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第15回目に取り上げるのは、焼き肉チェーン「牛繁 東村山店」の「冷麺」(609円)。場所は東村山駅東口を右に出て、ロータリー沿いに進み、本屋とパン屋の間の道に入って7~8メートル先の右側にある。 普通の焼き肉屋や韓国料理店より、チェーン店の冷麺の方が美味しいケースがこのところ続いているので、ちょっと期待して頼んでみた。で、しばらく待って出てきたのがコレだ。 うーん、見た目はあんまりよくないなぁ。ゆで卵とチャーシューなどの肉類がないってのが寂しすぎる。 麺はクリーム色した盛岡麺。麺は旨そうに見えるのだが、実際のところはどうだろうか? 早速食べてみよう。【スープ】★★☆ スプーンでひと口飲んでみる。やや甘めだが冷えていて後口は割とスッキリしている。真ん中に乗っているキムチをかき混ぜて飲むと少し辛さが出る。冷麺と一緒に酢とカラシ、キムチの汁が出て来たので、私はキムチの汁を入れてみた。辛くはなるが、なぜか旨味はない。キムチそのものの味がイマイチだからか? ゆで卵がないから、スープの味を変えるには、あとは酢を入れるしかない。だけど、あまりよくない結果が見えていたので、私は入れなかった。全体的にもう1つ旨味に欠ける気がする。申し訳ないと思いつつ、スープは3分の1ほど残してしまった。【具材】★★☆ 白菜キムチ、オイキムチ、豆もやし、ホウレンソウ、トマト、リンゴのスライス、そして白ゴマ。意外とたくさん入っているのだが、やはり寂しい。おそらく焼き肉を食べた後の締めとして注文するだろうと予想して、ヘルシー重視でつくったのだろう。だとすれば、この具材ラインナップは仕方ないだろう。キムチは味的にイマイチだったが、豆もやしとホウレンソウは冷麺ではあまり使われない具材だけに、新鮮で旨かった。【麺】★★☆ ツルシコ系の盛岡麺だが、もう少し冷水でキュッと冷やせば、もっとコシが出て美味しかったと思う。冷麺にしてはちょっと柔らかい感じがした。【値段】★★ ヘルシーにまとめたのだから、値段ももう少し“ヘルシー”な方がいいのではないだろうか。チェーン店なんだし、具材から言えば、500円以下が妥当だと思う。【総合評価】★★☆「焼き肉を食べた後の締め」という条件でしか成り立たない冷麺だと思う。単品で食べた人は絶対に物足りなさを感じることだろう。ヘルシーなのは認めるが、焼き肉を食べに来ていること自体、ヘルシーじゃないのだから冷麺だけヘルシーにするのもどうかと思う。締めであろうと、何であろうと、やはりキチンとした冷麺をつくるべきだと私は思う。【DATA】住所:東村山市本町2-3-71電話:042-390-3373営業時間:午後5時~午前0時(平日) 午後4時~午前0時(土曜) 午後4時~11時(日曜・祝日)
2005年08月31日
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東村山市内は隈なく歩いたと思っていた私だが、まだまだ歩いていない場所はあったようだ。先日、食べ歩き取材のために久米川から秋津を目指して歩いたのだが、所沢街道をテクテクと歩いて新空堀橋を渡った時、ふと「今日は違うルートで行ってみよう」と思い、右折して空堀川沿いに進んでみた。800メートルほど歩くと「曙橋」という橋があり、川向こうを何気なく見たら、「ラーメン」と書かれた幟がパタパタと揺れているではないか。「川向こうって東村山だっけ?」……そう思いつつ橋を渡って住所を確認すると「青葉町」となっている。「ココも東村山なのかぁ。知らなかったなぁ」と思いながら幟のある場所に行き、見つけたのが今回紹介する中華料理屋の「虎楽」だ。 場所は秋津からなら簡単にわかるところにある。秋津駅南口を右に出て道なりに真っ直ぐ行くと、パチンコ店にぶつかる。そこを左に曲がってただひたすら歩けばいい。志木街道を渡り、曙橋を渡って20メートルほど先だ。駅からは距離にして1・2キロほどだろうか。 店内には4人がけのテーブル4つとカウンター席がある。お客さんが誰もいなかったので、私はテーブルに座り、メニューを見た。「ラーメン」の幟が出ているくらいだから、ラーメンを頼もうと思ったのだが、メニューの一番右端は「塩ラーメン」(525円)だった。「ラーメン」(525円)はその次に書かれている。「エッ、これってどういうことなんだろう? 塩ラーメンの方がウリってこと?」 私はしばらく考えた末、「塩ラーメン」を頼んでみることにした。しばらくして、出てきたのがコレだ。 写真では少し濁っているように見えるけど、スープはキレイに透き通っている。ひと口飲むと、スーッと何の引っ掛かりもなくノドを通っていく。そしてかすかに残る鶏の旨味。物足りない人はガンガン胡椒を入れたくなるかもしれないが、私にはちょうどいい感じ。 麺は細くて超緩い縮れが入ったモノだが、これがまた旨い。具材として入っているメンマや生ニラと一緒に食べると、さらに美味しい。この生ニラがスープに合ってるんだよね。チャーシューは普通だったけど、こんなところで、こんなにスッキリした塩ラーメンが食べられるとは思わなかった。 ただ、このお店、「そんなに旨いんなら行ってみようか」と期待して行くと、ガッカリするかも。特にコッテリ系が好きな人には、拍子抜けするくらいのアッサリ味だから、ガッカリする確率は高いと思う。まあ、何かの機会にこの辺を通った時、「そう言えば……」と思い出して行ってみる、という感じがベストだろう。私自身、散歩ついでにフラッと寄ったから良かったのかもしれない。 だけどすごく気になるお店なのだ。メニューにも気になる料理がいっぱいあった。近いうちにもう一度行って、ラーメン以外をいろいろと食べてみようと思っている。 実は後から気づいたのだが、このお店の名前、何と読むのかハッキリわからない。おそらく「こらく」だと思うのだが、なぜか電話帳には載っていなかった。そういう意味でも、もう一度行って確かめなきゃね。【DATA】住所:東村山市青葉町3-34電話:042-396-2281
2005年08月30日
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“人を選ぶラーメン”としてこのブログでも何度か紹介した「北海道ラーメン」。私は何とか塩ラーメンにバターをトッピングすることで仲良くなれたのだが、カミさんは1人で食べに行った後、「一番苦手なラーメン。二度と行かない」と言い放った。まさに“人を選ぶラーメン”の面目躍如といったところか。 しかし、最近「私は選ばれました」みたいな話をよく耳にする。しかもお店の入り口には東村山警察署から警告が来たので、路上駐車をしないでくださいという内容の張り紙が張られている。ひょっとして密かにブレイクしつつあるのか、それとも一般ウケする味に変わったのか? 気になった私は久しぶりにお店に行ってみた。 お店に入ると、お客さんは1人もいなかった。人気になっていると思ったら、そうでもなかったみたいだ。まあ、行ったのが遅い時間だったというのもあるんだろうけどね。 私は「塩にバター、それから餃子」と注文。テレビを見ながら待っていると、まずラーメンが出てきた。出てきた瞬間に気づけば良かったのだか、私はお腹が空いていたので、食べ終わって会計するまで気づかなかった。 このラーメン、ちょっとおかしいでしょ。そう、チャーシューとメンマがないのだ。私は「塩ラーメン」(550円)にバター(100円)をトッピングしたモノを頼んだつもりだったのだが、お店の人は「塩バターラーメン」(550円)と思ったらしい。この「塩バターラーメン」の場合は、バターが入る代わりにチャーシューとメンマが外れるのだ。 会計の時に100円安くなっているから、「どうして?」と聞いてやっとわかった次第。お腹が空いていたとはいえ、どうしてこんなことがわからなかったかなと恥ずかしく思った。 まあ、それは余談として、スープは相変わらずギトッとした豚骨系で、私には少し濃い。しょっぱいのだ。でもバターを溶かすと、マイルドな味わいになる。旨い。 麺は中太で緩く縮れている。これはモチモチして旨い。もやしのシャキシャキ感が麺を引き立てていい感じだ。いやあ、旨い。前に食べた時より美味しく感じる。どうやら私も塩ラーメンに関しては“選ばれた”らしい。 少し遅れて「餃子」(350円)が登場。皮がカリッとしていて中がジューシー。下手な中華料理屋の餃子より数段このお店の餃子の方が旨い。ラーメンと餃子で900円。ラーメンだけでも1000円以上も取るお店がある中、サイドメニューを頼んで1000円以下のお店は本当にありがたい。やっぱりラーメン屋はこうでなくっちゃね。 結局、私が食べ終えるまでお客さんは1人も来なかった。ブレイクはしていなかったのは残念だが、味が全く変わってなかったのはちょっとうれしかった。【DATA】住所:東村山市栄町3-32定休日:水曜
2005年08月29日
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このブログとmixi(ミクシィ)というネットワークのお陰で地元の友達がたくさんできた。お陰でいろんな飲食店の情報が入ってきて、私としてはうれしい限りだ。そんな地元の友達と東村山の食べ物屋の話をする時、必ずと言っていいほど話題になるお店がある。それが今回紹介する中華料理屋の「揚子江」だ。 何が話題になるかと言うと、このお店の入り口など4カ所に張られている「納得のボリュウム ジャイアントラーメン 510円」と書かれた張り紙だ。「そんなに気になるなら、食べに行けばいいじゃないか」と思うかもしれないが、まあ、何はともあれ、お店を見てくださいよ。 この外観ですよ! いやね、私もこのブログを始めたお陰で「外見でお店を判断してはいけない」ということを何度も学んできたけど、これは怪しすぎる。何度か入ろうと思ったことがあるけど、その都度、足がすくんで(大げさではなくホントに)入れなかった。 もちろん、地元の友達でこのお店に入ったことのある人はいない。でもみんな、かなり気になるみたいで、この話題が出ると最後はこんな締めになる。「マサさん、行ってみてよ」 私は斥候か! と突っ込みたくなるが、確かに私自身、すごく気になっているので先日、意を決して入ってみた。 場所は久米川駅北口を出て右に進み、野火止通りとぶつかったら左折。100メートルほど歩いた右側にある。 お店に入ると、古い4人がけのテーブルが4つあるだけ。外観同様、店内も古びた感じだ。初老の夫婦が2人で切り盛りしている。私は“謎のラーメン”である「ジャイアントラーメン」(510円)を注文した。待つこと7~8分。「お待たせしました」と奥さんが「ジャイアントラーメン」を運んできてくれた。 うわっ! これはちょっとビックリ。直径30センチ以上はありそうな大きな丼が出てきたからだ。これになみなみとスープが入っていたらもっと驚いただろうが、中身は想定範囲内だったので少しホッとした。 丼こそデカいが、ラーメンそのものの見た目は普通だ。具はチャーシュー、メンマ、ノリ、ナルト、ネギ。とってもシンプル。ただ、麺は「ジャイアント」と名づけるだけあって、2玉入っているようだ。 さて、いただいてみますか。まずはスープを……うん、いいんじゃないの。やや甘めだけど野菜の旨味も出ているし、普通に旨い。ひょっとしたら旨味調味料が入っているかもしれないけど、舌がピリピリするほどじゃないし、これなら問題ないと思う。 麺は細い縮れ麺。柔らかくて、いわゆる中華麺という感じの味。個人的には多少かための方が好きなのだが、スープと合っていてなかなか旨い。スープが少ない分、空気に触れている麺の部分は、ちょっとくっ付いたりしていたが、スープに浸すとすぐに解れるから、気にするほどではない。 具はすべて普通かな。取り立てて「美味しい!」というモノはなかったけど、マズくもなかった。私は麺もスープも残すことなく食べ切った。 この味とボリュームで510円なら、お得と言えるかも。ちなみに普通のラーメンは460円だった。 それにしてもお店の外観だよ。ホント損していると思う。店名が書かれた屋根の部分は張り替えた方がいいと思うなぁ。【DATA】住所:東村山市萩山町5-2-5電話:042-394-3525
2005年08月28日
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「へぃ、いらっしゃい!」。入り口を開けた途端に響き渡る威勢のいい声。寿司屋は総じて元気よくチャキチャキしている。それが気持ちいいのだが、そのせいか店内を支配する空気は、のんびりとはほど遠い。特に1人でカウンターに座ると、何か急き立てられるような気すらしてくる。まあ、寿司屋はもともと元祖ファーストフードみたいなモノで、サッと入ってサッと食べてサッと帰るのが粋だったんだから、仕方のないことだ。 でもたまには、フーッとひと息つきながらのんびりまったりしたい時がある。そんな時にピッタリの寿司屋を見つけました。それが今回紹介する「あら井鮨」だ。 場所は久米川駅南口を左に出て、ロータリー沿いに歩いてそのままモザーク通りに入る。信号交差点を越えてウイング通りに入り、次の信号交差点を左折。真っ直ぐ進むと野火止通りにぶつかるのだが、その手前の右角にある。 店内は入ると、左側にカウンター、右側に小上がりがある。仕事帰りにフラッと入った私はカウンターに座り、まずは生ビールを注文。そして「塩辛」(200円)と「魚皮串焼」(1本200円)を3本頼んだ。 「塩辛」は普通かな。面白いのは「魚皮串焼」だ。写真の手前からマダイ、ミル貝、マグロでそれぞれにたっぷり塩が振ってある。多少の生臭さはあるが、それはネギと塩で解消。なかなかいい酒の肴だ。 ツマミにしてもらおうか迷ったが、小腹が空いていたので、握ってもらうことに。頼んだのは〆サバ(1貫250円)、コハダ(1貫150円)、アジ(1貫150円)。1貫から注文できるのだが、私は2貫ずつお願いした。 私はマグロよりも光物が好きだからこの3種を頼んだのだが、〆サバが好きな人には、この薄くピンクがかった色はたまらないと思う。食べてみると、予想通り、酢がキツくなくそのまま刺身で食べているような感じ。旨い! これなら「〆サバは苦手」という人でも食べられると思う。 続いてコハダを食べると、こちらはシッカリと酢が入っている。これはこれで旨い。となると、やはり〆サバは意図的に浅めに〆ているのだ。ご主人に聞くと、「季節によって多少時間は違うけど、ウチはいつも〆サバはこれぐらいでお出ししています」とのこと。 アジがまたね、プリプリしていて旨いんだ。握りも旨いけど、これなら光物をお造りで食べてもよかったなぁ。 もう少し食べられそうだったので、今度はアナゴ(1貫300円)を頼んでみた。 出す前に軽くあぶり、ツメを塗って出てきたのがコレ。口に入れると、柔らかくて旨い。ツメの甘さも程よい。 このお店のご主人はとても優しい顔立ちの人で、のんびりした雰囲気を醸し出している。そのせいか、お店は普通の寿司屋とはちょっと違う雰囲気になっている。カウンターに座って1人でいつまでもチビチビと飲めそうな感じだ。こういう寿司屋ってありがたい。値段もトロが1貫600円だから、寿司屋としては普通だと思う。まあ、寿司屋はトロとかウニとかイクラなんかを食べれば高くつくモノで、光物やイカなんかを食べていれば、お手軽料金で済む。覚えておいて損のないお店だと思うな。【DATA】住所:東村山市栄町3-14-8電話:042-391-1027
2005年08月27日
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今回も駆け込みで夏季限定の冷麺を紹介。第14回目に取り上げるのは、中華料理チェーン「来来軒 秋津店」>の「韓国冷麺」(590円)。仕事帰りに寄ったので、ノドを潤すために生ビールとキュウリの浅漬けがセットになって割安な「生ビールセット」(490円)と、もう1つおつまみとして「腸詰め」(300円)を注文。もちろん、「韓国冷麺」も頼んだ。 いやあ、仕事の後のビールは旨い。キュウリの浅漬けもいいねぇ。下手なお通しよりずっと旨い。で、大して期待もせずに頼んだ「腸詰め」が大正解。こんなに旨いモノを出してくるとは思わなかった。一緒に付いている辛味噌もいいし、白ネギが一緒に食べるとまた旨いんだなぁ。 で、ちょうどいい感じに気持ちよくなってきたところで「韓国冷麺」登場。 見た瞬間、さっきまでのいい気持ちが消えてしまった。薄焼き卵に刻みノリ、キュウリの千切りって、冷やし中華の具材じゃないか。見た目でかなりガックリしてしまった。 麺はそば粉が入って少し茶色がかった韓国麺。と言っても極細ではなく、麺の太さは盛岡麺と同じ。麺はなかなか旨そうだ。まあ、とにかく食べてみよう。【スープ】★★★★ まずはレンゲでひと口。よく冷えているし、酢が効いていて後口がサッパリしている。旨い。クイクイ飲めてしまうスープだ。キムチをかき混ぜて飲むと、いい感じに辛さがミックスされ、さらに旨い。見た目からして期待していなかっただけに、これにはビックリ。キムチにはかなり唐辛子が付いていて、底の方には赤いモノがいっぱい沈んでいたが、旨いモノだからスープは1滴残らず飲み干した。【具材】★★★☆ 薄焼き卵、キュウリの千切り、刻みノリ、水菜、白菜キムチ、鶏の胸肉、そしてネギ。薄焼き卵など、どう見ても冷やし中華の具材なのだが、食べてみるとそんなに違和感はなかった。特に薄焼き卵は焼き立てをちょっと幅広に切っているから、麺と一緒に食べるとシッカリ卵の味がして旨い。これに刻みノリを絡めるとさらに旨さが増す。私は冷麺に刻みノリを乗せることには否定的だったのだが、この冷麺の場合はアリかも。水菜もいいアクセントになっているし、キムチもイケる。鶏肉はもう少し味が付いている方がいいかも。これでリンゴのスライスが入っていたら完璧だね。【麺】★★★★ そば粉の入った韓国麺なんだけど、太さは盛岡麺と同じくらい。麺もよく冷えていて、ノド越しが気持ちいい。スープとの相性もいいが、何より薄焼き卵と刻みノリとの相性が抜群。一緒に食べると旨い。【値段】★★★★☆ さすがチェーン店。この味、この量で590円は立派。かなりのお得感がある。【総合評価】★★★★☆ 見た目の印象はかなり悪かったけど、食べると想像以上に美味しかった。麺もスープもちゃんと冷えていたし、薄焼き卵は焼き立てを乗せていたし、チェーン店にありがちな手抜きもなかった。これで590円なら食べてみる価値は大アリでしょう。
2005年08月26日
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久しぶりの冷麺選手権。もうすぐ夏も終わるから、「夏季限定の冷麺は今のうちに食べておかなきゃ」というワケで、第13回目に取り上げるのは、ちゃんぽんがウリのラーメン屋「すぱいす」>の「冷麺」(800円)。お店に入るともちろん、「冷麺」を注文したが、もう1つ、ココに来たら必ず食べることにしている「餃子」(350円)も頼んだ。 私、ココの「餃子」は結構好きです。皮がモチッとしていて、中はあんはひき肉とニラが中心。形こそ餃子だが、飲茶で言うところのニラ饅頭みたいな感じだ。皮にもあんにもシッカリ味が付いているので、そのまま食べても旨い。 さて、そうこうしているうちに、「冷麺」がやってきた。 スープの色が濃いのが少し気になるが、見た目は涼しげでいい感じだ。 麺は中細で黄色がかった盛岡麺。ツルンとしてい美味しそうだが、果たしていかに?【スープ】★★☆ スプーンでひと口飲んでみる。旨いと思った次の瞬間、辛さが口に広がった。キムチが置いてある部分をすくったワケでもないし、スープをかき混ぜたワケでもない。しかし辛く感じた。辛いと言っても、しょっぱさに近い辛さだ。見た目通りスープが濃いからだろう。かき混ぜて飲むと、逆にキムチの辛さがサッパリさせてくれる。ゆで卵の黄身を溶くと、最初の辛さはほとんど消えてマイルドになった。ただ、麺や具と一緒に食べる分にはいいが、スープだけだとやはり濃く感じる。例えるなら、つけ麺のつけ汁のような感じだ。 麺と具を食べ終えると、私はスープを3口ほど飲んで残してしまった。このスープならもっと量を少なくしてもいいのではないだろうか。【具材】★★★ キュウリの千切り、白菜キムチ、カクテキ、スイカ、チャーシュー、糸とうがらし、そしてゆで卵。まずまずの具の量だ。チャーシューは牛チューシューではなく、ラーメンなどで使う豚チャーシュー。キムチが2種類入り、ゆで卵と果物が入っているところは冷麺のツボを押さえているという感じ。具材のバランスはとてもいい。【麺】★★★☆ 典型的な盛岡麺。もう少し冷やせばもっと締まった麺になるのだが、これはこれでコシがあって旨かった。スープが濃い分、麺に絡むとちょうどいい味になって美味しかった。【値段】★★☆ 夏季限定メニューだから仕方ないのかもしれないが、もうひと声、安くして欲しかったなぁ。【総合評価】★★★ スープは濃かったけど決してマズいワケではない。冷麺の既成概念を取り払って、麺とスープを分けたつけ麺風の冷麺にすれば、これはもっと美味しく食べられるのではないだろうか。冷麺の場合、スープに氷を入れるのは感心しないが、麺を別皿にして麺の上に氷を置いて冷やすのは問題ないと思う。むしろ麺が締まって旨くなるハズだ。何かもうひと工夫加えれば、すごく美味しい冷麺になりそうな気がする。【DATA】住所:東村山市本町1-4-1電話:042-395-4447駐車場あり
2005年08月25日
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定食屋というと、普通は稼ぎ時のランチタイムは必ず営業するモノなのだが、今回紹介する「ほや」はちょっと変わっている。午後3時からの営業なのだ。しかも定食のメインは魚。まあ、隣がとんかつなどの肉料理を中心とした定食屋の「とんとん」だから、ダブらなくていいと言えばいいのだが、それにしてもこの営業スタイルは変わっている。 場所は久米川駅北口を出て左に進み、久米川通りを右折。新青梅街道を渡り、久米川通りを少し進むと左側に斜めに入る道がある。その道を20メートルほど進んだ左側にある。 お店の前にはホワイトボードが置いてあり、定食のメニューが書いてある。それによると、一番高いのが「刺身定食」(1000円)で、続いて「うなぎ蒲焼定食」(950円)、「まぐろ漬丼」(750円)、「魚定食」(750円)となっている。最後の「魚定食」の内容は日替わりらしく、この日は「新さんま塩焼」「真がれい唐揚」「サバ塩焼」「銀むつカマみそ焼」の4つが書かれていた。どうやらこの中から選べるようになっているようだ。 お店に入って、4つのうちのどれにしようか迷っていると、厨房にいる優しそうなおばちゃんが「サバの味噌煮が1つだけあるよ」とひと言。思わず「じゃあ、それをお願いします」と私は答えてしまった。 定食にはメインのほかに小鉢が2品付くのだが、それはカウンターの上に乗った5つの大皿から選べるようになっている。私は酢の物と、ナスの味噌炒めをチョイスした。で、出て来たのがコレ。 ご飯と味噌汁、香の物が付いてなかなかのボリュームだ。サバの味噌煮は1切れだけだろうと思っていたのに、2切れもお皿に乗っている。しかも大きい。 これは見るからに食べ応えあるよね。では、いただきま~す。サバの味噌煮は柔らかくて旨い。私好みのやや甘めの味噌で、ご飯が進む。小鉢も家庭で食べる“おふくろの味”という感じで旨い。1人暮らしの人で、「今晩は魚が食べたいなぁ」なんて思うことがあれば、このお店に行ってみてはどうだろうか。家庭的な魚料理が食べらるよ。【DATA】住所:東村山市栄町1-27-47電話:042-392-5488営業時間:午後3時~10時定休日:日曜
2005年08月24日
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久米川駅までの私の通勤ルートに「笑顔(にこ)」という中華料理屋がある。表の看板にウリであるメニューを張り出しているのだが、ここ1カ月、ずっと気になっていたメニューがあった。それは「冷やし坦々麺」(850円)だ。このお店の「四川坦々麺」(800円)は山椒がガンガン効いていて辛くて旨かったから、「冷やしになると、どうなるんだろう?」といつも思いながら、お店の前を通っていた。 他にも気になるお店があったし、「近くだからいつでも行ける」と思って食べに行かなかったのだが、考えてみれば「冷やし坦々麺」は季節メニューだ。8月ももうすぐ終わるし、いつなくなってもおかしくない。もうそろそろ食べておかないとマズいかも……そう思った私は、仕事帰りに寄ってみた。 出てきた「冷やし坦々麺」を見てビックリ。以前、このお店で食べた「四川麻辣麺」(750円)に似ていたからだ。見た目の違いは、水菜と大根の千切りが乗っているぐらいだ。「うーん、どういうことなんだろう?」と考えても仕方がないので、ともあれ、食べてみることに。 麺は中太の平打ちで、少し縮れている。食べると冷たい。「四川麻辣麺」は温かくて焼きそばのようだったが、確かにこっちは「冷やし」になっている。ごまが効いているのか、最初は甘さを感じるが、すぐにピリッと辛さがくる。しかし「四川坦々麺」ほどの辛さではない。しかもシャキシャキの水菜と水分たっぷりの大根の千切りと一緒に食べるから、後味はサッパリしている。もう少し辛さが欲しいと思った私は、ラー油をかけてみた。すると不思議なことに甘さが増してしまった。一瞬、自分の舌がおかしくなったのかと思い、何度も何度もラー油をかけて繰り返し食べてみたが、辛さより甘さを感じる。でも嫌な甘さではない。甘さと言うより旨味が増したのだろう。 食べ終わった途端、口の中がヒリヒリしてきたのには参った。調子に乗ってラー油をかけすぎたようだ。でも、この料理、普通に食べればサッパリと美味しく食べられるハズだ。ピリ辛だから食欲をそそるし、ちょっとバテ気味の人にはいいかも。たっぷりとガーリック・チップも乗っているからスタミナもついていいと思うな。
2005年08月23日
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自宅をリフォームし、文字通りアットホームな雰囲気のそば屋「夢玄」。このお店にも土・日・祝日以外の平日限定のランチセットがある。そう、土・日が休日の私にとってはこのお店のランチも「うな圭」のランチや「ちゃんこ日高山」のランチ同様、“幻のランチ”だったのだ。 というワケで、夏休みを利用して「ランチセット」(850円)を食べてきました。 メインはそばとうどん、どちらでもOKで、それぞれ冷たいもりにも、温かいかけにもできるようになっている。これに日替わりご飯と小鉢、香の物、フルーツが付いている。私はもりそばにしたのだが、見ての通り、結構な量だ。これにご飯が付くのだから、お腹いっぱいになりそうだ。 そばはキレイに細切りされていて、見るからに旨そう。やや辛めのつゆがよく合い、私の味覚がおかしいのか、これがご飯のおかずになる。最初はそばを食べ切ってからご飯を食べようと思っていたのだが、途中でひと口ご飯を食べたら、思いのほか美味しく感じられ、そばをズズッとすすっては、ご飯を食べるという、珍妙な食べ方をしてしまった。 本来は、そばはそばとして楽しみ、ご飯は小鉢と香の物でいただくのが正しいのだと思うが、まあたまにはこういう変な食べ方もいいんじゃないかな。美味しく食べられたのだから。 この日の小鉢は、そば豆腐。ひと口食べると、モチッとしているが味が薄い感じ。「お好みで醤油をかけてお食べください」と店員さんが言ってたのを思い出した私は、醤油をかけて食べてみた。すると、口の中で妙な食感が……。最初は上に乗っている刻みネギと思ったのだが、何となく違うし、味がある。豆腐を箸でつまんで持ち上げると、ナント豆腐の底にビッシリとそばの実が付いているではないか。そば豆腐をつくる際、型の底にそばの実を敷いておいたのだろう。 この時すぐに思ったのは、「それなら醤油じゃなくて、そばつゆを付けて食べればよかった」ということ。醤油も美味しいけど、これならそばつゆで食べても美味しい気がする。 最後にオレンジを食べ、そば湯割りを飲んでランチ完食。そばも小鉢も美味しかったし、お腹もいっぱいになったし、言うことないね。【DATA】住所:東村山市萩山町1-5-82電話:042-309-3988営業時間:午前11時半~午後9時(午後3時~5時は喫茶のみ)定休日:火曜と第1、第3月曜駐車場あり
2005年08月22日
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「お前も強情なヤツだな。おいおい、そんなにニラむなよ。取って食ったりはしないから。腹減ったろ? これでも食って、まあ、ゆっくりやろうや」 刑事ドラマによく出てくる取り調べシーン。ココで刑事が出す食べ物は必ずと言っていいほど、かつ丼だ。これは全く根拠がないワケでなく、実際に容疑者にかつ丼を出す警察署は多いのだとか。 そこで私は考えた。東村山警察署がかつ丼を出すとしたら、どこから出前を取るだろうか、と。で、たぶんココだろうと思われるのが、今回紹介するそば屋「川志満」だ。 場所は東村山駅東口を出て、ロータリーを突っ切って正面の道を進み、信号交差点を右折して府中街道を八坂方面に歩く。約400メートル先の左側にある。お店のちょっと先が東村山警察署だ。 古い木造の建物で、入り口の左側にはなぜか印鑑の回転式陳列ケースがある。入り口の右側には看板があり、メニューがいろいろと書かれているのだが、その中にシッカリ「かつ丼」が入っている。すぐ近くに東村山警察署があるし、これはもう間違いないと見ていいだろう。 店内は4人がけのテーブルが6卓に、奥に座敷がある。かなり怪しい外観にもかかわらず、すでにお客さんが3人いた。メニューは壁に張り出されており、「かつ丼」を見ると、700円という値段の横に「上850円」と書いてあった。どうやら「並」と「上」があるらしい。「容疑者に上かつ丼を食べさせることはないだろうから」と思い、私は「かつ丼」(700円)を注文した。 待っていると、やって来ました。ジャジャーン! これが御用達と思われるかつ丼です。かつ丼と味噌汁、そして香の物。シンプルだけど最強のトリオだ。味噌汁は豆腐以外にワカメ、ネギと具だくさんで、地方出身者なら喜ぶだろう。こういう“おふくろの味”的な味噌汁は固くなった容疑者の気持ちを解すのに効果的かもしれない。 メインのかつ丼は卵がトロッとしていて旨そう。食べると、ややしょっぱいが肉が厚くて脂の部分が甘めなので、食べ進むとそれほどしょっぱさは気にならなくなる。私自身、久々にかつ丼を食べたせいか、夢中になってかき込んでしまった。食べ終わると、満腹感とともにフッと気持ちが脱力する。ここで「国のおふくろさんは、今ごろ、どんな思いをしているだろうなぁ」なんてボソッと刑事さんに言われたら、「すみませんでした」と自白しちゃうかも……なんてことを考えながら食べると、楽しいと思う。でも、冗談抜きでこのお店のかつ丼は普通に旨かった。今度は上かつ丼に挑戦してみよう。【DATA】住所:東村山市本町1-23-3電話:042-391-1128
2005年08月21日
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「そば屋」と言うと、皆さんはどんなイメージを抱くだろうか? 今でこそ都心部にはシャレたそば屋ができているが、まだまだイメージ的には“オジサンが行くお店”という感じではないだろうか。少なくとも皆さんがそれぞれ持っているであろう「デートで使いたいお店リスト」の中に、そば屋は入っていないハズだ。 でも、今回紹介するそば屋「そば季彩 はや川」を知れば、きっと「デートで使いたいお店リスト」に入ることだろう。 場所は東村山駅東口を右に出て、そのまま線路沿いの道を真っ直ぐ進み、イトーヨーカドーを通り過ぎてすぐの建物の1階にある。 木目のキレイな板の壁に萌黄色の暖簾……外観からしてオシャレじゃないですか。この日はブログで知り合った女性と一緒に行ったのだが(遊園地のプール券をいただいたので、そのお礼に食事に誘ったのです。変な想像はしないように)、その人も「オシャレなお店ですね」とひと言。女性が見てもそう思うのだから、東村山にしては珍しい存在かもしれない。 店内もシャレていて、木の色を生かした落ち着いた雰囲気。BGMにはピアノの曲が流れている。 ランチは3つあり、Aが「かきあげセット」、Bが「だし巻セット」、Cが「そば米とろろセット」となっていて、いずれも980円。一緒に来た女性はAを、私はBを頼んだ。 これがBの「だし巻セット」。器もキレイだし、だし巻とそばの他に、小鉢と甘味が付いている。そばは、せいろとかけそば、どちらかを選べるようになっている。 では、そばから食べてみますか。 そばは細切りだが、歯応えがありノド越しもいい。つゆはやや甘め。どっぷり付けても食べられる。そばは一見すると、量が少ないように思えるが、食べてみるとそうでもなく、ランチとしてはちょうどいい量だ。 だし巻はふわふわと柔らかくて甘い。個人的にはもう少し甘さ控えめで、だしの風味が効いているのが好きだが、添えられている大根おろしと醤油で甘さは調節できるので、これはこれでいいかも。女性が頼んだAセットのかき揚げはカラッと揚がっていて、なかなか美味しそう。そばつゆとは別に天つゆが添えられているのもいい。 小鉢と甘味を食べ、そば湯でつゆを割って飲む。普通、そば屋は食べるにしろ、飲むにしろ、「サッと食べて(飲んで)サッと帰る」のが粋とされているが、このお店は雰囲気が落ち着いているから、ゆっくりと話をしながら食べられる。「このお店ならデートとかにも使えそうだね」と言うと、知り合いの女性も「使えるかも」と同意してくれた。これは覚えておいて損のないお店だと思いますよ。【DATA】住所:東村山市本町2-1-14電話:042-398-1418営業時間:午前11時半~午後2時半 午後5時半~8時半定休日:火曜と第1、第3水曜
2005年08月20日
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今年の3月、久米川のちゃんこ料理のお店「ちゃんこ日高山」で、ネットで知り合った東村山の人たちと初めてオフ会を行ったのだが、その時に幹事の人から「ココのランチの塩ちゃんこうどんは、めちゃんこ旨いですよ」とダジャレ入りで勧められた。オフ会で食べた塩炊きちゃんこがとても美味しかったので、塩ちゃんこうどんはぜひ食べたいと思っていたのだが、このお店のランチは月~金曜までの完全平日のみ。休みが土・日の私にとっては「うな圭」のランチ同様まさに“幻のランチ”だった。 その“幻のランチ”を昨日、ようやく食べることができた。 今まで見たことなかった昼間の暖簾。夏休みのお陰で、ようやくこのお店のランチが食べられる。私はお店に入ると、塩ちゃんこうどんが入った「本日のランチ」(735円)を頼んだ。しばらくして来ました、来ました、ず~っと食べたかった塩ちゃんこうどんが。 塩ちゃんこうどんに半ライス、小鉢とお新香という内容。うどんに半ライス? と少し疑問を感じたが、まあ何はともあれ、塩ちゃんこうどんから食べようではないか。 見てくださいよ、コレ! 旨そうじゃないですか。豚肉と鶏肉、そしてつくねと肉類のボリュームたっぷり。で、それに負けないぐらいキャベツがたっぷり入っていて、その下には油揚げも入っている。 まずはつゆをひと口……うん、うん、コレ、コレ! 胡椒の辛さがガンガン効いていて旨い! 豚肉と鶏肉の旨味も出ている。続いて麺をチュルルン。讃岐系の白くてコシのある麺はつゆに負けていない。美味しい。豚肉、鶏肉、つくねの肉類が旨いのはもちろんだが、たっぷりのキャベツがたまらなく旨い。塩味のつゆのお陰でキャベツ本来の甘さが増すからだろう。 最初は疑問に思った半ライスも食べてみると、絶妙な存在であることに気づく。かなり胡椒辛いので白いご飯を合間に口に入れると、うまく中和されるのだ。また、辛いのが平気な人は半ライスに手をつけず、うどんを食べ終えたあとの丼に入れて食べるのもいいだろう。 小鉢の水菜とチクワのごま味噌和えも、お新香も旨い。これで735円はかなりお得だ。いやあ、この塩ちゃんこうどんにはヤラレた。幹事さんの言う通り「めちゃんこ旨い」。平日に暇がある人はぜひぜひ食べてみて欲しい。きっとハマりますよ。【DATA】住所:東村山市栄町2-26-8電話:042-397-0843営業時間:午前11時半~午後2時(ランチタイムは月~金曜の平日のみ) 午後5時~11時(ただし日・祝日は10時まで)定休日:第1、第3水曜駐車場あり
2005年08月19日
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先日、グルメ系のお気に入りサイトとしてリンクさせてもらっているNELKENさんのブログ「ハラヘリ日記」を読んでいたらランチで食べた「うな圭」の天重が美味しかったと書いてあった。写真を見ると、確かに美味しそう。 店名からこのお店はうなぎの専門店と思った私は以前、ここで「うな重 松」(1785円)を食べたことがある。メニューには天ぷら定食や刺身定食などもあったが、やはりうなぎが一番のウリで、あとはちょっと落ちるだろうと考えたからだ。しかしNELKENさんのブログによると、このお店の天ぷらは「“うなぎの片手間の天ぷら”などではなく、かなりレベルの高い、堂々とした一品」なのだという。そうとなれば行ってみなければ、というワケで暑い中、テクテクと歩いて行って来ました。 このお店のランチは土・日・祝日と定休日の火曜を除いた平日のみなので、私にとっては夏休みの今じゃないと食べられない“幻のランチ”だ。お店に入るなり早速、私はランチの「天重」(997円)を頼んだ。ボーッとテレビを見ながら待っていると、「はい、どうぞ」と「天重」がやって来た。 うーん、ボリュームあるなぁ。天重に小鉢(この日はもずく)、お新香、味噌汁。これだけ付いて1000円以下というのはお得でしょう。天ぷらだって、ホラ、見てくださいよ。 エビ、ナス、キス、イカ、サツマイモと5種類も乗っている。味噌汁をひと口飲んでから、天重に箸を入れる。まずはイカから。いやあ、柔らかいねぇ。コロモはサクッとしているし、ホントNELKENさんの言う通り、“うなぎの片手間の天ぷら”じゃない。エビなんか、サクッというコロモの歯応えの後にプリプリッと弾力のあるエビの身が続き、プチッと弾けるに歯で噛み切れるや、口の中に飛び込んでくる。旨いねぇ。かかっているタレもしつこくなくていい。ご飯も旨いから、タレとご飯だけでも十分美味しく食べられる。 今回の小鉢であるもずくがまた口の中をサッパリさせてくれていいんだ。お新香も旨いし、このランチ天重には参った。平日しか食べられないなんてズルいよ。せめて土曜もやってくれれば、食べられるんだけどなぁ。今度、平日に休みが取れたら必ず行こうと思う。【DATA】住所:東村山市萩山町1-21-6電話:042-342-0746営業時間:午前11時半~午後1時半(土・日・祝日はランチなし) 午後5時~8時定休日:火曜
2005年08月18日
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根が食いしん坊のせいか、いろんな食べ物屋さんが気になって仕方がない私。今回紹介する定食屋「はま好」も、そんな気になるお店の1つだ。 場所は久米川駅南口を出てロータリーを突っ切って正面の道を真っ直ぐ進み、T字路を左折して割とすぐ左側にある。 このお店の何が気になっていたかというと、それは看板だ。まあ、この看板を見てくださいよ。 何が気になったか、もうおわかりですよね。色落ちしてはいるが、お店の名前の上に朱色で書かれている「牛丼」の2文字……私はこれが気になって仕方がなかったのだ。 お店の前の黒板には日替わり定食がいくつか書かれていて、その中には私が好きな「肉入りナス炒め」も入っていたが、初志貫徹、私は店内に入ると、「牛丼」(780円)を注文した。看板に文字を入れるぐらいだから、それこそ“看板メニュー”のハズ。期待しながら待っていると、やって来ました。 おおっ……これは完全に予想を裏切られた。「吉野家」や「松屋」などの牛丼チェーンの牛丼は、牛肉とタマネギという組み合わせが多い。で、一般のお店が出す牛丼はタマネギのほか、ネギやシラタキ、豆腐などさらに具だくさんで出す場合がほとんど。だから私は、このお店も具だくさんの牛丼を出すのだろうと予想していたのだが、まさか牛肉だけとは思わなかった。 見てくださいよ、このギッシリと乗った牛肉を! では、いただきま~す。 見た目通り、肉は固い。でも噛み切れないほどではなく、噛み締めると甘い肉の旨味が染み出してくる。旨い。これはご飯によく合う。かかっているつゆは、すき焼きの味に似ているから生卵を入れるとさらに美味しくなったかもしれないが、私は単純に肉とご飯を噛み締める食べ方のまま完食した。 歯の悪い人には向かないが、このほど良い肉の固さは、「肉を食ったぁ!」という満足感につながる。口に入れると、とろける肉もいいが、こういう固い肉の方がキチンと咀嚼するし、体にはいいのかもしれない。今度は生卵をぶっかけて食べてみよう。【DATA】住所:東村山市栄町2-21-12電話:042-394-5446定休日:土曜
2005年08月17日
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喫茶店には店内が明るいお店と、ちょっと照明を落とした暗いお店がある。「ドトール」などの格安のコーヒーチェーンが出現して以来、明るいお店が主流になり、ちょっと暗めの落ち着ける喫茶店は姿を消しつつある。そんな中、東村山駅の近くで古き良き、ちょい暗めのくつろげる喫茶店を30年も続けているお店がある。それが今回紹介する「珈琲喫茶 ゆ~もあ」だ。 場所は東村山駅東口を右に出て、ロータリー沿いに歩き、青梅信用金庫の前を通って本屋と「デンマーク」の間の道に入る。10メートル先の右側のビルの1階にある。 創業30年だが、外観はちっとも古めかしくない。入ると、中はちょっと暗めでテーブルがズラッと並んでいる。ちょうどランチタイムだったので結構、人が入っていたが、ちっとも騒がしくない。明るい雰囲気の喫茶店だと、必ず声高に話す人がいるモノだが、ちょっと暗い落ち着いた雰囲気がそうさせるのか、このお店ではみんな声を潜めて話していた。 私は「日替わりランチ」(840円)を注文した。 この日のメニューは「若鶏の唐揚げ甘酢あんかけ」。ランチではこれに小鉢とお新香、ご飯と味噌汁、そしてコーヒー(もしくは紅茶)が付く。 メインの「若鶏の唐揚げ甘酢あんかけ」は甘酢と刻み生姜でサッパリして、普通に美味しかった。食事の後、私はコーヒーを飲みながらしばし雑誌を読みふけった。何だかいい感じだ。喫茶店と言えば、こういう“ほの暗い雰囲気”というイメージを抱いている世代にとっては、これほどくつろげる空間はない。20代の人にはなじめないかもしれないけど、こういう喫茶店は残っていて欲しいモノだ。【DATA】住所:東村山市本町2-3-73電話:042-391-3145営業時間:午前10時~午後9時
2005年08月16日
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たまたまなのだが、3週間ほど前に久米川の沖縄料理店「美・ちゅら」のホームページを見ていたところ、そのコンテンツの1つであるNEWSの項目に「マスターのブログが始まりました~!!」と書いてあった。どんなモノなんだろうとクリックすると、出てきたのが「マスターのひとりごと」というタイトルのブログ。タイトル通り、マスターが日ごろ思っていることやお店での出来事を不定期で書いているのだが、ゆる~い沖縄の言葉が文章から感じられて、読んでいて何だかほのぼのしてくる。 面白いからズンズンと日付をさかのぼるようにして読み進んでいくと、「ソーミンチャンプル」と題した記事があって、ちょっと変わった食べ方が紹介されていた。それを読んだら食べたくなって、私はこのブログで知り合った人と一緒にお店に行ってみた。 まあ、まずは飲み物とともに何品かおつまみを注文。どれも旨かったが、頼んだ中では特に「スーシカー」(530円)が旨かった。 これは少し厚めに切った豚の塩漬けにオニオンスライスをたっぷり乗せたモノで、酒好きにはたまらないおつまみ。塩漬けだから当然、最初はしょっぱく感じるが噛み締めると豚肉の甘さでちょうどいい感じになる。スライスオニオンと食べるから体にもいい料理と言える。 ひとしきり、つまんで飲んだら、メインの「ソーミンチャンプル」(740円)を注文。 マスターはブログの中で、こう書いている。《まずはそのまま3分の1を食べますここでのポイントはコックの味付けを楽しみます》 私もそのまま食べてみる。「ソーメンチャンプル」とは、焼きビーフンみたいなモノでビーフンがソーメンに代わったモノと言えばわかりやすいかもしれない。 食べてみると、マスターが「うちのみせのソーミンチャンプルは鬼うまいね♪」と言うだけあって、確かに旨い。 で、次にマスターは、こう書いている。《そしてこーれーぐすをかけます よくまぜて食べます》「こーれーぐす(コーレーグースとも言う)」とは、沖縄の島とうがらしを泡盛に漬け込んだピリ辛系の調味料。沖縄そばなどによく使うが、ソーミンチャンプルに使うのは初めてだ。マスターに「どれくらい入れるの?」と聞くと、「ひと回し」と言うので、コーレーグースをグルッとソーミンチャンプルの上にひと回しして食べたみた。 おっ、このピリ辛はなかなかイケる。一緒に行った知り合いも「美味しい」と言ってたから、これは一般ウケするだろう。このまま全部食べたい感じだが、マスターの記事には続きがあった。それによると、3分の1を普通に食べ、また3分の1をコーレーグースをかけて食べ、そして残り3分の1について、こう書いてある。《そして残った3分の1にお酢をかけますこのお酢は 「マスターお酢ちょんまげ!!」 と声をかけてくれたら喜んでお持ちします(笑)》 さすがに「マスターお酢ちょんまげ!!」とは言わなかったけど、「マスターの食べ方で食べたい」と言ったら、ちゃんと酢を持ってきてくれた。この酢も普通の酢とは違うらしい。どう違うのか、マスターは説明してくれたハズなのだが、少し酔っ払っていたせいか、スコーンと忘れてしまった。 早速、コーレーグースがかかってピリ辛になっているソーミンチャンプルの上に酢をかけて食べてみた。ナント、ピリ辛が消えて独特の酢の香りが鼻を抜けていく。味はまろやかになった感じがする。ただ、酢をかけすぎたのか、もともとこの酢が濃いのか、酢が強く感じられ、私にはイマイチだった。でもこれは酢の加減さえ間違わなければイケるかも。 マスターりマイブームの食べ方と言うが、これはソーミンチャンプルをより美味しく食べるいい方法かも。ぜひ皆さんも機会があれば、お試しを。
2005年08月15日
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「東村山で味噌ラーメンを食べるならココ」と個人的に心に決めている「らーめん本宗」。確かすでに紹介しているハズだよなぁ……と調べてみたところ、ブログ開始2日目で紹介していた。そのため、写真はお店の外観のみ。ラーメン屋を紹介しているのにラーメンの写真は一切ナシというカッコ悪い記事になっていた。「これでは申し訳ないし、久しぶりに味噌ラーメンが食べたいなぁ」と思った私は先日、久しぶりにお店へ行ってみた。 行ってみると、店先には「つけ麺」の幟が立っていた。へぇ、つけ麺を始めたんだと思いながら中に入ると「冷やしらーめん」という文字が。「つけ麺」(700円)と「冷やしラーメン」(700円)、どちらも気になるメニューではあるが、今回は味噌ラーメンを食べに来たワケだからグッと我慢して「味噌スペシャル」(900円)のチケットを券売機で購入した。 以前はご主人と奥さんの2人でやっていたのだが、今回行ってみると、奥さんの姿はなく、代わりに若い男性がご主人の指導を受けながらラーメンをつくっていた。とはいえ、中華鍋でスープをつくり、茹で上がった麺を先に丼に入れてからスープを注ぐスタイルは変わっていない。具を乗せて、「味噌スペシャル」がやって来た。 旨そうでしょ。何が「スペシャル」なのかと言うと、本来トッピングであるハズのバターなどが最初から入っているところである。具は角切りチャーシューにバター、コーン、メンマ、モヤシ、ネギ、味付け卵、それから普通のチャーシュー。以前はひと口餃子が入っていたのだが、それがなくなり、代わりに普通のチャーシューが入っているようだ。通常の「味噌らーめん」が700円であることを考えれば、200円増しでこれだけの具材がトッピングされるのはお得と言える。 まあ、そんなことはさておき、まずはスープを飲んでみる。少しピリッと来る味噌の味が旨い。豚骨と鶏をあわせたスープを使っていると言うが、豚骨はさほど強くなく、スープとしてはサッパリしている。バターを溶かすと味がマイルドになり、さらに美味しい。 麺は札幌ラーメンでおなじみの西山製麺のモノを使用。黄色くて細い縮れ麺はツルツルッと滑るようにノドを通り、旨い。味付け卵も角切りチャーシューも旨い。久しぶりに食べたけど、味は全然変わっていない。スープを全部飲み干して、ごちそうさま。唐辛子が効いているのか、食べ終わると額からドッと汗が噴き出してきた。いやあ、旨かった。やっぱり東村山で味噌ラーメンを食べるなら、このお店だね。 近いうちに今度は「つけ麺」と「冷やしらーめん」を食べてみよう。【DATA】住所:東村山市野口町1-23-23電話:042-397-7780営業時間:午前11時~午後3時 午後5時~9時定休日:月曜 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆「らーめん本宗」は残念ながら2010年6月27日をもって閉店しました。
2005年08月14日
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ネットで知り合った友達から「久米川のラーメン屋「まるしん」が焼き鳥屋になった」という情報をもらったので行ってみると、確かに焼き鳥屋になっていた。「何だ、あのラーメン屋、潰れちゃったのか……」そう思いつつ、私はオープンしたばかりの焼き鳥屋に入った。それが今回紹介する「焼き鳥かまくら」だ。 場所は久米川駅南口を右に出て、久米川通りを左折。そのまま真っ直ぐ進み、東京三菱銀行を通り過ぎるとすぐに看板が見える。 お店は以前のラーメン屋をそのまま利用しているからカウンター席のみ。壁に張ってあるメニューを見ると、焼き鳥は若どりとネギマが100円で、それ以外のシロ、レバー、カシラ、ハツ、タンはすべて80円。安いねぇ。 私は若どりとシロ、レバーを2本ずつタレで、そしてタンとハツを2本ずつ塩で頼んだ。 まずやって来たのはシロ(左の2本)と若どり。では、若どりからいただきますか。なかなかジューシーで旨いじゃないですか。タレはやや濃いが、決してしつこくない。シロも歯応えがよく、旨い。 注文した焼き鳥が次々と出てくる。すでに1度焼いてあるから、注文するとサッとあぶってすぐに出てくる。焼き鳥通に言わせると、このスタイルは邪道かもしれないが、腰を据えて飲むのではなく、仕事帰りにサッと引っ掛ける感じで飲むのなら、注文の焼き鳥が早く出るこのスタイルの方がいい。そう、このお店は立ち飲み感覚で一杯引っ掛けるお店なのだ。実際、カウンターの右奥にはイスのない立ち飲みスペースがある。 メニューもシンプルだ。焼き鳥のほかはお新香や冷奴など1品300円のつまみが数種類あるのみ。長居するお店でないことは間違いない。 私は「麻婆豆腐」と「叉焼」を頼んだ。 サッと出て来たつまみを突付きながらマスターと話をすると、実はこのマスター、このお店の前身であるラーメン屋「まるしん」のご主人なのだとか。いやあ、気づかなかった。「今は安いチェーン店とか出てきているじゃないですか。だからもうラーメンの時代じゃないかなと思って……それで焼き鳥屋をすることにしたんです。小さい店だけど、持ち帰りもやればそこそこいけると思って」 なるほど。じゃあ「ラーメン屋が潰れた」というのは間違いで、「ラーメン屋を潰して焼き鳥屋にした」ワケだ。今まで久米川にはフラッと入ってサッと飲める立ち飲み屋がなかったから、こういうお店はサラリーマンにはうれしいかも。懐にも優しいしね。【DATA】住所:東村山市栄町2-19-22
2005年08月13日
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こう暑いとダイエットしていることを忘れて、一杯やりたくなる。昨日の夜もそうだった。駅に着くまでは真っ直ぐ家に帰るつもりだったのだが、着いて歩き出すと「ちょっと一杯やりたいなぁ」という気持ちが頭をもたげてきた。「じゃあ、どうせ行くなら、行ったことのないお店に行ってみよう」と思い、入ったのが今回紹介する「季節茶や 味里(みさと)」だ。 場所は久米川駅南口を右に出て、久米川通りを左折。そのまま進み、信号交差点を越えて10メートルほど先の右側にある。 普通の居酒屋さんという感じ。私はホッピーを頼み、つまみとして「かつお叩き」(580円)と「串焼き盛り合わせ」(550円)を注文した。 「かつお叩き」は約1センチの厚さがあり、分厚く切られている分、食べ応えがあって旨かった。「串焼きの盛り合わせ」は左から皮、シロ、正肉、レバー、つくねと5本あるのだが、面白いことにつくね以外がタレになっている。「普通、つくねがタレなんじゃないの」と思いつつ、つくねを食べると、これが旨い。つくねというより上質のさつま揚げという感じ。 ホッピーを飲みつつ、つまみを突付き、ボーッと壁に張られたオススメ料理の張り紙を眺めていたら、面白いメニューを発見。ナント「特製 肉汁つけうどん」(680円)なんてモノがあるではないか。常日頃、私は「東村山のうどんは美味しいけど、夜に食べられるお店がないんだよなぁ」と思っていただけに、これはうれしい。ココなら締めにうどんが食べられる。それにしても、そばが食べられる居酒屋はあるけど、うどんを出す居酒屋があったとはねぇ。しかも肉汁うどん。これは頼まなきゃ……というワケで、私は「特製 肉汁つけうどん」を注文した。 しばらくして出て来たのがコレ。「肉汁つけうどん」と書いてあるから、てっきり武蔵野うどんと思っていたら、麺は白くて細く、まるで稲庭うどんのよう。肉汁も豚バラ肉ではなく、鶏肉が入っている。武蔵野うどんじゃないという時点で少しガッカリしたが、食べてビックリ。これが美味しいのだ。 うどんは細いけどコシがあって、ツルルンとスイスイ入っていく。肉汁がまた鶏肉がゴロゴロ入っていて、ネギ、タマネギ、ミョウガ、水菜と野菜もたっぷり。うどんの量が少ないかなと最初は思ったが、飲んだ後だからこれくらいでちょうどいい。一緒に出されたごまを擦り入れると、肉汁の風味が変わって旨い。いやあ、締めにピッタリだよ。値段もこれで680円なら安いと思う。 初めて入ったお店だけど、これはいい発見をしちゃったな。【DATA】住所:東村山市栄町2-32-38電話:042-396-6585営業時間:午後5時半~午前0時定休日:月曜
2005年08月12日
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今でこそ夏につけ麺を出すお店が増えてきたけど、ちょっと前までは夏の麺類と言えば、冷やし中華だった。まあ、今でも人気のメニューなんだけど、実は私、この冷やし中華がちょっと苦手。嫌いじゃないんだけど、ちょっと酸っぱめの醤油ダレにカラシという組み合わせに今ひとつソソられるモノがなく、積極的に自分から食べようという気にはならないんですよ。 じゃあ全く苦手かというと、そうでもなくて、ごまダレの冷やし中華は大好きなんです。でも、ごまダレの冷やし中華を出すお店ってなかなかないんですよね。そんなワケで、今年になってまだ1回しか冷やし中華を食べてないんだけど、ネットで知り合ったご近所さんから、「『トキワ』の冷やし中華はごま風味」という情報をゲット。早速、会社帰りに寄ってみることにした。 入り口横に張り紙があったので読んでみると、4月1日から深夜1時まで営業すると書いてある。私のように帰宅が夜遅くになる人間にとってはうれしい話だ。まあ、見方を変えればダイエットの敵なのだが……。 お店に入ると、すぐに私は「冷やし中華」(850円)を注文した。 いやあ、まず具だくさんなのにビックリ。冷やし中華は具が多いモノだとは思っているが、これは予想以上に多い。もやし、メンマ、キュウリ、白ネギ、チャーシュー、鶏肉、コーン、味付け卵。具だくさんで麺が見えない。具の上に粉状にかかっているのは擦りごまだ。 麺は細い縮れ麺。では、食べてみますか。ズズッ、ズズッ……あれ、ごまの味はするけど、ごまダレじゃないんだ。よく見ると、皿の底にたまっている液体は醤油ダレだ。でも、たっぷりと擦りごまが入っているせいで、酸っぱさがほとんど消えて、ごまの甘みと香りがうまく溶け込んでいる。旨いじゃないですか。味付け卵を、半分はそのまま食べて楽しみ、もう半分は黄身をタレに溶かしてみる。さらにマイルドな味わいになって旨い。冷麺で覚えた食べ方だが、どうやら冷やし中華でも使えそうだ。 値段はやや高めだが、これだけ具が乗っていて、こんなにたっぷりごまが入っているなら納得でしょ。ごまは体にいいって言うし、この冷やし中華なら夏バテ防止にもなっていいかもよ。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆「トキワ」は残念ながら2010年3月30日をもって閉店しました。
2005年08月11日
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最近、ランチに力を入れる居酒屋が増えてきたが、中にはどう見ても居酒屋というより定食屋という感じのお店がある。今回紹介する「あい」は、そういう感じのする居酒屋だ。 場所は東村山駅東口を出て正面の道を進み、交差点を右折して府中街道に入る。40メートルほど歩くと左に歯医者があるので、その先を左折。すると、20メートル先の左側にある。以前、ナポリタンが食べられる居酒屋として紹介した「浮浪雲」の隣だ。 店に入ると、まずカウンターがあり、奥にテーブル席がある。厨房には人の良さそうな老夫婦。どうやらこの2人でお店を切り盛りしているようだ。メニューは……と探していると、奥さんが「ちょっと見えにくいけど、あっちにランチのメニューがあります」とカウンターの左端の席を指差した。人が座っていて気づかなかったが、確かにそこにはランチメニューが書かれたホワイトボードが置いてあった。見ると、牛サイコロステーキ、煮魚など10種類の定食があり、すべて700円になっている。 私は隣の人が食べている「豚しょうが焼き定食」が凄く美味しそうに見えたので、それを頼んでみた。「はい、お待ちどうさま」と出て来たのがコレ。小さなバラ肉ではなく、シッカリ大きいロース肉が5枚。小鉢が2つに香の物、そしてご飯と味噌汁。ボリュームたっぷり。とても居酒屋ランチとは思えない。 しょうが焼きだって、ほら見て。凄く美味しそうでしょ。実際、これが美味しいんですよ。ちゃんと生姜が効いていて甘辛い味付けはご飯が進む。なぜかマヨネーズがたっぷりと添えられているのだが、マヨラーはこのしょうが焼きにマヨネーズを付けて食べるんだろうなぁ。少しだけやってみたけど、この食べ方も「アリ」だ。まあ、私の好みではないけどね。 おかずがいっぱいあるので、すぐにご飯がなくなってしまったが、私はダイエット中なのでお代わりしなかった。料理担当の旦那さんが「ご飯、足りなかったら言ってくださいよ。お代わり出しますから」と言っていたから、このお店はお代わり自由なのだろう。これは若い人にはうれしいことだ。 このお店、居酒屋ではあるが、昼は家庭料理の旨い定食屋として覚えておくといいかも。【DATA】住所:東村山市本町2-17-48電話:042-394-5457営業時間:午前11時半~午後2時(ランチタイム) 午後5時~10時半定休日:月曜
2005年08月10日
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久米川駅北口の商店街を歩くと、いつも気になっていたのが、今回紹介する「ながしま」という居酒屋だ。何が気になるって、看板にある「八丈島直送」の文字が凄く気になって仕方がない。しかも「磯・とり料理」とある。魚料理も好きだが、焼き鳥をはじめとした鳥料理も大好きな私。行きたい、行きたいと思いつつ、機を逃して行けないでいた。 場所は久米川駅北口を右に出て、そのまま100メートルちょっと歩いた左側にある。 で、先日ふらふらと北口商店街を歩いていたら、店先にこんな看板が出ていることに気づいた。 午前11時半からランチをやっているらしい。私は今まで何度か目の前を通っていたけど、一度も気づかなかった。「このお店は完全な飲み屋」と思い込んでいたからだろう。「夜、飲みに行く前に、ランチで試してみるのも手だな」と思い、私は入ってみることにした。「いらっしゃい!」と明るい声で女将さんが出迎えてくれ。大将は厨房で黙々と仕事をしている。「今日は暑いですねぇ」と言いながら「さて、何を食べようかなぁ」とメニューを見ていると、「今日みたいな日は、サッパリとしたかつおを食べるといいよ」と大将。じゃあ、というワケで「かつお定食」(850円)を頼んだ。 キュッと氷水で締めたかつおのタタキをポン酢で食べるとサッパリしていいかもなぁ……なんて勝手に想像していた私の前に、「はい、どうぞ」と「かつお定食」が出て来た。 見ると、タタキではなく刺身だ。一瞬、マグロかなと思うほど見事な赤身。「これならタタキにするより、刺身で食べた方がいいよね」と私はガッカリするより、うれしくなった。かつおと言えばタタキと、食べ方が固定化されてしまって、かつおを刺身で食べさせてくるところが少なくなっているからだ。 ほらほら、この色だよ。見た目はホントにマグロだよね。だけど生姜とネギを乗せ、醤油をつけて食べると……うーん、かつおだ。余計な脂肪がないから、大将の言う通り、サッパリしている。 ランチでこんないいモノを出すんだから、夜はもっと期待できるかも。近いうちに誰かを誘って飲みに行ってみよう。【DATA】住所:東村山市栄町1-11-1電話:042-395-5636
2005年08月09日
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府中街道を東村山方面に向かって歩いていたら、偶然こんな看板を見つけた。いつもはイトーヨーカドーがある側の歩道を歩くのだが、この日はたまたま反対の歩道を歩いていたから見つけたのだ。 気になったのはパスタランチの「ナポリタン」(700円)だ。昔はスパゲッティと言えば、ナポリタンかミートソースというほど、どこのお店にもメニューとしてあったのだが、今はほとんど見られなくなった。イタリア料理のお店では絶対と言っていいほど、メニューにない。というのも「ナポリタンは日本生まれのメニューで、ナポリにはナポリタンはない」という事実が知れ渡ってしまったからだ。 そんな迫害されているナポリタンがランチで食べられるのだ。私は早速そのお店「浮浪雲」に入ってみた。 場所は東村山駅東口を出て正面の道を進み、交差点を右折して府中街道に入る。40メートルほど歩くと看板が見え、そこを左折。少し進むと左側にお店が見える。「本格カレー&パスタ」と看板に書いてあるので、洋食屋かと思ったら、ビールやサワーの値段を書いた張り紙があったりする。おつまみもあるし、どうやら居酒屋と見た方がよさそうだ。 私はパスタランチを注文すると、店内を見回した。L字型のカウンター8席に、テーブルが2卓。奥に座敷があるようだ。隅に小さな本棚があり、おそらく店名の由来であろうジョージ秋山のマンガ「浮浪雲」が置いてあった。 15分ほど待っただろうか、ようやくパスタランチが出てきた。 サラダとデザートがあり、ドーンとメインのナポリタン。量は結構ありそうだ。 ケチャップで赤く染まったパスタにウインナー、タマネギ、ピーマンの具が絡んでいる。「美味しそう」というよりも「懐かしい」という気持ちが先に湧き上がる。では、食べてみますか。 うんうん、コレコレ。ベーコンじゃなく、ウインナーというチープさがまたたまんない。若い人が食べると「何コレ」と思うかもしれないけど、私の場合、「懐かしさ」というスパイスがたっぷりかかっているから、旨く感じて仕方がない。続いて今度は粉チーズをたっぷりかけて食べてみる。うーん、これもいいなぁ。 食後にはコーヒーも付く。これで700円なら私はOK。何の問題もない。このお店、カレーにも自信があるみたいだから、今度はカレーを食べてみよう。【DATA】住所:東村山市本町2-17-48電話:042-396-8909
2005年08月08日
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飲茶がブームになって久しいが、主役はいつも点心やデザートでお茶は適当というお店がほとんどだ。でも今回紹介する「幸運茶館」は違う。中国茶が本格的に味わえる中国茶専門店なのだ。 場所は久米川駅南口を左に出て、西友と書店の間の道に入り、100メートルほど先の右側にあるビルの2階。階段の前にちょっとした看板があるからすぐにわかるだろう。 入ると、チャイナドレスを来た店員さんがお出迎え。 メニューを見て、私は「休日の中国茶セット」(1300円)を注文した。これは15種類の中国茶の中から1種類選び、点心(シュウマイ、小籠包、水餃子の中から1つ)、デザート(杏仁豆腐、マンゴプリン、カメゼリーの中から1つ)、茶菓子(手作りクッキー、ドライフルーツのどちらか)が付くモノ。私は中国茶を「鳳凰単叢」に、点心をシュウマイに、デザートを杏仁豆腐に、茶菓子をドライフルーツにしてみた。「鳳凰単叢」とは、青茶と呼ばれるウーロン茶の1つで、広東省を代表するお茶らしい。メニューの説明によると、「フルーティーな香りがし、渋みと甘みのバランスが絶妙です。青茶の貴婦人と言われる烏龍茶です」とのこと。 店員さんが説明しながら淹れてくれた。 1.急須、茶杯、聞香杯、茶海(ちゃはい)にお湯を入れ、温めておく。 2.「鳳凰単叢」はこんな器に入って出てくる(写真上段左)。店員さんは茶葉を私の鼻の近くに持っていくと、「ちょっとフルーティーな香り、するでしょ?」とひと言。確かにかすかに甘い香りがする。 3.各器からお湯を捨て、茶葉を急須に入れる(写真上段右)。 4.急須にお湯を注ぐ。少しあふれるほど注ぎ入れ、泡が出て来たらそれをフタで外に出してから、フタを閉じ、その上からお湯をかける。 5.30~60秒ほどで急須から茶海に移す(写真下段左)。これはそのまま急須に入れておくと時間とともに味が変わってしまうからである。 6.茶海からまず聞香杯にお茶を注ぎ、その上に茶杯をかぶせる。 7.茶杯を押さえたままクルッとひっくり返す。茶杯の中に聞香杯が逆さになった状態で、聞香杯を少しずつひねりながら持ち上げる。すると茶杯にお茶が移り、空になった聞香杯が手に残る。その聞香杯を両手の手のひらで挟むようにして持ち、すりこぎを擦るような感じで聞香杯を両の手にひらで転がしながら香りを嗅ぐ。ウーロン茶とは思えないほのかな甘い香りがした。 8.香りを楽しんだら、茶杯のお茶を飲む(写真下段右)。ウーロン茶にしては薄い色だが、シッカリお茶の味がする。茶杯は、ぐいのみのように小さい。「小さいから何杯も飲めて、ゆっくりできる」というのが店員さんの説明だ。1回淹れると茶杯4~5杯は飲める。茶海のお茶がなくなったら、また急須にお湯を入れて飲むワケだが、大体6~10回は淹れられるそうだ。 最初にドライフルーツが出てきたので、ひとかじりしながらお茶飲む。どれも美味しいが、イチジクのドライフルーツがあんなに甘くておいしいとは思わなかった。これはいいお茶請けだ。いやあ、ドライフルーツだけでお茶を2回淹れちゃったよ。 続いて出て来たのはシュウマイ。一緒に出て来た付け皿からは、酢のキツい香りがする。黒酢なのだろうか。どうなんでろうと思いつつ、シュウマイを付けて食べると、これが旨い! シュウマイの中にはプリプリのエビが入っているのだが、このエビと酢がよく合うのだ。またまたお茶が進む。 最後は杏仁豆腐。ゼリーや寒天のような食感の普通の杏仁豆腐と違い、ソフトクリームのようなトロッとなめらかな食感で旨い。夢中で食べて、また口直しにお茶を1杯。 結局、急須で6回ぐらい淹れて飲んだのではないだろうか。最初だけ教えてもらい、あとは自分でやったのだが、お茶を淹れるという作業が妙に楽しく、そしてちょこちょこと少しずつ飲むことで、知らず知らずのうちにあくせくした生き方をしている自分を、クールダウンさせることができる。これは癒されるなぁ。 平日には中国茶におかゆや点心の付いたランチセットもあるという。この中国茶、一度やり始めるとハマッちゃうかも。美容や健康にもいいと言うから、女性の方はぜひ一度お試しあれ。【DATA】住所:東村山市栄町2-4-4電話:042-392-6318営業時間:午前11時~午後9時定休日:水曜 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆「幸運茶館」は残念ながら2006年10月に閉店しました。
2005年08月07日
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何の気なしにフラッと入ったお店が大当たりだった……なんて経験、ありませんか? 昨日、私がフラッと入った「磯しん」という居酒屋は、まさに大当たりのお店だった。 場所は久米川駅南口を右に出て、久米川通りを左折。80メートルほど進んだ左側のビルの2階にある。夜になると階段の前に看板が出ているから(写真右)、すぐわかるハズだ。 階段を上ってお店に入ると、左側がカウンターと厨房、右側が小上がり、奥がテーブル席になっている。私は「磯しん」という店名を付けているくらいだから魚が美味しいのだろうと思い、「アジタタキ」(680円)と「マグロギョウザ」(680円)、「磯しん揚」(600円)を頼んだ。 まず最初に来たのは、「アジタタキ」だ。「いつもはそこの水槽に泳いでいるアジを使うんですけど、今日はいないモノで、釣りアジなんですよ」と大将。目の前でピクピク動いているアジじゃないと食べられないというサディストじゃないので、私にとってそんなことはノー・プロブレムだ。 生姜と一緒に醤油にチョンとつけて食べてみる。プリプリして旨いじゃないの。いやあ、ビールが進むよ。「アジタタキ」を食べ終えるころ、「マグロギョウザ」(=写真左)と「磯しん揚」が来た。 「マグロギョウザ」は細かく切ったマグロとタマネギを生ゆばで包み、海苔を巻いて揚げたモノだ。これがバカ旨。マグロと言われなければ、肉の揚げ餃子と思う人もいるだろうな。でもマグロだからヘルシー。生ゆばがサクッとしていて、これまた美味しいんだ。「磯しん揚」は豆腐を鮭で巻いて揚げたモノ。このアイデアもいいけど、かかっているソースがまた旨い。これは女性にウケる料理だろうな。いやあ、お酒が進んで困っちゃうよ。 と、そこに頼んでない1品が現れた。 これはついさっき食べた「アジタタキ」のアジだ。それを丸のまま揚げてくれたのである。いやうれしいねぇ。 実は私、15年ほど前、北九州市に住んでいたのだけど、ちゃんとした料亭だけでなく、普通の居酒屋や定食屋でも、アジのタタキを頼むと必ず残ったアジを揚げて出してくれ、「アジってこうやって頭から何から全部食べるんだ」と感心した記憶がある。でも東京に戻ってきて、アジのタタキを注文すると、まず間違いなく身を食べておしまいだ。骨は下げたらそれっ切り。こんな風に揚げてまた出してくれるお店なんて、本当に久しぶりだ。 レモンが添えてあるけど、そのまんま頭からかぶりついてみる。サクッ! うんうん、いい感じに揚がっているじゃない。旨いなぁ。好みでレモンや醤油をかけるとさらに旨くなるだろうが、私はこのままサクサク、ボリボリと食べた。いいねぇ、魚好きの人ならわかってもらえると思うけど、魚を無駄なく食べるって快感なんだよね。 いかん、いかん、軽く一杯のつもりが、ドンドン進んじゃうよ……セーブしようと思ったら大将が「ウチはね、レバ刺しも馬刺しも自信あるよ。いいモノ入れてるから」と言うではないか。どっちも私の大好物。でも、ダイエットしているから食べちゃうとなぁ……と思っていると、他のテーブルから「レバー刺」の注文が入った。「ほら、コレだよ」と大将はレバーの塊を私に見せた。これがねぇ、まんまかぶりつきたいぐらい旨そうなのよ。「大将、僕にもレバ刺し」 つい言ってしまったんだなぁ。すると「じゃあ馬刺しも少しつけてあげるよ」と大将。私の気持ちは、とっくに見透かされていたようだ。 で、出て来たのがコレ。「どうやって食べますか?」と聞いてこなかったから、ちょっと不安だったけど、こういうことだったんだね。小鉢のレバーにはごま油と塩が入っていて、皿の方にはおろしニンニクが添えられている。 まずはごま油に浸っているレバーから。いやいやいや、何コレ、旨すぎるよ。レバーってトロッと柔らかいのが美味しいと思っている人もいるだろうけど、これはそういう柔らかさではない。かすかに歯応えが残ってる。そして噛むほどに甘い。ニンニクを乗せて醤油で食べると、最初の味は変わるが噛めばレバーの甘さが口に広がる。旨い、旨い! でもってお皿の脇にサービスでつけてくれた「馬刺」が凄い! コレですよ、コレ! 切る際に大将が馬肉を見せてくれたのだが、これが冷凍じゃなく生肉って言うからさらにビックリ。この色、このサシ! 特製の味噌とおろしニンニクが添えられているので、少しずつそれらを乗せ、醤油をつけて口の中に放り込んでみる。たぶん、私の周りにいた人は「この人、キモい」と思ったことだろう。だって私、ムフフフと笑みを浮かべていたハズですから。もう笑うしかないほど美味しい。馬刺しだと言わなければ、誰もが牛カルビと言うだろう。これで「馬刺」は980円なんですよ。この肉質でこの値段はあり得ない。メチャ安だ。 他の料理が旨いかどうかはわからないけど、「アジタタキ」と「レバー刺」、「馬刺」がこれだけ旨ければ、私はもう文句はない。きっと通っちゃうだろうな。私にとってはまさに大当たりのお店だ。【DATA】住所:東村山市栄町2-19-3電話:042-392-7288営業時間:午後5時~深夜1時(月~水曜) 午後5時~深夜4時(木~土曜)定休日:日曜
2005年08月06日
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こう暑いと、ちょっと歩くだけで汗が出てくる。ダイエットをしている私にはうってつけではあるが、何事にも限度というモノがある。汗をかきすぎると、水とともに塩分も放出される。だから水だけを補給するのは不十分で、塩分も取らなければいけない。 というワケで、汗ダラダラの状態でやってきたのは久米川のラーメン屋「麺蔵もみじ」。塩分補給を考えている私は、迷わず「つけそば 塩」(680円)を注文した。 やっぱり夏はサッパリと食べられるつけ麺だよね。特に汗をかいてイマイチ食欲がわかない時なんかは、そう思う。 早速スープをひと口。しょっぱいけど美味しい。つけ麺だから、これぐらいの濃さでちょうどいい。 麺を見て、「あれっ?」と思った。確かに前も細麺だったけど、今回は細い平打ちの縮れ麺だ。以前から平打ち麺だったけ? ひょっとして変わったのかな。それとも単に私が忘れているだけなのか? まあ、それはともかくとして、この麺、とても旨い。スープがよく絡むから美味しく食べられる。もう少し太い麺なら麺そのものの味も楽しめるのだが、これはこれで旨い。すぐに完食し、残ったスープをグビリ。本当はスープ割をした方が体のためにもいいのだろうが、この日はしょっぱくて濃いスープをそのまま飲み干したい気分だったのだ。 塩分の取りすぎも体には悪い……そんな言葉が頭をよぎったが、まあ、また歩けば問題ないでしょう。食べたいモノを我慢する方がよっぽど体に悪い……そう言い訳する私なのでした。【DATA】住所:東村山市栄町2-7-29電話:042-394-3003営業時間:午前11時半~午後3時 午後5時~11時半定休日:なし(ただし月曜のみ午後3時までの営業)
2005年08月05日
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次々と新メニューを出している「らあめん花月寅 東村山店」。新作すべてに付き合う気はサラサラないが、「ラーメン店年間ニンニク使用量 世界1位」をギネスに申請した記念に期間限定として7月に発売された2つのニンニクラーメンはちょっと気になったので食べてみた。ちなみにこのチェーン店全体の年間のニンニク使用量は10万4000キロとのこと。比較対象がないから多いのか少ないのか全くわからないが、量そのものはトンでもない数字だと思う。 最初に食べたのは「にんにく豚バラ醤油らーめん」(680円)。 ニンニクの香りが漂い、見た目はかなり美味しそう。早速、スープをひと口……うーん、アッサリし過ぎているなぁ。明らかに豚骨ではない。野菜をたっぷり使った優しい味のスープだ。優しい味なんだけど妙に主張していて「ほら、疲れた胃に優しいでしょ」と言われているみたいで、何だか押し付けがましい。 麺は細いストレート。スープがアッサリしている分、思ったほど麺に絡まず、バランスよく味わえない。とりあえずスープの味を変えてみるかと、「秘伝のらあめんダレ」をかけたら、野菜の主張は収まった。しかし劇的に美味しくなったワケでもない。まあ普通ってところか。 豚バラ肉も今ひとつだし、これは好き嫌いがハッキリ分かれる味だと思う。 後日、私はもう1つの気になるラーメンを食べてみた。それは「GTR2」(680円)というラーメン。「GTR」とは「ガーリックトマトラーメン」の略らしい。「ガーリックとトマト?」と思う人もいるかもしれないが、このコンビの相性の良さはすでにパスタ料理が立証している。問題はラーメンに合うかどうかだ。 出て来た瞬間、これもニンニクの香りが漂ったが、同時にトマトの香りもした。スープは真っ赤で、まるでユッケジャンのようだが、飲んでみると辛さは全くない。旨い。これは私の好きな味だ。トマトの酸味とニンニクの味と香りがいい感じでブレンドされている。これでスープがもう少しドロッとしていたらパスタソースにも使える。 麺は「にんにく豚バラ醤油らーめん」と同じく細いストレート。スープがよく絡んで美味しい。パスタっぽく、もう少しアルデンテにしたらさらに美味しいと思う。おそらくスープも「にんにく豚バラ醤油らーめん」と同じ野菜ベースのアッサリスープだと思うが、こっちのスープの方が麺との相性も良く、バランスがとれている。 どっちのラーメンもコッテリ系じゃないので、本来の「ニンニクげんこつラーメン」が好きな人には物足りないかもしれない。でも「GTR2」はオススメ。一度食べてみる価値はあると思う。
2005年08月04日
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汗がダラダラ出るほど暑い日は、どうしても“アレ”を探してしまう。“アレ”とは「カキ氷あります」のサインである「氷」と1文字だけ書かれた幟旗である。 先日もあまりの暑さに、喫茶店「白鳥」の入り口前で揺らめく幟旗を発見するや、ついフラフラッと入ってしまった。 このお店は天井が高くて、見るからにゆったりしているから好きだ。席に座ると、早速メニューをチェック。カキ氷は「イチゴ」(400円)、「メロン」(400円)、「イチゴミルク」(450円)、「メロンミルク」(450円)、「ミルク」(450円)、「宇治金時」(500円)の6種類。プラス50円でアイスクリームがトッピングできるらしい。アイスクリームには興味ないが、1つ気になったことがあったので、注文を取りに来た店員さんに聞いてみた。「あのう、『ミルク』って練乳がかかっているんですか?」「はい、そうです」「じゃあ、『宇治金時』に練乳をトッピングしてもらえないでしょうか?」「できますけど、50円増しになりますよ」「いいです。それでお願いします」 無理言って「宇治金時練乳がけ」にしてもらった。 程なくして出て来たのがコレ。いやあ、旨そうだねぇ。緑の上にかかっている白い練乳がたまらない。上に乗っている小豆も、市販のゆで小豆と違い、自家製っぽい。 横から見るとこんな感じ。奥にボワッと見えるのは、このお店のマスターが撮った白鳥の巨大パネル。マスターは白鳥が大好きらしく、毎年冬になると撮影旅行に出かけているという。写真集を出しているくらいだから、腕前はプロと言っていいだろう。実際、壁にかかっている写真パネルはどれも見事だ。雪に埋もれてジッとしている写真など、雪の中での白鳥を撮ったモノが多いので、見ているとそれだけで涼める。 さて、それではいただきますか。うーん、旨い。抹茶味と小豆が合うのはもちろんだが、抹茶味と練乳、これもよく合う。小豆の甘さもいい感じで、調子に乗ってパクパク食べていたら、3分の2を食べた時点で小豆がなくなってしまった。少し寂しさを感じながら、ザクザクと底を突付いていると、ナント底から小豆が! 写真を撮った角度からは見えなかったけど、どうやら一番底に小豆が入っていたようだ。これはうれしいサプライズ。最後まで美味しく食べることができた。 店内は静かだし、涼むにはもってこいの喫茶店だね。【DATA】住所:東村山市栄町2-10-20電話:042-396-1184営業時間:午前9時~午後10時 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆「白鳥」は残念ながら2005年9月27日に閉店しました。
2005年08月03日
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確か大学の心理学の講義でこんなことがあった。 その先生は「この中で、毎日の通学ルートが同じの人はどれくらいいるのかな? ちょっと手を上げてみて」と言った。私を含め、半数以上の人が手を上げた。次に先生が「じゃあ、その中で毎日同じ時間に通学している人は?」と聞くので、私はまたしても自信を持って手を上げた。他にも10人ほどいたと思う。生徒は100人以上いて、その中での十数人だから何となく誇らしい気持ちになったのだが、先生の次の言葉を聞いて私は愕然とした。「今、手を上げた人はうつ病予備軍です」 要するに決まった時間に決まったことをしないと不安を感じてしまうようになっていて、それがうつ病の始まりなのだと言うのだ。で先生はその対処法として「通学ルートをいろいろ変えてみるように」とアドバイスしてくれた。その方がいろんな発見があって、毎日が楽しくなると言うのだ。今から22年も前の話だが、以来、私は時間に余裕がある時は歩くルートをいろいろ変えるようになった。 前置きが非常に長くなったが、その一環で先日の昼ごろ、駅に向かうのに「美・ちゅら」の前を通った。すると、夜しか営業していないハズのお店が、開いているではないか。 見ると、壁に張り紙がしてあり、7月20日からランチタイム営業を始めたのだとか。この道を通らなければ、気づかなかったことだ。確かに先生の言う通り、発見があるモノだ。 私はせっかくの発見だからと、入ってみることにした。 ランチとは言っても、メインメニューは「沖縄そば」(680円)のみ。8月31日まではジューシーメー(沖縄の炊き込みご飯)が付くという。メインは1つだけなのだが、サイドメニューには「肉みそおにぎり」(130円)や「ポークおにぎり」(150円)なんてモノもある。 私は「沖縄そば」を注文。「出来上がるまで、これでもどうぞ」とお店の人が落花生を出してくれた。何かこういう“おまけ”のサービスってうれしい。で、さほど待つことなく「沖縄そば」がジューシーメーとともにやって来た。「ああ、これ、これ」と見た瞬間、私は思った。沖縄そばは2年前、石垣島に行った時に食べて以来だ。上に乗っているのは、かまぼこ、紅しょうが、ネギ、そして豚肉。豚肉はナンコツが多く、ソーキ(あばら肉)だと思うのだが、今イチ自信はない。お店の人に聞けばよかった。 それはともかくとして、早速いただいてみましょう。 まずはスープをひと口。うーん、カツオだしがよく効いている。一般的には豚骨の脂をすくい取っただしにカツオだしを加えるらしいのだが、このお店のスープはカツオだしが強く、アッサリしている。 麺は中太の平打ち麺。「そば」とは言うが、むしろうどんに近いかも。でもスルスルッとすすって食べるより、シッカリ噛んで食べた方が美味しい気がする。3分の1ほど食べてからコーレーグースー(島唐辛子を泡盛に漬け込んだモノ)を少量入れてみる。ピリピリと辛くなり、そして泡盛の香りが鼻に飛び込む。旨いねぇ。やっぱり沖縄そばにはコーレーグースーだね。 たぶん、最初は誰もが「微妙な味だなぁ」と思うハズ。でも、コーレーグースーを入れると何となく舌になじんできてハマッてしまう。これが沖縄そばの魅力なんだろうなぁ。 ジューシーメーも美味しく、昼間っから沖縄気分を満喫。オリオンビールを飲みたくなったけど、さすがに我慢してお店を出た。【DATA】住所:東村山市栄町2-10-48電話:042-395-7151営業時間:午前11時~午後3時(ランチタイム) 午後5~深夜1時定休日:月曜
2005年08月02日
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第12回目に取り上げるのは、言わずと知れた大手居酒屋チェーン「和民 西武久米川店」の「盛岡冷麺」(399円)。東村山市に「和民」は久米川と東村山の2カ所にある。飲みに行ったことのある人は多いハズだ。今回、久米川の「和民」を利用したのは単純に家に近いからという理由。他意はない。場所は久米川駅南口を出てそのままロータリー越しに真っ直ぐ進み、右側の角にある。 仕事帰りに寄ったので、軽くお酒とつまみも頼んだのだが、その中で気に入ったのが「巣ごもり風ローストビーフ」(504円)。 ローストビーフと言うと、ホースラディッシュ(西洋わさび)とステーキソースで食べるというイメージがあるが、これはローストビーフの上にトマトベースのソースがかかっている。食べるとガーリックの味と香りがするので、「もしやこれはポールスタアの『トマトガーリックソース』では!」と思ったが、家に帰って確かめてみると、少し違った。ポールスタアの方が酸味が強い。でも、これをローストビーフに使ってもいいかも。今度試してみよう。 それはともかくとして、この料理、真ん中に温泉卵があり、それを崩してローストビーフに絡めて食べると、これがまた旨い。トマトベースのソースといい、アイデアいっぱいのこの料理はいいつまみだね。 なんてことを思いながらお酒を飲んでいると、「盛岡冷麺」がやってきた。 メニューの写真にバッチリ氷が浮いていたので嫌な予感はしていたけど、現物は写真通りに再現されていて、氷も4つ、きちんと配置されていた。メニューの写真と同じモノをつくるという再現力には感心するが、氷を入れると味が落ちるってことを誰か指摘してもいいんじゃないかな。そうめんと違うんだから、安易に入れないで欲しい。 麺はやや細めで黄色がかった盛岡麺。麺そのものは美味しそうに見えるが、実際のところ、どうだろうか?【スープ】★★ 4つの氷を空いてる皿に移して、ひと口飲んでみる。よく冷えているのはいいが、旨さは今ひとつ。ゆで卵の黄身を溶くと、ほんのりと甘さが増すが、もともとのスープにあまり味がないから、黄身の味だけになってしまう。それは酢を入れても同じ。 キムチが入っているので、多少ピリ辛にはなるが、何か味として物足りない。料理に関しては研究熱心な「和民」がつくったとは思えない出来だ。【具材】★★ 刻み海苔、小松菜、キムチ、そしてゆで卵。値段から考えればこんなモノだろうとは思うが、やはりどんなに安くても肉系は欲しいモノだ。牛チャーシューがベストだけど、解した蒸し鶏でもかまわない。これではあまりにも“値段なり”の冷麺だ。【麺】★★ 小麦粉を使った典型的な盛岡麺。しかしスープほど冷えてなく、生温い。これでは全く美味しくない。冷麺で麺が冷えてないのは致命的だ。【値段】★★★★ 唯一評価できるのは値段だ。400円以下というのは激安だ。この値段なら多少味に難があっても許せる。でも、欲を言えばこの値段でもう少し美味しいモノが食べたかったなぁ。【総合評価】★★☆ この冷麺のウリは単に安いだけ。もう少し「和民」らしいアイデアにあふれた冷麺にして欲しかった。【DATA】住所:東村山市栄町2-20-29電話:042-390-4351営業時間:午後5時~深夜3時 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆「和民 西武久米川店」は残念ながら2006年に閉店しました。
2005年08月01日
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