メニューを頼んでみた。 注文したのは、このお店を推薦してくれた読者の方がオススメのメニューとして紹介してくれた「アメリカンクラブサンド」(900円)と「デザートピザ(イチゴ)」(コーヒーまたは紅茶付きで680円)。 まず出てきたのは「アメリカンクラブサンド」。 写真ではわからないでしょうが、このサンドイッチ、温かいんです。チキン、キュウリとトマト、玉子焼きの3つの具材が挟んであるホットサンドはどれも美味しい。トーストのサクッとした食感がまた、たまらなくいい。900円という値段はこのお店のメニューの中でも高い方だが、食べてみると納得できる一品だ。 とは言え、お腹いっぱい食べたいという人には向かないかも。どちらかと言うと女性や、食事の時間も仕事や勉強したいというビジネスマンや学生に向いている。ちょっと書類や本を見ながら片手でつまむのにちょうどいい大きさと分量だからだ。 さて、続いて「デザートピザ」の登場。 見た目はまるでケーキなんだけど、土台となっているのはちゃんとしたピザで、しかも温かい。真ん中に乗っているのはバニラアイスと生クリーム。それにイチゴソースをかけてイチゴをトッピングしてある。では食べてみますか……うーん、旨い! ピザの温かさとアイスの冷たさ、生クリームの甘さとイチゴの甘酸っぱさ、それぞれが絶妙に絡み合って美味しい。読者の方から「デザートピザが美味しいですよ」と勧められた時は、「はぁ? デザートピザ? 何じゃそれ?」と思っていた私だったが、確かにこれはピザであり、そしてデザートだ。 たぶんこれはカミさんの好みなんで、近いうちに連れて行ってみよう。きっと私のように「デザートピザ? 何それ?」とブツブツ言って、「何これ! 美味しい」と喜ぶだろうな。
2005年03月16日
コメント(12)
私はせっかちではないが、待たされるのは嫌いだ。だから行列のできるラーメン屋に行きたいとは思わない。しかし、そんな待つのが嫌いな私にも例外はある。それはうな重だ。仮にうな重が5分で出てきたとしたら、うれしいと言うより不安になってしまう。うな重は、私が認める唯一のスローフードであり、最低でも15分は時間をかけて欲しいと思っている。 これまでうな重を注文してから出てくるまでの最長待ち時間は20分だったのだが、その記録を破るお店が登場した。それが今回紹介する「うな正」だ。場所は東村山駅東口を出て府中街道を八坂方面に進み、郵便局のある交差点で左折。100メートルほど進んだ左側にある。 味のある店構えで、私が行った時は、店先にはキレイに水が打たれていた。店内はこぢんまりとしていて、私は贅沢にも4人がけのテーブルに案内された。メニューには「ひつまぶし」という気になるモノもあったが、うな重が食べたくて入ったので、私は当初の予定通り、「特上うな重」(1950円)を注文した。 さてこのお店、ここからが長かった。15分過ぎても、20分過ぎてもまだ出て来ない。いくら唯一認めるスローフードとは言え、あんまり待たされるとイラついてくる。「遅くなってすみません」と店員さんが「特上うな重」を運んで来たのは、注文してから25分経ってからのことだった。(こんなに待たせたんだから、よほど美味しくないと納得しないぞ)なんて大人気ないことを思いながら、うな重のフタを開ける。湯気とともに甘いタレの匂いと焼いた香ばしさが、花粉症でグズグスしている私の鼻腔を突く。途端に(ああ、これ、これ。美味しそうな匂いだ)と先ほどまでの怒りはどこへやら。頬がニンマリと緩んでしまった。 肝吸いをひと口すすってから、まずはそのまま箸を入れて食べてみる。うなぎはまるで豆腐のようにスッと箸で裂け、口に入れるとふんわり柔らかい。タレも甘過ぎず、上品な感じ。山椒をかけるとさらに美味しくなり、私は夢中になって食べた。一緒に添えられているお新香がまた旨いんだ。ちょっと口の中がくどくなったかなぁと思った時に口に放り込むと、すぐに口の中をさわやかな状態にリセットしてくれる。 結局、5分とかからず食べ終えてしまったが、私としては大満足。この味なら25分待つ甲斐があるというモノだ。【DATA】住所:東村山市本町2-21-1電話:042-391-2375営業時間:午前11時半~午後2時半 午後4時半~9時定休日:水曜
2005年03月15日
コメント(22)
どこからどう見ても普通の家って感じのそば屋や、表通りから全くお店が見えないそば屋などいろんなお店を見てきたから滅多なことでは驚かない私だが、今回は違う意味で驚いてしまった。私を驚かせてくれたのはレストラン&バー「Big Orbit(ビッグ・オービット)」。 一見するとシャレたショットバーという感じなのだが、写真を見て欲しい。左のイスの上に何やら書かれたモノが立てかけられている。よく見ると「食べ放題」の文字が……。そうなんです、このお店、ナント800円でランチバイキングをやっているのだ。この日はカミさんと一緒に散歩していたのだが、「久米川にランチバイキングのお店があるなんて知らなかった」とカミさんも私同様、驚いていた。 場所は久米川駅南口を左に出て、西友の横の道に入り、郵便局の少し先を右に曲がると右側に看板が見える。 中に入ると、カウンターを囲むようにテーブル席が並んでいる。マスターの説明によると、午前10時から午後7時半まではレストランとして営業し、午後8時から翌朝の5時まではショットバーとして営業しているのだとか。都心部ではよくある“二毛作営業”だ。なるほど、それでカウンターの奥にお酒がいっぱい並んでいるワケだ。「ショットバーを仕切っている人間がこのお店のオーナーで、以前は1人でずっとやってたみたい。でもそれじゃ体がもたないから、昼の部は私がやってるの」 食べ放題の料理はカウンターの上に並んでいる。 生野菜、焼きそば、大根など野菜としいたけの煮物、野菜天ぷら、お新香……品数は少ないがいかにも家庭料理っぽくて美味しそうだ。「カウンターの料理は食べ放題だからドンドン食べて。あと、このメニューの中から2品選んで注文して」とマスターが指差す先を見ると、カウンターの上に手書きのメニューがあった。 こちらは食べ放題じゃないけど、2品まで食べられるというワケだ。カミさんは目玉焼きと揚げ餃子、私は豚生姜焼きとアジフライを注文した。 ご飯と味噌汁も、もちろん食べ放題。お皿におかずを盛ると、何だか定食っぽくていい感じだ。 それでは、いただきま~す。いやあ、大根、味が染みていて美味しい。焼きそばも天ぷらも普通に旨い。モリモリ食べていると、注文した豚生姜焼きとアジフライが出てきた。「これ、サービスね」とマスターはひじきを出してくれた。子供連れだから気を使ってくれたのだろう。素直にうれしい。 豚生姜焼きもアジフライも温かくて美味しかった。これは食べ放題じゃないけど、出来立てが出てくるのがうれしい。これだけのおかずが食べられるなら800円はお得でしょう。しかも、コーヒー、紅茶、日本茶などを揃えたちょっとしたドリンクバーがあり、こちらも飲み放題。「お腹いっぱい昼ご飯を食べたい」と思った時は絶対にココに行くべきだね。必ず満足しますよ。 近いうちに朝5時までやっているというショットバーにも行ってみたいな。昼間とどれくらい雰囲気がガラッと変わっているか見てみたいね。【DATA】住所:東村山市栄町2-8-14電話:042-390-0730営業時間:午前10時~11時(モーニングサービス) 午前11時~午後3時(ランチバイキング) 午後3時~7時半(喫茶&夕食) 午後8時~翌朝5時(ショットバー)定休日:レストランは日曜、ショットバーは木曜
2005年03月14日
コメント(10)
私が東村山に住み始めて、今年で5年。地元の久米川なら大体知っているつもりだったが、この間、カミさんと散歩していたら「こんな所にうなぎ屋があるよ!」と2人してビックリして思わず入ってしまった。それが今回紹介する「一休」だ。 場所は久米川駅南口を左に出て、ロータリーを回り、りそな銀行の先を左に曲がる。その道を真っ直ぐ200メートルほど進んだ左側にある。ちょうど西友の横から伸びる商店街通りの1本南の通りで、お店は住宅街の中にポツンとあった。「うなぎの『一休』って、ひょっとして諏訪町にある『一休』と関係あるの?」と思った方はかなりの東村山通です。西武新宿線で所沢から東村山に向かう途中、右手に大きく「う」と書かれた家を見かけるのだが、そこもうなぎ屋で「一休」と言う。私はたまたまその辺を散歩して「こんな所にもうなぎ屋さんがあるんだ。今日は休みみたいだな。残念」と通り過ぎた記憶があったので、店員さんに「ココって東村山のちょっと先にあるお店と関係あるの?」と聞いてみた。すると、「ええ、諏訪町のお店と一緒なんですけど、向こうはもう閉店してるんです」とのこと。 諏訪町のお店が閉店しているとは思わなかった。 そう言われれば、看板の「う」の文字は諏訪町のお店の壁に大きく書かれた「う」と同じだ。 さて店内だが、これがなかなかオシャレなのだ。入ると靴を脱いで上がり、座敷になっているのだが、窓際に2畳ほどの枯山水の庭がある。座敷そのものは狭いと思うのだが、庭があるから不思議と窮屈さは感じない。うまいレイアウトだと思う。 ちょうどお昼時に入ったので、ランチメニューの「うな重」にしようと思ったのだが、新メニューとして「鰻とごぼうの卵とじ丼」というのが写真付きで紹介してあり、美味しそうに見えたので、これを注文してみた。「お時間が少しかかりますけどよろしいですか?」と店員さんに言われ、待つこと15分。来ました、来ました。 丼のふたを開けると、湯気とともにトロッとした卵とうなぎの切り身が登場。美味しそうだ。早速、そのままで食べてみる。旨いけど、やはりこのままだとひと味足りない。山椒をかけて食べると、旨い! 卵の甘さがピリッとした山椒によって引き締まる。肝心のうなぎも柔らかくて美味しい。ごぼうのシャキシャキ感もいい。これに肝吸い、香の物、小鉢、ちょっとしたデザートが付いて1000円はお得とみていいでしょう。 店員さんは口元にピアスをした今ドキの女性だったが、「お子さんにどうぞ」とカルピスを持ってきてくれる優しい人だったし、すごく落ち着いて食事をすることができた。ココは穴場です。くつろげますよ。今度来る時はちゃんと「うな重」を食べてみようと思う。【DATA】住所:東村山市栄町2-6-10電話:042-390-1939
2005年03月13日
コメント(8)
以前に私は秋津にある「ほらふき屋」を“東村山で一番美味しいラーメン”として紹介したことがある。2004年11月10日のことだ。あれから4カ月、ラーメン屋だけでも私は結構食べまくってきた。「果たして今でも“東村山で一番美味しいラーメン”と言えるだろうか?」と思い、久しぶりに行って来ましたよ、「ほらふき屋」へ。 今回は「ぴりかららあめん」(600円)と「子ぶたメンマ丼」(400円)を注文してみた。先に出てきたのは「ぴりかららあめん」の方。 たっぷりのモヤシの上に坦々麺に使うようなピリ辛に味付けされたひき肉が乗っている。旨そうじゃないの。まずはスープをひと口。うーん、これこれ。背脂ギトギトの豚骨スープとは対照的な優しい豚骨スープだ。さて、それではピリ辛ひき肉を崩してスープに混ぜてみますか。なかなかいい感じの色に変わってきたぞ。ではスープをひと口。ああ、これはこれで旨いねぇ。中太の縮れ麺はスープによく絡むし、相変わらず黒胡椒とニンニクの効いたチャーシューは美味しい。 ラーメンを堪能していると、「子ぶたメンマ丼」が出てきた。 うひょー、これも旨そう。麺が伸びては美味しくないので、先にラーメンの麺だけを食べ切って、それから「子ぶたメンマ丼」をいっただきま~す。刻んだチャーシューとゴマが絡んだたっぷりのメンマの上にネギと海苔が乗っているだけなのだが、これがまた美味しい。黒胡椒もたっぷり入っているから、食べ進むと次第に口の両端がヒリヒリしてくる。でも黒胡椒好きの私にはこれでも足りないくらいだ。時折、残っているラーメンのスープをすすりながら完食。スープもキレイに飲み干した。 2つあわせてジャスト1000円。これだけ満足&満腹感が得られるなら、お得な値段だろう。お金を払うと、大きな声で「ごちそうさま!」と言って出てきましたよ、私は。 結論……「ほらふき屋」のラーメンは現時点でも“東村山で一番美味しいラーメン”でした。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆「ほらふき屋」は残念ながら2006年10月28日をもって閉店しました。
2005年03月12日
コメント(12)
そばに関して私は以前から知りたいことが1つあった。それは「どうやって食べるのが正しいのか?」ということだ。 そばほどいろいろとウンチクが語られる食べ物はないのだが、その割には食べ方についウンチクを語る人はいない。せいぜいが「そばを辛めのつゆにちょんとつけて食べるのが江戸っ子ってぇモンだぜ」なんてことぐらいだろうか。 まあ、食べてしまえば同じことなのだが、例えば刺身でもワサビを醤油に溶かして食べるより、刺身の表面につけて食べた方がワサビの香りも楽しめて美味しく食べられる。だから、そばに関しても「美味しい食べ方」が存在すると思うのだが、いまだそういうウンチクにお目にかかったことがない……そう思っていたところ、ようやく出合いました。 教えてくれたのは「ごろう」というそば屋さん。休日にカミさんとベビーカーを押しながらブラブラ散歩している時、見つけたお店だ。場所は西武園駅から500メートルほど離れたところにあるのだが、ちょっと説明しづらいので、住所をもとに地図を見ながら行ってみてください。 趣のある店構えだったから、子供連れであることを忘れてついフラッと入ってしまった。まあ、子供が気持ちよく寝ていたからなんだけど、万が一、目を覚ました時のことを考えて子供が食べられるモノをと考えて、私は茶碗蒸しのついた「ごろう御膳」(1500円)を、カミさんは「山菜天せいろ」(1100円)と玉子焼きを頼んだ。 案の定、子供は目を覚ましてしまい、ちょうどいいタイミングで玉子焼きが出てきた。 そばを海苔で巻いたモノが玉子焼きの真ん中に入っていて、右横に添えられているのは辛味大根をおろたモノだ。こりゃもう立派なおつまみだ。お酒が飲みたくなっちゃうけど、グッと我慢して、子供に少しずつ食べさせてやった。決して甘くないのだが、美味しいらしく、子供は「まんま!」とおねだりする。通だね、お前は。 そうこうするうちにカミさんの「山菜天せいろ」が出てきた。 タラの芽やふきのとうの天ぷらはお皿に添えられているクルミ塩で食べるようになっている。カミさんは食べるなり「美味しい」を連発。「季節の天ぷらが食べれるなんてうれしい。美味しいわよ、このクルミ塩で食べると。おそばも香りがあって美味しい」 子供に玉子焼きを食べさせながら慌しく、食べているのだが、それでも十分満足しているようだ。 すぐに私の頼んだ「ごろう御膳」もやってきた。 せいろに天ぷら、サラダ、茶碗蒸し、香の物、そしてそばの実の入ったご飯。なかなか豪華だ。 このお店にはメニューの側に「食べる前にチョット」という紙が置いてある。注文したモノが出てくるまでの“暇つぶし”用の読み物だろうと思って読んだら、これが結構よかった。というのも、私が知りたいと思っていた「美味しいそばの食べ方」を解説していたからだ。 それによると、まずはそばをひとつまみ、そのままで食べてみる。これでそばの風味と出来具合を楽しむ。 つゆは少しだけつければ済むようになっているので、つけ過ぎないこと。そばの風味とつゆの味を両方楽しむ。このお店の場合はそばの半分くらいをつけるのが目安らしい。 ここまでは私も何となく知っていたのだが、驚いたのは薬味についての説明だ。「ネギやワサビはつゆに入れないように」と書いてあるのだ。理由はつゆの味が変わってしまうからだと言う。ではどうやって食べるかというと、「ネギは直接口に、ワサビはそばに塗りながら食べてください」とある。へぇ、こんな食べ方があったんだ。 早速、私はこの食べ方を実践してみた。まずは何もつけずにそばを食べてみる。キレイに細切りされたそばは香りもノド越しもいい。ネギを口に入れて、そばをつゆの半分までつけて食べる。なるほどね、ネギがちゃんと薬味の役割を果たしている。今度はワサビをそばに少し塗ってズズッ。これはいいや。ワサビ、そば、つゆ、それぞれの味がハッキリとわかりながら口の中で一体化していく。これまでワサビをつゆに溶かして、サブンとそばを全部つけていた私にとっては、まさに目からウロコの味だ。全部一緒にして食べると寝ぼけていた味が、1つずつ舌に触れていくせいかクリアに感じられる。 天ぷらも美味しかったし、そばの実が入ったご飯も絶品。茶碗蒸しには小さいながらもちゃんと銀杏が入っていた。いやあ、満足、満足。 今回は子供がいたから、ゆっくり食べられなかったが、今度は1人でせいろをジックリ味わってみたいなぁ。【DATA】住所:東村山市多摩湖町1-29-1電話:042-393-7241営業時間:午前11時半~午後2時 午後5時~8時半定休日:水曜
2005年03月11日
コメント(18)
萩山駅南口を出て左に進み、踏み切りを越えると、右側にポツンと「御食事処」と書かれた定食屋がある。紺地に白く「御食事」と染め抜かれた暖簾もどこか懐かしい。入り口の横に主なメニューが書かれた札が並んでいるのだが、ロースかつ定食、ヒレかつ定食、コロッケ定食、エビフライ定食、串かつ定食……と見事なまでに揚げ物のオンパレード。 今ドキ、こんな揚げ物中心の定食屋が残っているとは……と私を懐かしい気持ちにさせてくれたのが、今回紹介する「かつ秀」だ。 店内はこぢんまりとしていて、カウンター4~5席とテーブル2卓しかない。壁に張られているメニューを改めて見ると、揚げ物じゃないのは生姜焼き定食と野菜炒め定食ぐらい。かつ丼やかつカレーといったメニューもあるが、これは揚げ物の“変化球”と見るべきだろう。 私はアジフライ定食やメンチかつ定食に心引かれたが、「ここはやはり」と思い直してメニューの先頭にあり、おそらくこのお店の看板料理であろう「ロースかつ定食」(1000円)を頼むことにした。 出てきた「ロースかつ定食」はこんがりとキレイなキツネ色で、なかなか大きい。まずは1切れを何も付けずに食べてみる。コロモがサックリしていて肉も臭みがなく柔らかい。美味しい。肉の断面に塩を振って食べると、これも旨い。ご飯がモリモリ食べられる。 付け合せのマカロニサラダがまた懐かしい味なんだ。甘酸っぱい味がするので「おやっ!?」と思って見ると、リンゴのスライスが入っている。昔、私の母親もリンゴのスライスを入れたマカロニサラダをよく作ってくれたモノだ。いやあ、旨い。 肉質、ボリュームから言って、これで1000円は安い。満足、満足。ガッツリお腹いっぱい食べたい人にオススメのお店です。【DATA】住所:東村山市萩山町1-2-3電話:042-344-0777
2005年03月10日
コメント(4)
街中にあるそば屋は大抵、表に配達用のスーパーカブや自転車があって、昼時ともなればお客やお店の人が激しく出入りし、活気あふれているモノだ。東村山のそば屋もほとんどはそんな感じ。しかし、今回紹介する「かなさご」はひっそりと営業している。街中のそば屋とは対照的な、田舎のそば屋という感じだ。でもそれは決して悪い意味ではない。むしろ日常の慌しさから気持ちを解放し、ホッとさせてくれる。 場所も最寄り駅からかなり離れている。藻よりの駅は東村山になるのだが、その東口から府中街道に出て所沢方面に向かって歩き、久米川辻の交差点で左折。そこから200メートル先の踏み切りを越えて20メートルほど歩いた左側にある。もっと早く行けるルートがあるとは思うのだが、これが一番わかりやすいルートだと思う。 見ての通り、味わいのある一軒家のお店。店内もシンプルで、大きなテーブルがドンと置いてあり、その周りを10個ほどのイスが取り囲んでいる。すぐ隣にも部屋があるのだが、そっちはお店ではなくギャラリースペースとしてレンタルしているようだった。 メニューを見て、私は「もりそば天ぷら添え」(850円)を注文した。北海道産の玄そばを毎日、石臼で製粉してそばにしているのだという。これは期待できそうだ。 お店は初老のご夫婦が切り盛りしているのだが、その2人の会話がのんびりとして和ませてくれる。そば茶を飲みながら2人の会話を楽しんでいると、「もりそば天ぷら添え」が出てきた。 うーん、美味しそう。天ぷらはレンコン、フキ、ブロッコリーなど野菜中心。さてそれでは、そばをいただきますか。まずは何も付けずに1本。そばの香りはほのかだが、ツルンとノドを通り、なかなか旨い。今度はつゆを付けてズズッ。つゆはそれほど辛くない。 次に天ぷらを食べてみる。どれも野菜の甘みというか、旨味が出ていて美味しい。個人的にはフキの天ぷらがサッパリした味わいで美味しかった。 速攻で完食し、そば湯で割ったつゆを飲みながら窓から裏庭を眺めていると、東京ではなく、どこか田舎で食べているような錯覚に陥ってしまう。駐車場があるから車で来るのが便利いいのかもしれないが、私としてはぜひテクテクと歩いて食べに行って欲しい。その方がより、このお店の持つ“のどかな田舎気分”を味わえるからだ。仕事で疲れた人にはちょっとしたリフレッシュ効果があるかもよ。【DATA】電話:042-392-7321駐車場あり
2005年03月09日
コメント(4)
最近、古くからある地元パン屋を訪ねるのが楽しくなった私。先日もプラプラと散歩していたら見つけました、いかにもという感じの地元パン屋を。それが今回紹介する「マドンナ」だ。 場所は歩くとちょっと遠いです。無理を承知で最寄り駅の東村山から説明すると、東口を出て府中街道を所沢方面に進みます。1キロほど先の久米川辻の交差点を左折し、そのまま踏み切りを越え、200メートル歩いた左側に目指すお店はあります。 どれもいかにも手作りという感じで味があるのだが、やはり私は調理パンに惹かれてしまう。中でもひと際、私をひきつけたのが「らっきょう入りビーフカレー」(115円)。今までいろんなカレーパンを食べてきたけど、らっきょう入りは初めてだ。当然、購入。 次に買ったのは「ハンバーガー」(150円)。写真はちょっとピンボケになってしまい、わかりにくいかもしれないが、ハンバーグが分厚くて見るからに食べ応えがありそうのだ。ハンバーグの部分だけでも厚さはマクドナルドの倍はある。調理パン好きならこれは買わなきゃね。 この2つで私は会計をしたのだが、なぜかお店のご主人と話し込んでしまった。キッカケは私が「オススメのパンってありますか?」と聞いたことだった。「オススメねぇ……調理パンもいいけど、食パンも人気だね。『ココのはカビが生えるから信用できる』って買ってくれている人がいるよ。不思議なもんだよね。ウチは昔から防腐剤なんか使ってないんだけど、昔は『お宅のパンはカビが生えるじゃないの!』って怒鳴り込んで来る人がいたんだから(笑)。防腐剤が当たり前の時代があったんだよね。それが今じゃ、カビが生えるから信用できるだもんな」 ウーン、深い話だ。そうした時代の流れに負けず、ブレないで営業してきたのだから大したモノだ。「そうそう、そこのロールカステラ、ちょっと手に取ってみてよ」 ご主人に言われて、「ロールカステラ」(480円)を手に取ると、ズシッと重い。「そうだろ。ギッシリ詰まっていて中にはアンズジャムが入ってるんだ。結構ウチでは人気だよ」 ご主人の言葉を信じて私は「ロールカステラ」も購入して家に持ち帰った。 さてさて、どれから食べようかなぁ……やっぱり一番気になった「らっきょう入りビーフカレー」からいってみますか。では、ひとかじり……ん!? この食感はらっきょうだ。カレーの中に丸々1個入っている。ポリポリと噛むとこれがカレーによく合う。まあ、もともとカレーの付け合せとして出てくるモノだから、相性バッチリなのは当然と言えば当然の話だ。さらに食べ進むと口の中がヒリヒリしてくる。このカレー、思っていた以上に辛い。しかも旨い。口の中のヒリヒリがピークに差し掛かった時、2個目のらっきょうが飛び込んできた。この甘酸っぱさがヒリヒリ感をしばし和らげてくれる。 このカレーパンはちょっと侮れない。個人的にすごく気に入ったなぁ。子供にはわからないだろうなぁ、きっと。これは大人のためのカレーパンだよ。何で2個買わなかったんだろう。大後悔。 続いて「ハンバーガー」。これも旨い! 言い方は変だけど、ハンバーグがちゃんとしているのだ。これだけでも十分美味しい。パンも柔らかいし、レタスもうまくパンとハンバーグをつないでいる。 最後の「ロールカステラ」はカミさんと一緒に食べてみた。カステラ部分がギッシリ詰まっているせいか、巻いている表面にヒビ割れが入っているが、そんな見た目とは裏腹に味はいい。カミさんは「すごく中身が濃い。半分食べたらお腹いっぱいになっちゃうわ」と言いつつ、シッカリ半分食べきった。 どれも美味しかったけど、私としては「らっきょう入りビーフカレー」、これが一番の収穫だ。カミさんはらっきょうが苦手だから勧められないが、カレーとらっきょうが好きな人には猛烈にオススメします。旨いです。食べてみてください。【DATA】住所:東村山市諏訪町1-25-14電話:042-395-2981
2005年03月08日
コメント(11)
変わった名前のメニューがあると、気になるモノだ。今回紹介する「政寿し」にも以前から気になっていたメニューがあった。それはランチメニューとしてにぎりとともに書かれていた「ばくだん丼」(1500円)だ。丼モノで1500円というのが、貧乏サラリーマンの私にはちょっと引っかかり、「次の機会に」と先送りにしていたのだが、先日、思い切って入ってみた。 場所は久米川駅南口を出て正面の道を真っ直ぐ進む。突き当たりを右に曲がり30メートルほど先の右側にある。 写真を見てわかる通り、お店の間口は狭く、大きな看板が出ているとはいえ、注意しないと見過ごしてしまいがちだ。店内は1階が10席ほどのカウンター席で、2階が座敷になっている。 私は早速、大将に「ばくだん丼」を頼んだ。 大将は「まずはこれを」と玉子を出してくれた。キレイに「政寿し」と焼印が入った玉子は中がギッシリと詰まっていてカステラのように甘く美味しい。 続いて生ゆばと香の物が出てきた。少しずつ出てくるところが何だか懐石料理っぽくていい。生ゆばはトロッとしていて、これもまた旨い。この生ゆばを食べ終わる頃、「はい、お待ち」と大将が「ばくだん丼」を目の前に出してくれた。 真ん中にナントひき割り納豆とうずらの卵があり、その周りをマグロ、イカ、イクラ、ウニ、小柱が取り囲んでいる。見た目にキレイでしかも美味しそうだ。「これ、どうやって食べるといいんですか?」と大将に聞くと、「醤油をかけて好きに食べるといいよ。1つずつ食べてもいいし、混ぜてもいいし」とのこと。混ぜて食べたい衝動にかられたが、何となくこのキレイな見た目を崩すのがもったいなく思えて、私は1つずつ堪能していくことにした。とは言っても、納豆の部分はシッカリ混ぜてご飯になじませたけどね。 さて、それではマグロから。うん、うん、美味しい。赤身だけでなくトロの部分も少し入っているのか、ほのかに甘みが感じられる。納豆がまたよく合うんだ。イクラもウニも旨い。食べているうちに自然とネタが混ざり合っていくのだが、その都度、別の美味しさが味わえる。旨いモノ同士が化学反応を起こして口の中で美味しく爆発していく感じ。「ばくだん丼」とは、よく名づけたモノだ。 丼そのものは小さいのだが、思っていた以上に寿司飯が入っていて結構お腹いっぱいになった。しじみ汁をすすっていると、デザートのリンゴが出てきた。ちょっとしたコースランチという感じだ。入る前は「丼モノに1500円はちょっと……」と思っていたが、これなら納得。たぶん私以外にも「ばくだん丼」が気になっていた人、いると思うけど、コレなかなかイケますよ。食べてみてください。【DATA】住所:東村山市栄町2-20-37電話:042-393-7158営業時間:午前11時半~午後2時(ランチタイム) 午後5時~11時(金曜と土曜は深夜3時まで)定休日:水曜
2005年03月07日
コメント(8)
「東村山メンチカツ選手権」で以前に紹介した肉屋さん「荒川」が経営する焼き肉屋が今回紹介する「焼肉レストラン あら川」だ。場所は八坂駅を左に出て府中街道を少し歩くと、左手に八坂商店会の通りが見える。そこに入り、右側に「荒川」が見えたら、すぐ先の左に入る道に進む。すると目の前左側に看板が見えてくる。 お店は2階と地下にあるのだが、地下は予約客優先となっている。私が行ったのはちょうどお昼時。当然ながらランチメニューをチェック。AからFまであるランチは1050円~1260円とリーズナブルだ。私はランチに何かお肉を追加しようと思い、普通のメニューもチェック。すると「上カルビ定食」(2200円)の文字が目に飛び込んできた。「そうだ、これにしよう!」 私はこのお店に割とよく行くのだが、最近食べるのはいつもランチメニューで、上カルビを久しく食べていなかったから、「上カルビ」の文字にひきつけられてしまったのだ。注文すると、さすがランチタイム、すぐに出てきた。 メインの上カルビにライス、わかめスープ、ナムル、キムチ、サラダ。なかなか豪華だ。しかし上カルビはよく見ると、肉がわずか4切れしかない。「おいおい、たった4切れかよ。ご飯、余りそうだな。まあ、その時はナムルを乗っけてミニビビンバにして食べるか」 そう思いながら野菜とともに上カルビ1切れを網の上に投入。 4切れと少ないながらも、見てくださいよ、この肉のキレイな色、そしてサシの入り具合。たまらないです。枚数は少ないが、1つの肉は厚さ3~4ミリ、長さが10センチほどあり、割と大きい。いい焼き色になったところでタレに付けてひとかじり。 旨い! 柔らかいのはもちろん、肉が甘い。コチュジャンを付けると程よい甘辛さになって、ご飯が進む進む。余るどころか、2切れでもうご飯は完食状態だ。食べる前は「たった4切れかよ」と文句タラタラだったのに、食べ終えるとただただ「美味しかったぁ」と満足感のみ。キムチもナムルも美味しかった。 そして何よりも良かったのがご飯だ。このお店が好きという人はみんな口を揃えて「あそこはご飯が美味しい」と言うのだが、私もそう思う。美味しい肉と美味しいご飯、もう最高・最強タッグです。食後にはコーヒーが出てくるのだが、それを飲みながら私は4切れの焼き肉の味を思い出し、大げさではなく、幸せな気分に浸った。文句なしにオススメです。【DATA】住所:東村山市栄町3-11-31電話:042-397-4129営業時間:午前11時~午後2時(ランチタイム) 午後5時~10時(ディナータイム)定休日:火曜(祝日の場合は営業)駐車場あり
2005年03月06日
コメント(8)
今回紹介する「元屋」は、私の通勤ルート上にあるラーメン屋だ。私は出社時間が遅く、いつも大体、朝の10時~11時に家を出るのだが、お店の前を通ると煮干しの香りが鼻をつく。本来はいい香りなのだが、私はあるイメージを持っていたので、この香りに出くわすたびに「このお店、大丈夫なのかな?」と思っていた。 実は私、このお店がオープンしたばかりの2年前にカミさんと行って食べたことがあるのだが、その時は2人ともひと口食べて「うーん……」と黙り込んでしまった。スープが我が家でつくるおでんのスープと同じだったのだ。全く同じということはあり得ない話だが、おでんのスープでラーメンを食べているようで、2人ともすごく違和感を覚えて、以来このお店には行っていなかった。 案の定、会社帰りにお店をチラッと見ると、いつもお客はいなかった。いても1人か2人という感じ。「あの味じゃなぁ……」と思いながら通り過ぎていたから、煮干しの香りを嗅ぐたびに「このお店、大丈夫なのかな?」と思っていたのだ。 そのお店になぜ今回行ったのか? これにはワケがある。ここ3~4カ月のことなのだが、夜にお店の前を通ると結構お客が入っているのだ。それも連日。「ひょっとしたら何か変わったのかも」……私はそう思って入ってみたのである。 前置きが長くなったが、場所は久米川駅南口を右に出て、ケーキ屋と美容室の間の道に入ってすぐ左側にある。 以前は別のラーメン屋が入っていて、そのまま居抜きで入ったから表の看板はちょっとイビツだ。私が行った夜もカウンター10席のうち7席がすでに埋まっていた。 私はこのお店の一番スタンダードなラーメンである「にぼししょうゆらぁめん」(500円)を注文した。麺を茹でる深ザルは4つあるが、実際に使っているのは3つ。一度に3杯しか作れない(というか作らないのだろう)から、注文のタイミングが悪いとかなり待たされることになる。 ご主人はキチンと丼にお湯を入れて丼を温め、麺をキッチリ湯切りして手早くほとんど同時に3杯のラーメンを出していく。当たり前と言えば当たり前の作業だが、見ていて気持ちいい。食べる前から美味しい気分にさせてくれる。 そして「はい、どうぞ」とやってきました、「にぼししょうゆらぁめん」。 前回食べたのが2年前だから、記憶は確かではないが、たぶん見た目はそれほど変わっていないと思う。煮干しの香りがプ~ンとするのも変わらない。まずはスープをひと口。 アチッ! 結構熱い。それでも飲んでみると……おっ、違う! 旨いよ。 具体的に何がどう変わったのかはわからないが、以前に感じたおでんのスープじゃなく、ちゃんとしたラーメンのスープになっていた。それもかなり私好みのアッサリ系だ。中太でゆるい縮れ麺も美味しい。具はチャーシュー、メンマ、海苔、ワカメとシンプル。チャーシューは柔らかくてなかなか旨かった。 大満足で完食。もちろんスープもすべて飲み干した。ご主人のひと手間とスープ表面の脂のお陰で最後まで温かく食べられたし、これで500円はお得だ。 それにしても悲惨な客入り状況から、よくここまで持ち直したと思う。それもこれもご主人の頑張りがあったからだろう。これからは毎朝の通勤時に煮干しの香りと出くわしたら、素直に「美味しそうな香り。今晩食べに行こうかな」と思うだろうな、きっと。【DATA】住所:東村山市栄町2-10-14 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆「元屋」は残念ながら2006年3月末に閉店しました。
2005年03月05日
コメント(10)
以前、汗だくになる四川坦々麺を紹介した中華料理店「笑顔(にこ)」には、その他に6つのラーメンがある。その中でお店が看板商品としてプッシュしているのが、「今風ラーメン」(600円)と「昔風ラーメン」(550円)だ。「昔風」は何となくわかるけど、「今風」って何だろう?……そう思った私はまず「今風ラーメン」を食べてみた。 見た瞬間、「注文を間違えたかな」と私は思った。スープの色だけを見ると、どう考えても味噌ラーメンだからだ。でも、これが「今風ラーメン」らしい。何はともあれ、スープを飲んでみよう。濃厚そうな色とは裏腹にとてもアッサリしている。どうやらこれは醤油、味噌、塩、豚骨に続く“第5のラーメン”として最近注目されている鶏白湯のようだ。 実は私、鶏白湯ラーメンを食べるのは、これが初めて。だから典型的な鶏白湯ラーメンというモノを知らない。このラーメンがスタンダードな鶏白湯なのか、ひと工夫凝らされたモノなのかわからないが、食べた印象を言えば、初めて豚骨ラーメンを食べた時のようなガツンと来るインパクトはない。でも何となく後を引く味で、気が付くと私はスープを飲み干していた。 麺は平打ちの縮れたモノ。スープに合っていて美味しかった。メンマが冷たかったのが少し気になったが、味付き玉子が2つも入っているし、値段に見合ったラーメンだと思う。 日を改めて、今度は「昔風ラーメン」を食べてみた。 これはもう見るからに昔風の醤油ラーメン。スープをひと口すすると、鶏と野菜をベースとした味に、魚系の味がいいアクセントになっている。メニューを見ると煮干しが使われているようだ。私の好きな味だ。麺は極細の縮れたモノ。絡みすぎるほどスープがよく絡む。こちらもスープまで飲み干し、美味しく完食した。 どちらもアッサリ系だが、スープの色も麺も全く違い対照的だ。個人的には「昔風ラーメン」の方が好きだが、もう一度「今風ラーメン」を食べてみたい気もする。どちらも手ごろな値段だから、2人で行ってそれぞれ別のラーメンを注文し、食べ比べてみるといいかも。
2005年03月04日
コメント(6)
先日、「木村屋」を紹介した時点で、(これで久米川駅周辺のパン屋はひと通り紹介したな)と私は達成感を抱いていたのだが、どうやらそれは間違いだったようだ。というのも、「木村屋」を紹介した後日に、「木村屋」近くにもう1つパン屋があることを指摘するコメントが書き込まれたからだ。「そんなバカな」と思いつつ行ってみると……ありました。それが今回紹介する「ローラル」だ。場所は久米川駅北口を左に出て、そのまま真っ直ぐ進み、交番の交差点も越え、天王橋を渡り、ファミリーマートのある通りに入る。ファミリーマートを通り過ぎてすぐ左側にお店はあった。 看板に大きく「aurore(オーロール)」と書いてあるが、これは店名ではない。自動ドアに小さく書かれた「ローラル」が店名だ。でも以前に紹介した久米川駅南口にある「オーロール」と何らかの関係があることは間違いない。 私は朝9時ごろ行ったのだが、入ってまず驚いたのは調理パンの豊富さだ。というか、調理パン以外の菓子パンがほとんどなかった。あったのはあんドーナッツとフルーツサンドぐらい。あとは見事に調理パンのオンパレード。 次に驚いたのは、その値段だ。他のパン屋と比べるとかなり格安だと思う。私はこの日、「メンチ」(105円)と「ハンバーグ」(155円)を買ったのだが、まあ、写真を見てくださいよ。 上が「メンチ」で下が「ハンバーグ」なんだけど、結構ボリュームあるでしょ。実際、食べ応えはありましたよ。「メンチ」はメンチカツもなかなか旨かったけど、ポテトサラダがパンによく合って美味しかった。「ハンバーグ」の方はメインのハンバーグが少し小さいものの、トマト、キュウリ、レタスと野菜がいっぱい入っていて旨かった。これだけ食べて計260円はかなりお得だ。 会計の際、店員さんに久米川駅南口の「オーロール」との関係を聞くと、こんな答えが返ってきた。「あっちは『オーロール』の直営店で、こっちはフランチャイズなんです。仕入れは同じなんですけど、独自性を出そうと思って、この店では調理パンに力を入れてるんです」 なるほど、それでこれほど調理パンが豊富なのか。確かにこれは久米川駅南口の「オーロール」にはない魅力だ。おそらく午後には普通の菓子パンも並ぶのだろう。 調理パンが好きな人は、午前中に行くのがオススメです。きっと調理パンのオンパレードに魅了されますよ。【DATA】住所:東村山市本町4-3-5電話:042-393-0909
2005年03月03日
コメント(2)
昨年、秋津駅南口の改装工事が終わり、パン屋さんや讃岐うどんのお店、CDショップなどが入ったミニショッピングモールができた。その中でひっそりと営業しているのが今回紹介するケーキ屋「銀座三丁目マゼラン秋津店」だ。場所は讃岐うどん店の向かいだ。 シフォンケーキやチーズケーキなど美味しそうなケーキがショーケースに並んでいる。買って帰ろうと思っていたのだが、ふと横を見ると、喫茶スペースがあるではないか。こりゃ早速いただこうと、私は喫茶スペースに入り、ショーケースで真っ先に目に飛び込んだ「焼き立てパイシュー」(160円)とブレンドコーヒー(280円)を頼んだ。 注文した後、何気なくメニューを見ると、どうやらこのお店、チーズケーキが一番のウリになっているようだ。ならばと、私は「チーズケーキ」(150円)を追加した。 説明するまでもないと思うけど、上が「焼き立てパイシュー」で、下が「チーズケーキ」。まずは「焼き立てパイシュー」から食べてみる。生地がサクッとしているのはいいが、破片がモサッと落ちて何となく食べにくい。真ん中を切り込んでクリームを入れているので、丸かじりをあきらめて、切り込みに沿ってパイシューを2つに割って食べることにした。こうすれば確かに食べやすいが、何となく味気ない。クリームも普通で、「これで160円はちょっと……」というのが正直な感想だ。 期待していた「焼き立てパイシュー」に少し裏切られた私は、何の期待もせずに「チーズケーキ」にフォークを入れた。そしてひと口……その瞬間を何と説明すればいいのだろう。予想もしなかった食感と味わいに「何コレ!」と声を出しそうなほど驚いた。 ふわふわ、シットリしていてまるでムースやおぼろ豆腐を食べるような食感。濃厚なチーズの香りと味。口の中でとろけて旨いです。お店のウリにするだけはあります。チーズ好きのウチのカミさんだったら、丸々1ホール、ペロッとイケるんじゃないかな。チェーン店とはいえ、このお店のチーズケーキは一度食べてみる価値はありますよ。【DATA】住所:東村山市秋津町5-7-8電話:042-390-5578 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆「銀座三丁目マゼラン秋津店」は残念ながら2008年11月に閉店しました。
2005年03月02日
コメント(4)
美味しい中華料理屋さんって、なかなかないモノだ。そのため多くの人は「ココは餃子だけは美味しいから」「ココはとにかく安いから」「ココは味はともかく近いから」などと、美味しさとは別の要素で自分を納得させて食べに行っているハズ。 そんな人にオススメするのが、今回紹介する「秋津離宮」だ。場所は秋津駅と新秋津駅のちょうど中間点にあるパチンコ店の入ったビルの3階だ。 建物の上に大きく「離宮」と看板が出ているからすぐわかると思うが、1階がパチンコ店なので初めて来る人はちょっと面食らうかも。エレベーターの近くに写真のような看板とメニューが出ていてやっと「ああ、ココがそうか」とわかる。エレベーターで3階に行くと、すぐに店内。 この日、私は昼時に行ったのでランチメニューを見ることに。見て驚いたのはランチが安いことだ。紋甲イカとブロッコリのサッパリ炒めなど4種類の料理から選べるのだが、ライスとスープ、ザーサイ、杏仁豆腐がついて840円。メニューをよく見ると「ワンコイン日替わり湯麺」というのがあり、これはその名の通り500円ポッキリだ。「離宮」という名前の持つ格から考えると、安過ぎるような気がする。 私はランチのライスを炒飯に代える「炒飯セット」(1260円)にし、料理は麻婆豆腐を選択。さらに「焼餃子」(420円)を追加した。 ほどなくして焼餃子以外がドーンと出てきた。さすが中華、出てくるのが早い。 どうです、見た目は申し分ないでしょ。ランチだと、どこかで手を抜いた料理が出てきがちだが、スープに至るまでキッチリしている。まずはスープから。いやあ、このスープ、美味しいです。具だくさんだし。 続いて炒飯。上にカニの解し身が乗っているが、そんなのがなくても十分旨い。ご飯はパラパラしているし、細かく刻まれたハム(ひょっとして叉焼?)も美味しい。 麻婆豆腐がまた適度な辛さで食欲をそそる。個人的にはもう少し山椒が欲しい気もしたが、普通の人なら十分辛いだろう。今回は炒飯セットにしたが、これは白いご飯が欲しくなる一品だ。 額に少し汗を滲ませながら麻婆豆腐を食べていると、焼餃子がやってきた。 やや薄いキツネ色の焼き色といい、周りの“羽根”の付き具合といい、美味しそう。写真ではわかりにくいかもしれないが、皿の右に大根おろしが添えてある。持ってきてくれた店員さんによると、「これを付けるとお肉がサッパリと食べられます」とのこと。 それではと、シンプルに醤油と大根おろしだけで食べてみる。いやあ、これ、イケますよ。旨い。餃子そのものがまず旨い。皮もいいし、中のあんも肉と野菜のバランスがいい。それが大根おろしによって、ホント店員さんの言う通り、サッパリと食べられる。 ちなみにと、いつものように醤油に酢とラー油を加えたモノに付けて食べてみる。うーん、これも旨い! いかんいかん、ビールが欲しくなってきちゃったよ。 まだ昼間ということで、ビールはグッと我慢して完食。店員さんは「変な客だなぁ」ときっと思っただろうな。だって「旨い、旨い」って心の中でつぶやきながら、1人でニコニコして食べてましたからね。このお店は絶対に誰かと一緒に来て、「美味しいね」と喜びを分かち合いながら食べるべきだね。 食べ終えてお皿を下げると、すぐにコーヒーと杏仁豆腐が出てきた。 フルーツが安っぽく見えたから、(やっぱりすべてに全力投球というワケにはいかないよなぁ)と思いながら、杏仁豆腐をひと口……いやあ、参りました。市販品にありがちな独特の香りはなく、スーッととろけていく。美味しい。そりゃ、これより美味しい杏仁豆腐は知っているけど、ランチのデザートとして出てくるモノとしては値段から考えても十分過ぎるほど十分だろう。 コーヒーを飲みながら私は思った。「ランチでこれだけ美味しいモノを出すんだから、一品料理を頼むともっと美味しいんだろうなぁ。4~5人で来て一品料理をたくさん並べて食べてみたいなぁ」 これは文句なしにオススメだと思う。「大好きな海老チリも食べたいし、おこげのあんかけもフカヒレも食べてみたいなぁ」と思いながらレジへ進むと、またまた私を悩ませる写真と遭遇。 入る時は気づかなかったのだが、どうやらココ、料理長が麺を写真のように打っているらしい。ということは、ココは麺類もイケるということなのか? どうりでチャーシュー麺やワンコイン日替わり湯麺を頼む人が多かったワケだ。 よし決まった! 次は麺類にチャレンジだ!【DATA】住所:東村山市秋津町5-13-14電話:042-392-7165 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆「秋津離宮」は残念ながら2005年5月29日に閉店しました。
2005年03月01日
コメント(12)
全31件 (31件中 1-31件目)
1