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このブログは飲食店の紹介が基本なのだが、以前に「池澤鮮魚店」を紹介したところ、これが大好評で、コメントも多数寄せられた。それ以来、私は「魚屋さんを見かけたらのぞいてみよう」と思っているのだが、魚屋さんってありそうで、なかなかない。今の時代、魚屋さんはスーパーなどに押されて減る一方なのだろう。そんな中、私は新しくオープンした魚屋を見つけた。それが今回紹介する「佐藤水産」だ。 場所は久米川通りと新青梅街道の交差点角にあるセブイレブンの横のビル。そう、寿司ダイニング「義(よし)」の入っているビルの1階だ。「ははぁ、この魚屋で仕入れたモノを下の寿司ダイニングで使っているのか」と私は思ったのだが、お店に入ってご主人に聞くと、どうやら下のお店とは全く関係がないらしい。「久米川駅北口に『八百豊』ってスーパーがあったでしょ。ウチはアソコに入ってたんだよ。でもロータリーを建設するからって、『八百豊』がなくなったじゃない。それでこっちに移って来たんだよ」 ちょうど昼時に行ったせいか、まだ魚をさばいている最中でショーケースにはほとんど何も並んでいなかった。私が「刺身は何があるの?」と聞くと、「マグロ、カンパチ、タコ、イカ、ヒラメってとこかな。ウチのは鮮度はいいよ」とご主人。私はマグロとカンパチを2人前ずつ頼んだ。「マグロは赤身とトロ、どっちがいいかい?」というご主人の質問に私が迷っていると、「じゃあ、ちょうど中間の辺りを切っとくよ」と言うなり、テキパキとサクを取り出して切り始めた。 家に持ち帰り、皿に移し変えて撮ったのがコレ。どうです、旨そうでしょう。これでいくらだと思います? 合わせて900円ですよ、900円! マグロはご主人の言う通り、赤身とトロの中間で程よく脂が乗っている。カンパチも旨い。「池澤鮮魚店」は私にとっては遠いので、近場に魚屋さんができたのは非常にうれしい。珍味系の総菜も置いてあったし、これからちょくちょくお世話になりそうだ。【DATA】住所:東村山市栄町1-24電話:042-397-7031 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ このブログを始めたのは2004年の11月1日。お陰さまで、本日4月30日で開設6カ月となりました。 始めた当初はこれほどアクセスのあるブログに成長するとは思ってもいませんでした。「いつか誰かの役に立つだろうから、とにかく毎日更新しよう」……その気持ちだけでやってきました。その姿勢が良かったのか、今は皆さんから多くのコメントや情報をいただけるようになり、またこのブログをキッカケに多くの人と友達付き合いできるようになりました。本当にありがたいことだと思います。 次は1年を目標に頑張りますので、よろしくお願いします。 ブログ管理人・マサ
2005年04月30日
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このところ久米川駅周辺では、立て続けに新店がオープンしている。今回紹介する「義(よし)」も今月オープンしたばかりのお店だ。場所は久米川駅北口を左に出て交差点を右折。次の大きな交差点を渡ると左角にセブンイレブンがあるのだが、その隣の建物の地下にある。 これは地下へ行く階段の踊り場にある看板。表にも置き看板が出ているのだが、何とも怪しい雰囲気を醸し出している。降りるとお店は2つに別れている。左側が座敷になっているのだろうか、つい立てで仕切られた和風スペースで、普通の寿司屋という感じ。右側はカウンターとテーブル席がある洋風スペース。一見するとショットバーのような雰囲気。私は右側に入り、カウンターに座った。 改めて店内を見回すと、天井が高く、テーブルの配置もゆったりとしている。プロジェクターを使って壁一面に映像が流されていた。この日はジョン・レノンのミュージックビデオが流れていて、「イマジン」や「マザー」など懐かしい曲とともに映像が映し出されていた。 メニューを見ると、105円から寿司がある。一番高いのがウニで525円。すべて2貫の値段だから回転寿司並みの値段設定だ。置いてある紙に食べたいモノの個数を書いて注文するスタイルになっている。回転寿司にはない、にぎりもあり、普通のにぎりが840円、上にぎりが1365円、特上にぎりが1680円、極上にぎりが2100円となっている。これも普通の寿司屋と比べればかなり安い。 メニューは寿司以外も豊富だ。刺身はもちろんのこと、サラダや焼き物、ちょっとした肉料理まである。 私は先日読んだ「ひらRINとみぃ~ちゃんのラブラブログ」の日記に書かれていた「ドラゴンロール寿司」(682円)がとても美味しそうだったので、それと上にぎりを注文した。 まずやってきたのは「ドラゴンロール寿司」。 要するに穴子巻きなのであるが、玉子とニンジン、かい割れが一緒に巻かれていて、見た目はキレイで美味しそう。ツメがオシャレにかかっているので、そのままいただきま~す。うん、旨い! 穴子が好きな人にはオススメだね。 続いて上にぎりが登場。 なかなか迫力のある10貫だと思いませんか? ネタもバラエティーに富んでいるし。食べてみると、意外にネタが大きいことに気づく。これで1365円ならお得と言えるだろう。個人的にはヒカリ物が1つ欲しかったけど、普通の人なら十分満足のいく10貫だろう。 このお店、ほかでもお店を出しているようなので、「データはネットで調べればいいだろう」と思い、聞かなかったのだが、残念ながらネットでは見つからなかった。だからこれは私の記憶によるものだが、確かこのお店、オープンが午後5時で、閉店がナント翌朝6時だったと思う。不確かな情報で申し訳ないが、もしそうなら私のような夜遅くに帰宅する人間にとって非常にありがたい存在になる。 近いうちに再訪してデータ収集をしたいと思っていますが、もしご存知の方がいれば、コメントで教えてください。【DATA】住所:東村山市栄町1-24電話:042-392-8891
2005年04月29日
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何度もこのブログに書いているが、私は帰宅時間が遅い。午後10時より前に帰ることは滅多にない。先日も久米川駅に着いたのが、午後10時過ぎだった。夕食を食べ損ねていた私はお腹が空いていたが、「ダイエットしなくては」とそのまま家路についた。しかし、途中で妙な明かりを見つけてしまった。以前に紹介したイタリア料理のお店「Nonna(ノンナ)」の看板が明るいのだ。「確か今まではこの時間、閉店して暗くなってたハズだけどなぁ」と思いつつ、お店の入り口に近づくと今までなかった看板が壁に付いていた。 エエッ、25時ってことは深夜1時まで営業してるの! 看板を見て私は驚いた。そして改めて入り口の周りを見ると、以前とかなり違っていることに気づいた。飲み物のメニューが張り出されていたり、単品料理のメニューと値段が書かれた黒板が壁に掛けられたりしている。見れば見るほど、お店側の「変わらなきゃ」という意志が感じられる。「こりゃ入らないとダメだな」と思い、(ダイエットはどうするんだ!)という心の声を封じて、私はお店に入った。 店内のレイアウトは以前のまんま。帽子をかぶったヒゲ面の店長さん自らが出迎え、メニューを持ってきてくれた。メニューには以前にはあったコース料理がなく、単品料理とピザ、そしてパスタが計30種ほど書かれていて、それ以外に本日のおすすめとして黒板に単品料理とパスタメニューが数種類書かれていた。 私は生ビールを頼み、適当に冷たい料理2品と温かい料理2品を注文した。 まず出てきたのは冷たい料理。左が「タコのオリーブオニオンレモンソース」(880円)で、右が「地中海サラダ」(850円)。「タコのオリーブオニオンレモンソース」は要するにマリネで、サッパリして旨い。見た目は量が少なく感じるが、タコをシッカリ噛みながら食べると、なかなか減らず、お酒がすすむ。いいおつまみだ。「地中海サラダ」はサニーレタスの上にエビとイカ、トマト、キュウリが乗っているだけなのだが、一緒に出されたドレッシングがバカ旨。ほのかにガーリックが効いていてモリモリ食べられる。 2品を食べ終える頃、残りの2品が出てきた。右が「ジャガイモとベーコン、トマトのチーズ焼き」(680円)で、左が「ロールキャベツのトマトソース」(780円)。「ジャガイモとベーコン、トマトのチーズ焼き」は見た目はチーズがトロッとしていて子供向けの食べ物のようだが、どうしてどうして、ホワイトペッパーが結構効いていてスパイシーだ。ビールにピッタリのメニューだろう。「ロールキャベツのトマトソース」はソースが旨かった。トマトソースにチーズが溶けていて、これがキャベツの甘さにベストマッチ。本来メインのハズのロールキャベツの中の具が完全に脇役になっている。というか、いらないぐらいだ。 グループ客が帰り、店長さんと2人きりになったので、いろいろと話を聞いてみた。それによると、営業時間を深夜1時までにしたのは10日ほど前のことだという。「ランチはお客さんが入っているんですけど、ディナータイムがイマイチで……。それで今まではコースをメインにしていたんですけど、アラカルトを多くしてやってみることにしたんです。でもコースもちゃんとありますよ」 夜10時以降に入るお客さんで、コース料理を頼む人はいないだろうから、単品料理中心はいい考えだと思う。しかし、そんな夜遅くまでやったら、酔っ払いとか変なお客さんが来て大変なのではないだろうか?「いや、そんなことないですよ。『イタリア料理の店』という店構えのせいですかね、変なお客さんは滅多に来ませんよ。それより意外なのは、飲んだ後に締めでパスタを食べに来る人が多いことですね」 あっ、なるほどね。飲んだ後の締めと言うと、ラーメンになりがちだけど、それは遅い時間に開いているのがラーメン屋ぐらいしかないからで、イタリア料理店が開いてるなら私もパスタで締めるかもしれない。スープがない分、もたれないで済むしね。本当にお腹が空いているならピザを食べればいいんだし、夜遅くまで開いているイタリアンって結構使えるかも。「ただ、今はアルバイトの子が辞めちゃって、夜は私1人でやっているものですから、お客さんがいっぱいだと、料理が遅くなるかも……」と店長さん。まあそれぐらいは大目に見ましょう。夜中に美味しいイタリア料理が食べられるのだから。 ちなみに午前0時がラストオーダーとのことだ。★お店や料理に関する記述は、訪問時における管理人・マサ本人の主観によるものであり、誰が行っても同じ印象を抱くとは限りません。
2005年04月28日
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このブログが縁で知り合ったpinmamaさんのブログ「麺恋亭日乗」」に五目焼きそばのことが書かれていて、読んでいるうちに無性に食べたくなった私。もちろん食べたいのは、麺の表面をカリッと焼いて、野菜と豚肉たっぷりのアンをかけたヤツだ。「適当に中華料理屋に入って食べよう」と思って歩いていたら、タイ料理店「サワディー」のランチメニューが目に飛び込んできた。その中にナント「五目やきそば」という文字があるではないか。絶対に私が食べたいと思っている五目焼きそばじゃないハズだが、私は「どんなモノが出て来るんだろう?」という好奇心から入ってみることにした。 早速、「五目やきそば」(780円)を注文。出てきたのがコレだ。 へぇ~、タイ風の五目焼きそばってこんな感じなんだ。それにスープ、サラダ、そしてデザート(ふかしたサツマイモにココナッツミルクがかけられている)が付いている。「五目やきそば」をアップにするとこんな感じだ。 麺は太くて白く、きしめんのように平べったい。ベトナムの麺として最近知られてきた米の麺・フォーだろう。面白いのは炒めたもやしとは別に生のもやしが添えられていることだ。でも食べてみると、これが結構、美味しい。全体的な味付けは塩焼きそばに近いかな。微妙に辛さはあるけど、子供でも食べられる程度の辛さだ。 あとから気づいたのだが、テーブルにはスイートチリソースなどの調味料があるから、味が物足りないと思う人はそれを入れて調整するといいだろう。私はそのままでも美味しいと思ったから、3分の1ぐらいは何もかけずに食べていたのだが、ふとレモンの存在に気づき、モノは試しと搾ってかけてみた。これが意外にいい感じなのだ。酸っぱさが前面に出るかと思ったが、サッパリとしてマイルド感が増した。これなら夏場、食欲のない時でも食べられるのではないだろうか。 プリプリのエビと干したサクラエビもいいアクセントになっているし、麺の柔らかさともやしのシャキシャキ感のバランスもいい。食べ終えるのに10分とかからなかったのではないだろうか。美味しく完食した。 五目焼きそばって、普通のアンかけタイプもあれば、先日紹介した「新々飯店」の五目焼きそばのように塩焼きそばにいろいろな具材を乗せたモノもある。そして今回のコレ。五目焼きそばって結構、奥が深いモノなんだね。
2005年04月27日
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夕食を食べ損なってしまい、そのまま久米川駅に到着。時刻は午後10時。さあ、どうしよう。食事をするにしても、この時間じゃ居酒屋ぐらいしかないし……。仕方ないから北口の「松屋」にでも行くかな。 そう思って歩き始めて、あることを思い出した。「確かこの間オープンした『まごころ亭』は、11時までじゃなかったっけ」 私は歩く方向を変えて「まごころ亭」に向かった。やってる、やってる。早速入ってメニューを見るが……エエッ、これってつまみばかりじゃない。夜は定食をやってないのか? 店員さんに「夜は定食やってないの?」と聞くと、「失礼しました」ともう1つ別のメニューを持ってきてくれた。思いっきりお腹の空いていた私は「どっかん2色丼」(800円)と、前回来た時に気になっていた「和風ラーメン」(600円)を注文。しばらくして「どっかん2色丼」が出てきた。 要するにマグロの赤身とビントロが乗っているだけなのだが、見た目はなかなか美味しそう。これに冷奴と香の物、味噌汁がついている。 刺身の下には刻んだオオバが敷いてある。お腹が空いているせいもあるが、旨い。2色丼をあらかた食べ終わる頃、「和風ラーメン」がやってきた。 さてさて、まずはスープをひと口。うーん……和風なんだけど、何だか市販のダシの素っぽい。麺は細くて緩い縮れ麺。見た目、すでに伸びている感じがしたのだが、食べてみると案の定、伸びていた。早く調理するための細麺だと思うのだが、2色丼より遅く出たということはやはり茹ですぎだろう。これで600円は高いかな。 と思いつつも、お腹が空いてたからシッカリ完食。ラーメンは残念だったけど、この時間に定食が食べられたのはうれしい。あんまり夜遅くに食事をするとまた太ってしまうのだが、ちょくちょく使ってしまいそうだ。
2005年04月26日
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私はケーキが大好きだから、何かの用事でデパートに行ったら、ついフラフラと地下のケーキ屋に行き、買わないのにジーッと眺めている。最近はどのケーキ屋も小さくてオシャレなケーキが主流だ。しかも1個500円近くする。高いんだよなぁ。東村山にもこの手のオシャレなケーキ屋さんはある。どのお店のケーキも美味しくていいのだが、ちょっとだけ不満が……。 今でこそ量をこなせなくなってしまったが、以前はケーキバイキングに1人で行って食べまくっていた私。時々「腹いっぱいケーキが食べたい!」と思うことがあるのだ。これまではそんな時、安くて大きな「コージーコーナー」のケーキをドカッと買って食べていた。しかし、ひょっとしたらもう「コージーコーナー」のお世話にならなくてもいいかもしれない。 と言うのも、久米川で安くて大きなケーキを売っているお店を発見したからだ。それが今回紹介する「赤ずきん」だ。場所は久米川駅北口を出て右にひたすら真っ直ぐ進み、200メートルほど先の右側だ。 こぢんまりとしたお店に入り、ショーケースに並べられたケーキを見て、まずビックリしたのは、その値段だ。ほとんど300円以下なのだ。ケーキも大きめだ。私は迷った末、次の4つを買った。 上の写真の左から時計回りに説明すると、「タルトフレーズ」(290円)、「苺ショートケーキ」(280円)、「チーズケーキ」(260円)、「プリンアラモード」(270円)。4つで計1100円。これは安い。 早速、家でカミさんとティータイム。カミさんはケーキを見るなり、「大きいわね」とひと言。値段を話すと、またビックリしてた。 私は「タルトフレーズ」と「プリンアラモード」を食べたのだが、どちらも美味しかった。大きさからして“昔ながらのケーキ”という感じなのだが、味の方もいい意味で“昔ながら”という感じ。どういうことかと言うと、最近のケーキは甘さ控えめと言うか、抑え目が主流じゃないですか。それがココのは甘さ全開なのです。でも、しつこい甘さじゃなくて「子供が大喜びする甘さ」なんですよ。言い方を変えれば、大人の舌を意識した最近のケーキと違い、このお店は子供の舌を意識している、ということになるだろうか。 今度はこのお店が大人向けに作っている「ブランデーケーキ」を買ってみよう。【DATA】住所:東村山市栄町1-10-24電話:042-394-3202
2005年04月25日
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カミさんが「ココは昔からあるの」と教えてくれた焼き肉屋が、今回紹介する「明月館」だ。場所は久米川駅南口を出てロータリー沿いに左に回り、りそな銀行とマツモトキヨシの間のモザーク通りに入る。50メートルほど進むと右側にスーパーおおたが見えるのだが、そのビルの2階にある。 写真が悪くて申し訳ないが、今どき珍しく、料理の陳列ウインドウがあり、何となく“昔ながらの焼き肉屋”という感じがする。店内は意外と広く、4人がけの焼き肉テーブルがズラッと並んでいた。 この日、私は昼時に入ったので、ランチメニューをじっくり検討。「とりももランチ」(660円)、「豚カルビランチ」(720円)、「タンランチ」(765円)、「リブカルビランチ」(840円)、「ハラミランチ」(1245円)などなど種類が豊富で迷ったが、この日の私は美味しい肉が食べたかったので、一番高い「和牛カルビランチ」(1350円)を頼むことにした。すると、店員さんが「ご飯はどうしますか?」と聞いてきた。このお店、ランチメニューは同じ値段でご飯をビビンバやクッパに変えることができるのだ。もちろん、そのまま普通にご飯でもOK。さらに300円プラスすると、カルビクッパに変更することもできる。野菜が欲しいと思った私はビビンバに変えてもらった。 しばらくすると、来ました、来ました、「和牛カルビランチ」が。 美味しそうじゃないですか。ビビンバはランチ用ということで小ぶりだが、ナムルがたっぷり乗っている。コチュジャンを少し多めに入れてスプーンで混ぜ混ぜ。これでビビンバは準備OK。ワカメスープをひと口すする。旨いねぇ。 では早速、和牛カルビを焼いてみますか。 見てください、この肉の色と脂の入り具合。ランチでこれほどの肉が出るなら文句ないでしょう。炭火や網焼きではなく、昔懐かしい鉄板プレートに肉を置くとジューッといい音が響く。しっかり焼かず、両面の肉の色が変わったぐらいでタレを付けて口の中に放り込む。ウーン、脂がいい感じで溶け出し、甘くて美味しい。タレもクセがなくて旨い。 ビビンバを食べると、コチュジャンの甘辛さがこれまたいい感じ。肉に合っていて、モリモリ食べられる。値段から考えると、かなりお得なような気がする。 一気に食べ終えて、フーッとひと息ついていると、メロンがひと切れ、お茶とともに運ばれてきた。ガッツリ食べたいという人には、少し物足りないかもしれないが、美味しい焼き肉を食べたいという人には、満足できるランチだと思う。ちなみにランチは平日のみ、午前11時半から午後3時までだ。【DATA】住所:東村山市栄町2-21-8-2階電話:042-394-4053
2005年04月24日
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今月始めにオープンしたばかりのラーメン屋「もみじ」。ラーメンの種類が割とあるので、私も何度か行っていろいろ食べているのだが、いつもそこそこお客が入っている。なかなか健闘しているようだ。 2回目に行った時に私が食べたのは「みそ南蛮ラーメン」(850円)。メニューの中では一番高いラーメンだ。 丼が白いモノに変わり、見た目はかなり美味しそう。ではスープをひと口……ん? 思っていた味と違う。というか味噌ラーメンっぽくない。具は写真では見えないかもしれないが、もやしたっぷりで食べ応え十分。だが、個人的にはイマイチという感じがしてならなかった。 しばらくして私はまたこのお店に行き、今度は「魚醤油ラーメン」(580円)を食べてみた。 どうしようもなくスープが真っ黒で、見た時は広島出身の私が初めて東京でうどんを見た時のような、どんよりした気持ちになってしまった。だがほのかに漂う醤油と魚系のダシの香りはなかなかいい。意を決してスープをひと口飲んでみる……エッ、コレいいじゃない! 見た目とは裏腹にあっさりしていてクイクイ飲める。 麺は「海老塩ラーメン」と同じ細い縮れ麺。これがまたスープに合っている。何より合っているのが具材だ。「海老塩ラーメン」を食べた時、こってりに感じられたチャーシューが何の違和感なく食べられる。メンマもしかり。このお店の定番というか、イチ押しは醤油ラーメンであり、それに合わせて具材がつくられているのだろう(だとすれば、塩ラーメンにはその味に合った具材を乗せて欲しいのだが、それは今後の課題ということで)。 いやあ、これは美味しかった。実は私、3日と置かずして、また「魚醤油ラーメン」を食べに行っちゃいました。「海老塩ラーメン」とともにハマりそうだ。
2005年04月23日
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久米川の居酒屋「むらやま」がランチをやっていたことにビックリした私だが、こういう居酒屋ランチは探せばまだまだありそうだ。というワケで秋津に行ってみると……ありました。以前、コメント欄でも紹介されて気になっていたのだが、まさか居酒屋だとは思わなかった。それが今回紹介する「魚がし」だ。 場所は新秋津駅を出て左の道を進み、T字路を右折すると、右側にある。 入り口前で派手にランチを宣伝しているのだが、私は何度もこのお店の前を通っているハズなのに全然気づかなかった。「居酒屋」という先入観があったからだろうか。 見ると、すべて魚系の定食になっている。しかもどの定食も735円。内容次第ではあるが、安いと言えるだろう。私は早速、店内に入ってみた。 中は居酒屋の造り。私はカウンターに座り、いろいろ悩んだ末、「刺身定食」を頼むことにした。よく見ると、店内も厨房も店員はすべて女性。どうやら女性だけで切り盛りしているお店らしい。 しばらくすると「刺身定食」がやってきた。 マグロとホタルイカ、カンパチの刺身3点盛りと小鉢が2つに香の物とグレープフルーツ、そしてご飯と味噌汁。いかにも“健全な日本の定食”という感じだ。では、いただきますか。 味噌汁をズズッとひと口飲んだあと、ホタルイカをパクッ。酢味噌でしか食べたことなかったけど、ワサビと醤油で食べるのも悪くない。カンパチもマグロも旨い。小鉢も付いて735円はリーズナブルと言えるだろう。 隣のおじさんが「中おち丼」を頼んでいたが、それがかなり旨そうに見えた。今度頼むとしたらアレかな。 このお店、入り口横で自家製の総菜を売っている。もちろんメインは魚料理だ。この日は買わなかったが、種類が豊富で、見た目はスーパーの総菜より美味しそうだった。でも、居酒屋で総菜を販売するなんて、初めて見たなぁ。不思議なお店だ。【DATA】住所:東村山市秋津町5-13-12電話:042-394-4552
2005年04月22日
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調理パンが大好きな私は3日に1度のペースで、息子を保育所に連れて行った帰りに「メルポーチ」に寄って、パンを買っている。でもいくら調理パンが好きだからと言っても、1つが200円以上すると、ちょっと考えてしまう。だから「ロースカツサンド」の存在はかなり前から知っていたのだが、330円という値段に「高いなぁ」と思い、ついこの間まで買ったことがなかった。 そんな私が今一番ハマッているのが、「ロースカツサンド」だ。 キッカケはあるとんかつ屋で「とんかつサンド」を買ったことだ。700円もしたのだが、とんかつ屋で買うと不思議と高く感じなかった。しかし食べてガッカリ。とんかつの肉はパサパサだし、コロモはソースとともにベチャッとパンにくっついている。「こんなモノで700円もするのかよ!」と腹立たしく思った。で、翌日、いつものように「メルポーチ」に寄って、ふと「ロースカツサンド」を見ると、「330円」という値段が不思議に安く見えて、ついフラフラッと買ってしまったんだな。 とんかつ屋の「とんかつサンド」は6切れ入っていたが、どれもとんかつだけを挟んだシンプルなモノだった。しかし、このお店のカツサンドは違う。ちゃんとキャベツとレタスが挟んである。では1切れをいただきま~す。ソースがかかっていてもカリッとした食感のコロモ、パサついてない旨味のある肉、そして何よりパンが旨い。とんかつ屋の「とんかつサンド」は致命的にパンがマズかった。 現金なモノで「こりゃ330円は安いかも」と私は思ってしまった。結構これだけでお腹いっぱいになるしね。 実は私、このお店でもう1つハマッてるパンがあるんですよ。それは「メープルメロンぱん」(150円)。最近は行くたびに必ず買っている。 見た目は普通のメロンパンで、ただ色が黄色ではなくブラウンというだけの違いにしか見えないのだが、食べてビックリ。ムチャクチャ旨いのだ。もともとメロンパンは好きではないのだが、この「メープルメロンぱん」は表面もそれほど固くなくてサクッとした食感で、中はふんわりシットリ。そして口の中にメープルシロップの甘みが広がる。これは旨い。しかも私は朝買うから、いつも出来たてで、ほんのり温かい。これがまた旨いんだ。「甘いモノは苦手」という人には勧めないが、菓子パン好きの人にはぜひ食べてもらいたいな。絶対にハマるから。 ちなみにということで紹介すると、私が1カ月前ぐらいまでハマッていたのが、この「スティックリッチ」(125円)というパン。 表面がカリッとして中がシットリしたパンにカスタードクリームが挟んである。このパンとクリームの相性がバッチリで、何とも言えず美味しいのだ。ああ、書いているうちに食べたくなってきたな。今朝は奮発して紹介した3つを買って食べようかな。うーん、ダイエットの道は遠いなぁ。
2005年04月21日
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久米川駅南口を出てほぼ正面に看板が見える超好立地の居酒屋「むらやま」。赤提灯はぶら下がっているし、デカい焼き鳥のイラスト看板はあるし、どこからどうみても典型的な居酒屋だ。そんなワケで、私はこのお店がランチをやっているなんて全然知らなかった。昼間に暖簾が出ていても、「へぇ、ココは昼間っから酒が飲めるんだ」としか思ってなかった。 気づいたのはつい最近のこと。このブログで知り合った人と飲んだ時にこのお店のことを聞いたら、「アソコはランチぐらいしか行ったことがないからわからない」と言われ、その時初めてランチをやっていることを知ったのだった。 というワケで、私はランチを食べてみようと思ったのだ。 お店の前に行くと、確かに日替わりの「おすすめ定食」(850円)の見本が出ていた。うーん、今まで全く気づかなかったなぁ。早速お店に入り、私は「おすすめ定食」を頼んだ。 注文してからテーブルに置いてあるランチメニューを見たのだが、見てビックリ。「さば焼定食」(610円)、「さんま焼定食」(610円)、「ホッケ焼定食」(780円)と焼き魚定食がズラリとあるではないか。このお店は炭火による串焼きがウリ。当然、焼き物には定評がある。しかも値段が安いではないか。しまった、こっちにすればよかった! まさか居酒屋のランチがこれほど豊富だとは思わず、表に出ていた「おすすめ定食」1つだけと私は思い込んでいたのだ。 メニューをさらに見ると、「お刺身定食」(610円)、「鶏唐揚定食」(610円)、「豚生姜焼定食」(610円)、さらには「とんかつ定食」(720円)なんてのもある。もちろんお酒も飲める。うーん、しまったなぁ……そう思っていると、「おすすめ定食」が出てきた。 かんぱちの刺身にブリ大根、冷奴、切干大根、香の物、そしてご飯と味噌汁。バランスの取れた和定食だ。食べてみると、刺身もブリ大根もなかなかイケる。「そう言えば最近、こういうまともな食事をしてなかったなぁ」と思いつつ、美味しく完食。今度はぜひ焼き魚系の定食を食べてみようと思う。【DATA】住所:東村山市栄町2-9-5電話:042-394-5459
2005年04月20日
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4月に入ってから久米川周辺は新店ラッシュ。私が知っているだけで3店もニューオープンしている。エッ、たった3店で「新店ラッシュ」なんて言うなって? それは都心部に住む人の感覚。東村山市においてはまさに「ラッシュ」なのです。 で、今回紹介するのは、つい先日オープンした和風定食屋「まごころ亭」だ。場所は久米川駅南口を出て正面の道を進み、T字路を右折。80メートルほど先の左側にある。ちょうど道路を挟んで「ぎょうざの満州」の向かい側だ。 店内は広くて明るく、テーブル席のみ。席数は結構ありそうだ。メニューを見ると、キジ丼や海鮮丼、親子丼といった丼モノから各種定食がズラリ。総じて和食系なのだが、中にはカレー、ステーキ、ラーメンといったモノもある。一番高いモノでも1500円だからリーズナブルと言える。 簡単に言ってしまえば、定食チェーンの「大戸屋」のようなモノだ。ただ久米川に限って言えば、「大戸屋」はもちろんないし、和食系の定食屋もない(北口には駅からちょっと離れたところにはあるのだが、南口には確かなかったと思う)。ランチタイムには寿司屋や居酒屋に行けば和食系の定食が食べられるのだが、夜となると今まではなかった。だからこういうスタイルのお店ができたことは凄くうれしい。と言っても、味次第ではあるが……。 私が行った日はオープンキャンペーンということで、850円の「本鮪中落ち定食」がランチタイムに限り650円で食べられるという。「じゃあ、それでいこうじゃないか」と注文。しばらくして女性店員が笑顔とともに「本鮪中落ち定食」を運んできた。 見た目はなかなかいいじゃない。と言うか、旨そう。冷奴など小鉢が2品付いているのもいい。何より本鮪の中落ちが旨そうだ。 これですよ。旨そうじゃないですか。では、いただきま~す。 いやあ、旨い。これで650円はバカ安。出血サービスだろうね。850円でもこの味なら安いと思うな。脂が乗っていて美味しい。量もかなりある。こういう定食が夜も食べられるっていうのはいいねぇ。もちろん定食のメイン総菜を単品で頼んで飲むことだってできる。個人的には、このお店、かなり使えそうだ。【DATA】住所:東村山市栄町2-31-1電話:042-391-0556営業時間:午前11時~午後2時(ランチタイム) 午後4時~10時半
2005年04月19日
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閉店するお店もあれば、オープンするお店もある。昨日4月17日にとんかつ屋がオープンすると聞いていた私は、熱を出している息子をカミさんに任せて早速、食べに行ってみた。それが今回紹介する「たけくらべ」である。 場所は久米川駅南口を左に出てロータリー沿いに進み、モザーク通りに入る。信号交差点を左折し、150メートルほど先の右側、「ガッツラーメン」と「ちゃんこ日高山」の間にある。「箸で切れるとんかつ」というキャッチフレーズが掲げられているが、これは確か「井泉」と「まい泉」のキャッチフレーズのハズ。「どういうことだろう?」と思い、店先のチラシを見ると、「創業75年のとんかつ『井泉』の味をご賞味ください」とある。「井泉」で働いていた人が暖簾わけしてもらったのだろうか? でもそれならば「たけくらべ」という店名は何? 疑問は尽きないが、とにかく入ってみようと店内へ。オープン初日だから込んでいるだろうと思ったら、意外にすんなり座れた。店内はカウンターが8席。カウンターからは見えなかったが、奥にテーブル席があるようだ。 私は「特ロースかつ定食」(1200円)を注文した。このお店ではこの「特ロースかつ定食」が一番高いメニューになっている。 このお店ではすでに肉は切り出されてスジ切りなどの下処理が施されているらしい。1人前の肉を取り出すと、卵、パン粉と手際よく付けていき、ジュワーッと油の中へ。こんがりとキツネ色に揚がったとんかつをサクッ、サクッと包丁で切って出来上がり。 なかなか美味しそうではないですか。キャベツの盛りもいいし、ご飯に豚汁、香の物というシンプルな構成もいい。とんかつは5切れ。断面はこんな感じだ。 結構コロモが厚い。では、いただきま~す。 最初は何も付けずに食べてみる。コロモがサクッとして、その歯応えのまんま肉が噛み切れる。確かに柔らかい。そしてコロモが厚い分、油っこいかなと思ったが、全然そんなことはない。ただ、コロモは凄く美味しいのだが、肉がちょっと負けているかな。 続いて私は肉の断面に塩を振って食べてみる。肉にもう少し厚みと脂肪があれば、ロース特有の甘さが引き立って美味しくなるのだろうが、やはりコロモの旨さに負けてしまう。 今度は肉の断面にソースをかけて食べてみる。サクサクのコロモは相変わらず旨いが、やっぱり肉が負けてしまう。 お次は、コロモが美味しいからあまりしたくなかったのだが、コロモの上にドボドボとソースをかけて食べてみる。すると意外にもこれはコロモの旨さがうまくソースで相殺されて肉の味が引き立つ。 最後の1切れを同じくソースをたっぷりかけ、さらにカラシを塗って食べてみる。「なぁんだ、コレが一番旨いじゃん!」 このお店のとんかつは普通にソースをブッかけて、カラシをつけながら食べるのがベストみたいだ。でも最初の1切れは何もつけずに食べて、コロモの美味しさを堪能して欲しいなぁ。あんなにコロモは厚いのに、ちっとももたれない。このコロモならメンチかつやコロッケも美味しいだろう。 安いのはうれしいけど、個人的には2000円ぐらいしてもいいから、このコロモで分厚い肉のとんかつを食べてみたいなぁ。【DATA】住所:東村山市栄町2-26-8電話:042-393-3240営業時間:午前11時半~午後11時定休日:木曜
2005年04月18日
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今回紹介するのは、今年1月に閉店した久米川駅南口の「鳥でん」のあとにオープンした「かまどか」だ。「鳥でん」も「かまどか」も焼き肉チェーン店「牛角」を経営するレインズインターナショナルが手がけている居酒屋チェーン店である。つい最近オープンしたのは知っていたのだが、チェーン店ということで私自身は行くのをためらっていた。しかし都合のいいことに、このブログやmixi(ミクシィ)で知り合った人とプチオフ会をする機会があり、2次会に「モノ試しに行ってみようか」ということになったのだ。 場所は久米川駅南口を出て左にロータリーに沿って進み、モザーク通りに入る。そのまま50メートルほど歩いた右側にある。 オープンしたばかりということもあり、お店の前には花が飾られ、店内もお客でいっぱいだ。それはいいのだが、お店に入っても誰も応対に出て来ない。この時点で少し嫌な予感がした。しばらくして店長が「ただ今、テーブルを片付けますので、4分ほどお待ちください」と言ってきた。 ようやく席に着き、メニューを見て驚いた。「鳥でんのメニュー」と「「かまどか」のメニューがソックリなのだ。違うのはサワー類が「かまどか」の方が安くなっている点ぐらい。「お先にお飲み物のご注文を」と店員が言うので頼んだのだが、これが待てど暮らせど出て来ない。店員に「飲み物はどうなったの?」と聞いてやっと出てきたのが注文してから15分後。おいおい、そりゃないよ。 「とりわさ」(=写真左、390円)と「ねぎどか盛り」(980円)は「鳥でん」の頃と変わらず、まあまあの味。2次会ということで、飲む方が中心だから料理はこの程度で十分だ。ただ、1次会でこのお店を利用すると、ドリンク類は多少安いが食べ物が普通の居酒屋よりやや高いので、料金的に高くつくだろうな。利用するなら、最初から食事として釜飯を食べるためか、2次会で利用するのがいいと思う。 それにしてもこのお店、最初だけでなく追加注文した時も飲み物を出すのが遅かった。料理は「時間がかかるモノ」とある程度は待てるが、飲み物は待たされるとイラついてしまう。忙しいのはわかるが、チェーン店だから敢えて苦言を呈したい。少なくとも以前の「鳥でん」の時にはこんなことはなかったと思う。「鳥でん」のファンは多かったから、その人たちをガッカリさせないように頑張って欲しい。【DATA】住所:東村山市栄町2-21-5電話:042-399-0194営業時間:午後5時~午前0時 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆「かまどか久米川店」は残念ながら2006年12月2日に閉店しました。
2005年04月17日
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今回紹介する「日高屋 秋津店」は390円ラーメンでおなじみのラーメンチェーンだ。都内には49店舗(2005年4月16日現在)あるのだが、東村山には秋津にあるこの1店舗だけ。 場所は秋津駅南口を右に出て、新秋津駅に向かう道を進むとすぐ左側にある。 チェーン店だが、いつも繁盛している。安いせいもあるが、味もそこそこイケるからだろう。私も懐が寂しい時は、都内の別のお店ではあるが、よく利用している。同じような390円ラーメンのチェーン店が他にもあるが、私はそれらの中ではこの「日高屋」が一番美味しいと思う。 で、私のお気に入りは「味噌バターコーンラーメン」(620円)だ。大体このお店に入ると7~8割の確率でコレを食べている。この日ももちろん注文した。 スープの色、たっぷりのコーン、大きなバター、たまりません。スープはそのままだと私にはやや濃いのだが、バターを溶かすとマイルドな私好みの味に変わる。いやあ、美味しいねぇ。ただ不満なのは麺だ。細いのである。味噌ラーメンはやっぱり太くなきゃ。まあ早く料理を出すためには細麺の方が都合がよいのだろう。 美味しいと言われる味噌ラーメンと比べれば、麺はおろかスープのコクとかいろいろ足りない部分はあるだろうが、この値段でこの味なら私は十分に納得。普通のお店でバターとコーンをトッピングしたら余裕で800円以上、下手すれば1000円を超えちゃうからね。ラーメンで1000円を超えたら、庶民の私としては引いちゃうなぁ。 そういう意味でこのお店は“モノサシ”になると思う。値段と味のバランスが取れていると思うから。このお店より値段の高いラーメン屋は、ココより美味しいモノを出さないとダメだろう。そういう比較をする際に役立つお店だと思う。食べて「損したなぁ」という気持ちにはさせないお店だと思うから、行ったことのない人は「チェーン店だから」という偏見を捨てて、一度行ってみてはどうだろうか。【DATA】住所:東村山市秋津町5-8-1電話:042-390-4332営業時間:午前10時半~深夜1時
2005年04月16日
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掲示板でも何度か推薦されていた秋津の焼き鳥屋「春駒」にようやく行って来ました。場所は秋津駅から徒歩1分。秋津駅南口を左に出て、新秋津駅へ向かう道を進むと、左手に以前紹介した立ち飲みの焼き鳥屋「野島」が見えてくる。その「野島」の少し先の右側に路地があり、そこに入ると「春駒」と書かれた大きな赤提灯が見え、すぐわかるハズだ。 入ると「いらっしゃいませ」と女性の声が聞こえるものの、店内は煙で真っ白。どうやら換気扇の調子が悪いらしく、煙が店内にこもってしまっているようだ。店内はカウンターに13~15席、小上がりにテーブルが2卓あり、ほぼお客でいっぱい。かなり繁盛している。私はカウンターに座り、ホッピー(300円。何気に安い!)を頼んだ。 ホッピーが出てくる頃には、入り口を開けて換気した効果が出てきたのか、店内の見通しが良くなった。で、カウンターの中で忙しなく動いている、お揃いの服を着た3人の“看板娘”の姿が見えてきたのだが、見てビックリ。声は若いし、動きもシャキシャキしているから年をとっていても、せいぜいおばちゃんだろうと思っていたら、3人とも見事におばあちゃんだった。 壁に今年2月22日付けの読売新聞の記事が張ってあり、それによると3人は上から72歳、70歳、67歳の姉妹(正確には下2人は義妹らしい)なのだとか。3人合わせるとナント209歳! そんな3人がチャキチャキとお店を切り盛りしているのだ。凄いよ。 冊子になったメニューはなく、すべて壁に張り出されている。私はレバー、タン、カシラ、シロ、ナンコツ(すべて1本100円)をそれぞれ2本ずつ、タレで頼んだ。看板娘の1人が「焼けるまでこれをおつまみにどうぞ」とモツ煮と一緒に煮込んだ豆腐を出してくれた。それを食べながら待っていると、来ました、来ました、焼き鳥が。 小さい皿にてんこ盛りになって出てきたから、どれがどれやらわからないし、大きさもよくわからないかもしれないが、これはかなりデカい。「野島」の焼き鳥が普通の2・5倍だとしたら、「春駒」の焼き鳥は1・5~2倍はある。見た瞬間、「デカッ!」と口にしたら、看板娘の1人が「もし食べきれないようでしたら、お持ち帰りできるようにしますよ」とひと言。優しいねぇ。でもご心配なく。私、焼き鳥に関しては別腹ですから。 ではでは、いただきま~す。いやあ、旨い、旨い。「これもどうぞ」と辛味噌と七味と一味を用意してくれたが、そんなの全く必要ない。甘さを少し抑えたタレは本当に美味しい。しかも焼き鳥はどれも柔らかい。ナンコツですら歯応えは残っているものの、すんなり噛み切れる柔らかさになっている。きっと下ごしらえにひと手間加えているのだろう。 どれも美味しかったが、私としては特にレバーが美味しかった。大きいのだが、表面がカリッと焼けて中がトロッとしている。それでいて生臭さはない。これは2本と言わず、4~5本はイケるね。 私はこの日、焼き鳥以外にシラスおろし(300円)を頼み、ホッピーの中(150円)をおかわりして帰ったのだが、会計いくらだったと思います? 1750円です。そう、頼んだ分だけ。「おつまみにどうぞ」と出された豆腐は本当にサービスだった。うれしいじゃないですか。 それより何より、時折、笑い声を上げながらチャキチャキと切り盛りしている3人の看板娘がいいんだなぁ。ホント、見ていると最初は「おばあちゃんたち、元気だなぁ」ぐらいにしか思ってなかったのが、そのうち「私も頑張らなきゃ」という気になってくる。焼き鳥も旨いし、ココはマジでオススメですね。【DATA】住所:東村山市秋津町5-7-25電話:042-391-6963営業時間:午後5時~10時半定休日:日曜・祝日
2005年04月15日
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気になるお店に入ってみて、なかなか美味しかったとしよう。そうすると今度は「この料理は美味しいのかな?」と気になるメニューが出てくる。そんな感じでつい足が向いてしまうのが中華料理屋の「笑顔(にこ)」だ。 前からずっと気になっていたのが「四川麻辣麺」(750円)だ。というのも、メニュー説明の中に「あぶら麺」の文字があったからだ。どんな油麺なんだろうと思って頼んで、出てきたのがコレ。 まず平皿に盛られているのにビックリ。麺は太い縮れ麺で美味しそうだが、何だか焼きそばみたいだ。かき混ぜてみると、あれ? タレがない。食べると、山椒の香りはするもののそれほどピリピリとした辛さはない。むしろゴマの甘さの方が強い。「こりゃいかん」とラー油をかけると、ようやく油麺っぽい味わいになった。皿の縁にラー油とすりゴマがキレイに盛られているけど、私としてはすりゴマではなく山椒だとうれしかったな。 とりあえず気になっていたメニューを食べて満足していた私だったが、先日、「ココは味噌ラーメンが美味しいです」という書き込みがあったので、「それなら食べてみるかと」とまた行ってみた。「味噌ラーメン」(750円)を注文したのだが、出てきたモノを見てちょっとビックリ。 鉄鍋に入っていて、「味噌ラーメン」というより「味噌煮込みラーメン」という感じ。しかも生卵が添えられている。 まあ、まずはスープを飲んでみようとひと口すすってみる。私にはちょっと濃いかな。でもそれより何より熱い! 私は生卵を溶いて鉄鍋に流し込み、かき混ぜた。すると、スープはマイルドな味に変身。野菜もたっぷり入っていたし、額に汗を滲ませながら食べ終えて、お茶を飲むとドッと汗が流れてきた。辛いワケじゃないんだけど体がポカポカしていい感じ。夏は厳しいかもしれないけど、ちょっと肌寒い夜にピッタリのラーメンだ。
2005年04月14日
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ショッキングなニュースを知ったのは、昨日のお昼のことだった。このブログが縁で知り合った人たちのブログやHPを見ていると、「鉄板焼 ひら野」の息子さん夫婦が書いているブログ「ひらRINとみぃ~ちゃんのラブラブログ」に、「この度、お好み焼きひら野を閉店することになりました。」と書いてあるではないか! 「閉店は5月14日(土)です。」と閉店日までもう決まっている。 一体どういうことなのか? 理由はその「息子さん夫婦のブログ」に書いてあるが、私は仕事帰りにお店に寄ってみた。息子さんとお母さんがいつもと変わらぬ笑顔で出迎えてくれ、私は「広島風お好み焼き そばダブル」(820円)を頼んだ。 出来上がったお好み焼きを食べながら息子さんと話をすると、閉店はすでに昨年のうちに決まっていたのだとか。「不動産に半年前に言っておかないといけないですからね」 ブログにも書いてあったが、経営不振ではなく、お母さんが引退するというのが閉店のキッカケだったという。聞けば、お店をオープンしたのは、ちょうど20年前のことだとか。20年もやってきたのだ、愛着がないワケがない。私みたいな、つい最近のお客より遥かに深い愛着があるハズだ。それでも閉店するというのだ。決断するまでにはいろいろあったと思う。だから決まったことをゴチャゴチャ言っても仕方がない。 寂しいけど、閉店する事実を受け入れるしかないだろう。閉店当日は息子さんによると「最後の注文を狙って(笑)」常連客が来るらしいから、名残惜しい方は閉店日以外にお店に行かれてはどうだろうか。 閉店と言えば、先日紹介した「仁川家」も閉店してしまった。3月末の話だという。 こちらも噂によると、経営不振ではなくて身内に不幸があったためお店を閉めることになったのだとか。せっかくお店が定着してきたのにもったいない。 東村山の飲食店を盛り上げたいのに本当に残念だ。
2005年04月13日
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夜10時。秋津駅から新秋津駅までの乗り換えルートを歩くと、すでにシャッターを下ろしたお店が多い。明かりがついているのは飲み屋とラーメン屋ぐらいだ。そんな中、煌々と光る朱色地に白文字で「中華料理」と書かれた看板はよく目立つ。それが今回紹介する「来来軒 秋津店」だ。 場所は秋津駅南口を右に出て、道なりに新秋津駅方向に歩いていくと、100メートルほど先の左側にある。 ナントこのお店、深夜1時まで営業しているらしい。店内は夕食を食べそびれた人や、軽く一杯やる人、帰宅途中で小腹が空いた人などでほぼ満席状態。夜の10時だよ。 私はカウンターに座り、メニューを見た。中華料理屋としてはメニューは少ないが、どれも安い。餃子なんか130円だよ。飲み物も生ビールが390円と、ちょっとした居酒屋より安い。乗り換えルート上にあるという立地の良さだけでなく、値段の安さもウケて繁盛しているのだろう。 私はメニューに「おすすめ」と書いてあった「五目ラーメン」(580円)と餃子を頼んだ。 要するに中華丼のあんが醤油ラーメンに乗っているのだが、見た目はなかなかいい感じだ。スープをひと口飲むと、見た目ほど濃くはない。麺はちょっと変わっていて、細い平打ち麺。よくスーパーで売っている1パック3食入りのラーメンのように少し黄緑がかったゴムみたいな色をしているのだが、味は悪くない。具だくさんなのと、あんのお陰で最後まで熱々で食べることができた。 一緒に出てきた餃子は「130円なら、こんなもんかな」という感じ。マズくはないけど、旨いというほどでもない。やっぱり「安くて旨い餃子」ということになると、「ぎょうざの満州」の餃子にかなうモノは今のところないようだ。 お店を出て「頑張っている街の中華料理屋さんもあるモノだなぁ」と思いながら駅に向かったのだが、よく考えると、店内レイアウトといい、メニューといい、よく出来すぎている。「ひょっとしてチェーン店なのか? でも普通、マンガに出てきそうな中華料理屋の名前を使うか?」と思いながら歩いていると、驚くモノを私は見つけた。「来来軒」から50メートルと離れていない場所に「390円ラーメン」でおなじみのチェーンラーメン店「日高屋」があるのだが、そこに張り出されている「セットメニュー」のポスターが、文字といい色使いといい、「来来軒」の「セットメニュー」のポスターとそっくりなのだ。 急いで家に帰ってネットで調べてみると、「来来軒」も「日高屋」も同じ株式会社ハイデイ日高がチェーン展開しているお店だった。チェーン店と知ってちょっとガッカリしたが、それでも深夜1時まで営業してくれるのはありがたい。料理もハズレが少ないから、仕事帰りに小腹が空いた時にでも立ち寄ってみてはどうだろうか。【DATA】住所:東村山市秋津町5-9-3電話:042-390-4271営業時間:午前10時~深夜1時定休日:年中無休
2005年04月12日
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私は西武新宿線の久米川が最寄り駅だから、以前は同じ東村山市でありながら、西武池袋線の秋津にはほとんど行ったことがなかった。しかし、このブログを書き始めたお陰で、最近はフラッと秋津に立ち寄ることが多くなった。先日も仕事帰りに無性にラーメンが食べたくなって秋津に行き、「味彩」へ直行した。気になっていた「つけめん」(550円)を食べようと思ったのだが、店内を見回すと「とろろつけめん」(650円)という張り紙が……。 ご主人に「コレって何?」と聞くと、「スープに山芋が入ってるんです。おそばによくあるじゃないですか。だからラーメンにもと思って……。意外と美味しいですよ」とのこと。ご主人がそう言うのならと、私は「とろろつけめん」を頼んだ。 しばらくして「とろろつけめん」がやってきた。 表面がギトギトした豚骨スープのつけ汁、キレイな細いストレート麺、見た目は美味しそうだ。ではでは、食べてみましょうか。麺をつけ汁に浸してズズズッ……ンン? 熱々のスープを期待したのだが、何だかとってもぬるい。山芋のトロッとした感じはいいのだが、ぬるいことにとても違和感を抱いてしまった。なぜだろう、なぜだろう?……頭の中でご主人が「とろろつけめん」を作る工程を思い出す。(あっ、そうか!)。そう言えばご主人はタッパに入った山芋をつけ汁に入れていたが、あのタッパはおそらく冷蔵庫から取り出したモノだ。つまり山芋が冷えているからつけ汁がぬるくなってしまったのだ。 熱々を期待していたからガッカリしたのだが、最初からぬるいモノだとわかっていれば、これはこれで美味しい。現に私は替え玉(180円)をしてシッカリつけ汁を食べ切った。私が行ったこの日は寒い夜だったので、余計に熱々を期待してしまったのだが、この「とろろつけめん」は夏の暑い時期に食べるといいかも。ぬるいから食べやすいし、山芋が入っているから夏バテ防止にもいい。暑さで食欲がない人もきっと替え玉したくなるよ。
2005年04月11日
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自分で書いていて、「最近、『穴場』という言葉を使い過ぎているなぁ」と思っているのだが、今回紹介する「宅部うどん」はどう考えても「穴場」としか言いようがないのだ。このお店は掲示板の書き込みで知ったのだが、今回は教えてくれた人が案内してくれると言うので一緒にお店に行ってみた。 場所は西武遊園地駅からの方が近いのだが、武蔵大和駅からのんびりと歩いて行く方が風情があってうどんも美味しく食べられるハズ……というワケで、武蔵大和駅からルートを説明すると、駅を出てそのまま駅を背にして進み、最初の交差点を左折。そのまま線路沿いの道を道なりに約1キロ歩くと右側にある。 見た瞬間、「こんな所にこんなお店があるんだ」と誰もが思うハズだ。うどん屋というより、普通の家。中に入ると、おばちゃん2人が厨房から「いらっしゃい」と声をかけてくれる。普通の家っぽい店構え、おばちゃんが調理……武蔵野うどんの特徴がちゃんと継承されている。期待大だ。 私たちは「肉汁うどんセット」の4玉を頼んだ。しばらくして「はい、どうぞ」と「肉汁うどんセット」が出てきた。 こりゃまた旨そうじゃないですか。肉汁には肉がたっぷり入っているし、野菜の天ぷらが4つも付いている。何よりもうどんが美味しそう! まあ、見てくださいよ、このツヤツヤとしたうどんを。 まずは何も付けずに食べてみる。うわっ、何コレ! 凄いコシというか歯応えがある。武蔵野うどんと言うと、柔らかいイメージがあるが、これは違う。見た目は普通の武蔵野うどんのように柔らかそうなのだが、食べると全然違う。でもこれは旨い! 肉汁に付けて食べると、さらに美味しさアップ。夢中になって完食しちゃいました。これで660円は安い! だけどこんな場所じゃお客さんは来ないんじゃないだろうか……なんて思ったのだが、それは杞憂だった。私たちの後に家族連れが入ってきたのだが、「すみません、もうあと5玉しかないから、3人分はちょっと……」と断っているではないか。時計を見ると、まだ12時10分ほどだ。 エエッ! この時間でもう売り切れ状態なの! と驚いていると、紹介してくれた人が「そうなんですよ。だからココは早い時間に行きたかったんですよ。こんな場所にあるけど、侮れませんよ」とひと言。いや、ホントにそうだ。侮れない。 ココはマジでオススメです。あまり知られていないお店だから、武蔵野うどん好きの人はぜひ行ってみてください。その価値は十分あります。ちなみにお店は「やけべうどん」と読みます。お間違いなく。【DATA】住所:東村山市多摩湖町3-3-20電話:042-394-3129営業時間:午前11時半~午後2時(売り切れまで)定休日:日曜 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆「宅部うどん」を案内してくれた人が、「東村山じゃないけど、もう1軒、近くにあるから行ってみませんか?」と連れて行ってくれたのが、「野沢屋」だ。場所はちょっと説明しにくいので、地図を片手に行ってみてください。最寄りの駅は武蔵大和になります。 周りは完全な住宅街で、そこに忽然と現れるという感じ。店内はなかなか広く、テーブル席のほか、座敷もある。私は「肉汁うどん」(550円)を、案内してくれた人は「つけ麺」(500円)を注文した。どうやら注文を受けてから茹でるらしく、しばらく待って「肉汁うどん」が出てきた。 これがまた「宅部うどん」に負けず劣らず美味しそう。ただ、見た目ですぐわかるのだが、うどんがかなり違う。アップで見ると……。 ほら、麺が細いでしょ。しかもコレ、長いんですよ。まず1本食べてみる。「宅部うどん」とは対照的にこちらは柔らかく優しい味わいがある。これはこれで美味しい。肉汁につけると、細い分、よく汁が絡んで旨い。 それにしても量が半端じゃなく多い。これで普通盛りだから、下手に大盛りは頼まない方がいいだろう。「宅部うどん」とこの「野沢屋」と武蔵野うどんをハシゴしたワケだが、うどんならまだ食べられそうな感じ。天気のいい日に散歩がてら穴場の武蔵野うどんを食べるってのは企画として楽しいかも。「武蔵野うどんを食べ歩くオフ会」なんて企画したら、皆さん、参加してくれるかなぁ?【DATA】住所:東大和市清水1-734-2電話:042-564-8778営業時間:午前11時~午後3時(麺がなくなり次第終了)定休日:日曜
2005年04月10日
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超イチ押しの穴場ケーキ屋として「リゼット」を紹介したら、すぐに「このお店も美味しいですよ」と読者の方からメールをいただいた。それで早速行ってみたのが、今回紹介するティールーム「Grand reve(グランレーヴ)」だ。 場所は住所をもとに地図を見ていただければわかると思うが、歩いて行くには、どの駅からもちょっと遠いところにある。車で行った方が便利です。府中街道と新青梅街道が交差する野口橋の交差点から説明すると、青梅方面に向かって新青梅街道を進み、西武多摩湖線の陸橋を下ってすぐの交差点を右折。空堀川を渡ってすぐ左の道に入ると右側にある。 ケーキ屋さんというより、ケーキも食べられる喫茶店という感じ。周りは住宅街で、ハッキリ言ってかなり不便な場所にあるのだが、中に入ると喫茶スペースはほぼ満席。これにはビックリした。地元に住んでいる人には人気スポットらしい。ケーキのショーケースは小さく、種類も少なかったが、どれもいかにも“ひと手間加えられた”という感じで美味しそう。私は迷った末、次の4つを買った。 上の写真左から時計回りに説明すると、「タルトレットフリュイ」(380円)、「フロマージュクリュ」(370円)、「モンブラン」(400円)、「バナナクリームパイ」(380円)。「持ち帰ってカミさんと2個ずつ分け合いながら食べたけど、どれも美味しかった。特に美味しかったのが「モンブラン」。リキュールが効いていて“大人のケーキ”という感じ。中にサクッとした焼き菓子が入っているのも食感が変わっていい。この「モンブラン」はまた買って食べたいと思ったね。 会計の際にオープンしてどれくらいなのかを聞いたら、「もう10年になります」とのこと。失礼な言い方ではあるが、この場所で10年も続けているなんて凄い! 本当に住宅街で他にお店らしきモノは何もないんですよ。いやあ、また1つ、東村山の奥深さを見せられた気がしましたね。【DATA】住所:東村山市富士見町4-6-58電話:042-392-3060営業時間:ケーキ販売は午前10時~午後8時 喫茶は午前11時~午後7時定休日:月曜(祝日は営業)駐車場あり ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆「Grand reve(グランレーヴ)」は残念ながら2009年2月22日に閉店しました。
2005年04月09日
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ちょっとレトロな「昭和」が見直されつつある現在の風潮に、期せずしてマッチしてしまった定食屋さんを今回は紹介しよう。それは掲示板に寄せられた情報をもとに行って来た「ひの食堂」だ。 場所は駅からちょっと遠いです。東村山駅東口を出て正面の道を進み、交差点を右折。府中街道を八坂方面に進み、東村山郵便局のある交差点を左折し、鷹の道に入る。2つ目の信号を超えてすぐの十字路を右折し、道なりに80メートルほど歩くと右側にある。 どうです、この外観。ちょっと前だと見向きもされない寂れた外観だけど、“レトロな「昭和」”というフィルターをかけると、味のある外観に見えてしまう。看板には「キッチンひの」とあるのだが、電話帳などには「ひの食堂」で登録してあるし、どう見ても「キッチンひの」という感じじゃないので、今回は「ひの食堂」で紹介させてもらう。 三角コーナーに合わせて建物が作られているので、店内もちょっとイビツな構造になっている。入ってすぐ左側にカウンター8席があり、その奥が厨房。そしてカウンターの後ろに小上がりがあるのだが、三角のスペースなので、テーブル2卓は1つは横、もう1つは斜めに置かれている。 窓に張られたメニューを見ると、定食がナント37種類もある。しかも一番高い定食でも950円。どれも1000円以下で食べられるようになっている。これはうれしいねぇ。 もともとはトンカツ屋さんだったということなので「上とんかつ」(950円)にしようかと思ったのだが、定食っぽいメニューの方がいいのではと思い、「海老フライ焼肉」(800円)を頼むことにした。 このお店はご夫婦で切り盛りしているらしく、息の合ったコンビネーションで料理がつくられていく。 待つことしばし、「お待ちどおさま」と奥さんが「海老フライ焼肉」を持ってきてくれた。 なかなか豪勢ではありませんか。うれしくなっちゃったので、さらにメインディッシュをアップで撮っちゃいました。 いやあ、旨そう。焼肉ってもう少し小さい肉が出てくるモノと思っていたら、1枚1枚が大きくて、しかも枚数があるからビックリ。何から食べようか迷ってしまうけど、まずは味噌汁を。おおっ、しじみ汁ではないですか。いいねぇ。では、焼肉をば、パクッ。うーん、ご飯がすすむいい味付けです。続いて海老フライを……プリッとした食感がいいねぇ。この焼肉と海老フライの裏に隠れているキャベツの千切りサラダがまた旨いんだ。 もう夢中になって食べて、10分とかからず完食。旨い! 外観だけでなく、料理も味がある。今度は「上とんかつ」にチャレンジしてみよう。【DATA】住所:東村山市本町3-18-2電話:042-394-4334営業時間:午前11時半~午後3時 午後5時~9時半定休日:日曜駐車場あり ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 桜が満開になり、今週末は絶好の花見日和になりそう。普通に花見をするのもいいけど、もし時間があれば、10日(日)午前10時から北山公園で開催される「2005春爛漫!東村山西口第二回サンダーロードカーニバル」に行ってみてはどうだろうか。 これは昨年から行われている、春を告げる東村山西口の一大イベント。ライブあり、出店あり、紙芝居やフラメンコといった楽しいアトラクションもある。具体的な内容は以下の通り。日時 4月10日(日) 午前10時~午後4時場所 北山公園内容 1.ライブ 海人(沖縄エイサー) フロミズワンダース(カントリーブルース) トビー岩崎(JAZZピアノトリオ) セコンド・ハンズ(ブルース) 風物牌(プンムルペ 韓国太鼓・舞踏) Hungry Stuff (ロック) Spirytus (ロック) ジョン岸田とLUCKY LIPS (ベンチャーズ) サンダーロード・ブルースバンド (ブルース)2.出店 黒瀬川(ちゃんこ) MARU(カレーピタパン・ペンネ) トロル(油揚げ・おもちゃ販売) 広瀬肉屋(コロッケ) 四つ目寿司(おにぎり・おいなり) エプロン(クッキー等) カッパの会(チヂミ) 他 生ビール・ソフトドリンク・チョコバナナ・焼きそば等あり 3.その他 紙芝居 フラメンコ シュロ細工教室 フリーマーケット 出店がかなりあるようだから、手ぶらでフラッと花見がてら北山公園に行ってみてはどうだろうか。もちろん私は行くつもりですよ、ハイ。
2005年04月08日
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新秋津に新しくつけ麺屋がオープンするという情報は知っていたのだが、自分が住んでいる久米川に新しくラーメン屋ができていたとは知らなかった。「灯台下暗し」とはこのことだ。それにしても新しくラーメン屋が久米川にできるのは久しぶりではないだろうか。期待半分、不安半分で向かったのが今回紹介するラーメン屋「もみじ」だ。 場所は久米川駅南口を出て左に進み、西友と書店の間の道に入る。そのまま真っ直ぐ150メートルほど進んだ右側にある。 店構えはまずまず。中はカウンターのみ9席。全体を黒っぽい木目調で統一している。落ち着いた雰囲気でいいのだが、カウンターのすぐ上にいくつか設置されている白熱灯は、見た目はオシャレだけど、真下に座る人にとっては熱いだけ。何とかした方がいいと思う。 さてメニューだが、上から「地鶏醤油ラーメン」「魚醤油ラーメン」「海老塩ラーメン」とあり、いずれも580円。醤油ラーメンなら久米川にもまずまずのお店はある。しかし考えてみれば、塩ラーメンは東村山市全体を見回しても「美味しい」と言えるモノはない(「北海道ラーメン」の塩ラーメンは別次元のラーメンですから)。というワケで、私は期待を込めて「海老塩ラーメン」を頼んでみた。 スープを入れたあと、別の寸胴から違うスープを少量入れていた。「何だろう?」と考えているうちに「お待ちどうさま」と「海老塩ラーメン」が出てきた。 うんうん、見た目は美味しそうじゃないの。ではスープをいただきますか。ほおっ、海老の香りと濃厚な旨味がする。少量入れたスープの正体はおそらくコレだろう。少しかき混ぜてもうひと口飲むとスープ本来のスッキリした味になった。 お次は麺。細い縮れ麺はなかなか旨い。具はチャーシュー2枚にメンマ、ナルト、ワカメ、味玉2分の1、海苔。メンマはシッカリ味が付いているし、チャーシューはトロッとして濃厚な味わい。スープがアッサリしている分、私にはチャーシューの味はしつこく感じられたが、こってり好きの人にはたまらない味付けだと思う。何よりもこれだけの具が乗って580円は安い。 白熱灯のお陰で薄っすら汗をかきながら完食。「ふぅ~っ」と久々に満足のひと息をつくことができた。行列ができるほどのインパクトのあるラーメンじゃないけど、この塩ラーメンがこれからいつでも好きな時に食べられるってことがうれしい。今のところ、私の中では東村山ナンバーワンの塩ラーメンです。
2005年04月07日
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ラーメン屋にもいろいろある。1つの味で勝負するお店もあれば、醤油、味噌、塩などいろんな種類の味を出すお店もある。今回紹介する「まるみ」は典型的な後者だ。 場所は東村山駅東口を出て正面の道を進み、交差点を超えて80メートルほど先の左側にある。 店内は明るく、割と広い。メニューを見ると、醤油ラーメン、味噌ラーメンの他に「東京ラーメン」や「あぶらめん」「坦々麺」もある。ラーメン以外にも餃子やチャーハン、麻婆豆腐などもある。このメニューの豊富さが人気なのか、お客さんは結構入っていた。 厨房はご主人が1人で仕切っているのだが、いろんな注文が入っても全く動じないでキビキビと調理している。その姿は見ていて気持ちいい。ラーメン屋はこうでなくちゃ。 私は迷った末、「正油ラーメン」(640円)を注文した。 スッキリとした透明なスープに細い縮れ麺。想像通りの姿だ。スープをひと口飲んでみる。醤油はそれほど濃くなく、見た目通りスッキリとしている。使われている鳥と野菜のバランスもいい。続いて麺をズズッ。旨いねぇ。普通に美味しい。 後日、私は気になっていた「あぶらめん」(700円)を食べたくて、また行ってみた。「あぶらめんは極太麺を使いますので、ゆで上がるまで時間がかかります」と書いてあったが、確かに出てくるまでに時間がかかり、後から注文した2~3人に先を越されてしまった。で、やっと出てきたのがコレ。 麺は極太で茶色がかっている。高田馬場のラーメン屋「ぶぶか」で食べた油そばの麺に似ている。早速、かき混ぜてまずはそのまま食べてみる。「ぶぶか」は豚骨のタレが入っているのだが、このお店は醤油ベースのタレだ。麺はモチモチしていて美味しい。ラー油を入れて食べると、さらにいい感じ。「あぶらめん」とは言いつつも、タレが醤油ベースなので意外とアッサリしていて、酢を入れないまま食べ終えてしまった。 それにしてもこのお店で気になるのは「東京ラーメン」の存在だ。「正油ラーメン」とどう違うのか? これは自分の目と舌で確かめるしかないだろう。【DATA】住所:東村山市本町2-16-31電話:042-395-5093営業時間:平日は午前11時15分~午後3時 午後6時~10時半 日曜・祝日は午前11時15分~午後3時半 午後5時半~10時定休日:月曜
2005年04月06日
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久米川には小料理屋やスナックなど小さな飲み屋が結構ある。私はこういうお店に1人でフラッと入れるほどツウではない。そんな話を先日、ネットで知り合った人と飲んだ時にしたら、「ちょっと周辺を探索してみますか」ということになり、2軒ほど飲み歩いてみた。1軒はハズレだったが、もう1軒はなかなかいい感じで、一緒に行った人も「ココはまた飲みに来たいなぁ」というほどだから、“当たり”とみていいだろう。それが今回紹介する「びーどろ亭」だ。 場所は久米川駅北口を右に出て、そのまま150メートルほど進み、十字路を左折するとすぐ右側にある。 店内はこぢんまりとしていて、すでに席は7割近く埋まっていた。人気はあるようだ。お店は30代の夫婦が切り盛りしていて、奥さんが「お飲み物は何にしましょうか?」と尋ねてきた。見るとうれしいことにメニューに「ホッピー」の文字がある。2人ともホッピーを頼み、続いてつまみを何にするか、またメニューを見始めた。すでに2軒で飲み食いし、それほどお腹に余裕のない私たちは「自家製餃子」(450円)と「みそあげ」(350円)、「馬刺し」(1500円)を注文した。 餃子は見るからに美味しそう。一緒に飲んだ人は餃子にはちょっとうるさいのだが、その人が食べるなり「これはいいよ」と言うので、私も食べてみた。中がジューシーで旨い。肉と野菜のバランスもいい。居酒屋の餃子の中では間違いなく美味しい部類に入る。「みそあげ」は素朴な味わいがして旨い。これもお酒のいいつまみになる。 しかし私たち2人が一番驚いたのは、このお店で出された「馬刺し」だ。 見てくださいよ、このサシの入り具合。キレイでしょ。現物はもっとキレイだったんですよ。2人とも馬刺しは大好きなのだが、その2人が食べるなり、言葉をなくしてしまったのだから、いかに美味しいか、わかっていただけると思う。飲み込んでから「旨いねぇ~」「いや、これは美味しいよ」と口々に絶賛。こんな小さな居酒屋で、これほど美味しい馬刺しが食べられるとは正直思ってもみなかった。 お店の雰囲気も家庭的でいいし、ココはちょっとオススメですね。特に馬刺しの好きな人は、ぜひココの馬刺しを食べてみて欲しい。自然に頬が緩んで、うれしくなっちゃいますよ。【DATA】住所:東村山市本町1-11-1電話:042-395-5685
2005年04月05日
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最近、「日本料理」という言葉をあんまり聞かないと思いませんか? ちょっと和食の美味しいところは大抵、「和風ダイニング」とか「和風ビストロ」と名乗っている。でもこういうお店、私は一応好きだけど、時々思うんですよ。「和食に自信はありますけど、『日本料理』って言うほどのモノはちょっと……。まあ、その分、洋風にアレンジを加えた料理やオシャレな雰囲気を楽しんでくださいよ」ってことなのかなぁって。 そう思っていた矢先、今ドキ珍しく「日本料理」と看板に掲げた、まさに直球勝負のお店を発見した。それが今回紹介する「葉月」だ。場所は東村山駅東口を出てロータリー越しの正面の道を進む。府中街道の交差点もそのまま真っ直ぐ進み、次の信号交差点を右折すると、すぐ左に斜めに入る道がある。その道に入って80メートルほど先の右側だ。 なかなかいい店構えで、一見すると高そうなのだが、表に出ているランチメニューを見ると1050円のモノもあり、リーズナブルと言えるかも。 店内に入ると、意外にこぢんまりとしていてカウンター5席にテーブルが2卓、小上がりが2卓、奥に座敷がある。改めてランチメニューを見る。ランチは4つあり、「魚御膳」(1050円)、「肉御膳」(1050円)、「彩り手開き御膳」(1365円)、「葉月御膳」(2100円)となっている。先客はちょっと変わった重箱におかずが少しずついっぱい入った「彩り手開き御膳」を食べていて魅力ではあったが、私はこの日、魚を食べたい気分だったので「魚御膳」を頼んだ。 待っている間、壁の張り紙を見ると、何やら面白いことが書いてある。このお店ではナント、醤油とポン酢、天つゆがすべて手作りなのだという。で、醤油などを追加する場合は50円プラスになるのだとか。なるほど、それでテーブルの上に醤油がないのか。調味料にもこだわるなんて、なかなかいいじゃない。 しばらくして「お待たせしました」と運ばれてきたのがコレ。「おおっ!」と驚き、興奮しつつ撮ったモノだから、うまく撮れなかったのだが、これは本当に美味しそうだった。「1050円でこんなちゃんとしたモノが出るんだ」というのが私の正直な感想だ。 刺身に天ぷら、サラダ、小鉢、茶碗蒸し、香の物、味噌汁、そしてご飯。いいラインナップだ。では刺身からいただきますか。入っているのはカツオとイカとヒラメ。ヒラメにはエンガワもちゃんと添えられている。うーん、どれも旨い。醤油は薄口っぽいがしょっぱくなく、刺身に合っていた。私は普通、大葉は食べても大根のツマは食べないのだが、この日はなぜか食べてみた。よく見るベチャッとした感じではなく、美味しそうに見えたからだ。思ったとおりシャキシャキして美味しかった。 天ぷらはキス、穴子、ナス、しし唐の4種類。天つゆに関してそれほど違いはわからなかったが、美味しくいただけた。 でもこのランチで一番美味しかったのは何と言ってもご飯だ。1粒1粒がピカピカに光っていて、その上に山椒ちりめん(?)が乗っている。もうこれだけで食べられます。 茶碗蒸しに銀杏が入ってなかったのは残念だったけど、味噌汁と香の物も美味しかったし、大満足! しかも食後にはバニラアイスが付いてくるんですよ。これがまた美味しいんだ。 ランチでここまでちゃんとしたモノを出すんだから、夜はかなり期待していいんじゃないだろうか。聞けばこのお店、昨年11月にオープンしたばかりなのだとか。いやあ、こういうお店があったなんてうれしい。今度はぜひ、カミさんを連れて夜に食べに行ってみよう。【DATA】住所:東村山市本町2-24-4電話:042-397-3450営業時間:午前11時半~午後2時(ランチタイム) 午後5時半~10時半定休日:日曜
2005年04月04日
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新秋津駅近くに4月1日からオープンしたつけ麺屋「良人(よしと)」に早速、行ってみた。場所は新秋津駅を出て左に進み、コーヒーショップの脇の道に入る。そしてすぐ右折して細い道に入り、T字路突き当たり右の角にある。駅から1分かからない近さだ。 お店の右隣は以前紹介した焼き鳥屋の「水さわ」があり、その隣は魚系スープのラーメン屋「あきつや」がある。 この日、私は午後1時ごろ新秋津に到着してお店に行くと、すでに20人以上の行列ができていた。(そんなに評判なのか?)と思いながら、お店の外観を携帯カメラで撮っていると、ポスターに「1~3日は半額」と書いてあるではないか。なるほど、行列の原因は値段か……などと思いながら、行列の最後尾に並ぶと、すぐにお店の若いお兄ちゃんが私の後ろに並び、私の後から並ぼうとする人に「すみません。ここまで並んでいる人の分でスープがなくなってしまいましたので……」と謝っているではないか。どうやら私はギリギリのギリで間に合ったようだ。(20人ぐらいなら30分も待つことはないだろう)と思っていたら甘かった。お店に入った時はナント2時を回っていた。ラーメンで1時間も待ったのは私の中では新記録だ。 店内に入って待たされた理由の1つがわかった。小さいお店だとは思っていたけど、カウンター8席しかないのだ。それでも博多ラーメンのお店ならみんなチャキチャキ食べて30分ぐらいで順番はくるハズ。理由は客席数のほかにもう1つあるハズだ。 まあそんなことはさておき、メニューは「つけめん」(680円)、「らあめん」(630円)の2つのみ。周りのお客を見ると、なぜか「らあめん」を頼んでいる人が多かったが、私は迷わず「つけめん」を注文した。 しばらくして「熱いのでお気をつけください」とカウンター越しに付け汁が出され、続いてキレイでツヤツヤした黄色い麺が丼に入れられて出てきた。 うーん、見た目はすごく美味しそう。私は風邪を引いてるからわからなかったけど、おそらく魚系のダシの香りがプーンと鼻を刺激するハズだ。というのも、スープをひと口だけ飲んだら、かなり濃厚な魚系の味がしたからだ。 それにしても麺がツヤツヤしていて本当にキレイ。思わずアップで撮っちゃいました。 見ての通り、中太のストレート麺。「つけめん」ということでおそらく量は「らあめん」の5割増になっているだろう。まずは1本を何もつけずにチュルルンといただく。ツルツルッと入っていき、シコシコしている。で、噛むとモッチリ。いい感じの麺だ。では付け汁にくぐらせて、いただきま~す。 旨いねぇ。ただ、口の中が少しピリッとする。改めてす付け汁を見ると、唐辛子の赤い小さな粒が見える。ほんの少ししか入ってないのだろうが、結構ピリッときて体が熱くなってくる。「らあめん」を食べている人が、比較的ゆっくり食べているのは、ひょっとしたらこのためか? 付け汁の中には半熟味玉が半分、メンマ、チャーシュー、海苔、ネギが入っている。チャーシューはトロッととろけていいのだが、薄くスライスされているために、スープの味に完全負けて肉の味がしない。目をつぶって食べたら、3人に1人は「解した魚の身?」と答えるかもしれない。もう少し厚めにするか、麺に乗せた方がいいかもしれない。あとの具材は普通かな。 食べ進むうち、私は(これは意外と重たいかも)と思い始めた。つけ麺用とはいえ、やはりスープが濃すぎる気がするのだ。でもこれはハッキリ言って「好みの問題」だろう。私の隣で食べていた初老の夫婦はスープを全部飲み干して「美味しかったよ」と声を掛けていたし、そうかと思うと「らあめん」を食べていた親子はスープをほとんど残して無言でお店を出て行った。「人を選ぶ」というほど大げさではないが、少しクセのあるスープだから好みは分かれそうだ。 麺を食べ終えたあと、スープ割してもらい、ズズッとすする。うーん、スープ割してもまだ私には濃い。結局、ほんの少しであるがスープを残してしまった。 すぐ近くに同じ魚系スープのラーメン屋「あきつや」があるが、このお店も個性的なスープだから、うまく共存できるのではないだろうか。それにしても秋津は“ラーメン天国”になりつつあるなぁ。これで味噌と塩の美味しいラーメン屋ができたら完璧だね。【DATA】住所:東村山市秋津町5-13-20電話:042-393-1665営業時間:午前11時半~午後2時半 午後5時半~9時半定休日:水曜
2005年04月03日
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5年前に久米川に引っ越して来て以来、ずっと気になっていた居酒屋があった。その名は「サラリーマン久米川店」。実はこのお店、新秋津にもお店がある。新秋津のお店は店名通り、サラリーマンが多いらしいのだが、久米川店は昔から「『サラリーマン』にサラリーマンはいない」と言われている。そんな「へぇ~」と思うような話はいっぱい聞くのだが、なぜか入ったことがなかった。カミさんと一緒に行く、という雰囲気でもないし……それでも一度、カミさんに「行ってみないか?」と誘ったことがある。結果はと言うと、やはり難色を示しましたね。 1人で行くのも何となくイヤだったので、気になりつつも行かないまま、5年が過ぎたのだが、つい先日、このブログで知り合った人から「ずっと『サラリーマン』が気になっているので一緒に行きませんか?」というお誘いをメールでもらった。これはもう「渡りに船」、私は二つ返事でOKを出し、一緒に行って来ました。 場所は久米川駅南口を出て正面の道をロータリーを越えて進むと、左側にある。歩いて1分もしない場所だ。 午後6時に待ち合わせて入ったのだが、カウンター席だけの1階はすでに満席。どうやらこのお店、夕方4時半ぐらいには開いていてお酒が好きなオヤジ族が繰り出しているらしい。「まあ、それでも聞いてみよう」ということでお店に入り、「2人なんですけど」と言うと、「2階へどうぞ」と店員さん。2階へ行くと、そこはすべて掘りごたつ式の座敷になっていた。 メニューというモノはなく、料理や飲み物はすべて壁に張り出されていた。見ると、どれも500円以下だ。刺身あり、焼き鳥あり、肉豆腐やワカサギの天ぷらといった料理もある。かなりメニューは豊富だ。 私たち2人はホッピーを頼み、適当に食べ物を注文した。 上の写真から時計回り順に「穴子焼き」(370円)、「コブクロ」(写真手前、300円)と「ねぎ間」(1本100円)、「メンチコロッケとコロッケ」、「豚バラ卵とじ」。すいません、酔っ払っちゃって一部値段を覚えていません。でも安いですからご心配なく。自分がオヤジのせいもあるけど、あんなに入るのをためらったお店なのに、いざ入ってみると落ち着いちゃって、クイクイ飲んじゃったからなぁ。料理の味はと言うと、悪くないです。飛びぬけて美味しいというモノはないけど、「この味でこの値段かよ!」と文句を言いたくなる料理も1つもなかった。 周りを見渡すと、見事にオヤジ世代の男性ばかり。若者も女性もほとんどいない。完全な“オヤジ天国”だ。こういう居酒屋は久米川ではココだけではないだろうか。以前はこういうお店が主流だったのだろうが、気が付けば女性も気軽に入れるコジャレた居酒屋ばかり。そんなところじゃオヤジ族は心置きなく酔えないワケなんですよ。店内に若者や女性がいたら、その目が気になってハメを外すのがむずかしい。それがココなら、みっともなく酔いつぶれることができる。酔いつぶれたとこで「何、あのオジサン」と冷たい目で見られることはない。「みんな誰でも悩みはあるものさ」と優しい目で見守ってくれる……実際はそんなことないかもしれないけど、そんな雰囲気がこのお店にはある。「自分はまだオヤジじゃない」と思っている人は行かなくて結構。でも「オレってもうオヤジなんだなぁ」と思っている人は一度行ってみるといい。肩の力がストンと抜けて、飲むにつれて「オヤジも悪くないじゃん」→「オヤジっていいじゃない」→「オヤジ万歳!」となってくるから。 そう、ココは“オヤジの活力再生工場”なのである。【DATA】住所:東村山市栄町2-21-1電話:042-391-8337
2005年04月02日
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このブログも東村山の人に認知されてきたのか、最近は直接メールで美味しい情報をもらうことがある。今回紹介する中華料理屋「新々飯店」は、そんなメール情報で行ったお店だ。 場所は久米川駅北口を出て左に進み、交差点をさらに直進。新青梅街道のガード下をくぐり、天王橋を渡ったら右折して空堀川沿いの道を進む。100メートルほど先の左側に目指すお店が見えてくる。 ごくごく普通の街の中華料理屋だ。夫婦2人で切り盛りしているようで、ご主人が厨房、奥さんが接客をしている。 メールによると、ナントこのお店の「かつ重」(800円)が美味しいのだとか。中華料理屋にかつ重があるっていうのも不思議だが、さらにそれが美味しいとなれば、これは確認しないワケにはいかないでしょう。 この日はカミさんと一緒に行ったのだが、カミさんは「天津丼」(750円)を、私は「かつ重」(800円)を頼み、さらにカミさんが「腹ペコだわ」と言うので、2人でシェアしようと「五目焼きそば」(800円)を注文した。 まず出てきたのは、カミさんが頼んだ「天津丼」。 見た目は普通なのだが、レンゲでカニ玉部分をすくい取ったカミさんが「何コレ!」と驚きの声を上げた。見ると、カニ玉の部分が分厚いのだ。1センチは余裕であるだろう。「これ、卵を何個使ってるんだろ?」と首をひねるカミさん。「で、味はどうなのよ?」と聞くと、「美味しい。これはちょっと私の中ではヒットかも」と言う。天津丼好きのカミさんが言うのだから、かなり旨いのだろう。 そうこうするうちに私の頼んだ「かつ重」がやってきた。 一応これ、フタがしてあったんだけど、写真の盛り上がり方を見てわかるように、来た時はフタが浮いていました。もう見るからにボリューム満点だ。では、いただきま~す。 カツをまず1切れ。おおっ、柔らかくて甘いけどスパイシーさもある。コロモが剥がれた部分を見ると黒い点が見える。下味に黒胡椒をたっぷり使っているから甘さの中にスパイシーさを感じたのだろう。卵の部分は半熟トロトロという感じではないが、ふわふわしていてこれはこれで美味しい。それにしても量が多い。ふと、隣を見ると、隣の人は「とんかつライス」(1000円)を食べていた。こちらもボリューム満点。ココは中華料理屋だけど、とんかつが名物になっているのかもしれない。 さて、「かつ重」の迫力にたじろいでいた私の前に“ダメ押し”というべき「五目焼きそば」が現れた。 見た瞬間、カミさんも私も「エエッ!?」と絶句した。五目焼きそばというと、例えば以前に紹介した「晩翠」の五目焼きそば」のように、表面をカリッと焼いた中華そばの上に野菜たっぷりのあんがかかっているモノを2人とも想像していたのだが、これには意表を突かれた。 目玉焼きにナルト、伊達巻き、チャーシュー、しいたけ、ニンジン、きぬさや、キャベツ、豚肉、エビ……五目どころの話じゃない。中は塩焼きそばになっていて、これがまた美味しいのだ。しかし、とにかくボリュームがあるから、私もカミさんも自分が注文したモノを食べるのに必死。とても五目焼きそばにまでは手が回らない。それでも何とか3分の2は食べたのだが、「もうお腹いっぱい」と五目焼きそばを少し残してしまった。 会計の際、「残しちゃってごめんなさい」と謝ると、奥さんは慣れた感じで「お持ち帰りになりますか?」とひと言。おそらくウチら夫婦のように、ボリュームに負けて残してしまう人が多いのだろう。どうしようかカミさんと相談したが、今回は持って帰るのを止めた。「今の満腹具合なら夕食もいらない」という結論に達したからだ。 奥さん、そして料理を作ってくださったご主人、本当に残してしまってごめんなさい。美味しかったけど、量が多すぎて食べられなかったんです。今度来るときは、半端じゃないぐらいペコペコにお腹を空かせてきます。失礼しました!【DATA】住所:東村山市本町4-13-9電話:042-395-1786 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆「新々飯店」は残念ながら2009年5月31日に閉店しました。
2005年04月01日
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