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すでに忘れている人もいるとは思うが、このブログには「東村山メンチカツ選手権」という企画があるんですよね。念のために明記すると、以前に取り上げたお店は次の3つ。*エントリーNO.1「河野屋」*エントリーNO.2「荒川」*エントリーNO.3「肉の村田」 で、今回また、久々にやってみようと思ったのです。取り上げるのは、1坪タイプのお店で全国展開している「コロちゃんのコロッケ屋! 八坂店」の「コロメンチ」(53円)。 コロッケがホクホクして美味しかったから、ちょっと期待して取り上げることにしたのだが、大きさが普通にイメージするメンチカツより遥かに小さいことにビックリ。まるで「ひと口メンチ」という感じだ。私は3つ買って家に持ち帰った。では、早速、食べてみますか。【コロモ】★★☆ 厚く感じられるけど、これは小さいからそう思うのだろう。おそらく厚さとしてはコロッケと同じくらいだと思う。コロッケ同様、サクッとして旨い。でもやはり、この大きさなのだから、もう少し薄くてもよかったのではないだろうか。【中身】★ 今まで私が食べてきたメンチカツとは明らかに違う味だ。断面を見てもわかるように、ひき肉の形はなく、ペーストを固めたような状態だから、肉汁は全く出て来ない。コロモがサクッとしている分、口に入れるとボソボソして食感は良くない。やっぱり肉汁がジュワッと出て、サクサクのコロモと口の中で交じり合うからメンチカツは旨いのだ。それがないのは辛い。味もイマイチ。「これって何の肉を使ってるんだろう?」と思ってホームページを見ると、「鶏肉と豚肉を使用」とある。メンチカツと言えば、やっぱり牛のひき肉じゃないとダメでしょう。どうりで「違う味」と思ったワケだ。【値段】★ 53円という値段は一見安く感じるが、大きさが普通のメンチカツの半分ということを考えれば、決して安くない。しかも牛ではなく鶏と豚のひき肉を使っているのだから、もっと安くないとおかしい。【総合評価】★☆ メンチカツそのものの味で食べるのは辛いのでソースをたっぷりかけて食べた。まあ、そうやって食べればご飯のおかずになるだろうし、パンに挟んでも美味しいだろう。しかし、そもそも「メンチカツ」の定義に反していると思う。ミンチ(ひき肉)を使うからメンチカツなのではなく、やはり牛のひき肉を使ってこそメンチカツなのではないだろうか。コロッケが美味しかっただけに残念でならない。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆「コロちゃんのコロッケ屋! 八坂店」は残念ながら2006年12月に閉店しました。
2005年09月30日
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このブログで懸案だったのが、和菓子屋の紹介。いろいろ考えた結果、次の4点を考慮しながら紹介していこうと思う。1.読者の方から寄せられた「○○というお店の○○は美味しかったよ」という情報は最優先にする。2.焼きだんごは本来は所沢名物だが、東村山にも「名物」と言っていいほどあるので、これを扱っているお店は取り上げていく。3.お店のウリの商品があれば、それを食べてみる。4.そのお店に東村山にちなんだ名前の商品があれば食べてみる。 というワケで、今回は以前から気になっていた和菓子屋「菓子処あかぎ 久米川店」を紹介する。このお店は本店が東大和にあり、この久米川店のほかにもう1つ東久留米に支店を持っている。 場所は久米川駅南口を左に出てロータリー沿いに歩き、モザーク通りに入る。そのまま進んで交差点を渡り、ウイング通りに入る。80メートルほど歩くと十字路があるのだが、その右角にある。 何が気になっていたかと言うと、お店の窓に扱っている和菓子の商品名を書いた紙が張られているのだが、「多摩湖だより」とか「八国山」とか東村山の名所にちなんだ和菓子があるんだよね。東村山に住んで、今年で6年目の私なんだけど、結構、地元愛に目覚めちゃって、こういう地元絡み商品は気になって仕方がないんですよ。 そんなワケでお店に入り、クルッと商品見学。どれも美味しそうなのだが、この時はなぜか無性にどら焼きにひき付けられた。どら焼きにもいろいろ種類があったのだが、私は気になった5種類のどら焼きを買ってみた。 急いで家に帰り、お茶を用意してレッツ試食タイム! まずは生どらの「八国山」(抹茶味、イチゴ味ともに85円)をいただきま~す。 要冷蔵ということで冷やしてあるから、ほんのり冷たく、イチゴ味も抹茶味も旨い。それにしても、普段、和菓子をあまり食べないから知らなかっただけかもしれないが、まさかどら焼きにイチゴ味や抹茶味があるとは思わなかった。一応、小豆が入っているからどら焼きなんだろうね。 続いて食べたのは、同じく生どらの「上水散歩道」(170円)。 形はどら焼きだけど、皮(って言うのかな?)の部分は蒸しパンみたいにふわふわ。中のあんは粒あんと生クリームを混ぜたモノだとか。これってもう洋菓子ですよ。食べてみると、あんはクリームぜんざいを固めた感じで旨い。 さてお次はいよいよ真打、というかオーソドックスなどら焼き「黒糖 八国山」(120円)。 「どこが黒糖なの?」と思ったが、割ってみて納得。皮の色が明らかに違う。アメ色って言うの? キレイな茶色に生地が染まっている。美味しいんだけど、何か自分の中でピタッと来ない。 続けて基本中の基本のどら焼き「八国山」(105円)を食べてみた。 食べた瞬間、「コレだよ、これこれ!」と思ってしまった。皮は黒糖タイプより甘さが抑えられている。だから余計に粒あんの甘さと旨さが引き立つ。和菓子は詳しくない私だが、これは旨いと思うなぁ。 今度シャレで、このどら焼きを買って八国山で食べてみようかな。おやつとして。子供はきっと喜ぶだろうな。【DATA】住所:東村山市栄町2-37-3電話:042-396-1606営業時間:午前9時~午後7時
2005年09月29日
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ひと昔前まで中華料理の定番メニューと言えば、ラーメン、炒飯、餃子だった。でも最近はラーメン専門店が増えたため、わざわざ中華料理屋でラーメンを食べる人は減っている。となると、現在の中華料理の定番メニューは炒飯と餃子ということになる。だけど、この2つが美味しい中華料理屋って、なかなかないんだよね。 そう思っていた時に、ネットで知り合った方から「炒飯が美味しいお店があるのでぜひ行ってみてください」という内容の情報をいただいた。「これはぜひ行かねば」と思い、カミさんと子供を連れて行ったのが今回紹介する中華料理屋「栄華」だ。 場所は久米川駅南口を左に出て、西友と書店の間の道に入る。真っ直ぐ100メートルほど進んだ先の左側だ。 情報では「炒飯」(650円)のほか、「タンメン」(650円)と「固焼きそば」(650円)が美味しいとのことだったが、カミさんは「五目焼きそば」(750円)を注文。私としては「タンメン」か「固焼きそば」を注文して欲しかったのだが、取材協力を無理強いしても仕方ない。私は「五目炒飯」(750円)と「餃子」(480円)を頼んだ。 しばらくして「五目焼きそば」と「五目炒飯」がやってきた。 お恥ずかしい話なのだが、今、この記事を書きながら改めて炒飯の写真を見て、私は「アレ?」と思った。お店では「五目炒飯」と思って食べたけど、よく見るとカニがたっぷり乗っている。私はメニューを写真に撮っているので、それを見てみると、「五目炒飯」のすぐ上に同じ値段で「蟹粉炒飯(カニチャーハン)」という文字が……。「ひょっとしてコレ、蟹粉炒飯かも」 確認していないからわからないけど、「五目炒飯」でこんなにカニが乗るのも変だよね。何で出てきた時に気が付かなかったんだろう。いやあ、お恥ずかしい限りです。でもこれが「五目炒飯」である可能性もわずかながらあるので、近いうちにまたこのお店に行って確認します。「五目炒飯」か「蟹粉炒飯」かはともかくとして、まあ見てくださいよ、この1粒1粒が光っている炒飯を。このテカりはもちろん油であり、これだけ1粒1粒光っているということは……そう、ご飯がパラパラということ。軽く醤油の入った炒飯は情報通り、旨い。いろんな具材が細かく刻まれて入っているのだが、中でも肉が旨い。おそらく叉焼を刻んだモノだと思うけど、ご飯と一緒に噛み締めるとたまらないね。唯一、不満な点は量。あっと言う間に食べ終わって、お代わりしたくなっちゃったよ。量がもう少しあるとうれしいなぁ。 カミさんが頼んだ「五目焼きそば」は子供が食べることをお店の人が配慮してくれて、柔らかく仕上げてくれていた。「五目焼きそば」というと、あんかけタイプを思い浮かべがちだが、このお店は以前に紹介した「新々飯店」同様、焼きそばの上にいろんな具を乗せたタイプ。これはこれで、なかなか美味しかった。子供も大喜びで食べていたしね。 で、食べている途中に餃子が運ばれてきた。焼き色はなかなかいい感じでしょ。味がまたいいんですよ。あんは野菜中心なんだけど、生姜が効いていて旨い。ひき肉がもう少し入っていて肉汁がジュワッと出れば完璧に私好みだけど、皮も旨いし、「また食べたい」と思わせる餃子だ。 定番メニューが旨い中華料理屋がこんな身近にあったとは……まさに「灯台下暗し」。他にも気になるメニューがあるので、「五目炒飯」の確認を兼ねて、近いうちにまた行ってみようと思う。【DATA】住所:東村山市栄町2-4-14電話:042-393-6488 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆「栄華」は残念ながら2006年7月に閉店しました。
2005年09月28日
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最近、食べ物屋で「あら煮」をあまり見なくなったと思うのは私だけだろうか。食べづらいけど、うまく食べれば身がゴソッと取れたりする。その時の快感と言ったらもう……魚好きの人ならきっとわかってくれると思う。そして目の周りのゼラチン質をズズッと吸って、目玉をガリッと噛み、中心の水晶体の周りを歯で削ぐようにして食べる。残酷だけど、ここまでしないと、せっかく命を提供してくれた魚に申し訳ない気がする……これも魚好きの人ならわかってくれると思う。 そんな、魚好きにはたまらない「あら煮」を出してくれるお店をやっと見つけました。それが今回紹介する「光琳亭」だ。場所は萩山駅北口を出て遊歩道を小平方向に進む。踏み切りを超えると交差点に出る。そこを左折してしばらく進むと左側にある。 このお店は割烹料亭で、メニューを見るとうなぎや天ぷら、寿司などがある。近くにお寺があるので法事や宴会などに使う人が多いのだろう。私が行った日も宴会が入っていて、お店の人は忙しそうに動いていた。こういう時はうなぎのような焼き物、天ぷらのような揚げ物は遅くなる可能性が高い。私は寿司にしようか迷ったが、ふと見ると、「あら煮定食」(1000円)というモノがあるではないか。あら煮ならすでに作っているハズだから、さほど時間はかからないだろう。そう思って頼もうとした私の目に、もう1つ別のメニューが飛び込んできた。「あら煮上定食」だ。300円高いのだが、こちらには茶碗蒸しが付いている。茶碗蒸しが好きな私は、迷わず「あら煮上定食」を頼んだ。 15分ほどして「あら煮上定食」が登場。 うんうん、いいじゃないですか。味噌汁にはエビの頭が入っているし、ご飯もツヤツヤとして美味しそう。だが、何と言ってもあら煮ですよ。 ホラ、見てよ、この量! 重なっていてよくわからないかもしれないけど、塊が5つも入ってるんですよ。これは魚好きにはたまらないですよ。頭が2つに割られては入っているから、目玉が2つ味わえる。もちろん目の下やほっぺたのプリッと締まった身も2つずつ味わえる。幸せだねぇ。普通の焼き魚定食や煮魚定食では食べられない美味しい部分だからね。 それにしても割烹料亭だから、いい魚を使ってるんだろうね。このあら煮は食べ応えはあるし、旨かった。味付けがやや甘めだけど、くどいワケじゃないから、食べ始めるとそれほど気にはならない。 茶碗蒸しにはちゃんと銀杏が入っていたし、もう大満足。この「あら煮上定食」はまた食べたいなぁ。だけど、これは誰かと一緒に行くのはよくないかも。カニ料理と同じで、食べ始めると無口になるから。【DATA】住所:東村山萩山町1-8-12電話:042-344-3737駐車場あり
2005年09月27日
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萩山駅から久米川方面へテクテクと散歩していた時のことだ。「あれ、何だコレ?」と私はあるお店の前で立ち止まった。 看板には「酒処 安佳」とあるのだが、なぜかお昼時なのに開いていて、しかも入り口近くには写真入りの定食メニューが張られている。「居酒屋ランチか?」と思ったら、ナント違うお店の名前が……。どうやら「安佳」というお店が閉店し、その後に新しいお店が入ったようだ。看板の取替えは間に合わなかったのだろう。というワケで今回紹介するのは定食屋の「味っ子」だ。 場所は久米川駅南口を左に出て、西友と書店の間の道に入る。ひたすら真っ直ぐ進むと野火止用水道とぶつかる十字路に出る。そこを右折してすぐに左折。真っ直ぐ100メートルほど進むと右側に久米川病院が見えるが、その斜向かいにある。 このお店はお弁当もつくっているらしい。メニューを見ると、どれも安い。私は迷った末に「日替わり定食」(550円)を注文した。 出て来た「日替わり定食」を見て、「エッ、これ550円でいいの?」と思わずご主人に聞いてしまった。だって見てくださいよ。この値段ならメインのおかずにご飯と味噌汁って構成を誰もが想像するじゃないですか。せいぜい付いて小鉢かな。 それなのにちゃんと副菜として肉野菜炒めが付いているんですよ。塩・コショウに生姜がちゃんと効いていて旨かった。 そしてメインは鶏の唐揚げ。5個も乗っていて、さらに厚焼き玉子、サラダが付いている。鶏の唐揚げはバカ旨というほどではないが、この値段でこれだけの量があるなら文句はない。いやあ、お腹いっぱい。ちょっと駅からは離れているけど、これは覚えておいて損のない定食屋だと思うな。特に食べ盛りの独身男性は要チェックですゾ。【DATA】住所:東村山市萩山町4-5-60電話:042-392-1788営業時間:午前11時~午後10時定休日:日曜
2005年09月26日
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八坂駅を出ると、すぐ右側に多摩湖へと続く遊歩道がある。その遊歩道に立ち、萩山方向を見ると、「焼きだんご」と書かれた幟が見える。だいぶ前から気になっていた私は、先日、散歩ついでに寄ってみた。 幟の立っている路地に入ると、左側に古めかしい和菓子屋が……それが今回紹介する「つくば和菓子店」だ。 お店の雰囲気といい、商品ケースといい、レトロなムードが漂っている。よく見ると、高い和菓子は1つもない。種類は少ないが、眺めていると駄菓子屋にいるような気分になって、何だかうれしくなってきた。 私は1本50円の「焼きだんご」と「みたらしだんご」を2本ずつ買った。4本で200円だ。安い。 近くの公園のベンチに座り、包み紙を広げる。写真では撮りやすいように外しているが、ちゃんと「焼きだんご」と「みたらしだんご」の間には仕切り用の紙が挟んであった。 それでは「焼きだんご」から食べてみよう。冷めているせいか少し固かったが、醤油の香ばしさとモチッとした食感はいい。焼き立てならもっと旨いだろうなぁ。 お次は「みたらしだんご」。甘いねぇ。でもこの甘さ、部活帰りとか仕事帰りにはいいかも。1本50円だしね、ちょっとしたおやつ感覚で立ち寄って食べている人、多いと思うなぁ。路地裏にこんな和菓子屋があるのも、東村山っぽくていいね。【DATA】住所:東村山市栄町3-16-17電話:042-393-2169
2005年09月25日
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読者の皆さんからいただいた美味しい情報は極力生かそうと思っているのだが、場所や営業時間の問題でなかなか行けないこともある。でも、これだけは信じてください。美味しい情報はすべてチェックしてあり、必ず行く気でいることを。 今回紹介する和菓子屋の「富樫」も実は半年以上も前に読者の方から紹介してもらっていて、行こう行こうと思いつつ機会を逸していたお店だ。場所はすでにチェックしていて、何度か実際に行ってはいるのだが、早く行き過ぎて営業していなかったり、休日だったりとタイミングが合わなかったのである。 だが先日、子供を中央公園に連れて行って遊ばせようと思った時、「遠回りだけど、ちょっと寄ってみようかな」と行ってみると、営業しているじゃないですか。「この機会を逃してなるものか」と私はベビーカーを押してお店に入った。 場所は八坂駅を出て府中街道を左折。真っ直ぐ進むと変則6差路がある。その交差点を右折して江戸街道に入る。踏み切りを超えてさらに200メートルほど歩いた右側にある。以前に紹介したレトロなパン屋「イトウベーカリー」の隣である。 面白いことにこのお店、看板は横に長く大きいのだが、実際の売り場は入り口の幅しかない。棚は1つで、この日はお彼岸だったから、下の棚にはいろんな種類のおはぎが置かれ、棚の上に3種類の巻き寿司とちらし寿司が置かれていた。 この巻き寿司がとてもユニークな形をしているのだ。平べったい小判型とでも言うのだろうか。ラップがかけられていて見えにくいだろうが、左が「小鯛の笹巻きずし」(180円)、右が「のり巻きしゃけ」(145円)、そしてその奥が「巻きいなり」(160円)だ。私は巻き寿司をそれぞれ1つずつ買って、中央公園に行った。子供を芝生に解放し、私はベンチに座って巻き寿司の包みを開いた。 ねっ、不思議なスタイルでしょ。特に真ん中のいなり寿司は今までに見たことのないタイプだ。だってね、油揚げにご飯を詰め込むんじゃなくて、のり巻きみたいに油揚げを巻いてるんだよ。 さて、それではいただきますか。まずは「のり巻きしゃけ」からパクッ。 鮭とマヨネーズとわさびを和えたモノがご飯に挟んであるのだが、これは旨い。わさびは本当に隠し味程度。だから子供に食べさせても「美味しい!」と平気だった。 お次は初めて見る「巻きいなり」。 見れば見るほど不思議なスタイルだが、味はもちろん、いなり寿司。油揚げの甘さも程よく旨い。というか、このお店のご飯、美味しいねぇ。 最後は「小鯛の笹巻きずし」。 巻いていた笹を外すとこんな感じ。刻んだニンジンやガリ、昆布と酢飯をあわせたモノに小鯛の切り身が3枚乗っている。酢の加減が良くて、これも美味しい。コンビニのおにぎりより多少割高だが、この旨さなら私はこのお店の巻き寿司を買うなぁ。 だけどこのお店、和菓子屋なんだよね。どうして東村山には巻き寿司を売る和菓子屋が多いんだろう。一応、包装紙には「名物栗むし羊羹」と書いてあったから、今度はそれにチャレンジしてみよう。それからあともう1つ。実はこのお店を教えてくれた人は「太巻きが美味しい」と言ってたんだよね。これも試してみないと。うーん、1つチェックすべきお店が減ったと思ったら、また課題ができちゃった。まあ美味しいモノを食べることだから、全然苦じゃないんだけどね。【DATA】住所:東村山市富士見町5-10-8電話:042-391-3254定休日:木曜
2005年09月24日
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子供と一緒に中央公園に散歩に行った帰り道。八坂駅近くをふと見ると、「オリジン弁当」あたりに何やら行列ができている。まさか「オリジン弁当」に行列なんぞはできないだろう(失礼!)……そう思いつつ近づくと、ナント「オリジン弁当」の横のわずかなスペースにお店がオープンしていた。それが今回紹介する「コロちゃんのコロッケ屋! 八坂店」だ。全国展開しているチェーン店でホームページを見ると、ナント海外にも出店しているのだとか。 それにしても小さいお店だ。物置と言ってもいいくらいの大きさの建物の中に3人も入って販売している。いや、販売しているだけでなく、この中でコロッケを揚げている。おそらく1坪ほどのスペースだと思うのだが、うーん、凄い。 この日はどうやらオープン初日らしく、商品はメインの「コロちゃんコロッケ」のみ。通常53円のモノをオープン記念ということで、30円で販売していた。どうりで行列ができるワケだ。 私ももちろん、並んで買いましたよ。何たって5個買っても150円ですからね。帰りに近くのコンビニでビールを買って、昼からコロッケで一杯。ああ、幸せだなぁ。 しかし、世の中そうそう甘くはない。それまでベビーカーの中で眠っていた子供が家に着くなり、パチッと目を覚まし、元気ハツラツに遊び始めた。久々にお父さんが家にいるのが気になるのか、彼はやたらと私と一緒に遊ぼうとする。仕方なく一緒に遊び、子供が1人遊びモードになったのを逃さず、缶ビールをプシュッ。コロッケを買ってから1時間後のことだ。「もう冷めちゃってるだろうなぁ」と思いつつ、袋を開けるとまだ温かい。何もつけずに食べると、コロモはサクッとし、じゃがいもがほくほくして甘い。旨いじゃないの。ビールをグビッと飲むと、ああ、幸せ。 どうやらコロモに味が付いているみたいで、そのままでも十分食べられる。とはいえ、やっぱりコロッケにはソースでしょ。ポールスタアの「とんかつソース」をかけて食べてみる。うーん、これも旨いねぇ。千切りキャベツが欲しいよ。 一応、半分に切って断面を見てみると、ひき肉は入っているには入っているが、あくまでメインは北海道産の男爵芋。じゃがいもにこだわっていると言うだけあって、これは旨かった。チェーン店と言えども侮れないね。 本来は他にも「かぼちゃコロッケ」や「チキンコロッケ」などいろいろあるらしい。「コロメンチ」というメンチカツもあるみたいだから、久々に「東村山メンチカツ選手権」で取り上げてみようかな。【DATA】住所:東村山市栄町3-10-28電話:090-7861-4270営業時間:午前11時~午後1時 午後4時~7時定休日:年中無休 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆「コロちゃんのコロッケ屋! 八坂店」は残念ながら2006年12月に閉店しました。
2005年09月23日
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値段はやや高めだが、美味しい中華料理を食べさせてくれる秋津の「上海酒家 好(はお)」。前回、このお店を紹介したら、「是非是非、麻婆豆腐にチャレンジしてください。日本人の食べられる限界に近いピリ辛の花山椒がたっぷり」というコメントを読者の方からいただいた。 私はお台場の「陳麻婆豆腐」という麻婆豆腐の専門店で麻婆豆腐を食べて以来、山椒の効いた麻婆豆腐が大好き。でも辛い麻婆豆腐はあっても、意外とないんですよ、山椒の効いた麻婆豆腐って。だから先日、私は期待いっぱいでこのお店を再訪した。 メニューを見ると、ありました。「四川マーボードーフ」(997円)。なぜかカタカナで書いてあり、不思議な感じがしたが、まあ別に他意はないだろう。私は前回食べられなかった「焼き餃子」(577円)とライスをあわせて注文した。 しばらくしてまずやってきたのは「四川マーボードーフ」。 いかにも辛そうに見せるラー油の朱色は全くない。少し深い茶色で、よく見ると中心部に花山椒がたっぷり乗っている。どうりで香りがいいワケだ。早速、食べてみますか。 ひと口、パクリ。うーん、これこれ。山椒の辛さだから、“口から火が出る”という辛さではない。舌や口の中がヒリヒリ痺れるような辛さだ。旨いねぇ。2口食べると額には汗がにじみ出て、3口食べると、タラ~ッと汗が流れ出てきた。あとはもう、食べれば食べるほど、大げさでなく“滝のように”汗が流れ出る。 そういう状況なのだが、私はもうひと味が欲しくて、この麻婆豆腐の上にラー油をかけてみた。これが大正解。ラー油が加わることで香りの良さがさらにアップ。味の方は逆にマイルドになった。とは言っても、大量の汗が流れ出る状況に変わりはなく、私はハンカチで額の汗をぬぐいながら食べた。食べ終わった時にはハンカチはグッチョリ状態。おそらく軽く搾るだけで吸い込んだ汗が出たと思う。子供には食べられないと思うけど、これはホントご飯のおかずにピッタリだ。 個人的には料理と一緒に花山椒も出して欲しかったなぁ。「陳麻婆豆腐」では花山椒はかけ放題だったから、舌が痺れるほどかけたのだが、このお店ではそこまでできなかったので、辛いのは辛いけど、舌が痺れるほどまでにはならなかった。もう少し花山椒かけて食べたかったなぁ。 麻婆豆腐を食べている時に、「焼き餃子」が到着。 1個がかなり大きいが、それは見た目だけ。中のあんは普通の餃子ほどの大きさ。つまり中はスカスカなのだが、食感はスカスカではなくフワフワした感じ。これが妙に旨い。皮は薄いのだが、スカスカした部分は口に入れると上下の皮がくっついて厚みが増し、モッチリした感じになる。あんは野菜たっぷりでしかも薄味。だけど皮と合っていて旨い。 餃子と言うと、厚めのモチッとした皮で、口に入れた瞬間、ジュワーと肉汁が広がるようなモノを想像しがちだが、これは全く違うタイプ。アッサリしている分、何個でも食べられてクセになりそうな餃子だ。 いやあ、満足、満足。久しぶりに「美味しい中華を食べた!」って気がしたよ。今度は気になっている「カニ入りあんかけ炒飯」を食べてみようかな。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆「上海酒家 好」は残念ながら2011年5月15日をもって閉店しました。
2005年09月22日
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今回は取り上げるのは、読者の方からリクエストされた「おいしい家」の「ジャパニーズ冷麺」(470円)。すでに料理名に「ジャパニーズ」と入っている時点で、普通の冷麺とは違うと考えた方がいいだろう。一体どんな冷麺が出てくるのか、とっても楽しみにしながら私はお店に行った。 居酒屋だからということで、私は「ジャパニーズ冷麺」のほかに生ビールと「李さん家の海鮮チヂミ」(420円)を注文。先にチヂミがやってきた。 チヂミにしては安かったから注文したんだけど、味は今ひとつかな。もっとフワッとさせるか、モチッとさせるか、どっちかにして欲しい。それから付けダレ。これをもう少し工夫して欲しいなぁ。 なんてビールを飲みながら思っていると、やってきました「ジャパニーズ冷麺」。 うーん、氷が入ってるんですか。ちょっと残念。私は氷をお通しの小鉢に移して改めて眺めてみた。丼は少し小振りだけど、見た目は美味しそうだ。 さて、麺はどうなんだろうか? たっぷりの具が丼の表面を覆っていて麺が見えないので、私は箸を入れて麺をすくい上げた。すると……エエエエエッ!!! これって、うどんじゃないか! 「ジャパニーズ冷麺」というネーミングからして、タダモノではないとは思ったけど、まさかそう来るとは……。驚きの冷麺、果たしてそのお味はいかに?【スープ】★★★☆ 思いっきりカツオだし。でもキムチが入っているので、かき混ぜるとちょいピリカラになる。これが旨い。ゆで卵の黄身を溶かすと、また違う味に変化。これもいい。というか、日本人だからこのカツオだしのスープ、嫌いなワケがない。多少、旨味調味料が入っていると思うが、私はズズズッと全部飲み干してしまった。氷なんて入れず、もう少しキンキンに冷やしてあれば、もっと旨いと思う。【具材】★★★ 白菜キムチに炒めたひき肉、水菜、味付け玉子1個。チャーシューではなくひき肉というのがいい。味もいいが、おそらくひき肉にしたのは別の役割を考えてのことだろう。その役割とは、表面を覆って麺を見せないことだ。これで麺を見た時の“驚き”を演出しているワケだ。キムチも意外に旨いし、水菜もシャキシャキしていい。 通常、冷麺に入っている玉子は、普通のゆで卵半個だが、この冷麺には味付け玉子がまるまる1個入っている。これもいいねぇ。冷麺には欠かせない果物が入ってないのがやや寂しいが、値段を考えるとこれで十分と言えるかも。【麺】★★★ 思いっきり讃岐うどん。コストから考えると、冷凍モノだろう。でも讃岐うどんに関しては、最近は冷凍モノも結構旨い。この麺もコシがあってなかなか旨かった。丼は小さいけど、割と量はあると思う。【値段】★★★★ 470円でこの内容なら、文句ナシに安いでしょう。【総合評価】★★★☆ 第16回目に紹介した「江川亭」の「梅塩冷麺」以上の問題作。というか、うどんだよ、コレは。でもアイデアは悪くない。ネーミングで「どんなモノが出てくるんだろう?」と思わせて、表面を具材で覆って麺を隠し、そして「エエッ、うどんじゃん!」とサプライズさせる。この演出は居酒屋メニューとしては最高。友達と一緒に来ていたら「ねぇ、ちょっとコレ見てよ!」と必ずなるハズだ。 これで値段が800円もすれば、「何だよ、コレは!」と文句を言いたくなるかもしれないが、470円だから“シャレ”で済んでしまう。このメニューを考えた人は凄いと思うなぁ。だけどコレ、「冷麺」と呼んでいいのかなぁ……。【DATA】住所:東村山市栄町2-9-32電話:042-393-2866
2005年09月21日
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看板に「ラーメン」と「とんかつ」の文字が入っているユニークな居酒屋「和(かず)」。先日、私はこのブログで知り合った人から、「あのお店には『とんかつラーメン』があるんですよ」と教えられ、「エエッ、そうなんですか!」と驚いた。「ラーメン」と「とんかつ」をウリにしているんだから、ちょっと考えれは誰でも思いつくことであり、別に驚くほどでもないのかもしれないが、私は話を聞くまで完全に「ラーメン」と「とんかつ」を別個のメニューとして考えていた。というか、私の中ではラーメンの中にとんかつが入るなんて、“あり得ない発想”だったから驚いたのだ。「それって美味しいのだろうか?」……これはもう自分の舌で確かめるしかないだろうというワケで、行ってきました。 メニューを見ると、確かにとんかつラーメンはあった。しかもロースかつ入りと、ひれかつ入りの2種類も。私は「ロースかつ入りラーメン」(1050円)を頼んだ。注文を受けると、厨房のお姉さんは布に包んだ大きな肉の塊を冷蔵庫から取り出し、切り出した。普通のとんかつより肉は薄めだが、切り出した肉はちゃんと叩き、包丁で筋切り。キチンと、とんかつとしてつくっている。これはちょっと意外だった。このお店はそもそも居酒屋なんだし、つくり置きしたとんかつを乗せたとしても誰も文句は言わないと思うのだが、やはり看板に「とんかつ」の文字を入れている以上は「ちゃんとしなければ」と思っているのだろう。大したモノだ。 15分ぐらいかかっただろうか、ようやく「ロースかつ入りラーメン」がやってきた。「熱いから気をつけてください」と手渡されたラーメンは確かに熱い。この上に揚げたての熱々とんかつが乗っているワケだ。うーん、旨そう。それではまずはスープを……アッサリとした鶏ガラ醤油スープ。これにとんかつから染み出たラードのほのかな甘みが加わり、旨い。「とんかつ」と「ラーメン」という組み合わせはイメージとして「重たい」感じがするのだが、スープに関しては全然そんなことはなかった。 麺は細い縮れ麺。やや柔らかいのが気になったが、悪くない。 さあ、いよいよ、とんかつだ。さすがにコロモにスープが染みているから、サクッとはいかないが、フニャフニャにはなってなく、シッカリ肉についている。食べるとコロモに染みたスープと肉がよく合ってなかなか旨い。肉の厚みが5ミリほどと薄いのも絶妙。これ以上厚いと、きっと重たく感じるだろうな。 排骨麺に似ているけど、唐揚げではなくコロモがちゃんと付いていてスープが染み込む分、とんかつの方がラーメンと一体化しているような気がする。個人的には麺がもう少し固めだとうれしいが、食べ終えたあとも胃もたれすることなく、スッキリ。これなら飲んだ後でもイケるラーメンだと思うな。
2005年09月20日
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中華料理屋は今、受難の時期だと思う。かつて主力メニューであったラーメンが、専門のラーメン屋が増えたために売れなくなってしまったからだ。となると、本来の中華メニューで勝負するか、お得感のある定食でお客を引きつけるか……この2つの道のいずれかを選んで生き残りを図らなければならない。今回紹介する中華料理屋の「正来」は、後者を選んでいるお店だ。 場所は東村山駅西口を出て、武蔵大和駅に伸びるバス通りを真っ直ぐ進むと、右側にある。以前に紹介したカレーの美味しい喫茶店「MARU」の隣だ。 店内は4人がけのテーブルが4卓あるだけ。ひょっとしたら奥に座敷とかあるのかもしれないが、細長い構造のお店だ。テーブルに座ってメニューを見ると、いろんな定食がある。どれも美味しそうで迷ったが、私は聞きなれない「カレーうま煮定食」(750円)を頼んでみることにした。 さほど待たずに「カレーうま煮定食」が登場。さすが中華料理。早いねぇ。 以前紹介した中華料理屋の「幸多加(こたか)」と同じく、このお店もおかずが1プレートに乗っている。 メインはもちろんカレーうま煮で、その左上がキャベツの千切りサラダ、右上がもやしとキュウリの和え物とザーサイになっている。これにご飯とスープという構成。なかなかのボリュームではないか。 それでは、いただきま~す。スープをひと口飲んでから、カレーうま煮をパクッ。いやあ、コレ旨いなぁ。もっとカレーが濃ければただのカレーになっちゃうけど、カレーはあくまでも風味付けであり、ちゃんとうま煮になっている。これはご飯のおかずに最適だ。 しかも、うれしいことに私の大好物である銀杏がゴロゴロと入っている。こりゃ、たまんないねぇ。もやしとキュウリの和え物がまた旨いだなぁ。 1プレートに乗っているから一見すると量は少なく見えるが、食べてみるとそんなことは全くない。十分にお腹いっぱいになる。 今度はお腹を空かせて、定食にプラス、何か一品料理を頼んでみようかな。
2005年09月19日
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今年はつけ麺がブームだったのだろうか? 少なくとも東村山市においては、今年はつけ麺を出すお店がかなり増えた。ラーメン屋はもちろん、普通の中華料理屋でも「つけ麺」と書かれた張り紙が出ていた。味噌ラーメンが美味しい「らーめん本宗」も今年から「つけ麺」(700円)を始めている。おそらく味噌味のつけ麺だと思うが、一体どんなモノなのか気になったので、先日、私は食べてみた。 注文すると、「同じ値段で大盛りにできますけど、どうしますか?」と聞かれ、私はちょっと迷った末、「じゃあ大盛りで」と頼んだ。迷ったのは、チラッとダイエットのことが頭をよぎったからなのだが、つけ麺はやっぱり大盛りじゃないと、食べた気がしないからね。 で、しばらく待って出て来たのがコレだ。 思った通り、つけ汁は色からすると味噌味だ。メンマ、味付け玉子、チャーシュー、海苔と、具材は麺の入った皿に乗っている。 食べる前につけ汁をひと口飲んでみた。 んんっ!? 口に入れた瞬間、私は予想を裏切る味に少しビックリした。色も、口にするまでの香りも完全に味噌味だったのだが、舌に最初に伝わってきた味は酸味だったのだ。坦々麺で酸味を利かせたタイプがあるが、それに似ている。と言っても、辛くはないけどね。つけ汁の中にはたっぷりのもやしと焦がしたネギが入っている。 さて、それではいよいよ麺をつけて食べるワケだけど、一体どんな味になるのだろうか? 麺は鮮やかな黄色が特徴の西山ラーメン。艶やかで旨そうだ。箸で適量を取って、つけ汁にくぐらせ、ズズズッ。ほぉ、こういう味になるのか。やはり酸味が強いのだが、つけ汁だけを飲んだ時よりはマイルドになり、後口サッパリ。麺は見た目通り、プリプリしていて旨い。クセのある味だけど、好きになればコレはハマると思うな。辛さが欲しい人は七味かラー油を入れて調整すればいいいんじゃないだろうか。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆「らーめん本宗」は残念ながら2010年6月27日をもって閉店しました。
2005年09月18日
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東村山駅東口を出で正面を進むと、府中街道との交差点に出る。そこを右折して真っ直ぐ進むと右側に東村山郵便局が見えてくる。その交差点で府中街道と交差しているのが「鷹の道」と呼ばれる道路だ。私はこの交差点を左折して散策したことはあるが、右折して歩いたことはあまりなかった。行ったとしても踏み切り周辺の「サガミ」や「らーめん本宗」ぐらいまでだ。そこで私は先日、鷹の道を東大和方面に向かってズンズン歩いてみた。 しばらく歩くと、左側に学校が見えてきた。「七中」だ。で、中学校を通り過ぎてすぐ左側に見えたのが、今回紹介する「しげ老鮨」だ。「こんな所にお寿司屋さんがあったんだ」と感慨深くお店を見ると、入り口近くにランチメニューが張ってあった。それによると「にぎりランチ」が920円だという。「せっかくココまで来たのだから」と私は入ってみることにした。 お店は階段を上って2階にある。カウンターに座り、「にぎりランチ」を頼むと、まずはにぎり3貫とカッパ巻きが出て来た。 イカに大葉を巻いたり、白身魚にはおぼろ昆布を巻いたり、カッパ巻きはキュウリを2~3本、細切りにしたモノを巻いてゴマを散らしたりと、見た目がとてもキレイ。食べるとこれが旨いんだ。 食べている間に、にぎり4貫が目の前に置かれた。エビ、タコ、玉子に穴子だ。エビは大きくてプリプリだし、何よりも旨かったのが穴子。温かく、ツメの甘さも程よい。ランチでこれだけのにぎりが食べられたら言うことないだろう。 面白いのは赤だしや味噌汁の代わりにミニうどんが付くことだ。 これがまた旨い。うどんは手打ちなのだろうか? 少し細いけど、武蔵野うどんみたいな味わいだ。いやあ、これは旨いランチだった。たくさん食べたい人には「にぎりランチ1人半」(1380円)というモノもある。これはボリュームがあるから、きっと満足できるだろう。【DATA】住所:東村山市美住町2-24-47電話:042-395-9150
2005年09月17日
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今回は取り上げるのは、「明洞(みょんどん)」の「冷麺」(980円)。前回行って食べた「石焼ビビンバ」がいい感じだったので、ちょっと期待。 冷麺はつくるのに時間がかかるので、つなぎとしてビールと「ユッケ」(980円)を頼む。 この「ユッケ」が旨い! ユッケって肉質がすべてだと思うでしょ。私もそう思ってました。でも、以前に肉質の良さで評判の焼き肉屋でユッケを食べたことがあるけど、これほど美味しくはなかった。つまり、肉質がすべてじゃないワケ。やっぱりひと工夫が施されているのだ。この「ひと工夫」の中身はよくわからないが、このお店の「ユッケ」は旨いよ。 なんて思っているうちに「冷麺」がやってきた。「麺を切りますね」と店員さんは冷麺をお盆に乗せたまま、料理バサミを入れ、チョキチョキと麺を切り、私の目の前に冷麺を置いた。写真の冷麺の盛り付けが汚いのはそのためだ。 別に写真を撮りたいからではなく、やっぱり最初にテーブルに冷麺を置くべきではないだろうか。せっかくキレイに盛り付けてあったハズなのだから、まずそれを見せてから、パフォーマンスとして麺にハサミを入れるべきだと私は思う。いきなり盛り付けの汚い冷麺を見せられてもなぁ……まあ、とにかく食べてみよう。【スープ】★★☆ よく冷えていてスッキリした味わい。やや酸味が強いかな。酢を入れる必要はないと思う。ゆで卵の黄身を溶かすと、スッキリした中に甘みが加わり、マイルドな味に変身。でもスープそのものは全体的に普通という感じだ。【具材】★☆ 薄くスライスした大根のキムチと千切りキュウリ、ゆで卵半個、そして牛チャーシューのみ。シンプル過ぎるほどシンプル。味に変化をもたらす白菜キムチと果物がないのは、ちょっと寂しい。【麺】★★ 極細の韓国麺。あまり冷やされてなく生温かい。これだけでもう冷麺として半分以上、台無しだ。もっと冷えていればスルスルといけるのだろうが、生温かいと気持ち悪い。【値段】★☆ 980円は相場から考えて高い。しかもこの内容だと、かなりの割高感を抱いてしまう。これで「ユッケ」と同じ980円はちょっとキツいなぁ。【総合評価】★★ 本格的な韓国料理のお店だから期待したのだが、やはり冷麺は別物らしい。これはこのお店に限ったことではない。私は大久保界隈の韓国料理店によく行くのだが、ほかの料理がどんなに美味しくても冷麺だけはイマイチというお店はいっぱいある。シンプルな料理に見える冷麺だが、実はかなりむずかしいのかもしれない。とは言え、この内容の冷麺で980円は高すぎる。「ユッケ」は超オススメだが、「冷麺」はあんまり勧められないなぁ。
2005年09月16日
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以前に懐かしい中華そばを出すお店として紹介したラーメン屋の「味六」。先日、何気なくこのお店のことを調べていたら、「夏季にはつけ麺、冷やし中華を出している」という一文を見つけた。冷やし中華はともかくとして、つけ麺はかなり気になる。このお店のつけ麺って、一体どんなモノなんだろうか? 気になったら調べるしかない。早速、私はお店に行ってみた。 店内を見回すと、メニューは何も変わっていない。「あちゃー、もう夏季メニューは終わっちゃったかなぁ」と思いつつも、お店のお姉さんに「冷たいメニューってないですか?」と聞くと、「つけ麺ならありますよ」との答え。そこで私は「つけ麺」(700円)を注文した。 頼んだ後、テーブルに置いてあるメニュー表を見ると、そこにはちゃんと「つけ麺」の文字があった。しかも「つけ麺 味噌味」(800円)なんてのもある。テーブルのメニュー表にちゃんと入れているということは、つけ麺は通年にするつもりなのだろうか? そうこう考えているうちに「お待ちどうさまでした」と「つけ麺」がやって来た。 麺の上に刻み海苔が乗せられ、その横にメンマ、チャーシュー、味付け玉子、そしてトマトが添えられている。付け汁にはたっぷりとネギが浮かんでいる。食べる前にひと口だけ付け汁を飲んでみた。うーん、しょっぱい。「中華そば」の時の優しい味のスープをギュッと濃くしてある。醤油の味も濃い。まさに付け汁という感じだ。 麺は細い縮れ麺。「中華そば」で使用するモノと同じだ。流水でシッカリ冷やし、水切りしてある。付け汁にたっぷり浸してズズッと一気にすする。いやあ、これは旨いや。濃い付け汁も麺と一緒だとちょうどいい感じなり、鶏や野菜などダシに使われた素材の旨味が口に広がっていく。付け汁だけを飲んだ時はしょっぱいだけだったのに、凄い違いだ。 麺がまたよく冷やされて締まっているから、細いのにシコシコして美味しい。ほとんどお皿には水がないほど、キッチリ水気を切っているというのに、最後まで麺がくっついてダマになることはなかった。これも凄い。具材も美味しかったし、これなら大盛りにすればよかったなぁ。 最後は付け汁をスープで割ってもらい、ゆっくりとすすっていく。ああ、染みるなぁ。 バカ旨じゃないけど、これは旨いと思うなぁ。まだ食べていない人は、ぜひ!【DATA】住所:東村山市恩多町5-27-25電話:042-391-8888営業時間:午前11時~午後8時定休日:水曜、第2火曜日
2005年09月15日
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「取材しなきゃ」と思いつつ、なかなか手が出せなかったのが、和菓子屋さん。ケーキと違い、普段、あまり口にしないから、旨いかどうかの判断がおぼつかないから、ついつい「後回し」にしていたのである。「この和菓子屋さんは、これが美味しい」と誰か教えてくれるとうれしいなぁと思っていたら、タイミングよく読者の方から美味しい情報が寄せられた。それに基づいて行ったのが、今回紹介する「秀月」だ。 場所は新秋津の駅を出てロータリー沿いに右に進み、ローソンの角を右折。そのまま真っ直ぐ商店街を100メートルほど歩くと、左側にある。 どうやら表でだんごを焼くパフォーマンスを見せながら売っているようだ。となると、やはりこのお店のウリはだんごとなるワケですな。読者情報では「みたらしだんごが美味しい」ということだったが、私は「みたらしだんご」(1本84円)と「焼きだんご」(1本73円)をそれぞれ1本ずつ買ってみた。「1本ずつなんてせこいなぁ」と思わないでください。実はこのお店に至るまでに、ブログ取材のために2軒でランチを食べていたんですよ。腹具合的には1本ずつが限界だったんです。 私は新秋津駅前のロータリーまで戻り、ロータリーの真ん中にあるちょっとした休憩スペースに座って、だんごを食べてみた。まずは焼きだんごから。以前に食べた「笹本だんご」の焼きだんごより1粒が少し小さい感じがするが、その分、テンポよくスイスイ食べられる。やや濃い目の醤油がほんのり甘みのあるだんごによく合っている。旨いなぁ。もう1本買えばよかった。 続いてみたらしだんごをパクッ。おおっ、旨いよ、これ! みたらしのトロみも程いいし、何より甘さが上品。ベタッとした甘さじゃなく、スーッとノドを通っていく甘さ。こりゃ確かに美味しいよ。やっぱりもう1本ずつ追加で買いに行こうかな……と思ったがお腹は限界を訴えていた。あまりにもスイスイ食べられたモノだから、頭ではまだ食べられると思ったのだが、お腹の方はもうパンパン状態。前にかがむと少し痛みが走った。「また今度来よう。これ以上食べるとマジでお腹を壊しそうだ」 そう思った私は串に残っていたみたらしをひとナメして、秋津の街を後にした。【DATA】住所:東村山市秋津町5-21-44電話:042-394-0360
2005年09月14日
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基本的にチェーン店の取材はできるだけ避けるようにしている私だが、読者情報には素直に従うようしている。というワケで今回紹介するのは、静岡に本社を持ち、全国に120店舗も営業展開しているちゃんこ料理ファミレス「ちゃんこ江戸沢 東村山秋津店」だ。「読者情報があったから」と言い訳しつつ、実は私自身、このお店のランチは気になっていた。ちゃんこ鍋ってみんなでワイワイ突付くモノだけど、1人でしかも昼から食べられるなら、それはそれで最高じゃないですか。 最寄り駅は新秋津駅になると思うけど、ココは歩いていくより車で行った方がいいでしょう。駅からかなり遠いです。不親切な言い方ですが、住所を見て車で行ってください。旧所沢街道に入るとすぐに大きな看板が見えてきます。わからない人はお店のHPを見てください。 メニューを見ると、ちゃんこ料理だけかと思ったら、和食全般、何でもあるという感じ。「でもせっかく、ちゃんこのお店に入ったのだから」と私は「江戸沢ちゃんこ御膳」(720円)を頼むことにした。 おおっ、ちゃんと1人前の鍋が出てくるんだ。でも鍋はそんなに小さくはない。こりゃ結構ボリュームあるぞ。 醤油味のちゃんこ鍋に写真のようにご飯と煮物、香の物が付く。ご飯はうどん変えることもできる。では、ちゃんこ鍋ができるのを待ちますか。 まだグツグツしてない状態。豆腐、鶏肉、ニラ、油揚げ、ネギ、もやしが見えるが、その下には白菜、ニンジン、ゴボウ、春雨が入っている。 煮えてくるとともにアクが浮いてくるので、それを丁寧にすくい取っていく。この時、火を中火にすればよかったのだが、強火のままにしてたので、写真のように噴きこぼす一歩手前まで煮立ててしまった。失敗、失敗。 ちょっと細かいアクは残っているが、1人で食べるんだし、これで完成。食べてみると、醤油味のつゆはそれほど濃くなく、割とアッサリしている。その分、素材それぞれの旨味が感じられて美味しい。どれも旨いが、特に染み込み系の白菜と春雨は、味がたっぷり染みて旨かった。これで720円は安いんじゃないの。 ランチのちゃんこはもう1つ、「スタミナちゃんこ御膳」(750円)というキムチ味のモノがある。今度はこれを食べてみようかな。鶏肉の他にキムチによく合う豚肉も入っているから、きっと旨いと思う。 チェーン店だけど、このランチは気に入ったな。【DATA】住所:東村山市秋津町3-30-6電話:042-397-6777営業時間:午前10時半~午後2時 午後5時~10時半定休日:なし駐車場あり ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆「ちゃんこ江戸沢 東村山秋津店」は残念ながら2007年に閉店しました。
2005年09月13日
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気になるというより、「何だか怪しい」と感じるお店ってあると思う。今回紹介する居酒屋「つちや」も、そんな「何だか怪しい」と思っていたお店の1つだ。 何が怪しいって、まあ写真を見てくださいよ。 置き看板が出ているけど、それは普通のマンションの前。周りは完全に住宅街。だから本当に「ポツン」という感じで置き看板が光っているのだ。しかもお店はマンションの地下にあるから、お店の明かりは全くなし。置き看板だけが住宅街の中で光っているのだ。 こういうお店にいきなり1人で入れるほどの勇気を私は持ち合わせていない。だから、この置き看板を見るたびに「ココって、どういうお店なんだろう?」と思っていた。 そんな話をこのブログで知り合った人に話したら、「そのお店なら知っていますよ。今度、一緒に行きましょうか」となり、先日やっと行くことができたのだ。でもね、実際に行ってみて、このお店、本当に一見(いちげん)さんには行きづらいお店だと改めて思ったね。だって、入り口は普通のドアなんですよ。「つちや」とかお店の名前は一切ナシ。「このドアでいいんだよね?」と確認したくなるほどお店らしくないのだ。 で、中に入るワケだが、その前にこのお店の場所を説明しておこう。いろんなルートから行けるのだが、今回はちょっと遠回りだけどわかりやすいルートで説明する。久米川駅南口を右に出て久米川通りを左折。真っ直ぐ進むと右側にディスカウントショップ「カネヒロ」が見える。その手前の道を右折。そのまま進むと空堀川とぶつかるのだが、川沿いの道路ではなく、鋭角に左折して斜めに伸びている道に入る。そうすると、すぐに左側にある置き看板が見えるハズだ。 さて、お店に入ると、そこは思っていた以上に広かった。壁沿いにテーブルとイスがあり、中央に広いスペースがある。そこにはカラオケが置いてある。居酒屋というより、カラオケスナックという感じだ。 ビックリしたのは、こんな住宅街にあるお店なのに、結構お客さんが入っていることだ。よく見ると、お年寄りが多い。どうやら近所の“憩いの場”的存在になっているようだ。 メニューはあるのだが、料理は優しそうなママさんにお任せ。 まず最初に出て来たのは「豚肉の冷しゃぶ」。野菜も多く入っていて旨かった。続いて出てきたのは「小アジのから揚げと焼きナス」。小アジは頭からパリパリ食べられるし、ナスも添えられたシソ味噌を付けて食べると旨い。 「あさりの酒蒸し」はタマネギたっぷりでニンニクも効いている。メニューを見ると、「とろろとんぶり」や「ハタハタ」、「きりたんぽ鍋」(これは11月から)など秋田料理が並んでいる。その中に「稲庭うどん」(500円)があったので、私は締めに頼んでみた。 細いけどコシがある稲庭うどん。まるでそうめんのようにスイスイ入っていく。 ほかのお客さんたちがカラオケを始めだしたので私たちは退散したが、ママさんといい、家庭的な料理といい、このお店にはホツとさせるモノがある。それが人気の秘密なのだろう。今度は冬に「きりたんぽ鍋」を食べに来たいと思う。【DATA】住所:東村山市栄町2-16-18電話:042-392-3226
2005年09月12日
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今回は読者の方から寄せられた情報に基づいて、「江川亭」の「梅塩冷麺」(750円)を食べてみた。情報によると、夏季限定でしかも1日20食のみだという。 ラーメン屋のつくる冷麺とは一体どんなものなのか? お店に入り、「梅塩冷麺」を頼むと「太麺と細麺、どっちにしますか?」と店員さん。私は迷った末、太麺にした。そして待つこと10分。「梅塩冷麺」が運ばれてきた。 見た瞬間、「エッ!?」と息を飲むほどビックリしてしまった。無色透明のスープにたっぷりのもやし、そして水菜。これだけでもかなり異色なのに、さらにこれ以外に別皿で具材が出てきたのだ。 細切りにされたチャーシューなどの他、梅干まである。具材のボリュームは満点だ。写真を撮りながら、「早く食べたい!」という気持ちが高ぶる。では早速、いただきま~す。【スープ】★★★★★ 涼しげな金属製のレンゲでスープをひと口。冷たくてスッキリした味。酸味があるが、酢の酸っぱさではなく、レモンのような柑橘系の酸っぱさ。スープそのものも旨味がある上に、スープに散らしたすりごまがまた風味を豊かにしている。ひと口で済ますつもりが、2口、3口と何度も飲んでしまった。旨いなぁ。 ゆで卵があるけど、このスープの味は変える必要はないし、変えたくないので、私は黄身を溶かさなかった。旨いから残さず飲んでしまったよ。【具材】★★★★★ 丼にはもやしと水菜、別皿には細切りチャーシューと千切り生姜、味付け玉子半個、そして梅干。冷麺の定番具材であるキムチと果物はナシ。だけど、その2つはなくて正解という感じ。もやしと水菜のシャキシャキ感はスッキリしたスープによく合っている。食べやすくした細切りチャーシューもいい。 冷麺の定番具材であり、ある意味、味の決め手にもなるキムチ。でもこのスープには間違いなくキムチは合わない。で、その代わりに用意されたのが千切り生姜だ。これは抜群。麺やもやしなどと一緒に食べると、旨味が増し、口の中がサッパリする。梅干がまたいいんだ。これも冷麺の定番具材である果物の代わりを果たしている。しかもこの梅干、酸っぱいだけじゃなく旨味もあるから、また違う味の変化を楽しませてくれる。【麺】★★★★ 細麺の方がシッカリ冷えるから、細麺にすればよかったかな……という思いは全くの杞憂だった。太麺でもシッカリと水で熱を取ってあり、スッキリ味のスープによく合う。ただ、この麺はラーメンで使っているモノであり、いわゆる冷麺で使う麺とは違う。麺は旨いんだけど、これを「冷麺」と言っていいのだろうか。【値段】★★★★☆ 750円という値段そのものは、冷麺の相場価格だと思うが、ボリュームと味を考えるとこれはかなりお得な一品。満足度も高いし、食べた人はおそらく全員、この値段を「高い」とは思わないだろう。【総合評価】★★★★☆ 個人的には5つ星を付けたいのだが、1つだけ問題があるため4つ星半にした。その問題とは「これを冷麺と呼んでいいのか?」ということだ。料理の名前として「冷麺」という言葉はついているが、ジャンルで言うと「冷やしラーメン」の方が近いかもしれない。麺も違うし、正確に言えば「冷麺」とは言えないだろう。でもこういうオリジナリティーあふれる冷麺が出てくれば、冷麺というジャンルも活性化されるハズ。「韓国冷麺」「盛岡冷麺」に次ぐ「第3の冷麺」としてオリジナル冷麺がジャンルとして確立されれば、その時私は改めて評価を5つ星に変えようと思う。 この冷麺、夏季限定でしかも1日20食だから早めに食べに行った方がいいですよ。
2005年09月11日
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久米川が最寄り駅の私だが、この日は東村山に野暮用があったので東村山駅で下車。用事を済ました後、時計を見ると時刻は午後10時だった。何となくお腹が空いていた私は東村山駅東口のロータリーを何気なく見回した。するとカフェレストラン「グリム館」の明かりが見えた。「まだやってるのかなぁ。ダメ元で聞いてみるか」 お店のドア開け、ウェイトレスに閉店時間を聞くと、ナント午後11時なのだとか。そんなに遅くまでやっているとは知らなかった。喜んでお店に入った私は早速、メニューを眺めた。このお店には食べたいメニューがいっぱいあるのだ。個人的に気になっているサーロインステーキ、読者の方が推薦してくれたラザニアやパスタ……どれにしようか迷っていると「冷たいスパゲッティ・セット」と書かれたページが出て来た。スパゲッティは「A.白身魚とミックスビーンズ」「B.ツナとフレッシュバジル」「C.フレッシュバジルとトマト」の3つから選べて、コーヒー&デザート付きで1000円となっている。「これにするか!」 私はCのスパゲッティを選んで頼み、さらに「ピザマルガリータ」(900円)を注文した。 最初に出てきたのはスパゲッティ。 涼しげでいい感じではないですか。トマトの赤にバジルの緑、パスタの白……まさにイタリアのトリコロール。それではいただきますか。 麺は普通の太さ。冷製パスタによく使われる、もっと細いカペリーニを想像していたから、これはちょっと意外だった。食べると何となくポソポソしている。でもスパゲッティそのものの味は良く、ちゃんと麺をフォローしている。悪くない。 スパゲッティを食べ終えるころ、ピザがやって来た。 トッピングはナスとトマトとタマネギ。パイ生地は薄くパリッとしている。これにチーズたっぷりの具が絡む。旨い。タバスコがあったので、一応ひと切れ、かけて食べてみたが、これはかけない方が旨いかも。 パスタとピザでお腹いっぱいになったところで、コーヒーとデザートが登場。 デザートはバニラアイスの上に生クリームが乗り、ブルーベリーソースがかけられている。「夜中にこんなモノ食べていいのかなぁ」という思いが一瞬よぎったが、「その分、歩けばいいんだ」ともう1人の私が答える。ダイエットが進まないワケだなぁ。でも、この後、シッカリ遠回りをして30分歩いてから家に帰りましたよ。無駄かもしれないけど……。
2005年09月10日
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このブログの取材のためということも多少あるが、私はよく1人で飲みに行く。本当は誰かと飲みたいのだが、会社帰りの夜10時とか11時から付き合ってくれる酔狂な人はまずいない。1人でフラッと入ってカウンターに座り、雑誌か本を読んで1時間ぐらいで切り上げるのがいつものスタイル。だから別にザワザワと騒がしくても問題ないのだが、たまには静かに本を読みたい時もある。「さて今夜はどこで飲もうか……」 そう思いながら仕事帰りに久米川の街を歩いていると、「炭味坐(すみざ)」の明かりが見えた。昨年末にオープンした当初は午後11時半までの営業だったのだが、お客さんから要望があったのか、現在はうれしいことに深夜1時まで営業している。「ココにするか」 私はお店に入り、個人的にお気に入りのビール「モルツ ザ・プレミアム」を頼んだ。 ビールとお通しが来て、まずは一杯。いやあ、染みるねぇ。お店が静かだと、リラックス度が高くなるから、余計に染み込む感じがする。さてさて、つまみを注文しますか。すぐに出て来そうな「鮭とばの炙り」(350円)をまず頼み、続いてオススメという「豚タンの炭火焼き」(380円)と「燻しサーモンの炙り焼き」(680円)を頼んだ。「鮭とばの炙り」(=写真右)は予想通りサッと出てきた。うーん、しょっぱくて固いけど旨い。なぜかマヨネーズが添えられていたので付けて食べてみると、意外に合う。独特のしょっぱさがマイルドになる。ビールが進むなぁ。 次に出て来たのは「豚タンの炭火焼き」。牛タンと違い、コリッとした固い食感だが、上質のハムのような味わいで旨い。個人的には黒胡椒をもっと振って欲しいところだが、普通に食べる分にはこの方がいいのかも。 最後に出て来たのが「燻しサーモンの炙り焼き」。これが何とも不思議な味わいの一品なのだ。見た目は間違いなくサーモン。でもスモークしているから、口の中に入れると香りはまるでハムなのだ。味もハムに近い。だけど食感は紛れもなく魚であり、鮭だ。不思議な味だか、私は気に入った。 美味しいビールを飲み、旨いつまみを食べながら、電車の中で途中まで読んでいた本を一気に読みきり、私は気持ちよく家路についた。【DATA】住所:東村山市栄町2-30-5電話:042-393-1766営業時間:午後5時半~深夜1時定休日:月曜
2005年09月09日
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サイパンへの家族旅行はそれなりに楽しかったが、やはり1歳7カ月の子供を連れての旅行だったから、大丈夫のつもりでも体は結構疲れていたようだ。出社して仕事をするも、どうも集中力に欠ける。体も少しダルい。 そこで「コッテリ系のラーメンでも食べて気合を入れるか」と仕事帰りに寄ったのが、久米川のラーメン屋「ガッツラーメン」だ。久米川には他にも豚骨ラーメンのお店はあるのだが、ココは名前からして気合が入りそうでしょ(笑)。 で、頼んだのは「ネギ味噌ラーメン」(750円)。 来ました、来ました。麺が見えないほどドーンとネギが乗っている。これで並盛りだからね。中盛りや大盛りだと一体どういうことになるのやら。まだコッテリ系が食べられるうちにチャレンジしてみたいモノだ。 まずはスープをひと口。一応、味噌味なんだけど完全に豚骨が勝っている。味噌ラーメンというより味噌風味の豚骨ラーメンだ。でも旨い! 麺は細い縮れ麺。スープがよく絡んで、これも旨い。しかし、「麺、固め」と言うのを忘れてしまったため、旨さはいつもより少し落ちる。しまったなぁ。 と、ココでさらに気合を入れるために、生ニンニクを投入。 このお店では調味料と一緒にこんな感じでニンニク搾り機と生ニンニクが置いてあるのだ。そう、生ニンニク搾り放題なのである。早速、ニンニクをつまんで搾り機に入れ、クラッシュ! そう簡単には丼に入ってくれないので、竹串で搾り出たニンニクを落としていく。私は2個入れてみた。 うーん、ニンニクの香りが食欲をかき立てるね。スープを飲むと、先ほどとは違うコッテリ味が口に広がる。旨い、旨い。ワシャワシャとネギもすべて食べ、スープも飲み干した。いつもならスープはコッテリ過ぎて残すのだが、この日は体がコッテリ系を求めていたのだろう。スルスルと飲めてしまった。 栄養学的に本当に疲れに効くかどうかは疑問だが、気持ち的にはバッチリ気合が入り、疲れは吹っ飛んだ気がする。「病は気から」って言うし、要は気持ちの問題。さあ、これでもう大丈夫。仕事、頑張るぞ!【DATA】住所:東村山市栄町2-26-8電話:042-398-0898営業時間:午前11時~深夜2時(日曜・祝日は午前0時まで)定休日:火曜
2005年09月08日
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読者の方から以前に何度も「美味しい」という情報が寄せられ、ずうっと気になっていた秋津の中華料理屋。それが今回紹介する「上海酒家 好(はお)」だ。とりあえずランチを食べてみようと思い、休みの土曜や日曜に何度か行ってみたが、どうやら土・日はランチをやってないらしい。夏休み期間中に行けばよかったのだが、そんな時に限ってこのお店の存在を忘れていて、行きそびれてしまった。 というワケで会社帰りにわざわざ秋津へ行って食べてきました。場所は秋津駅南口を右に出て道なりに進む。しばらくすると右側にとみん銀行が見えるが、その手前の道を曲がって少し進むと左側にある。 秋津―新秋津間の乗り換えロードから外れているし、路地裏のわかりにくい場所にあるのだが、行ってみると結構お客さんが入っている。この場所でこれだけお客さんを呼べるということは、料理が美味しいということなのだろう。 カウンターに座り、早速、メニューを見る。さて何を食べようか? 中華料理はメニューが多いから困る。私は「お食事」の項目の一番上に「五目焼きそば」(1029円)が書かれていることに気づいた。最初は値段順かなと思っていたのだが、「お食事」の項目にある13のメニューのうち一番高いのが「五目焼きそば」だった。「これはお店のウリってことだな」……そう思った私は、「五目焼きそば」と「水餃子」(892円)を頼んだ。 厨房で料理をしているのは1人だけ。だから料理が出るのは遅いのだが、他のお客さんはそんなことを気にせず待っているようだ。しばらくしてようやくまず「五目焼きそば」が出てきた。 ちょっと濃い目の色だが野菜たっぷりのあんがてんこ盛りで、麺が全く見えない。いい感じだ。 箸を突き入れて、あんの中から麺を引っ張り出してみる。おおっ、表面を焦がした私の好きな麺だ。この焦げた部分のカリッとした食感と、焦げてない部分のモチッとした麺の食感がたまらないんだよね。あんに絡め、野菜とともに麺を食べると……うーん、旨い! 確かにあんだけを食べると味は濃いが、麺と一緒に食べればバッチリ。これは旨いよ。変な話だが、ご飯が欲しくなる。麺は麺で美味しいのだが、ご飯との相性もいいと思うんだよね。「五目焼きそば」を食べていると、「水餃子」がやってきた。実は私は「焼き餃子」(577円)を頼もうと思ったのだが、店員さんに「申し訳ありません。売り切れてしまいました」と言われ、仕方なく「水餃子」にしたのだ。しかし、値段がちょっと解せないと思いません? 「焼き餃子」が577円で、「水餃子」が892円ですよ。しかも同じ6個入り。それで300円以上も差があるなんて、変だと思いませんか? ちょっとそれも気になったので頼んでみたんですよね。 来たのはコレ。私は「スープと一緒に出てくるから高いのかな」と予想していたのだが、見事に裏切られた。まあ、何はともあれ、食べてみようじゃないの。 一緒に出て来た付けダレにつけて食べてみると……旨いっ! プリッとしたエビが入っていて、小さいながら肉もギッシリ。これは間違いなく「焼き餃子」とは中のあんが違うね、きっと。だから高いんだ。専用の付けダレがまたいいんだ。旨さを引き立ててくれる。カウンターの調味料類にも置いてあったけど、たぶんこれは香酢にラー油とネギを入れたモノだろう。 中華料理って1人じゃいろんな料理が食べられないから、今度は3~4人でココに来ていろいろ食べてみたいモノだ。 エッ、仕事帰りにこんなに食って、ダイエットはどうしたんだって? もちろん、やってますよ。この日はちゃんと秋津から久米川まで歩きました。いい汗かいたから、少しはカロリー消費できたんじゃないかな。【DATA】住所:東村山市秋津町5-6-2電話:042-394-0053 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆「上海酒家 好」は残念ながら2011年5月15日をもって閉店しました。
2005年09月07日
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掲示板に寄せられた「魚系はお勧めです」という美味しい情報をもとに行ってきたのが、今回紹介する居酒屋「大漁船」だ。 場所は新秋津駅を出てロータリー沿いに左に回り、交差点を左折。100メートルほど先の右側にある。 店構えは普通の居酒屋なのだが、ホワイトボードに書かれている「今日の一品」を見てビックリ。「産地直送 白身の三点盛 650円」とあるのだ。内容はわからないが、普通に考えれば安い。その下には赤字でこう書かれていた。「水産会社直営店の味をおためしください!」 改めて看板を見ると、「寺島水産」という文字が入っている。なるほど、それで「産地直送」とうたうことができ、値段も安くできるワケだ。これはちょっと期待だね。 お店に入ると、カウンター席がズラッと並び、奥にテーブル席が見えるのだが、ほとんど満席状態。私はカウンターに座ると、ホッピーと「今日の一品」である「白身の三点盛」を頼んだ。 ほどなく「白身の三点盛」が出てきたが、どうです? さすが水産会社。これで650円はお得でしょう。何しろエンガワまで付いているんですよ。これを食べて帰ったところで1000円ちょっと。新秋津―秋津間の乗り換え途中にフラッと立ち寄るサラリーマンが多いワケだ。しかし、私はこれだけで帰るワケにはいかない。 私は「白身の三点盛」を食べ終えた後、このお店の情報を寄せてくれた人が注文して感激したという「ウニ」(850円)と、個人的に気になった「特上〆サバ」(750円)を追加で頼んだ。 凄いなぁ。ウニを箱で食べる贅沢なんてしたことないから、もうこれだけで感激。〆サバも「特上」と言うだけあって旨そうだ。 〆サバは断面の色がコレだからね。結構、期待したんだけど、コレは少しハズレかな。モノはいいと思うんだけど、ちょっと〆るのに失敗した感じ。少ししょっぱかった。でも、いいサバを使っていると思うから再挑戦してみようと思う。 ウニはもう、見ての通りって感じ。甘くて美味しい。いや、そりゃね、ランクで言うと決して高いモノではないかもしれない。何しろ850円で出てくるんだから。でもね、箱で食べるっていうのは、何とも贅沢でそれだけで美味しさが増すってモノだ。 このお店、調べてみると、新秋津だけでなく西船橋や南越谷にもあり、それぞれ人気になっている。夕方からオープンして夜10時には閉店するので、行くなら夕方早めに行った方がいいだろう。【DATA】住所:東村山市秋津町5-12-12電話:042-394-2541
2005年09月06日
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まだ夏だ、夏だと思っていたのに、夜はすっかり涼しいし、日差しも少し和らいでいる。秋は着実に近づいてきているようだ。と言うことは、夏季限定メニューにも終わりが近づいているというワケで、「こりゃ駆け込みで食べまくらなきゃ」と行ってきたのが、東村山駅東口にあるラーメン屋「まるみ」。このお店では夏季限定メニューとして「冷やしらーめん」(780円)を出しているのだ。 お店に入ってカウンターに座ると、私はすぐに「冷やしらーめん」を注文した。「はい、どうぞ」と運ばれてきた「冷やしらーめん」は見た目に凄く涼しげだ。透明度の高いスープにネギ、チャーシューではなく鶏肉にメンマ、そしてゆで卵。いい感じじゃないですか。ただ、ちょっと気になるのが、表面に浮かんでいる油だ。果たしてどんな味なのか、早速、食べてみよう。 まずはスープをひと口。甘い。でも砂糖のようなベタッとした甘さではなく、鶏肉と野菜から出た自然な甘みだ。気のせいか、何となく魚介系の味もする。旨味は複雑だけど、全体にスッキリしている。それでいて後口に少しコッテリ感が残る。これは表面に浮いている油のせいだろう。ネギ何かで香りを付けた油だと思う。20代の若い人にはこれぐらいのコッテリ感があった方がいいのかもしれないが、私には少量ならうれしいが、ちょっと多すぎる気がした。 麺は細めだが、シッカリと冷水で冷やしているからキュッと締まって、程よい固さになっている。旨い。ネギもいいし、鶏肉もよく合っている。これは確かに夏向きのラーメンだ。おそらく表面の油は後から加えているモノだと思うから、今度頼む時は「油少なめ」で食べてみようと思う。たぶん、その方がよりスッキリ感が増すと思うから。
2005年09月05日
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以前から「行かなきゃ、行かなきゃ」と思っていたのが、今回紹介する「明洞(みょんどん)」というお店。旨い焼き肉屋であると同時に、本格的な韓国料理を出すお店として評判が高かったので、ぜひ行きたいと思っていたのだが、なかなか行く機会がなかったのである。 場所は久米川駅北口を左に出て交差点を右折し、久米川通りをひたすら真っ直ぐ進む。約800メートル進むと右側に「イーストビレッジ」という建物が見える。お店はその2階にある。 会社帰りにちょっと小腹が空いたので、散歩がてら行ってみたのだが、メニューを見ていると、少し飲みたくなり、生ビールと「レバ刺」(950円)を頼んでしまった。でも、これが正解。出てきた「レバ刺」は旨そうな色をしていた。 タレとしてごま油&塩に、おろしニンニク&醤油を用意してくれているのもうれしい。それから生姜の千切りが添えられているのも個人的にはポイントが高い。 まあ何しろこの色とツヤですよ。見た目通り、口に入れるとトロッとして旨い。この食感が気持ち悪いという人がいるんだろうけど、これがいいんだよね。そして独特の甘さ。いやあ、レバ刺しが食べられる人間で良かった。 しかし、当然のことながら、これだけでは空腹は収まらない。私はご飯モノのメニューを開いてみた。「ビビンバ」(800円)や「クッパ」(800円)といった定番モノから、「ユッケジャンクッパ」(950円)や「コムタンクッパ」(1050円)、「プルコギ丼」(950円)といった韓国料理店ならではのメニューもある。私は迷ったが、定番中の定番である「石焼ビビンバ」(1200円)を頼むことにした。 写真は真っ黒だが、これは上に大量の刻み海苔がかけられているため。私はコチュジャンをスプーンで4杯ほどドバッと入れて、かき混ぜた。 これがかき混ぜた後の「石焼ビビンバ」。正直に言うと、石焼ビビンバで1200円は高いなぁと思ったが、食べてみて納得。ボリュームが結構あるのだ。最初から「石焼ビビンバ」を食べる気でお店に入ったのならいいが、焼き肉を食べた後、「石焼ビビンバでも……」なんて甘い考えで注文すると痛い目に遭う。これは焼き肉を食べた後、2~3人でシェアするのが一番の食べ方だろう。 器は最後まで熱く、ジュージューいってたし、具も多くて旨かった。何よりも器が熱いから、おこげが何度も楽しめる。 今度は「ユッケ」と「プルコギ丼」を食べてみようかな。そうそう、「冷麺」も食べてみないとね。このお店ならかなり期待できそうだ。【DATA】住所:東村山市恩多町3-29 イーストビレッジ2F電話:042-395-8821営業時間:午後5時~午前5時定休日:水曜駐車場あり
2005年09月04日
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冷やし中華と言えば、定番はやはりちょっと酸っぱめの醤油ダレだ。しかし、私は以前に「トキワ」のごま風味の冷やし中華を紹介した時に書いたように、醤油ダレの冷やし中華が苦手だ。ごまダレというか、ごま味噌ダレがベストだが、そういう冷やし中華は見当たらず、唯一、味噌ダレということで見つけたのが、「日高屋 秋津店」だ。ココは醤油ダレと味噌ダレの2種類の冷やし中華を出している。どちらも490円。 チェーン店だからどうしようかと思ったが、表に出ているメニューを見ると、9月中旬までの販売と書いてあるので、食べてみることにした。私は「冷し中華(味噌)」と餃子(160円)を頼んだ。「冷し中華(醤油)」がオーソドックスに千切りキュウリに錦糸玉子、千切りハム、刻み海苔に紅生姜が乗っているのに対し、「冷し中華(味噌)」は丸っきり違う。たっぷりの白ネギに千切りキュウリが少々、そしてチャーシューだ。具材はシンプルそのもの。ちょっとコレにはビックリした。 早速、食べてみよう。 麺は細めの縮れ麺。お皿もスープもよく冷えているが、麺もちゃんと冷水で冷しているから割と締まっていて旨い。味噌ダレは酢が効いていてやや酸っぱめだが、後味がサッパリしていい。何よりもネギが味噌ダレによく合う。これにごまの甘さが少し加われば言うことないのだが、これはこれで旨い。何よりもこれで490円というのがうれしい。 あとから来た餃子にしてもそうだ。 バカ旨ではないが、下手な中華料理屋で値段だけ高くて皮がボロボロになった変な餃子を食べるくらいなら、このお店の160円の餃子を食べた方がよっぽどマシだ。 餃子を食べながら、ふと「冷やし中華のネギにラー油をかけたら旨くなるかも」と思った私。思いついたら即実行。やってみると、これがなかなかイケました。辛いのが苦手な人でも少量垂らしてみてください。ココのラー油はそんなに辛くないから大丈夫だと思います。旨味が増しますよ。 それにしてもなぜ、東村山にはごま味噌ダレの冷やし中華がないんだろう? 私の探し方が悪いんだろうな、きっと。もうすぐ冷やし中華のシーズンは終わるから、来年、もう一度ちゃんと探してみよう。【DATA】住所:東村山市秋津町5-8-1電話:042-390-4332営業時間:午前10時半~深夜1時
2005年09月03日
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久米川駅北口を出て左に歩くと、すぐ右側にみずほ銀行が見える。その隣に今回紹介する喫茶店「木巧木好(もこもこ)」があるのだが、私は最初、このお店が喫茶店だとは全く思わなかった。 と言うのも、この写真には写っていないが、左側に木材加工の作業場みたいなモノがあり、どう見ても工務店のようだからだ。喫茶店だということを知ったのは、入り口近くにメニューが張ってあることに気づいてからのこと。 入ってみると、床も天井も杉の天然木で作られ、テーブルやイスも木製。とことん木にこだわった造りになっている。それもそのハズで、このお店、「丸清」という工務店のアンテナショップなのだ。それゆえ、店内に置いてある雑誌ラックにはインテリアやリフォーム関係のモノがいっぱい。時にはこの場で工務店の人が相談に応じてくれるのだとか。 まあ、それはともかくとして、木に囲まれるとすごく癒される。これってなぜだろうね。静かだし、とても気持ちいい。有機栽培コーヒー(380円)だけを飲んで帰ろうと思っていたのだが、予定変更。サッサと帰るのはもったないと思った私は、ホットサンドの「たまご&ハム」(600円)を頼んだ。 待つことしばし。やって来たのがコレだ。ホットサンドにサラダとコーヒーが付いている。コーヒーはもちろん、有機栽培コーヒーだ。さすがに食器類は木製ではないが、トレイは木製で、右隅に「木巧木好」と焼印が押されている。いい感じだ。 ホットサンドにはハチと蜂蜜の焼き目が付けられている。いい大人の私にはちょっと恥ずかしいが、若い女性や子供には「かわいい」とウケるだろう。食べてみると、固そうに見えた耳はサクサクしてそれほど固くない。中のパンは柔らかく、ホクホクと温かい卵とハムとよく合っている。 食べかけの汚い断面で申し訳ないが、中身はこんな感じ。これでお腹いっぱいになることはまずないだろうけど、「ちょっと小腹が空いたなぁ」という時に食べるといいかも。ガッツリと食べたい人には2種類のピラフ(いずれもドリンク&サラダ付きで750円)と4種類のカレーいずれもドリンク&サラダ付きで800円)があるので、それを頼むといいだろう。木の空間で癒されながら食べると、美味しさもひとしおですよ。 ただ、このお店、久米川駅北口の再開発の対象地域に入っていて、店員さんに話を聞くと「もってあと1年ですかね」とのこと。ちょっと寂しい話だ。【DATA】住所:東村山市栄町1-3-9電話:042-391-2489(丸清直通)営業時間:午前10時~午後7時定休日:日曜・祝日 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆「木巧木好」は残念ながら2007年2月に閉店しました。
2005年09月02日
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醤油ベースで酸味の効いた冷やし中華が、ちょっと苦手な私。ごま味噌ベースの冷やし中華が好きなのだが、これがなかなかないんだよねぇ。で、先日、秋津に行った時のこと。何気なく以前に紹介したラーメン屋「あきつや」の前を通りかかると、写真付きのメニュー看板が出ていて、その中に「にく冷し」(900円)というモノがあった。 写真を見ると、麺の上に炒めた肉がドーンと乗っている。スープは見えない。「何だか変わったラーメンだなぁ。『冷やしラーメン』というと冷たいスープのラーメンを指すから、これもやっぱり一種の冷やし中華なんだろうなぁ」と思いながら、一度は通り過ぎた私。何となく気になって引き返すや、お店に入り「にく冷しを」と頼んでしまった。 しばらくして出てきたのがコレだ。 写真ではよくわからなかったが、香りから判断すると豚肉の生姜焼きだ。それが白っぽい自家製麺の上にドーンと大量に乗っている。ボリュームはありそうだ。ともあれ、食べてみよう。 肉の間に箸を入れて麺だけを引っ張り出すと、白い麺は生姜焼きの汁で少し茶色に染まっていた。ズズッとすすると……あれ!? 生姜焼きの甘辛い味だけじゃなく、酸っぱさがある。えっ、何で? 念のために豚肉を食べてみると、普通に甘辛い生姜焼きだ。ということは……私は麺を少し持ち上げて、器の底を見た。すると、少量ではあるが、明らかに生姜焼きの汁とは違う液体があった。どうやら酸味はココから出ているようだ。私は全体をかき混ぜて食べてみることにした。今度は肉と一緒に食べてみる。 いやあ、これはサッパリして旨い。肉も美味しいし、麺もスルスル食べられる。欲を言えば、麺にもう少しコシがあればうれしいのだが、これはこれで旨い。これなら夏バテ気味でご飯を受け付けない人でも食べられると思うなぁ。【DATA】住所:東村山市秋津町5-13-44電話:042-393-7180営業時間:午前11時~午後3時、午後6時~午前0時(平日) 午前11時~午後9時(土・日・祝日)定休日:月曜、第1火曜 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆「あきつや」は残念ながら2010年3月20日をもって閉店しました。
2005年09月01日
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