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何人かの人から「赤ずきん」のスティック状のクッキーが美味しいという話を聞いたので、「これは食べなきゃ」と思っていた私。しかし、いざ食べ歩きはじめると、「あれ、確か『赤ずきん』で何か買わなきゃいけなかったような……何だっけ? まっ、いいか。また今度だ」と忘れてしまっていた。こういう時って大抵、家に戻った瞬間に思い出すモノで、「しまった! クッキーだよ、クッキー! 何で思い出せないかなぁ」と地団駄を踏むことになる。あーあ、年は取りたくないモノだ。 というワケで今回はメモ書きをして食べ歩き取材に出発。無事に「赤ずきん」に行くことができた。行ったはいいが、「スティック状のクッキー」って、どれだろう……と探すと、ありましたよ。お店に入ってすぐ左側に。「チーズクッキー」(600円)と書かれたそれは、容器の内側に白い粉が付いているせいで中身がよく見えないが、確かにスティック状になっていた。「コレだ、コレだ」とレジへ持っていこうとすると、あることに気づいた。フタに付いているラベルに「要冷蔵」という青い文字のスタンプが押してあるのだ。 どういうことだろうと思った私は、お店の人に聞いてみた。「溶けたりしないから常温でも大丈夫なんですけど、最近は暑いじゃないですか。あんまり暑いところにずっと置かれると、美味しくなくなるから『要冷蔵』にしてるんです。それに少し冷やした方が美味しいですから」 なるほど、そういうことですか。それじゃあ会計をと思いつつ、何の気なしにケーキを見ると、気になるモノを発見! このお店も「マンゴタルト」(290円)を出しているとは。しかも安い。マンゴーがマイブームの私は当然のごとく、「チーズクッキー」とともにこのケーキを2つ買った。 せっかくだから冷蔵庫でよく冷やし、子供が寝てからカミさんとティータイム。「チーズクッキー」から食べてみましょうか。「これ、クッキーなのよね?」 食べた瞬間、カミさんは確かめるように私に聞いてきた。私も食べながら「クッキーって書いてあるから、クッキーなんじゃないの」と答えたものの、パイのようなサクサクの食感に少し戸惑っていた。でもこれが美味しいのだ。チーズの味と香りがほのかにして、甘さは控えめ。甘さはクッキーより、むしろまぶしてある粉砂糖の方から感じられる。これは後を引く。2人して黙々と食べ続けてしまった。「マンゴタルト」の方は普通かな。マンゴーよりその下のカスタードクリームの美味しさの方が際立っている。カミさんも「このカスタード、好き」と言っていたから、今度行ったらカスタードクリームがたっぷり使われたケーキを買うことにしよう。そうそう、忘れないようにメモしておかないと。
2005年07月31日
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私は誰かと待ち合わせをする時、大抵は「久米川駅南口の改札を出て左にある売店の前」にしている。わかりやすいからだ。でも、こう暑くては外で待ち合わせるのは大変。中にはツラい人もいるだろう。そういう人は今回紹介する喫茶店「パール」を利用するといいだろう。 何しろ近いし、場所がわかりやすい。「南口の改札を出て、そのまま真っ直ぐ横断歩道を渡ってすぐのビルの2階」と言えばいいのだから説明も簡単。さらに居酒屋「むらやま」の2階と言えば完璧だ。 南口の改札を出てすぐ左側にあるベーカリーカフェ「オープン・フレッシュ・キッチン」の方がすぐ近くでわかりやすいんだけど、喫茶スペースが小さいので、タイミングが悪いと座れない可能性がある。そういう意味でも「パール」は無難な待ち合わせ場所だ。 1階の階段横に作り物の料理がキレイにディスプレイされている。こういうところは“昭和の喫茶店”という感じで、私なんかは懐かしい。そしてその横には「氷」と書かれた小さな幟旗。夏の喫茶店ならではの光景だ。 2階に上がって店に入ると、中は意外に広い。ココなら満席で入れないということは、まずないだろう。窓際に座れば、駅前がよく見えるし、待ち合わせにはまさにうってつけの場所だ。 カミさんはこのお店の「ハンバーグカレー」が好きで、独身時代はよく食べていたらしい。調子が良ければ私もそれを食べたのだが、この日は暑くて暑くて死にそうだったので、カキ氷を食べることにした。メニューを見ると、ナント9種類もある。中には「ブルーハワイアンスノー」(630円)とか「コーヒーゼリースノー」(680円)なんてモノもあったが、私はオーソドックスに「宇治金時」(650円)を注文した。 本当は宇治金時で練乳がけ&白玉入りが大好きなのだが、ないモノは仕方がない。出て来た「宇治金時」にはバニラアイスがトッピングされているが、驚いたのは小豆の量だ。「何かてんこ盛りだなぁ」と思いつつ、横から見ると……。 小豆が3センチぐらいの層になっていた。市販のゆで小豆だとは思うが、それにしても盛りがいい。私は小豆が好きだから、単純にうれしく思った。味は普通だけど、暑い時はこれで十分。割と夜遅くまでやっているので、駅から少し離れたところに住んでいる人は、帰宅するまでの“ひと息ポイント”として利用するのもいいかも。【DATA】住所:東村山市栄町2-9-5電話:042-394-4305 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆「パール」は残念ながら2010年2月27日をもって閉店しました。
2005年07月30日
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信じてもらえないかもしれないけど、こんなグルメブログを書きながら私はダイエットを試みている。職場ではミネラルウォーターを4リットル以上飲むようにし、夜8時以降は食べ物は口にせず、会社から帰宅する時も久米川ではなく1つ手前の小平で降りて歩いて帰るようにしている。2カ月前から本腰を入れて始めたら5キロ体重が減った。それでちょっと気が緩んだのか、最近、自分で課したことを徐々に破りつつある。 先日も小平から歩いていると、無性に久米川のイタリア料理店「Nonna(ノンナ)」の“本場のカルボナーラ”を食べたくなった。本気でダイエットをする気なら、こんな考え、即座に却下なのだが、先日の私は半分行く気になっていた。こうなると、どう自分に言い訳するか、だ。「そう言えば、この間撮った本場のカルボナーラは、携帯電話のカメラで撮ったから画像が荒くて美味しそうに見えなかったよなぁ。せっかくだからデジカメでもう一度撮り直そう」 言い訳が決まれば、あとは目的地に行くのみ。汗だくでお店に着いた私はまず、マスターに「今日はパンチェッタ、ありますか?」と聞いた。と言うのも、前にも食べたくなって来たことがあり、その時はパンチェッタ(豚バラ肉の乾燥塩漬け)がなくて、厚切りにしたベーコンで作ってくれたのだが、ベーコンの香りと味が強すぎて、最初に食べたモノとかなりちがったのだ。生クリームを使わない作り方は一緒なのだが、やはりパンチェッタじゃないとあの独特の味は出せないようだ。「ありますよ」とマスターが言うので、私はすかさず「この間の本場のカルボナーラを」と注文した。 で、やって来たのがコレ。やっぱりデジカメは違うねぇ。前回より遥かに美味しそうに見える。いや、実際美味しいんですけどね。 コレ、見てくださいよ! この黄金色のツヤ。美味しそうでしょ。では、いただきま~す。 今回はブカティーニ(真ん中に穴の開いたマカロニ状のパスタ)ではなく、普通のパスタが使われている。卵を絡め、パンチェッタとともに口に入れる。旨いねぇ。従来のカルボナーラと全く違い、塩味が強い。「これ、これ。この味だよ」と思いながら私は夢中になって食べた。 食べて思ったのは、これはベーコンじゃなくて、パンチェッタじゃないとダメなんだなということだ。最初は塩味を効かすための薬味のような存在と思っていたのだが、これを噛み締めると、まさに肉。ちゃんと肉としての旨味がある。これを食べると、甘ったるいカルボナーラは食べられなくなってしまう。 いやあ、食べに来て良かった……私はホントにそう思った。 でもこんなに美味しいのに、マスターは「あんまりカルボナーラのことは書かないでください」と言う。「その日、その日でカルボナーラより美味しいパスタを用意していますから」 なるほど。それはマスターの言う通りかもしれない。だけどマスター、今回だけは許して。どうしても美味しそうに撮れているカルボナーラの写真を載せたいんですよ。前回の写真があまりにもひどいから。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆「Nonna」では現在、“本場のカルボナーラ”を出していません。★お店や料理に関する記述は、訪問時における管理人・マサ本人の主観によるものであり、誰が行っても同じ印象を抱くとは限りません。
2005年07月29日
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炭火串焼きの旨いお店としてちょっと前に紹介した「まーちゃん」へ、ネットで知り合った2組のご夫婦とともに行ってきた。私の目的は前回食べ損なったラム串を食べること。でも、その他にも食べていないモノがいっぱいあったので、いろいろ食べてみた。 私もカミさんと子供を連れてきたので、計大人6人と子供1人。これだけ人数がいれば、一気にいろんな種類の料理が取材ができる。 食べたモノを説明すると、牛串(=上段左、1本200円)、つぶ貝(=上段右、1本150円)、ほたて串(=中段左、値段は忘れちゃいました。すみません)、もつ煮込み(=中段右、300円)、男の味(=下段左、300円)、ぎょうざ(=下段右、400円)。 この中で私が気に入ったのは「男の味」。何とも奇妙なネーミングだが、中身はちょっと辛めの味噌で和えたニンニク。これがまた串焼きに合うんだなぁ。 で、いよいよ目的のラム串(1本200円)が登場。 皿には例の特製ニンニク味噌はついていない。と言うのも、ラム串そのものに塗って焼いてあるからだ。これが柔らかくて臭みが全くなく、旨い! カミさんはどちらかというと羊の肉は苦手なのだが、「あっ、これなら食べられる。美味しい」とひと言。カミさんのように羊肉が苦手という人も一度試してみるといいかも。 本当はこれでブログにアップしようと思ってたのだが、撮った写真を見るとピンボケが多いし、マスターにもちょっと聞きたいことがあったから、先日、再取材ということで仕事帰りに1人でまた行ってきた。まあ、正直に言うと、飲みたかっただけなんだけどね。 前回ピンボケだったのは、このアンズサワー。 変わってるでしょ。普通の酎ハイにアイスのアンズ棒が入ってるの。これを溶かして飲むんだけど、味はちょっと甘いかな。カミさんは気に入ってたけど。 この日、食べたのはコレ。 上から時計回りに、はらみ(1本100円)、ねぎま(1本150円)、レバー(1本100円)、かしら(1本100円)。どれもそのままでも十分旨いのだが、お皿に添えられている特製ニンニク味噌をつけて食べるとさらに旨くなる。しかもこの特製ニンニク味噌、いくら食べても翌日、全然ニンニク臭くならない。マスターによると、ごま油で一度炒めているからだという。お客さんの中には「甘い」という人もいるらしいのだが、私はこれくらいでいいんじゃないかと思う。辛いのが好きな人は七味を特製ニンニク味噌に混ぜれば好みの辛さになっていいのではないだろうか。 どうやらマスターは私がブログでこのお店のことを書いたのを知っているらしい。そうとなれば話は早い。「焼いているところを撮らせてください」と頼んでパチリ。 見てわかると思うけど、ちゃんと備長炭を使って焼いている。よく「炭火焼き」と書いている焼き鳥・焼き肉屋の中には、おがくずを圧縮して固めたオガライトを炭にしたオガ炭を使っているところが多い。オガ炭の方が安いのに備長炭を使っているところにマスターのこだわりを感じる。それでいて値段は安いからね。「マサさんのブログに『日本酒が少ない』って書き込みがあったでしょ。あの時はまだ揃ってなかったんですけど、ようやくいいモノが届きました」 見ると、壁に日本酒の張り紙がある。「八海山」「天貴」「〆張鶴」「名水の恵」の4種でいずれも700円。「いやあ、『八海山』が入ったらウチの親父、大喜びして毎日飲みに来てるんですよ」 エッ、マスター、家が近いの?「近いも何も、この店の上ですよ。以前、この店は『仙台家』という割烹料理の店だったんですけど、それは親父がやってたんです。でも腰を悪くして店を閉めて……それで私がココでやることにしたんですよ」 何とも意外な事実が判明。当然ながらマスターは生粋の東村山っ子。私、エラそうに他のお店のことなどを説明したりしてたので、ちょっと焦ったというか、恥ずかしかったです。 このお店には営業時間とか定休日などシステムについての説明が全くどこにもないから、私はマスターに聞いてみた。「営業時間は午後4時から大体11時までかな。定休日はないです。あっ、お盆は休むかな。お盆と正月だけですね。電話番号はありません。焼きモノをやっていたら電話に出られないから、それならいらないやって付けてないんです」 ということなので、ラム串があるかどうかは、直接お店に行って聞いてください。
2005年07月28日
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先日、久しぶりに「小麦工房 ラウンドハウス」へ行ってみた。と言うのも、この間、掲示板にこんな気になる書き込みがあったからだ。『こちらでも紹介されている「小麦工房 ラウンドハウス」の新商品で、もちもち枝豆パンがとても美味しいです♪ 小さいので、何個も食べられちゃいます!』 単なる「枝豆パン」なら他のパン屋でも聞いたことがあるけど、「もちもち枝豆パン」ってどんなモノなんだろう? 気になった私は確かめに行ったのだ。 とは言っても、このお店のウリはラウンドパン。まずはラウンドパンのチェックだ。 真っ先に気になったのは「まっ茶ミルクラウンド」(525円、ハーフは263円)。1日限定8本しかつくらないのだとか。買おうと思ったら、もう1つ気になるラウンドパンを発見。「はちみつレモンラウンド」(452円、ハーフは231円)だ。はちみつレモンって、どんな味か気になるじゃないですか。しかもこっちは「季節限定」と書いてある。限定モノに弱い私だが、今回は「まっ茶ミルクラウンド」のハーフにした。 家でカミさんと食べると、これが好評。甘くてドンドン食べられる。買った時には「半分は焼いて食べてみたい」と思っていたのだが、気が付くとカミさんがほとんど食べていた。甘いモノが苦手な人には向かないけど、好きな人にはこの手の優しい甘さはクセになるハズだ。 もちろん、買ったのは「まっ茶ミルクラウンド」だけじゃない。今回はラウンドパン以外で気になっていた「カルテット」(263円)も買ってみた。 もう見た目からしてパンというよりケーキという感じ。説明を読むと、チョコ尽くしなのだが、それほど甘くはない。いや、甘いんですよ。でも、いわゆるチョコレートの甘さというより、和菓子のこしあんのような抑えた上品な甘さだ。美味しいけど、これをパンと言われると、「うーん」と唸ってしまう。 さてさて、今回の一番の目的である「もちもち枝豆パン」も当然ながら、買ってきました。名前は「もちっと枝豆」で、100グラム210円と量り売りをしているのが面白い。 私は3つ買ったのだが、3つで145円。食べると確かにもちもちしている。しかも塩味が効いていて、枝豆の部分を食べると香りがフワ~ッと口に広がる。旨いよ、これ! たぶんお店の人はシャレで「ビールのおともにいかがですか!」と書いたんだと思うけど、これはシャレじゃなくて本当にビールが飲みたくなる。カミさんに1つ食べさせたら、「何で3つしか買わなかったの!」と怒られてしまった。どうやらカミさんも気に入ったらしい。 どうせならコレ全部買えばよかった。でも買っても一瞬でなくなるだろうな。おそらく「やめられない止まらない」状態で食べまくるだろうから。 このネーミングもいいよね。もちもちした食感と、食べれば「もちっと(もう少し)」食べたくなる後引き感が引っ掛けられていて。これは個人的に久々のヒットです。教えてくれた、ふみさん、本当にありがとうございました。
2005年07月27日
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1カ月ほど前に紹介した諏訪町の武蔵野うどんのお店「手打うどん きくや」。ココに「カレー汁」というモノがあることを見つけて、「気になる」と書いたら、「是非肉汁とカレー汁の二つの汁がついた『ダブル』を頼んでみてください」というコメントが寄せられた。最近はこんな感じで美味しい情報がすぐに寄せられるからうれしい。 というワケで先日、お店に行ってきました。頼んだのは「4Lダブル」(800円) 注文して5分とかからずに出てきた。肉汁の甘い醤油の香りと、カレーのスパイシーな香りが漂ってくる。麺はツヤツヤとして美味しそうだ。 レンゲが添えられていたので、麺をつけて食べる前にカレー汁をひと口飲んでみる。なるほどね、カレーうどんのスープだ。それほど辛くはない。個人的にはもう少し辛い方が好きなんだけど、辛いのが苦手という人もいるし、あんまり辛いと肉汁の方を美味しく味わえない可能性があるから仕方がない。 では早速、麺をつけていただきますか。 見てくださいよ、このカレーの絡んだ武蔵野うどんを! 私はカレーもうどんも大好きだから、このカップリングはたまんないんですよね。ズズズッ。あまりカレー汁が飛び散らないように慎重にすする。旨いねぇ。続いて肉汁の方をズズズッ。カレー汁が、舌がヒリヒリするほど辛くないから、こちらも美味しく食べられる。合間に天ぷらをかじり、カレー汁と肉汁、交互につけながら食べる。 気が付くと、もう食べ終えていた。肉汁だけの時より早かったような気がする。カレー汁も肉汁もまだ残っていたので、麺を追加しようかどうか迷ったが、ダイエット中であることを思い出して追加注文をあきらめ、それぞれの汁を飲み干した。 汁を飲んだせいか、満腹、満腹。追加注文をしなくてよかったかもしれない。武蔵野うどんと言うと、肉汁につけて食べるモノというイメージがあるけど、たまにはこういう食べ方もいいかも。
2005年07月26日
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秋津に行くと、用もないのについフラッと「ロートンヌ」に立ち寄ってしまう。ココのケーキを見ていると、幸せな気分になってくるからだ。で、6月ごろからずーっと気になっていたのが、「マンゴープリン」(400円)だ。 四角い容器に入っているのもオシャレだし、見るからに濃厚で美味しそうなのだ。しかし、小さいくせして400円もするから、「うーん、どうしよう……今日はやめとくか」といつも見るだけで終わっていた。 しかし先日、こんなケーキを見つけてしまった。 まるでゆで卵のような形をした「コムサ」(368円)は、マンゴーとヨーグルトが使われているのだという。このところ、マンゴーがマイブームの私。2つもマンゴーを使ったケーキを見つけたら、もう「食べたい」欲求を抑えられなくて、つい買ってしまった。しかもすぐに食べたかったモノだから、店内の喫茶スペースで、アイス・カフェオレ(473円)を頼んで食べることにした。 どっちから食べるか迷うところだが、私は「コムサ」から食べてみた。黄色い部分はフワッとした軽い食感のマンゴームース。口溶け感が何ともいい感じ。甘さは控えめで、むしろヨーグルトクリームの方が甘い。夏らしいお菓子だ。「マンゴープリン」は上にマンゴーの果肉が乗っていて、まずそれから食べてみた。濃厚で美味しいのだが、続いてプリンを食べて驚いた。果肉とほとんど変わらないくらい濃厚なのだ。これには本当にビックリ。「こんなに濃厚なら、この大きさでこの値段は当然かも」と思わせるほどだ。 それにしてもこの2つ、すごく対照的だ。「コムサ」はマンゴーが苦手という人でも食べられるくらい軽い味わい。それに対し、「マンゴープリン」はマンゴーそのものを食べるような濃厚で重い味わい。どちらも季節の商品だから、この夏、機会があれば食べてみてください。
2005年07月25日
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暑くなると食べたくなるのがアイスクリーム。しかしダイエットをしているから、私はできるだけ我慢している……とは言っても、我慢できないこともある。 先日のこと。府中街道を散歩していたのだが、あまりに暑くて汗ダラダラ。汗をたっぷり吸い込んだTシャツには、さらに汗が蒸発して白い塩の線が浮かんでくる始末。そんな時に目に飛び込んできたのが、今回紹介する「サーティワン アイスクリーム東村山店」だ。アイスより水を補給した方がいいということは頭ではわかっているのだが、見てしまったら「食べたい本能」は抑えられない。私はスタスタと入ってしまった。 冷房の効いた店内でアイスクリームを見ていると、だんだん冷静になってきた私。「ダイエットをしていることだし、スモールにしようかなぁ」と思うものの、前に並んでいる人がことごとくレギュラーを頼むので、「すみません。カップのダブル、レギュラーで」と注文してしまった。頼もうと思ったのは、なぜかココでしか食べられない「チョコレートミント」と、個人的に大好きな「ラムレーズン」。さあ、注文するぞと、お姉さんの「どれにしますか?」の言葉を待っていると、意外な言葉が返ってきた。「それではお好きなアイスクリームを3つ選んでください」 ええっ! 何で3つなの? お姉さんに聞くと、「ただ今、キャンペーン中なので3つ選べるんです」との答え。おいおい、ダイエット中なのに……。しかも勢いでレギュラーと言ってしまったのに……。さらにもう1つ追加だなんて……。「じゃあ、チョコレートミントとラムレーズン、マンゴタンゴを」 最近マイブームのマンゴーのアイスをアッサリ注文。私はもともと甘いモノ大好きだから、本音で言えばこのサービスはとってもうれしい。ダイエットのことは忘れて、私は「ラッキーなこと」と前向きに受け止めることにした。 いやあ、迫力だねぇ。これで510円はかなりお得。まずはラムレーズンからいただきますか。まったりとした甘さにラムの香り。大人の味だね。ラムレーズンを平らげると、ようやくチョコレートミントが出てきた。 このチョコレートミントの甘さがまたたまらない。チョコとミントって合うねぇ。 そして初めて食べるマンゴタンゴ。これが当たりだった。シャーベット状のソルベではなくちゃんとマンゴの味と香りのするアイスクリームで、甘さも程よい。3つも食べたモノだから、お腹の中が一気にクールダウンしてちょっと変な感じ。まあ、歩けば元に戻るだろう。 外に出ると、確かにキャンペーンの看板があった。「チャレンジ・ザ・トリプル」というキャンペーンでダブルコーンかダブルカップを頼むと、もう1種類追加で選べるのだという。7月30日までのキャンペーンだから、アイス好きの人は行った方がいいと思うな。【DATA】住所:東村山市久米川町5-3-1電話:042-397-4831営業時間:午前11時~午後11時駐車場あり
2005年07月24日
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ちょうど2週間前、東村山の“地ソース”会社「ポールスタア」の桜井憲一社長からメールが来た。どうやら桜井社長は私のブログを読んでくれているみたいで、「はや幸」でのコメントのやりとりの中で、同社が作っている「スタミナ丼のたれ」のことが出てきて、私が「探して試してみよう」と書き込んでいるのを見たらしい。 メールにはこう書かれていた。『弊社の「スタミナ丼のタレ」について書いてくれてありましたが、これは9月いっぱいで終売予定(あまり売れませんでした)です。今なら在庫がありますので、お試し用をお届けします。』 ナント、「スタミナ丼のたれ」をくれると言うのだ。うれしい話だが、ただもらうのでは申し訳ないと思った私。いろいろ考えてこんな返事を送った。『「東村山グルメ日記」管理人ことマサです。先日は「スタミナ丼のタレ」をお試し用として送ってくださるというメール、ありがとうございます。とてもうれしく思います。お言葉に甘えて、いただこうと思うのですが、ちょっとずうずうしくもう少し甘えていいでしょうか? できれば11本いただきたいのですが、ダメでしょうか? 11本の内訳は次の通りです。 1本は私が家で使ってみます。実際に料理に使い、その感想をまたブログに書こうと思います。そしてそのブログの中で、正直にこの製品が9月で製造中止になることを知らせ、この商品の何が良くなかったのかを知るために、読者10人にモニタープレゼントをしようと思います。メールで希望を募り、希望者10人には私の方から商品を発送します。そして普通に使ってもらい、メールによるアンケートに答えてもらいます。結果についてはまたブログで発表しようと思っています。 少しでも利用者の声がわかれば、今後の商品開発にもつながると思うので、お試し用として11本いただけないでしょうか?』 何ともずうずうしいお願いだが、桜井社長はすぐにOKの返事をくれた。これにはうれしいけど正直な話、ビックリしました。インタビューの時も思ったけど、ホント、桜井社長はいい人ですね。 で、先日、「スタミナ丼のたれ」をもらうために会社に伺った。 この「スタミナ丼のたれ」は2年前に営業からの企画で作ったのだという。2年前と言えば、ちょうど狂牛病騒動があり、豚肉がクローズアップされてきたころだ。「ポールスタア」では「豚丼のたれ」をすでに作っていたが、さらにニンニクを多めにして若い人にアピールする商品として「スタミナ丼のたれ」を開発し発売した。しかし、桜井社長のメールにも書いてあったように、あまり売れず、9月をもって発売を止めるという。 そうなると、一体何が悪かったのか気になってくる。私は早速、持ち帰った「スタミナ丼のたれ」を使って、スタミナ丼を作ってみた。材料は豚肉細切れ150グラムにニラとニンジンを少々。豚肉を炒めて塩・胡椒をふり、ニラとニンジンを加える。全体的に炒めあがってきたら「スタミナ丼のたれ」を適当に投入。おおっ、いい匂いがしてきたぞ。丼めしの上にかけ、刻んだ大葉を乗せて出来上がり。作り始めて5分とかからなかった。 男の手料理だから見た目は悪いけど、食べるとこれがなかなか旨い。「オレって料理うまいじゃん」と錯覚してしまいそうだ。ニンニクの香りが食欲をかき立て、ちょっと甘めのたれが豚肉と相性バッチリで旨い。私の好きな味だ。簡単に調理できるし、悪くないと思うんだけど、なぜ売れなかったんだろう? そう思いながら私は、残った豚肉と野菜を使って肉野菜炒めを作ってみた。もちろん味付けは「スタミナ丼のたれ」だ。 これを丼めしに乗っければスタミナ丼になるんだろうが、これはこれで旨い。ビールを飲みながら食べたけど、十分つまみになる。このたれ、いろいろ使えそうな気がするのだが、ホントどうして売れなかったんだろう? というワケで、この「スタミナ丼のたれ」を10人にプレゼントします! 応募条件は、1.メールのやり取りができる人 2.10項目ほどの簡単なアンケートを取るので、それに確実に答えてくれる人 3.実際に使って調理し、8月10日までにアンケート回答をメールできる人、以上の3点です。 希望の方は、郵便番号、住所、氏名、年齢を明記の上、「スタミナ丼のたれ希望」と件名に書いてこちらにメールしてください。締め切りは7月28日まで。 応募者多数の場合はこちらで抽選します。なお応募された方の個人情報をこの企画以外の目的で決して利用しません。ご安心のほどを。 1つ説明するのを忘れていました。先日「スタミナ丼のたれ」を受け取りに伺った際、桜井社長は「それだけじゃ何だろうから、これも一緒にプレゼントしてあげてください」と、「トマトガーリックソース」までくださいました。本当に桜井社長には感謝です。 ということですので、「スタミナ丼のたれ」と「トマトガーリックソース」をセットにしてを10人にプレゼントします!「スタミナ丼のたれ」がなぜ売れなかったのかを解明するためにも、ぜひ奮ってご応募してください。
2005年07月23日
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第11回目に取り上げるのは、埼玉を中心にチェーン展開しているスパゲッティレストラン「馬車道」の系列焼き肉チェーン「はいから亭東村山秋津店」の「ランチ冷麺」(504円)。場所は新秋津駅を出て正面の道をひたすら真っ直ぐ歩き、所沢街道に出たら左折。50メートル先の左側にある。 お腹が空いていたので、私はランチ冷麺と日替わりランチ(672円)を頼んだ。それにしても冷麺といい、日替わりランチといい、ちょっと安過ぎる気がする。どんなモノが出てくるのかちょっと不安……そう思っていたら、日替わりランチがやって来た。 カルビとサラダとフルーツ、そしてカルビクッパ。かなりのボリュームだ。いやあ、こんな立派なランチが出てくるとは思わなかった。カルビは一番安いランクのモノだとは思うが、それなりに旨い。カルビクッパは辛さがちょっと足りないが、それは韓国料理慣れした私だから思うことであって、普通の人には十分な辛さだと思う。しかも旨い。「このチェーン店は侮れないなぁ」と思っていると「ランチ冷麺」が出て来た。 スープの色からして冷麺らしい、いい感じ。具もシンプルだがバランスがとてもいい。見た目は典型的な盛岡冷麺だ。「お好みで入れてください」と酢ではなくコチュジャンソースを出すところもいい。 麺は細麺で、やや黄色がかった盛岡麺。単純に光の加減なのだろうが、麺がツヤツヤしていてとても旨そう。これはかなり期待できそうな気がするが、果たしてどうだろうか?【スープ】★★★★★ ひと口飲むと、薄いながらもシッカリとダシの旨味を感じる。おそらく牛ではないかと思う。よく冷えていて旨い。これなら酢はいらない。 ひとしきり食べたあと、ゆで卵の黄身を溶いて、またひと口飲んでみる。こりゃまた旨いねぇ。ほのかな卵の甘みがいい感じ。このまま食べ切りたい気もしたが、せっかく添えられているコチュジャンソースを使わない手はない。加減がわからないので、少し入れてその部分のスープを飲んでみる。 ウワッ、辛い! でも旨いっ! これは驚いたね。このコチュジャンソース、バカ旨だわ。私はさらに加えて、かき混ぜた。スープはアッと言う間に朱色に変わり、私は夢中になって麺を食べ、スープをすすった。 これは旨い。1つの冷麺で3つの味が楽しめるなんて最高! 無粋なカラシも付いてないし、これはよほど冷麺を知り尽くした人か、冷麺好きがつくったモノだろう。参ったなぁ、まさかチェーン店で★5つが出るとは思わなかったよ。【具材】★★★★ オイキムチに牛チャーシュー、ゆで卵、刻みネギ、そしてリンゴ。シンプルで、しかも無駄がない。メニューによると果物は季節によってスイカになったり、いろいろと変わるらしいが、私はリンゴがベストだと思う。あの甘酸っぱさがあるから、酢がいらないのだ。コチュジャンソースがあるから辛いキムチはいらない。刻みネギは薬味としての役割を立派に果たしているし、すべての具に存在理由がちゃんとある。素晴らしい。【麺】★★★★ 前回紹介した「牛角」の冷麺と同じく、小麦粉を使った典型的な盛岡麺。ただ、「牛角」の冷麺よりはやや麺が細いかな。コシがあり、よく冷えているからノド越しもいい。スープとの相性もよく、スープの味をいろいろ変えても美味しく食べられた。【値段】★★★★★ この味で504円は激安。下手なラーメン屋に行くぐらいなら、ココの冷麺を食べろと言いたい。この日は日替わりランチを食べてしまったから、さすがにしなかったけど、もし冷麺だけを頼んでいたら、私は確実におかわりして2杯食べていただろう。旨いし、値段も安いからね。【総合評価】★★★★☆ もうほとんど満点です。値段と味のバランスは抜群。唯一足りない点はボリュームだけど、それだって普通の人なら十分だと思う。 食べ終えた瞬間、「もう1杯食べたい」と思ったのは初めてだ。今度は2杯頼んで、1杯は普通に食べ、2杯目は最初からコチュジャンソースをたっぷり入れて食べてみたい。それでも1008円だもんね。安いよ。ココの冷麺はだまされたと思って一度食べてみて欲しいな。【DATA】住所:東村山市秋津町2-22-6電話:042-390-7535営業時間:午後11時~深夜0時半駐車場あり
2005年07月22日
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給料日前ともなれば、懐が寂しくなってくる。でもそうは言ってもガッツリ食べたい時はあるモノだ。そんな時に味方になってくれるのが、今回紹介するとんかつ屋の「はなぶさ」だ。 場所は西武池袋線の秋津駅南口からJRの新秋津駅の間にある。秋津駅南口を右に出て道なりに100メートルほど歩いた先の右側だ。 店内はカウンター4席にテーブル3卓とこぢんまりとしている。看板に「とんかつ」と書いてあるからとんかつ屋と紹介したのだが、メニューを見ると、とんかつはひれかつとロースかつの2種類しかなく、あとはえびフライやコロッケなど普通の定食屋のラインナップだ。 ビックリするのはその値段。何たって一番高いのが「えびフライ定食」で800円なんですよ。「ひれかつ定食」ですら750円なのだ。これは安い。私は「ロースかつ定食」(650円)を注文した。とんかつは出来上がるまでに時間がかかるのだが、このお店では5分とかからず出て来た。値段に続いて、またまたビックリだ。 ロースかつにご飯と味噌汁、トマトと香の物……これで650円ならお得だろう。それにしてもこんな大きなロースかつが5分ぐらいで揚がるモノなのだろうか。そう思いながら1切れを箸でつまむと……ああ、なるほどね。 ロースかつの厚さは5ミリほどだった。この厚さなら早く揚がるハズだ。乗り換え途中に立ち寄ってサッと食べたいという人にピッタリと言える。それでは食べてみますか。 まずは何も付けずに1切れをパクッ。断面を見るとコロモは厚く見えるけど、それは肉が薄いからそう見える目の錯覚。サクッとしてしつこくない。肉は薄い分、やはり脂肪が少なく旨味にやや欠ける。しかしダイエット中の人や脂肪が気になる人にはヘルシーでいいかも。 いろいろ食べ方を試してみたが、これはコロモにソースをかけてカラシを付けながら食べるのが一番美味しかった。厚みはないが大きさはあるので食べ終えると、十分お腹いっぱい。何度も書くけど、これで650円というのがうれしい。今度はさらに安い600円の「チキンかつ定食」でも食べてみようかな。【DATA】住所:東村山市秋津町5-6-6電話:042-392-4352営業時間:午前11時~午後2時 午後5~7時 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆「はなぶさ」は残念ながら2005年12月に閉店しました。
2005年07月21日
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焼き鳥には目がない私。久米川―八坂間の八坂寄りの場所に新しいお店が今月オープンしたのは知っていた。掲示板に早速そのお店に行った人たちからの書き込みがあり、ずっと「行きたい」と思っていたのだが、ようやく先日行くことができた。それが今回紹介する炭火串焼きのお店「まーちゃん」である。 場所は八坂駅を右に出てすぐ右折し、八坂商店街に入る。そこを100メートルほど歩くと、右手に小さな公園が見える。その交差点を左折すると、すぐに「まーちゃん」と書かれた大きな看板が見えるハズだ(写真左)。久米川駅からだと南口を出てモザーク通り、ウイング通りと真っ直ぐ進み、スーパーの「丸正」を過ぎてすぐの交差点を右折すれば看板が見える。 お店自体はビルの1階のやや奥まったところにある。この日はmixi(ミクシィ)で知り合った人3人と一緒に入ってみた。飲み物を頼んでから串焼きメニューを見ると、シロ、ハツ、はらみ、かしら、レバー、タン、若鶏、てっぽー、ねぎ、しいたけ、ししとうと11種類がすべて100円となっている。久米川界隈では串焼き1本100円というのは、ある意味“相場”と言える。だから、料金的にはまずまずだ。私たちはシロ、かしら、レバー、タン、若鶏、てっぽーを2本ずつ、1本はタレで、1本は塩で注文した。 実物を見ればわかると思うが、これは1本が結構大きい。そしてギッシリと串に肉が刺さっている。見るからにボリューム満点だ。で、うれしいことにタレにも塩にも、特製のニンニク味噌が添えられている。これを付けて食べると旨い! タレもしつこくなくていい感じだ。東村山の焼き鳥好きの人ならわかってくれると思うが、例えるなら八坂の持ち帰り専門の焼き鳥屋のあの旨い焼き鳥がお店で食べられるようなモノだ。味よし、ボリュームよし、そしてこれで100円なら納得。このお店の串焼きは三拍子そろっているよ。 私たちはさらにいろいろ食べてみた。 なんこつ(1本150円)も鴨つくね(1本150円)も旨かった。なんこつなんか、こんなにギッシリ刺さっているんですよ。食べ応えは十分過ぎるほどだ。 豚のミノを酢味噌で食べる「ガツ刺」(400円)も旨かった。この日はあいにく、はらみ、ラム串などが売り切れていたが、他がこれだけ美味しいのだから、きっと美味しいと思う。近いうちにまた来て、このお店の串焼きすべてを制覇してみたいと思う。【DATA】住所:東村山市栄町3-11
2005年07月20日
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美味しいケーキ屋さんとしてこのブログでもたびたび紹介している「RISETTE(リゼット)」。実は最初にこのお店を紹介した時に、ある読者の方から“耳寄り情報”としてメールをいただいたのだ。それによると、初夏から秋にかけて「マンゴータルト」が発売され、それが目からウロコが落ちるほど美味しいのだとか。しかもマンゴーそのものにこだわっていて栽培農家から取り寄せているのだという。 そうと知ったらやはり食べてみたいじゃないですか。私は機会があるたびにお店に行ってチェックしていたのだが、なかなかマンゴータルトは発売されない。ちょうど1カ月ほど前、店員さんに思い切って聞いてみたら「いいマンゴーが手に入らないので、もう少しお待ちください」という答えが返ってきた。他のケーキ屋さんでは、とっくにマンゴーを使ったケーキやプリンが並んでいるのに、まだマンゴーにこだわっているのだ。こうなるとますます食べてみたくなるじゃないですか。 で、先日、ようやく発売されたのが「タルトレット オ マンゴー」(399円)。 もう、見た目からして私の想像を超えていた。何しろ外側がグルッとすべて生マンゴーなのだ。マンゴーのクリームでもムースでもなく、生マンゴー。その上に生クリームとチョコレート、そして金箔。彩りは最高。美味しそうだ。もったいないけど、崩して外側のマンゴーを食べてみる……これがすごく濃厚! マンゴー好きにはたまらない味だ。中にはマンゴームースがギッシリ。そして下の方にはナント、クリームとともに生マンゴーの角切りが! いやあ、これほど贅沢に完熟マンゴーを使って399円は安い。確かにいただいたメールの通り、「目からウロコが落ちるほど美味しい」。マンゴーが好きな人は、このケーキは絶対に食べ逃しちゃダメですね。超オススメです。 この日、私は「タルトレット オ マンゴー」とともに、こちらも「季節限定」と書いてある「ゴマプリン」(210円)を購入。「タルトレット オ マンゴー」は濃厚すぎたのか、ウチの子供はあまり食べなかったが、「ゴマプリン」は口に合ったらしく、何度もおねだりしてきた。市販のゴマプリンより香りが断然よく、甘さもしつこくない。これもオススメです。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆「リゼット」は残念ながら2006年4月23日に閉店しました。
2005年07月19日
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美味しいお店を見つけると、誰かを連れて行きたくなりませんか? 私はなるんですよ。「これは美味しい!」と思ったお店には必ずカミさんを連れて行く。で、カミさんが「このお店、美味しいわね」と言ってくれると、自分が褒められたようなうれしい気分になってしまう。 すでにこのブログで2回紹介している「Collinetta(コリネッタ)」も、そんな“誰かを連れて行きたくお店”だ。カミさんはすでに連れて行っているのだが、カミさんの妹はまだ行ったことがないので、カミさんと義妹と子供の4人で先日、ランチタイムに行って来た。 私は「キノコのゆず胡椒風味」(900円)を、義妹は「夏野菜と若鶏のオリーブオイル和え」(950円)を、カミさんは「ボンゴレナポリ風」(1100円)を注文し、それぞれランチデザート(200円)を付けた。 まずは、きまぐれサラダとフォカッチャが登場。前回来たのは1カ月前だと思うが、その時よりフォカッチャは美味しくなっているような気がした。そしてサラダとフォカッチャを食べ終えるころ、メインのパスタがそれぞれやってきた。 私の頼んだ「キノコのゆず胡椒風味」は見るからに和風テイストのパスタ。香りもほんのり醤油っぽい。食べると柚子の香りがほのかに鼻に抜けていく。これまで食べたパスタとは違う感じがしたが、これはこれで旨かった。 義妹の頼んだ「夏野菜と若鶏のオリーブオイル和え」は野菜がたっぷりで、「これ、美味しい!」と義妹は大喜び。この言葉が聞けただけで、私はもう大満足。 カミさんの頼んだ「ボンゴレナポリ風」はアサリがいっぱいで、貝類の好きなカミさんは大喜び。「この間食べた『小エビのトマトクリーム和え』も良かったけど、これも美味しいわ」と食べながらひと言。ホント、ココのパスタはハズレがない。 食後はデザートとコーヒー。この日のランチデザートは「マンゴームース」だった。フルーツの下にふわふわのマンゴームース。これがまた旨いんだ。義妹も満足してくれたみたいで、カミさんとともに「また来たい」を連発していた。誰かを連れて行って、これほど喜ばれるお店も珍しい。すべてはこのお店の料理が旨いからなのだが、何となく鼻高々でルンルン気分の私なのでした。
2005年07月18日
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昨日はこのブログで知り合ったご夫婦と一緒に「はや幸」に行った。とにかく暑かったので、まずはビールを頼んで乾杯。「うな重特上梅」(1790円)を注文し、さらにツマミとして「肝焼き 並」(680円)と「ベンケイ焼き」(740円だったと思う。これくらい覚えられるだろうと、写真を撮らなかったのが失敗)をオーダー。 お客は私たち3人しかいなかったので、ご主人にうなぎをさばくところを見せてもらったり、いろいろと話をしたりした。それによると、ツマミとして頼んだ2品も結局はうなぎをさばいてから作るモノだから、時間がかかるのだという。ビールを飲みながら待っていると、まず「肝焼き」が出てきた。 これは凄かった。口に入れると肝がトロッと、とろけるんですよ。それでいてちっとも生臭くない。タレがまたアッサリした甘さで旨い。一緒のご夫婦も「こんなの肝を食べたのは初めて」と絶賛。まだ昼間だというのにビールが進む進む。 と、そこに「ベンケイ焼き」がやって来た。 ご主人によると、これは「弁慶の立ち往生」から命名したのだとか。確かに体に無数の矢が突き刺さっているように見える。この料理、このお店のオリジナルらしく、うなぎの身に切り込みを入れ、そこにニラを詰め込んで塩焼きにしたモノだ。これもねぇ、絶品なんですよ。ニラの甘みとうなぎの旨味がもう絶妙としか言いようのないほど合っている。で、これがまたビールが進む進む。 うな重が出来たころには3人ともビールでヘロヘロなんだけど、うな重がまた旨いモノだから、食べられちゃうんですよ。昼間っからこんな贅沢をしていいんだろうかと思うほど、3人とも大満足。 うなぎ料理はとにかく時間がかかるけど、これだけ旨いと待つ時間も楽しくなってくる。本当に至福のひと時。うな重もそうだけど、ココの「肝焼き」を食べたらもう他のお店のモノは食べられなくなる。ぜひ、うな重を食べる前にビールと一緒に食べてみて欲しい。日ごろの疲れがいっぺんに吹っ飛ぶこと請け合いです。
2005年07月17日
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第10回目に取り上げるのは、今やハワイや台湾にも出店している大手焼き肉チェーン店「牛角 久米川店」の「牛角風盛岡冷麺」(662円)。東村山には「牛角」は2店あるのだが(もう1つは府中街道沿いにある「東村山店」。秋津駅前にある「秋津店」は住所で言うと清瀬市になる)、単に家から近いので久米川店にしたまでで、他意はない。 場所は久米川駅南口を出てロータリーを左に回り、モザーク通りに入って50メートルほど先の右側のビルの2階にある。 冷麺だけ食べるって言うのも何だから、私は生ビールと、期間限定と書かれているメニューの中から「国産牛黒こしょう焼き」(578円)を頼んだ。 出てきた肉には確かに黒胡椒がたっぷりとかけられている。店員の説明によると、「焼いた後、お好みでガーリックチップやレモン汁をかけて食べてください」とのこと。言われた通り、まずガーリックチップと一緒に食べてみた。うーん、ガーリックチップが湿気ていてイマイチだなぁ。レモン汁はサッパリし過ぎ。素直に何もつけずに食べるのが一番美味しかった。 そんな感じで肉を食べていると、「牛角風盛岡冷麺」がやってきた。 スープの色がちょっと濃い感じがするが、見た目は間違いなく盛岡冷麺だ。上に乗っている卵が半熟の温泉卵なのは意外だ。 麺は細麺で、やや黄色がかった盛岡麺。美味しそうだ。見た目はかなりポイントが高いが、果たして味の方はどうだろうか?【スープ】★★★☆「甘い!」。レンゲでひと口飲んで見て、真っ先に感じたのは甘さだ。続いてスープ本来の旨味が感じられたが、ちょっとこの甘さはいただけない。しかし、酢を入れると味が劇的に変わり、旨いスープになった。キムチの辛さが加わるとさらに美味しい。ただ、2点ほど気に食わないことがある。 まず1つはカラシだ。器の縁にベットリ付けているのだが、これはいらない。冷やし中華じゃないんだから、冷麺にカラシは合わない。もし出すならチューブ入りのカラシを酢と一緒に出すなりして、器の中に入れないで欲しい。 2つ目は卵だ。温泉卵はアイデアとしてはいいが、韓国料理店で出てくる冷麺に入っている卵は、必ず固ゆで卵だ。なぜ半熟卵や温泉卵じゃないのかを考えて欲しい……なんてエラそうなことを書いたが、私が冷麺におけるゆで卵の“食べ方”を知ったのはつい最近のことだ。 大久保に「オジャンドン」という韓国料理店がある。このお店は冷麺に関しては都内では「一番旨い」と言われていて、私は2カ月ほど前にココの冷麺を食べに行った。お店の壁には食べ方を説明した紙が張ってあり、それによると「ゆで卵の黄身を解してスープに溶かしてください」とある。スープはそのままでも十分美味しかったのだが、私は書かれてある通り、ゆで卵の黄身を溶かしてみた。そして食べると……味がさらにマイルドになって旨い! 「そうか、ゆで卵はそうするために入っていたのか」……目からウロコとはまさにこのこと。それまで単純にパクッと食べていた私にとっては驚きの食べ方だった。どの韓国料理店も判を押したように普通のゆで卵を出すのは理由があったのである。 そう考えると、温泉卵は黄身がうまくスープに溶けず、ちょっと不満。でもこのスープそのものは酢であそこまで美味しくなるのだから、レベルは高いと思う。【具材】★★★ キムチに刻みキュウリ、チャーシュー、温泉卵、そして白ゴマ。シンプルでいいが、果物系はやはり欲しいところだ。【麺】★★★ 小麦粉を使った典型的な盛岡麺。コシがあり、またよく冷えていてノド越しもいい。温泉卵はスープには溶けないが、麺に黄身を塗りつけると、これはこれでなかなか美味しかった。【値段】★★★☆ この味で662円なら納得だろう。さすが業界大手。チェーン店なら冷麺は600円台で出さないとね。【総合評価】★★★☆ 値段と味のバランスを考えると、かなりハイクラスだと思う。これでスープがもう少しスッキリ味で、普通のゆで卵とリンゴなどの果物系の具材が入っていたら完璧。でもチェーン店にそこまで求めるのは酷だよね。 メニューを見ると、「梅しそ冷麺」(609円)というモノがあった。写真を見る限り、これもなかなか美味しそう。今度はこれを試してみよう。【DATA】住所:東村山市栄町2-21-5電話:042-399-1329営業時間:午後5時~深夜0時(月~金曜) 午後4時~深夜0時(土・日・祝日)
2005年07月16日
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私はハンバーグが大好きだ。最近は肉を重視したハンバーグが増え、ミンチ肉ではなく普通の牛肉を包丁で細かく切ったモノを使ったハンバーグなどが登場している。たぶん旨いのだろうが、私はそういうハンバーグが出てくるグルメ紹介番組や記事を見るたびに「ハンバーグって肉だけじゃないんだけどなぁ」と思う。肉を重視するならステーキを食べればいい。というか、どんなに頑張ったところで肉重視のハンバーグはステーキには負けるだろう。唯一勝てるのは老人や子供でも食べられる柔らかさだけだ。 説明するのがむずかしいが、私はハンバーグらしいハンバーグが好きだ。その意味で今回紹介する「びっくりドンキー 東村山店」のハンバーグは、「大」をいくつ付けてもいいほど好きだ。 場所は東村山駅東口を出て、府中街道を所沢方面へ約1・2キロ歩いた右側にある。駐車場もあることだし、普通は車で行くお店だ。 いつもなら車で行って食べるのだが、先日、私はささやかな夢を実現させるためにカミさんを説得し、歩いてお店に行った。我が家からだと片道で軽く2キロ以上はある。どうしてそうまでして歩いて行きたかったか? それは私がこのお店のビールが飲みたかったからである。 以前、「帰りは私が運転するから、ビール飲んでもいいわよ」とカミさんが言ってくれて、このお店の「オーガニック生ビール」を飲んだのだが、苦味があって旨かったのだ。しかも「びっくりドンキー」はハンバーグだけでなく、単品料理もなかなか美味しい。それ以来、私は「いつかドンキーでゆっくり飲みたい」と思っていたのだ。もし我が家の近くに「びっくりドンキー」があれば、私は必ず週1回は、レストランとしてではなく居酒屋として利用しているだろう。 私のささやかな夢とは、カミさんと一緒にこのお店でゆっくりビールを飲むことだ。カミさんに運転させて1人で飲んでもいいのだが、それじゃあやっぱり味気ないからね。 というワケで早速ビールを注文。私は「オーガニック生ビール」の大(774円)を、カミさんは「ベルギーチェリー」(480円)という発泡酒を頼んだ。 ク~ッ、旨いねぇ。汗をかきながら歩いてきたから余計に旨い。カミさんの発泡酒を少し飲ませてもらったが、カクテルみたいで飲みやすい。飲んでいると、頼んでいた一品料理がやってきた。 「スパイシーチキン」(365円)と「ローストビーフの開拓サラダ」(417円)、「びっくりフライドポテト」(302円)。どれも旨いのだが、私のお気に入りは「ローストビーフの開拓サラダ」。ローストビーフはかなり薄いけど、肉の味がシッカリして野菜とよく合う。ポテト好きのカミさんは「びっくりフライドポテト」が気に入ったようだ。子供も「おいち」と言いながら食べていた。 程よく酔ったところで、大好きなハンバーグが登場。私が頼んだのは「エッグバーグディッシュ」の300グラム(837円)。単に食事するだけなら400グラムを注文するのだが、この日は飲んでるからちょっと量は控えてみた。 それでもこのボリュームだもんね。たまらないねぇ。ではでは、いただきま~す。 旨いねぇ。何にもソースをかけなくて、これだけ旨いハンバーグは、そうないんじゃないかなぁ。ご飯との相性も抜群。もちろんビールとの相性も抜群だ。目玉焼きの黄身を崩して、ハンバーグに塗りつけて食べるとこれがまた旨い。 旨いビールと大好きなハンバーグが食べられて、ああ幸せ! 「パパちゃん(私のこと)の幸せって安上がりでいいわね」とカミさんに言われてしまったが、その言葉が根っからの貧乏庶民である私には、イヤミではなく褒め言葉に思われて、またも幸せな気分に。 子供も満足してたみたいだし、ちょっと遠いけど、またしばらくしたら行ってみようと思う。【DATA】住所:東村山市久米川町5-2-3電話:042-399-7140営業時間:午前11時~深夜2時駐車場あり
2005年07月15日
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よく「夏バテには辛いモノが効く」と言うけど、本当にバテ気味になってくると、カレーなどのご飯モノは食べられなくなってくる。コッテリし過ぎているのだ。そんな時に食べられる辛いモノ……それが辛くて旨い韓国雑炊のユッケジャンクッパだ。 東村山にもいろいろと韓国料理が食べられるお店が増えてきたが、私がイチ押しするのは、「アリラン」。ココのランチに「ユッケジャンクッパ」があるのだが、これはマジでオススメ。何がいいって、まず値段が安いことだ。630円なのだが、注文するとすぐに「パンチャン」と呼ばれる付き出しとサラダが出てくる。 都心部の韓国料理店では当たり前のように出てくるパンチャンだが、東村山ではこれをちゃんと出すお店は少ない。これをつまみながら待っていると、メインのユッケジャンクッパが登場。オススメの理由その2は、コレを見てもらえばわかるだろう。 丼がかなり大きく、とにかく量が多いのだ。韓国料理店でユッケジャンを食べたことのある人ならわかると思うが、普通はツボみたいな少し深い小さな鍋に入って出てくる。大きさとしてはこれの半分ぐらいだ。ご飯が入っているとはいえ、この量はハンパじゃない。 食べると、辛いけどちゃんと牛肉のダシが効いていて旨い。小さいけど肉もゴロゴロ入っていて、しかも噛むと脂がジュワ~と染み出てくる。野菜もたっぷり入っているし、ボリュームだけでなく栄養も満点。汗もいっぱい出てくるし、これは確実に夏バテに効きます。ただし、本当にバテている人や女性にとっては量が多すぎるので、誰かと一緒に行ってシェアしながら食べるのがいいと思う。 食べ終えたあと、ふと周りを見渡すと、こんな張り紙があることに気がついた。「デザートにアイスクリームを御自由にどうぞ」と書いてある。私は今まで何度かこのお店に来ているのだが、この張り紙には全く気づかなかった。念のために店員さんに「アイス食べていいんですか?」と聞くと、「どうぞどうぞ」とのこと。私は喜んで張り紙が付いているアイスボックスをのぞきこんだ。 小さいけどいろんな種類のアイスがギッシリは入っている。私は迷った末、抹茶のアイスクリームを選んだ。 辛いモノの後に食べるアイスクリームは格別だ。パンチャンとサラダ、ユッケジャンクッパ、そしてアイスクリーム。これだけ食べて630円はバカ安と言っていいのではないだろうか。体の夏バテばかりか、懐の“夏バテ”にも効く一品だ。ぜひお試しを。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆「アリラン」は残念ながら2010年9月10日をもって閉店しました。
2005年07月14日
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「何でこのブログでファーストフード店を取り上げるの?」と下の写真を見て思った人もいると思う。私も普通のどこにでもあるファーストフード店なら、いくら東村山市内にあっても取り上げる気はサラサラない。しかし、今回紹介する「ケンタッキーフライドチキン久米川店」は全国的にも非常に珍しい特徴を持つお店なのだ。 場所は久米川駅北口から新青梅街道へ出て、小平方面に約800メートル歩いた左側にある。 全国的にも珍しいのは、この垂れ幕にある「カーネルバフェ」だ。午前11時半~午後2時までの、要するにランチバイキングなのだが、全国でこの「カーネルバフェ」を実施しているのは、久米川店と大阪府箕面市の小野原店のたった2店しかない。関東に限って言えば、久米川店だけなのだ。このため、以前は関東各地のケンタッキーファンがよく久米川店にやってきたモノだった。「以前は」と言うのは、最近になって「カーネルバフェ」のスタイルが変わってしまったからだ。少し前までは久米川店は小野原店同様、ケンタッキーの主力商品であるオリジナルチキンが食べ放題だった。しかしそれが、サイドメニューは食べ放題だが、チキンは食べ放題ではなくなってしまった。 現在はオリジナルチキンを1ピース付けたい人は700円、2ピース付けたい人は850円、3ピース付けたい人は997円というスタイルになっている。まあ、私は以前にも行ったことがあるが、チキンは食べて3ピースぐらいだから、この変更は別に苦ではない。 今回、私は2ピース付きのコースにしてみた。 受付でコースを選び、希望個数のオリジナルチキンをもらうと、次はサイドメニュー選びだ。1階にはこのようにサイドメニューがズラリと並んでいる。 このほかに炊き込みご飯やパスタがあったりするのだが、よく見ると、どれもレンジでチンみたいな冷凍食品のような感じだ。でもサラダバーには商品としても人気のコールスローやコーンもあることだし、値段から考えれば悪くないかも。しかもソフトドリンクも飲み放題だしね。 私はプレートにとりあえずこんな感じで盛ってみた。焼きそばが意外に美味しかったのにはビックリしたなぁ。60分という制限時間はあるが、余裕で2~3回はお代わりして食べられる。美味しいかどうかは別にしてお腹いっぱい食べられるのは間違いない。 CMじゃないけど、たまにケンタッキーのオリジナルチキンを食べたくなる時って誰しもあると思う。そんな時、この「カーネルバフェ」で食べれば満足できるんじゃないかな。土日・祝日も実施しているから、家族で行くのもいいかもよ。【DATA】住所:東村山市恩多町2-28-1電話:042-399-7152営業時間:午前10時~午後10時(平日) 午前9時~午後10時(土日・祝日)駐車場あり
2005年07月13日
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このブログですでに2度ほど紹介しているケーキ屋「アンシャンテ」。このお店には美味しいシュークリームがあるという情報を私は以前からつかんでいた。シュークリームが大好きな私としてはぜひ食べたいと常々思っていたのだが、このシュークリーム、午後3時ごろには完売してしまうため、なかなか買えなかった。 そこで先日、午後1時ごろ行き、ようやく念願のシュークリームを買うことができた。そのシュークリーム、名前を「マダガスカル」と言う。情報によると、「ちょっと変わっている」ということなのだが、確かに変わっている。まずショーケースがコレなのだから。 商品の見本が置いてあるだけ。どうやらチェーン展開しているシュークリームショップ「ビアード・パパの作りたて工房」と同じように注文を受けてから、シューにクリームを詰めるようだ。そのクリームもこだわりがあるらしく、ショーケースにはその説明書きがあった。『クリームをひと晩寝かせるため、定休日あけの木曜日は販売ができません』 通常は当日作りたてのクリームを使うモノだが、クリームをひと晩寝かせるっていうのはどういうことなんだろう? 気になる。 さらにショーケースには面白い注意書きがあった。この「マダガスカル」、ナント定価はなく、1グラム3.6円で量り売りしているのだという。変わったシュークリームであることは間違いない。それでいて人気ですぐに売り切れてしまうから、私にとっては“幻のシュークリーム”となっていた。 私は念願の「マダガスカル」を3個、そして「ミロワール」(270円)を2個買った。私の買った「マダガスカル」は1個199円だった。通常は1個180~300円で、平均すると250円だというから、どうやら今回は少しシューが小さめだったようだ。「マダガスカル」を3個買ったのにはワケがある。それは1個をすぐに食べようと思ったからだ。注文を受けてからクリームをシューに詰めるということは、すぐに食べないとシューの食感が悪くなるということだろう。私は家に戻ると、中がどうなっているのか知りたくて、「マダガスカル」を半分に切ってみた。シューはサクッとしていて、クリームはトロッとしている。バニラビーンズの粒がたくさん見えるが、クリームがよく冷えているのでそれほど香りはしない。食べると、クリームは見た目ほど重たくはなく、口当たりも軽い。甘いけどしつこくなく、美味しい。これは人気になるハズだ。 残りのケーキはカミさんと一緒に食べるために冷蔵庫へ。 子供を寝かしつけ、2人でケーキを食べたのは夜の10時半。「マダガスカル」はシューとクリームがすっかりなじんでしまい、サクッとした食感はもうないが、これはこれで美味しかった。というより、むしろ私はシューがシットリとしたこっちの方が好き。 一緒に買った「ミロワール」は濃厚なチーズの味がして、これも美味しかった。考えてみれば、2つともケーキとしては安い。それでいてこんなに幸せな気分になれるのだから、お得と言えるかも。
2005年07月12日
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以前、私は「きっちり運動をして体重を落とそう」と思い、久米川のスポーツクラブ「ロンドフィットネスクラブ」に通っていたことがある。まあ、冒頭で「以前」と書いた時点で「挫折した」という結果はおわかりだと思うけど、それはともかく、その頃から気になっていたのが、今回紹介する定食屋「とんとん」だ。「ロンド」に通っている時は、行きたくても行けなかった、そりゃそうでしょ。運動する前に食べるワケにはいかないし、帰りにココで食事したら必死で運動して落とした600グラムがまたすぐに戻ってしまう。しかもこのお店はとんかつを中心とした揚げ物メインの定食屋だから、よけいに立ち寄るワケにはいかない。おそらく「ロンド」に通っている人で、このお店で食事したことのある人はほとんどいないのではないだろうか。考えてみれば、「ロンド」があるから人通りはあるものの、「ロンド」に行く人の8割以上はダイエット目的だから、定食屋に寄ることはまず考えられない。このお店にとってこの場所はある意味、不利な立地と言えるかもしれない。 場所は久米川駅北口を出て左に進み、久米川通りを右折。新青梅街道を渡りそのまま久米川通りを進み、最初の交差点を左折。少し歩くと左側にコンクリートむき出しの建物があり、その1階だ。 コレを見てくださいよ。この細長い三角コーナーの中にお店がある。当然ながら、店内は細長く、そして狭い。店内に入った私は、壁に張ってあるメニューを見て驚いた。「かつ丼」が550円というのも凄いが、値段の上に水色の紙が張ってあることに、さらなる凄さを感じる。要するに値上げして550円になっているワケだ。以前はもっと安かったということだ。あんまり安いと「大丈夫かな?」と不安を感じてしまうが、私は一番安い550円のメニューの中から「メンチかつ定食」を選び、注文した。「お待ちどうさまです」と運ばれてきた「メンチかつ定食」を見て私はまたまたビックリ。かなりのボリュームだ。ご飯に味噌汁、香の物は付いているだろうとは思ったが、さらに小鉢まで付いているとは思わなかった。これで550円は破格だろう。学食並みだ。 メンチかつなんか、コレですよ。いかにも自家製という感じのメンチかつで、しかも揚げたて。味はやや薄めだが、それはソースをかければいいこと。コロモはサクッとしているし、タマネギもたっぷり入っている。千切りキャベツもいっぱい付いていて、野菜の補給も十分だ。店内のお客さんは割とガテン系の人が多かった。「メンチかつ定食」を食べてその理由がわかるような気がした。安くてお腹いっぱい食べられるんだから当然だ。 これは穴場と言えるかも。【DATA】住所:東村山市栄町1-26電話:042-395-4493営業時間:午前11時半~午後9時定休日:日曜
2005年07月11日
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7月9日午後11時。外は雨。しかもかなり雨足は強い。私はちょっと迷っていた。「イブに行くかどうかを。「自分で『ライブがあるよ』と告知した手前、やっぱり行った方がいいだろう」……そう思って、私は雨の中、「FOGGY」に向かった。(この雨だから、さすがに人は少ないだろうなぁ)。そう思っていたのだが、階段を降りてお店に入ると、すでにほぼ満席状態。私のあとにも続々と人が入ってくる。私はかろうじて座れたが、立ち見続出だ。 午後11時30分、ライブスタート。 私は「jazz collective」を6人構成と書いたが、実は7人構成で、凄くパワフルかつ分厚い音を客席に投げつける。足元からはドラムとベースの音が振動となってズンズン響き、キーボードとギターが耳を、ホーンとパーカッションが胸元を襲ってくる。客席を見回すと、ある者は首を振り、ある者は足を鳴らし、ある者は全身を揺らしている。自主的に揺らしているハズなのだが、揺らされているようにも見える。 本当なら楽曲途中のソロ演奏部分で掛け声なり拍手があってもいいのだが、みんな聞きほれてしまっているのか、痺れてしまっているのか、1つの楽曲が終わるまで集中している。 一気に5曲演奏してライブ終了。ヒートアップした心身をゆっくりとクールダウンさせるかのようにDJが心地よい曲を次々と流してくれる。私のようなオッサンがいるのを考慮してくれたのか、ちょっと懐かしい曲を流してくれたのがうれしかった。 1500円(2ドリンク付き)のチャージでジントニックを2杯飲み、mixi(ミクシィ)の知り合いから1杯おごってもらって、わずか1時間で音楽とお酒で酔っ払ってしまった。私は早々にお店を後にしたが、店内は「盛り上がりはこれから」と言わんばかりにさらに人が増えていた。 お店を出ると、雨は小雨になっていた。時刻は深夜0時50分。都心部だったら「あーあ、せっかくいい気分なのに、これから満員電車に乗らなきゃならないのか……」と憂うつな気分になってしまうが、このお店なら家まで歩いて10分。余韻に浸りながら私はゆっくりと歩いて帰った。(いやあ、凄かったなぁ)。もちろん演奏が凄かったのだが、こんな演奏を歩いて10分のところにある地元のお店で聞けたことも凄いと、正直、思ったよ。 このお店では毎月第2、第4土曜にイベントを開催する。詳しくはお店のホームページを見てもらうとして、たまには地元で音楽を堪能するのもいいのでは。
2005年07月10日
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あるんですよ。とってもクールな大人のライブが今夜、久米川で。 場所は以前に隠れ家的なバーとして紹介した「FOGGY」。久米川駅南口を出てロータリーを左に回ってモザーク通りに進み、そのままウイング通りを真っ直ぐ歩くと左側にスーパー「丸正」が見えるのだが、その真向かいにある。 通常、このお店では第2土曜は「Lotus Eater」と題してDJを中心としたラウンジ・イベントを開催しているのだが、今夜は「jazz collective」というバンドがライブ演奏をしてくれるのだ。「jazz collective」は、廣瀬貴雄(trb)、荒木真(sax,f)、八木橋恒治(g)、田中啓介(b)、尾嶋 優(dr)、ロベルト(per)の6人構成で東京のクラブシーンを席巻するjazz / crossover band。一度聞けば背筋ゾクゾク、鳥肌感動モノと評判で、業界からも高い評価を受けている。 彼らのライブは午後11時20分ごろからスタートの予定。チャージは1500円(2ドリンク付き)。ライブのほかにもちろんDJプレイもある。 これが都心部でのライブだったらスタート時間が遅いから、確実に終電がなくなり始発で帰ることが決定なのだが、今回は地元でのライブ。久米川駅や八坂駅周辺の人なら歩いて帰れるし、東村山方面の人なら自転車があればすぐだ。一度来てみればわかると思うが、帰りの心配がないっていうのはとってもラクで、心底くつろいで音楽を楽しめる。フラッと夜の散歩ついでにライブを聞くなんて粋だと思いませんか? 私もカミさんの許可が得られたら、行ってみようと思ってます。
2005年07月09日
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暑くなってくると、私はカレーが食べたくなってくる。そこで先日、私はインドカレーのお店「Taj(タージ)」へ行ってみた。 暑いからこそ汗をかきながら食べるカレーがいい。辛さ度★1つのカレーじゃ意味がない。だからと言って辛さ度★5つの「インドカリー」では、汗をかき過ぎて逆にバテてしまう(激辛好きの人にはちょうどいいかもしれないが)。 というワケで私が選んだのは、辛さ度★3つの「マサラカリー」。メニューの説明によると、「香辛料を効かせたちょっと辛めのマトンカリー。ほどよい刺激が食欲を増進させること間違いなし」とある。「ちょっと辛め」というのがポイントだ。ランチタイムに行ったので、私は「ちょっとお得なカリーセット」(1000円)にした。 まず出て来たのは、タンドリーチキンとポテトサラダ、茹でキャベツが乗った3点盛り。セットに付いているモノなのだが、これがどれも旨いんだ。しかもポテトサラダと茹でキャベツは辛いカレーを食べる際、いい“箸休め”となるんだなぁ。 すぐにメインの「マサラカリー」もやってきた。見事に深いこげ茶色で美味しそうな香りが漂う。まずはスプーンですくい、そのままひと口食べてみる。確かに香辛料は効いているがマトンの旨味がハッキリ味わえる。「なぁんだ、辛くないなぁ」と思っていたら、後から辛さが舌から脳へ一気に駆け上って行った。「うーん、なかなか辛いじゃないの」と強がってみるものの、もうご飯と一緒じゃないと食べられないほど、舌が痺れてきた。とりあえずポテトサラダを食べて口内をニュートラルにして、再度カレーに挑戦。 見てくださいよ、コレ。食べやすいように小さく刻まれたマトンがこんなにゴロゴロと入っているんですよ。これをご飯にかけて食べると……旨いっ! マトンは柔らかくて嫌な臭みは一切ナシ。先ほど感じた辛さもご飯と一緒に食べると、それほどは感じない。いい感じで食べ進むことができ、程よく汗が額ににじむ。ご飯のお皿に添えられている刻んだピクルスがまた旨いんだ。これだけをお代わりしたいぐらい。 ゆっくり味わいながら食べようと思っていたのだが、気が付くとモノの10分とかからず完食してしまった。仕方がない。旨かったんだから。 にじみ出る汗をハンカチで拭いていると、チャイが運ばれてきた。 本来、「ちょっとお得なカリーセット」に付く食後の飲み物はホットコーヒーかアイスコーヒーなのだが、200円プラスすれば紅茶かチャイに変更できるのだ。 私はコーヒーはブラック党だが、砂糖抜きのチャイほどマズいものはないので、チャイには添えられているスティックシュガー2本を全部入れた。飲むと、チャイに入っているシナモンやカルダモンの香りや味が、辛さの刺激を受けた体内を修復してくれるような感じがして、スーッと落ち着く。 夏バテ防止には辛いモノがいいってよく言うけど、汗がダラダラ出るような辛いモノは女性の方にはツラいハズ。そういう意味では、この「マサラカリー」のような“ちょい辛”がいいんじゃないだろうか。男性にはもちろんだが、女性にもオススメのカレーだ。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆「Taj」は残念ながら2005年10月に閉店しました。
2005年07月09日
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7月7日は私ら夫婦の結婚記念日。ロマンチストでも何でもなく、物覚えの悪いカミさんのために、「どの日なら覚えられる?」と聞いて決めたのだ。まあ、そんなことはともかく、私ら夫婦は「結婚記念日は必ずココで食事」と決めているお店がある。東村山駅東口にあるフランス料理店「リヴィエル・ドール」だ。今年も予約をし、子供をカミさんの両親に預けてこのお店で食事をした。 このお店は若い夫婦2人で切り盛りしているのだが、お店に行くと2人して出迎えてくれた。年に2~3回しか行かない客だと言うのに、ここまでされると恐縮してしまう。 私達はフルーティーでちょっと甘めの白ワインをボトルで頼み、食事はフルコース(5250円)にしてみた。 まずはオードブル。8品の中から選べるようになっているのだが、カミさんは「生ハムメロンとトマトモツァレラのカプレーゼ」(写真左)を、私は「和牛のカルパッチョ、イタリアンドレッシング」を頼んだ。カミさんは生ハムメロンが大好きだから大喜び。私も今日は生肉系が食べたかったので、このオードブルには感激。肉の量も多く、しかも柔らかくて美味しかった。 続いて出て来たのは、「冷製ポテトのポタージュ」。よく冷えていて、ノド越しが気持ちいい。もちろん、味もよくて旨いんだけど、このノド越しの気持ちよさがたまらない。2人ともすぐに飲み干してしまった。 メインディッシュの第1弾。魚料理は「コチのポワレ、サフランライス添え」と「スズキのハーブ&トマトのヴィネグレット」の2品から選ぶことができるのだが、2人とも「コチのポワレ、サフランライス添え」をチョイス。コチがプリプリで歯応え十分。意外に量もあり、食べ応えも十分。この時点でもうかなりお腹はいっぱいになっていたのだが、フルコースにはもう1つメインディッシュがついてくる。肉料理だ。 7品の中から、私は「ローストビーフ(国産和牛ヒレ肉)」(写真上)を、カミさんは「仔牛ヒレ肉のマデラソース」を選んだ。お互いに「お腹いっぱい」と言いつつも、美味しいものだからキッチリすべて食べきった。 デザートは「ティラミス」「洋ナシのタルト」「ガトーショコラ」の3つから選べるのだが、私は「ティラミス」(写真左)を、カミさんは「ガトーショコラ」を選択。持ってきてくれた際、お店のご主人が「これはお店からのお祝いです」と花束をくれた。このお店には最初の結婚記念日から来ているので、今回で5度目になるのだが、いつも気持ちよくもてなしてくれる。 今までの2人のことや子供のことを話しながら2時間弱、ゆっくりと食事をする。以前なら当たり前のようにできたことだが、子供ができてからというモノ、ここまでのんびり食事ができたのは本当に久しぶりだ。帰り際にはお店の若夫婦が2人そろって見送ってくれた。「また来年の結婚記念日もこのお店に来よう」と思ったのは言うまでもない。【DATA】住所:東村山市本町2-6-27電話:042-395-5122営業時間:午前11時半~午後2時(ランチ) 午後5時~9時(ディナー)
2005年07月08日
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最近、早くもバテ気味の私。「天喜」の前を通ると、ふわっとごま油の香りが鼻を突き、食欲をかき立てる。「だけど天ぷらはもたれそうだしなぁ」と思いつつ、表に出ているランチメニューを見ると、以前は1つしかなかった1000円のメニューがいくつかあり、その1つのCランチにはグラスビールが付くという。「天ぷらにビールか……いいねぇ。グラス1杯だけだし、酔っ払わないだろう」ってことで、私はお店の中に入っていった。 以前、コメントに「内装が変わった」と書き込まれていたので、注意してみると確かに変わっていた。壁紙がベージュから鮮やかな朱色になり、カウンターもニスを塗りなおしたのか、ピカピカに光っていた。 Cセットを頼むとすぐにグラスビールがやってきた。暑かったのでひと口は飲むものの、ココでグビグビと飲みきるワケにはいかない。やがて、天ぷら以外のセットものが来た。 ご飯に味噌汁、香の物と天つゆ、大根おろし、そして塩で食べる人のための小皿。準備は万端。あとは天ぷらが来るのを待つだけだ。 と、そこへ来ました、来ました、天ぷらが。 エビ、キス、タマネギ、カボチャ、サツマイモの5点。それではいただきますか。天つゆにたっぷり大根おろしを入れて、まずはキスをくぐらせ、ひと口。旨い。そしてビール。旨いっ! 昼間からこんなぜいたくをしていいんだろうかと思うぐらい幸せ。エビは塩でいただく。これも旨い。ビールを飲みきったら、ご飯と一緒に食べる。さっきまでのバテ気味だった気分はどこへやら、あっと言う間に完食してしまった。 お客さんが私1人だったということもあり、ランチに付いているコーヒーを飲みながら、マスターと少し話した。「マスターは何も言わないけど、本当はこの天ぷらはこうやって食べて欲しいって言うのがあるんじゃないんですか?」と聞くと、マスターはこう答えた。「お客さんの好きなように食べていただければいいんですよ。ただやっぱり天つゆをつければ美味しいですよ。お金をかけて作っているから。でも、素材本来の味を楽しむなら白い塩だね」 マスターがわざわざ「白い塩」と言ったのにはワケがある。このお店には普通の塩のほかに、カレー味の塩と抹茶塩があるからだ。「まあ中には天ぷらの上に大根おろしを乗っけて塩で食べる人もいるよ。あれはあれで美味しいと思う。好きな食べ方を楽しんでくれればいいんだよ」 こだわりのあるお店もいいけど、こういうお店も気軽でいいかも。よし、今度は大根おろしと塩で食べてみよう。
2005年07月07日
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その日はとても暑かった。私はオカメインコを飼っているのだが、そのエサを買いにJマートまで歩いて行った。ダイエットの一環と思って歩いたのだが、暑さは半端じゃない。その帰り道、「あぢぃ~」と声に出しても仕方ないのについ出してしまうほど暑かったので「コンビニで涼んで帰るか」と思っていた矢先、私の目に「氷」の文字が飛び込んできた。この時期になると、喫茶店などの入り口に置かれるノボリだ。「カキ氷か。それだ!」。私は吸い寄せられるようにその喫茶店に入った。それが今回紹介する「アベル」だ。場所は久米川駅北口を出て右に進み、50メートルほど歩いた右側にある。 この通りはよく歩いているハズなのだが、この喫茶店の存在には今まで全く気づかなかった。お店は細長い造りになっていて、入ると左側にカウンターが5席ほどあり、右側にはテーブルが3卓。初老のご夫婦がお店を切り盛りしている。そのせいか、お客さんはすでに5人ほどいるが、皆さん、ちょっとお年を召されている。おそらく、そういう人たちの“しゃべり場”となっているのだろう。 壁にカキ氷のメニューが張ってあったので見ると、「イチゴ」「ハワイ」「メロン」「アズキ」と4種類あるようだ。いずれも400円。喫茶店のカキ氷としては安い。ママさんに「ハワイって何?」と聞くと、「青いヤツなんだけどねぇ、さぁ、何味だっけ?」との答え。のんびりしていていいねぇ。アクセク生きている自分が癒されるよ。 宇治金時が大好きな私だが、ココにはないので少しでもそれに近い「アズキ」を頼むことにした。マスターは氷の塊を取り出すと、カキ氷機にセットし、シャー、シャーと出てくるカキ氷を器を回しながら受け止め、途中1回シロップをかけてから、またカキ氷の山を築いていく。久々に作っている様子を見たモノだから、何だか懐かしい気持ちになってきた。 で、出てきたのがコレ。 底にたっぷりと小豆が入っているのだが、それよりも気づいて欲しいのが氷の細かい輝きだ。食べると滑らかに口の中で溶けていく。いやあ、まさかカキ氷でこんな表現を使うとは思わなかった。口の中でシャリッ、シャリッとする粒の大きい氷ではなく、細かい雪のような氷だからこんな食感になるのだろう。 味はもちろん、旨い。別に小豆にこだわりなどないとは思うが、氷が美味しいから旨く感じる。一気食いしたから例によって頭がキーンと痛くなったが、やっぱりコレをやらないとカキ氷を食った気がしない。暑かったせいもあるのだろうが、久々に美味しいカキ氷を食べたような気がする。暑い日にはまた寄ってみようと思う。
2005年07月06日
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6月23日放送『とんねるずのみなさんのおかげでした』の人気コーナー「新・食わず嫌い王決定戦」に志村けんが登場した際、東村山の焼きだんごをお土産に持っていった……ということが一時、私の周りで話題になった。私は「へぇ」とは思ったものの、それほど魅力は感じなかった。イマイチ「焼きだんご」というモノがピンとこなかったのである。 で、そのことはすっかり忘れていたのだが、先日、ベビーカーを押しながらカミさんと散歩していたら、偶然そのだんご屋さんを見つけてしまった。それが今回紹介する「笹本だんご」だ。場所は東村山駅東口を出て府中街道を左折。所沢方面にテクテク歩いて「久米川辻」の交差点を右折。東村山の地酒メーカー「豊島屋酒造」を通り過ぎると、小さな交差点に出る。右折すると玉子焼きの「玉弘」があるのだが、その交差点を左折して少し歩くと左側にある。 どうしてそのお店が、志村けんの紹介したお店とわかったかと言うと、写真を見てわかるように、デカデカと「志村けんも絶賛」という張り紙があったからだ。都心部の飲食店でこういう張り紙を見ると、「あざといなぁ」と嫌な気分になるのだが、ココの場合、あまり人通りのない住宅街の小さなお店だから「健気だなぁ」とか「そうそう、せっかく紹介してもらったんだから利用しなきゃ」と応援したくなってしまう。 このお店は販売専門で、店内に食べられるスペースはない。中をのぞくと、おじさんが真っ白でツヤツヤしただんごをジックリと焼いていた。 ふと販売窓口を見ると、名刺が置いてあった。そこには「笹本トヨ」という名前がプリントされていた。「笹本トヨさんって誰ですか?」とおじさんに聞くと、「オレのおふくろだよ。このだんごは全部おふくろが作ってるんだ。朝4時に起きてね」という答えが返ってきた。カミさんが「食べたい」と言うので、4本買うことにした。 焼いただんごは醤油につけて、おひつの中に入れられる。注文するとおばさんがおひつの中から焼きだんごを取り出し、包んでくれた。1本80円。安い。 新聞広告で包んでくれるところが何となく味がある。早速、包みを開いてカミさんと一緒に路上で立ち食い。だんごは1個がピンポン玉を少し小さくしたぐらいで、結構大きい。食べるとモチッとして柔らかく、少し濃い目の醤油にマッチしている。子供も気に入ったらしく、小さくちぎりながら食べさせると、だんごを2個も食べた。 1本に4個のだんごがついているのだが、おそらく女性なら2本も食べればお腹いっぱいになるだろう。それぐらいボリュームがある。 私はだんごと言うと、みたらしやあんこがベッタリ乗ったモノを想像し、「焼きだんご」なんて全く想像できなかったが、これならまた食べてみたいと思う。どうやら東村山にはいろいろと焼きだんご屋があるようなので、これをキッカケに食べ歩いてみようと思う。【DATA】住所:東村山市久米川町2-2-1電話:042-394-2182
2005年07月05日
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私はよく「気になるお店」という表現を使うが、実はこれには2種類ある。1つは「気になるから近々行ってみよう」というお店。もう1つは「気になるけど、何となく怪しいから、行ってみようかどうしようか……」というお店。今回紹介する川魚料理の「はや幸」は、後者の「気になるお店」だった。と言うのも、外観がちょっと寂れた感じだし、うなぎを食べるとなるとそれなりの出費になるから「ハズレを引きたくない」という気持ちがあったからだ。 それがどうして行ってみることになったかと言うと、「あのお店のうな重は旨いよ」という話を聞いたからだ。 場所は久米川駅南口を出て、ロータリー越しの正面の道を進み、突き当りを右折。少し進むと左側にホテルメッツが見えてくるが、そのホテルメッツと「まごころ亭」の間の道に入り、突き当りを左折すると左側に見えてくる。 うな重を頼もうと思って、壁に張り出してあるメニューを見ると、ナントうな重が5種類もある。「うな重上」(1370円)、「うな重特上」(1580円)、「うな重特上梅」(1790円)、「うな重特上竹」(2100円)、「うな重特上松」(2420円)となっているのだが、5種類もあると何が何だかよくわからない。そこで「どう違うんですか?」と聞いてみた。「大きさと厚みが違うんですよ」とおかみさん。私は真ん中の「うな重特上梅」を頼むことにした。 注文したあと、店内を見回してみた。カウンターが4席、2人がけのテーブルが3卓、そして奥に座敷があるようだ。私はテーブル席に座ったのだが、ふと横を見てビックリ。水槽が置いてあり、中にうなぎがうじゃうじゃいるのだ。「うなぎは水槽の中で生かしておくんですか?」と聞くと、「そうだよ。昔のうなぎ屋はみんなこうしてたんだから」とご主人。「注文を聞いてからうなぎを取り出してさばいて、焼いて、蒸して、それから焼いて出すワケ。だからどんなに早くても30分はかかる。30分以内で出すところは、言っちゃあ悪いけどちゃんとしたうなぎ屋じゃないよね」 ご主人の話によると、水槽の水は地下水なのだという。「そりゃそうだよ。水道の水じゃあ、すぐに死んじまうよ。昔はみんなこうやってたんだけど、今は東村山でこういうやり方をしてるのはウチだけだね」 水槽で“飼っている”から、その日売れ残っても平気。成長して例えば「うな重上」から「うな重特上」になっていくだけだ。そう考えると、5種類のうな重は単純にうなぎの大きさということになる。水槽で生かしてるからこそできる、細かいランクづけだ。 そうこうするうちに、美味しそうな香りが漂い始めた。「はい、おまたせしました」とおかみさんが「うな重特上梅」を持つて来てくれた。 フタをして出て来た「うな重特上梅」。何となく器が小さい気がしたが、そう思ったのはほんの一瞬。開けた途端、長い待ち時間や器の不満など吹っ飛んでしまった。 ツヤツヤして旨そう! 身が厚いし、見るからに今まで食べたうな重と違う。よく見ると、うなぎは2枚重なっていた。 普通は2枚並んでいたりするんだけど、こんな風に重なっているのも悪くない。というか、これはこれで凄く旨そうだ。それではいただきま~す。 見た目通り、旨い! ただ柔らかいだけじゃなく、歯応えというか弾力がある。今まで食べてきたうな重は、ほろほろと柔らかく崩れて口の中で溶けていく感じのモノが多かったが、これはシッカリと「魚を食べている」という感じがする。しかもタレが甘いんだけどサラッとしていて絶妙。うなぎと言えば山椒だが、その山椒をかける必要がないほど旨い。 実は私、テーブルを見た時、山椒の入った容器がなく、銀色のパックに入った山椒がいくつか置いてあったので「このお店はダメかなぁ」と思った。でも食べて納得。山椒がなくても十分旨いんだもん。一応、山椒をかけて食べてみたけど、私は山椒ナシの方が美味しいと思ったな。 私は今までにいろんなお店でうな重を食べたけど、このお店ほど美味しいうな重はなかった。聞けば、遠くに引っ越した人がわざわざ食べにきたりするのだという。 こんな住宅街でポツンと営業しているのは、地下水のため。お店の外観が寂れているのは、うなぎなどを“飼っている”からなかなか手をつけられないため……ご主人の話を聞いてすべての謎が氷解した。「もっと早くに食べにくればよかった」というのが私の率直な感想だ。このお店のうな重を食べたらもう他のうな重は食べられないと思う。それくらい旨いです。「忙しい時は1時間ぐらいかかっちゃうから、もし今度来る時は電話してから来るといいよ」とご主人。今年で35年の老舗なのに、この優しさ。いやいや、こういう優しさがあるからこの場所で35年続けられたのだろう。まだ行ったことのない人はぜひ! ココのうな重なら夏バテは吹っ飛びますよ。【DATA】住所:東村山市栄町2-30-38電話:042-394-0805営業時間:午前11時半~午後2時 午後4時~9時半定休日:火曜提携駐車場あり★お店や料理に関する記述は、訪問時における管理人・マサ本人の主観によるものであり、誰が行っても同じ印象を抱くとは限りません。
2005年07月04日
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先日、東村山の“地ソース”である「ポールスタア」を紹介したところ、このブログ始まって以来の反響があった。私自身、とてもうれしく思うのだが、中には「どういう会社なのかとか、社長の人柄はよくわかったけど、肝心のソースの味はどうなんだ?」と思った人も多いハズ。そこで私は「ポールスタア」のソースをいろいろと試してみました。 というワケで今回は、“地ソース”の実食リポートをお届けする。 まずは「中濃ソース」を西友で買ってきたエビカツとクリームコロッケにかけてみた。私は普段は「おたふくソース」を愛用しているのだが、それと比べるとソースはサラッとしている。色は少し明るい茶色。食べると、甘さとともに酸っぱさが感じられる。酸っぱさと言っても、梅干のような酸っぱさではなく、果物の爽やかな酸味だ。そして後からスパイスの辛味が来る。甘い味のクリームコロッケにはうまく合っていて美味しかった。 続いては「とんかつソース」を同じく西友で買ってきたロースカツにかけてみた。「ポールスタア」の桜井憲一社長によると、一般的に「中濃ソース」と「とんかつソース」の違いは粘度(つまり、とろみのこと)だけで、「とんかつソース」の方が粘度が高いのだという。「ただ、ウチは『とんかつソース』の方にはリンゴを入れて、粘度だけでなく中身でも違いを出してます」(桜井社長) 食べてみると、これは旨い! ソースでトンカツの味がココまで変わるとは思わなかった。千切りキャベツにかけても旨い。これは定番で置いておきたい一品だ。 さてお次は「しょうが焼のたれ」。豚肉を塩・コショウで炒めて皿に盛り、その上にドボトボとかけてみた。擦った生姜がドバドバ出てきて、いい香りが立ち上る。食べると、確かに生姜焼きの味になっている。これは料理がラクでいいや。タレの染みた千切りキャベツと豚肉を一緒に食べると、これがまた旨いんだ。このタレ、他にもいろいろと使えそうだ。 実は先日のインタビューの際、まだ発売されていない使いきりタイプのステーキソースをいただいた。そこで早速「ガーリックステーキソース」を試してみた。特売で買った250グラムのステーキをミディアムで焼き、その上にドバッとかけてみた。細かく刻んだガーリックがいっぱいステーキにかかり、見た目はかなり美味しそう……なのだが、香りがあまりしない。食べてみると、こんなにガーリックが乗っているのに、ガーリック独特の味があまりしない。 うーん、どういうことだろう。 このことを素直に書いて桜井社長にメールしたところ、「早速今チェック致しましたところご指摘の通りなので、発売までに修正致します」との返事が来た。この素早い対応に、かえって私は恐縮してしまった。8月1日の発売が楽しみだ。 カミさんは「おろしステーキソース」を試してみた。桜井社長が言っていた通り、ステーキソースをかけると大根おろしがこんもりと肉の上に盛り上がった。こんなことは他のおろしステーキソースではあり得ないことだ。味の方もカミさんいわく「これは美味しいわ」とのこと。私も1口食べてみたが、旨かった。 人それぞれ好みがあるだろうが、「ポールスタア」のソースは他社のモノと比べてもなかなかイケると思う。しかも無添加だから安心して使える。 つい先日、久米川のスーパー「あまいけ」に行った時に探したら、こんなに「ポールスタア」の商品がまとめて置いてあった。売っているところは少ないけど、機会があれば地元のソースをぜひ一度、試してみてください。【DATA】住所:東村山市久米川町3-28-2フリーダイヤル:0120-59-7110電話:042-395-0554ホームページはこちら
2005年07月03日
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こんなグルメブログを書くほど食べまくっているくせして実は私、今ダイエットをしている。詳しくはダイエットについて書いているもう1つのブログを読んでもらうとして、私はその一環として会社から帰る時は最寄り駅の久米川駅ではなく、その1つ手前の小平駅で降りてそこから歩いて帰ることにしている。 多摩湖につながる遊歩道をテクテク歩き、萩山駅、八坂駅と通り過ぎ、府中街道に出たら東村山駅方面に進んで帰宅するワケだが、最初のうちは40分くらいかかっていたのが、慣れてくると30分ほどで歩けるようになってしまった。「これでは運動にならない」そう思った私はルートを変更。八坂駅近くまで行ったら府中街道に出ず、野火止用水の通りを久米川駅方面に向かってわざわざ遠回りして帰宅することにした。それを何日か続けていると、あることに気が付いた。野火止通り沿いにあるケーキ屋「アンシャンテ」が夜遅くまで開いているのだ。 最初は「たまたまこの日は遅くまでやっているのかな」と思っていたのだが、翌日もまたその次の日もお店が明るいし、「営業中」の看板が出ていた。ある時なんか午後11時近かったのに開いていた。もちろん、ダイエット中だから寄ったりはしないが、どうも気になって仕方がない。いや、「気になる」というのは、あくまでも「なぜこんな夜遅くまで開いているのか?」ということであって、決してケーキではありません(ホント、ホント)。 というワケで私、好奇心に負けて先日、お店に寄ってしまいました(決して甘いモノの誘惑に負けたワケではありません。念のため)。時刻は午後10時を少し回ったところ。やはりお店には煌々と明かりがついていました。「どうしてこんな遅くまでやってるんですか?」と聞くと、ご主人からは意外な答えが返ってきた。「ケーキ屋は普通、これぐらい遅くまでやっているモノですよ。私が前にいた店もそうだったし。繁華街にある店なら、一杯やった帰りに寄る人が結構多いんですよ。まあ、このお店の場合は通りが寂しいからそういうお客さんは期待できませんけど」 そう言われれば、都心部では確かに遅くまでやっているケーキ屋があったような気がする。しかしこの辺では夜の11時まで開いているケーキ屋はないと思う。ご主人に閉店時間を聞くと、またも意外な答えが……。「ええっと、閉店時間は午後7時です。でも気分で11時ぐらいまで開けてます(笑)。モノがなくなれば早く閉めちゃいますけどね。どっちにしても翌日の仕込みのために夜中の1時ぐらいまで店にいるから、それならケーキがあるなら開けとこうかって感じですね(笑)。でも日曜だけは7時でちゃんと閉めますよ。たまにはちゃんと休まないと(笑)」 なるほど、そういうワケか。疑問が解けた私は「せっかくだから」とケーキを買うことにした。ハハハ、ショーケースを見てたらやっぱり食べたくなったのだ。それに聞くだけ聞いて「じゃあまた」っていうのも失礼でしょ。 買ったのは写真上段左から時計回りに「ベイクドチーズ」(270円)、「カッテージ」(294円)、「ピーチムース」(294円)、「マロンブラン」(330円)。どれも300円前後のお手ごろ価格だ。このお店はチーズにこだわっていて、チーズケーキだけで常時5種類は置いているのだという。 家に帰ると、子供を寝かしつけてテレビを見ていたカミさんと早速ティータイム。チーズケーキ好きのカミさんは、「レアチーズみたいにシットリしていて美味しい」と「ベイクドチーズ」が気に入ったようだ。ほかのケーキも美味しかったが、私が気に入ったのは「マロンブラン」。商品プレートに「当店イチ押しのケーキ」と書いてあったから買ったのだが、これは確かに旨い。栗の味が濃厚で、しかもいろんな食感、味の栗が楽しめる。小さいんだけど、普通のモンブラン3個分くらいの美味しさがギュッと凝縮されている感じ。プレートにも書いてあったけど、これはモンブランが好きな人は食べるべきだね。きっと気に入ると思う。 しかし……やっちゃったなぁ。ダイエット中なのに、夜中に、しかもケーキを食べるなんて……。こりゃまた、歩くルートを変えなきゃ。こんな美味しいお店が開いてたら、絶対に誘惑に負けちゃうよ。
2005年07月02日
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東村山に地酒ならぬ“地ソース”があるのをご存知だろうか。実は私もその存在を知ったのはつい最近のこと。東村山にソースメーカーがあるなんて凄いことなのではと思った私は、「飲食店ではないけど、これはどうしても記事にしたい」と思い、知り合いを通じて取材を申し込んでみた。考えてみれば、いくら地元企業とはいえ、個人のブログ取材のためにわざわざ時間を作るワケはないのだが、ナントこの会社、社長自らが取材に応じてくれた。 というワケで今回紹介するのは、東村山のソース会社「ポールスタア」だ。 場所は東村山駅東口を出て、ロータリー正面の道をひたすら真っ直ぐ約1キロ歩いた左側にある。私は何度か目の前を通っているのだが、まさかこの会社がソースを作っているとは思わなかった。「どうも、はじめまして。お待ちしていました」。事務所に行くと、気さくなおじさんという感じの人が出迎えてくれた。この人が社長の桜井憲一さんだ。私が取材に行ったこの日は、会社は休みだったのだが、わざわざ事務所を開けて待っていてくださったのだ。個人のブログ取材のためにここまでしてくれるなんてありがたい話だ。早速、私は話をうかがってみた。もともとは醤油会社――HPを見ると、1977年に会社設立となっているのですが、なぜ東村山でソースを作ろうと思ったのですか?「もともとは3代続いた『桜井醤油店』だったんです。でも、醤油はキッコーマンとヤマサが強くて、地場の醤油はやっていけない状況で、1970年代は全く売れなかったですね。で、父が亡くなったのを契機に、醤油じゃ食べていけないから、醤油をベースに焼肉のタレを作ろうと思ったんです」――エッ、最初は焼肉のタレだったんですか?「そうなんですよ。焼肉のタレを作るために工場長と責任者を務められる人を探していたら、今はおたふくソースに吸収されたユニオンソースという会社の工場長をたまたま紹介され、来てもらったんです。で、その工場長がソースもできるから、『じゃあ、売れるかどうかわからないけど、ちょっと作ってみてよ』となったんです」――どうして最初から焼肉のタレとソースの2本立てにしたんですか?「だって焼肉のタレだってゼロから作るワケだから、ソースをゼロから作っても同じじゃないですか。まあ、ある意味、怖いもの知らずだったんですよ。先入観があったらできなかったかも(笑)。でも最初の5年くらいは焼肉のタレで商売していたね」――結局、醤油をやめて良かったのですか?「良かったね。間違いなく醤油より売れたから。今なら地元の手造り醤油ということで人気になるかもしれないけど、もし続けていたら、潰れていたでしょうね」無添加で商品差別化――社名をどうして「ポールスタア」にしたんですか?「桜井醤油店っていかにも家業じゃないですか。私は全国で売っていきたいと思ったから、社名を変えようと思ったんです。辞書を引くと北極星には『先駆ける』という意味があるんです。できれば業界をリードするような味とか商品を作りたいと思い、この名前にしました。まあ28年前は、横文字の社名がブームだったということもありますけどね(笑)」――新規参入だから、他社との違いを出す必要があったんじゃないんですか?「そうなんですよ。それで無添加を始めたんです。キッカケは当時、取り引きしてくれてた埼玉生協さんが『無添加のソース、作れないの?』と言ってきたことでした。差別化するにはこれしかないと思って始めました」――その当時は添加物全盛だったから、無添加のソースを作るっていうのは大変だったんじゃないですか?「最初はいっぱい失敗しましたよ。防腐剤を入れないから、売った商品の10%が膨らんじゃって、容器がパンパンになっちゃったこともありました。原因はソースの中に入っている野菜や果実が痛んだこと。これは確実に熱を入れることで解決しました。あとですね、今でも他のメーカーは使っていますけど、色を黒くするために着色剤のカラメルを入れてるんです。ウチは入れないから、最初は醤油を使って色を付けてたりしてましたが、今では黒糖を使ったりして色を出してます」――味に関してはどうですか。「これがポールスタアの味」というのはすぐに決まりましたか?「焼肉のタレの方はすぐに決まったけど、ソースの方は『これでイケる!』と決まるまで10年かかりましたね。ソースの味は酢とスパイスの強さで決まるんですけど、独自の味を出すのがむずかしかったんです。結局、酢はまろやかなモノを使って強さを抑え気味にし、スパイスもまろやかにして、フルーティーで甘めにしました」――28年間、試行錯誤しながらソースを作ってきて、うれしかったことはありますか?「そりゃあ、やっぱりお客さんから電話で『お宅のソース、美味しかったよ』って言われた時は何よりうれしかったね。ただ……」PBは絶好調だが…――「ただ」?「ウチは販路が弱いから、お客さんから必ず『また買いたいんだけど、どこで買えばいいの?』って言われるんですよ」――そう言われれば、スーパーとかであまり見かけませんよね。でも売上はいいんですよね?「それはこの『デニーズ』さんのソースのようにPB(プライベートブラント)を手がけているからです。とんかつ屋の『井泉』さんのソースも一部はやってますし、イトーヨーカドーに置いてある『スエヒロ』ブランドのステーキソースとかもやってます。でもPBじゃ、『ポールスタア』という社名は一切出ないから、いくら売っても自社ブランドの知名度アップにつながらないから、ある意味、むなしいんですよね。だから今、一生懸命に自社ブランドを売ろうとしているワケです」――自社ブランドと言えば、例えばソースなら「RS(ロイヤルスパイス)」、焼肉のタレなら「桃花林」、ステーキソースなら「花亭ビストロ」と、いろんなブランド名がありますけど、これはどうしてなんですか?「最初はもちろん『ポールスタア』でいこうと思ったんですけど、明治製菓が商標登録をしていて使えなかったんですよ。会社登記をクリアしたから大丈夫だと思ったんですけど。一応、譲ってくれと交渉したのですがダメで、それで商品別にブランドを作ったんです。でも明治製菓が5年前に手放したので、すぐに商標登録し、合わせて使うようにしたんです」まず使って欲しい!――自社ブランドを売るために何か行っていますか?「ウチの一番主力の500ミリリットルのソース(写真左の3つ)を3年前から思い切り安くしています。このソースがウチの目玉商品であり、戦略商品なんです」――でも、この会社のソースは無添加だし、結構コストはかかっているんじゃないんですか?「かかってます。だから儲からないんですよ」――本当に儲からないんですか?「儲からない(笑)。でもウチは大手のようにTV宣伝できるワケじゃないし、価格でアピールするしかないんですよね」――でも、あんまり安いと最近の消費者は嫌がったりしますけど。「でもやっぱり安さですよ。一番最初に商品を手に取るキッカケは安さなんです。高いと『もし失敗したら』って誰もが思うハズですから。商品には自信があるんですよ。問題は販売力だけなんです。手に取って買って、使ってもらえればわかってもらえると思うんです」商品には自信あり!「商品にはホント自信あるんですよ。この『しょうが焼のたれ』なんか、ほら見てください。ラベルの下の部分までギッシリ沈殿してるでしょ。これ全部、生姜だから。これは美味しいですよ。焼いたお肉にサッとかけるだけでいいんだから。この『トマトガーリックソース』も生協さんで人気なんですよ。それからコレ、『すき焼き割り下』、これは『浅草今半』の割り下より間違いなく美味しいです。だってウチねぇ、昆布が凄くいいんだもん。質もいいし、量もたっぷり。だからウチで使った昆布、引き取り業者が喜ぶんですよね。まあ、そんなことで威張っても仕方ないんだけど、本当にそうなんですよ。これはすき焼きに使っても旨いし、きんぴらに使っても旨いですよ」――じゃあそんな桜井社長イチ押しの商品を教えてくださいよ。「それはコレだよ。8月1日から発売する使いきりタイプのステーキソース。これはランチタイムには行列ができるハワイの『オンジンズ・カフェ』というお店の女性シェフが作ったソースなんです。『おろしステーキソース』なんか水分の53%が大根おろしですからね。かけたら大根おろしが盛り上がるんです。こんなステーキソース、他にないですよ」――では最後にまだ「ポールスタア」のソースを使ったことのない人にひと言お願いします。「日本にはいい醤油とか、いいソースとか、いいタレとか、いい味噌がいっぱいあります。でも人間の舌って保守的だから、ブランドを変える、商品を変えるというのがむずかしいんですよね。例えばソースをブルドックさんからウチに切り替えてもらうのは至難のワザです。でもドレッシングが顕著なんですが、定番がありながら皆さんいろいろ試してみるじゃないですか。同じようにいろんな醤油、ソース、タレ、味噌を試してみるといいと思うんです。そういう流れでウチのソースやタレを使ってもらえればと思います」 話を聞き終えて思ったのは、社長の桜井さんがすごく人がいいということだ。「この人の作るソースならきっと美味しいだろう」と思わせるひたむきさと誠実さが感じられた。聞けば、商品に使っている酒とみりんは同じく地元の日本酒メーカー「豊島屋酒造」で作ったモノを使っているという。まさに“東村山のソース”ではないか。東村山に住む人にはぜひ一度、使ってみて欲しいと思うのだが、問題はどこで売っているかだ。「マルフジ、オザム、あまいけには置いてあるかな。電話していただければ送りますし、直接この事務所に買いに来てもいいですよ」と桜井さん。 東村山の“地ソース”、ぜひお試しを。【DATA】住所:東村山市久米川町3-28-2フリーダイヤル:0120-59-7110電話:042-395-0554ホームページ:http://www.pole-star.co.jpメールアドレス:request@pole-star.co.jp
2005年07月01日
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